JPS6330857B2 - - Google Patents

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JPS6330857B2
JPS6330857B2 JP57053211A JP5321182A JPS6330857B2 JP S6330857 B2 JPS6330857 B2 JP S6330857B2 JP 57053211 A JP57053211 A JP 57053211A JP 5321182 A JP5321182 A JP 5321182A JP S6330857 B2 JPS6330857 B2 JP S6330857B2
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JP
Japan
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water
sheet
decorative
control layer
hydrophilic
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Application number
JP57053211A
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English (en)
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JPS58172275A (ja
Inventor
Mutsuo Shima
Kensuke Aoyama
Michio Naka
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/380,836 priority patent/US4407881A/en
Priority to AU84203/82A priority patent/AU545217B2/en
Priority to DE19823219992 priority patent/DE3219992A1/de
Priority to GB08215581A priority patent/GB2104445B/en
Priority to ES512666A priority patent/ES8401386A1/es
Priority to IT48527/82A priority patent/IT1148313B/it
Priority to CA000404010A priority patent/CA1170122A/en
Priority to SE8203317A priority patent/SE8203317L/
Priority to FR8209434A priority patent/FR2506682B1/fr
Priority to KR8202413A priority patent/KR870000696B1/ko
Priority to PH27378A priority patent/PH18826A/en
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Publication of JPS6330857B2 publication Critical patent/JPS6330857B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、セメント、モルタル、各種左官材料
等の含水可塑性材料の表面に凹凸模様を付して化
粧材(本明細書で「化粧材」というときは、化粧
壁、化粧天井、化粧床など建築物の一部を構成す
るものを含むものとする。)を得るために用いる
化粧用シートならびにこれを用いる化粧材の製造
法に関する。
上記したような含水可塑性材料の表面に凹凸模
様を付与して化粧材を製造するためには、型枠、
型板、型ロール等の型を使用する方法が主として
使用されてきた。この型を用いる方法には、忠実
な模様状凹凸を付与することができる利点がある
が、使用する型は高価で作業性が悪く、又、複雑
な付帯装置と作業を要する場合が多いという欠点
がある。
本発明者らの属する研究グループは、既に任意
の凹凸模様を簡単に形成されるべく種々検討の結
果、各種樹脂シート等が、これに親和性を有する
液体と接触するときは伸長ないしは収縮変形、主
として伸長変形、する性質を利用し、このような
シートフイルムにたとえば印刷により液体の影響
を受けない区域あるいは受ける程度に差異を設け
た区域を設けて、該シートに伸縮変形を起す成分
を含む化粧材層と接触させると化粧材層に印刷に
対応した凹凸模様が与えられることを見出し、一
つの化粧材の製造法を開発している(特開昭52−
91061号公報)。すなわちその化粧材の製造法は、
未処理前の化粧層の上に該化粧層を構成する成分
によつて伸縮変形を受ける区域と伸縮変化を受け
ない区域および/または伸縮変形を受ける程度に
差異を有する区域を設けたシートを重ね合わせ、
次いで上記の化粧層を構成する成分に適した後処
理を施して、上記の各区域に対応して上記の化粧
層上に凹凸を形成させることを特徴とするもので
ある。この方法において、親水変形性シートを用
いることにより含水可塑性材料から表面凹凸模様
を有する化粧材が得られる。
しかしながら、上記方法にもいくつかの問題点
が見出された。たとえば、上記方法で得られる凹
凸模様においてはシートの伸縮変形を受けない区
域に対応する本来平滑に形成されるべき化粧材上
の区域においても波打ちが起り、それ以外の区域
との区別、すなわち凹凸模様の視覚的明瞭性が乏
しくなる欠点がある。この欠点は、シートの伸縮
変形に際して化粧層とシートを加圧する方法(特
開昭55−51524号公報記載)によつて解決できる。
しかしながら、このような圧力の付与は、壁塗材
等に対して凹凸模様を付与する場合のように、必
ずしも容易でない場合もある。また上記方法で親
水変形性シートを用いる場合、(イ)シートの保存中
に変形が起ることがある、(ロ)硬化後の化粧材から
の剥離が困難である、(ハ)含水可塑材料との接触に
より直ちに変形が起り、位置合せあるいはその修
正、更には気泡抜き等に必要な時間をとれなくな
る、等の欠点がある。また、場合によつてシート
自体が変形するための含水可塑材料からの吸水
が、可塑性材料の可塑性を奪い望ましい凹凸模様
が得られなくなることがある。
本発明は、上述した化粧材の製造法における問
台点を解消することを目的とする。
本発明者らは、上述の目的で研究した結果、親
水変形性シートの含水可塑性材料と接触すべき面
に透水制御層を形成した化粧用シートを用いるこ
とにより、上述の問題点に対する本質的な改善が
得られることが見出された。すなわち、本発明の
化粧用シートは、水により膨潤して伸長変形を起
す親水変形性シートの少なくとも一面の全面に透
水制御層を設け且つ部分的に上記吸水による伸長
変形の程度の異なる区域を設けなることを特徴と
するものである。
また、本発明の表面凹凸模様を有する化粧材の
製造法は、上記化粧用シートを用いて含水可塑性
材料から表面凹凸模様を有する化粧材を製造する
方法であり、より詳しくは下記の工程を含むこと
を特徴とするものである。
(1) 含水可塑性材料の硬化前の表面に、上記化粧
用シートをその透水制御層を設けた面が接する
ように密着させる工程、 (2) 前記化粧用シートを水により膨潤させその面
方向に亘つて区域内に異なる程度に伸長変形さ
せて、含水可塑性材料に対応する表面凹凸模様
を形成させる工程、 (3) 含水可塑性材料を、少なくとも自己形状保持
性を有する程度まで硬化させる工程、および (4) 前記化粧用シートを剥離する工程。
好ましくは、上記工程(2)において、前記化粧用
シートの含水可塑性材料と接する面と逆側の面に
追加の水が塗布される。これにより、可塑性材料
から過度に水を奪つてその可塑性を損うことな
く、化粧用シートに充分な変形を与えることがで
き、結果として、より深く且つ明瞭な凹凸模様を
与えることができる。
以下、本発明を更に詳しく説明する。以下の記
載において、組成を表わす「%」および「部」は
特に断らない限り、重量基準とする。
第1図〜第4図は、それぞれ本発明の化粧用シ
ートの実施例の概念的積層構造を示す模式断面図
である。
一つの典型的態様として、本発明の化粧用シー
トAは、第1図に示すように、親水変形性シート
1の一面の全面に透水制御層2を設け、更にその
上に模様状に非透水性の印刷層3を設けてなる。
これにより印刷層3を設けた区域では、親水変形
性シート1の吸水・膨潤による変形性が抑えられ
る。印刷層3はまた親水変形性シート1と透水制
御層2との間(第2図)、または親水変形性シー
ト1の透水制御層2を設けた面と逆側の面(第3
図)に設けることもできる。模様形成効果ならび
に印刷による化粧用シート形成の観点からは第3
図に比べて第1図あるいは第2図の態様が好まし
い。また第1図に対応して第4図に示すように、
透水制御層2は、親水変形性シートの両面に設け
ることもできる。なお、いずれの例においても、
図における上側の面を後述する含水可塑性材料と
接触させることを予定している。
次に各部の材質について説明すると、親水変形
性シート1としては、ポリビニルアルコール(部
分けん化ポリ酢酸ビニル)あるいはセロハン、ニ
トロセルロース、アセチルセルロース、ニトロセ
ルロース等のセルロース誘導体等の親水性樹脂の
フイルムないしシートが用いられる。なかでも、
ポリビニルアルコール、特に結晶化度10〜15%重
合度250〜350、けん化度75〜85%を有するポリビ
ニルアルコールのフイルムが好ましく用いられ
る。フイルム原料としてのポリビニルアルコール
(以下「PVA」と略称する)にはエチレングリコ
ール、グリコール等のグリコール類等の可塑剤;
その他メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース等のセルロース誘導体、デキストリン、ス
ターチ等のデンプン類、ポリアクリル酸メチルエ
ステル等のアクリル酸エステル類等の添加剤;オ
クチルアルコール等の高級アルコール類、シリコ
ーン系消泡剤;イソブチルアルコール、n−ブチ
ルアルコール、シクロヘキサノン、シクロヘキサ
ノール、ビリジン、フエノール、ロダン化カルシ
ウム、ロダン化ナトリウム等の粘度安定剤を必要
に応じて添加して水溶液とし、加熱金属ドラム、
ロール、ベルトなどの可動性キヤステイング面を
用いてキヤステイング方式により製膜し、乾燥
後、たとえば35〜45℃で熱処理を施すことにより
PVAフイルムを得ることができる。キヤステイ
ング面は必要に応じて所望の艶消し状態にしてお
くことができる。また製膜は、Tダイあるいはロ
ールコーターを用いて行うこともできる。
親水変形性シート1の厚さは10μm〜2mm特に
20〜40μm程度の範囲が適当である。
透水制御層2は、一般に、親水変形性シート1
の構成材料より疎水性の樹脂の層により形成され
るものであり、より好ましくは、透水性を調節
(一般に増大)するための無機質充填剤を配合す
る。樹脂としては、たとえば、ポリウレタン樹
脂、ニトロセルロース、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビ
ニル共重合体樹脂などが必要に応じて組合せて使
用される。特にアクリルポリオールあるいはポリ
エステルポリオールとイソシアネート硬化剤との
組合せからなるポリウレタン樹脂が最も好ましく
用いられる。このようなポリウレタン樹脂は、特
にPVAフイルムと組合せて使用するときは該フ
イルムとの密着性が優れる。
透水制御層2に配合する無機質充填剤としては
酸化チタン、炭酸カルシウム、マイクロシリカ、
などが用いられ、たとえば平均粒径が1〜15μm
程度のものを、樹脂100部に対して0.1〜20部程度
配合することが好ましい。
透水制御層2には、水の透過を適度に抑制する
性質が要求されることはもちろんであるが、その
他の要求特性として、親水変形性シート1が変形
して凹凸模様を形成する効果を阻害してはなら
ず、そのため、柔軟性、適度の透水性ならびにシ
ートの剥離に際して硬化した化粧材料に移行しな
い程度に親水変形性シート1に対する密着性が優
れることが要求される。このような観点から、そ
の厚さないし塗布量は厳密に制御されることが望
ましい。塗布量としては、一般に0.5〜10g/m2
(乾燥)程度が好ましく、ポリウレタン樹脂を用
いる場合、特に1.0〜2.5g/m2の範囲が好まし
い。
また透水制御層2の厚さは、透水性の制御とい
う観点では、透湿度(JIS Z0208)が親水変形性
シート1単独時の値の10〜40%程度低下させる程
度の厚さとすることが好ましく、また操作性の観
点では、透水制御層2を介して化粧用シートAを
水あるいは含水可塑性材料と密着させたときの、
密着から親水変形性シートの膨潤による変形開始
が起るまでの時間が5〜30分、特に10〜15分の範
囲とすることが好ましい。なお、透湿度(JIS
Z0208)は、一定面積の試料フイルムを介して、
片側を温度40℃、相対湿度90%の空気雰囲気とし
て、他方側を塩化カルシウム(吸湿剤)によつて
乾燥した空気雰囲気とした場合に、単位面積の試
料フイルムを通して単位時間内に透過する水分量
として定義されるものであり、たとえば親水変形
性シートがPVAフイルムの場合、それ単独では
600〜800(g/m2・24hr.)であるのに対して、本
発明に従い透水制御層を形成すると、400〜500
g/m2・24hr程度となる。
上記したような透水制御層2は、上記樹脂およ
び必要に応じて加える無機質充填剤を更に必要に
応じて使用する溶媒とともに混合して、溶液型、
硬化型等のインキとし、これを、グラビアコート
法、ロールコート法、その他の方法で親水変形性
シート1の一面の全面に塗布することにより得ら
れる。上記インキには、上記した樹脂および無機
質充填剤以外にも、安定剤、硬化剤、離型剤、撥
水剤その他の添加剤を必要に応じて添加すること
ができる。
印刷層3は、その非透水性と剛性により、親水
変形性シート1の吸水膨潤による伸長変形を抑制
するためにインクないしは塗料を親水変形性シー
ト1あるいは、透水制御層2上に部分的に付与す
ることにより形成される。形成方法としては公知
の方法例えば、凹版印刷方式、平版印刷方式、凸
版印刷方式、スクリーン印刷方式等の如き印刷方
法、はけ塗り、へら塗り、吹付け塗り等の如き塗
布方法、その他、手、筆等による描画方法等が用
いられ、かかる方法で行えば、文字、図形、記
号、絵柄等の任意の区域を設けることができる。
印刷層3の形成に用いられるインキないし塗料
組成物としては、上述した透水制御層2を形成す
る樹脂と同様な疎水性樹脂からなるビヒクルを主
成分とし、これに必要に応じて、例えば可塑剤、
安定剤、硬化剤、乾燥剤、界面活性剤、離型剤、
撥水剤、湿潤剤、防湿剤、柔軟剤、染料、顔料等
の着色剤、充填剤、その他種々の添加剤の1種ま
たはそれ以上を添加し、硬化型組成物、溶液型組
成物、エマルジヨン型組成物またはゾル型組成物
としたものが用いられる。
印刷層3の塗布層は、上述した親水変形シート
1に対して所望の変形抑制効果を与えるに必要な
量であり、使用する樹脂の種類によつても異なる
が、一般に0.5〜0.4g/m2(乾燥)程度が好まし
い。
なお、親水変形性シート1の水による膨潤を通
しての伸長変形性を区域的に異ならせるために
は、上記した印刷層の形成に代えて、あるいはこ
れに加えて、電離性放射線あるいは紫外線等の照
射、部分的加熱、酸あるいはアルカリ処理等によ
り部分的に架橋度、重合度、水和度等の特性を異
ならせる方法を採用することもできる。
また、本発明の化粧用シートが比較的広面積で
あり、壁、床等の建築物の一部に模様付けを行う
場合のように広面積の模様付けを行う場合には、
全面に微細な貫通孔を設けておくと、硬化前にお
いて可塑性の表面に気泡を抱き込むことなく密着
させることができ好ましい。かかる貫通孔を化粧
用シートに設ける方法としては公知の方法が使用
でき、ロールの全面に針を植えてなる針ロールを
使用し針ロールと対接するゴムロールとの間を通
す方法、平板の表面に均一に針を植えた型を用い
型の上下動とフイルムまたはシートの間欠送りに
より行なう方法、或いは上記の針ロール、針を植
えた型の針を加熱しておきシートを部分的に溶融
する方法、シートを溶かしうる溶剤を点状に設け
た後シート加温し点状に溶解する方法等を用いる
ことができるが、これら以外の方法でもよい。な
お、これら貫通孔の形成は、透水制御層2の形成
後であれば、印刷層3等の形成による伸長変形度
の異なる区域の形成前に行つてもよいが、たとえ
ば針により貫通孔を設ける場合には、貫通孔の周
囲の平滑性が低下し、印刷層3の形成が困難とな
る。したがつて貫通孔の形成は、第1図〜第4図
に示すような化粧用シートの形成後に行うことが
好ましい。上記の貫通孔の直径は0.2〜0.4mm程
度、貫通孔を設ける密度は5000〜80000個/m2
度が好ましい。
次に上記した化粧用シートを用いて行う本発明
の化粧材の製造法の基本的な態様について説明す
る。
まず第5図に示すように適当な基材4に、含水
可塑性材料5を塗工する。
基材4としては、種々のものが使え、例えば、
木材、合板、パーテイクルボード等の木質板、薄
手ないし厚手の紙、化粧紙、段ボール等の各種の
紙類、各種の織布ないし不織布類、鋼板、ステン
レス鋼板、アルミニウム板、銅板等の各種の金属
板、各種のプラスチツク板ないしフイルム、ハー
ドボード等の各種繊維質板、石膏ボード類、パル
プセメント板、ロツクウール板、木毛セメント
板、木片セメント板等の各種の有機高分子化合物
と無機物質との複合体基材、石綿スレート板、ケ
イ酸カルシウム板、GRC板、その他各種の無機
質板、コンクリートによる建築物のコンクリート
面等を使用することができる。これらは必要な場
合、前処理、接着剤等が施される。
適用すべき含水可塑性材料5としては、ポルト
ランドセメントなどの水硬性セメントおよび半水
石膏等の水硬性結合材、ドロマイト、消石灰、各
種粘土等のその他の無機質粘結性結合材を結合材
とし、必要に応じて充填剤、骨材、顔料或いは染
料等の着色剤、可塑剤、安定性、硬化促進剤ある
いは遅延剤、水和剤、乳化剤、増粘剤、発泡剤、
天然ないし合成樹脂類、等の添加剤を加えて水と
ともに混合して可塑性とした組成物が用いられ
る。これら含水可塑性材料自体は、セメントコン
クリート組成物、モルタル組成物、左官用組成物
等にして、主として建築用途に広く用いられてい
るものである。左官用組成物としては合成樹脂エ
マルジヨンに無機質骨材を添加したものも使用し
うる。これら含水可塑性材料5の基材4への塗工
には、型枠を用いての流し込み、かけ流し、こて
塗り等のこの種材料について慣用されている方法
がそのまま用いられる。
次いで、第6図に示すように、上記した第1図
ないし第4図で示した化粧用シートAの一を、そ
の透水制御層2を設けた面(第1図ないし第4図
における上面)が、可塑性材料5と接するよう
に、可塑性材料5と密着させる。なお、第6図お
よび以下の図において、化粧用シートAの詳細構
造は省略し、シートAの膨潤により容易に変形の
起る区域を参照数字12で、また印刷層3の形成
により変形が抑制された区域を参照数字13で表
わすものとする。
この化粧用シートAの適用に際しては、できる
だけ可塑材料5との間に空気を巻き込まないよ
う、その一方の端辺から順次密着させて行くこと
が望ましい。また化粧用シートAが貫通孔を有す
る場合には、少量の気泡であれば適用後に、こて
押えなどする過程で気泡を貫通孔から除いて、シ
ートAと可塑材料5との密着を改善することがで
きる。
次いで、上記の密着状態を保持することによ
り、第7図に示すように、可塑性材料5からの給
水によりシートAの易変形区域12がしわ状に変
形し(12aとする)、それに応じ可塑性材料5
の対応部分にしわ状の凹凸が形成される。この
際、前述したように、可塑性材料5のみからの給
水によつては、特に壁塗りのように大面積の場
合、水分量が全面に亘つて均一でない場合には、
シートAの全面に亘つて均一な伸長変形が起らな
いことがある。また可塑性材料5のみからの給水
では、シートAによる吸水により材料5の可塑性
が奪われる場合がある。このため本発明の好まし
い態様においては、第7図に併せて示すように、
シートAの可塑性材料5と接触する面の逆側の面
に追加の水6を塗布してシートAの区域12にお
ける変形を促進する。シートAにおいて可塑性材
料5と接触する面側に設けた透水制御層2(第1
図〜第4図)の存在は、可塑性材料5から水が過
度に奪われることなく、シートAの変形が主とし
て追加水6により起される望ましい状態を可能と
するものである。これにより、上述した透水制御
層2を有さない化粧用シートを用い且つ追加水6
の適用を行わない場合に比べて、製品化粧材に均
一かつ、より明瞭な凹凸模様が付与される。
追加水6の適用量は、特に制限されないが、シ
ートAの全面が濡れ、且つ浮き水あるいは水の流
れ落ちが起らない程度であることが好ましい。こ
のような追加水の適用時においては、材料5は可
塑性を有し且つ比較的軟らかい化粧用シートAで
覆われているに過ぎない。したがつて追加水6の
適用法としては、シートAに力を殆んどおよぼさ
ないものであることが好ましく、特にスプレーコ
ート法が望ましい。
次いで、第7図の状態で保持して、含水可塑性
材料5が少なくとも表面形状を維持できる程度ま
で硬化させる。この硬化は、結合材がポルトラン
ドセメント、石膏等である場合には水和硬化であ
り、粘土、ドロマイト等の場合には主として水分
の蒸発による。この保持状態において必要に応じ
てこて、ロール、あるいは平板等によりシートA
を可塑性材料5へと押圧することもできる。
材料5の硬化後(5aで示す)、化粧用シート
Aを剥離し、更に必要に応じて後硬化を行うこと
により第8図に示すような化粧材を得ることがで
きる。後硬化は、たとえば自然放置あるいは赤外
線照射等による加熱などが挙げられる。
なお本発明の方法において含水可塑性材料に着
色しておいてもよく、また、模様状凹凸を付与し
た後に着色してもよく、また、谷汚しと呼ばれる
凹部に着色する方法や、凸部を着色する方法をと
つてもよく、また、以上のような方法を適宜組み
合わせることもできる。このような方法により凹
凸模様に加えて、着色されたあるいは着色模様を
有する化粧材が得られる。
而して本発明によつて得られる製品は極めてユ
ニークで立体感の豊富なものであり、壁、天井等
の内装材および外装材等の建材、各種化粧板、看
板、包装関係等種々の分野に適用でき用途も極め
て広いものである。
上述したように本発明によれば、本発明者らの
開発した親水変形性シートに印刷模様等の非透水
部を形成した化粧用シートを用いて含水可塑性材
料から独特の凹凸模様を有する無機質化粧材を得
ることのできる方法(特開昭52−91061号同55−
51524号各公報)において、化粧用シートとして、
更に透水制御層を設けたものを用いることによ
り、シートの保存性、工程の各種合理化等の利点
が得られるだけでなく、凹凸模様の深さあるいは
明瞭性においても本質的な改善が得られる。
以下実施例により本発明を更に具体的に説明す
る。
実施例 1 厚み30μmのポリビニールアルコール系フイル
ム(日合フイルム(株)製、ハイセロンD−103)の
片面にポリウレタン系樹脂をビヒクルとするグラ
ビア・インキ(諸星インキ(株)製、ARインキ)を
用い、レリーフ調模様を模して模様部の版深が
50μmとなるように作成したグラビア版を用いグ
ラビア印刷にて印刷層(乾燥塗布量3.0g/m2
を形成し、次いでアクリルポリオール/イソシア
ネート硬化剤からなるポリウレタン樹脂65部、酸
化チタン部(平均粒径1μm)30部および微粉シ
リカ5部を重量の酢酸エチル/トルエン(1/
1)混合溶剤に溶解して得たインキ(諸星インキ
(株)製モルタルプライマー)を用いて全面ベタ印刷
を行い透水制御層(乾燥塗布量2.0g/m2)を形
成し、第2図相当の化粧用シートを得た。
なお、上記ポリビニルアルコール系フイルムの
透湿度(JIS Z0208)は約670g/m2・24hrであ
るのに、このポリビニルアルコール系フイルムに
上記と同様の透水制御層を設けた複合フイルムの
透湿度は約470g/m2・24hrであつた。
上記の化粧用シートにピツチ約5mm、先端径
0.2mmの針を一面に植えた針ロールを用い、全面
に貫通孔を形成した。
建築物のコンクリート躯体の外壁垂直面にアク
リル系エマルジヨンをプライマーとしてスポンジ
ロールにて塗布し30分間放置して乾燥した後、下
記組成からなる含水可塑性材料を鏝塗りにて厚み
が3mmになるよう塗工し、塗工層を形成した。
ポルトランドセメント 100部 シリカ 30部 水 50部 塗工面に前記の貫通孔を形成した化粧用シート
をその透水制御層と塗工面が接するように重ね
た。塗工面の水による凹凸が多少生じ始めるが、
更にシート側から霧吹きを用いて水を全面に吹き
つけた。吹きつけの程度は全面に隅なく水が塗ら
れ、しかも水が流れ落ちない程度とした。水の吹
きつけにより印刷模様のない部分のシートが両面
からの水により膨潤してしわを形成し、印刷模様
のある部分は平坦なままであり、レリーフ調の模
様が形成された。この後、自然放置してセメント
を硬化させ、シートを剥離した。
実施例 2 ポルトランドセメント、シリカ、水のかわりに
石膏、石灰、水からなる石膏系プラスターを用い
て、その他は実施例1と同様にして行ない、実施
例1と同様なレリーフ調の効果を有し、且つ白色
の化粧面を得た。
実施例 3 ポルトランドセメント、シリカ、水のかわりに
合成樹脂エマルジヨン(旭化成(株)製、ミユールコ
ートA)及び骨材として常陸砕石(株)製、ケイ砂
5号/そてつ黒5号=1/1を体積比で3/1の
割合で混合したものを用いた以外は実施例の操作
を繰返すことにより、実施例1と同様なかつ表面
が砕石の微細凹凸をも有するレリーフ模様を得
た。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図はいずれも、化粧用シートある
いはこれを用いて製造される化粧材の厚み方向模
式断面図であり、第1図〜第4図はそれぞれ本発
明の化粧用シートの実施例を示す。また第5図〜
第8図は上記化粧用シートを用いて行う本発明の
化粧材の製造法の工程を説明するものであり、第
5図は含水可塑性材料の塗工後、第6図は化粧用
シートの貼布後、第7図は化粧用シートの変形工
程、第8図は得られる化粧材を示す。 A……化粧用シート、1……親水変形性シー
ト、2……透水制御層、3……非透水性印刷層、
4……基材、5……含水可塑性材料(5a……硬
化後)、6……追加の水、12……化粧用シート
の易変形区域、13……化粧用シートの変形抑制
区域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水により膨潤し伸長変形を起す親水変形性シ
    ートの少なくとも一面の全面に透水制御層を設け
    且つ部分的に上記吸水による伸長変形の程度の異
    なる区域を設けてなる化粧用シート。 2 変形性シートの一面全面に透水制御層を設
    け、その上から実質的に非透水性の印刷層を部分
    的に設けてなる上記第1項の化粧用シート。 3 変形性シートの一面に実質的に非透水性の印
    刷層を部分的に設け、その上から変形性シートの
    全面に透水制御層を設けてなる上記第1項の化粧
    用シート。 4 透水制御層が、その形成により親水変形性シ
    ートの透湿度(JIS Z0208)を10〜40%低下させ
    る程度の厚さで形成される上記第1項なし第3項
    のいずれかの化粧シート。 5 全面に微細な貫通孔を設けてなる上記第1項
    または第4項のいずれかの化粧用シート。 6 親水変形性シートが、ポリビニルアルコー
    ル、セルロース誘導体から選ばれた親水性樹脂か
    らなる上記第1項ないし第5項のいずれかの化粧
    用シート。 7 透水制御層が、親水変形性シートの構成材料
    より疎水性の樹脂と無機質充填剤とを含む塗料の
    塗膜である上記第1項ないし第6項のいずれかの
    化粧用シート。 8 下記の工程を含むことを特徴とする表面凹凸
    模様を有する化粧材の製造法。 (1) 含水可塑性材料の硬化前の表面に、水により
    膨潤し伸長変形を起す親水変形性シートの少な
    くとも一面の全面に透水制御層を設け且つ部分
    的に上記吸水による伸長変形の程度の異なる区
    域を設けてなる化粧用シートを、その透水制御
    層を設けた面が接するように密着させる工程、 (2) 前記化粧用シートを水により膨潤させその面
    方向に亘つて区域内に異なる程度に伸長変形さ
    せて、含水可塑性材料に対応する表面凹凸模様
    を形成させる工程、 (3) 含水可塑性材料を、少なくとも自己形状保持
    性を有する程度まで硬化させる工程、および (4) 前記化粧用シートを剥離する工程。 9 前記工程(2)において、前記化粧用シートの含
    水可塑性材料と接する面と逆側の面に追加の水を
    塗布する上記第8項の方法。
JP57053211A 1981-05-30 1982-03-31 化粧用シ−トおよびこれを用いる化粧材の製造法 Granted JPS58172275A (ja)

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