JPS6342932B2 - - Google Patents
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- JPS6342932B2 JPS6342932B2 JP56183113A JP18311381A JPS6342932B2 JP S6342932 B2 JPS6342932 B2 JP S6342932B2 JP 56183113 A JP56183113 A JP 56183113A JP 18311381 A JP18311381 A JP 18311381A JP S6342932 B2 JPS6342932 B2 JP S6342932B2
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- tert
- tris
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、耐圧強度、耐塩素水性の優れた給
水・給湯配管用ポリ―1―ブテン樹脂組成物に関
する。 従来より給水・給湯用配管材料としては亜鉛鍍
金鋼管、銅管あるいは鉛管などの金属管が使用さ
れているが、鋼管の場合は錆による赤水あるいは
黒水の発生、銅管の場合は電蝕によるピンホール
の発生あるいは青水の発生などの欠点があり、新
しい配管材料が求められている。すでに一部では
錆、電蝕によるピンホールが発生しないポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリ―1―ブテン等の合
成樹脂管が使用されつつある。中でもポリ―1―
ブテンは耐圧強度、高温での内圧クリープ耐久
性、高・低温特性、耐摩耗性等に優れ、可撓性に
も優れることから給水・給湯管用として最も好適
な樹脂一つである。 しかし、このような特徴をもつポリ―1―ブテ
ンも、他の合成樹脂と同じく、水道水に添加され
ている殺菌用塩素の作用により化学的劣化を起こ
すため、本来の高性能が損われ、特に高温高圧負
荷を受ける給湯設備の配管では、この影響が大き
い傾向がある。 本発明者らは、このような現状に鑑み、耐塩素
水性の優れた給水・給湯配管用ポリ―1―ブテン
樹脂組成物を見い出すべく鋭意研究を重ねた結
果、従来酸化防止剤や安定剤として知られていた
樹脂添加剤をポリ―1―ブテンに配合して耐塩素
水性試験を行つた結果、塩素水劣化の機構や添加
効果は千差万別であるが、特定の化合物を配合し
たポリ―1―ブテンだけが充分な耐塩素水性を示
すことを見い出し、本発明に到達した。 すなわち本発明の要旨は、主として特定のフエ
ノール系酸化防止剤を配合したポリ―1―ブテン
樹脂組成物であり、さらに詳しくは、ポリ―1―
ブテン100重量部に対して、 (A) 一般式、 (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、ま
たはアリールアルキル基である) で示される少なくとも1種の化合物を、0.05な
いし1.0重量部、および (B) 次のヒンダードフエノールの群から選ばれる
少なくとも1種の化合物を0.1ないし1.0重量
部、 (a) 1,3,5―トリメチル―2,4,6―ト
リス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン (b) 1,3,5―トリス(4―第3ブチル―3
―ヒドロキシ―2,6―ジメチルフエニル)
イソシアヌレート (c) トリス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒ
ドロキシフエニル)イソシアヌレート (d) n―オクタデシル―3(3,5―ジ―第3
ブチル―4―ヒドロキシフエニル)プロピオ
ネート (e) ビス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒド
ロキシベンゾイルホスホン酸)モノエチルエ
ステルのニツケル塩 (f) 2,2′―ジヒドロキシ―3,3′―ジ(α―
メチルシクロヘキシル)―5,5′―ジメチル
―ジフエニルメタン (g) 4,4―チオ―ビス(3―メチル―6―第
3ブチル―フエノール) (h) 1,1,3―トリス(2―メチル―4―ヒ
ドロキシ―5―第3ブチル―フエニル)ブタ
ン (i) テトラキス〔メチレン―3(3,5―ジ―
第3ブチル―4―ヒドロキシフエニル)プロ
ピオネート〕メタン を配合してなることを特徴とする給水・給湯配管
用ポリ―1―ブテン樹脂組成物、ならびに、ポリ
―1―ブテン100重量部に対して、 (A) 一般式、 (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、ま
たはアリールアルキル基である) で示される少なくとも1種の化合物を、0.05な
いし1.0重量部、 (B) 次のヒンダードフエノールの群から選ばれる
少なくとも1種の化合物を0.1ないし1.0重量
部、 (a) 1,3,5―トリメチル―2,4,6―ト
リス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン (b) 1,3,5―トリス(4―第3ブチル―3
―ヒドロキシ―2,6―ジメチルフエニル)
イソシアヌレート (c) トリス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒ
ドロキシフエニル)イソシアヌレート (d) n―オクタデシル―3(3,5―ジ―第3
ブチル―4―ヒドロキシフエニル)プロピオ
ネート (e) ビス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒド
ロキシベンゾイルホスホン酸)モノエチルエ
ステルのニツケル塩、および (C) 次の群から選ばれる少なくとも1種の化合物
を0.01ないし1.0重量部、 (j) 2,6―ジ―第3ブチル―p―クレゾール (k) 4,4′―メチレン―ビス(2,6―第3ブ
チル―フエノール) (l) トリス(2,4―ジ第3ブチル―フエニ
ル)ホスフアイト (m) ビタミンE を配合してなることを特徴とする給水・給湯配管
用ポリ―1―ブテン樹脂組成物である。 本発明におけるポリ―1―ブテンとは、1―ブ
テンの単独重合体あるいは1―ブテンと10モル%
以下の他のα―オレフイン、例えばエチレンおよ
び/またはプロピレン、4―メチル―1―ペンテ
ン、1―ヘキセン、1―オクテン等との共重合体
および/または50重量%以下の他のα―オレフイ
ン重合体との混合体であり、通常メルトフロレー
ト(以下MFR)は0.1ないし50g/10min
(ASTM D 1238N)の範囲のものである。 ポリ―1―ブテンに配合する(A),(B),(C)は、理
由は不明であるがそれぞれ付与する耐塩素水性の
機構が異なると考えられる。 次に(A),(B),(C)それぞれの耐塩素水性機構の違
いを見るための試験例を第1表に示す。本試験例
は、三井石油化学工業株式会社製ポリ―1―ブテ
ン(MFR0.8g/10min:ASTM D 1238N)
100重量部に対してステアリン酸カルシウム0.15
重量部と合成ハイドロタルサイト(商品名DHT
―4A)0.05重量部を配合、さらに第1表にす化
合物を0.4重量部配合したのち、ヘンシエルミキ
サーで混合し20mmφの押出機で造粒したものを用
いた。具体的な試験方法は、該ペレツトを温度
200℃の加熱プレスで10分間溶融後温度30℃の冷
却プレスで3分間加圧して、厚さ1mmのプレスシ
ートを作製し、10mm×150mmの試験片を切り出し、
該試験片を保持具に取付け、有効塩素濃度
100ppm、温度90℃の塩素含有水を1時間あたり
1通水している容器中に浸漬し、経時における
グロス(入射光45゜)および〔η〕(135℃デカリ
ン)を測定したものである。 尚、成形直後のグロスは全て90〜95%の範囲
水・給湯配管用ポリ―1―ブテン樹脂組成物に関
する。 従来より給水・給湯用配管材料としては亜鉛鍍
金鋼管、銅管あるいは鉛管などの金属管が使用さ
れているが、鋼管の場合は錆による赤水あるいは
黒水の発生、銅管の場合は電蝕によるピンホール
の発生あるいは青水の発生などの欠点があり、新
しい配管材料が求められている。すでに一部では
錆、電蝕によるピンホールが発生しないポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリ―1―ブテン等の合
成樹脂管が使用されつつある。中でもポリ―1―
ブテンは耐圧強度、高温での内圧クリープ耐久
性、高・低温特性、耐摩耗性等に優れ、可撓性に
も優れることから給水・給湯管用として最も好適
な樹脂一つである。 しかし、このような特徴をもつポリ―1―ブテ
ンも、他の合成樹脂と同じく、水道水に添加され
ている殺菌用塩素の作用により化学的劣化を起こ
すため、本来の高性能が損われ、特に高温高圧負
荷を受ける給湯設備の配管では、この影響が大き
い傾向がある。 本発明者らは、このような現状に鑑み、耐塩素
水性の優れた給水・給湯配管用ポリ―1―ブテン
樹脂組成物を見い出すべく鋭意研究を重ねた結
果、従来酸化防止剤や安定剤として知られていた
樹脂添加剤をポリ―1―ブテンに配合して耐塩素
水性試験を行つた結果、塩素水劣化の機構や添加
効果は千差万別であるが、特定の化合物を配合し
たポリ―1―ブテンだけが充分な耐塩素水性を示
すことを見い出し、本発明に到達した。 すなわち本発明の要旨は、主として特定のフエ
ノール系酸化防止剤を配合したポリ―1―ブテン
樹脂組成物であり、さらに詳しくは、ポリ―1―
ブテン100重量部に対して、 (A) 一般式、 (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、ま
たはアリールアルキル基である) で示される少なくとも1種の化合物を、0.05な
いし1.0重量部、および (B) 次のヒンダードフエノールの群から選ばれる
少なくとも1種の化合物を0.1ないし1.0重量
部、 (a) 1,3,5―トリメチル―2,4,6―ト
リス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン (b) 1,3,5―トリス(4―第3ブチル―3
―ヒドロキシ―2,6―ジメチルフエニル)
イソシアヌレート (c) トリス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒ
ドロキシフエニル)イソシアヌレート (d) n―オクタデシル―3(3,5―ジ―第3
ブチル―4―ヒドロキシフエニル)プロピオ
ネート (e) ビス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒド
ロキシベンゾイルホスホン酸)モノエチルエ
ステルのニツケル塩 (f) 2,2′―ジヒドロキシ―3,3′―ジ(α―
メチルシクロヘキシル)―5,5′―ジメチル
―ジフエニルメタン (g) 4,4―チオ―ビス(3―メチル―6―第
3ブチル―フエノール) (h) 1,1,3―トリス(2―メチル―4―ヒ
ドロキシ―5―第3ブチル―フエニル)ブタ
ン (i) テトラキス〔メチレン―3(3,5―ジ―
第3ブチル―4―ヒドロキシフエニル)プロ
ピオネート〕メタン を配合してなることを特徴とする給水・給湯配管
用ポリ―1―ブテン樹脂組成物、ならびに、ポリ
―1―ブテン100重量部に対して、 (A) 一般式、 (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、ま
たはアリールアルキル基である) で示される少なくとも1種の化合物を、0.05な
いし1.0重量部、 (B) 次のヒンダードフエノールの群から選ばれる
少なくとも1種の化合物を0.1ないし1.0重量
部、 (a) 1,3,5―トリメチル―2,4,6―ト
リス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン (b) 1,3,5―トリス(4―第3ブチル―3
―ヒドロキシ―2,6―ジメチルフエニル)
イソシアヌレート (c) トリス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒ
ドロキシフエニル)イソシアヌレート (d) n―オクタデシル―3(3,5―ジ―第3
ブチル―4―ヒドロキシフエニル)プロピオ
ネート (e) ビス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒド
ロキシベンゾイルホスホン酸)モノエチルエ
ステルのニツケル塩、および (C) 次の群から選ばれる少なくとも1種の化合物
を0.01ないし1.0重量部、 (j) 2,6―ジ―第3ブチル―p―クレゾール (k) 4,4′―メチレン―ビス(2,6―第3ブ
チル―フエノール) (l) トリス(2,4―ジ第3ブチル―フエニ
ル)ホスフアイト (m) ビタミンE を配合してなることを特徴とする給水・給湯配管
用ポリ―1―ブテン樹脂組成物である。 本発明におけるポリ―1―ブテンとは、1―ブ
テンの単独重合体あるいは1―ブテンと10モル%
以下の他のα―オレフイン、例えばエチレンおよ
び/またはプロピレン、4―メチル―1―ペンテ
ン、1―ヘキセン、1―オクテン等との共重合体
および/または50重量%以下の他のα―オレフイ
ン重合体との混合体であり、通常メルトフロレー
ト(以下MFR)は0.1ないし50g/10min
(ASTM D 1238N)の範囲のものである。 ポリ―1―ブテンに配合する(A),(B),(C)は、理
由は不明であるがそれぞれ付与する耐塩素水性の
機構が異なると考えられる。 次に(A),(B),(C)それぞれの耐塩素水性機構の違
いを見るための試験例を第1表に示す。本試験例
は、三井石油化学工業株式会社製ポリ―1―ブテ
ン(MFR0.8g/10min:ASTM D 1238N)
100重量部に対してステアリン酸カルシウム0.15
重量部と合成ハイドロタルサイト(商品名DHT
―4A)0.05重量部を配合、さらに第1表にす化
合物を0.4重量部配合したのち、ヘンシエルミキ
サーで混合し20mmφの押出機で造粒したものを用
いた。具体的な試験方法は、該ペレツトを温度
200℃の加熱プレスで10分間溶融後温度30℃の冷
却プレスで3分間加圧して、厚さ1mmのプレスシ
ートを作製し、10mm×150mmの試験片を切り出し、
該試験片を保持具に取付け、有効塩素濃度
100ppm、温度90℃の塩素含有水を1時間あたり
1通水している容器中に浸漬し、経時における
グロス(入射光45゜)および〔η〕(135℃デカリ
ン)を測定したものである。 尚、成形直後のグロスは全て90〜95%の範囲
【表】
【表】
内であつた。
(A)をポリ―1―ブテンに配合すると、第1表に
見られるように塩素水中に浸漬しても、ポリ―1
―ブテンの塩素水との接触界面部分の劣化が少な
く、光沢度(以下グロス)の減少度合が小さい。
しかし極限粘度(以下〔η〕)の減少が大きいこ
とから、(A)はポリ―1―ブテンの表面部分の耐塩
素水性を向上させる作用があると考えられる。こ
のような作用を示す化合物(A)は、一般式 (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、また
はアリールアルキル基である)で示され、具体的
には商品名Tinuvin120として知られる2,6―
ジ―第3ブチル―フエニル―3,5―ジ―第3ブ
チル―4―ヒドロキシベンゾエートや商品名
CyasorbUV―2908として知られるn―ヘキサデ
シル―3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒドロキシ
ベンゾエート等が挙げられる。(A)の配合量は、ポ
リ―1―ブテン100重量部に対して0.05ないし1.0
重量部、特に好ましくは0.1ないし0.5重量部であ
る。配合量が0.05重量部未満だと耐塩素水性改良
の効果が小さく、1.0重量部を超えると引張降伏
応力が低下し、例えばポリ―1―ブテン管の耐水
圧破壊強度が低下する。 (B)は、第1表に見られるようにグロスの経時に
よる減少は著しいが、〔η〕の経時による減少は
小さく、また配合時の初期〔η〕も比較的高いた
め、ポリ―1―ブテン全体にわたる塩素水劣化を
防止する作用を示すと考えられる。この様な作用
を示す(B)は、前述した(a)〜(i)の中から選ばれ、そ
れぞれ商品名Irganox1330、Syanox1790、
Goodrite3114、Irganox1076、Irgastab2002、
NonoxWSP、AntageRC、TopanolCA、
Irganox1010として知られるものである。これら
は、ポリ―1―ブテン100重量部に対して0.1ない
し1.0重量部、特に好ましくは0.2ないし0.5重量部
配合する。配合量が0.1重量部未満だと耐塩素水
性改良の効果は小さく、1.0重量部を超えると引
張降伏応力が低下し、例えばポリ―1―ブテン管
の耐水圧破壊強度が低下する。 (C)は、第1表に見られるようにグロス、〔η〕
共に経時による減少の著しいものが多いが、配合
時初期の〔η〕は高い。一般に樹脂は、成形時の
条件つまり酸素の存在および高温の雰囲気下で一
部劣化を起こし〔η〕の低下を招くが、(C)はこの
様な条件下でのポリ―1―ブテンの劣化を防止す
る作用があるため、成形時の初期〔η〕が高いレ
ベルにあると考えられる。この様な作用を示す(C)
としては、前述した(j)〜(m)の中から選ばれ、
これらはそれぞれBHTあるいは商品名
Ionox220、Irgaphos168、エーザイビタミンEと
して知られるものである。これらは、ポリ―1―
ブテン100重量部に対して0.01ないし1.0重量部、
特に好ましくは0.05ないし0.5重量部配合する。
配合量が0.01重量部未満だと前述した効果が小さ
く、1.0重量部を超えると前述の(A),(B)の場合と
同様に引張降伏応力が低下する。 (A),(B)から選ばれる化合物は、それぞれ単独で
使用しても耐塩素水性を改善できるが、(A),(B),
(C)の各グループから選ばれる化合物を2者ないし
3者併用することがより好ましい。特に3者併用
することは、成形による劣化の低減、表面部分の
耐塩素水性の向上並びにポリ―1―ブテン全体に
わたる耐塩素水性の向上を付与することができる
ので特に好ましい。 ポリ―1―ブテンに(A)および(B)、または(A),(B)
および(C)を配合するには公知の種々の方法をとり
うる。例えば各成分をリボンブレンダー、ヘンシ
エルミキサーで混合後押出機で造粒する方法、あ
るいは直接バンバリミキサー、ニーダー、2本ロ
ール等で溶融混合後、押出機で造粒する方法等が
挙げられる。 また本発明のポリ―1―ブテン組成物には、必
要に応じて他の紫外線吸収剤、防かび剤、発錆防
止剤、滑剤、充填剤、顔料、染料、耐熱安定剤等
を配合してもよい。この中では、発錆防止剤とし
て高級脂肪酸の金属塩や一般式 MxAly(OH)2x+3y-2z(A)z・aH2O (式中、MはMg、CaまたはZn、Aは水酸基以
外のアニオン、x,yおよびzは正数、aは0ま
たは正数)で示される複化合物等を用いると触媒
残渣に起因する溶融加工機械の発錆を防止するこ
とができるので好ましい。 本発明の給水・給湯配管用ポリ―1―ブテン樹
脂組成物を用いて給水・給湯管等を成形する方法
としては、例えば押出機により前記の各種安定剤
を配合したポリ―1―ブテンを150ないし300℃の
温度で溶融し、ダイを通して押出し、サイジング
を行つた後、水温5ないし50℃の冷却水層で冷却
し、引取機を通して切断あるいは巻取る方法が例
示できる。押出機としては一般には単軸型のメタ
リングタイプのスクリユーが使用できる。ダイは
ストレートヘツドタイプ、クロスヘツドタイプあ
るいはオフセツトタイプが例示できる。又サイジ
ング方法としてはサイジングプレート法、アウト
サイドマンドレル法、サイジングボツクス法ある
いはインサイドマンドレル法がとりうる。また継
手用の管、または貯湯用タンクは、通常の射出成
形機または中空成形機と金型との組合せを用いる
ことによつて成形される。 本発明のポリ―1―ブテン樹脂組成物は、耐塩
素水性が改善されると共に、ポリ―1―ブテン本
来の耐圧強度、高温での内圧クリープ耐久性、高
低温特性、耐摩耗性等も兼ね備えるため、給水設
備や給湯設備等に幅広く利用できる。 比較例 1〜5 第1表に示す配合化合物のかわりに第2表に示
す配合化合物を用いて試験例と同様の試験を行つ
た。結果を第2表に示す。
見られるように塩素水中に浸漬しても、ポリ―1
―ブテンの塩素水との接触界面部分の劣化が少な
く、光沢度(以下グロス)の減少度合が小さい。
しかし極限粘度(以下〔η〕)の減少が大きいこ
とから、(A)はポリ―1―ブテンの表面部分の耐塩
素水性を向上させる作用があると考えられる。こ
のような作用を示す化合物(A)は、一般式 (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、また
はアリールアルキル基である)で示され、具体的
には商品名Tinuvin120として知られる2,6―
ジ―第3ブチル―フエニル―3,5―ジ―第3ブ
チル―4―ヒドロキシベンゾエートや商品名
CyasorbUV―2908として知られるn―ヘキサデ
シル―3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒドロキシ
ベンゾエート等が挙げられる。(A)の配合量は、ポ
リ―1―ブテン100重量部に対して0.05ないし1.0
重量部、特に好ましくは0.1ないし0.5重量部であ
る。配合量が0.05重量部未満だと耐塩素水性改良
の効果が小さく、1.0重量部を超えると引張降伏
応力が低下し、例えばポリ―1―ブテン管の耐水
圧破壊強度が低下する。 (B)は、第1表に見られるようにグロスの経時に
よる減少は著しいが、〔η〕の経時による減少は
小さく、また配合時の初期〔η〕も比較的高いた
め、ポリ―1―ブテン全体にわたる塩素水劣化を
防止する作用を示すと考えられる。この様な作用
を示す(B)は、前述した(a)〜(i)の中から選ばれ、そ
れぞれ商品名Irganox1330、Syanox1790、
Goodrite3114、Irganox1076、Irgastab2002、
NonoxWSP、AntageRC、TopanolCA、
Irganox1010として知られるものである。これら
は、ポリ―1―ブテン100重量部に対して0.1ない
し1.0重量部、特に好ましくは0.2ないし0.5重量部
配合する。配合量が0.1重量部未満だと耐塩素水
性改良の効果は小さく、1.0重量部を超えると引
張降伏応力が低下し、例えばポリ―1―ブテン管
の耐水圧破壊強度が低下する。 (C)は、第1表に見られるようにグロス、〔η〕
共に経時による減少の著しいものが多いが、配合
時初期の〔η〕は高い。一般に樹脂は、成形時の
条件つまり酸素の存在および高温の雰囲気下で一
部劣化を起こし〔η〕の低下を招くが、(C)はこの
様な条件下でのポリ―1―ブテンの劣化を防止す
る作用があるため、成形時の初期〔η〕が高いレ
ベルにあると考えられる。この様な作用を示す(C)
としては、前述した(j)〜(m)の中から選ばれ、
これらはそれぞれBHTあるいは商品名
Ionox220、Irgaphos168、エーザイビタミンEと
して知られるものである。これらは、ポリ―1―
ブテン100重量部に対して0.01ないし1.0重量部、
特に好ましくは0.05ないし0.5重量部配合する。
配合量が0.01重量部未満だと前述した効果が小さ
く、1.0重量部を超えると前述の(A),(B)の場合と
同様に引張降伏応力が低下する。 (A),(B)から選ばれる化合物は、それぞれ単独で
使用しても耐塩素水性を改善できるが、(A),(B),
(C)の各グループから選ばれる化合物を2者ないし
3者併用することがより好ましい。特に3者併用
することは、成形による劣化の低減、表面部分の
耐塩素水性の向上並びにポリ―1―ブテン全体に
わたる耐塩素水性の向上を付与することができる
ので特に好ましい。 ポリ―1―ブテンに(A)および(B)、または(A),(B)
および(C)を配合するには公知の種々の方法をとり
うる。例えば各成分をリボンブレンダー、ヘンシ
エルミキサーで混合後押出機で造粒する方法、あ
るいは直接バンバリミキサー、ニーダー、2本ロ
ール等で溶融混合後、押出機で造粒する方法等が
挙げられる。 また本発明のポリ―1―ブテン組成物には、必
要に応じて他の紫外線吸収剤、防かび剤、発錆防
止剤、滑剤、充填剤、顔料、染料、耐熱安定剤等
を配合してもよい。この中では、発錆防止剤とし
て高級脂肪酸の金属塩や一般式 MxAly(OH)2x+3y-2z(A)z・aH2O (式中、MはMg、CaまたはZn、Aは水酸基以
外のアニオン、x,yおよびzは正数、aは0ま
たは正数)で示される複化合物等を用いると触媒
残渣に起因する溶融加工機械の発錆を防止するこ
とができるので好ましい。 本発明の給水・給湯配管用ポリ―1―ブテン樹
脂組成物を用いて給水・給湯管等を成形する方法
としては、例えば押出機により前記の各種安定剤
を配合したポリ―1―ブテンを150ないし300℃の
温度で溶融し、ダイを通して押出し、サイジング
を行つた後、水温5ないし50℃の冷却水層で冷却
し、引取機を通して切断あるいは巻取る方法が例
示できる。押出機としては一般には単軸型のメタ
リングタイプのスクリユーが使用できる。ダイは
ストレートヘツドタイプ、クロスヘツドタイプあ
るいはオフセツトタイプが例示できる。又サイジ
ング方法としてはサイジングプレート法、アウト
サイドマンドレル法、サイジングボツクス法ある
いはインサイドマンドレル法がとりうる。また継
手用の管、または貯湯用タンクは、通常の射出成
形機または中空成形機と金型との組合せを用いる
ことによつて成形される。 本発明のポリ―1―ブテン樹脂組成物は、耐塩
素水性が改善されると共に、ポリ―1―ブテン本
来の耐圧強度、高温での内圧クリープ耐久性、高
低温特性、耐摩耗性等も兼ね備えるため、給水設
備や給湯設備等に幅広く利用できる。 比較例 1〜5 第1表に示す配合化合物のかわりに第2表に示
す配合化合物を用いて試験例と同様の試験を行つ
た。結果を第2表に示す。
【表】
実施例 1〜6
第1表に示す配合化合物のかわりに第3表に示
す化合物をおのおの0.2重量部ずつ配合するほか
は試験例と同様に行つた。結果を第3表に示す。
す化合物をおのおの0.2重量部ずつ配合するほか
は試験例と同様に行つた。結果を第3表に示す。
【表】
(注) 配合化合物の記号は第1表と同じ
実施例 7〜15 第1表に示す配合化合物のかわりに第4表に示
す化合物をおのおの0.2重量部ずつ配合するほか
は試験例と同様に行つた。結果を第4表に示す。
実施例 7〜15 第1表に示す配合化合物のかわりに第4表に示
す化合物をおのおの0.2重量部ずつ配合するほか
は試験例と同様に行つた。結果を第4表に示す。
【表】
(注) 配合化合物の記号は第1表と同じ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリ―1―ブテン100重量部に対して、 (A) 一般式、 (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、ま
たはアリールアルキル基である) で示される少なくとも1種の化合物を、0.05な
いし1.0重量部、および、 (B) 次のヒンダードフエノールの群から選ばれる
少なくとも1種の化合物を0.1ないし1.0重量
部、 (a) 1,3,5―トリメチル―2,4,6―ト
リス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン (b) 1,3,5―トリス(4―第3ブチル―3
―ヒドロキシ―2,6―ジメチルフエニル)
イソシアヌレート (c) トリス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒ
ドロキシフエニル)イソシアヌレート (d) n―オクタデシル―3(3,5―ジ―第3
ブチル―4―ヒドロキシフエニル)プロピオ
ネート (e) ビス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒド
ロキシベンゾイルホスホン酸)モノエチルエ
ステルのニツケル塩 (f) 2,2′―ジヒドロキシ―3,3′―ジ(α―
メチルシクロヘキシル)―5,5′―ジメチル
―ジフエニルメタン (g) 4,4―チオ―ビス(3―メチル―6―第
3ブチル―フエノール) (h) 1,1,3―トリス(2―メチル―4―ヒ
ドロキシ―5―第3ブチル―フエニル)ブタ
ン (i) テトラキス〔メチレン―3(3,5―ジ―
第3ブチル―4―ヒドロキシフエニル)プロ
ピオネート〕メタン を配合してなることを特徴とする給水・給湯配管
用ポリ―1―ブテン樹脂組成物。 2 ポリ―1―ブテン100重量部に対して、 (A) 一般式、 (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基、ま
たはアリールアルキル基である) で示される少なくとも1種の化合物を、0.05な
いし1.0重量部、 (B) 次のヒンダードフエノールの群から選ばれる
少なくとも1種の化合物を0.1ないし1.0重量
部、 (a) 1,3,5―トリメチル―2,4,6―ト
リス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン (b) 1,3,5―トリス(4―第3ブチル―3
―ヒドロキシ―2,6―ジメチルフエニル)
イソシアヌレート (c) トリス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒ
ドロキシフエニル)イソシアヌレート (d) n―オクタデシル―3(3,5―ジ―第3
ブチル―4―ヒドロキシフエニル)プロピオ
ネート (e) ビス(3,5―ジ―第3ブチル―4―ヒド
ロキシベンゾイルホスホン酸)モノエチルエ
ステルのニツケル塩 (f) 2,2′―ジヒドロキシ―3,3′―ジ(α―
メチルシクロヘキシル)―5,5′―ジメチル
―ジフエニルメタン (g) 4,4―チオ―ビス(3―メチル―6―第
3ブチル―フエノール) (h) 1,1,3―トリス(2―メチル―4―ヒ
ドロキシ―5―第3ブチル―フエニル)ブタ
ン (i) テトラキス〔メチレン―3(3,5―ジ―
第3ブチル―4―ヒドロキシフエニル)プロ
ピオネート〕メタン、および (C) 次の群から選ばれる少なくとも1種の化合物
を0.01ないし1.0重量部、 (j) 2,6―ジ―第3ブチル―p―クレゾール (k) 4,4′―メチレン―ビス(2,6―ジ―第
3ブチル―フエノール) (l) トリス(2,4―ジ―第3ブチル―フエニ
ル)ホスフアイト (m) ビタミンE を配合してなることを特徴とする給水・給湯配管
用ポリ―1―ブテン樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18311381A JPS5884839A (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | 給水・給湯配管用ポリ‐1ブテン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18311381A JPS5884839A (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | 給水・給湯配管用ポリ‐1ブテン樹脂組成物 |
Related Child Applications (3)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP571788A Division JPS63213543A (ja) | 1988-01-16 | 1988-01-16 | ポリ−1−ブテン樹脂からなる給水・給湯用パイプ |
| JP63005716A Division JPS63213542A (ja) | 1988-01-16 | 1988-01-16 | 給水・給湯配管用ポリ−1−ブテン樹脂組成物 |
| JP571888A Division JPS63213544A (ja) | 1988-01-16 | 1988-01-16 | ポリ−1−ブテン樹脂からなる給水・給湯用パイプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5884839A JPS5884839A (ja) | 1983-05-21 |
| JPS6342932B2 true JPS6342932B2 (ja) | 1988-08-26 |
Family
ID=16129999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18311381A Granted JPS5884839A (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | 給水・給湯配管用ポリ‐1ブテン樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5884839A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01220721A (ja) * | 1988-02-28 | 1989-09-04 | Denki Kagaku Keiki Co Ltd | 自在継ぎ手 |
| JPH0399661U (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-18 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6286036A (ja) * | 1985-10-12 | 1987-04-20 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリオレフイン組成物 |
| ES2530869T3 (es) * | 2011-12-22 | 2015-03-06 | Borealis Ag | Composición de poliolefina con resistencia incrementada a la degradación causada por el dióxido de cloro |
| WO2014163160A1 (ja) | 2013-04-03 | 2014-10-09 | 三井化学株式会社 | ポリ-1-ブテン樹脂組成物 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4237042A (en) * | 1978-10-13 | 1980-12-02 | American Cyanamid Company | Polyolefins stabilized against light-induced degradation |
| JPS5575437A (en) * | 1978-12-01 | 1980-06-06 | Sumitomo Chem Co Ltd | Halogen water-resistant polyethylene tube |
-
1981
- 1981-11-17 JP JP18311381A patent/JPS5884839A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01220721A (ja) * | 1988-02-28 | 1989-09-04 | Denki Kagaku Keiki Co Ltd | 自在継ぎ手 |
| JPH0399661U (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-18 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5884839A (ja) | 1983-05-21 |
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