JPS6243460B2 - - Google Patents
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- JPS6243460B2 JPS6243460B2 JP55029934A JP2993480A JPS6243460B2 JP S6243460 B2 JPS6243460 B2 JP S6243460B2 JP 55029934 A JP55029934 A JP 55029934A JP 2993480 A JP2993480 A JP 2993480A JP S6243460 B2 JPS6243460 B2 JP S6243460B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eraser
- particle size
- particles
- strength
- powder
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、特に引張強度、曲げ強度、硬度に優
れ、しかも良好な消字性を備えたプラスチツク消
しゴムに関するものである。 塩化ビニル樹脂および/または塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂と可塑剤と、さらに必要に
応じて顔料、安定剤、充填剤等を配合した配合物
を加熱成形したプラスチツク製字消し(本明細書
ではこれをプラスチツク消しゴムあるいは単に消
しゴムと称す)は従来から知られており、優れた
消字性能を有するために各種用途に応じて汎用さ
れている。 しかしながらかようなプラスチツク消しゴムは
ゴム製消しゴムに比べて一般に強度が弱く折れや
すいという欠点があるため、特に強度が必要なシ
ヤープペン用替消しゴムとか消しゴム付鉛筆用と
してはプラスチツク消しゴムは使用できず、もつ
ぱらゴム製消しゴムが使用されている。 プラスチツク消しゴムに強度を付与させる試み
としては、塩化ビニル樹脂とその約2倍量の塩化
ビニリデン樹脂と両樹脂の合計量とほゞ同重量の
可塑剤とを混和して加熱、ゲル化した消しゴム
(特公昭47−13299号)、あるいはカーボランダ
ム、アランダム、金剛砂、硝子粉末、ケイ酸末の
ごとき鉱物質粉末を樹脂中に添加したいわゆる
“砂消し”状の固い消しゴム(実開昭51−82539
号)などが提案されている。 しかしながら前者の消しゴムは強度的には向上
するが消字性能が低下するという問題があり、後
者の消しゴムでは添加する鉱物質粉末が約30〜
300μの粗い粒子であるため、使用時に紙面を傷
つけるだけでなく、消しゴム自体固いが脆くなる
という問題点があつた。 そこで本発明は、上述したごとき従来のプラス
チツク消しゴムの有する問題点を解消し、消字性
能を損うことなく強度的に優れたプラスチツク消
しゴムを提供することを目的になされたものであ
る。 すなわち本発明のプラスチツク消しゴムは、従
来のプラスチツク消しゴムに、補強剤として粒径
15〜50μの無機物質粉末と粒径0.2μ以下の無機
物質粉末とを重量比で1:1〜10:1の割合で混
合した混合物を消しゴム組成物全量に対して5〜
30重量%となるように配合することを特徴とする
ものである。 従来からこの種のプラスチツク消しゴムにおい
ては、消しゴムのタツチや消字性などを調整する
ために、粒径約0.5〜15μ程度の無機物質粉末、
例えば重質炭酸カルシウムやカオリンなどを充填
剤として使用しているが、かような粒径の充填剤
の添加によつては消しゴム成形物に所望の強度を
付与することはできなかつた。そこで本発明者等
は、上記したような粒径の充填剤以外に、粒径15
〜50μと粒径0.2μ以下の無機物質粉末を所定割
合で混合した混合物を補強剤として配合したとこ
ろ、意外にもプラスチツク消しゴムの消字性能を
低下させることなく強度を向上させることができ
ることを見出した。また、上記した無機物質粉末
混合物の配合による強度向上作用は、従来から慣
用されている前記充填剤の添加の有無に関係なく
発揮されることが確認された。 本発明における消しゴム強度の向上作用は、粒
径15〜50μの粒子と粒径0.2μ以下の粒子の混合
物を使用することが不可欠である。粒径15〜50μ
の粒子のみを配合した場合には、粒子間の間隙が
大きくかつ粒子とこの粒子を包囲する樹脂との接
触面積が比較的小さくなるために、曲げ強度(ま
たはヤング率)や折損強度が低下して脆くなつて
しまう。一方、粒径0.2μ以下の粒子のみを配合
した場合には、粒子と樹脂との接触面積が大きく
なるために引張強度は高くなるが、粒子と樹脂と
の結合が強過ぎるために消去時に消しゴムの消し
くずが十分に出ず、消字性能が悪化してしまう。
本発明におけるように、粒径15〜50μの粒子と粒
径0.2μ以下の粒子との混合物を樹脂と配合する
ことにより、大きい粒子の間隙に小さい粒子が入
り込んでその間隙を充填するため粒子と樹脂との
適度な接触面積が得られ、消字性能を悪化するこ
となく引張強度や曲げ強度を向上させることがで
きるものと推察される。 所望強度と良好なる消字性能とを得るために
は、〔粒径15〜50μの粒子〕/〔粒径0.2μ以下の
粒子〕の混合比を重量で1/1〜10/1とする必
要がある。混合比が1/1より小さい場合、すな
わち粒径0.2μ以下の粒子が多くなると、消しゴ
ム密度が密になり過ぎて消字時に消しくずの出が
悪くなるため、消字性能が低下してしまう。一
方、混合比が10/1より大きい場合、すなわち粒
径15〜50μの粒子が過多になると、消しゴム密度
が粗になり過ぎて十分な強度が得られない。 粒径15〜50μの粒子と粒径0.2μ以下の粒子と
の無機物質粉末混合物の消しゴムに対する配合割
合は、消しゴム配合物全量に対して無機物質粉末
混合物を5〜30重量%配合する。5重量%より少
ない配合では十分な強度向上効果が得られず、30
重量%より多く配合すると砂字消しのようになつ
てしまい、使用時に紙面を傷つけることになる。 本発明における粒径15〜50μの無機物質粉末と
して好ましく使用できるものには、例えば上記粒
径範囲の雲母粉末〔例えば「MICA−400」(粒径
35μ:日本マイカ(株)製)」、タルク〔例えば「タル
クMS」(粒径35μ:土屋カオリン(株)製)」、ガラス
繊維粉末、アルミニウム粉、ニツケル粉、鉄粉、
アルミナ粉等が挙げられる。 また、粒径0.2μ以下の無機物質粉末として
は、シリカ微粉〔例えば「アエロジル#200」(粒
径0.012μ:日本アエロジル(株)製)、「ニツプシー
ル」(粒径0.012μ:日本シリカ(株)製)等〕、炭酸
カルシウム微粉〔例えば「ホモカルD」(粒径
0.07μ:白石工業(株)製)、「MSK−C」(粒径0.03
〜0.04μ:篭森(株)製)等〕、二酸化チタン微粉
〔例えば「アエロジルTiO2、P25」(粒径0.03μ:
日本アエロジル(株)製)〕、天然アタパルジヤイト微
粉〔例えば「アタゲル」(粒径0.14μ:土屋カオ
リン(株)製)〕等が好ましく使用できる。 上記した無機物質粉末は例示に過ぎず、消しゴ
ム組成物の他の成分と反応して悪影響を及ぼさな
いものならばいかなる物質でも使用することがで
きる。 本発明の消しゴムを製造するに際しては、従来
のプラスチツク消しゴムの慣用的製造方法が採用
できる。すなわち、塩化ビニルや塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂と可塑剤とさらに必要に応
じて安定剤、顔料、充填剤などの配合物に粒径15
〜50μの粒子と粒径0.2μ以下の粒子の無機物質
粉末混合物からなる補強剤を添加し、各種ミキサ
ーまたは2本ロールのごとき装置を用いて均一に
混合し、得られた均一混合物を常法によつて加
熱、ゲル化させて成形すればよい。成形方法とし
ては注型、プレス成形、押出し成形、射出成形等
が適用できる。 なお、樹脂と充填剤や補強剤等の粉体成分を予
め高速撹拌し、樹脂に静電気を生ぜしめてこれに
粉体成分を静電吸着させるドライブレンド法も採
用できる。このドライブレンド法によれば、無機
物質粉末の十分量が樹脂に吸着されるため、消し
ゴム成形物中の粒子密度を高めることができる。 以下に実施例および比較例を挙げて本発明をさ
らに説明する。なお、「部」とあるのはすべて
「重量部」を意味する。 実施例 1 ポリ塩化ビニル(「Geon 121」日本ゼオン(株)製)
150部 ジオクチルフタレート 50部 ジノニルフタレート 50部 ジオクチルアジペート 50部 TNPP系安定剤(「マーク 1178」アデカ・アー
ガス(株)製) 2部 界面活性剤(「ツイン 65」花王アトラス(株)製)
4部 沈降性炭酸カルシウム(「MSK−C」粒径0.03〜
0.04μ) 20部 コロイダル硅酸(「ニツプシール LP」粒径0.01
〜0.02μ日本シリカ(株)製) 10部 ガラス繊維粉末(粒径20〜50μ) 40部 上記各成分をホモミキサーにて均一に混合した
のち、この均一混合物を押出成形機を用いて温度
100〜130℃で加熱成形して本発明の消しゴム成形
物を得た。 これとは別に、上記実施例1の配合中のガラス
繊維粉末を添加しない消しゴム成形物を製造して
これを比較例1とし、沈降性炭酸カルシウムとコ
ロイダル硅酸を添加しない消しゴム成形物を製造
してこれを比較例2とし、さらに沈降性炭酸カル
シウムとコロイダル硅酸とガラス繊維粉末とをい
ずれも添加しない消しゴム成形物を製造してこれ
を比較例3とした。 実施例1および比較例1〜3で得られた消しゴ
ムについてそれぞれ引張強度、ヤング率、硬度お
よび消字率を測定した結果を第1表に示す。
れ、しかも良好な消字性を備えたプラスチツク消
しゴムに関するものである。 塩化ビニル樹脂および/または塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂と可塑剤と、さらに必要に
応じて顔料、安定剤、充填剤等を配合した配合物
を加熱成形したプラスチツク製字消し(本明細書
ではこれをプラスチツク消しゴムあるいは単に消
しゴムと称す)は従来から知られており、優れた
消字性能を有するために各種用途に応じて汎用さ
れている。 しかしながらかようなプラスチツク消しゴムは
ゴム製消しゴムに比べて一般に強度が弱く折れや
すいという欠点があるため、特に強度が必要なシ
ヤープペン用替消しゴムとか消しゴム付鉛筆用と
してはプラスチツク消しゴムは使用できず、もつ
ぱらゴム製消しゴムが使用されている。 プラスチツク消しゴムに強度を付与させる試み
としては、塩化ビニル樹脂とその約2倍量の塩化
ビニリデン樹脂と両樹脂の合計量とほゞ同重量の
可塑剤とを混和して加熱、ゲル化した消しゴム
(特公昭47−13299号)、あるいはカーボランダ
ム、アランダム、金剛砂、硝子粉末、ケイ酸末の
ごとき鉱物質粉末を樹脂中に添加したいわゆる
“砂消し”状の固い消しゴム(実開昭51−82539
号)などが提案されている。 しかしながら前者の消しゴムは強度的には向上
するが消字性能が低下するという問題があり、後
者の消しゴムでは添加する鉱物質粉末が約30〜
300μの粗い粒子であるため、使用時に紙面を傷
つけるだけでなく、消しゴム自体固いが脆くなる
という問題点があつた。 そこで本発明は、上述したごとき従来のプラス
チツク消しゴムの有する問題点を解消し、消字性
能を損うことなく強度的に優れたプラスチツク消
しゴムを提供することを目的になされたものであ
る。 すなわち本発明のプラスチツク消しゴムは、従
来のプラスチツク消しゴムに、補強剤として粒径
15〜50μの無機物質粉末と粒径0.2μ以下の無機
物質粉末とを重量比で1:1〜10:1の割合で混
合した混合物を消しゴム組成物全量に対して5〜
30重量%となるように配合することを特徴とする
ものである。 従来からこの種のプラスチツク消しゴムにおい
ては、消しゴムのタツチや消字性などを調整する
ために、粒径約0.5〜15μ程度の無機物質粉末、
例えば重質炭酸カルシウムやカオリンなどを充填
剤として使用しているが、かような粒径の充填剤
の添加によつては消しゴム成形物に所望の強度を
付与することはできなかつた。そこで本発明者等
は、上記したような粒径の充填剤以外に、粒径15
〜50μと粒径0.2μ以下の無機物質粉末を所定割
合で混合した混合物を補強剤として配合したとこ
ろ、意外にもプラスチツク消しゴムの消字性能を
低下させることなく強度を向上させることができ
ることを見出した。また、上記した無機物質粉末
混合物の配合による強度向上作用は、従来から慣
用されている前記充填剤の添加の有無に関係なく
発揮されることが確認された。 本発明における消しゴム強度の向上作用は、粒
径15〜50μの粒子と粒径0.2μ以下の粒子の混合
物を使用することが不可欠である。粒径15〜50μ
の粒子のみを配合した場合には、粒子間の間隙が
大きくかつ粒子とこの粒子を包囲する樹脂との接
触面積が比較的小さくなるために、曲げ強度(ま
たはヤング率)や折損強度が低下して脆くなつて
しまう。一方、粒径0.2μ以下の粒子のみを配合
した場合には、粒子と樹脂との接触面積が大きく
なるために引張強度は高くなるが、粒子と樹脂と
の結合が強過ぎるために消去時に消しゴムの消し
くずが十分に出ず、消字性能が悪化してしまう。
本発明におけるように、粒径15〜50μの粒子と粒
径0.2μ以下の粒子との混合物を樹脂と配合する
ことにより、大きい粒子の間隙に小さい粒子が入
り込んでその間隙を充填するため粒子と樹脂との
適度な接触面積が得られ、消字性能を悪化するこ
となく引張強度や曲げ強度を向上させることがで
きるものと推察される。 所望強度と良好なる消字性能とを得るために
は、〔粒径15〜50μの粒子〕/〔粒径0.2μ以下の
粒子〕の混合比を重量で1/1〜10/1とする必
要がある。混合比が1/1より小さい場合、すな
わち粒径0.2μ以下の粒子が多くなると、消しゴ
ム密度が密になり過ぎて消字時に消しくずの出が
悪くなるため、消字性能が低下してしまう。一
方、混合比が10/1より大きい場合、すなわち粒
径15〜50μの粒子が過多になると、消しゴム密度
が粗になり過ぎて十分な強度が得られない。 粒径15〜50μの粒子と粒径0.2μ以下の粒子と
の無機物質粉末混合物の消しゴムに対する配合割
合は、消しゴム配合物全量に対して無機物質粉末
混合物を5〜30重量%配合する。5重量%より少
ない配合では十分な強度向上効果が得られず、30
重量%より多く配合すると砂字消しのようになつ
てしまい、使用時に紙面を傷つけることになる。 本発明における粒径15〜50μの無機物質粉末と
して好ましく使用できるものには、例えば上記粒
径範囲の雲母粉末〔例えば「MICA−400」(粒径
35μ:日本マイカ(株)製)」、タルク〔例えば「タル
クMS」(粒径35μ:土屋カオリン(株)製)」、ガラス
繊維粉末、アルミニウム粉、ニツケル粉、鉄粉、
アルミナ粉等が挙げられる。 また、粒径0.2μ以下の無機物質粉末として
は、シリカ微粉〔例えば「アエロジル#200」(粒
径0.012μ:日本アエロジル(株)製)、「ニツプシー
ル」(粒径0.012μ:日本シリカ(株)製)等〕、炭酸
カルシウム微粉〔例えば「ホモカルD」(粒径
0.07μ:白石工業(株)製)、「MSK−C」(粒径0.03
〜0.04μ:篭森(株)製)等〕、二酸化チタン微粉
〔例えば「アエロジルTiO2、P25」(粒径0.03μ:
日本アエロジル(株)製)〕、天然アタパルジヤイト微
粉〔例えば「アタゲル」(粒径0.14μ:土屋カオ
リン(株)製)〕等が好ましく使用できる。 上記した無機物質粉末は例示に過ぎず、消しゴ
ム組成物の他の成分と反応して悪影響を及ぼさな
いものならばいかなる物質でも使用することがで
きる。 本発明の消しゴムを製造するに際しては、従来
のプラスチツク消しゴムの慣用的製造方法が採用
できる。すなわち、塩化ビニルや塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂と可塑剤とさらに必要に応
じて安定剤、顔料、充填剤などの配合物に粒径15
〜50μの粒子と粒径0.2μ以下の粒子の無機物質
粉末混合物からなる補強剤を添加し、各種ミキサ
ーまたは2本ロールのごとき装置を用いて均一に
混合し、得られた均一混合物を常法によつて加
熱、ゲル化させて成形すればよい。成形方法とし
ては注型、プレス成形、押出し成形、射出成形等
が適用できる。 なお、樹脂と充填剤や補強剤等の粉体成分を予
め高速撹拌し、樹脂に静電気を生ぜしめてこれに
粉体成分を静電吸着させるドライブレンド法も採
用できる。このドライブレンド法によれば、無機
物質粉末の十分量が樹脂に吸着されるため、消し
ゴム成形物中の粒子密度を高めることができる。 以下に実施例および比較例を挙げて本発明をさ
らに説明する。なお、「部」とあるのはすべて
「重量部」を意味する。 実施例 1 ポリ塩化ビニル(「Geon 121」日本ゼオン(株)製)
150部 ジオクチルフタレート 50部 ジノニルフタレート 50部 ジオクチルアジペート 50部 TNPP系安定剤(「マーク 1178」アデカ・アー
ガス(株)製) 2部 界面活性剤(「ツイン 65」花王アトラス(株)製)
4部 沈降性炭酸カルシウム(「MSK−C」粒径0.03〜
0.04μ) 20部 コロイダル硅酸(「ニツプシール LP」粒径0.01
〜0.02μ日本シリカ(株)製) 10部 ガラス繊維粉末(粒径20〜50μ) 40部 上記各成分をホモミキサーにて均一に混合した
のち、この均一混合物を押出成形機を用いて温度
100〜130℃で加熱成形して本発明の消しゴム成形
物を得た。 これとは別に、上記実施例1の配合中のガラス
繊維粉末を添加しない消しゴム成形物を製造して
これを比較例1とし、沈降性炭酸カルシウムとコ
ロイダル硅酸を添加しない消しゴム成形物を製造
してこれを比較例2とし、さらに沈降性炭酸カル
シウムとコロイダル硅酸とガラス繊維粉末とをい
ずれも添加しない消しゴム成形物を製造してこれ
を比較例3とした。 実施例1および比較例1〜3で得られた消しゴ
ムについてそれぞれ引張強度、ヤング率、硬度お
よび消字率を測定した結果を第1表に示す。
【表】
第1表の数値から明らかなように、粒径の異な
る粒子混合物を添加した実施例1は比較例1〜3
のものと比較して、消字性能を低下させることな
く強度、特にヤング率が向上していることがわか
る。 実施例 2 前記実施例1の配合をもとにして、粒径15〜50
μの粒子(ガラス繊維粉末)と粒径0.2μ以下の
粒子(沈降性炭酸カルシウムおよびコロイダル硅
酸)との混合比を1/1〜10/1の範囲で種々変
化させて実施例1と同様な方法により消しゴムを
製造し、得られた消しゴムの強度と硬度を測定し
た。 これとは別に、粒子の混合比が1/1より小さ
い(粒径0.2μ以下の粒子が粒径15〜50μの粒子
より多い)場合を比較例4とし、粒子混合比が
10/1より大きい(粒径15〜50μの粒子が0.2μ
以下の粒子の10倍より多い)場合を比較例5とし
て、得られた消しゴムの強度と硬度をそれぞれ測
定した。結果を第2表に示す。
る粒子混合物を添加した実施例1は比較例1〜3
のものと比較して、消字性能を低下させることな
く強度、特にヤング率が向上していることがわか
る。 実施例 2 前記実施例1の配合をもとにして、粒径15〜50
μの粒子(ガラス繊維粉末)と粒径0.2μ以下の
粒子(沈降性炭酸カルシウムおよびコロイダル硅
酸)との混合比を1/1〜10/1の範囲で種々変
化させて実施例1と同様な方法により消しゴムを
製造し、得られた消しゴムの強度と硬度を測定し
た。 これとは別に、粒子の混合比が1/1より小さ
い(粒径0.2μ以下の粒子が粒径15〜50μの粒子
より多い)場合を比較例4とし、粒子混合比が
10/1より大きい(粒径15〜50μの粒子が0.2μ
以下の粒子の10倍より多い)場合を比較例5とし
て、得られた消しゴムの強度と硬度をそれぞれ測
定した。結果を第2表に示す。
【表】
以下の粒子〓の混合比を表わす。
**〓いずれも第1表の註と同じ。
第2表から明らかなように、〔粒径15〜50μの
粒子〕/〔粒径0.2μ以下の粒子〕の混合比が
1/1〜10/1の場合に強度および硬度ともに良
好なる数値を得ることができた。これに対して比
較例4においては曲げ強度が低下し、消去時の消
しくずの出かたが悪くなつて消字性能は低下し
た。また比較例5においては曲げ強度および折損
強度が低下した。 実施例 3 前記実施例1の配合をもとにして、粒径15〜50
μの粒子(ガラス繊維粉末)と粒径0.2μ以下の
粒子(沈降性炭酸カルシウムおよびコロイダル硅
酸)との粒子混合物を消しゴム配合物全量に対し
て3〜30重量%の範囲で種々変化させて実施例1
と同様な方法により消しゴムを製造し、得られた
消しゴムの強度と硬度を測定した。 これとは別に、粒子混合物を消しゴム配合物全
量に対して5重量%より少なく配合した場合を比
較例6とし、30重量%より多く配合した場合を比
較例7として、得られた消しゴムの強度と硬度を
それぞれ測定した。結果を第3表に示す。
**〓いずれも第1表の註と同じ。
第2表から明らかなように、〔粒径15〜50μの
粒子〕/〔粒径0.2μ以下の粒子〕の混合比が
1/1〜10/1の場合に強度および硬度ともに良
好なる数値を得ることができた。これに対して比
較例4においては曲げ強度が低下し、消去時の消
しくずの出かたが悪くなつて消字性能は低下し
た。また比較例5においては曲げ強度および折損
強度が低下した。 実施例 3 前記実施例1の配合をもとにして、粒径15〜50
μの粒子(ガラス繊維粉末)と粒径0.2μ以下の
粒子(沈降性炭酸カルシウムおよびコロイダル硅
酸)との粒子混合物を消しゴム配合物全量に対し
て3〜30重量%の範囲で種々変化させて実施例1
と同様な方法により消しゴムを製造し、得られた
消しゴムの強度と硬度を測定した。 これとは別に、粒子混合物を消しゴム配合物全
量に対して5重量%より少なく配合した場合を比
較例6とし、30重量%より多く配合した場合を比
較例7として、得られた消しゴムの強度と硬度を
それぞれ測定した。結果を第3表に示す。
【表】
第3表から明らかなように、粒子混合物を消し
ゴム配合物全量に対して5〜30重量%の範囲で配
合した場合に強度および硬度ともに良好なる数値
を得ることができた。比較例6においては粒子混
合物の配合量が過少のため所望の強度および硬度
の向上が認められず、また比較例7において強度
および硬度ともに実施例3よりも高くなるが、砂
字消しのようになつてしまい消去時に紙面を傷つ
ける。 実施例 4 ポリ塩化ビニル(「Geon 121」) 150部 ジオクチルフタレート 100部 ジイソデシルアジペート 40部 TNPP系安定剤(「マーク 1178」) 2部 界面活性剤(「ツイン 65」 4部 充填剤:重質炭酸カルシウム(粒径2〜10μ)
30部 コロイダル硅酸(「ニツプシール LP」) 10部 雲母粉末(「MICA−400」粒径35μ、日本マイカ
(株)製) 30部 上記各成分を実施例1と同様な方法により混
合、加熱、成形して本発明の消しゴム成形物を製
造した。 この消しゴムの強度、硬度および消字率を市販
の塩化ビニル製およびゴム製消しゴムと比較した
結果を第4表に示す。この結果からわかるよう
に、本発明の消しゴムは強度、硬度および消字率
ともに市販消しゴムに比してきわめて優れた数値
を示している。
ゴム配合物全量に対して5〜30重量%の範囲で配
合した場合に強度および硬度ともに良好なる数値
を得ることができた。比較例6においては粒子混
合物の配合量が過少のため所望の強度および硬度
の向上が認められず、また比較例7において強度
および硬度ともに実施例3よりも高くなるが、砂
字消しのようになつてしまい消去時に紙面を傷つ
ける。 実施例 4 ポリ塩化ビニル(「Geon 121」) 150部 ジオクチルフタレート 100部 ジイソデシルアジペート 40部 TNPP系安定剤(「マーク 1178」) 2部 界面活性剤(「ツイン 65」 4部 充填剤:重質炭酸カルシウム(粒径2〜10μ)
30部 コロイダル硅酸(「ニツプシール LP」) 10部 雲母粉末(「MICA−400」粒径35μ、日本マイカ
(株)製) 30部 上記各成分を実施例1と同様な方法により混
合、加熱、成形して本発明の消しゴム成形物を製
造した。 この消しゴムの強度、硬度および消字率を市販
の塩化ビニル製およびゴム製消しゴムと比較した
結果を第4表に示す。この結果からわかるよう
に、本発明の消しゴムは強度、硬度および消字率
ともに市販消しゴムに比してきわめて優れた数値
を示している。
【表】
【表】
以上の説明からわかるように本発明によれば、
粒径15〜50μの粒子と粒径0.2μ以下の粒子とを
所定割合で混合した無機物質粉末混合物を補強剤
としてプラスチツク消しゴムに配合することによ
つて、プラスチツク消しゴムの優れた消字性を損
うことなく引張強度、曲げ強度、硬度に優れた消
しゴムを得ることができる。本発明のプラスチツ
ク消しゴムは、特に強度が必要とされるシヤープ
ペン用替消しゴムや消しゴム付鉛筆用として好ま
しく使用できるものである。
粒径15〜50μの粒子と粒径0.2μ以下の粒子とを
所定割合で混合した無機物質粉末混合物を補強剤
としてプラスチツク消しゴムに配合することによ
つて、プラスチツク消しゴムの優れた消字性を損
うことなく引張強度、曲げ強度、硬度に優れた消
しゴムを得ることができる。本発明のプラスチツ
ク消しゴムは、特に強度が必要とされるシヤープ
ペン用替消しゴムや消しゴム付鉛筆用として好ま
しく使用できるものである。
Claims (1)
- 1 塩化ビニル樹脂および/または塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体樹脂と可塑剤との配合物を加
熱成形してなるプラスチツク消しゴム組成物にお
いて、補強剤として粒径15〜50μの無機物質粉末
と粒径0.2μ以下の無機物質粉末とを重量比で
1:1〜10:1の割合で混合した混合物を消しゴ
ム配合物全量に対して5〜30重量%となるように
配合することを特徴とするプラスチツク消しゴム
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2993480A JPS56125444A (en) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | Plastic eraser composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2993480A JPS56125444A (en) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | Plastic eraser composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56125444A JPS56125444A (en) | 1981-10-01 |
| JPS6243460B2 true JPS6243460B2 (ja) | 1987-09-14 |
Family
ID=12289807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2993480A Granted JPS56125444A (en) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | Plastic eraser composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56125444A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6357705B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2018-07-18 | クラレプラスチックス株式会社 | 消しゴム |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5953198A (ja) * | 1982-09-14 | 1984-03-27 | 日立電線株式会社 | ゴムチユ−ブ編組作業における余長ゴムチユ−ブの切断方法 |
| JPS5953197A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-27 | プリマハム株式会社 | ソ−セ−ジの切目付与装置 |
-
1980
- 1980-03-10 JP JP2993480A patent/JPS56125444A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56125444A (en) | 1981-10-01 |
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