JPS6323057B2 - - Google Patents
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- JPS6323057B2 JPS6323057B2 JP58021990A JP2199083A JPS6323057B2 JP S6323057 B2 JPS6323057 B2 JP S6323057B2 JP 58021990 A JP58021990 A JP 58021990A JP 2199083 A JP2199083 A JP 2199083A JP S6323057 B2 JPS6323057 B2 JP S6323057B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D17/00—Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions
- B65D17/28—Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness
- B65D17/401—Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Description
本発明は、易開封性ヒートシール蓋に関するも
ので、より詳細には易開封性と優れた密封性能と
を兼ね備えた金属箔タイプのヒートシール蓋に関
する。 従来、密封性能と同時に易開封性をも付与した
ヒートシール蓋としては、所謂ピーラブルシール
蓋と呼ばれるものが知られている。このピーラブ
ルシール蓋は、金属箔等の可撓性基体にヒートシ
ーラントの層を設けたものであり、ヒートシーラ
ントとしては、ポリエチレン等のオレフイン系樹
脂にワツクス、粘着付与剤、エラストマー等を配
合することによつて、シール強度を1Kg/15mmの
オーダーに調節したものが使用されている。この
種のピーラブルシール蓋は、内容物を充填した包
装体を加熱殺菌した場合の密封信頼性に欠けてお
り、厚生省告示17号(昭和52年8月1日施行)に
おいても、ヒートシールにより密封され、加圧加
熱殺菌される食品用の容器は、2.3Kg/15mm以上
のヒートシール強度を有することを義務づけてい
る。 しかして、このような高いシール強度で密封さ
れたヒートシール蓋は、ヒートシール界面での手
による剥離は到底困難であり、現状ではナイフ、
罐切等の工具を用いて開封を行つている。 一方、格別の器具を用いることなく手で容易に
開封できる蓋として、所謂イージイ・オープン罐
蓋がある。この罐蓋は、アルム金属シートで形成
された罐蓋に開口用部分をスコアで区画し、この
開口用部分に蓋と一体にリベツトを形成させて、
この開口用部分のリベツトでプル・リングを固定
したものであり、罐胴部材のフランジ部と二重巻
締して使用されるものである。 このようなイージイ・オープン罐蓋は、加圧加
熱殺菌にも耐え、しかも優れた開封性を有する
が、高価なアルミ金属素材を多量に使用すること
及び複雑でしかも手数のかかる苛酷な加工工程を
必要とすることのため、前述した可撓性ヒートシ
ール蓋に比して価格がかなり高いという欠点を有
する。 のみならず、このようなイージイ・オープン罐
蓋は、適用し得る容器が罐のように耐熱性の大き
いものに限定されるという用途上の制約がある。
即ち、このようなイージイ・オープン罐蓋は、絞
り成形で形成されたプラスチツク製のカツプ状容
器と二重巻締して、高度の信頼性のある密封を形
成させることが困難であり、しかも熱間充填やレ
トルト殺菌条件では、カツプのフランジがこの温
度で軟化するために確実な密封が一層困難なもの
となる。 更に、易開封性ヒートシール蓋の他のタイプの
ものとして、金属箔、紙基体及びプラスチツクフ
イルムの積層体から成る蓋材に予じめ開口を設
け、この開口を覆い且つ開口周辺部に密着するよ
うに、プラスチツク製の開封用タブを射出成形に
よつて一体に設けたものが知られているが、この
タイプのヒートシール蓋では、タブの開口周辺部
への密着性乃至密封性とタブの易開封性とを同時
に満足させることが至難であるという問題があ
る。 従つて、本発明の目的は、高いヒートシール強
度と易開封性との組合せを有すると共に、開封用
タブの蓋材への取付けが確実にしかも容易に、ま
た易開封性や密封信頼性を損なうことなしに可能
となる易開封性ヒートシール蓋を提供するにあ
る。 本発明の他の目的は、開封用タブが積層シート
から成る蓋材から離脱することなく強固に保持さ
れると共に、開封に際して、積層シートの剪断を
開封予定ラインに沿つて円滑にしかもきれいに行
い得る易開封性ヒートシール蓋を提供するにあ
る。 本発明の更に他の目的は、プラスチツク製容器
或いはアルミニウム箔容器のように二重巻締の困
難な容器の密封に好適に使用される易開封性ヒー
トシール蓋を提供するにある。 本発明によれば、容器本体とヒートシール部を
形成して該容器本体を密封するための易開封性ヒ
ートシール蓋において、該蓋は少なくともヒート
シール性オレフイン系樹脂内面材と金属箔と外面
保護層とを備えた積層体から成り、該蓋のヒート
シールすべき周辺部よりも中心側には、開口すべ
き部分を区画するスコアが金属箔の厚み方向の途
中に達するように設けられており、該スコアの中
心側にはスコアの開封開始部に近接して蓋を貫通
する孔が設けられ、内面材の樹脂と主たるオレフ
イン単位を共通にするオレフイン系樹脂から成る
リベツトが貫通孔を通して挿入され且つ蓋材の内
面側に突出した先端部が面方向に広げられた構造
となることにより開封用タブが固定され、該リベ
ツトの内面側に突出された先端部分と内面材とは
熱融着により密封係合され、開封用タブの一端部
或いはリベツトの内面側部分の周縁部がスコアの
開封開始部と実質上重なり合う位置関係で設けら
れ、且つ貫通孔の断面積及びリベツトと内面材と
の間のシール面積は5:1乃至1:10の面積比で
存在することを特徴とする易開封性ヒートシール
蓋が提供される。 本発明を、添付図面を参照しつつ以下に詳細に
説明する。 本発明の易開封性ヒートシール蓋を容器に適用
した状態で示す第1及び2図及び蓋の要部断面を
拡大して示す第3図において、この易開封性ヒー
トシール蓋1は、ヒートシール性熱可塑性樹脂内
面材2と金属箔3とを備えた積層体の蓋材から成
つており、この蓋材1の外表面には金属箔保護の
ために樹脂保護層4が設けられている。 この蓋材1はヒートシールされるべき周辺部5
を有しており、その最外縁部にはカール6が設け
られている。このヒートシール用周辺部5よりも
中心側には開口すべき部分7(第2図)を区画す
るスコア8が設けられている。この開口すべき部
分7には、これを開封するための開封用タブ9が
以下に詳述する仕組みで設けられる。 このヒートシール用蓋を適用する容器10は、
第1図に示すように、熱可塑性樹脂のフイルム乃
至はシート、もしくはこれらと紙及び/又は金属
箔との積層体から形成され、底部11、これに一
体に連なる側壁部12及びこの開口端に連なるフ
ランジ部13から成つており、このフランジ部1
3と蓋体周辺部5との間でヒートシールによる密
封が行われる。 本発明においては、第3図の拡大図に示す通
り、スコア8を蓋材1の外側から金属箔3の途中
に迄達するように設けると共に、このスコア8の
中心側に且つスコアの開封開始部14に近接し
て、蓋材1を貫通する孔15を設ける。開封用タ
ブ9は、開封用リング16とリベツト17とから
成つており、この開封用リング16は一端部に押
裂き用先端18を有している。リベツト17は、
蓋材1の内面材2とヒートシール可能な熱可塑性
樹脂から成つていて、このリベツト17は、第4
図に示す通り、蓋材1の貫通孔15内に挿入され
且つ蓋材の内面側に突出された先端部19が水平
面方向に広げられることによりタブ9の蓋材への
固定が行われる。このリベツト17の内面側に突
出した先端部19と蓋材内面材2とは熱融着によ
り密封係合される。 第2図に示すように、開封用タブ9の一端部、
押裂用先端18は、蓋材1のスコアの開封開始部
14と実質上重なる位置関係で設けられる。第1
乃至4図に示す具体例においは、開封用リング1
6及びリベツト17は共にヒートシール性樹脂で
一体に形成されている。 本発明のヒートシール蓋においては、貫通孔1
5の断面積、即ちリベツト17の断面積をS0と
し、リベツト先端部分19と内面材2との間のシ
ール面積をS1としたとき、S0:S1の面積比が5:
1乃至1:10となるように設ける。 金属箔及び樹脂フイルムから成る積層体を切裂
いて開封を行うためには、先ず予じめ設けたスコ
ア8の開封開始部14に切目を入れることが問題
であり、スコア8に一旦切目が入ると、この切目
からスコア8に沿つて積層体の破断が比較的容易
に進行するようになる。開封に際してスコア8に
切目を入れるには鋭利で大きい剪断力が必要とな
り、そのためには強固な支点が必要となる。 本発明によれば、開封開始部14に近接して貫
通孔15を設け、この貫通孔15に開封用タブ9
のリベツト17を挿入し、このリベツトの先端部
18を広げて熱融着により固定したため、例えば
開封用タブ9を蓋1に熱接着した場合に比して、
開封に対して強固な支点が形成され、タブ9のリ
ング16を上方に持上げたときタブ9の先端がス
コアの開封開始部14に押込まれてスコアの剪断
による切目の形成が容易に行われる。即ち、リベ
ツト先端の広げられた部分18は、蓋材1が可撓
性の比較的柔かい材料である場合にも、支点とな
るべき部が過度に変形するのを防止する作用を行
うものである。 このような易開封性蓋における他の重要な問題
は、蓋材に設けた貫通孔15と開封用タブのリベ
ツト17との間でレトルト殺菌乃至は熱間充填や
その他の保存に耐える密封信頼性のあるヒートシ
ールを形成させることが困難であること、及び開
封に際して、開封用タブが貫通孔15の部分から
すつぽ抜けたり或いは貫通孔15の部分から裂け
たりして、円滑な開封操作が困難となることであ
る。 本発明によれば、貫通孔15に挿入したリベツ
ト17の内側に突出した先端部分19を水平面方
向に広げると共に、この部分19を蓋材の内面材
2に熱融着させると共に、貫通孔15の断面積S0
とヒートシール部の断面積(先端部分19)S1と
の面積比を前述した範囲とすることにより、上述
した問題も有効に解消される。即ち、ヒートシー
ル部の面積比率が上記範囲よりも小さい場合に
は、密封不良や開封用タブのズレや抜け等が生じ
る傾向があり、一方ヒートシール部の面積比率が
上記範囲よりも大きい場合には、押裂き用先端8
をスコアの開封開始部14に有効に押込むことが
困難となつて、易開封性が損われる傾向がある。
本発明によれば、ヒートシール部の面積比率を前
述した範囲に選ぶことによつて、密封信頼性及び
タブの固着と易開封性との組合せが得られる。 本発明において、蓋材1に設ける貫通孔15の
断面積は、開封用タブの固定が有効に行われるも
のであり、一般に2乃至100mm2、特に4乃至30mm2
の範囲にあることが望ましい。 本発明に用いる蓋用の積層シート4は、ヒート
シール性内面材2と金属箔3とを備えたものであ
れば、任意の材料でよいが、金属箔3の包装体内
面側となる面に接着剤層20を介してヒートシー
ル性内面材2が貼合され、金属箔3の他方の面に
は保護被覆4、特に塗膜を設けたものが有利に使
用される。 本発明において、金属箔3としては、アルミ箔
の如き軽金属箔が好適に使用されるが、鉄箔、鋼
箔、ブリキ箔等を使用することも勿論可能であ
る。これらの金属箔は、アルマイト処理、ベーマ
イト処理、リン酸及び/又はクロム酸等による化
学処理、化成処理等の前処理を行つて、表面処理
層21を形成させることが、耐加熱殺菌性の点で
は望ましい。 金属箔は、スコアでの引裂きが可能となるよう
に若干の剛性を有することが必要であり、かかる
見地から、50μ以上、特に80μ以上の厚みを有す
ることが望ましい。金属箔の厚さの上限は、経済
性と、開封時に指等の損傷を防止するという見地
からは、200μ以下、特に150μ以下であることが
望ましい。 金属箔に設けるスコア8は、ガスバリヤー性の
点でも、また耐圧性や耐落下衝撃性等の見地から
も、金属箔の厚み方向の途中で留まつていること
が重要であり、その深さは上記特性と、易開封性
との見地から金属箔の厚みの3/10乃至7/10、特に
2/5乃至3/5の範囲にあり且スコア部に残る金属箔
の厚みが20μ以上、特に30μ以上となるようなも
のが好ましい。 ヒートシール性内面材2としては、プロピレン
系樹脂、特にアイソタクテイツク・ポリプロピレ
ンが最も好適であるが、エチレン含有量が15モル
%以下、特に10モル%以下であるという範囲内で
結晶性プロピレン・エチレン共重合体をも使用で
きる。これらのプロピレン系樹脂は、一般に5乃
至100g/10minの融解指数(ASTMD−1238)
を有することが望ましい。プロピレン系樹脂フイ
ルムの厚みが大きすぎるときには、スコアでの積
層体の引裂きが困難となり、また厚みが小さすぎ
るときには、ヒートシール性が低下するので、30
乃至150μ、特に50乃至100μの範囲とするのが好
適である。 ヒートシール性内面材用の接着剤20として
は、酸変性プロピレン系樹脂が最も好適に使用さ
れ、この酸変性プロピレン系樹脂を介してプロピ
レン系樹脂層を金属箔3に熱融着させる。 即ち、ヒートシール用内面材としてプロピレン
系樹脂を選択し、この内面材を金属箔に対して、
主たる構成オレフイン単量体がプロピレンである
酸乃至は酸無水物変性オレフイン系樹脂(以下単
に酸変性プロピレン系樹脂と呼ぶ)の層を介して
熱融着させると、他の如何なる組合せを用いた場
合よりも、積層シートをスコアに沿つて正確にし
かも円滑に引裂きが可能となる。 即ち、プロピレン系樹脂フイルムを酸変性プロ
ピレン系樹脂層を介して金属箔に熱融着させる
と、フイルムと金属箔とを如何なる他の接着剤層
を介して接着させた場合よりも、積層体の剪断時
におけるデラミネーシヨン、即ち層間剥離が抑制
される。 本発明はこの態様で使用するプロピレン系樹脂
は、伸びが比較的小さく、しかも重合体鎖中に第
3級炭素原子が1個おきに存在するという化学構
造上の特徴を有し、そのために熱減成を受け易い
という性質を有している。更に、このプロピレン
系重合体は高温で結晶化が進行し易いという特徴
もある。 かくして、プロピレン系樹脂フイルムを酸変性
プロピレン系樹脂層を介して金属箔に熱融着させ
ると、この酸変性プロピレン系樹脂が金属箔に対
して親和性の大きいカルボキシル基を有し、しか
もプロピレン系樹脂と主たる構成オレフイン単位
を共通にしていることに関連して、レトルト殺菌
や引裂きに耐える強固な層間接着が得られ、更に
プロピレン系樹脂フイルムの熱融着に生ずる減成
や結晶化によつて、フイルム自体の伸びが少なく
なり、これにより、スコアに沿つた正確でしかも
円滑な引裂きが可能となるものである。 好適な酸変性プロピレン系樹脂は、カルボキシ
ル基やその無水物を、1乃至600特に10乃至300ミ
リイクイバレント(meq)/100g重合体の濃度
で含有する。更に、この変性プロピレン系樹脂
は、積層体の易開封性や熱接着性の点で5g/
10min以上の融解指数を有することが好ましい。 変性に用いる酸乃至はその無水物としては次の
ものが単独或いは2種以上の組合せで使用され
る。 A エチレン系不飽和カルボン酸: アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン
酸、5―ノルボルネン―2,3―ジカルボン
酸。 B エチレン系不飽和無水カルボン酸: 無水マレイン酸、無水シトラコン酸、5―ノル
ボルネン―2,3―ジカルボン酸無水物、テト
ラヒドロ無水フタル酸。 これらの内でも、無水マレイン酸変性ポリプロ
ピレンが本発明の目的に最も好都合である。 変性処理は、グラフト共重合、末端処理等の公
知の手段で、前記単量体をプロピレン系樹脂の主
鎖又は側鎖に導入することにより行われる。例え
ば、プロピレン系樹脂から成る幹ポリマーと酸基
含有エチレン系不飽和単量体とを、ラジカル開始
剤或いはラジカル開始手段の存在下に接触させる
ことにより、容易に変性プロピレン系樹脂とする
ことができる。上述した変性プロピレン系樹脂
は、一般に0.5乃至20μ、特に1乃至10μの厚みで
金属箔とプロピレン系樹脂層との間に介在させ
る。 熱融着に際して、変性プロピレン系樹脂をフイ
ルム、粉末、分散液或いは溶液の形で塗布し、次
いでこれを加熱して変性プロピレン系樹脂を溶融
させると共に、この上に予め形成されたプロピレ
ン系樹脂フイルムを重ね合せて、金属箔に融着せ
しめる。変性プロピレン系樹脂の塗装は、静電塗
装、電気泳動塗装、ロールコート、浸漬塗装、バ
ーコート、溶射、流動浸漬等により行うことがで
き、また押出コートでも行い得る。塗布金属箔の
加熱は、高周波誘導加熱、赤外線加熱、熱風炉等
により行うことができる。更に、変性プロピレン
系樹脂とプロピレン系樹脂を別個に金属箔に施こ
す代りに、両樹脂を多層多重ダイを通して共押出
し、この共押出された二層フイルムを金属箔に対
して熱融着させてもよい。 内面材2としては、低―、中―或いは高密度の
ポリエチレン、エチレン―酢酸ビニル共重合体、
エチレン―ブテン―1共重合体、エチレン―プロ
ピレン共重合体等の他のオレフイン系樹脂を用い
ることもできる。この場合、接着剤層20として
は対応する酸変性オレフイン樹脂を用いればよ
い。また、接着剤層20としては、酸変性樹脂の
代りにウレタン系接着剤等の他の接着剤を用いる
こともできる。 内面材2を接着剤層20を介して金属箔3に貼
り合せる他に、それ自体ヒートシール性を有する
と共に金属箔に熱接着可能な熱可塑性樹脂、例え
ば酸変性オレフイン系樹脂を内面材2として直接
金属箔に貼り合せることもできる。 また、金属箔に施こす保護被覆4としては、熱
硬化性及び熱可塑性樹脂から成る任意の塗料;例
えばフエノール・エポキシ塗料、アミノ―エポキ
シ塗料等の変性エポキシ塗料:例えば塩化ビニル
―酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル―酢酸ビニル
共重合体部分ケン化物、塩化ビニル―酢酸ビニル
―無水マレイン酸共重合体、エポキシ変性―、エ
ポキシアミノ変性―或いはエポキシフエノール変
性―ビニル樹脂塗料等のビニル又は変性ビニル塗
料;アクリル樹脂系塗料;スチレン―ブタジエン
系共重合体等の合成ゴム系塗料等が使用される。
さらに、ニトロセルロース系のニス類も有効に使
用出来る。 これらの塗料は、エナメル或いはラツカー等の
有機溶媒溶液或いはオルガノゾルの形で、或いは
水性分散液又は水溶液の形で、スプレー塗装、ロ
ール塗装、浸漬塗装、静電塗装、電気泳動塗装等
の形で金属箔に施こす。塗料が熱硬化性の場合に
は、必要により焼付ける。尚、保護被覆4として
は、塗料以外に各種樹脂フイルム乃至はコーテイ
ングを用いることも当然である。 開封用タブ9は、内面材2に対してヒートシー
ル可能な樹脂、即ち、内面材樹脂と主たるオレフ
イン単位を共通にするオレフイン樹脂を射出成形
等の手段で成形することにより行われ、リベツト
17の先端の熱変形や内面材との融着は、超音波
照射、輻射熱、熱伝導等による加熱下に押圧する
こと、さらにプレス成形などにより容易に行われ
るが、蓋材とのヒートシールを一層完全なものと
するために、金属箔2の電導を利用して、高周波
誘導加熱を行うこともできる。ここで、内面材樹
脂と主たるオレフイン単位を共通にするオレフイ
ン系樹脂とは、例えば内面材がポリプロピレンか
ら成る場合には、タブ用樹脂としてポリプロピレ
ンや、プロピレンを主体とするプロピレン―エチ
レン共重合体が使用され、また内面材がポリエチ
レンから成る場合には、タブ用樹脂としてポリエ
チレンが使用されることを意味する。 本発明において、スコア8の形状は、シール部
の内側全体を開口する所謂フルオープン形状のみ
ならず、第5図に示すように、シール部内側のみ
に小円形或いは両滴形のスコア8aを刻み、注ぎ
口となるべき開口予定部としてもよい。 また、開封用リング16の一端に押裂き用先端
を設ける代りに、第6図及び第7図に示す通り、
リベツト17の広げられた先端部分19aの端縁
21をスコア8aの開封開始部14aと重なる位
置関係で設けて、リング16を上に持上げること
により、開封開始部14aにおけるスコアの剪断
による切目の形成を行つてもよい。この場合スコ
アの開封開始部14aとリベツト17の広げられ
た先端部分19aの端縁21とが実質上重なる位
置関係で設けられていることが重要であり、スコ
アの開封開始部14aと端縁21の距離が隣れて
いると初期開口力が大きくなつて開口不能となる
傾向がある。また、貫通孔15の断面積S0とヒー
トシール部の断面積(先端分19a)S1との面積
比率が前記範囲よりも小さい場合には、第1〜4
図の具体例の場合と同様に密封不良や開封用タブ
のズレや抜け等が生じる傾向があり、一方ヒート
シール部の面積比率が前記範囲よりも大きい場合
には、ヒートシール部の端縁21により有効にス
コアの開封開始部14aを引裂くことが困難とな
る傾向がある。 また、ヒートシール部の端縁21が14aのス
コア線を越えて外方にまで接着されている場合も
スコアの切断が容易に行えず、初期開口力が増大
して開口不能になる傾向がある。 更に、開封用リングとリベツトとを一体に樹脂
で成形する代りに、第8図に示すように、リベツ
ト17aのみを樹脂で製造し、開封用リング16
aをアルミニウム、ブリキ、テイン・フリー・ス
チール等の任意の金属素材の打抜き、折り曲げ加
工等によつて形成することができ、リング16a
の固定をリベツト17aで行わせることもでき
る。 更にリベツトとして第11図に示すように、内
面側に突出した部分19bを予め成形したものを
蓋パネルの小孔に内面側から挿入して高周波誘導
加熱により19bの部分をパネル内面に融着さ
せ、第12図に示すようなプラスチツクリング1
6bをリベツトに差し込み、リベツトの上部17
bを超音波加工或いは熱アンビル加工等によつて
頭部を成形し、プラスチツクリング16bに固定
させることもできる。 本発明の蓋は、金属缶、プラスチツク容器、金
属箔容器、金属箔/プラスチツク複合容器、紙/
プラスチツク複合容器、紙/金属箔/プラスチツ
ク複合容器等の各種の容器の密封に有利に使用で
き、特に、本発明は二重巻締が適用不能な易座屈
性の容器や、熱間充填、加熱殺菌等の処理を必要
とする包装容器の密封の用途に有利であり、特に
真空成形によるプラスチツクカツプ、プラグアシ
スト成形、圧空成形等による一軸或いは二軸延伸
プラスチツクカツプ、絞り成形による金属箔容器
等或いは可撓性材料から成る側面継目容器に対す
るヒートシール蓋として好適に利用される。 本発明の容器蓋においては、ヒートシール部と
は独立に開封すべき部分が形成されているため、
このヒートシール部を、熱間充填、熱湯殺菌、レ
トルト殺菌等の殺菌操作に耐えるものとすること
ができ、高度の密封信頼性を有していることと相
俟つて、食品類を長期にわたつて安定に保存で
き、しかも開封が容易にしかも確実に行い得ると
いう利点を有するものである。 本発明の優れた作用効果を次の例で説明する。 実施例 1〜3 第1表に示す材料をそれぞれ用いて、構成が外
層/アルミ箔/接着剤層/内面層の積層シート
を、実施例1はパウダー・コート・ラミネーシヨ
ン法、実施例2は押出コートラミネーシヨン法、
実施例3はドライラミネーシヨン法によりそれぞ
れラミネートした。 次に、これらの積層シートから第6図に示すよ
うな落し蓋状に成形されてリキツドポー型のスコ
ア加工が施こされ、かつ中心部に第1表に示すよ
うな径の小孔がそれぞれ打抜かれた直径が60mmφ
の蓋中間体を作製した。 次に第6図に示すような開口用リングとリベツ
トが一体となつた開口用タブを第1表に示す材料
によつて射出成形法により作製した。 この開口用タブのリベツト部を前記蓋中間体の
中心部の小孔に挿入し、それぞれ第1表に示す方
法により、リベツトの頭部を第6〜7図の19a
のように成形し、かつ内面樹脂層に溶着させた。 次に実施例1及び3についてはポリプロピレ
ン/紙/ポリプロピレン/アルミ箔/ポリプロピ
レン、実施例2についてはポリエチレン/紙/ポ
リエチレン/アルミ箔/ポリエチレンのラミネー
ト材から成る直径が55mmφ、高さが132mmで両端
がカールされたコンボリユート・タイプの缶胴の
一方開口カール部にスコア加工及びタブ付け加工
が施されていない底蓋をまず高周波シーラーによ
りシールした。この容器本体に80℃に加熱したオ
レンジジユースを充填し、前工程で得られたそれ
ぞれの開口リングが取付けられた蓋を高周波シー
ラーにより缶胴開口カール部にシールした。 内容品が充填されたそれぞれの容器を蓋の開口
部においてリングタブより開口したところ、所定
のスコア線に沿つて円滑に開口が実施できた。開
口後の開口部の状態は、デラミネーシヨン、フエ
ザーリング等の欠陥がなく良好であつた。 比較例 1 実施例1において、蓋中央部の貫通孔の径を5
mmφとし、リベツト内面層側接着部の径を5.1mm
φとした(S0:S1=24.8:1)以外は実施例1と
同様の蓋を作成し、内容品を充填した後に開口し
たところ、開口用リングタブが小孔より引抜け、
スコア部からの開口は不可能であつた。 比較例 2 実施例1において、蓋中央部の貫通孔の径を2
mmφとし、リベツト内面層側接着部の径を10mmφ
とした(S0:S1=1:24.3)以外は実施例1と同
様の蓋を作成し、内容品を充填した後にリングタ
ブより開口したところ、初期開口力が大であるた
めリング取付けのリベツト部の引きちぎれが生
じ、開口は不可能であつた。 実施例 4、5 第2表に示す材料をそれぞれ用いて、構成が外
層/アルミ箔/接着剤層/内面層の積層シート
を、実施例4は押出コートラミネーシヨン法で、
実施例5はドライラミネーション法でそれぞれラ
ミネートした。 次にこれらの積層シートから実施例4は第1〜
4図に示すような、また実施例5は第5図に示す
ような落し蓋状に成形されてスコア加工され、か
つ第2表に示すような径の小孔がそれぞれ打抜か
れた蓋中間体を作製した。 この開口用タブのリベツト部を前記蓋中間体の
小孔に挿入し、それぞれ第2表に示す方法により
リベツトの頭部を第4〜5図の19のように成形
し、かつ内面樹脂層に溶着させた。 次に実施例4は、ポリプロピレンで成形された
直径が50mmφの底部、テーパーを持つた高さ80mm
の側壁部及び直径が74mmで巾3mmのフランジ部か
ら成るカツプにフルーツヨーグルトを充填し、前
記蓋体をカツプフランジ部にヒートシーラーによ
つてシールした。 実施例5は実施例2で用いた紙複合材から成る
缶本体に80℃に加熱したオレンジジユースを充填
し、前記蓋体を缶胴開口カール部に高周波シーラ
ーによりシールした。 内容品が充填されたそれぞれの容器を蓋の開口
部においてリングタブより開口したところ、所定
のスコア線に沿つて円滑に開口が実施できた。開
口後の開口部の状態は、デラミネーシヨン、フエ
ザーリング等の欠陥がなく良好であつた。 比較例 3 実施例1において開口用タブの取付けをスコア
近傍ではなく、スコアで区画された部分の中央部
に行つたところ、リベツト頭部の内面側接着部分
の周縁部がスコアの開封開始部と実質上重なり合
う位置関係でないため、開口用リングを引上げて
開口したところ、スコアの開封開始部の切断が生
じず開口は不可能であつた。 比較例 4 実施例4において、開口用タブの取付けをスコ
ア近傍ではなく、スコアで区画された部分の中央
部寄りに行つたところ、開封用タブの一端部がス
コアの開封開始部と実質上重なり合う位置関係に
ないため、開口時に開封用タブの押裂き用先端に
よりスコアの開封開始部の切断が行えず、スコア
に沿つて円滑に開口することが不可能であつた。
ので、より詳細には易開封性と優れた密封性能と
を兼ね備えた金属箔タイプのヒートシール蓋に関
する。 従来、密封性能と同時に易開封性をも付与した
ヒートシール蓋としては、所謂ピーラブルシール
蓋と呼ばれるものが知られている。このピーラブ
ルシール蓋は、金属箔等の可撓性基体にヒートシ
ーラントの層を設けたものであり、ヒートシーラ
ントとしては、ポリエチレン等のオレフイン系樹
脂にワツクス、粘着付与剤、エラストマー等を配
合することによつて、シール強度を1Kg/15mmの
オーダーに調節したものが使用されている。この
種のピーラブルシール蓋は、内容物を充填した包
装体を加熱殺菌した場合の密封信頼性に欠けてお
り、厚生省告示17号(昭和52年8月1日施行)に
おいても、ヒートシールにより密封され、加圧加
熱殺菌される食品用の容器は、2.3Kg/15mm以上
のヒートシール強度を有することを義務づけてい
る。 しかして、このような高いシール強度で密封さ
れたヒートシール蓋は、ヒートシール界面での手
による剥離は到底困難であり、現状ではナイフ、
罐切等の工具を用いて開封を行つている。 一方、格別の器具を用いることなく手で容易に
開封できる蓋として、所謂イージイ・オープン罐
蓋がある。この罐蓋は、アルム金属シートで形成
された罐蓋に開口用部分をスコアで区画し、この
開口用部分に蓋と一体にリベツトを形成させて、
この開口用部分のリベツトでプル・リングを固定
したものであり、罐胴部材のフランジ部と二重巻
締して使用されるものである。 このようなイージイ・オープン罐蓋は、加圧加
熱殺菌にも耐え、しかも優れた開封性を有する
が、高価なアルミ金属素材を多量に使用すること
及び複雑でしかも手数のかかる苛酷な加工工程を
必要とすることのため、前述した可撓性ヒートシ
ール蓋に比して価格がかなり高いという欠点を有
する。 のみならず、このようなイージイ・オープン罐
蓋は、適用し得る容器が罐のように耐熱性の大き
いものに限定されるという用途上の制約がある。
即ち、このようなイージイ・オープン罐蓋は、絞
り成形で形成されたプラスチツク製のカツプ状容
器と二重巻締して、高度の信頼性のある密封を形
成させることが困難であり、しかも熱間充填やレ
トルト殺菌条件では、カツプのフランジがこの温
度で軟化するために確実な密封が一層困難なもの
となる。 更に、易開封性ヒートシール蓋の他のタイプの
ものとして、金属箔、紙基体及びプラスチツクフ
イルムの積層体から成る蓋材に予じめ開口を設
け、この開口を覆い且つ開口周辺部に密着するよ
うに、プラスチツク製の開封用タブを射出成形に
よつて一体に設けたものが知られているが、この
タイプのヒートシール蓋では、タブの開口周辺部
への密着性乃至密封性とタブの易開封性とを同時
に満足させることが至難であるという問題があ
る。 従つて、本発明の目的は、高いヒートシール強
度と易開封性との組合せを有すると共に、開封用
タブの蓋材への取付けが確実にしかも容易に、ま
た易開封性や密封信頼性を損なうことなしに可能
となる易開封性ヒートシール蓋を提供するにあ
る。 本発明の他の目的は、開封用タブが積層シート
から成る蓋材から離脱することなく強固に保持さ
れると共に、開封に際して、積層シートの剪断を
開封予定ラインに沿つて円滑にしかもきれいに行
い得る易開封性ヒートシール蓋を提供するにあ
る。 本発明の更に他の目的は、プラスチツク製容器
或いはアルミニウム箔容器のように二重巻締の困
難な容器の密封に好適に使用される易開封性ヒー
トシール蓋を提供するにある。 本発明によれば、容器本体とヒートシール部を
形成して該容器本体を密封するための易開封性ヒ
ートシール蓋において、該蓋は少なくともヒート
シール性オレフイン系樹脂内面材と金属箔と外面
保護層とを備えた積層体から成り、該蓋のヒート
シールすべき周辺部よりも中心側には、開口すべ
き部分を区画するスコアが金属箔の厚み方向の途
中に達するように設けられており、該スコアの中
心側にはスコアの開封開始部に近接して蓋を貫通
する孔が設けられ、内面材の樹脂と主たるオレフ
イン単位を共通にするオレフイン系樹脂から成る
リベツトが貫通孔を通して挿入され且つ蓋材の内
面側に突出した先端部が面方向に広げられた構造
となることにより開封用タブが固定され、該リベ
ツトの内面側に突出された先端部分と内面材とは
熱融着により密封係合され、開封用タブの一端部
或いはリベツトの内面側部分の周縁部がスコアの
開封開始部と実質上重なり合う位置関係で設けら
れ、且つ貫通孔の断面積及びリベツトと内面材と
の間のシール面積は5:1乃至1:10の面積比で
存在することを特徴とする易開封性ヒートシール
蓋が提供される。 本発明を、添付図面を参照しつつ以下に詳細に
説明する。 本発明の易開封性ヒートシール蓋を容器に適用
した状態で示す第1及び2図及び蓋の要部断面を
拡大して示す第3図において、この易開封性ヒー
トシール蓋1は、ヒートシール性熱可塑性樹脂内
面材2と金属箔3とを備えた積層体の蓋材から成
つており、この蓋材1の外表面には金属箔保護の
ために樹脂保護層4が設けられている。 この蓋材1はヒートシールされるべき周辺部5
を有しており、その最外縁部にはカール6が設け
られている。このヒートシール用周辺部5よりも
中心側には開口すべき部分7(第2図)を区画す
るスコア8が設けられている。この開口すべき部
分7には、これを開封するための開封用タブ9が
以下に詳述する仕組みで設けられる。 このヒートシール用蓋を適用する容器10は、
第1図に示すように、熱可塑性樹脂のフイルム乃
至はシート、もしくはこれらと紙及び/又は金属
箔との積層体から形成され、底部11、これに一
体に連なる側壁部12及びこの開口端に連なるフ
ランジ部13から成つており、このフランジ部1
3と蓋体周辺部5との間でヒートシールによる密
封が行われる。 本発明においては、第3図の拡大図に示す通
り、スコア8を蓋材1の外側から金属箔3の途中
に迄達するように設けると共に、このスコア8の
中心側に且つスコアの開封開始部14に近接し
て、蓋材1を貫通する孔15を設ける。開封用タ
ブ9は、開封用リング16とリベツト17とから
成つており、この開封用リング16は一端部に押
裂き用先端18を有している。リベツト17は、
蓋材1の内面材2とヒートシール可能な熱可塑性
樹脂から成つていて、このリベツト17は、第4
図に示す通り、蓋材1の貫通孔15内に挿入され
且つ蓋材の内面側に突出された先端部19が水平
面方向に広げられることによりタブ9の蓋材への
固定が行われる。このリベツト17の内面側に突
出した先端部19と蓋材内面材2とは熱融着によ
り密封係合される。 第2図に示すように、開封用タブ9の一端部、
押裂用先端18は、蓋材1のスコアの開封開始部
14と実質上重なる位置関係で設けられる。第1
乃至4図に示す具体例においは、開封用リング1
6及びリベツト17は共にヒートシール性樹脂で
一体に形成されている。 本発明のヒートシール蓋においては、貫通孔1
5の断面積、即ちリベツト17の断面積をS0と
し、リベツト先端部分19と内面材2との間のシ
ール面積をS1としたとき、S0:S1の面積比が5:
1乃至1:10となるように設ける。 金属箔及び樹脂フイルムから成る積層体を切裂
いて開封を行うためには、先ず予じめ設けたスコ
ア8の開封開始部14に切目を入れることが問題
であり、スコア8に一旦切目が入ると、この切目
からスコア8に沿つて積層体の破断が比較的容易
に進行するようになる。開封に際してスコア8に
切目を入れるには鋭利で大きい剪断力が必要とな
り、そのためには強固な支点が必要となる。 本発明によれば、開封開始部14に近接して貫
通孔15を設け、この貫通孔15に開封用タブ9
のリベツト17を挿入し、このリベツトの先端部
18を広げて熱融着により固定したため、例えば
開封用タブ9を蓋1に熱接着した場合に比して、
開封に対して強固な支点が形成され、タブ9のリ
ング16を上方に持上げたときタブ9の先端がス
コアの開封開始部14に押込まれてスコアの剪断
による切目の形成が容易に行われる。即ち、リベ
ツト先端の広げられた部分18は、蓋材1が可撓
性の比較的柔かい材料である場合にも、支点とな
るべき部が過度に変形するのを防止する作用を行
うものである。 このような易開封性蓋における他の重要な問題
は、蓋材に設けた貫通孔15と開封用タブのリベ
ツト17との間でレトルト殺菌乃至は熱間充填や
その他の保存に耐える密封信頼性のあるヒートシ
ールを形成させることが困難であること、及び開
封に際して、開封用タブが貫通孔15の部分から
すつぽ抜けたり或いは貫通孔15の部分から裂け
たりして、円滑な開封操作が困難となることであ
る。 本発明によれば、貫通孔15に挿入したリベツ
ト17の内側に突出した先端部分19を水平面方
向に広げると共に、この部分19を蓋材の内面材
2に熱融着させると共に、貫通孔15の断面積S0
とヒートシール部の断面積(先端部分19)S1と
の面積比を前述した範囲とすることにより、上述
した問題も有効に解消される。即ち、ヒートシー
ル部の面積比率が上記範囲よりも小さい場合に
は、密封不良や開封用タブのズレや抜け等が生じ
る傾向があり、一方ヒートシール部の面積比率が
上記範囲よりも大きい場合には、押裂き用先端8
をスコアの開封開始部14に有効に押込むことが
困難となつて、易開封性が損われる傾向がある。
本発明によれば、ヒートシール部の面積比率を前
述した範囲に選ぶことによつて、密封信頼性及び
タブの固着と易開封性との組合せが得られる。 本発明において、蓋材1に設ける貫通孔15の
断面積は、開封用タブの固定が有効に行われるも
のであり、一般に2乃至100mm2、特に4乃至30mm2
の範囲にあることが望ましい。 本発明に用いる蓋用の積層シート4は、ヒート
シール性内面材2と金属箔3とを備えたものであ
れば、任意の材料でよいが、金属箔3の包装体内
面側となる面に接着剤層20を介してヒートシー
ル性内面材2が貼合され、金属箔3の他方の面に
は保護被覆4、特に塗膜を設けたものが有利に使
用される。 本発明において、金属箔3としては、アルミ箔
の如き軽金属箔が好適に使用されるが、鉄箔、鋼
箔、ブリキ箔等を使用することも勿論可能であ
る。これらの金属箔は、アルマイト処理、ベーマ
イト処理、リン酸及び/又はクロム酸等による化
学処理、化成処理等の前処理を行つて、表面処理
層21を形成させることが、耐加熱殺菌性の点で
は望ましい。 金属箔は、スコアでの引裂きが可能となるよう
に若干の剛性を有することが必要であり、かかる
見地から、50μ以上、特に80μ以上の厚みを有す
ることが望ましい。金属箔の厚さの上限は、経済
性と、開封時に指等の損傷を防止するという見地
からは、200μ以下、特に150μ以下であることが
望ましい。 金属箔に設けるスコア8は、ガスバリヤー性の
点でも、また耐圧性や耐落下衝撃性等の見地から
も、金属箔の厚み方向の途中で留まつていること
が重要であり、その深さは上記特性と、易開封性
との見地から金属箔の厚みの3/10乃至7/10、特に
2/5乃至3/5の範囲にあり且スコア部に残る金属箔
の厚みが20μ以上、特に30μ以上となるようなも
のが好ましい。 ヒートシール性内面材2としては、プロピレン
系樹脂、特にアイソタクテイツク・ポリプロピレ
ンが最も好適であるが、エチレン含有量が15モル
%以下、特に10モル%以下であるという範囲内で
結晶性プロピレン・エチレン共重合体をも使用で
きる。これらのプロピレン系樹脂は、一般に5乃
至100g/10minの融解指数(ASTMD−1238)
を有することが望ましい。プロピレン系樹脂フイ
ルムの厚みが大きすぎるときには、スコアでの積
層体の引裂きが困難となり、また厚みが小さすぎ
るときには、ヒートシール性が低下するので、30
乃至150μ、特に50乃至100μの範囲とするのが好
適である。 ヒートシール性内面材用の接着剤20として
は、酸変性プロピレン系樹脂が最も好適に使用さ
れ、この酸変性プロピレン系樹脂を介してプロピ
レン系樹脂層を金属箔3に熱融着させる。 即ち、ヒートシール用内面材としてプロピレン
系樹脂を選択し、この内面材を金属箔に対して、
主たる構成オレフイン単量体がプロピレンである
酸乃至は酸無水物変性オレフイン系樹脂(以下単
に酸変性プロピレン系樹脂と呼ぶ)の層を介して
熱融着させると、他の如何なる組合せを用いた場
合よりも、積層シートをスコアに沿つて正確にし
かも円滑に引裂きが可能となる。 即ち、プロピレン系樹脂フイルムを酸変性プロ
ピレン系樹脂層を介して金属箔に熱融着させる
と、フイルムと金属箔とを如何なる他の接着剤層
を介して接着させた場合よりも、積層体の剪断時
におけるデラミネーシヨン、即ち層間剥離が抑制
される。 本発明はこの態様で使用するプロピレン系樹脂
は、伸びが比較的小さく、しかも重合体鎖中に第
3級炭素原子が1個おきに存在するという化学構
造上の特徴を有し、そのために熱減成を受け易い
という性質を有している。更に、このプロピレン
系重合体は高温で結晶化が進行し易いという特徴
もある。 かくして、プロピレン系樹脂フイルムを酸変性
プロピレン系樹脂層を介して金属箔に熱融着させ
ると、この酸変性プロピレン系樹脂が金属箔に対
して親和性の大きいカルボキシル基を有し、しか
もプロピレン系樹脂と主たる構成オレフイン単位
を共通にしていることに関連して、レトルト殺菌
や引裂きに耐える強固な層間接着が得られ、更に
プロピレン系樹脂フイルムの熱融着に生ずる減成
や結晶化によつて、フイルム自体の伸びが少なく
なり、これにより、スコアに沿つた正確でしかも
円滑な引裂きが可能となるものである。 好適な酸変性プロピレン系樹脂は、カルボキシ
ル基やその無水物を、1乃至600特に10乃至300ミ
リイクイバレント(meq)/100g重合体の濃度
で含有する。更に、この変性プロピレン系樹脂
は、積層体の易開封性や熱接着性の点で5g/
10min以上の融解指数を有することが好ましい。 変性に用いる酸乃至はその無水物としては次の
ものが単独或いは2種以上の組合せで使用され
る。 A エチレン系不飽和カルボン酸: アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン
酸、5―ノルボルネン―2,3―ジカルボン
酸。 B エチレン系不飽和無水カルボン酸: 無水マレイン酸、無水シトラコン酸、5―ノル
ボルネン―2,3―ジカルボン酸無水物、テト
ラヒドロ無水フタル酸。 これらの内でも、無水マレイン酸変性ポリプロ
ピレンが本発明の目的に最も好都合である。 変性処理は、グラフト共重合、末端処理等の公
知の手段で、前記単量体をプロピレン系樹脂の主
鎖又は側鎖に導入することにより行われる。例え
ば、プロピレン系樹脂から成る幹ポリマーと酸基
含有エチレン系不飽和単量体とを、ラジカル開始
剤或いはラジカル開始手段の存在下に接触させる
ことにより、容易に変性プロピレン系樹脂とする
ことができる。上述した変性プロピレン系樹脂
は、一般に0.5乃至20μ、特に1乃至10μの厚みで
金属箔とプロピレン系樹脂層との間に介在させ
る。 熱融着に際して、変性プロピレン系樹脂をフイ
ルム、粉末、分散液或いは溶液の形で塗布し、次
いでこれを加熱して変性プロピレン系樹脂を溶融
させると共に、この上に予め形成されたプロピレ
ン系樹脂フイルムを重ね合せて、金属箔に融着せ
しめる。変性プロピレン系樹脂の塗装は、静電塗
装、電気泳動塗装、ロールコート、浸漬塗装、バ
ーコート、溶射、流動浸漬等により行うことがで
き、また押出コートでも行い得る。塗布金属箔の
加熱は、高周波誘導加熱、赤外線加熱、熱風炉等
により行うことができる。更に、変性プロピレン
系樹脂とプロピレン系樹脂を別個に金属箔に施こ
す代りに、両樹脂を多層多重ダイを通して共押出
し、この共押出された二層フイルムを金属箔に対
して熱融着させてもよい。 内面材2としては、低―、中―或いは高密度の
ポリエチレン、エチレン―酢酸ビニル共重合体、
エチレン―ブテン―1共重合体、エチレン―プロ
ピレン共重合体等の他のオレフイン系樹脂を用い
ることもできる。この場合、接着剤層20として
は対応する酸変性オレフイン樹脂を用いればよ
い。また、接着剤層20としては、酸変性樹脂の
代りにウレタン系接着剤等の他の接着剤を用いる
こともできる。 内面材2を接着剤層20を介して金属箔3に貼
り合せる他に、それ自体ヒートシール性を有する
と共に金属箔に熱接着可能な熱可塑性樹脂、例え
ば酸変性オレフイン系樹脂を内面材2として直接
金属箔に貼り合せることもできる。 また、金属箔に施こす保護被覆4としては、熱
硬化性及び熱可塑性樹脂から成る任意の塗料;例
えばフエノール・エポキシ塗料、アミノ―エポキ
シ塗料等の変性エポキシ塗料:例えば塩化ビニル
―酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル―酢酸ビニル
共重合体部分ケン化物、塩化ビニル―酢酸ビニル
―無水マレイン酸共重合体、エポキシ変性―、エ
ポキシアミノ変性―或いはエポキシフエノール変
性―ビニル樹脂塗料等のビニル又は変性ビニル塗
料;アクリル樹脂系塗料;スチレン―ブタジエン
系共重合体等の合成ゴム系塗料等が使用される。
さらに、ニトロセルロース系のニス類も有効に使
用出来る。 これらの塗料は、エナメル或いはラツカー等の
有機溶媒溶液或いはオルガノゾルの形で、或いは
水性分散液又は水溶液の形で、スプレー塗装、ロ
ール塗装、浸漬塗装、静電塗装、電気泳動塗装等
の形で金属箔に施こす。塗料が熱硬化性の場合に
は、必要により焼付ける。尚、保護被覆4として
は、塗料以外に各種樹脂フイルム乃至はコーテイ
ングを用いることも当然である。 開封用タブ9は、内面材2に対してヒートシー
ル可能な樹脂、即ち、内面材樹脂と主たるオレフ
イン単位を共通にするオレフイン樹脂を射出成形
等の手段で成形することにより行われ、リベツト
17の先端の熱変形や内面材との融着は、超音波
照射、輻射熱、熱伝導等による加熱下に押圧する
こと、さらにプレス成形などにより容易に行われ
るが、蓋材とのヒートシールを一層完全なものと
するために、金属箔2の電導を利用して、高周波
誘導加熱を行うこともできる。ここで、内面材樹
脂と主たるオレフイン単位を共通にするオレフイ
ン系樹脂とは、例えば内面材がポリプロピレンか
ら成る場合には、タブ用樹脂としてポリプロピレ
ンや、プロピレンを主体とするプロピレン―エチ
レン共重合体が使用され、また内面材がポリエチ
レンから成る場合には、タブ用樹脂としてポリエ
チレンが使用されることを意味する。 本発明において、スコア8の形状は、シール部
の内側全体を開口する所謂フルオープン形状のみ
ならず、第5図に示すように、シール部内側のみ
に小円形或いは両滴形のスコア8aを刻み、注ぎ
口となるべき開口予定部としてもよい。 また、開封用リング16の一端に押裂き用先端
を設ける代りに、第6図及び第7図に示す通り、
リベツト17の広げられた先端部分19aの端縁
21をスコア8aの開封開始部14aと重なる位
置関係で設けて、リング16を上に持上げること
により、開封開始部14aにおけるスコアの剪断
による切目の形成を行つてもよい。この場合スコ
アの開封開始部14aとリベツト17の広げられ
た先端部分19aの端縁21とが実質上重なる位
置関係で設けられていることが重要であり、スコ
アの開封開始部14aと端縁21の距離が隣れて
いると初期開口力が大きくなつて開口不能となる
傾向がある。また、貫通孔15の断面積S0とヒー
トシール部の断面積(先端分19a)S1との面積
比率が前記範囲よりも小さい場合には、第1〜4
図の具体例の場合と同様に密封不良や開封用タブ
のズレや抜け等が生じる傾向があり、一方ヒート
シール部の面積比率が前記範囲よりも大きい場合
には、ヒートシール部の端縁21により有効にス
コアの開封開始部14aを引裂くことが困難とな
る傾向がある。 また、ヒートシール部の端縁21が14aのス
コア線を越えて外方にまで接着されている場合も
スコアの切断が容易に行えず、初期開口力が増大
して開口不能になる傾向がある。 更に、開封用リングとリベツトとを一体に樹脂
で成形する代りに、第8図に示すように、リベツ
ト17aのみを樹脂で製造し、開封用リング16
aをアルミニウム、ブリキ、テイン・フリー・ス
チール等の任意の金属素材の打抜き、折り曲げ加
工等によつて形成することができ、リング16a
の固定をリベツト17aで行わせることもでき
る。 更にリベツトとして第11図に示すように、内
面側に突出した部分19bを予め成形したものを
蓋パネルの小孔に内面側から挿入して高周波誘導
加熱により19bの部分をパネル内面に融着さ
せ、第12図に示すようなプラスチツクリング1
6bをリベツトに差し込み、リベツトの上部17
bを超音波加工或いは熱アンビル加工等によつて
頭部を成形し、プラスチツクリング16bに固定
させることもできる。 本発明の蓋は、金属缶、プラスチツク容器、金
属箔容器、金属箔/プラスチツク複合容器、紙/
プラスチツク複合容器、紙/金属箔/プラスチツ
ク複合容器等の各種の容器の密封に有利に使用で
き、特に、本発明は二重巻締が適用不能な易座屈
性の容器や、熱間充填、加熱殺菌等の処理を必要
とする包装容器の密封の用途に有利であり、特に
真空成形によるプラスチツクカツプ、プラグアシ
スト成形、圧空成形等による一軸或いは二軸延伸
プラスチツクカツプ、絞り成形による金属箔容器
等或いは可撓性材料から成る側面継目容器に対す
るヒートシール蓋として好適に利用される。 本発明の容器蓋においては、ヒートシール部と
は独立に開封すべき部分が形成されているため、
このヒートシール部を、熱間充填、熱湯殺菌、レ
トルト殺菌等の殺菌操作に耐えるものとすること
ができ、高度の密封信頼性を有していることと相
俟つて、食品類を長期にわたつて安定に保存で
き、しかも開封が容易にしかも確実に行い得ると
いう利点を有するものである。 本発明の優れた作用効果を次の例で説明する。 実施例 1〜3 第1表に示す材料をそれぞれ用いて、構成が外
層/アルミ箔/接着剤層/内面層の積層シート
を、実施例1はパウダー・コート・ラミネーシヨ
ン法、実施例2は押出コートラミネーシヨン法、
実施例3はドライラミネーシヨン法によりそれぞ
れラミネートした。 次に、これらの積層シートから第6図に示すよ
うな落し蓋状に成形されてリキツドポー型のスコ
ア加工が施こされ、かつ中心部に第1表に示すよ
うな径の小孔がそれぞれ打抜かれた直径が60mmφ
の蓋中間体を作製した。 次に第6図に示すような開口用リングとリベツ
トが一体となつた開口用タブを第1表に示す材料
によつて射出成形法により作製した。 この開口用タブのリベツト部を前記蓋中間体の
中心部の小孔に挿入し、それぞれ第1表に示す方
法により、リベツトの頭部を第6〜7図の19a
のように成形し、かつ内面樹脂層に溶着させた。 次に実施例1及び3についてはポリプロピレ
ン/紙/ポリプロピレン/アルミ箔/ポリプロピ
レン、実施例2についてはポリエチレン/紙/ポ
リエチレン/アルミ箔/ポリエチレンのラミネー
ト材から成る直径が55mmφ、高さが132mmで両端
がカールされたコンボリユート・タイプの缶胴の
一方開口カール部にスコア加工及びタブ付け加工
が施されていない底蓋をまず高周波シーラーによ
りシールした。この容器本体に80℃に加熱したオ
レンジジユースを充填し、前工程で得られたそれ
ぞれの開口リングが取付けられた蓋を高周波シー
ラーにより缶胴開口カール部にシールした。 内容品が充填されたそれぞれの容器を蓋の開口
部においてリングタブより開口したところ、所定
のスコア線に沿つて円滑に開口が実施できた。開
口後の開口部の状態は、デラミネーシヨン、フエ
ザーリング等の欠陥がなく良好であつた。 比較例 1 実施例1において、蓋中央部の貫通孔の径を5
mmφとし、リベツト内面層側接着部の径を5.1mm
φとした(S0:S1=24.8:1)以外は実施例1と
同様の蓋を作成し、内容品を充填した後に開口し
たところ、開口用リングタブが小孔より引抜け、
スコア部からの開口は不可能であつた。 比較例 2 実施例1において、蓋中央部の貫通孔の径を2
mmφとし、リベツト内面層側接着部の径を10mmφ
とした(S0:S1=1:24.3)以外は実施例1と同
様の蓋を作成し、内容品を充填した後にリングタ
ブより開口したところ、初期開口力が大であるた
めリング取付けのリベツト部の引きちぎれが生
じ、開口は不可能であつた。 実施例 4、5 第2表に示す材料をそれぞれ用いて、構成が外
層/アルミ箔/接着剤層/内面層の積層シート
を、実施例4は押出コートラミネーシヨン法で、
実施例5はドライラミネーション法でそれぞれラ
ミネートした。 次にこれらの積層シートから実施例4は第1〜
4図に示すような、また実施例5は第5図に示す
ような落し蓋状に成形されてスコア加工され、か
つ第2表に示すような径の小孔がそれぞれ打抜か
れた蓋中間体を作製した。 この開口用タブのリベツト部を前記蓋中間体の
小孔に挿入し、それぞれ第2表に示す方法により
リベツトの頭部を第4〜5図の19のように成形
し、かつ内面樹脂層に溶着させた。 次に実施例4は、ポリプロピレンで成形された
直径が50mmφの底部、テーパーを持つた高さ80mm
の側壁部及び直径が74mmで巾3mmのフランジ部か
ら成るカツプにフルーツヨーグルトを充填し、前
記蓋体をカツプフランジ部にヒートシーラーによ
つてシールした。 実施例5は実施例2で用いた紙複合材から成る
缶本体に80℃に加熱したオレンジジユースを充填
し、前記蓋体を缶胴開口カール部に高周波シーラ
ーによりシールした。 内容品が充填されたそれぞれの容器を蓋の開口
部においてリングタブより開口したところ、所定
のスコア線に沿つて円滑に開口が実施できた。開
口後の開口部の状態は、デラミネーシヨン、フエ
ザーリング等の欠陥がなく良好であつた。 比較例 3 実施例1において開口用タブの取付けをスコア
近傍ではなく、スコアで区画された部分の中央部
に行つたところ、リベツト頭部の内面側接着部分
の周縁部がスコアの開封開始部と実質上重なり合
う位置関係でないため、開口用リングを引上げて
開口したところ、スコアの開封開始部の切断が生
じず開口は不可能であつた。 比較例 4 実施例4において、開口用タブの取付けをスコ
ア近傍ではなく、スコアで区画された部分の中央
部寄りに行つたところ、開封用タブの一端部がス
コアの開封開始部と実質上重なり合う位置関係に
ないため、開口時に開封用タブの押裂き用先端に
よりスコアの開封開始部の切断が行えず、スコア
に沿つて円滑に開口することが不可能であつた。
【表】
【表】
【表】
【表】
実施例 6
第3表に示す材料を用いて構成が塗料層/
120μアルミ箔/10μ無水マレイン酸変性高密度ポ
リエチレン層/60μ高密度ポリエチレン層の積層
シートを押出コートラミネーシヨン法でラミネー
トした。 次にこの積層シートから第9図に示すようなノ
ンデタツチ式リキツドポー型のスコアが加工さ
れ、かつ第3表に示すような径の小孔が打抜かれ
た角型成形蓋の中間体を作製した。リバース式の
開口用タブのリベツト部を前記蓋中間体の小孔に
挿入し、第3表に示す方法によりリベツトの頭部
を第9図の19のように成形し、かつ内面樹脂層
に融着させた。 次に、実施例2で使用したポリエチレン/紙/
ポリエチレン/アルミ箔/ポリエチレンのラミネ
ート材から成る60mm×60mmの角型で高さ210mmの
罐胴の一方の開口端にスコア加工、孔あけ加工及
びタブ付け加工が施されていない底蓋をまず高周
波シーラーによりシールした。この容器に80℃に
加熱したオレンジジユースを充填し、前工程で得
られたタブ付蓋を高周波シーラーにより罐胴開口
端にシールした。 内容品が充填された密封容器の蓋の開口部にお
いてリングタブより開口したところ、所定のスコ
ア線に沿つて円滑に開口が実施できた。開口後の
開口部の状態は、デラミネーシヨン、フエザーリ
ング等の欠陥がなく良好であつた。 実施例 7 第3表に示す材料を用いて構成が塗料層/
100μアルミ箔/10μ無水マレイン酸変性ポリプロ
ピレン/50μエチレン―プロピレン・コポリマー
の積層シートを押出コートラミネーシヨンにより
得た。 次にこの積層シートから第10図に示すような
渦巻式フルオープン型のスコアが加工され、かつ
第3表に示すような径の小孔が打抜かれた落し蓋
状の蓋中間体を作製した。開口用タブのリベツト
部を前記中間体の小孔に挿入し、第3表に示す方
法によりリベツトの頭部を第10図19aのよう
に成形し、かつ内面樹脂層に融着させた。 次に実施例4で使用したカツプにワインゼリー
を充填し、前記蓋体をカツプフランジ部にヒート
シールした。この密封容器の開口テストを行つた
ところ開口は良好で問題はなかつた。
120μアルミ箔/10μ無水マレイン酸変性高密度ポ
リエチレン層/60μ高密度ポリエチレン層の積層
シートを押出コートラミネーシヨン法でラミネー
トした。 次にこの積層シートから第9図に示すようなノ
ンデタツチ式リキツドポー型のスコアが加工さ
れ、かつ第3表に示すような径の小孔が打抜かれ
た角型成形蓋の中間体を作製した。リバース式の
開口用タブのリベツト部を前記蓋中間体の小孔に
挿入し、第3表に示す方法によりリベツトの頭部
を第9図の19のように成形し、かつ内面樹脂層
に融着させた。 次に、実施例2で使用したポリエチレン/紙/
ポリエチレン/アルミ箔/ポリエチレンのラミネ
ート材から成る60mm×60mmの角型で高さ210mmの
罐胴の一方の開口端にスコア加工、孔あけ加工及
びタブ付け加工が施されていない底蓋をまず高周
波シーラーによりシールした。この容器に80℃に
加熱したオレンジジユースを充填し、前工程で得
られたタブ付蓋を高周波シーラーにより罐胴開口
端にシールした。 内容品が充填された密封容器の蓋の開口部にお
いてリングタブより開口したところ、所定のスコ
ア線に沿つて円滑に開口が実施できた。開口後の
開口部の状態は、デラミネーシヨン、フエザーリ
ング等の欠陥がなく良好であつた。 実施例 7 第3表に示す材料を用いて構成が塗料層/
100μアルミ箔/10μ無水マレイン酸変性ポリプロ
ピレン/50μエチレン―プロピレン・コポリマー
の積層シートを押出コートラミネーシヨンにより
得た。 次にこの積層シートから第10図に示すような
渦巻式フルオープン型のスコアが加工され、かつ
第3表に示すような径の小孔が打抜かれた落し蓋
状の蓋中間体を作製した。開口用タブのリベツト
部を前記中間体の小孔に挿入し、第3表に示す方
法によりリベツトの頭部を第10図19aのよう
に成形し、かつ内面樹脂層に融着させた。 次に実施例4で使用したカツプにワインゼリー
を充填し、前記蓋体をカツプフランジ部にヒート
シールした。この密封容器の開口テストを行つた
ところ開口は良好で問題はなかつた。
【表】
第1図は、本発明の一具体例である容器の構造
を示す断面図であり、第2図は、第1図の蓋体の
平面図であり、第3図は、第1図の蓋体のタブ取
付部の拡大断面図であり、第4図は、第1図の蓋
体の分解斜視図であり、第5図は、本発明の他の
具体例である蓋体の分解斜視図であり、第6図
は、本発明の他の具体例である蓋体の分解斜視図
であり、第7図は、第6図の蓋体のタブ取付部の
拡大断面図であり、第8図は、本発明の更に他の
具体例である蓋体の分解斜視図であり、第9図
は、本発明のさらに他の具体例である蓋の分解斜
視図であり、第10図は、本発明のさらに他の具
体例である蓋の分解斜視図であり、第11図は、
本発明のさらに他の具体例である蓋のリベツト部
の断面図であり、第12図は、第11図のリベツ
トを使用した蓋体の分解斜視図であつて、 引照数字1は蓋本体、2は樹脂内面材、3は金
属箔、4は樹脂保護層、8はスコア、9は開封用
タブ、10は容器本体、13はフランジ部、14
はスコアの開封開始部、15は小孔、16は開封
用リング、17はリベツト、18は押裂き用先
端、19はリベツトの内面側に突出した先端部、
20は接着剤、を夫々示す。
を示す断面図であり、第2図は、第1図の蓋体の
平面図であり、第3図は、第1図の蓋体のタブ取
付部の拡大断面図であり、第4図は、第1図の蓋
体の分解斜視図であり、第5図は、本発明の他の
具体例である蓋体の分解斜視図であり、第6図
は、本発明の他の具体例である蓋体の分解斜視図
であり、第7図は、第6図の蓋体のタブ取付部の
拡大断面図であり、第8図は、本発明の更に他の
具体例である蓋体の分解斜視図であり、第9図
は、本発明のさらに他の具体例である蓋の分解斜
視図であり、第10図は、本発明のさらに他の具
体例である蓋の分解斜視図であり、第11図は、
本発明のさらに他の具体例である蓋のリベツト部
の断面図であり、第12図は、第11図のリベツ
トを使用した蓋体の分解斜視図であつて、 引照数字1は蓋本体、2は樹脂内面材、3は金
属箔、4は樹脂保護層、8はスコア、9は開封用
タブ、10は容器本体、13はフランジ部、14
はスコアの開封開始部、15は小孔、16は開封
用リング、17はリベツト、18は押裂き用先
端、19はリベツトの内面側に突出した先端部、
20は接着剤、を夫々示す。
Claims (1)
- 1 容器本体とヒートシール部を形成して該容器
本体を密封するための易開封性ヒートシール蓋に
おいて、該蓋は少なくともヒートシール性オレフ
イン系樹脂内面材と金属箔と外面保護層とを備え
た積層体から成り、該蓋のヒートシールすべき周
辺部よりも中心側には、開口すべき部分を区画す
るスコアが金属箔の厚み方向の途中に達するよう
に設けられており、該スコアの中心側にはスコア
の開封開始部に近接して蓋を貫通する孔が設けら
れ、内面材の樹脂と主たるオレフイン単位を共通
にするオレフイン系樹脂から成るリベツトが貫通
孔を通して挿入され且つ蓋材の内面側に突出した
先端部が面方向に広げられた構造となることによ
り開封用タブが固定され、該リベツトの内面側に
突出された先端部分と内面材とは熱融着により密
封係合され、開封用タブの一端部或いはリベツト
の内面側部分の周縁部がスコアの開封開始部と実
質上重なり合う位置関係で設けられ、且つ貫通孔
の断面積及びリベツトと内面材との間のシール面
積は5:1乃至1:10の面積比で存在することを
特徴とする易開封性ヒートシール蓋。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58021990A JPS59152161A (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | 易開封性ヒ−トシ−ル蓋 |
| US06/579,542 US4501375A (en) | 1983-02-15 | 1984-02-13 | Easily-openable heat-seal lid |
| CA000447424A CA1205396A (en) | 1983-02-15 | 1984-02-14 | Easily-openable heat-seal lid |
| DE8484300978T DE3470510D1 (en) | 1983-02-15 | 1984-02-15 | Easily-openable heat-seal lid |
| ZA841117A ZA841117B (en) | 1983-02-15 | 1984-02-15 | Easily-openable heat-seal lid |
| EP84300978A EP0117125B1 (en) | 1983-02-15 | 1984-02-15 | Easily-openable heat-seal lid |
| KR1019840000723A KR910008038B1 (ko) | 1983-02-15 | 1984-02-15 | 개봉이 용이한 히이트 시일 뚜껑 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58021990A JPS59152161A (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | 易開封性ヒ−トシ−ル蓋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59152161A JPS59152161A (ja) | 1984-08-30 |
| JPS6323057B2 true JPS6323057B2 (ja) | 1988-05-14 |
Family
ID=12070456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58021990A Granted JPS59152161A (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | 易開封性ヒ−トシ−ル蓋 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4501375A (ja) |
| EP (1) | EP0117125B1 (ja) |
| JP (1) | JPS59152161A (ja) |
| KR (1) | KR910008038B1 (ja) |
| CA (1) | CA1205396A (ja) |
| DE (1) | DE3470510D1 (ja) |
| ZA (1) | ZA841117B (ja) |
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| US5007231A (en) * | 1985-08-16 | 1991-04-16 | Plm Ab | Container |
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| US4733793A (en) * | 1987-05-01 | 1988-03-29 | Adolph Coors Company | System for forming an opening in a container end member |
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| DE102014211265A1 (de) * | 2014-06-12 | 2015-12-17 | Ball Europe Gmbh | Wiederverschließbarer Aufreißdeckel |
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