JPS636078B2 - - Google Patents
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- JPS636078B2 JPS636078B2 JP56210449A JP21044981A JPS636078B2 JP S636078 B2 JPS636078 B2 JP S636078B2 JP 56210449 A JP56210449 A JP 56210449A JP 21044981 A JP21044981 A JP 21044981A JP S636078 B2 JPS636078 B2 JP S636078B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K9/00—Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K9/00—Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K9/001—Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof the peptide sequence having less than 12 amino acids and not being part of a ring structure
- C07K9/003—Peptides being substituted by heterocyclic radicals, e.g. bleomycin, phleomycin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
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Description
本発明は新規アミノプロピルアミノブレオマイ
シン誘導体に関する。ブレオマイシンは1966年本
発明者の一人である梅沢らにより発見された制癌
性抗性物質で(梅沢ら:ジヤーナル・オブ・アン
チビオチクス、200頁、1966年)放線菌ストレプ
トミセス・バーチシラスにより生産される1原子
の2価の銅を容易にキレートする塩基性水溶性糖
ペプチドで、通常の培養法では16種の含銅体が生
産され、単離されている。(例えば、梅沢ら:ジ
ヤーナル・オブ・アンチビオチクス19A、210頁、
1966年)。これらブレオマイシンのうち、A1、
A2、A5、B2、デメチルA2等は、その混合物の
脱銅体(以下「ブレオマイシン・コンプレツク
ス」という。)が現在すでに癌治療の臨床面で広
く使用されており、とくに偏平上皮癌を中心に、
皮膚癌、頭頚部癌、肺癌、悪性リンパ腫などに優
れた成績をあげている。 また、米国特許第3922262号及び米国特許第
Re30451号には種々のブレオマイシン類が開示さ
れている。 しかしながら、ブレオマイシン類は使用法によ
つては肺毒性などの副作用を生じるため、使用法
等がいちじるしく制限される。 そこで本発明者らはブレオマイシン類の肺毒性
などの副作用をへらすために種々研究の結果、ア
ミノプロピル−N−メチル−アミノプロピルアミ
ノブレオマイシン(以下APMP−BLMと略す)
のアミノ基を修飾することによりAPMP−BLM
の肺毒性が著じるしく減ずることを見いだし本発
明を完成した。 本発明の新規アミノプロピルアミノブレオマイ
シン誘導体は含銅体及び脱銅体の双方を含み、一
般式[] [BX]−NH−(CH2)3−A−(CH2)3 −B [] [式中[BX]は次式 で表わせる(含銅体の場合はキレート銅を省略)
ブレオマイシン酸のカルボキシル基から水酸基を
除いた残基を示し、Aは式
シン誘導体に関する。ブレオマイシンは1966年本
発明者の一人である梅沢らにより発見された制癌
性抗性物質で(梅沢ら:ジヤーナル・オブ・アン
チビオチクス、200頁、1966年)放線菌ストレプ
トミセス・バーチシラスにより生産される1原子
の2価の銅を容易にキレートする塩基性水溶性糖
ペプチドで、通常の培養法では16種の含銅体が生
産され、単離されている。(例えば、梅沢ら:ジ
ヤーナル・オブ・アンチビオチクス19A、210頁、
1966年)。これらブレオマイシンのうち、A1、
A2、A5、B2、デメチルA2等は、その混合物の
脱銅体(以下「ブレオマイシン・コンプレツク
ス」という。)が現在すでに癌治療の臨床面で広
く使用されており、とくに偏平上皮癌を中心に、
皮膚癌、頭頚部癌、肺癌、悪性リンパ腫などに優
れた成績をあげている。 また、米国特許第3922262号及び米国特許第
Re30451号には種々のブレオマイシン類が開示さ
れている。 しかしながら、ブレオマイシン類は使用法によ
つては肺毒性などの副作用を生じるため、使用法
等がいちじるしく制限される。 そこで本発明者らはブレオマイシン類の肺毒性
などの副作用をへらすために種々研究の結果、ア
ミノプロピル−N−メチル−アミノプロピルアミ
ノブレオマイシン(以下APMP−BLMと略す)
のアミノ基を修飾することによりAPMP−BLM
の肺毒性が著じるしく減ずることを見いだし本発
明を完成した。 本発明の新規アミノプロピルアミノブレオマイ
シン誘導体は含銅体及び脱銅体の双方を含み、一
般式[] [BX]−NH−(CH2)3−A−(CH2)3 −B [] [式中[BX]は次式 で表わせる(含銅体の場合はキレート銅を省略)
ブレオマイシン酸のカルボキシル基から水酸基を
除いた残基を示し、Aは式
【式】
又は
【式】で示される基(ここでR1
は水素原子、低級アルキル、ベンジル、R2は低
級アルキル、ベンジル、Rは低級アルキレンであ
る)を示しBは式
級アルキル、ベンジル、Rは低級アルキレンであ
る)を示しBは式
【式】で示される基(ここ
でR3、R4はそれぞれ(1)水素原子、(2)フエニル、
ナフチル、フリル、チオフエン、ノルボルネン、
シクロアルキル、で1つ以上置換されていてもよ
いアルキル(これらの置換基はさらにハロゲン原
子、低級アルキル、低級アルコキシ、シアノ、ハ
ロゲノメチル、ベンジルオキシ、から選ばれる1
種又は2種以上で置換していてもよい))を示す。
但し、R3、R4のどちらか少なくとも一方は水素
原子以外の基である。]で表わされる。 上記において、低級アルキルとしては、例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル等が、ハロゲンとしては、例
えばフツ素、塩素、臭素等が、低級アルキレンと
しては、例えばエチレン、トリメチレン、テトラ
メチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン等
が、シクロアルキルとしては、例えばシクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロ
オクチル、シクロデカニル、シクロウンデカニル
等が、低級アルコキシとしては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等が、ハロ
ゲノメチルとしては、例えばトリフルオロメチ
ル、トリクロロメチル等が挙げられる。 上記Aにおける
ナフチル、フリル、チオフエン、ノルボルネン、
シクロアルキル、で1つ以上置換されていてもよ
いアルキル(これらの置換基はさらにハロゲン原
子、低級アルキル、低級アルコキシ、シアノ、ハ
ロゲノメチル、ベンジルオキシ、から選ばれる1
種又は2種以上で置換していてもよい))を示す。
但し、R3、R4のどちらか少なくとも一方は水素
原子以外の基である。]で表わされる。 上記において、低級アルキルとしては、例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル等が、ハロゲンとしては、例
えばフツ素、塩素、臭素等が、低級アルキレンと
しては、例えばエチレン、トリメチレン、テトラ
メチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン等
が、シクロアルキルとしては、例えばシクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロ
オクチル、シクロデカニル、シクロウンデカニル
等が、低級アルコキシとしては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等が、ハロ
ゲノメチルとしては、例えばトリフルオロメチ
ル、トリクロロメチル等が挙げられる。 上記Aにおける
【式】としては例えば
【式】等が、
【式】としては例えば
【式】
【式】等が、
【式】として
例えば
【式】等があげられる。
上記一般式[]で表わされる化合物のうち薬
理活性の点から好ましいものとしては、Aが
理活性の点から好ましいものとしては、Aが
【式】またはAにおけるR1が低級アル
キル、R2がなし、または、低級アルキルまたは
ベンジル、Bにおける、R3がクロロ置換フエニ
ルメチルまたはエチル、シアノ置換ベンジル、
C5〜C11のシクロアルキルで置換された低級アル
キル、R4が水素、ベンジルである化合物が挙げ
られる。 本発明化合物のうち代表的なものとしては例え
ば第一表の化合物があげられる。
ベンジル、Bにおける、R3がクロロ置換フエニ
ルメチルまたはエチル、シアノ置換ベンジル、
C5〜C11のシクロアルキルで置換された低級アル
キル、R4が水素、ベンジルである化合物が挙げ
られる。 本発明化合物のうち代表的なものとしては例え
ば第一表の化合物があげられる。
【表】
ルエチルアミノ)プロピル〕ア
ミノ}プロピルアミノBLM
ミノ}プロピルアミノBLM
【表】
ジルアミノ)プロピル〕アミノ〓
プロピルアミノBLM
プロピルアミノBLM
【表】
ジベンジルオキシベンジル)ア
ミノ)プロピル〕アミノ}プロ
ピルアミノBLM
ミノ)プロピル〕アミノ}プロ
ピルアミノBLM
【表】
なお化合物名中の「BLM」は「ブレオマイシ
ン」の語を示す。これらの中でも化合物No.7、
15、18、19、20、22、32、34、35、37、38、39、
41、42、43、44、45等はとくに好ましい。 上記一般式[]で示される本発明化合物は次
のように製造することができる。 一般式[] [BX]−NH−(CH2)3−A−(CH2)3 −NH2 [] [式中[BX]、Aは前記と同じ。] で示されるアミノプロピルアミノブレオマイシン
に、一般式[] R5−CO−R6 [] [式中R5、R6はそれぞれ(1)水素原子(2)シクロア
ルキル(3)シクロアルキル又はフエニルで1つ以上
置換されてもよいアルキル(フエニルはさらにハ
ロゲン原子で置換されてもよい)(4)ハロゲン原
子、低級アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオ
キシ、シアノ、ハロゲノメチルの1種又は2種以
上で置換されていてもよいフエニル(5)ナフチル(6)
チオフエン(7)フリル(8)ノルボルネンを示す。] で示されるカルボニル化合物を還元的に縮合する
ことにより、前記一般式[]の化合物を得るこ
とが出来る。 縮合に用いる還元剤としては、シアノ水素化ホ
ウ素ナトリウムなどの水素化ホウ素化合物などが
あげられる。またパラジウム炭素などの触媒をも
ちいて接触還元をおこなつてもよい。カルボニル
化合物は1〜1.5モルを用いれば、主としてR4が
水素の誘導体、3モル以上用いればR3、R4が同
じ誘導体が得られるが、望ましい添加量はR4が
水素の誘導体では1.2モル、R3、R4が同じ誘導体
では10モル、R1、R3、R4が同じ誘導体(化合物
番号40)では15モルである。又式〔〕の化合物
としてm・p−ジベンジルオキシベンズアルデヒ
ドのようにメタノールに溶けにくい化合物をもち
いる場合には反応時間を増加させれば添加量を減
じてもよい。 反応は溶媒として、メタノール、水、ジメチル
フオルムアミド、アセトニトリル、それらの混合
液が用いられる。温度は0〜50℃がよい。よりく
わしくは、R4が水素の誘導体では0℃から25℃、
ケトンを用いる場合、R3、R4が同じ誘導体で特
に立体障害の大きいアルデヒド、又は溶解度の低
いアルデヒドを用いる場合は35〜50℃に暖めるこ
とが望ましい。反応時間は3時間〜70時間がよ
い。立体障害の大きいアルデヒド、又は溶解度の
低いアルデヒドを用いる場合は時間を長くするこ
とが有効である。 以上のようにして得られた誘導体を単離するに
は、水素化ホウ素化合物を用いた場合には、塩酸
で反応液のPHを1に合わせ室温で5〜10分撹拌し
過剰の還元剤を分解したのち中和し、メタノール
を減圧で溜去した後、過剰のアルデヒド、ケトン
をエーテル又はブタノールで抽出除去し、続いて
次の脱塩操作を行なつた。即ち吸着樹脂たとえば
アンバーライトXAD−2(ローム・アンド・ハ
ース社製)を蒸留水を用いて充填したカラムに注
入して、目的物を吸着する。蒸留水で塩類をあら
い流した後、酸性の含水メタノール、たとえば1/
50規定塩酸水溶液ーメタノール(1:4v/v)
で溶出し、青色のブレオマイシン誘導体の分画を
集め必要ならば、陰イオン交換樹脂、ダウエツク
ス44(OH型;ザ・ダウ・ケミカル社製)で中
和したのち、減圧下で濃縮して凍結乾燥すると、
誘導体の青色粗粉末がえられる。 さらに純度をあげるためつぎの操作を行なう。 上記の粉末を蒸留水に溶解し、あらかじめPH
4.5、1/20モル酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液で
平衡化したCMセフアデツクスC−25(Na+
型:フアルマシア、フアインケミカル社製)を充
填したカラムに注入し吸着する。上記の緩衝液に
連続的に塩化ナトリウムを加えることによりナト
リウム濃度を1.0モルまで除去に上昇させる直線
濃度勾配法により溶出する。もし目的物の分画に
不純物の混入が認められれば、上記のクロマトグ
ラフイーにつづいて吸着樹脂たとえばアンバーラ
イトXAD−2を用いるクロマトグラフイーを
おこなつてもよい。樹脂を緩衝液、たとえば4%
酢酸アンモニウム水溶液、を用いて充填したカラ
ムに粗物質の水溶液を注入して、目的物を吸着す
る。緩衝液に連続的にメタノールを加えることに
よりメタノール濃度を除々に上昇させる直線濃度
勾配法により溶出する。この時未反応の原料は最
も早く、次いでR4が水素の誘導体が溶出し、
R3、R4が同じ誘導体が最後に溶出する性質があ
るので、紫外線吸収モニターを用いることにより
分離することが可能である。もし目的物の分画に
不純物の混入が認められれば、上記のクロマトグ
ラフイーを再度行ない完全除去をはかればよい。 このようにして得られる目的物の分画のメタノ
ールを減圧で溜去した後、先に用いたアンバーラ
イトXAD−2脱塩法で脱塩したのち、凍結乾燥
すると、アミノプロピルアミノブレオマイシン誘
導体の含銅体が青色の無定形粉末で得られる。 このようにして得られるアミノプロピルアミノ
ブレオマイシン誘導体の含銅体を公知の方法、た
とえばEDTAを用いる方法(特公昭52−31875)
で脱銅すれば脱銅体が得られる。 その一例を説明すると、含銅体を蒸留水に溶解
し、これを蒸留水で充填したアンバーライト
XAD−2のカラムに注入し吸着する。樹脂を塩
化ナトリウムと5%のエチレンジアミン四酢酸・
2ナトリウム(以下「EDTA・2Na」という)
からなる水溶液でカラムを洗うと、銅イオンは
EDTA・2Naにより運び去られ、アミノプロピ
ルアミノブレオマイシン誘導体(脱銅体)が樹脂
上に残る。塩化ナトリウムで洗いEDTA・2Na
を除去し、さらに蒸留水で洗浄する。最後に酸性
含水メタノール、たとえば1/50規定塩酸水溶液−
メタノール(1:4v/v)で溶出し波長290ミリ
ミクロン付近に吸収極大を示す分画を集める。ダ
ウエツクス(OH型;ザ・ダウ・ケミカル社
製)でPH6.0に合わせた後、減圧下で濃縮し、凍
結乾燥するとアミノプロピルアミノブレオマイシ
ン誘導体の脱銅体・塩酸塩が白色の無定型粉末で
得られる。 もし、上記の塩酸水溶液のかわりに、硫酸水溶
液を用いれば硫酸塩が得られる。このように、上
記溶出工程で用いられる酸の種類を選択すること
により、所望の塩とすることができる。 以上に説明した方法により製造されるアミノプ
ロピルアミノブレオマイシン誘導体を6規定塩酸
水中で、105℃、20時間加水分解にかけると、
BLM類に共通する分解生成物[L−トレオニン、
β−アミノ−β−(4−アミノ−6−カルボキシ
−5−メチル−ピリミジン−2−イル)プロピオ
ン酸、4−アミノ−3−オキシ−2−メチル−n
−ペンタン酸、β−オキシ−L−ヒスチジン、β
−アミノ−L−アラニン、2′−(2−アミノエチ
ル)−2・4′−ビチアゾール−4−カルボン酸]
とアミンが検出された。又アンバーリスト15を用
いたメタノリシスでは、ブレオマイシンと同じL
−グロース、3−O−カルバモイル−D−マンノ
ースのメチルグリコシドがガスクロマトグラフイ
ーで検出された。 以上の事実は本発明の方法によつて製造された
アミノプロピルアミノブレオマイシン誘導体が前
記式[]で表される化学構造を有することを裏
づけている。 一般式[]の化合物としては、 (1) 3−[N−(3−アミノプロピル)アミノ]
プロピルアミノブレオマイシン(APP)、(2) 3
−[N−(3−アミノプロピル)−N−メチルアミ
ノ]プロピルアミノブレオマイシン(APMP)、
(3) 3−[N−(3−アミノプロピル)−N・N−
ジメチルアミノ]プロピルアミノブレオマイシン
(MMHH)、(4) 3−[N−(3−アミノプロピ
ル)−N・N−ジエチルアミノ]プロピルアミノ
ブレオマイシン(EEHH)、(5) 3−[N−(3−
アミノプロピル)−N・N−ジブチルアミノ]プ
ロピルアミノブレオマイシン(BBHH)、(6) 3
{N−[3′−(N′(3−アミノプロピル)−N′・N′
−
ジメチルアミノ)プロピル]−N・N−ジメチル
アミノ}プロピルアミノブレオマイシン
(PP4M)、(7) 3−[4−(3−アミノプロピル)
−ピペラジン−1−イル−]プロピルアミノブレ
オマイシン(PY)(8) 3−[N−(3−アミノプ
ロピル)−N−メチル−N−ベンジルアミノ]プ
ロピルアミノブレオマイシン(MBZHH)等が
挙げられる。但し( )内は略号を示す。 一般式[]の化合物としては、 p−クロロフエニルアセトアルデヒド、フエニ
ルアセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、p−ク
ロロベンズアルデヒド、m−クロロベンズアルデ
ヒド、o−クロロベンズアルデヒド、m・p−ジ
クロロベンズアルデヒド、o・p−ジクロロベン
ズアルデヒド、p−フルオロベンズアルデヒド、
p−ブロモベンズアルデヒド、ペンタフルオロベ
ンズアルデヒド、p−メチルベンズアルデヒド、
p−ジエチルアミノベンズアルデヒド、p−メト
キシベンズアルデヒド、o・p−ジメトキシベン
ズアルデヒド、p−クロロフエニルメチルケト
ン、m・p−ジベンジルオキシベンズアルデヒ
ド、3−フエニルプロパナール、ジフエニルアセ
トアルデヒド、p−シアノベンズアルデヒド、m
−トリフルオロメチルベンズアルデヒド、1・3
−ジフエニルアセトン、アセトフエノン、フルフ
ラール、チオフエン−2−アルデヒド、シクロ−
ヘキサノン、シクロ−ペンチル−アルデヒド、シ
クロ−ヘキシル−アルデヒド、シクロ−ヘキシル
−アセトアルデヒド、シクロ−ペンチル−アルデ
ヒド、シクロ−オクチル−アルデヒド、シクロ−
ウンデカノイルアルデヒド、5−ノルボルネン−
2−アルデヒド等が挙げられる。 前記一般式[]の化合物は次のように合成さ
れる。 (1)ブレオマイシン酸と一般式[] NH2−(CH2)3−A−(CH2)3 −NH2 [] [式中Aは前記に同じ。] で示される化合物を、公知の方法(たとえば、特
開昭54−63089号参照)と同様にして、縮合する
か、(2)米国特許第Re30451号に開示される方法、
すなわち、一般式[]で示されるアミンを添加
して、ストレプトミセス・バーチシラス
(Streptomyces verticillus)に属するブレオマイ
シン生産菌例えばストレプトミセス・バーチシラ
スNK−68−144(American Type Culture
Collection No.31307)を培養することによつて
も得ることができる。 一般式[]の化合物としては、例えば、 (1) ビス(3−アミノプロピル)アミン、(2)
ビス(3−アミノプロピル)メチルアミン、(3)
ビス(3−アミノプロピル)−ジメチルアンモニ
ウム塩、(4) ビス(3−アミノプロピル)−ジエ
チルアンモニウム塩、(5) ビス(3−アミノプロ
ピル)−ジブチルアンモニウム塩、(6) 1・3−
(ビス(3−アミノプロピル)ジメチルアミノ)
プロパン、(7) 1・4−(ビス(3−アミノプロ
ピル))ピペラジン、(8) ビス(3−アミノプロ
ピル)−メチル−ベンジルアンモニウム塩等が挙
げられる。 上記一般式〔〕の化合物のうち、一般式〔
a〕、〔b〕 (式中R1、R2、Rは前記に同じ。) で示される化合物は本発明者らによつて初めて合
成された新規化合物であり、例えば次のようにし
て合成される。すなわち、一般式[a]の化合
物のうちR1とR2が同一である化合物の製造法は
一般式[] (式中R1、R2は同一で、前記に同じ。) で示される3−アミノプロピルN・Nジアルキル
アミンを1.5当量の塩化ベンゾイルと反応せしめ、
反応物をアルカリ性にして、有機溶媒で抽出し、
一般式[] (式中R1、R2は同一で、前記に同じ。) で示される、3−ベンズアミドプロピルN・Nジ
アルキルアミンとなし、次に3−ブロモプロピル
フタルイミドと反応させ一般式〔〕 (式中Phthはフタリル基を示し、R1、R2は同一
で、前記に同じ。) で示される四級塩とし、次いで6規定塩酸と110
度8時間加熱して加水分解後副生するフタル酸、
安息香酸を除き、濃縮し塩酸を出来るだけ除いた
後、蒸留水に溶かし陰イオン交換樹脂(C1型)
のカラムを通し濃縮すると、R1、R2が同一であ
る[a]の塩酸塩を得ることが出来る。この方
法により得られる化合物としては例えば、ビス
(3−アミノプロピル)−ジメチルアンモニウム
塩、ビス(3−アミノプロピル)−ジエチルアン
モニウム塩、ビス(3−アミノプロピル)−ジブ
チルアンモニウム塩等が挙げられる。又、化合物
[a]のうちR1とR2が異なる化合物は例えば、
N−メチルベンジルアミンに塩基存在下2当量の
3−ブロモプロピルフタルイミドと反応させて生
ずる四級塩を上記と同様に加水分解して得られ
る。この方法により得られる化合物としては例え
ばビス(3−アミノプロピル)−メチル−ベンジ
ルアンモニウム塩等が挙げられる。 又、式[b]で示される化合物は、例えば、
1・3−(ビス−ジメチルアミノ)プロパンに、
3−ブロモプロピルフタルイミドと反応させ1・
3−(ビス(3−フタルイミドプロピル)ジメチ
ルアミノ)プロパンとし、次い上記と同様に加水
分解後副生するフタル酸を除き、イオン交換後、
濃縮することにより得ることができる。この方法
により得られる化合物としては、例えば、1・3
−(ビス(3−アミノプロピル)ジメチルアミノ)
プロパン4塩酸塩が挙げられる。 次に本発明のアミノプロピルアミノブレオマイ
シン誘導体の代表的な化合物につき、理化学的性
質を第2表に示す。
ン」の語を示す。これらの中でも化合物No.7、
15、18、19、20、22、32、34、35、37、38、39、
41、42、43、44、45等はとくに好ましい。 上記一般式[]で示される本発明化合物は次
のように製造することができる。 一般式[] [BX]−NH−(CH2)3−A−(CH2)3 −NH2 [] [式中[BX]、Aは前記と同じ。] で示されるアミノプロピルアミノブレオマイシン
に、一般式[] R5−CO−R6 [] [式中R5、R6はそれぞれ(1)水素原子(2)シクロア
ルキル(3)シクロアルキル又はフエニルで1つ以上
置換されてもよいアルキル(フエニルはさらにハ
ロゲン原子で置換されてもよい)(4)ハロゲン原
子、低級アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオ
キシ、シアノ、ハロゲノメチルの1種又は2種以
上で置換されていてもよいフエニル(5)ナフチル(6)
チオフエン(7)フリル(8)ノルボルネンを示す。] で示されるカルボニル化合物を還元的に縮合する
ことにより、前記一般式[]の化合物を得るこ
とが出来る。 縮合に用いる還元剤としては、シアノ水素化ホ
ウ素ナトリウムなどの水素化ホウ素化合物などが
あげられる。またパラジウム炭素などの触媒をも
ちいて接触還元をおこなつてもよい。カルボニル
化合物は1〜1.5モルを用いれば、主としてR4が
水素の誘導体、3モル以上用いればR3、R4が同
じ誘導体が得られるが、望ましい添加量はR4が
水素の誘導体では1.2モル、R3、R4が同じ誘導体
では10モル、R1、R3、R4が同じ誘導体(化合物
番号40)では15モルである。又式〔〕の化合物
としてm・p−ジベンジルオキシベンズアルデヒ
ドのようにメタノールに溶けにくい化合物をもち
いる場合には反応時間を増加させれば添加量を減
じてもよい。 反応は溶媒として、メタノール、水、ジメチル
フオルムアミド、アセトニトリル、それらの混合
液が用いられる。温度は0〜50℃がよい。よりく
わしくは、R4が水素の誘導体では0℃から25℃、
ケトンを用いる場合、R3、R4が同じ誘導体で特
に立体障害の大きいアルデヒド、又は溶解度の低
いアルデヒドを用いる場合は35〜50℃に暖めるこ
とが望ましい。反応時間は3時間〜70時間がよ
い。立体障害の大きいアルデヒド、又は溶解度の
低いアルデヒドを用いる場合は時間を長くするこ
とが有効である。 以上のようにして得られた誘導体を単離するに
は、水素化ホウ素化合物を用いた場合には、塩酸
で反応液のPHを1に合わせ室温で5〜10分撹拌し
過剰の還元剤を分解したのち中和し、メタノール
を減圧で溜去した後、過剰のアルデヒド、ケトン
をエーテル又はブタノールで抽出除去し、続いて
次の脱塩操作を行なつた。即ち吸着樹脂たとえば
アンバーライトXAD−2(ローム・アンド・ハ
ース社製)を蒸留水を用いて充填したカラムに注
入して、目的物を吸着する。蒸留水で塩類をあら
い流した後、酸性の含水メタノール、たとえば1/
50規定塩酸水溶液ーメタノール(1:4v/v)
で溶出し、青色のブレオマイシン誘導体の分画を
集め必要ならば、陰イオン交換樹脂、ダウエツク
ス44(OH型;ザ・ダウ・ケミカル社製)で中
和したのち、減圧下で濃縮して凍結乾燥すると、
誘導体の青色粗粉末がえられる。 さらに純度をあげるためつぎの操作を行なう。 上記の粉末を蒸留水に溶解し、あらかじめPH
4.5、1/20モル酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液で
平衡化したCMセフアデツクスC−25(Na+
型:フアルマシア、フアインケミカル社製)を充
填したカラムに注入し吸着する。上記の緩衝液に
連続的に塩化ナトリウムを加えることによりナト
リウム濃度を1.0モルまで除去に上昇させる直線
濃度勾配法により溶出する。もし目的物の分画に
不純物の混入が認められれば、上記のクロマトグ
ラフイーにつづいて吸着樹脂たとえばアンバーラ
イトXAD−2を用いるクロマトグラフイーを
おこなつてもよい。樹脂を緩衝液、たとえば4%
酢酸アンモニウム水溶液、を用いて充填したカラ
ムに粗物質の水溶液を注入して、目的物を吸着す
る。緩衝液に連続的にメタノールを加えることに
よりメタノール濃度を除々に上昇させる直線濃度
勾配法により溶出する。この時未反応の原料は最
も早く、次いでR4が水素の誘導体が溶出し、
R3、R4が同じ誘導体が最後に溶出する性質があ
るので、紫外線吸収モニターを用いることにより
分離することが可能である。もし目的物の分画に
不純物の混入が認められれば、上記のクロマトグ
ラフイーを再度行ない完全除去をはかればよい。 このようにして得られる目的物の分画のメタノ
ールを減圧で溜去した後、先に用いたアンバーラ
イトXAD−2脱塩法で脱塩したのち、凍結乾燥
すると、アミノプロピルアミノブレオマイシン誘
導体の含銅体が青色の無定形粉末で得られる。 このようにして得られるアミノプロピルアミノ
ブレオマイシン誘導体の含銅体を公知の方法、た
とえばEDTAを用いる方法(特公昭52−31875)
で脱銅すれば脱銅体が得られる。 その一例を説明すると、含銅体を蒸留水に溶解
し、これを蒸留水で充填したアンバーライト
XAD−2のカラムに注入し吸着する。樹脂を塩
化ナトリウムと5%のエチレンジアミン四酢酸・
2ナトリウム(以下「EDTA・2Na」という)
からなる水溶液でカラムを洗うと、銅イオンは
EDTA・2Naにより運び去られ、アミノプロピ
ルアミノブレオマイシン誘導体(脱銅体)が樹脂
上に残る。塩化ナトリウムで洗いEDTA・2Na
を除去し、さらに蒸留水で洗浄する。最後に酸性
含水メタノール、たとえば1/50規定塩酸水溶液−
メタノール(1:4v/v)で溶出し波長290ミリ
ミクロン付近に吸収極大を示す分画を集める。ダ
ウエツクス(OH型;ザ・ダウ・ケミカル社
製)でPH6.0に合わせた後、減圧下で濃縮し、凍
結乾燥するとアミノプロピルアミノブレオマイシ
ン誘導体の脱銅体・塩酸塩が白色の無定型粉末で
得られる。 もし、上記の塩酸水溶液のかわりに、硫酸水溶
液を用いれば硫酸塩が得られる。このように、上
記溶出工程で用いられる酸の種類を選択すること
により、所望の塩とすることができる。 以上に説明した方法により製造されるアミノプ
ロピルアミノブレオマイシン誘導体を6規定塩酸
水中で、105℃、20時間加水分解にかけると、
BLM類に共通する分解生成物[L−トレオニン、
β−アミノ−β−(4−アミノ−6−カルボキシ
−5−メチル−ピリミジン−2−イル)プロピオ
ン酸、4−アミノ−3−オキシ−2−メチル−n
−ペンタン酸、β−オキシ−L−ヒスチジン、β
−アミノ−L−アラニン、2′−(2−アミノエチ
ル)−2・4′−ビチアゾール−4−カルボン酸]
とアミンが検出された。又アンバーリスト15を用
いたメタノリシスでは、ブレオマイシンと同じL
−グロース、3−O−カルバモイル−D−マンノ
ースのメチルグリコシドがガスクロマトグラフイ
ーで検出された。 以上の事実は本発明の方法によつて製造された
アミノプロピルアミノブレオマイシン誘導体が前
記式[]で表される化学構造を有することを裏
づけている。 一般式[]の化合物としては、 (1) 3−[N−(3−アミノプロピル)アミノ]
プロピルアミノブレオマイシン(APP)、(2) 3
−[N−(3−アミノプロピル)−N−メチルアミ
ノ]プロピルアミノブレオマイシン(APMP)、
(3) 3−[N−(3−アミノプロピル)−N・N−
ジメチルアミノ]プロピルアミノブレオマイシン
(MMHH)、(4) 3−[N−(3−アミノプロピ
ル)−N・N−ジエチルアミノ]プロピルアミノ
ブレオマイシン(EEHH)、(5) 3−[N−(3−
アミノプロピル)−N・N−ジブチルアミノ]プ
ロピルアミノブレオマイシン(BBHH)、(6) 3
{N−[3′−(N′(3−アミノプロピル)−N′・N′
−
ジメチルアミノ)プロピル]−N・N−ジメチル
アミノ}プロピルアミノブレオマイシン
(PP4M)、(7) 3−[4−(3−アミノプロピル)
−ピペラジン−1−イル−]プロピルアミノブレ
オマイシン(PY)(8) 3−[N−(3−アミノプ
ロピル)−N−メチル−N−ベンジルアミノ]プ
ロピルアミノブレオマイシン(MBZHH)等が
挙げられる。但し( )内は略号を示す。 一般式[]の化合物としては、 p−クロロフエニルアセトアルデヒド、フエニ
ルアセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、p−ク
ロロベンズアルデヒド、m−クロロベンズアルデ
ヒド、o−クロロベンズアルデヒド、m・p−ジ
クロロベンズアルデヒド、o・p−ジクロロベン
ズアルデヒド、p−フルオロベンズアルデヒド、
p−ブロモベンズアルデヒド、ペンタフルオロベ
ンズアルデヒド、p−メチルベンズアルデヒド、
p−ジエチルアミノベンズアルデヒド、p−メト
キシベンズアルデヒド、o・p−ジメトキシベン
ズアルデヒド、p−クロロフエニルメチルケト
ン、m・p−ジベンジルオキシベンズアルデヒ
ド、3−フエニルプロパナール、ジフエニルアセ
トアルデヒド、p−シアノベンズアルデヒド、m
−トリフルオロメチルベンズアルデヒド、1・3
−ジフエニルアセトン、アセトフエノン、フルフ
ラール、チオフエン−2−アルデヒド、シクロ−
ヘキサノン、シクロ−ペンチル−アルデヒド、シ
クロ−ヘキシル−アルデヒド、シクロ−ヘキシル
−アセトアルデヒド、シクロ−ペンチル−アルデ
ヒド、シクロ−オクチル−アルデヒド、シクロ−
ウンデカノイルアルデヒド、5−ノルボルネン−
2−アルデヒド等が挙げられる。 前記一般式[]の化合物は次のように合成さ
れる。 (1)ブレオマイシン酸と一般式[] NH2−(CH2)3−A−(CH2)3 −NH2 [] [式中Aは前記に同じ。] で示される化合物を、公知の方法(たとえば、特
開昭54−63089号参照)と同様にして、縮合する
か、(2)米国特許第Re30451号に開示される方法、
すなわち、一般式[]で示されるアミンを添加
して、ストレプトミセス・バーチシラス
(Streptomyces verticillus)に属するブレオマイ
シン生産菌例えばストレプトミセス・バーチシラ
スNK−68−144(American Type Culture
Collection No.31307)を培養することによつて
も得ることができる。 一般式[]の化合物としては、例えば、 (1) ビス(3−アミノプロピル)アミン、(2)
ビス(3−アミノプロピル)メチルアミン、(3)
ビス(3−アミノプロピル)−ジメチルアンモニ
ウム塩、(4) ビス(3−アミノプロピル)−ジエ
チルアンモニウム塩、(5) ビス(3−アミノプロ
ピル)−ジブチルアンモニウム塩、(6) 1・3−
(ビス(3−アミノプロピル)ジメチルアミノ)
プロパン、(7) 1・4−(ビス(3−アミノプロ
ピル))ピペラジン、(8) ビス(3−アミノプロ
ピル)−メチル−ベンジルアンモニウム塩等が挙
げられる。 上記一般式〔〕の化合物のうち、一般式〔
a〕、〔b〕 (式中R1、R2、Rは前記に同じ。) で示される化合物は本発明者らによつて初めて合
成された新規化合物であり、例えば次のようにし
て合成される。すなわち、一般式[a]の化合
物のうちR1とR2が同一である化合物の製造法は
一般式[] (式中R1、R2は同一で、前記に同じ。) で示される3−アミノプロピルN・Nジアルキル
アミンを1.5当量の塩化ベンゾイルと反応せしめ、
反応物をアルカリ性にして、有機溶媒で抽出し、
一般式[] (式中R1、R2は同一で、前記に同じ。) で示される、3−ベンズアミドプロピルN・Nジ
アルキルアミンとなし、次に3−ブロモプロピル
フタルイミドと反応させ一般式〔〕 (式中Phthはフタリル基を示し、R1、R2は同一
で、前記に同じ。) で示される四級塩とし、次いで6規定塩酸と110
度8時間加熱して加水分解後副生するフタル酸、
安息香酸を除き、濃縮し塩酸を出来るだけ除いた
後、蒸留水に溶かし陰イオン交換樹脂(C1型)
のカラムを通し濃縮すると、R1、R2が同一であ
る[a]の塩酸塩を得ることが出来る。この方
法により得られる化合物としては例えば、ビス
(3−アミノプロピル)−ジメチルアンモニウム
塩、ビス(3−アミノプロピル)−ジエチルアン
モニウム塩、ビス(3−アミノプロピル)−ジブ
チルアンモニウム塩等が挙げられる。又、化合物
[a]のうちR1とR2が異なる化合物は例えば、
N−メチルベンジルアミンに塩基存在下2当量の
3−ブロモプロピルフタルイミドと反応させて生
ずる四級塩を上記と同様に加水分解して得られ
る。この方法により得られる化合物としては例え
ばビス(3−アミノプロピル)−メチル−ベンジ
ルアンモニウム塩等が挙げられる。 又、式[b]で示される化合物は、例えば、
1・3−(ビス−ジメチルアミノ)プロパンに、
3−ブロモプロピルフタルイミドと反応させ1・
3−(ビス(3−フタルイミドプロピル)ジメチ
ルアミノ)プロパンとし、次い上記と同様に加水
分解後副生するフタル酸を除き、イオン交換後、
濃縮することにより得ることができる。この方法
により得られる化合物としては、例えば、1・3
−(ビス(3−アミノプロピル)ジメチルアミノ)
プロパン4塩酸塩が挙げられる。 次に本発明のアミノプロピルアミノブレオマイ
シン誘導体の代表的な化合物につき、理化学的性
質を第2表に示す。
【表】
【表】
R○
註2:アビセルSF (FMC社)・ギ酸−酢酸−水(27
:75:900 v/v)800V、15分
次に本発明の化合物の代表例によつて調べた生
物学的諸性質を以下に説明する。 (1) ミコバクテリウム・スメグマチス・
ATCC697、及びバチルス・ズブチリスに対す
る抗菌活性 上記の検定菌を用いて、寒天平板円筒法によ
り測定した。ただし、標準物質ブレオマイシン
A2(脱銅体)を1000mcg力価/mgとした。 (2) 培養HeLaS3細胞に対する増殖阻害効果 プラスチツク・シヤーレの培養基(10%仔牛
血清添加MEM)にHeLaS3細胞を接種し、2
日後にブレオマイシン類を添加した。さらに3
日間培養を続けた後、細胞数を測定した。増殖
阻害率は次式 阻害率(%)=100×(B−A)/(B−C) [式中、Aは被験試料添加後3日目の最終細胞
数、Bは被験試料を添加しない対照における最
終細胞数、Cは被験試料添加時の細胞数を表わ
す。]を用いて算出した。試料濃度と阻止率の
グラフから、ID50値(50%阻害のための濃度)
を求めた。以上(1)、(2)の結果を第3表に示す。
註2:アビセルSF (FMC社)・ギ酸−酢酸−水(27
:75:900 v/v)800V、15分
次に本発明の化合物の代表例によつて調べた生
物学的諸性質を以下に説明する。 (1) ミコバクテリウム・スメグマチス・
ATCC697、及びバチルス・ズブチリスに対す
る抗菌活性 上記の検定菌を用いて、寒天平板円筒法によ
り測定した。ただし、標準物質ブレオマイシン
A2(脱銅体)を1000mcg力価/mgとした。 (2) 培養HeLaS3細胞に対する増殖阻害効果 プラスチツク・シヤーレの培養基(10%仔牛
血清添加MEM)にHeLaS3細胞を接種し、2
日後にブレオマイシン類を添加した。さらに3
日間培養を続けた後、細胞数を測定した。増殖
阻害率は次式 阻害率(%)=100×(B−A)/(B−C) [式中、Aは被験試料添加後3日目の最終細胞
数、Bは被験試料を添加しない対照における最
終細胞数、Cは被験試料添加時の細胞数を表わ
す。]を用いて算出した。試料濃度と阻止率の
グラフから、ID50値(50%阻害のための濃度)
を求めた。以上(1)、(2)の結果を第3表に示す。
【表】
【表】
(3) マウスの肺毒性(肺線維化)ICR系マウス
(雄性15週令)を一群9匹として用いた。各薬
剤の投与量は、5mg/Kgとし、1日1回、連続
10日間、腹腔内注射し、投与終了後、5週間飼
育し、観察後、屠殺剖検し、肺の線維化の頻
度、及び程度を調べた。 成績は、投与群の肺線維化をもつマウス数の
頻度(Incidence)及び、の強弱の程度
(Grade)について比較した。その結果を第4
表に示す。
(雄性15週令)を一群9匹として用いた。各薬
剤の投与量は、5mg/Kgとし、1日1回、連続
10日間、腹腔内注射し、投与終了後、5週間飼
育し、観察後、屠殺剖検し、肺の線維化の頻
度、及び程度を調べた。 成績は、投与群の肺線維化をもつマウス数の
頻度(Incidence)及び、の強弱の程度
(Grade)について比較した。その結果を第4
表に示す。
【表】
なお表中の点数は下記のとおりである。
0点:線維化を認めない。
1点:肺胞に浸出液の蓄積がみられ、肺胞中隔
に線維化様変化が見られる。 2点:数か所にみられる線維化 4点:散在性にみられる線維化 6点:2/3以上の広範囲にみられる線維化 また、表中の比はブレオマイシンコンプレツ
クスとの比率を示す。 以上の結果から明らかなように、本発明化合物
は培養HeLaS3細胞に対する増殖阻害活性が強
く、優れた抗菌活性をも有しており、肺毒性を著
しく減じていることがわかり、臨床面での有用性
を強く示唆している。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例 1 Aステツプ 3−[N−メチル−N−(3−アミノプロピル)
アミノ]プロピルアミノブレオマイシン3塩酸塩
(含銅体)1.0gを30mlのメタノールに溶解し、シ
クロウンデカンカルボキサアルデヒド227mgを添
加し、ついで26mgのシアノ水素化ホウ素ナトリウ
ムを添加した。室温16時間反応した後、6規定塩
酸水溶液で反応液のPHを1.0に下げ、10分間放置
して反応を止めた。1規定水酸化ナトリウムで中
和したのち、減圧下でメタノールを溜去し、残渣
に蒸留水を加えて50mlとした。これを50mlのエー
テルで抽出し過剰のアルデヒドを除いた。予め4
%酢酸アンモニウム水溶液/2%酢酸水溶液
(1:1v/v)を用いて充填したアンバーライト
XAD−2(ローム・アンド・ハース社製)のカ
ラムに(100ml容)に注入して、目的物を吸着し
た。上記緩衝液500mlにメタノール500mlを連続的
に加える直線濃度勾配法により溶出した。メタノ
ール濃度65%前後で溶出される波長290ミリミク
ロン付近に吸収極大を示す目的の分画200mlをあ
つめた。この分画からメタノールを減圧溜去して
得た水溶液を予め蒸留水で充填したアンバーライ
トXAD−2(ローム・アンド・ハース社製)の
カラムに(100ml容)に注入して、目的物を吸着
した。蒸留水150mlでカラムをあらつた後、1/50
M塩酸水溶液−メタノール(1:4v/v)で溶
出した。ブレオマイシン誘導体の青色の分画を集
め、陰イオン交換樹脂、ダウエツクス44(OH
型;ザ・ダウ・ケミカル社製)で中和したのち、
減圧下で濃縮して凍結乾燥した。 上記の粉末を蒸留水10mlに溶解し、あらかじめ
PH4.5、1/20モル酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液
で平衡化したCMセフアデツクスC−25(Na+
型:フアルマシア、フアインケミカル社製)を充
填したカラム(100ml容)に注入し吸着した。上
記の緩衝液に連続的に塩化ナトリウムを加えるこ
とによりナトリウム濃度を1.0モルまで除々に上
昇させる直線濃度勾配法により溶出した。550ml
の溶出液を流し、0.65モル前後で溶出する青色の
分画120mlを集め、先に用いたアンバーライト
XAD−2脱塩法で脱塩したのち、凍結乾燥する
と、3−{N−メチル−N−[3′−(シクロウンデ
カニルメチルアミノ)プロピル]アミノ}プロピ
ルアミノブレオマイシンの含銅体872mgが青色の
無定形粉末で得られた。(収率79%) Bステツプ Aステツプで得た含銅体872mgを18mlの蒸留水
に溶解し、脱銅のため蒸留水で充填したアンバー
ライトXAD−2のカラム(100ml容)に注入し吸
着する。樹脂を塩化ナトリウムと5%の
EDTA・2Naからなる水溶液300mlで洗い、2%
塩化ナトリウム100ml、蒸留水150mlの順序で洗浄
した後、最後に1/50規定塩酸水溶液−メタノール
(1:4v/v)で溶出し波長290ミリミクロン付
近に吸収極大を示す分画を集めた。ダウエツクス
44(OH型;ザ・ダウ・ケミカル社製)でPH6.0に
合わせた後、減圧下で濃縮し、凍結乾燥して3−
{N−メチル−N−[3′−(シクロウンデカニルメ
チルアミノ)プロピル]アミノ}プロピルアミノ
ブレオマイシン(化合物No.32)の脱銅体・3塩酸
塩758mgが白色の無定型粉末で得られた。(収率90
%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は291m
μE1%/1cmは87であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2950、
1650、1550、1520、1440、1400、1260、1190、
1140、1100、1060、1020、980、800であつた。 その他の理化学的性状は第2表に示した通りで
ある。 上記の反応でアルデヒドとしてm・p−ジベン
ジルオキシベンズアルデヒド988mgを用いて27℃
で70時間反応した後上記の方法で精製、及び脱銅
し3−{N−メチル−N−[3′−(ビス(m・p−
ジベンジルオキシベンジル)アミノ)プロピル]
アミノ}プロピルアミノブレオマイシン(化合物
No.34)の脱銅体・3塩酸塩762mgを無色無定型粉
末として得た。(収率57%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は285m
μE1%/1cmは86であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2950、
1650、1550、1510、1460、1430、1380、1320、
1270、1190、1140、1060、1020、960、800、730、
690、650であつた。 同様にアルデヒドとしてシクロオクタンカルボ
キサアルデヒド174mgを用い室温で24時間反応し
た後精製、脱銅して、3−{N−メチル−N−
[3′−(シクロオクチルメチルアミノ)プロピル]
アミノ}プロピルアミノブレオマイシン(化合物
No.22)の脱銅体・3塩酸塩605mgを無色無定型粉
末として得た。(収率58%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は291m
μE1%/1cmは86であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2925、
1650、1550、1520、1440、1400、1330、1260、
1190、1140、1100、1060、1020、980、800であつ
た。 本実施例と同様にして第5表の化合物が製造さ
れた。
に線維化様変化が見られる。 2点:数か所にみられる線維化 4点:散在性にみられる線維化 6点:2/3以上の広範囲にみられる線維化 また、表中の比はブレオマイシンコンプレツ
クスとの比率を示す。 以上の結果から明らかなように、本発明化合物
は培養HeLaS3細胞に対する増殖阻害活性が強
く、優れた抗菌活性をも有しており、肺毒性を著
しく減じていることがわかり、臨床面での有用性
を強く示唆している。 次に本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例 1 Aステツプ 3−[N−メチル−N−(3−アミノプロピル)
アミノ]プロピルアミノブレオマイシン3塩酸塩
(含銅体)1.0gを30mlのメタノールに溶解し、シ
クロウンデカンカルボキサアルデヒド227mgを添
加し、ついで26mgのシアノ水素化ホウ素ナトリウ
ムを添加した。室温16時間反応した後、6規定塩
酸水溶液で反応液のPHを1.0に下げ、10分間放置
して反応を止めた。1規定水酸化ナトリウムで中
和したのち、減圧下でメタノールを溜去し、残渣
に蒸留水を加えて50mlとした。これを50mlのエー
テルで抽出し過剰のアルデヒドを除いた。予め4
%酢酸アンモニウム水溶液/2%酢酸水溶液
(1:1v/v)を用いて充填したアンバーライト
XAD−2(ローム・アンド・ハース社製)のカ
ラムに(100ml容)に注入して、目的物を吸着し
た。上記緩衝液500mlにメタノール500mlを連続的
に加える直線濃度勾配法により溶出した。メタノ
ール濃度65%前後で溶出される波長290ミリミク
ロン付近に吸収極大を示す目的の分画200mlをあ
つめた。この分画からメタノールを減圧溜去して
得た水溶液を予め蒸留水で充填したアンバーライ
トXAD−2(ローム・アンド・ハース社製)の
カラムに(100ml容)に注入して、目的物を吸着
した。蒸留水150mlでカラムをあらつた後、1/50
M塩酸水溶液−メタノール(1:4v/v)で溶
出した。ブレオマイシン誘導体の青色の分画を集
め、陰イオン交換樹脂、ダウエツクス44(OH
型;ザ・ダウ・ケミカル社製)で中和したのち、
減圧下で濃縮して凍結乾燥した。 上記の粉末を蒸留水10mlに溶解し、あらかじめ
PH4.5、1/20モル酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液
で平衡化したCMセフアデツクスC−25(Na+
型:フアルマシア、フアインケミカル社製)を充
填したカラム(100ml容)に注入し吸着した。上
記の緩衝液に連続的に塩化ナトリウムを加えるこ
とによりナトリウム濃度を1.0モルまで除々に上
昇させる直線濃度勾配法により溶出した。550ml
の溶出液を流し、0.65モル前後で溶出する青色の
分画120mlを集め、先に用いたアンバーライト
XAD−2脱塩法で脱塩したのち、凍結乾燥する
と、3−{N−メチル−N−[3′−(シクロウンデ
カニルメチルアミノ)プロピル]アミノ}プロピ
ルアミノブレオマイシンの含銅体872mgが青色の
無定形粉末で得られた。(収率79%) Bステツプ Aステツプで得た含銅体872mgを18mlの蒸留水
に溶解し、脱銅のため蒸留水で充填したアンバー
ライトXAD−2のカラム(100ml容)に注入し吸
着する。樹脂を塩化ナトリウムと5%の
EDTA・2Naからなる水溶液300mlで洗い、2%
塩化ナトリウム100ml、蒸留水150mlの順序で洗浄
した後、最後に1/50規定塩酸水溶液−メタノール
(1:4v/v)で溶出し波長290ミリミクロン付
近に吸収極大を示す分画を集めた。ダウエツクス
44(OH型;ザ・ダウ・ケミカル社製)でPH6.0に
合わせた後、減圧下で濃縮し、凍結乾燥して3−
{N−メチル−N−[3′−(シクロウンデカニルメ
チルアミノ)プロピル]アミノ}プロピルアミノ
ブレオマイシン(化合物No.32)の脱銅体・3塩酸
塩758mgが白色の無定型粉末で得られた。(収率90
%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は291m
μE1%/1cmは87であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2950、
1650、1550、1520、1440、1400、1260、1190、
1140、1100、1060、1020、980、800であつた。 その他の理化学的性状は第2表に示した通りで
ある。 上記の反応でアルデヒドとしてm・p−ジベン
ジルオキシベンズアルデヒド988mgを用いて27℃
で70時間反応した後上記の方法で精製、及び脱銅
し3−{N−メチル−N−[3′−(ビス(m・p−
ジベンジルオキシベンジル)アミノ)プロピル]
アミノ}プロピルアミノブレオマイシン(化合物
No.34)の脱銅体・3塩酸塩762mgを無色無定型粉
末として得た。(収率57%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は285m
μE1%/1cmは86であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2950、
1650、1550、1510、1460、1430、1380、1320、
1270、1190、1140、1060、1020、960、800、730、
690、650であつた。 同様にアルデヒドとしてシクロオクタンカルボ
キサアルデヒド174mgを用い室温で24時間反応し
た後精製、脱銅して、3−{N−メチル−N−
[3′−(シクロオクチルメチルアミノ)プロピル]
アミノ}プロピルアミノブレオマイシン(化合物
No.22)の脱銅体・3塩酸塩605mgを無色無定型粉
末として得た。(収率58%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は291m
μE1%/1cmは86であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2925、
1650、1550、1520、1440、1400、1330、1260、
1190、1140、1100、1060、1020、980、800であつ
た。 本実施例と同様にして第5表の化合物が製造さ
れた。
【表】
【表】
実施例 2
Aステツプ
3−[N・N−ジエチル−N−(3−アミノプロ
ピル)]アミノプロピルアミノブレオマイシン3
塩酸塩(含銅体)1.0gを30mlのメタノールに溶
解し、ベンズアルデヒド642mgを添加し、ついで
51mgのシアノ水素化ホウ素ナトリウムを添加し
た。室温16時間反応した後、実施例1と同様に塩
酸処理、エーテル抽出、アンバーライトXAD
−2カラムによるクロマトグラフイーを行なつた
後、先に用いたアンバーライトXAD−2脱塩法
で脱塩したのち、凍結乾燥すると、3−[N・N
−ジエチル−(3−ジベンジルアミノ)プロピル]
アミノプロピルアミノブレオマイシンの含銅体が
青色の無定形粉末で832mg得られた。(収率75%) Bステツプ Aステツプで得た含銅体832mgを17mlの蒸留水
に溶解し、実施例1Bステツプと同様に脱銅し、
減圧下で濃縮し、凍結乾燥して3−[N・N−ジ
エチル−(3−ジベンジルアミノ)プロピル]ア
ミノプロピルアミノブレオマイシン(化合物No.
37)の脱銅体・3塩酸塩が白色の無定型粉末とし
て739mg得られた。(収率92%)本品の蒸留水で測
定した紫外吸収極大は291mμE1%/1cmは90で
あつた。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸収極大
波数(cm-1)は3425、2975、2925、1640、1550、
1520、1490、1450、1400、1320、1260、1190、
1140、1100、1060、1020、980、910、800、740、
690であつた。 又、原料として、3−{N・N−ジメチル−N
−[3′−(N・N−ジメチル−N−(3″−アミノプ
ロピルアミノ)プロピル〕アミノ}プロピルアミ
ノブレオマイシン・4塩酸塩(含銅体)1.0gを
用い、ベンズアルデヒド607mgを上記と同様に反
応させ、精製、脱銅して、3−{N・N−ジメチ
ル−N−[3′−(N・N−ジメチル−N−(3″−ジ
ベンジルアミノプロピル)アミノ)プロピル〕ア
ミノ}プロピルアミノブレオマイシン(化合物No.
41)の4塩酸塩の脱銅体587mgを無色無定型粉末
として得た。(収率55%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は291m
μE1%/1cmは84であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2950、
1650、1560、1490、1460、1400、1330、1260、
1190、1160、1100、1060、1020、980、800、740、
600であつた。 又、ベンズアルデヒドの代わりにシクロオクタ
ンカルボアルデヒド161mgを用いて上記と同様に
反応させ、精製、脱銅を行なつた結果、3−
{N・N−ジメチル−N−[3′−(N・N−ジメチ
ル−N−(3″−シクロオクチルメチルアミノプロ
ピル)アミノ)プロピル〕アミノ}プロピルアミ
ノブレオマイシン(化合物No.42)の4塩酸塩の脱
銅体539mgを無色無定型粉末として得た。(収率52
%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は291m
μE1%/1cmは87であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2950、
1720、1660、1550、1520、1490、1450、1400、
1360、1260、1190、1140、1100、1060、1020、
980、880、800であつた。 又原料として3−[4′−(3″−アミノプロピル)
ピペラジン−1−イル]プロピルアミノブレオマ
イシン・4塩酸塩(含銅体)1.0gを用い、これ
にベンズアルデヒド623mgを上記と同様に反応さ
せ、精製、脱銅を行なつた結果3−[4′−(3″−ア
ミノプロピル)ピペラジン−1−イル]プロピル
アミノブレオマイシン(化合物No.43)の4塩酸塩
の脱銅体695mgを無色無定型粉末として得た。(収
率65%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は291m
μE1%/1cmは93であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2950、
1660、1560、1520、1500、1460、1260、1190、
1140、1100、1060、1030、980、880、810、740、
700であつた。 本実施例と同様にして第6表の化合物が製造さ
れた。
ピル)]アミノプロピルアミノブレオマイシン3
塩酸塩(含銅体)1.0gを30mlのメタノールに溶
解し、ベンズアルデヒド642mgを添加し、ついで
51mgのシアノ水素化ホウ素ナトリウムを添加し
た。室温16時間反応した後、実施例1と同様に塩
酸処理、エーテル抽出、アンバーライトXAD
−2カラムによるクロマトグラフイーを行なつた
後、先に用いたアンバーライトXAD−2脱塩法
で脱塩したのち、凍結乾燥すると、3−[N・N
−ジエチル−(3−ジベンジルアミノ)プロピル]
アミノプロピルアミノブレオマイシンの含銅体が
青色の無定形粉末で832mg得られた。(収率75%) Bステツプ Aステツプで得た含銅体832mgを17mlの蒸留水
に溶解し、実施例1Bステツプと同様に脱銅し、
減圧下で濃縮し、凍結乾燥して3−[N・N−ジ
エチル−(3−ジベンジルアミノ)プロピル]ア
ミノプロピルアミノブレオマイシン(化合物No.
37)の脱銅体・3塩酸塩が白色の無定型粉末とし
て739mg得られた。(収率92%)本品の蒸留水で測
定した紫外吸収極大は291mμE1%/1cmは90で
あつた。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸収極大
波数(cm-1)は3425、2975、2925、1640、1550、
1520、1490、1450、1400、1320、1260、1190、
1140、1100、1060、1020、980、910、800、740、
690であつた。 又、原料として、3−{N・N−ジメチル−N
−[3′−(N・N−ジメチル−N−(3″−アミノプ
ロピルアミノ)プロピル〕アミノ}プロピルアミ
ノブレオマイシン・4塩酸塩(含銅体)1.0gを
用い、ベンズアルデヒド607mgを上記と同様に反
応させ、精製、脱銅して、3−{N・N−ジメチ
ル−N−[3′−(N・N−ジメチル−N−(3″−ジ
ベンジルアミノプロピル)アミノ)プロピル〕ア
ミノ}プロピルアミノブレオマイシン(化合物No.
41)の4塩酸塩の脱銅体587mgを無色無定型粉末
として得た。(収率55%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は291m
μE1%/1cmは84であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2950、
1650、1560、1490、1460、1400、1330、1260、
1190、1160、1100、1060、1020、980、800、740、
600であつた。 又、ベンズアルデヒドの代わりにシクロオクタ
ンカルボアルデヒド161mgを用いて上記と同様に
反応させ、精製、脱銅を行なつた結果、3−
{N・N−ジメチル−N−[3′−(N・N−ジメチ
ル−N−(3″−シクロオクチルメチルアミノプロ
ピル)アミノ)プロピル〕アミノ}プロピルアミ
ノブレオマイシン(化合物No.42)の4塩酸塩の脱
銅体539mgを無色無定型粉末として得た。(収率52
%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は291m
μE1%/1cmは87であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2950、
1720、1660、1550、1520、1490、1450、1400、
1360、1260、1190、1140、1100、1060、1020、
980、880、800であつた。 又原料として3−[4′−(3″−アミノプロピル)
ピペラジン−1−イル]プロピルアミノブレオマ
イシン・4塩酸塩(含銅体)1.0gを用い、これ
にベンズアルデヒド623mgを上記と同様に反応さ
せ、精製、脱銅を行なつた結果3−[4′−(3″−ア
ミノプロピル)ピペラジン−1−イル]プロピル
アミノブレオマイシン(化合物No.43)の4塩酸塩
の脱銅体695mgを無色無定型粉末として得た。(収
率65%) 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は291m
μE1%/1cmは93であつた。臭化カリ錠剤法で測
定した赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2950、
1660、1560、1520、1500、1460、1260、1190、
1140、1100、1060、1030、980、880、810、740、
700であつた。 本実施例と同様にして第6表の化合物が製造さ
れた。
【表】
ボアルデヒド
実施例 3 ブレオマイシン酸銅キレート1000mgと2948mgの
1−ヒドロキシベンズトリアゾール(以下
HOBTと略す)を10mlのジメチルフオルムアミ
ドに溶解し、0℃に冷却撹拌し、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(以下DCCと略す)1500mg
(ブレオマイシン酸に対して10倍量)を加える。
10分後予め調製しておいたN−(3−アミノプロ
ピル)N・N−ジメチルアミノプロピルアミン3
塩酸塩1953mg(ブレオマイシンに対して10倍量)
とN−メチルモルフオリン2206mg(ブレオマイシ
ンに対して30倍量)のジメチルフオルムアミド5
ml溶液を加える、室温で4時間撹拌し反応させ
た。反応液に10倍容のアセトンを加え、目的物を
沈澱させ、アセトンでよく洗つた後この沈澱を蒸
留水に溶解し、あらかじめPH4.5、1/20モル酢
酸−酢酸ナトリウム緩衝液で平衡化したCMセフ
アデツクスC−25(Na+型:フアルマシア、フア
インケミカル社製)を充填したカラム(100ml容)
に注入し吸着した。上記の緩衝液に連続的に塩化
ナトリウムを加えることによりナトリウム濃度を
1.0モルまで除々に上昇させる直線濃度勾配法に
より溶出した。0.45モル前後で溶出する青色の分
画を集め、先に用いたアンバーライトXAD−
2脱塩法で脱塩したのち、凍結乾燥すると3−
[N−(3−アミノプロピル)−N・N−ジメチル
アミノ〕プロピルアミノ−ブレオマイシンの含銅
体が青色の無定形粉末624mgが得られた。 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は292m
μ及び243mでありE1%/1cmは夫々124及び155
であつた。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸収極
大波数(cm-1)は3425、2975、2925、1720、
1640、1560、1460、1400、1370、1330、1300、
1250、1200、1140、1100、1060、1010、990、
930、880、760であつた。 その他の理化学的性状は第7表に示した通りで
ある。 本実施例と同様にして、第7表に示す化合物が
合成された。
実施例 3 ブレオマイシン酸銅キレート1000mgと2948mgの
1−ヒドロキシベンズトリアゾール(以下
HOBTと略す)を10mlのジメチルフオルムアミ
ドに溶解し、0℃に冷却撹拌し、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(以下DCCと略す)1500mg
(ブレオマイシン酸に対して10倍量)を加える。
10分後予め調製しておいたN−(3−アミノプロ
ピル)N・N−ジメチルアミノプロピルアミン3
塩酸塩1953mg(ブレオマイシンに対して10倍量)
とN−メチルモルフオリン2206mg(ブレオマイシ
ンに対して30倍量)のジメチルフオルムアミド5
ml溶液を加える、室温で4時間撹拌し反応させ
た。反応液に10倍容のアセトンを加え、目的物を
沈澱させ、アセトンでよく洗つた後この沈澱を蒸
留水に溶解し、あらかじめPH4.5、1/20モル酢
酸−酢酸ナトリウム緩衝液で平衡化したCMセフ
アデツクスC−25(Na+型:フアルマシア、フア
インケミカル社製)を充填したカラム(100ml容)
に注入し吸着した。上記の緩衝液に連続的に塩化
ナトリウムを加えることによりナトリウム濃度を
1.0モルまで除々に上昇させる直線濃度勾配法に
より溶出した。0.45モル前後で溶出する青色の分
画を集め、先に用いたアンバーライトXAD−
2脱塩法で脱塩したのち、凍結乾燥すると3−
[N−(3−アミノプロピル)−N・N−ジメチル
アミノ〕プロピルアミノ−ブレオマイシンの含銅
体が青色の無定形粉末624mgが得られた。 本品の蒸留水で測定した紫外吸収極大は292m
μ及び243mでありE1%/1cmは夫々124及び155
であつた。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸収極
大波数(cm-1)は3425、2975、2925、1720、
1640、1560、1460、1400、1370、1330、1300、
1250、1200、1140、1100、1060、1010、990、
930、880、760であつた。 その他の理化学的性状は第7表に示した通りで
ある。 本実施例と同様にして、第7表に示す化合物が
合成された。
【表】
R○
(註2) アビセルSF (FMC社)ギ酸−酢酸−水
(25:75:900)800v、15分
参考例 1 3−アミノプロピル−ジメチルアミン50gと炭
酸水素ナトリウム62gを蒸留水300mlに懸濁し、
氷冷下はげしく撹拌しつつこれに105g(1.5当
量)の塩化ベンゾイルを滴下する。室温で6時間
反応させ、反応液を濃塩酸でPH4とし過剰の塩化
ベンゾイルをエチルエーテルで抽出除去したのち
水層を5規定NaOHでPH12にあわせ、クロロフ
オルムで抽出し硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
減圧下溜去すると、3−ベンズアミドプロピル−
ジメチルアミンが91g得られた。 これに、N−3−ブロモプロピルフタルイミド
(1当量)118gの300mlテトラヒドロフラン溶液
を加え室温で18時間撹拌した。析出する無色の結
晶を濾取しテトラヒドロフランで洗い乾燥し、四
級塩の無色の結晶188gを得た。収率90% 次いで6規定塩酸1000mlに溶解し110度8時間
加熱して加水分解した。冷却後析出したフタル
酸、安息香酸を濾過して除き、減圧下濃縮乾固し
過剰の塩酸を除去した。残渣を蒸留水に溶解しイ
オン交換樹脂ダウエツクス−1カラム(Cl型:
600ml容)を通過させた。流出液を減圧下濃縮乾
固すると、ビス(3−アミノプロピル)ジメチル
アンモニウム3塩酸塩96gを得た。[収率90%] 本化合物は吸湿性が強く融点を測定できなかつ
た。本化合物の重水中で測定したPMRスペクト
ルはδ2.1〜2.8ppm、4H(m)、2.4ppm、6H(s)、
3.1〜3.9ppm、8H(m)[但し( )中はシグナル
の型を示しmはマルチプレツト、sはシングレツ
トを示す。]であり、上記の構造を有することを
示している。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸収
極大波数(cm-1)は3425、2975、2625、2000、
1600、1480、1470、1350、1320、1300、1230、
1200、1160、1140、1060、1040、1000、930、
840、760であつた。 本参考例と同様にして、3−アミノプロピル−
ジエチルアミン、3−アミノプロピル−ジブチル
アミン、を用いることにより夫々ビス(3−アミ
ノプロピル)ジエチルアンモニウム3塩酸塩、ビ
ス(3−アミノプロピル)ジブチルアンモニウム
3塩酸塩を得ることが出来た。これらの化合物の
理化学的性状を第8表に示す。
(註2) アビセルSF (FMC社)ギ酸−酢酸−水
(25:75:900)800v、15分
参考例 1 3−アミノプロピル−ジメチルアミン50gと炭
酸水素ナトリウム62gを蒸留水300mlに懸濁し、
氷冷下はげしく撹拌しつつこれに105g(1.5当
量)の塩化ベンゾイルを滴下する。室温で6時間
反応させ、反応液を濃塩酸でPH4とし過剰の塩化
ベンゾイルをエチルエーテルで抽出除去したのち
水層を5規定NaOHでPH12にあわせ、クロロフ
オルムで抽出し硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
減圧下溜去すると、3−ベンズアミドプロピル−
ジメチルアミンが91g得られた。 これに、N−3−ブロモプロピルフタルイミド
(1当量)118gの300mlテトラヒドロフラン溶液
を加え室温で18時間撹拌した。析出する無色の結
晶を濾取しテトラヒドロフランで洗い乾燥し、四
級塩の無色の結晶188gを得た。収率90% 次いで6規定塩酸1000mlに溶解し110度8時間
加熱して加水分解した。冷却後析出したフタル
酸、安息香酸を濾過して除き、減圧下濃縮乾固し
過剰の塩酸を除去した。残渣を蒸留水に溶解しイ
オン交換樹脂ダウエツクス−1カラム(Cl型:
600ml容)を通過させた。流出液を減圧下濃縮乾
固すると、ビス(3−アミノプロピル)ジメチル
アンモニウム3塩酸塩96gを得た。[収率90%] 本化合物は吸湿性が強く融点を測定できなかつ
た。本化合物の重水中で測定したPMRスペクト
ルはδ2.1〜2.8ppm、4H(m)、2.4ppm、6H(s)、
3.1〜3.9ppm、8H(m)[但し( )中はシグナル
の型を示しmはマルチプレツト、sはシングレツ
トを示す。]であり、上記の構造を有することを
示している。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸収
極大波数(cm-1)は3425、2975、2625、2000、
1600、1480、1470、1350、1320、1300、1230、
1200、1160、1140、1060、1040、1000、930、
840、760であつた。 本参考例と同様にして、3−アミノプロピル−
ジエチルアミン、3−アミノプロピル−ジブチル
アミン、を用いることにより夫々ビス(3−アミ
ノプロピル)ジエチルアンモニウム3塩酸塩、ビ
ス(3−アミノプロピル)ジブチルアンモニウム
3塩酸塩を得ることが出来た。これらの化合物の
理化学的性状を第8表に示す。
【表】
参考例 2
N・N・N′・N′−テトラメチル−1・3−ジ
アミノプロパン13gをN−(3−ブロモプロピル)
フタルイミド(2当量)53.6gの300mlアセトニ
トリル溶液を加え室温で18時間撹拌した。1・3
−((3−フタルイミドプロピル)ジメチルアミ
ノ)プロパン・2臭化物が白色沈澱として生ず
る。これを濾取しアセトニトリルで洗い、乾燥し
た。収率90% 次いで上記四級塩を6規定塩酸200mlに溶解し
110度8時間加熱して加水分解した。冷却後析出
したフタル酸を濾過して除き、イオン交換樹脂ダ
ウエツクス−1カラム(Cl型:1200ml容)を通
過させ流出液を減圧下濃縮乾固すると、1・3−
ビス((3−アミノプロピル)ジメチルアミノ)
プロパン・4塩酸塩28.7gを得た。 本化合物は吸湿性が強く融点を測定できなかつ
た。本化合物の重水中で測定したPMRスペクト
ルは δ2.0〜2.9ppm、6H(m)、δ3.0〜4.0、12H(m)、
δ3.45、12H(s)[( )内は前記に同じ。] であり、上記の構造を有することを示している。
第8表に示した条件でのRf、Rmは夫々0.02、
2.56であつた。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸
収極大波数(cm-1)は3425、2975、2600、2000、
1720、1600、1480、1470、1400、1300、1230、
1200、1150、1060、1000、960、920、900、850、
760であつた。 参考例 3 N−メチルベンジルアミン20gをテトラヒドロ
フラン300mlに溶解しこれにトリエチルアミン17
g、N−(3−ブロモプロピル)フタルイミド89
gを添加し室温で17時間撹拌した。析出する無色
沈澱を濾取し水−エタノールから再結晶し、無色
の結晶76gを得た。(収率80%) これを6規定塩酸380mlに溶解し110℃8時間加
熱して加水分解した。冷却後析出するフタル酸を
濾去し、減圧下濃縮し過剰の塩酸を除き、蒸留水
に溶解しイオン交換樹脂ダウエツクス−1(Cl
型200ml容)のカラムを通過させ、流出液を減圧
下濃縮乾固して、ビス(3−アミノプロピル)−
メチル−ベンジルアンモニウム3塩酸塩41gを得
た。(収率90%) 本化合物は吸湿性が強く融点を測定できなかつ
た。本化合物の重水中で測定したPMRスペクト
ルはδ1.9〜2.8ppm、4H(m)、δ2.9〜4.0ppm、8H
(m)、δ3.2ppm、3H(s)、δ4.70〜4.75ppm、2H
(m)、δ7.7ppm、5H(s)[( )内は前記に同
じ。]であり、上記の構造を有することを示して
いる。第8表に示した条件でのRf、Rmは夫々
0.29、2.14であつた。臭化カリ錠剤法で測定した
赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2975、2650、
2000、1600、1470、1400、1310、1220、1200、
1180、1140、1070、1030、1000、960、890、780、
750、730、700、であつた。
アミノプロパン13gをN−(3−ブロモプロピル)
フタルイミド(2当量)53.6gの300mlアセトニ
トリル溶液を加え室温で18時間撹拌した。1・3
−((3−フタルイミドプロピル)ジメチルアミ
ノ)プロパン・2臭化物が白色沈澱として生ず
る。これを濾取しアセトニトリルで洗い、乾燥し
た。収率90% 次いで上記四級塩を6規定塩酸200mlに溶解し
110度8時間加熱して加水分解した。冷却後析出
したフタル酸を濾過して除き、イオン交換樹脂ダ
ウエツクス−1カラム(Cl型:1200ml容)を通
過させ流出液を減圧下濃縮乾固すると、1・3−
ビス((3−アミノプロピル)ジメチルアミノ)
プロパン・4塩酸塩28.7gを得た。 本化合物は吸湿性が強く融点を測定できなかつ
た。本化合物の重水中で測定したPMRスペクト
ルは δ2.0〜2.9ppm、6H(m)、δ3.0〜4.0、12H(m)、
δ3.45、12H(s)[( )内は前記に同じ。] であり、上記の構造を有することを示している。
第8表に示した条件でのRf、Rmは夫々0.02、
2.56であつた。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸
収極大波数(cm-1)は3425、2975、2600、2000、
1720、1600、1480、1470、1400、1300、1230、
1200、1150、1060、1000、960、920、900、850、
760であつた。 参考例 3 N−メチルベンジルアミン20gをテトラヒドロ
フラン300mlに溶解しこれにトリエチルアミン17
g、N−(3−ブロモプロピル)フタルイミド89
gを添加し室温で17時間撹拌した。析出する無色
沈澱を濾取し水−エタノールから再結晶し、無色
の結晶76gを得た。(収率80%) これを6規定塩酸380mlに溶解し110℃8時間加
熱して加水分解した。冷却後析出するフタル酸を
濾去し、減圧下濃縮し過剰の塩酸を除き、蒸留水
に溶解しイオン交換樹脂ダウエツクス−1(Cl
型200ml容)のカラムを通過させ、流出液を減圧
下濃縮乾固して、ビス(3−アミノプロピル)−
メチル−ベンジルアンモニウム3塩酸塩41gを得
た。(収率90%) 本化合物は吸湿性が強く融点を測定できなかつ
た。本化合物の重水中で測定したPMRスペクト
ルはδ1.9〜2.8ppm、4H(m)、δ2.9〜4.0ppm、8H
(m)、δ3.2ppm、3H(s)、δ4.70〜4.75ppm、2H
(m)、δ7.7ppm、5H(s)[( )内は前記に同
じ。]であり、上記の構造を有することを示して
いる。第8表に示した条件でのRf、Rmは夫々
0.29、2.14であつた。臭化カリ錠剤法で測定した
赤外吸収極大波数(cm-1)は3425、2975、2650、
2000、1600、1470、1400、1310、1220、1200、
1180、1140、1070、1030、1000、960、890、780、
750、730、700、であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔BX〕−NH−(CH2)3−A−(CH2)3−B 〔式中〔BX〕はブレオマイシン酸のカルボキシ
ル基から水酸基を除いた残基を示し、Aは式 【式】【式】【式】 又は【式】で示される基(ここでR1は 水素原子、低級アルキル、ベンジル、R2は低級
アルキル、ベンジル、Rは低級アルキレンであ
る)を示しBは式【式】で示される基(ここ でR3、R4はそれぞれ(1)水素原子(2)フエニル、ナ
フチル、フリル、チオフエン、ノルボルネン、シ
クロアルキル、で1つ以上置換されていてもよい
アルキル基(これらの置換基はさらにハロゲン原
子、低級アルキル、低級アルコキシ、シアノ、ハ
ロゲノメチル、ベンジルオキシ、から選ばれる1
種又は2種以上で置換していてもよい))を示す。
但し、R3、R4のどちらか少なくとも一方は水素
原子以外の基である〕で表わせるアミノプロピル
アミノブレオマイシン、および、その塩。 2 一般式 〔BX〕−NH−(CH2)3−A−(CH2)3−NH2 〔式中〔BX〕はブレオマイシン酸のカルボキシ
ル基から水酸基を除いた残基を示し、Aは式 【式】【式】【式】 又は【式】で示される基(ここでR1は 水素原子、低級アルキル、ベンジル、R2は低級
アルキル、またはベンジル、Rは低級アルキレン
である)を示す〕で表わせるアミノプロピルアミ
ノブレオマイシンを 一般式 R5−CO−R6 〔式中R5、R6はそれぞれ(1)水素原子、(2)シクロ
アルキル、(3)シクロアルキル又はフエニルで1つ
以上置換されてもよいアルキル(フエニルはさら
にハロゲン原子で置換されてもよい)(4)ハロゲン
原子、低級アルキル、低級アルコキシ、ベンジル
オキシ、シアノ、ハロゲノメチルの1種又は2種
以上で置換されていてもよいフエニル、(5)ナフチ
ル、(6)チオフエン、(7)フリル(8)ノルボルネンを示
す。〕で表わせるカルボニル化合物と、還元的に
縮合させることを特徴とする 〔BX〕−NH−(CH2)3−A−(CH2)3−B 〔式中〔BX〕、Aは前記と同じ。Bは式 【式】で示される基(ここでR3、R4はそれ ぞれ(1)水素原子、(2)フエニル、ナフチル、フリ
ル、チオフエン、ノルボルネン、シクロアルキ
ル、で1つ以上置換されていてもよいアルキル基
(これらの置換基はさらにハロゲン原子、低級ア
ルキル、低級アルコキシ、シアノ、ハロゲノメチ
ル、ベンジルオキシ、から選ばれる1種又は2種
以上で置換していてもよい))を示す。但し、
R3、R4のどちらか少なくとも一方は水素原子以
外の基である〕で表わせる、アミノプロピルアミ
ノブレオマイシン誘導体およびその塩の製造法。
Priority Applications (19)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56210449A JPS58116497A (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | アミノプロピルアミノブレオマイシン誘導体及びその製造法 |
| CA000417731A CA1244824A (en) | 1981-12-29 | 1982-12-15 | Aminopropylaminobleomycin derivatives and process for preparation thereof |
| NL8204857A NL8204857A (nl) | 1981-12-29 | 1982-12-16 | Aminopropylaminobleomycinederivaten en werkwijze voor de bereiding daarvan. |
| DE19823247199 DE3247199A1 (de) | 1981-12-29 | 1982-12-21 | Aminopropylaminobleomycinderivate und verfahren zu ihrer herstellung |
| CH7478/82A CH657859A5 (fr) | 1981-12-29 | 1982-12-22 | Derives d'aminopropylaminobleomycine et procede pour leur fabrication. |
| GB08236626A GB2112781B (en) | 1981-12-29 | 1982-12-23 | Aminopropylaminobleomycin derivatives |
| ES518580A ES518580A0 (es) | 1981-12-29 | 1982-12-27 | Un procedimiento para preparar un derivado de aminopropilaminobleomicina. |
| AT0469382A AT380021B (de) | 1981-12-29 | 1982-12-27 | Verfahren zum herstellen von neuen aminopropylaminobleomycinderivaten |
| SE8207408A SE465034B (sv) | 1981-12-29 | 1982-12-27 | Aminopropylaminobleomycinderivat |
| CS829910A CS237334B2 (en) | 1981-12-29 | 1982-12-28 | Processing of aminopropylaminobleomycine derivative |
| HU824179A HU187836B (en) | 1981-12-29 | 1982-12-28 | Process for preparing /amino-propyl/-amino-bleomycin derivatives |
| IT8249765A IT1210711B (it) | 1981-12-29 | 1982-12-28 | Derivati di amminopropilamminobleomicina e procedimento per la loro preparazione |
| YU2905/82A YU43287B (en) | 1981-12-29 | 1982-12-28 | Process for producing an aminopropylamino bleomycin |
| IL67581A IL67581A (en) | 1981-12-29 | 1982-12-28 | Aminopropylaminobleomycin derivatives and process for preparation thereof |
| DK576482A DK576482A (da) | 1981-12-29 | 1982-12-28 | Aminopropylaminobleomycin-derivater samt fremgangsmaade til fremstilling heraf |
| KR8205792A KR880002610B1 (ko) | 1981-12-29 | 1982-12-29 | 아미노프로필아미노 블레오마이신 유도체 및 그염 제조방법 |
| FR8222035A FR2519638B1 (fr) | 1981-12-29 | 1982-12-29 | Derives d'aminopropylaminobleomycine, leurs applications therapeutiques et procede pour leur preparation |
| US06/635,096 US4537880A (en) | 1981-12-29 | 1984-07-27 | Aminopropylaminobleomycin derivatives and process for preparation thereof |
| US06/743,738 US4568490A (en) | 1981-12-29 | 1985-06-12 | Aminopropylaminobleomycin derivatives and process for preparation thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56210449A JPS58116497A (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | アミノプロピルアミノブレオマイシン誘導体及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58116497A JPS58116497A (ja) | 1983-07-11 |
| JPS636078B2 true JPS636078B2 (ja) | 1988-02-08 |
Family
ID=16589508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56210449A Granted JPS58116497A (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | アミノプロピルアミノブレオマイシン誘導体及びその製造法 |
Country Status (18)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US4537880A (ja) |
| JP (1) | JPS58116497A (ja) |
| KR (1) | KR880002610B1 (ja) |
| AT (1) | AT380021B (ja) |
| CA (1) | CA1244824A (ja) |
| CH (1) | CH657859A5 (ja) |
| CS (1) | CS237334B2 (ja) |
| DE (1) | DE3247199A1 (ja) |
| DK (1) | DK576482A (ja) |
| ES (1) | ES518580A0 (ja) |
| FR (1) | FR2519638B1 (ja) |
| GB (1) | GB2112781B (ja) |
| HU (1) | HU187836B (ja) |
| IL (1) | IL67581A (ja) |
| IT (1) | IT1210711B (ja) |
| NL (1) | NL8204857A (ja) |
| SE (1) | SE465034B (ja) |
| YU (1) | YU43287B (ja) |
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| US5952466A (en) * | 1997-11-12 | 1999-09-14 | Eli Lilly And Company | Reductive alkylation of glycopeptide antibiotics |
| EP3002003A1 (de) * | 2014-09-30 | 2016-04-06 | Basf Se | Verwendung neuartiger cyclischer Carbaldehyde als Aromastoff |
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| DE2220766C3 (de) * | 1971-04-28 | 1978-08-24 | Nippon Kayaku K.K., Tokio | Bleomycine und diese enthaltende Arzneimittel |
| US3922262A (en) * | 1971-04-28 | 1975-11-25 | Nippon Kayaku Kk | N-Substituted derivatives of bleomycins |
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| JPS5463089A (en) * | 1977-10-14 | 1979-05-21 | Nippon Kayaku Co Ltd | Preparation of 3-(s)-1' phenylethylaminopropylamino-bleomycin and its non-toxic salt |
| US4267102A (en) * | 1979-03-05 | 1981-05-12 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | Bleomycin group antibiotics |
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