JPS6239044B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6239044B2 JPS6239044B2 JP56078347A JP7834781A JPS6239044B2 JP S6239044 B2 JPS6239044 B2 JP S6239044B2 JP 56078347 A JP56078347 A JP 56078347A JP 7834781 A JP7834781 A JP 7834781A JP S6239044 B2 JPS6239044 B2 JP S6239044B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- descaling
- steel plate
- scale
- rolling
- constant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/04—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing
- B21B45/08—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing hydraulically
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
本発明は鋼板のスケール除去方法に係り、特に
2次デスケーリング工程における残りスケール噛
込みによる表面欠陥防止を目的とする鋼板のスケ
ール除去方法に関する。 鋼板の熱間圧延中には素材スラブの加熱酸化に
よる1次スケールならびに圧延中の鋼板の空気酸
化による2次スケールが発生するが、圧延による
圧下作業中に高圧水の噴射により大部分が除去さ
れる。しかし除去されずに残存する場合には重大
な表面欠陥の原因となるので従来よりそのデスケ
ーリング方法について多くの提案がなされてい
る。 従来、1次スケールに起因する鋼板の表面欠陥
に対しては、例えば特開昭53−90119では鋼中の
化学成分を制限することが提案されており、また
特公昭46−17407では素材の加熱条件を制御する
ことが提案され、特開昭52−49962では圧延条件
を制御することが提案されている。また特開昭53
−89831では鋼板素材の加熱前に鋼片表面に化学
薬剤を塗布することが提案され、その他スケール
に起因する鋼板の表面欠陥の防止策が数多く開示
され、それぞれ少なからぬ効果を挙げている。し
かし従来開示された表面欠陥防止対策の対象とな
つているスケールは上記1次スケールか、もしく
は圧延終了後の2次スケールの付着した、いわゆ
る黒皮面を目視観察することにより容易に発見し
得る比較的大きい表面庇に属するものである。 これに対し本発明のデスケーリング方法が防止
対象とする表面欠陥は、2次スケール残りの圧延
中の噛み込みによつて生ずるものであり、最終圧
延後の黒皮面の目視観察からは認め難く、シヨツ
トブラスト工程後初めて判別できる微小表面欠陥
である。 而してその表面疵の形態は鋼板表面に深さ20〜
50μの規則形状で、その面積もさまざまな凹部を
広範囲に分布している。その黒皮下の凹部の顕微
鏡写真例を第1図で示す。 かくの如き2次スケールの圧延中の噛込みによ
る深さ20〜50μの凹部が存在しても鋼板の機械的
性質への悪影響はほとんどないことから従来は特
に欠陥視されるに至らなかつた。しかしながら橋
梁材など鋼板表面の外観が露呈されるような部材
に、このような微小凹凸模様が発生した鋼板を使
用する場合には美感を損じ、更にこの種の模様は
塗装によつてより判別し易くなるなどあつて最近
需要者に忌避される欠陥対象となつている。 上記の如き凹凸模様の表面欠陥を防止するには
その原因となる2次スケールを完全に除去するこ
とが万全策である。かかる2次スケールの完全除
去方法に関しては特公昭51−5821で高圧水の噴射
によるデスケーリングの直前に低圧デスケーリン
グを行なうことが有効であるとの提案がなされて
いる。しかしこの方法の実施のためには新規に低
圧デスケーリング装置を設置するか、もしくは従
来の高圧デスケーリング装置の改造、または新設
が必要となり設備投資を余儀なくされる欠点があ
る。また圧延ラインのスペースが他の重要なセン
サー類によつて既に占有されているような場合に
は低圧デスケーリング装置の新設は事実上不可能
な場合も生じ得る。 本発明の目的は2次スケールの噛込みを防止す
る前記従来の2次スケール完全除去方法の欠点を
克服し、知圧デスケーリング装置の新設もしくは
高圧デスケーリング装置を改造することなく、従
来の100Kg/cm2以上の高圧水の噴射装置のみを用
いて2次スケールが完全に剥離除去されたと同程
度に微小凹凸模様の発生を防止し得る鋼板、特に
厚鋼板のスケール除去方法を提供するにある。 本発明の要旨とするところは次の如くである。
すなわち、熱間圧延中の厚鋼板素材の加熱酸化に
よるスケールを除去する1次デスケーリング工程
と、前記1次デスケーリング工程終了後圧延中の
鋼板の空気酸化によるスケールを除去する2次デ
スケーリング工程とを有して成る噴射面圧100
Kg/cm2以上の高圧水の噴射による鋼板のスケール
除去方法において、前記1次デスケーリング工程
終了後前記2次デスケーリング工程の第1回目の
デスケーリング開始までの経過時間もしくは2次
デスケーリング工程中の任意のデスケーリング終
了後次のデスケーリング開始までの経過時間
(t)を次の(1)式を満足するように制御すること
を特徴とする鋼板のスケール除去方法である。 4≦t<A(T−Tc)2+B ……(1) ここに T;デスケーリング直前の鋼板表面温度(℃) A;常数=−0.01(sec、deg-2) B;常数=145(sec) Tc;常数=940(℃) 本発明の詳細を添付図面を参照して説明する。 厚鋼板の圧延スケジユールを温度・時間軸上に
模式的に示せば第2図の如く表わされる。第2図
において白丸は圧延パスを示し、黒丸はその圧延
パス直前に高圧水の噴射によるデスケーリングを
実施したことを示している。而して T;デスケーリング直前の鋼板表面温度(℃) t;2次デスケーリング工程における任意のデ
スケーリング終了後当該デスケーリング開始
までの時間(sec) これらのTおよびtの値は公知の方法で容易に
測定できる。第2図はある鋼板の圧延時について
T1,T2,T3およびt1,t2,t3の3点を測定した一
例である。 本発明者らは工場の多くの圧延材について第2
図の如き(T,t)関係を示す記録を整理検討し
た結果、1枚の鋼板について得られるすべての
(T,t)関係と上記2次スケール噛込みによる
凹凸模様の発生頻度との間に密接な関係があり、
(T,t)が第4図に示す斜線部の領域内に存在
するときに限り、凹凸模様の発生頻度が激減する
ことを発見した。すなわち第3図において斜線を
施した半楕円形の領域内は2次スケール噛込みに
よる凹凸模様を呈する表面欠陥抑制領域であり、
外周の半楕円はその臨界線であり、この場合の半
楕円の中心TCが940℃、半楕円の長半径Bは145
秒であり、臨界線を形成する半楕円は下記(2)式で
表わされることが判明した。 t=A(T−TC)2+B ……(2) (2)式において、 t;1次デスケーリング工程終了後、2次デスケ
ーリングの第1回目のデスケーリング開始ま
での経過時間、もしくは2次デスケーリング
工程中の任意のデスケーリング終了後次のデ
スケーリング開始までの経過時間(sec) T;当該デスケーリング直前の鋼板表面温度
(℃) A;常数=−0.01(sec,deg-2) B;常数=145(sec) TC;常数=940(℃) 本発明者らは2次スケールによる表面欠陥の発
生頻度と、前記(T,t)関係との間に第3図に
示す如き密接な関係があるという理理由について
鋭意研究した結果、次の如き知見を得た。 (a) T>TCの場合 2次デスケーリング直前の鋼板温度TがTCよ
り高い預域において発生する2次スケールはほと
んどすべてFeOである。而してこの場合に発生
するスケールの厚みは第4図に示されるように鋼
板温度Tが高いほどおよび/または時間tが長い
ほど増加する。従つて高圧デスケーリングを行な
うに当り第3図にて表わされる臨界線半楕円の上
部PBに対応する(T,t)値に達するとFeOの
膜厚も均一な除去が困難な臨界膜厚値となる。 (b) T<TCの場合 2次デスケーリング直前の鋼板温度TがTCよ
り低い預域においては、FeOの一部が変態して
生成するFe3O4の量が着実に増加して、これが2
次スケール残り層の最表面を覆うに至る。このF
e3O4の膜厚は第5図に示されるようにFeO被膜
の場合と反対に鋼板温度Tが低いほどおよび/ま
たは経過時間tが長いほど増加する。而してFe3
O4の膜厚が次第に増加して第3図にて表わされ
る臨界線半楕円の下部QBに対応する(T,t)
値に達するとFe3O4の膜厚も均一な除去が困難な
臨界膜厚値に達する。 かくの如く第3図にて示される半楕円の臨界線
の上部および下部はそれぞれFeOおよびFe3O4
の膜厚が厚くなつて均一に除去することが困難な
臨界線に対応する(T,t)関係を示し、スケー
ル膜厚が剥離性を支配する主要原因であることが
判明した。 しかし、実際の熱間圧延ラインでは複数のデス
ケーリング装置が、ある間隔をおいて設置され、
鋼板はデスケーリングとデスケーリングの間に、
次の圧延機に移動して圧延加工が加えられるのが
通常である。従つて任意のデスケーリングと次の
デスケーリングの間の時間をあまり短くすること
は熱間圧延全体の作業効率上および設備上の制約
から言つても不可能であり、少くとも4秒以上が
必要である。 上記知見に基づき本発明では上記(2)式において 4≦t<A(T−TC)2+B ……(1) なる(1)式を満足する如きデスケーリングの経過時
間tを選ぶようにデスケーリングの操業を制御す
ることによりFeO,Fe3O4いずれの形態のスケ
ールをも通常の噴射面圧100Kg/cm2以上の高圧水
の噴射によつて完全に除去することができ、2次
スケールの噛み込みにより凹凸模様を呈する厚鋼
板の表面欠陥を一掃することができた。 実施例 1 厚鋼板圧延時に本発明による2次デスケーリン
グ方法を実施した場合と、従来法によつてスケー
ル除去を行つた場合についてデスケーリング後の
凹凸模様の発生の有無を比較する比較試験を行つ
た。そのデスケーリングのスケジユールおよび結
果は第1表に示すとおりである。 第1表における凹凸模様の有無はデスケーリン
グ工程終了後シヨツトブラスト処理したものにつ
いて観測した結果である。第1表より明らかなと
お
2次デスケーリング工程における残りスケール噛
込みによる表面欠陥防止を目的とする鋼板のスケ
ール除去方法に関する。 鋼板の熱間圧延中には素材スラブの加熱酸化に
よる1次スケールならびに圧延中の鋼板の空気酸
化による2次スケールが発生するが、圧延による
圧下作業中に高圧水の噴射により大部分が除去さ
れる。しかし除去されずに残存する場合には重大
な表面欠陥の原因となるので従来よりそのデスケ
ーリング方法について多くの提案がなされてい
る。 従来、1次スケールに起因する鋼板の表面欠陥
に対しては、例えば特開昭53−90119では鋼中の
化学成分を制限することが提案されており、また
特公昭46−17407では素材の加熱条件を制御する
ことが提案され、特開昭52−49962では圧延条件
を制御することが提案されている。また特開昭53
−89831では鋼板素材の加熱前に鋼片表面に化学
薬剤を塗布することが提案され、その他スケール
に起因する鋼板の表面欠陥の防止策が数多く開示
され、それぞれ少なからぬ効果を挙げている。し
かし従来開示された表面欠陥防止対策の対象とな
つているスケールは上記1次スケールか、もしく
は圧延終了後の2次スケールの付着した、いわゆ
る黒皮面を目視観察することにより容易に発見し
得る比較的大きい表面庇に属するものである。 これに対し本発明のデスケーリング方法が防止
対象とする表面欠陥は、2次スケール残りの圧延
中の噛み込みによつて生ずるものであり、最終圧
延後の黒皮面の目視観察からは認め難く、シヨツ
トブラスト工程後初めて判別できる微小表面欠陥
である。 而してその表面疵の形態は鋼板表面に深さ20〜
50μの規則形状で、その面積もさまざまな凹部を
広範囲に分布している。その黒皮下の凹部の顕微
鏡写真例を第1図で示す。 かくの如き2次スケールの圧延中の噛込みによ
る深さ20〜50μの凹部が存在しても鋼板の機械的
性質への悪影響はほとんどないことから従来は特
に欠陥視されるに至らなかつた。しかしながら橋
梁材など鋼板表面の外観が露呈されるような部材
に、このような微小凹凸模様が発生した鋼板を使
用する場合には美感を損じ、更にこの種の模様は
塗装によつてより判別し易くなるなどあつて最近
需要者に忌避される欠陥対象となつている。 上記の如き凹凸模様の表面欠陥を防止するには
その原因となる2次スケールを完全に除去するこ
とが万全策である。かかる2次スケールの完全除
去方法に関しては特公昭51−5821で高圧水の噴射
によるデスケーリングの直前に低圧デスケーリン
グを行なうことが有効であるとの提案がなされて
いる。しかしこの方法の実施のためには新規に低
圧デスケーリング装置を設置するか、もしくは従
来の高圧デスケーリング装置の改造、または新設
が必要となり設備投資を余儀なくされる欠点があ
る。また圧延ラインのスペースが他の重要なセン
サー類によつて既に占有されているような場合に
は低圧デスケーリング装置の新設は事実上不可能
な場合も生じ得る。 本発明の目的は2次スケールの噛込みを防止す
る前記従来の2次スケール完全除去方法の欠点を
克服し、知圧デスケーリング装置の新設もしくは
高圧デスケーリング装置を改造することなく、従
来の100Kg/cm2以上の高圧水の噴射装置のみを用
いて2次スケールが完全に剥離除去されたと同程
度に微小凹凸模様の発生を防止し得る鋼板、特に
厚鋼板のスケール除去方法を提供するにある。 本発明の要旨とするところは次の如くである。
すなわち、熱間圧延中の厚鋼板素材の加熱酸化に
よるスケールを除去する1次デスケーリング工程
と、前記1次デスケーリング工程終了後圧延中の
鋼板の空気酸化によるスケールを除去する2次デ
スケーリング工程とを有して成る噴射面圧100
Kg/cm2以上の高圧水の噴射による鋼板のスケール
除去方法において、前記1次デスケーリング工程
終了後前記2次デスケーリング工程の第1回目の
デスケーリング開始までの経過時間もしくは2次
デスケーリング工程中の任意のデスケーリング終
了後次のデスケーリング開始までの経過時間
(t)を次の(1)式を満足するように制御すること
を特徴とする鋼板のスケール除去方法である。 4≦t<A(T−Tc)2+B ……(1) ここに T;デスケーリング直前の鋼板表面温度(℃) A;常数=−0.01(sec、deg-2) B;常数=145(sec) Tc;常数=940(℃) 本発明の詳細を添付図面を参照して説明する。 厚鋼板の圧延スケジユールを温度・時間軸上に
模式的に示せば第2図の如く表わされる。第2図
において白丸は圧延パスを示し、黒丸はその圧延
パス直前に高圧水の噴射によるデスケーリングを
実施したことを示している。而して T;デスケーリング直前の鋼板表面温度(℃) t;2次デスケーリング工程における任意のデ
スケーリング終了後当該デスケーリング開始
までの時間(sec) これらのTおよびtの値は公知の方法で容易に
測定できる。第2図はある鋼板の圧延時について
T1,T2,T3およびt1,t2,t3の3点を測定した一
例である。 本発明者らは工場の多くの圧延材について第2
図の如き(T,t)関係を示す記録を整理検討し
た結果、1枚の鋼板について得られるすべての
(T,t)関係と上記2次スケール噛込みによる
凹凸模様の発生頻度との間に密接な関係があり、
(T,t)が第4図に示す斜線部の領域内に存在
するときに限り、凹凸模様の発生頻度が激減する
ことを発見した。すなわち第3図において斜線を
施した半楕円形の領域内は2次スケール噛込みに
よる凹凸模様を呈する表面欠陥抑制領域であり、
外周の半楕円はその臨界線であり、この場合の半
楕円の中心TCが940℃、半楕円の長半径Bは145
秒であり、臨界線を形成する半楕円は下記(2)式で
表わされることが判明した。 t=A(T−TC)2+B ……(2) (2)式において、 t;1次デスケーリング工程終了後、2次デスケ
ーリングの第1回目のデスケーリング開始ま
での経過時間、もしくは2次デスケーリング
工程中の任意のデスケーリング終了後次のデ
スケーリング開始までの経過時間(sec) T;当該デスケーリング直前の鋼板表面温度
(℃) A;常数=−0.01(sec,deg-2) B;常数=145(sec) TC;常数=940(℃) 本発明者らは2次スケールによる表面欠陥の発
生頻度と、前記(T,t)関係との間に第3図に
示す如き密接な関係があるという理理由について
鋭意研究した結果、次の如き知見を得た。 (a) T>TCの場合 2次デスケーリング直前の鋼板温度TがTCよ
り高い預域において発生する2次スケールはほと
んどすべてFeOである。而してこの場合に発生
するスケールの厚みは第4図に示されるように鋼
板温度Tが高いほどおよび/または時間tが長い
ほど増加する。従つて高圧デスケーリングを行な
うに当り第3図にて表わされる臨界線半楕円の上
部PBに対応する(T,t)値に達するとFeOの
膜厚も均一な除去が困難な臨界膜厚値となる。 (b) T<TCの場合 2次デスケーリング直前の鋼板温度TがTCよ
り低い預域においては、FeOの一部が変態して
生成するFe3O4の量が着実に増加して、これが2
次スケール残り層の最表面を覆うに至る。このF
e3O4の膜厚は第5図に示されるようにFeO被膜
の場合と反対に鋼板温度Tが低いほどおよび/ま
たは経過時間tが長いほど増加する。而してFe3
O4の膜厚が次第に増加して第3図にて表わされ
る臨界線半楕円の下部QBに対応する(T,t)
値に達するとFe3O4の膜厚も均一な除去が困難な
臨界膜厚値に達する。 かくの如く第3図にて示される半楕円の臨界線
の上部および下部はそれぞれFeOおよびFe3O4
の膜厚が厚くなつて均一に除去することが困難な
臨界線に対応する(T,t)関係を示し、スケー
ル膜厚が剥離性を支配する主要原因であることが
判明した。 しかし、実際の熱間圧延ラインでは複数のデス
ケーリング装置が、ある間隔をおいて設置され、
鋼板はデスケーリングとデスケーリングの間に、
次の圧延機に移動して圧延加工が加えられるのが
通常である。従つて任意のデスケーリングと次の
デスケーリングの間の時間をあまり短くすること
は熱間圧延全体の作業効率上および設備上の制約
から言つても不可能であり、少くとも4秒以上が
必要である。 上記知見に基づき本発明では上記(2)式において 4≦t<A(T−TC)2+B ……(1) なる(1)式を満足する如きデスケーリングの経過時
間tを選ぶようにデスケーリングの操業を制御す
ることによりFeO,Fe3O4いずれの形態のスケ
ールをも通常の噴射面圧100Kg/cm2以上の高圧水
の噴射によつて完全に除去することができ、2次
スケールの噛み込みにより凹凸模様を呈する厚鋼
板の表面欠陥を一掃することができた。 実施例 1 厚鋼板圧延時に本発明による2次デスケーリン
グ方法を実施した場合と、従来法によつてスケー
ル除去を行つた場合についてデスケーリング後の
凹凸模様の発生の有無を比較する比較試験を行つ
た。そのデスケーリングのスケジユールおよび結
果は第1表に示すとおりである。 第1表における凹凸模様の有無はデスケーリン
グ工程終了後シヨツトブラスト処理したものにつ
いて観測した結果である。第1表より明らかなと
お
【表】
【表】
り、本発明法により2次デスケーリングした試験
No.A,B,C,については凹凸模様の発生は全く
見られないに対し、従来法によつた試験No.D,
E,F、ではいずれも凹凸模様が発生している。
この比較試験より明らかな如く、本発明による2
次デスケーリング方法は凹凸模様の表面欠陥の防
止に極めて有効であることが判明した。 実施例 2 実際操業の2次デスケーリングに本発明を適用
した96例と本発明法実施前の従来法の102例につ
いて2次デスケーリング後、鋼板をシヨツトブラ
スト処理したる後の凹凸模様の発生頻度を対比し
第6図に示した。 第6図より明らかな如く、従来法によつて2次
デスケーリングした後の正常材と凹凸模様の発生
頻度は正常材55%、欠陥発生材45%に対し、本発
明法実施後は正常材92%、欠陥発生材8%となり
本発明法が2次デスケーリングにおける表面欠陥
防止に顕著な効果を有することを確認した。
No.A,B,C,については凹凸模様の発生は全く
見られないに対し、従来法によつた試験No.D,
E,F、ではいずれも凹凸模様が発生している。
この比較試験より明らかな如く、本発明による2
次デスケーリング方法は凹凸模様の表面欠陥の防
止に極めて有効であることが判明した。 実施例 2 実際操業の2次デスケーリングに本発明を適用
した96例と本発明法実施前の従来法の102例につ
いて2次デスケーリング後、鋼板をシヨツトブラ
スト処理したる後の凹凸模様の発生頻度を対比し
第6図に示した。 第6図より明らかな如く、従来法によつて2次
デスケーリングした後の正常材と凹凸模様の発生
頻度は正常材55%、欠陥発生材45%に対し、本発
明法実施後は正常材92%、欠陥発生材8%となり
本発明法が2次デスケーリングにおける表面欠陥
防止に顕著な効果を有することを確認した。
第1図は厚鋼板の2次デスケーリング後に残存
するスケールの圧延時における噛み込みにて発生
する表面欠陥の顕微鏡写真、第2図は2次デスケ
ーリング直前の鋼板表面温度Tと1次デスケーリ
ング後の経過時間tとの関係を示す線図、第3図
は2次デスケーリング直前の鋼板表面温度と1次
デスケーリング終了後2次デスケーリング開始ま
での経過時間もしくは2次デスケーリング中の各
回デスケーリング間経過時間と2次スケール噛み
込みによる凹凸模様の表面欠陥抑制領域との関係
を示す線図、第4図は鋼板表面温度においてT>
TCの場合に生成するスケールFeO膜厚とTおよ
びtの関係を示す線図、第5図は鋼板表面温度に
おいてT<TCの場合に生成するスケールFe3O4
膜厚とTおよびtの関係を示す線図、第6図は実
施例2における2次デスケーリング工程における
本発明法と従来法による正常材および凹凸模様の
表面欠陥材の発生頻度を対比する線図である。
するスケールの圧延時における噛み込みにて発生
する表面欠陥の顕微鏡写真、第2図は2次デスケ
ーリング直前の鋼板表面温度Tと1次デスケーリ
ング後の経過時間tとの関係を示す線図、第3図
は2次デスケーリング直前の鋼板表面温度と1次
デスケーリング終了後2次デスケーリング開始ま
での経過時間もしくは2次デスケーリング中の各
回デスケーリング間経過時間と2次スケール噛み
込みによる凹凸模様の表面欠陥抑制領域との関係
を示す線図、第4図は鋼板表面温度においてT>
TCの場合に生成するスケールFeO膜厚とTおよ
びtの関係を示す線図、第5図は鋼板表面温度に
おいてT<TCの場合に生成するスケールFe3O4
膜厚とTおよびtの関係を示す線図、第6図は実
施例2における2次デスケーリング工程における
本発明法と従来法による正常材および凹凸模様の
表面欠陥材の発生頻度を対比する線図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱間圧延中の厚鋼板素材の加熱酸化によるス
ケールを除去する1次デスケーリング工程と、前
記1次デスケーリング工程終了後圧延中の鋼板の
空気酸化によるスケールを除去する2次デスケー
リング工程とを有して成る噴射面圧100Kg/cm2以
上の高圧水の噴射による鋼板のスケール除去方法
において、前記1次デスケーリング工程終了後前
記2次デスケーリング工程の第1回目のデスケー
リング開始までの経過時間もしくは2次デスケー
リング工程中の任意のデスケーリング終了後次の
デスケーリング開始までの経過時間(t)を次の
(1)式を満足するように制御することを特徴とする
鋼板のスケール除去方法。 4≦t<A(T−Tc)2+B ……(1) ここに T:デスケーリング直前の鋼板表面温度(℃) A:常数=−0.01(sec、deg-2) B:常数=145(sec) Tc:常数=940(℃)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7834781A JPS57193222A (en) | 1981-05-23 | 1981-05-23 | Scale removing method of steel plate |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7834781A JPS57193222A (en) | 1981-05-23 | 1981-05-23 | Scale removing method of steel plate |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57193222A JPS57193222A (en) | 1982-11-27 |
| JPS6239044B2 true JPS6239044B2 (ja) | 1987-08-20 |
Family
ID=13659449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7834781A Granted JPS57193222A (en) | 1981-05-23 | 1981-05-23 | Scale removing method of steel plate |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57193222A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6024401B2 (ja) * | 2012-11-09 | 2016-11-16 | Jfeスチール株式会社 | 表面品質に優れる厚鋼板の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54162631A (en) * | 1978-06-14 | 1979-12-24 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Descaling method for secondary scale of hot rolled steel strip |
-
1981
- 1981-05-23 JP JP7834781A patent/JPS57193222A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57193222A (en) | 1982-11-27 |
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