JPS6313434B2 - - Google Patents
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- JPS6313434B2 JPS6313434B2 JP13775381A JP13775381A JPS6313434B2 JP S6313434 B2 JPS6313434 B2 JP S6313434B2 JP 13775381 A JP13775381 A JP 13775381A JP 13775381 A JP13775381 A JP 13775381A JP S6313434 B2 JPS6313434 B2 JP S6313434B2
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Description
本発明は、ハロゲン化アルキルアミン類を出発
原料として2−メルカプト−2−チアゾリン類を
高収率かつ高純度で製造する方法に関する。 2−メルカプト−2−チアゾリン類は医薬品の
中間原料などとして有用である。この2−メルカ
プト−2−チアゾリン類の合成方法としては、ハ
ロゲン化アルキルアミン類と二硫化炭素と水酸化
アルカリを一時に加えて反応させる方法が最も普
通である。しかし、この反応が急速な発熱反応で
あるため反応器内の温度が上昇し、大容量すなわ
ち工業的に実施する場合に危険性を増大させるば
かりでなく副反応を促進し、大幅な収率低下をき
たすという欠点があつた。そこでハロゲン化アル
キルアミン類と二硫化炭素の混合物に、ごく少量
の水の存存下で、水酸化アルカリをゆつくりと添
加し、発熱反応による二硫化炭素の還流下で反応
を行わせる方法が提案されており(米国特許第
2251459号)かなりの収率の向上をみているがま
だ満足すべきものとはいえない。 本発明者らは、このような従来法の欠点を克服
するため種々検討を重ねたところ 副反応として水酸化アルカリと二硫化炭素の
消費反応が起きるが、これは二硫化炭素が水あ
るいは水酸化アルカリ水溶液に難溶で、二硫化
炭素とハロゲン化アルキルアミン類との反応が
異相反応となるため、2−メルカプト−2−チ
アゾリン類への変換速度が遅くなり、それに比
例して二硫化炭素と水酸化アルカリとの接触時
間が増し、特に高温下においては両者が反応し
てチオ炭酸アルカリや炭酸アルカリを生成して
しまい、2−メルカプト−2−チアゾリン類の
生成に関与する分が少なくなつてしまう。 また、副反応として原料であるハロゲン化ア
ルキルアミン類の加水分解が起きるがと同様
に異相反応であるために、ハロゲン化アルキル
アミン類と水酸化アルカリとの接触時間が増
え、ハロゲン化アルキルアミン類が加水分解さ
れてアミノアルキルアルコール類となり、この
反応が特に高温条件下においてより顕著にな
る。また生成してアミノアルキルアルコール類
は、ハロゲン化アルキルアミン類と同様に、二
硫化炭素及び水酸化アルカリと反応して目的の
2−メルカプト−2−チアゾリン類を生成する
が、二硫化炭素をハロゲン化アルキルアミン類
の場合の2倍モル必要とするため、収率の低下
は避けられない。 さらに、副反応として生成した2−メルカプ
ト−2−チアゾリン類の分解が起きるが、2−
メルカプト−2−チアゾリン類の生成が極めて
迅速であるため、局部的にでも、水酸化アルカ
リと生成した2−メルカプト−2−チアゾリン
類が併存すると、特に高温条件下で水酸化アル
カリにより、2−メルカプト−2−チアゾリン
類が分解される。 という知見を得た。 本発明者らはこれらの知見に基づき、前記の従
来法の欠点を克服して、ハロゲン化アルキルアミ
ン類から2−メルカプト−2−チアゾリン類を、
より高純度かつ高収率で得る方法を開発するため
さらに鋭意研究を重ねた結果、ハロゲン化アルキ
ルアミン類と二硫化炭素の混合物中に水酸化アル
カリを添加して反応させるに当り、水酸化アルカ
リの滴下時は一定の低温条件下に反応液を保持
し、滴下終了後所定の温度に反応液を昇温して後
反応を行うことにより、その目的を満足し得るこ
とを見出し、本発明をなすに至つた。 すなわち本発明は、一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子又は低級
アルキル基を示し、互いに同じでも異なつていて
もよい。またX及びYはハロゲン原子を示す。) で表わされるハロゲン化アルキルアミン類のハロ
ゲン化水素酸塩を二硫化炭素及び水酸化アルカリ
と反応させて、一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同じ意味を
もつ。) で表わされる2−メルカプト−2−チアゾリン類
を製造するに当り、ハロゲン化アルキルアミン類
と二硫化炭素の混合物中に水酸化アルカリを滴下
しながら約20℃以下で反応させ、滴下終了後40〜
80℃で後反応を行わせることを特徴とする2−メ
ルカプト−2−チアゾリン類の製造方法を提供す
るものである。 本発明方法における反応は、水酸化アルカリの
例に水酸化ナトリウムをとつて示すと、次式のと
おりである。 (式中、R1、R2、R3及びR4とX及びYは前記と
同じ意味をもつ) 本発明方法に用いられる、前記一般式()で
表わされるハロゲン化アルキルアミン類の例とし
ては、2−ハロゲノエチルアミン、2−エチル−
2−ハロゲノエチルアミン、1,2−ジメチル−
2−ハロゲノエチルアミン、1,1,2−トリメ
チル−2−ハロゲノエチルアミン、1,1,2,
2−テトラメチル−2−ハロゲノエチルアミン、
2−プロピル−2−ハロゲノエチルアミンなどの
塩素、臭素、ヨウ素又はフツ素などのハロゲン化
水素酸塩があげられる。 また、水酸化アルカリとしては、Li、Na、K
などのアルカリ金属の水酸化物又はアルカリ土類
金属の水酸化物が用いられるが、これらは対応の
酸化物から調製したものでもよい。 本発明方法の実施は、ハロゲン化アルキルアミ
ン類水溶液の2倍モルの水酸化アルカリ水溶液
を、ハロゲン化アルキルアミン類水溶液と、これ
と等モルもしくはやや過剰の二硫化炭素との混合
液に低温条件下で、通常約20℃以下、好ましくは
約10℃以下で滴下して行われる。この際反応液温
が約20℃を超えると、前述のように各種の副反応
が促進されて、収率の低下をきたし、目的を達成
できない。 この水酸化アルカリ水溶液の滴下は上記低温条
件が保持できる速度で行うことを必要とし、通常
は30分〜3時間の範囲が好ましい。30分未満では
2−メルカプト−2−チアゾリン類の生成が不十
分となり、また3時間を越えるとハロゲン化アル
キルアミン類及び生成した2−メルカプト−2−
チアゾリン類の分解反応が顕著に起こるので望ま
しくない。 本発明方法においては、この水酸化アルカリ添
加に当り、反応液中に水溶性界面活性剤を存在さ
せるのが好ましい。このようにすることにより、
二硫化炭素の分散(乳化)性の向上による接触効
率が高められ、収率が向上する。しかも水溶性界
面活性剤であるので、生成した2−メルカプト−
2−チアゾリン類への混入は防止できる。 このような本発明方法に用いられる水溶性界面
活性剤としては、イオン性と非イオン性のものが
あり、例えば陰イオン性のものとしてはアルキル
カルボン酸(RCH2COONa)、アルキルスルホン
酸塩(RSO3Na)、アルキル硫酸エステル塩
(ROSO3Na)(以上において、Rは炭素原子数11
〜18のアルキル基を示す)などがあり、陽イオン
性のものとしては、アミン酸型(≡N・HA、
HA:酸)、第四アンモニウム塩型(〓NZ)、
ピリジニウム塩型
原料として2−メルカプト−2−チアゾリン類を
高収率かつ高純度で製造する方法に関する。 2−メルカプト−2−チアゾリン類は医薬品の
中間原料などとして有用である。この2−メルカ
プト−2−チアゾリン類の合成方法としては、ハ
ロゲン化アルキルアミン類と二硫化炭素と水酸化
アルカリを一時に加えて反応させる方法が最も普
通である。しかし、この反応が急速な発熱反応で
あるため反応器内の温度が上昇し、大容量すなわ
ち工業的に実施する場合に危険性を増大させるば
かりでなく副反応を促進し、大幅な収率低下をき
たすという欠点があつた。そこでハロゲン化アル
キルアミン類と二硫化炭素の混合物に、ごく少量
の水の存存下で、水酸化アルカリをゆつくりと添
加し、発熱反応による二硫化炭素の還流下で反応
を行わせる方法が提案されており(米国特許第
2251459号)かなりの収率の向上をみているがま
だ満足すべきものとはいえない。 本発明者らは、このような従来法の欠点を克服
するため種々検討を重ねたところ 副反応として水酸化アルカリと二硫化炭素の
消費反応が起きるが、これは二硫化炭素が水あ
るいは水酸化アルカリ水溶液に難溶で、二硫化
炭素とハロゲン化アルキルアミン類との反応が
異相反応となるため、2−メルカプト−2−チ
アゾリン類への変換速度が遅くなり、それに比
例して二硫化炭素と水酸化アルカリとの接触時
間が増し、特に高温下においては両者が反応し
てチオ炭酸アルカリや炭酸アルカリを生成して
しまい、2−メルカプト−2−チアゾリン類の
生成に関与する分が少なくなつてしまう。 また、副反応として原料であるハロゲン化ア
ルキルアミン類の加水分解が起きるがと同様
に異相反応であるために、ハロゲン化アルキル
アミン類と水酸化アルカリとの接触時間が増
え、ハロゲン化アルキルアミン類が加水分解さ
れてアミノアルキルアルコール類となり、この
反応が特に高温条件下においてより顕著にな
る。また生成してアミノアルキルアルコール類
は、ハロゲン化アルキルアミン類と同様に、二
硫化炭素及び水酸化アルカリと反応して目的の
2−メルカプト−2−チアゾリン類を生成する
が、二硫化炭素をハロゲン化アルキルアミン類
の場合の2倍モル必要とするため、収率の低下
は避けられない。 さらに、副反応として生成した2−メルカプ
ト−2−チアゾリン類の分解が起きるが、2−
メルカプト−2−チアゾリン類の生成が極めて
迅速であるため、局部的にでも、水酸化アルカ
リと生成した2−メルカプト−2−チアゾリン
類が併存すると、特に高温条件下で水酸化アル
カリにより、2−メルカプト−2−チアゾリン
類が分解される。 という知見を得た。 本発明者らはこれらの知見に基づき、前記の従
来法の欠点を克服して、ハロゲン化アルキルアミ
ン類から2−メルカプト−2−チアゾリン類を、
より高純度かつ高収率で得る方法を開発するため
さらに鋭意研究を重ねた結果、ハロゲン化アルキ
ルアミン類と二硫化炭素の混合物中に水酸化アル
カリを添加して反応させるに当り、水酸化アルカ
リの滴下時は一定の低温条件下に反応液を保持
し、滴下終了後所定の温度に反応液を昇温して後
反応を行うことにより、その目的を満足し得るこ
とを見出し、本発明をなすに至つた。 すなわち本発明は、一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子又は低級
アルキル基を示し、互いに同じでも異なつていて
もよい。またX及びYはハロゲン原子を示す。) で表わされるハロゲン化アルキルアミン類のハロ
ゲン化水素酸塩を二硫化炭素及び水酸化アルカリ
と反応させて、一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同じ意味を
もつ。) で表わされる2−メルカプト−2−チアゾリン類
を製造するに当り、ハロゲン化アルキルアミン類
と二硫化炭素の混合物中に水酸化アルカリを滴下
しながら約20℃以下で反応させ、滴下終了後40〜
80℃で後反応を行わせることを特徴とする2−メ
ルカプト−2−チアゾリン類の製造方法を提供す
るものである。 本発明方法における反応は、水酸化アルカリの
例に水酸化ナトリウムをとつて示すと、次式のと
おりである。 (式中、R1、R2、R3及びR4とX及びYは前記と
同じ意味をもつ) 本発明方法に用いられる、前記一般式()で
表わされるハロゲン化アルキルアミン類の例とし
ては、2−ハロゲノエチルアミン、2−エチル−
2−ハロゲノエチルアミン、1,2−ジメチル−
2−ハロゲノエチルアミン、1,1,2−トリメ
チル−2−ハロゲノエチルアミン、1,1,2,
2−テトラメチル−2−ハロゲノエチルアミン、
2−プロピル−2−ハロゲノエチルアミンなどの
塩素、臭素、ヨウ素又はフツ素などのハロゲン化
水素酸塩があげられる。 また、水酸化アルカリとしては、Li、Na、K
などのアルカリ金属の水酸化物又はアルカリ土類
金属の水酸化物が用いられるが、これらは対応の
酸化物から調製したものでもよい。 本発明方法の実施は、ハロゲン化アルキルアミ
ン類水溶液の2倍モルの水酸化アルカリ水溶液
を、ハロゲン化アルキルアミン類水溶液と、これ
と等モルもしくはやや過剰の二硫化炭素との混合
液に低温条件下で、通常約20℃以下、好ましくは
約10℃以下で滴下して行われる。この際反応液温
が約20℃を超えると、前述のように各種の副反応
が促進されて、収率の低下をきたし、目的を達成
できない。 この水酸化アルカリ水溶液の滴下は上記低温条
件が保持できる速度で行うことを必要とし、通常
は30分〜3時間の範囲が好ましい。30分未満では
2−メルカプト−2−チアゾリン類の生成が不十
分となり、また3時間を越えるとハロゲン化アル
キルアミン類及び生成した2−メルカプト−2−
チアゾリン類の分解反応が顕著に起こるので望ま
しくない。 本発明方法においては、この水酸化アルカリ添
加に当り、反応液中に水溶性界面活性剤を存在さ
せるのが好ましい。このようにすることにより、
二硫化炭素の分散(乳化)性の向上による接触効
率が高められ、収率が向上する。しかも水溶性界
面活性剤であるので、生成した2−メルカプト−
2−チアゾリン類への混入は防止できる。 このような本発明方法に用いられる水溶性界面
活性剤としては、イオン性と非イオン性のものが
あり、例えば陰イオン性のものとしてはアルキル
カルボン酸(RCH2COONa)、アルキルスルホン
酸塩(RSO3Na)、アルキル硫酸エステル塩
(ROSO3Na)(以上において、Rは炭素原子数11
〜18のアルキル基を示す)などがあり、陽イオン
性のものとしては、アミン酸型(≡N・HA、
HA:酸)、第四アンモニウム塩型(〓NZ)、
ピリジニウム塩型
【式】ベ
ンジルハライド型
【式】(以上に
おいてZはハロゲン原子を示す)などがあり、両
性のものとしては、ポリアミン、モノクロロ酢酸
ナトリウム、アクリル酸などを原料としたカルボ
ン酸型、クロロアルキルスルホン酸ナトリウム、
アミノスルホン酸ナトリウムを基材としたスルホ
ン酸型、エチレンオキシド、アミノエチルエタノ
ールアミンなどを出発原料とする硫酸エステル塩
型がある。そのほか非イオン性のものとしてはポ
リエチレングリコール型、多価アルコール脂肪酸
エステル型などがある。 水溶性界面活性剤は反応系内の内容物の全重量
に対し、100〜10000ppm、好ましくは200〜
400ppmの範囲で用いられる。この添加量が
100ppm未満では二硫化炭素の乳化が不十分であ
り、一方10000ppmを越えると効果が上がらない
ばかりか発泡が激しく適当でない。 本発明方法においては、水酸化アルカリ水溶液
の滴下終了後、反応液を昇温させ後反応を行う。
この反応温度は通常80℃以下〜40℃までの範囲で
あり、特に、40〜60℃が好ましい。温度が高すぎ
ると生成した2−メルカプト−2−チアゾリン類
の加水分解が起こりやすくなるので適当でない。
また温度が40℃未満では反応が完全に進まず所望
の収率に達しない。 また、この後反応の時間は、未反応二硫化炭素
が完全に消費される時間で十分であり、通常15〜
60分間の範囲が用いられるが、60分を越えて後反
応を行つてもあまり効果は期待できず、条件によ
つては逆効果となる。 このように本発明方法はハロゲン化アルキルア
ミン類と二硫化炭素及び水酸化アルカリとを、急
速な発熱を防いで、副反応抑制下に高収率で高純
度の2−メルカプト−2−チアゾリン類を製造す
ることができるという優れた効果を奏する。した
がつて、本発明方法は、工業的に実施する方法と
して特に好適である。 次に本発明方法を実施例に基づきさらに詳細に
説明する。なお以下の例中における収率は次式に
よつて算出したものである。 収率=得られた2−メルカプト−2−チアゾ
リン類のモル数/仕込んだ−2−クロロエチルアミンの
モル数×100 実施例 1 撹拌機、温度制御手段、還流冷却器及び滴下漏
斗を備えた300ml容の反応器に、水12.5gに溶解
した2−クロロエチルアミン塩酸塩0.1モル、二
硫化炭素0.11モル及び界面活性剤として、ニユー
コール261(商品名、日本乳化剤(株)製;ドデシルジ
フエノールエーテルジスルホン酸ナトリウム)約
0.1ml(クロロエチルアミン塩酸塩に対し約1.2重
量%に相当)を加える。この混合液を撹拌しなが
ら液温を約3〜5℃に冷却した。 次に、これに水酸化ナトリウム0.2モルを濃度
48重量%の水溶液として滴下漏斗により徐々に加
える。滴下時間は120分で、滴下時の反応温度は
5℃以下に保持する。水酸化ナトリウム水溶液の
滴下後反応温度を50℃に上げて15分間加熱する。
その後反応液を3〜5℃に冷却し、粗結晶をろ
別、さらに粗結晶を水洗して80℃で2時間減圧乾
燥する。 この精製結晶をヨードメトリーによる−SH基
の定量により分析したところ2−メルカプト−2
−チアゾリンが収率99.2%で得られたことがわか
つた。純度は99.5%であつた。 実施例 2 実施例1と同じ装置を備えた同様の反応器を用
い、これに水12.5gを溶解した2−クロロエチル
アミン塩酸塩0.1モル及び二硫化炭素0.11モルを
仕込み、撹拌しながら液温を3〜5℃に冷却す
る。 次にこれに水酸化ナトリウム0.2モルを濃度48
重量%の水溶液として、滴下漏斗により徐々に加
える。滴下時間は120分、反応温度は5℃以下に
保持した。水酸化ナトリウム水溶液の滴下を終え
たのち、液温を50℃に上げ、15分間加熱する。そ
の後実施例1と同様に処理して精製結晶を得、こ
れを実施例1と同様に分析して、2−メルカプト
−2−チアゾリンが収率97.01%で得られたこと
がわかつた。純度は99.1%であつた。 実施例 3 実施例1と同じ装置を備えた同様の反応器を用
い、これに水12.5gに溶解した2−ブロモエチル
アミン臭化水素酸塩0.1モル、二硫化炭素0.11モ
ル及び界面活性剤としてニユーコール261を約0.1
mlを仕込み、撹拌しながら、液温を3〜5℃に冷
却する。 次に、これに水酸化ナトリウム0.2モルを濃度
48重量%の水溶液として滴下漏斗により徐々に加
える。滴下時間は120分、反応液温は5℃以下を
保持する。濃度48重量%の水酸化ナトリウム水溶
液の滴下を終えたのち、反応液温を50℃以上に上
げ、15分間加熱する。その後実施例1と同様に処
理して精製結晶を得、これを実施例1と同様にし
て分析したところ、収率98.9%で2−メルカプト
−2−チアゾリンが得られたことがわかつた。純
度は99.3%であつた。 実施例 4 水酸化ナトリウム水溶液の滴下温度及び滴下時
間を種々変えた以外は、実施例1と同様の反応装
置を用い実施例1と同様にして反応を実施して2
−メルカプト−2−チアゾリンを得た。その反応
条件及び結果を第1表に示した。
性のものとしては、ポリアミン、モノクロロ酢酸
ナトリウム、アクリル酸などを原料としたカルボ
ン酸型、クロロアルキルスルホン酸ナトリウム、
アミノスルホン酸ナトリウムを基材としたスルホ
ン酸型、エチレンオキシド、アミノエチルエタノ
ールアミンなどを出発原料とする硫酸エステル塩
型がある。そのほか非イオン性のものとしてはポ
リエチレングリコール型、多価アルコール脂肪酸
エステル型などがある。 水溶性界面活性剤は反応系内の内容物の全重量
に対し、100〜10000ppm、好ましくは200〜
400ppmの範囲で用いられる。この添加量が
100ppm未満では二硫化炭素の乳化が不十分であ
り、一方10000ppmを越えると効果が上がらない
ばかりか発泡が激しく適当でない。 本発明方法においては、水酸化アルカリ水溶液
の滴下終了後、反応液を昇温させ後反応を行う。
この反応温度は通常80℃以下〜40℃までの範囲で
あり、特に、40〜60℃が好ましい。温度が高すぎ
ると生成した2−メルカプト−2−チアゾリン類
の加水分解が起こりやすくなるので適当でない。
また温度が40℃未満では反応が完全に進まず所望
の収率に達しない。 また、この後反応の時間は、未反応二硫化炭素
が完全に消費される時間で十分であり、通常15〜
60分間の範囲が用いられるが、60分を越えて後反
応を行つてもあまり効果は期待できず、条件によ
つては逆効果となる。 このように本発明方法はハロゲン化アルキルア
ミン類と二硫化炭素及び水酸化アルカリとを、急
速な発熱を防いで、副反応抑制下に高収率で高純
度の2−メルカプト−2−チアゾリン類を製造す
ることができるという優れた効果を奏する。した
がつて、本発明方法は、工業的に実施する方法と
して特に好適である。 次に本発明方法を実施例に基づきさらに詳細に
説明する。なお以下の例中における収率は次式に
よつて算出したものである。 収率=得られた2−メルカプト−2−チアゾ
リン類のモル数/仕込んだ−2−クロロエチルアミンの
モル数×100 実施例 1 撹拌機、温度制御手段、還流冷却器及び滴下漏
斗を備えた300ml容の反応器に、水12.5gに溶解
した2−クロロエチルアミン塩酸塩0.1モル、二
硫化炭素0.11モル及び界面活性剤として、ニユー
コール261(商品名、日本乳化剤(株)製;ドデシルジ
フエノールエーテルジスルホン酸ナトリウム)約
0.1ml(クロロエチルアミン塩酸塩に対し約1.2重
量%に相当)を加える。この混合液を撹拌しなが
ら液温を約3〜5℃に冷却した。 次に、これに水酸化ナトリウム0.2モルを濃度
48重量%の水溶液として滴下漏斗により徐々に加
える。滴下時間は120分で、滴下時の反応温度は
5℃以下に保持する。水酸化ナトリウム水溶液の
滴下後反応温度を50℃に上げて15分間加熱する。
その後反応液を3〜5℃に冷却し、粗結晶をろ
別、さらに粗結晶を水洗して80℃で2時間減圧乾
燥する。 この精製結晶をヨードメトリーによる−SH基
の定量により分析したところ2−メルカプト−2
−チアゾリンが収率99.2%で得られたことがわか
つた。純度は99.5%であつた。 実施例 2 実施例1と同じ装置を備えた同様の反応器を用
い、これに水12.5gを溶解した2−クロロエチル
アミン塩酸塩0.1モル及び二硫化炭素0.11モルを
仕込み、撹拌しながら液温を3〜5℃に冷却す
る。 次にこれに水酸化ナトリウム0.2モルを濃度48
重量%の水溶液として、滴下漏斗により徐々に加
える。滴下時間は120分、反応温度は5℃以下に
保持した。水酸化ナトリウム水溶液の滴下を終え
たのち、液温を50℃に上げ、15分間加熱する。そ
の後実施例1と同様に処理して精製結晶を得、こ
れを実施例1と同様に分析して、2−メルカプト
−2−チアゾリンが収率97.01%で得られたこと
がわかつた。純度は99.1%であつた。 実施例 3 実施例1と同じ装置を備えた同様の反応器を用
い、これに水12.5gに溶解した2−ブロモエチル
アミン臭化水素酸塩0.1モル、二硫化炭素0.11モ
ル及び界面活性剤としてニユーコール261を約0.1
mlを仕込み、撹拌しながら、液温を3〜5℃に冷
却する。 次に、これに水酸化ナトリウム0.2モルを濃度
48重量%の水溶液として滴下漏斗により徐々に加
える。滴下時間は120分、反応液温は5℃以下を
保持する。濃度48重量%の水酸化ナトリウム水溶
液の滴下を終えたのち、反応液温を50℃以上に上
げ、15分間加熱する。その後実施例1と同様に処
理して精製結晶を得、これを実施例1と同様にし
て分析したところ、収率98.9%で2−メルカプト
−2−チアゾリンが得られたことがわかつた。純
度は99.3%であつた。 実施例 4 水酸化ナトリウム水溶液の滴下温度及び滴下時
間を種々変えた以外は、実施例1と同様の反応装
置を用い実施例1と同様にして反応を実施して2
−メルカプト−2−チアゾリンを得た。その反応
条件及び結果を第1表に示した。
【表】
【表】
実施例 5
水酸化ナトリウム水溶液の滴下終了後の後反応
の温度及び時間を種々変えた以外は実施例1と同
様の反応装置を用いて実施例1と同様にして反応
を実施して2−メルカプト−2−チアゾリンを得
た。その反応条件及び結果を第2表に示した。
の温度及び時間を種々変えた以外は実施例1と同
様の反応装置を用いて実施例1と同様にして反応
を実施して2−メルカプト−2−チアゾリンを得
た。その反応条件及び結果を第2表に示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4は水素原子又は低級
アルキル基を示し、互いに同じでも異なつていて
もよい。またX及びYはハロゲン原子を示す。) で表わされるハロゲン化アルキルアミン類のハロ
ゲン化水素酸塩を二硫化炭素及び水酸化アルカリ
と反応させて、一般式 (式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同じ意味を
もつ。) で表わされる2−メルカプト−2−チアゾリン類
を製造するに当り、ハロゲン化アルキルアミン類
と二硫化炭素の混合物中に水酸化アルカリを滴下
しながら約20℃以下で反応させ、滴下終了後40〜
80℃で後反応を行わせることを特徴とする2−メ
ルカプト−2−チアゾリン類の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13775381A JPS5839674A (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 2−メルカプト−2−チアゾリン類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13775381A JPS5839674A (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 2−メルカプト−2−チアゾリン類の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5839674A JPS5839674A (ja) | 1983-03-08 |
| JPS6313434B2 true JPS6313434B2 (ja) | 1988-03-25 |
Family
ID=15206024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13775381A Granted JPS5839674A (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 2−メルカプト−2−チアゾリン類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5839674A (ja) |
-
1981
- 1981-09-03 JP JP13775381A patent/JPS5839674A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5839674A (ja) | 1983-03-08 |
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