JPS63184306A - 強磁性金属粉末の安定化方法 - Google Patents

強磁性金属粉末の安定化方法

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JPS63184306A
JPS63184306A JP62198252A JP19825287A JPS63184306A JP S63184306 A JPS63184306 A JP S63184306A JP 62198252 A JP62198252 A JP 62198252A JP 19825287 A JP19825287 A JP 19825287A JP S63184306 A JPS63184306 A JP S63184306A
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JP
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metal powder
ferromagnetic metal
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heat treatment
powder
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JP62198252A
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Kimiteru Tagawa
公照 田川
Masanobu Hiramatsu
平松 雅伸
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Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高密度記録に適した磁気記録媒体に於ける磁
性素材としての強磁性金属粉微粒子の製造方法に関する
。
従来技術 磁気記録用磁性素材については、広い記録波長域での高
出力・低ノイズを計る為に、均一性の高い微細形状粒子
で、高い保磁力(He)を有し、飽和磁化(σS)・残
留磁化(σr)共に大きく、かつ角形比(Rs=σr/
σS)も可及的に大きい磁気特性が基本的に要求される
。このうち、磁性素材としての磁性粉については、強磁
性金属粉が、その優れた磁気特性から、まずオーディオ
用磁気テープの素材として実用化され、又、8闘ビデオ
用素材として実用化されている。鉄を主要成分とした針
状性金属粉微粒子の場合、Hc値及びσS値の充分な高
さに基づく優れた磁気的ポテンシャリティが利用されて
いる事となる訳であるが、通常は1μm以下の微粒子で
ある事から、空気に対する酸化活性が極めて強く、磁気
記録媒体としての適用性を確保し、かつ信顧性を付与せ
しめる為の安定性が重要な物性として位置づけられてい
る。
従来この種の安定性を確保する手段として、(1)微粒
子表層部に酸化層を設ける方法、(2)微粒子表面に特
殊な保護層を被膜形成させる方法、 (3)微粒子表層部に酸化層を設けた後加熱処理を加え
ることにより酸化被膜層の緻密化をはかる方法等が提案
されている。
(1)に属する方法としては、酸化層を気相接触反応で
行なう方法、及び液相反応で行なう方法等があり、例え
ば特開昭55−125205.56−69301.56
−127701 、52−85054 、55−164
001 、57−85901 、57−93504.5
8−110433、58−15930等が挙げられる。
更に(2)に属する方法としては、有機物の保護層を被
着する方法としてシリコーンに代表される特殊な界面活
性剤的性格の強い低分子量有機物を被着する方法、例え
ば特開昭46−5057.50−104164.51−
122655 、51−140860 、52−155
398 、53−5798 、53−76958、54
−24000 、55−39660 、55−3966
1 、55−39662 、56−29841.56−
54013.56−148726等が挙げられる。
また更に樹脂類の保護層を被着する方法として、特開昭
53−13906.53−78099.54−1395
08.56−130831等がある。また無機塩を被着
する方法として、特開昭53−8798.56−984
01.57−9802.57−63601.58−15
9306.58−159307.58−159308.
58−161708.513−161709゜58−1
61725等が挙げられる。
また気化性防錆剤を使用する方法として、特公昭60−
4565に開示の方法が挙げられ、またアミン、鉱物油
を保護層の形成に使用する方法として、特開昭53−7
8096.53.7809や本発明者等が提案した、特
願昭60−292875等が挙げられる。
さらに無機ガスを利用する方法として本発明者等が提案
した、特願昭60−29287等が挙げられる。
(3)に属する方法としては本発明者等が提案した特願
昭59−273711が挙げられる。
本 日が解決しようとする問題点 強磁性金属粉微粒子の表面に、前記の方法により安定性
に付与することが行なわれてきたわけであるが、(1)
の方法として挙げられる、強磁性金属粉微粒子表層部に
金属粉自身の酸化物を設ける方法では、酸化物層を持た
ない金属粉に比較して安定性は高いが、これだけでは充
分な酸化防止効果を持つことが出来なかった。又(2)
の方法例えばシリコーンに代表される特殊な低分子量の
界面活性剤等を被着する方法は、劣化の原因となる酸素
及び水分を存機層により遮断する事を特徴とするもので
あり、強磁性金属微粒子の劣化を防止する効果は、上記
の酸化被膜だけに比較して著しく向上するし、又同様な
一例として樹脂等を被着する方法が挙げられる。しかし
ながら、低分子量の界面活性剤及び樹脂等は、酸素及び
水藻気の分子に比較して大きい為に、比較的多量に使用
する必要性があった。又、磁気記録媒体として使用する
場合、強磁性金属粉末は、常にバインダー樹脂と混合し
て使用する。この場合、上記の方法同様にバインダー樹
脂に強磁性金属粉末が覆われる訳であり、この様な有機
物及び樹脂処理の効果は低減して仕舞うのである。
また無機塩を被着する方法として、金属石鹸及び金属ア
ルコキシド及び金属水酸化物を被着する方法等が挙げら
れるが、この場合は、前記の有機物より分子量は小さく
酸素、水蒸気等の劣化原因となる分子を比較的透過せし
めずらいのではあるが、強磁性金属微粒子との結合力が
弱い為に安定性を向上する効果はやはり低いものでしか
ない。
また特開昭58−120704記載の方法として、強磁
性金属粉末に対して不活性でかつ金属アルコキシドを溶
解しうる溶媒に金属アルコキシドを溶解し、得られた溶
液を用いて強磁性金属粉末を湿潤し、次いで該金属粉末
の表面またはその附近に存在する金属アルコキシドを徐
々に加水分解することにより、該金属アルコキシドの完
全または不完全加水分解物の被膜を該金属粉末の表面に
形成し、次いで溶媒を蒸散またほろ別する強磁性金属粉
末の安定化方法が提案されている。この方法においては
、強磁性金属粉末表面に金属水和物の被膜が形成される
わけであるが、かかる方法では、後記比較例3に示すよ
うに、金属水和物の被膜が強磁性粉末との結合力を持た
ない為に安定性を向上する効果は少なかった。また、強
磁性金属表面にH+:+41+a、zn+z等の水酸化
物を存機極性溶媒に溶解し被着する方法も特開昭61−
40005に提案されているように公知である。この方
法は、金属水酸化物を有機極性溶媒に熔解し、極性溶媒
を蒸発して該金属水酸化物を析出しめて被着するのであ
るが、かかる方法では、溶媒乾燥時に偏析が避けられな
いことと、有機極性溶媒蒸発後析出残留した金属水酸化
物と強磁性金属とは強い結合力を持たない為に酸化安定
性を向上する被膜としての効果は少なかった。
また気化性防錆剤を使用する方法は、前記の有機物の利
用と同様に基本的な安定性向上とはならない。またアミ
ン、鉱物油を使用する方法に於いても前記の有機物の利
用と同様に基本的な安定性向上とはならない。また、無
機ガスを利用する方法としてSO□は結合力は強いので
あるが、水蒸気による酸化に対しての安定性付与に難点
があり、CO2は、酸化速度を低下せしめる効果はある
が、結合力が弱い為に酸素及び水蒸気と置換し易く、や
はり安定性確保に難点があった。
(3)の方法として微粒子表層部に酸化層を設けた後加
熱処理を加えて酸化被膜層の緻密化をはかる方法は、微
粒子表層部が緻密な酸化被膜となる為に有効な手段であ
るが、強磁性金属の酸化物被膜はこれを緻密化したとし
てもそれ自身だけではまだ完全に酸素及び水蒸気による
腐食を防止することは出来なかった。
なお、その他、還元前にAl化合物を被着し強磁性金属
粉末を製造する特公昭56−28967記載の方法が知
られている。この場合は、還元以前に被着する為に水素
等の還元性ガスにより金属表面に被膜としてのAl化合
物は、必然的に均一には存在出来ず、安定性を向上する
効果は劣っていた。
問題点を解決する為の手段 本発明者等は上記の問題点の解決を図る為に、鋭意検討
を加えた結果、強磁性金属粉末をA1アルコキシド化合
物又は/及びAlアルキル化合物を溶解した有機溶媒中
へ浸漬し、メタノールを添加して該強磁性金属粉末にA
l化合物を析出被着せしめ、その後不活性ガス雰囲気下
で又は水素ガス若しくは水素を主体とする還元性ガス雰
囲気下で熱処理する事により極めて安定性の高い強磁性
金属粉末が得られることを見い出し本発明に到達した。
以下、本発明を説明する。
本発明に於いて、使用出来るAlアルコキシド化合物又
はAlアルキル化合物としては、トルエン。
ヘプタン等の強磁性金属粒子と結合しにくくまたメタノ
ールを溶解する一般的な有機溶媒に易溶解性のものであ
ればいかなるものでも使用可能である。例えば、Alア
ルコキシド化合物としては、Al(OCzHs)+、A
l(iso−OCJ、)i、 Al(see−OCJ、
)s等が利用出来、また、Alアルキル化合物としては
、Al(CH3)1.Al(CJs)s、Al(CJv
)3.Al(CJ、)3等が利用出来るものとして挙げ
られる。ただし、より高次の炭素原子数を有するアルコ
キシド化合物若しくはアルキル化合物であっても、かか
る溶媒に実質的に溶解するものである限り、使用可能で
あることば勿論である。
本発明はかかるAlアルコキシド化合物若しくはAlア
ルキル化合物に由来するAl化合物を溶液中で強磁性金
属粉末に被着した後、特定の条件で熱処理するものであ
るが、以下、強磁性金属粉末として最も一般的な、鉄を
主体とする強磁性金属化合物を出発原料とし水素又は水
素を主体とする還元性ガスとの接触還元反応によって得
られた磁気記録用強磁性金属粉末(長軸の平均粒径2〜
0.05μm好ましくは1〜0.1μm程度 、長軸/
短軸比5〜20好ましくは10〜15程度)を例として
被着方法及び熱処理方法を示す。
本発明で使用しうる溶媒としては、例えば、ベンゼン、
トルエン、キシレンのごとき芳香族炭化水素類;ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン
のごとき脂肪族炭化水素類;アセトン、MEK 、 M
IBKのごときケトン類;エタノール、イソプロパツー
ルのごときアルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチルのご
ときエステル類等が好ましいものとして挙げられる。
まず、Alアルコキシド化合物又は/及びAlアルキル
化合物をこれらの有機溶媒、例えばトルエン等の有機溶
媒に溶解し、上記の如き強磁性金属粉末をこの溶液に浸
漬する。
強磁性金属粉末は、還元直後の徐酸化されていないもの
でも良いし、又公知の手段で徐酸化して表面に酸化層を
設けたものでも良い。該強磁性金属粉末の溶液浸漬物を
好ましくはスラリー状又はペースト状で混合し金属粉末
とA1アルコキシド化合物等を溶解した溶液を充分接触
させる。この際念のため粉末を浸漬したまま数分から数
10時間程度放置してもよい。しかる後、該溶解してい
るAlアルコキシド化合物若しくはAlアルキル化合物
をある種のAt化合物として析出セしめうるような析出
剤、例えばメタノールを系に添加し、該強磁性金属粉末
に該At化合物を析出被着せしめるのである。析出被着
を出来るだけ完全ならしめるため、数分から数時間程度
ニーダ−等により混合するのが望ましい。また、温度は
特に制限は無いが、室温〜60゛C程度が操作上好まし
い。なお、アルミニウムの被着量は、八l/Fe=0.
05χ〜20χ、好ましくは0.1χ〜10χ(WtX
 )程度である。また、メタノールの添加量は、化学量
論的に少なくともモル比で3倍量以上程度が好ましく、
上限は特に制限はないが、10倍量以上加えることは効
果の点からいっても実質的な意味が無い。
さらに、取扱の便宜上、該スラリーを濾過した後、また
はそのまま、窒素中又は空気中で乾燥を行いAll化合
物こより析出被着処理された強磁性金属粉末とする。
なお、実際に本発明を実施する場合、スラリー状若しく
はペースト状で処理す操作を行うための混合機としては
、スラリー状で処理する場合はディシルバー又はホモジ
ナイザー等が好適に利用出来、又ペースト状で処理する
場合はニーダ−等が好適に利用出来る。
斯くして得られたAt化合物を析出被着せしめた該強磁
性金属粉末を熱処理するのであるが、熱処理方法として
は、本発明者等が特願昭59−273711において提
案した、窒素やヘリウム、メタン、アルゴン等の鉄に対
して不活性なガス雰囲気下で熱処理を加える方法により
行う事が好ましい。又その他、水素又は水素を主体とし
た還元性ガス雰囲気下に於いて熱処理する事によっても
同様の効果を奏することが出来る。該熱処理の温度とし
ては200℃〜7000℃の温度範囲が好ましい。20
0°C未満では、熱分解が実質的に進行しないためか、
熱処理の効果が充分奏されず、又、700°Cを越える
と、磁気記録用利用される強磁性金属粉末は、前記した
ごとく通常1μm以下の微粒子である為に焼結が過剰に
進行し、磁気記録用としては、不適当な金属粉末となる
。処理時間は温度によって変わりうるが、30分〜10
時間程度である。
発明の作用効果 本発明の作用につき詳細に説明する。本発明は、強磁性
金属粉末をへ1アルコキシド化合物又は/及びAlアル
キル化合物を溶解した有機溶媒中へ浸漬し、メタノール
を添加して該強磁性金属粉末にl化合物を析出被着せし
め、その後不活性ガス雰囲気下で又は水素ガス若しくは
水素を主体とする還元性ガス雰囲気下で熱処理する事を
特徴とするものであるが、A1アルコキシド化合物又は
へ1アルキル化合物は単に有機溶媒中に溶解した状態で
は、強磁性金属粉末を浸漬しても、該粉末に対し特に強
い結合性は示さない。
しかして、前記したごとく、水を添加し力U水分解反応
を行い金属水和物を析出し強磁性粉末表面に該金属水和
物を堆積させ被膜を形成する方法が知られているが、ト
ルエン等の強磁性金属粉末に不活性な有機溶媒では、水
の溶解炭は非常に低い為に、またA1アルコキシド化合
物又はAlアルキル化合物の加水分解速度が非常に速い
為に、溶媒中で部分的、局部的に加水分解が進行して仕
舞い、均質な被膜を粉末表面に形成することは極めて困
難なのである。
しかるに、本発明においては、トルエン等の有機溶媒に
溶解するメタノールを添加する事により、アルコキシ基
とメトキシ基の交換反応、若しくは、アルキル基とノド
キシ基の交換反応が起り、恐らくは、Al (OCH3
) 3が生成するとともに、該Al (OCIh) :
+はトルエン等の有機溶媒中よりゆっくりと析出し、強
磁性金属粒子表面に均一に付着すると推察されるのであ
る。けだし、gl A l化合物は、均一な溶液中から
析出するのであるから、必然的に、該溶液と接触してい
る金属粒子表面にまんべんなく析出し均一な皮膜を形成
するのである。
しかして、本発明においては、該A1化合物の均−な皮
膜を有する金属粒子に対し、更に熱処理を加える事によ
り、該皮膜を構成するAl化合物の熱分解、恐らくはA
l (OCH3) 3のAl酸化物への熱分解が進行し
、Al (OCH3) 3からなる皮膜は、より強固か
つ緻密な、Al酸化物からなる皮膜へと変化するのであ
る。斯くして、該皮膜が、強磁性金属粒子の酸化に対す
る安定性をさらに飛躍的に向上せしめる作用効果を奏す
ることになるのである。
災施開 以下実施例比較例により更に詳細に本発明の方法及び効
果を説明する。
実施例1 一次粒子の長袖の平均粒径0.15μm軸比10の鉄を
主体とした強磁性金属粉末を100g用意した。
振動試料型磁力計(VSM)により外部磁場10kOe
で磁気特性を測定したところ、Hc=13800e、 
  σS−5−168e/g、 Rs=0.493であ
った。Al (iso−OCJq) *22.7gをト
ルエン150gに溶解した。該金属粉末を上記溶媒に浸
漬し念の為−晩装置した。Al/Fe=3/100Wt
比である。メタノールを10.68g(3倍モル)添加
した後、ニーダ−により4時間混練を行い充分被着せし
めた。ひきつづいて空気中で風乾処理した。磁気特性を
測定したところHc= 14800e。
a s=136emu/g、 Rs=0.501であっ
た。該処理金属粉末を特願昭59−273711記載の
方法により窒素ガス雰囲気下で400°C,2時間熱処
理を加えた。該熱処理金属粉末の磁気特性を測定したと
ころttc=15400e、σs=134emu/g、
 Rs=0.502であった。8亥熱処理金属粉末をト
ルエンに浸漬し更に風乾を行った。その後、該処理金属
粉末を、50’C,80χRHの恒温恒湿器に放置して
、劣化試験を行った。60時間経過後、該処理金属粉末
を恒温恒温器から取り出し磁気特性を測定したところ、
飽和磁化(σS)は、1228mu/gであった。また
−週間経過後、該処理した金属粉末の飽和磁化(σS)
を測定したところ、121emu/gであった。この結
果、磁気記録用金属磁性粉末として充分な安定性を持つ
事が分かった。
実施例2 実施例1と同様の強磁性金属粉末を使用した。
Al (iso−OC3Ht) 3をトルエン中に溶解
し、メタノールを添加し、強磁性金属粉末にAl化合物
を被着処理する迄は実施例1と同様の方法で行なった。
該処理金属粉末を水素雰囲気下で400°C12時間熱
処理を加えた。該処理金属粉末の磁気特性を測定したと
ころ、Hc=13700e、  σs=160emu/
g、Rs=0.490であった。該処理金属粉末をトル
エンに浸漬後風乾した粉体として空気中に取り出した。
・該金属粉末の磁気特性を測定したところHc・144
50e、  a s=139emu/g、 Rs=0.
500であった。実施例1と同様の方法で劣化試験を行
った。60時間経過後該金属粉末のσS値は120em
u/gであった。また−週間経過後のσS値は同様に1
20emu/gであった。この結果、水素雰囲気下での
熱処理によっても安定性を増加する効果がある事が分か
った。
実施例3 実施例1記載の強磁性金属粉末を使用した。
Al(iso−CJt) 3をAl(CJs)3 とし
た以外は実施例1と同様の方法で行った。Al(CzH
5)*の添加量はAlと強磁性金属との重量比で3/1
00とした。メタノール添加と同時にエタンガスが発生
した。被着処理後実施例1記載の方法により、熱処理を
加えた。該熱処理金属粉末の磁気特性を測定したところ
、Hc=15400e、 a s=134emu/g、
Rs=0.502であった。更にトルエンに浸漬後、風
乾処理を行なった後、実施例1記載の方法により劣化試
験を行なった。60時間後の飽和磁化値は121emu
/gであった。
また−週間経過後の飽和磁化値は、120emu/gで
あった。この結果Alアルキル化合物を使用しても安定
性を増す効果を発揮することが確認された。
実施例4 実施例1記載の強磁性金属粉末を使用した。
Al (iso−QC3)1+) zの量を変化し更に
Al(iso−Cd5)sの量に応じて添加するメタノ
ールの量を変化した以外は、実施例1の方法で被着処理
した。窒素雰囲気下で400°C12時間熱処理した金
属粉末の実施例1と同様にして測定した劣化試験結果を
第1図に示す。なお、図において、○は60時間後、Δ
は1週間後の値を示す。
比較例1 実施例1記載の強磁性金属粉末をトルエンに浸漬し風乾
を行い強磁性金属粉末とした。該金属粉末の磁気特性を
測定した結果、Hc=15000e、  σs213L
emu/g、 Rs=0.502であった。実施例1と
同様の方法で劣化試験を行った。60時間経過後のσS
値は95emu/gであった。また−週間経過後のσS
値は90emu/gであった。実施例に記載の方法によ
って得られた強磁性金属粉末より安定性が著しく劣る結
果であった。
比較例2 実施例1記載の強磁性金属粉末を使用した。
Al(iso〜0CJ7)3をトルエンに溶解し、強磁
性金属粉末を浸漬処理する迄は、実施例1と同様の方法
で被着処理した。該浸漬物をそのまま空気中で風乾処理
し強磁性金属粉末とした。該金属粉末の磁気特性を測定
した結果、Hc=14950e、  σs=132em
u/g、 Rs=0.502であった。該処理金属粉末
を実施例1記載の方法により劣化試験を行なった。60
時間後の飽和磁化値は、98 emu/gであった。ま
た−週間経過後の飽和磁化値は、9Qemu/gであっ
た。この結果、被着処理により劣化初期の安定性を向上
する効果はわずかにあるもののが、到底充分な安定性付
与効果を発揮することは出来なかった。
比較例3 実施例1記載の強磁性金属粉末を使用した。
Al (iso−OC3H7) 322.7gをトルエ
ン150gに?容解した。該強磁性金属粉末を上記の溶
媒に浸漬し一晩放置した(Al/Fe・3/100 w
t比)。該浸漬物に純水を6.0g (イソプロポキシ
ドの3倍モル景)添加し加水分解した後、ニーダ−によ
り4時間混練を行い空気中で風乾処理した。これの磁気
特性を測定したところHc=14850e、  σ5=
135 emu/g、Rs=0.501であった。該処
理金属粉末を実施例1記戦の方法により劣化試験を行っ
た。60時間経過後のσS値は、106 emu/gで
あり、また−週間経過後のσS値は、95 emu/g
  であった。この結果、単に加水分解を行い、へ1水
和物を強磁性金属粉末表面に堆積する方法では、初期の
劣化速度を低下する作用はある程度有するものの長期の
劣化に対しては存効な手段とはならないことが確認され
た。その為に磁気記録用強磁性金属粉末としては到底満
足できない結果となった。
実施例5、比較例4 実施例1記載の強磁性金属粉末を使用した。窒素ガスに
よる熱処理温度を変化した以外は、実施例1の方法で行
った。処理後の強磁性金属粉末の劣化試験結果を第2図
に示す。図において、○は60時間後、Δは1週間後の
値を示す。この結果、熱処理温度が200 ’C未満の
場合、初期の劣化防止に対してはある程度の効果を発揮
するものの時間と共に劣化が進行する為に、長期の安定
性に難点があることが判明した。したがって、長期安定
性を考慮した場合、実用的な観点から採用しろる熱処理
温度としては、200°C以上が効果を発揮することが
解った。
以上、実施例、比較例の記載から明らかな様に本発明に
従えば、強磁性金属粉末をA1アルコキシド化合物又は
/及びAlアルキル化合物を溶解した有機溶媒中へ浸漬
し、メタノールを添加して該強磁性金属粉末上にAl化
合物を析出被着せしめ、均一な被膜を形成し、その後不
活性ガス雰囲気下で又は水素ガス若しくは水素を主体と
する還元性ガス雰囲気下で熱処理し、該被膜をより強固
・緻密な被膜にすることにより、結局、安定性の極めて
高い磁気記録用強磁性金属粉末を提供する事が出来るの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、Al化合物の被着量に対する強磁性金属粉末
の安定性を示すグラフであり、第2図は、耐化合物被着
強磁性金属粉末を窒素ガス雰囲気下で熱処理した場合の
処理温度に対する安定性の関係を示すグラフである。 なお、図において、Oは60時間後、△は1週間後の値
を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)強磁性金属粉末をAlアルコキシド化合物又は/
    及びAlアルキル化合物を溶解した有機溶媒中へ浸漬し
    、メタノールを添加して該強磁性金属粉末にAl化合物
    を析出被着せしめ、その後不活性ガス雰囲気下で又は水
    素ガス若しくは水素を主体とする還元性ガス雰囲気下で
    熱処理する事を特徴とする強磁性金属の安定化方法。
  2. (2)熱処理の温度範囲が200℃〜7000℃である
    特許請求の範囲第1項記載の強磁性金属粉末の安定化方
    法。
JP62198252A 1986-09-22 1987-08-10 強磁性金属粉末の安定化方法 Pending JPS63184306A (ja)

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JP22211886 1986-09-22
JP61-222118 1986-09-22

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JPS63184306A true JPS63184306A (ja) 1988-07-29

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ID=16777437

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JP62198252A Pending JPS63184306A (ja) 1986-09-22 1987-08-10 強磁性金属粉末の安定化方法

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JP (1) JPS63184306A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5711783A (en) * 1994-02-15 1998-01-27 H.C. Starck, Gmbh & Co., Kg Preparation from metal alkoxides of high purity metal powder

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5711783A (en) * 1994-02-15 1998-01-27 H.C. Starck, Gmbh & Co., Kg Preparation from metal alkoxides of high purity metal powder

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