JPS648608B2 - - Google Patents

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JPS648608B2
JPS648608B2 JP16569080A JP16569080A JPS648608B2 JP S648608 B2 JPS648608 B2 JP S648608B2 JP 16569080 A JP16569080 A JP 16569080A JP 16569080 A JP16569080 A JP 16569080A JP S648608 B2 JPS648608 B2 JP S648608B2
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JP
Japan
Prior art keywords
bpa
phenol
adduct
bisphenol
temperature
Prior art date
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Expired
Application number
JP16569080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5788137A (en
Inventor
Hajime Mori
Kazuhiro Fujii
Kazutomi Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はビスフエノールA(以下、BPAと言
う)の製法に関するもので、詳しくは、フエノー
ルとアセトンとを反応させて得られるビスフエノ
ールA・フエノール付加物(以下、BPA付加物
と言う)よりBPAを回収する方法に関するもの
である。 BPAはポリカーボネート樹脂及びエポキシ樹
脂などの原料として有用なものである。BPAの
製造法として例えば、フエノールとアセトンとを
塩酸触媒の存在下、反応させる方法が知られてい
る。この反応においては、BPAはフエノールと
の付加物として得られるため、通常、反応混合物
中の塩酸を中和したのち、溶媒を除去し、次い
で、BPA付加物を蒸留することによりBPAとフ
エノールとにそれぞれ分解し回収される。しかし
ながら、BPA付加物を完全にBPAとフエノール
とに分離するためには、通常、工業的規模で実施
する場合、減圧下で200℃以上の温度にBPA付加
物を加熱する必要があるが、BPAは例えば、200
℃以上の高温になると着色を起す傾向がある。そ
のため、BPAの着色を防止するため、高減圧下
で200℃以下のできるだけ低に温度で、BPA付加
物を蒸留する方法も考えられているが、実際問題
として工業的には減圧度が高いため、この方法を
採用することは困難である。 ところが、塩酸触媒を用いて得られたBPA付
加物を200℃以上の温度で蒸留を行ない、着色し
たBPAが得られても、このBPAは例えば、ベン
ゼン中にて再結晶する方法(特公昭43―218号)、
又はクロルベンゼン中にて再結晶する方法(工業
化学雑誌70巻第11号248頁)などの精製法により、
容易に着色成分を除去することができる。したが
つて、上記の塩酸触媒法の場合には、反応によつ
て得られる。BPA付加物の蒸留温度を200℃以下
に保持する必要はなかつた。 一方、フエノールとアセトンとを強酸性陽イオ
ン交換樹脂(以下、K―RIEと言う)よりなる触
媒を使用して反応させるBPAの製法も知られて
いる。しかしながら、この方法で得られたBPA
付加物を蒸留してBPAが着色した場合には、上
述の如き精製法を適用して着色成分を除去するこ
とはできない。 本発明者等は上記の知見に基づき、触媒として
K―RIEを使用した場合には、BPAを蒸留工程
で着色させると後処理により容易に精製できない
ので、BPA付加物よりBPAを回収する際に、
BPAの着色のないプロセスを採用する必要があ
ると考え種々検討した結果、本発明を完成した。 すなわち、本発明の要旨は、フエノールとアセ
トンとをK―RIEよりなる触媒の存在下、反応さ
せて得られるBPA付加物を減圧下、160〜185℃
の温度で蒸留しフエノールを1〜10重量%含有す
る粗BPAを回収し、次いで、これをBPAに対し
て0.5〜10重量倍の水に溶解し、次いで再結晶さ
せ、析出したBPAの結晶を回収することを特徴
とするBPAの製法に存する。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で対象となるBPAの製造法はフエノー
ルとアセトンとをK―RIEを触媒として使用して
反応させる方法である。K―RIEとしては通常、
市販されているゲル型又はポーラス型のスルホン
酸型陽イオン交換樹脂あるいは該樹脂をメルカプ
トアルキルアミン、メルカプトアルキルピリジン
などのメルカプト化合物にてスルホン酸基の3〜
30モル%を変性した樹脂が挙げられる。 フエノールとアセトンとの反応は通常、第3成
分としての溶媒を実質的に使用することなしに例
えば、アセトンに対して6〜12モル倍の過剰量の
フエノールを使用し、反応温度0〜120℃、好ま
しくは50〜100℃、反応圧力常圧〜5Kg/cm2の条
件下で実施される。反応時間はピストンフローの
連続反応の場合には、通常、空間速度(S,V)
が0.1〜20hr-1、好ましくは1〜15hr-1であり、
また、バツチ反応の場合には、0.1〜20時間、好
ましくは0.3〜5時間である。 反応終了後の混合物は、フエノール中にBPA
が溶解されているが、通常、これを晶析すると
BPAとフエノールとの付加物の結晶として析出
するので、この結晶を回収する。 この晶析は通常、反応混合物を50℃以下まで冷
却することにより実施できる。ここで析出した結
晶は濾過により分離され、必要に応じて、フエノ
ールで洗浄して回収される。 本発明では上述のようにして得られたBPA付
加物よりBPAを回収するに当り、特定の条件下
で蒸留を行なつたのち、水媒体中で再結晶するこ
とを必須の要件とするものである。 先ず、BPA付加物を蒸留するが、本発明では
通常、10〜100mmHgの減圧下、160〜185℃、好ま
しくは165〜180℃の温度にて実施される。この温
度が上記範囲よりも高い場合には、得られる
BPAが着色を起す危険性があり、また、上記範
囲よりも低い場合には、減圧度が高くなり工業的
に実施した際の操作が面倒であるばかりか経済的
でない。 本発明では上記条件にてBPA付加物を減圧蒸
留処理することにより、フエノールを1〜10重量
%、好ましくは1〜5重量%BPAフエノール付
加物として含有する粗BPAが回収される。この
蒸留に使用される蒸留装置は通常薄膜蒸発器が使
用され、なるべく滞留時間の短かい装置が好まし
い。 蒸留により回収した粗BPAは次いで、BPAに
対して0.5〜10重量倍、好ましくは1〜5重量倍
の水媒体に溶解したのち再結晶を行なう。水媒体
の使用量があまり少ないと、粗BPA中のフエノ
ールを十分に除去することができず、また、あま
り多いと再結晶のための媒体の加熱及び冷却操作
が工業的に不利となる。再結晶の操作は通常、水
媒体を常圧下、95〜100℃に加熱し粗BPAの実質
的全部を溶解したのち、次いで、95℃未満、好ま
しくは90℃以下まで冷却を行なうことにより実施
される。また、この晶析法は、冷却晶析のみなら
ず蒸発濃縮晶析法を採用することもできる。 この再結晶において、粗BPA中にBPAフエノ
ール付加物として含有されていたフエノールの殆
んどが遊離フエノールとなつて水相に移行し除去
されるので高純度のBPAを得ることができる。
また、本発明では、蒸留工程でBPAが着色を起
さないので、再結晶に供する粗BPAはもともと
着色成分を含有していない。したがつて、再結晶
によりBPAの色調が改善されると言うことは実
質的にはない。再結晶後のBPA結晶は常法に従
つて、濾過により回収される。 以上、本発明によれば、K―RIEを触媒として
使用した場合に得られるBPA付加物よりBPAを
回収するに当り、特定の蒸留操作と再結晶操作を
組合せたプロセスを採用することにより、回収さ
れるBPAが着色することもなく、しかも、工業
的に実施する場合でも経済的な方法である。 次に、本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はその要旨の超えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 実施例 撹拌機及び温度調節器を有する500ml反応器に、
フエノール300g、アセトン18.5g及びスルホン
酸型陽イオン交換樹脂(三菱化成工業製、商品名
ダイヤイオンSK―104)のスルホン酸基の16モル
%を4―メルカプトエチルピリジンで変性した触
媒60gを仕込み、70℃の温度で撹拌下、0.5時間
反応を行なつた。反応終了後、反応混合物を濾過
し触媒を除去したのち、濾液を42℃の温度まで冷
却し、BPA付加物の結晶を析出させ、これを濾
過して回収した。 このようにして得たビスフエノールA付加物の
結晶を130℃に加熱し溶融させ、次いで、第1表
に示す条件下にて薄膜蒸発器に供給し蒸留を行な
つた。なお、蒸留で回収した粗BPA中のBPA付
加物の含有量及び着色度を測定したところ、第1
表に示す通りであつた。 次に、この粗BPA50gを温度調節器を有する
200ml撹拌容器にBPAに対して第1表に示す割合
の水とともに仕込み、100℃の温度に加熱し粗
BPAの結晶を完全に溶解し30分間保持したのち、
徐々に90℃の温度まで冷却を行ない、BPAの結
晶を析出させた。この結晶を濾過により分離した
のち、回収した結晶中のBPA付加物の含有量及
び着色度の測定を行ない、第1表に示す結果を得
た。
【表】 参考例 上記の比較実験例(No.6)で得たBPAの結晶
25gを公知の精製法に基づき、150mlのトルエン
又はクロルベンゼンに加熱溶解したのち、78℃の
温度まで冷却することにより再結晶を行ない、得
られた結晶の着色度を測定したところ、第2表に
示す通りであつた。
【表】 第2表の結果より、K―RIEを触媒として得ら
れたBPA付加物はBPAを回収する工程で着色を
起した場合には、公知の精製法により容易に精製
されないことが判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フエノールとアセトンとを強酸性陽イオン交
    換樹脂よりなる触媒の存在下、反応させて得られ
    るビスフエノールA、フエノール付加物を減圧
    下、160〜185℃の温度で蒸留しフエノールを1〜
    10重量%含有する粗ビスフエノールAを回収し、
    次いで、これをビスフエノールAに対して0.5〜
    10重量倍の水媒体中に溶解したのち再結晶させ、
    析出したビスフエノールAの結晶を回収すること
    を特徴とするビスフエノールAの製法。
JP16569080A 1980-11-25 1980-11-25 Preparation of bisphenol a Granted JPS5788137A (en)

Priority Applications (1)

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JP16569080A JPS5788137A (en) 1980-11-25 1980-11-25 Preparation of bisphenol a

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JP16569080A JPS5788137A (en) 1980-11-25 1980-11-25 Preparation of bisphenol a

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Publication Number Publication Date
JPS5788137A JPS5788137A (en) 1982-06-01
JPS648608B2 true JPS648608B2 (ja) 1989-02-14

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ID=15817185

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4931146A (en) * 1988-04-05 1990-06-05 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Process for obtaining high-purity bisphenol A
JPH05294871A (ja) * 1992-04-14 1993-11-09 Nippon Steel Chem Co Ltd ビスフェノールaの製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3326986A (en) * 1965-01-22 1967-06-20 Dow Chemical Co Process for purifying 4, 4'-isopropylidenediphenol
DE2222607A1 (de) * 1972-05-09 1973-11-22 Rheinstahl Ag Ringwalzwerk

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JPS5788137A (en) 1982-06-01

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