JPH01236253A - 塩化ビニル樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル樹脂組成物

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JPH01236253A
JPH01236253A JP6448288A JP6448288A JPH01236253A JP H01236253 A JPH01236253 A JP H01236253A JP 6448288 A JP6448288 A JP 6448288A JP 6448288 A JP6448288 A JP 6448288A JP H01236253 A JPH01236253 A JP H01236253A
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calcium
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大橋 茂
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] 本発明は、電線被覆材として用いられる熱可塑性樹脂組
成物に係り、特にビニル系樹脂の内温化ビニル樹脂組成
物の体積固有抵抗値をポリ塩化ビニル絶縁電線として要
求される諸特性を損なうこと無く向上することのできる
塩化ビニル樹脂組成物に関する。 【従来の技術l 近年、優れた合成樹脂が安価に作られるようになり、絶
縁性能が良いところから今まで金属で外装をしていたの
が合成樹脂を用いて被覆する絶縁電線が多くなってきて
いる。このような絶縁材の使用目的は、構造材としての
目的を兼ねている場合も多いが、導体などから電気的に
絶縁する点に主眼が置かれている。しかし、電気的絶縁
が優れていても耐熱性が悪かったり、加工がしにくかっ
たり、価格が高くなってしまっては絶縁材としての使用
に耐えなくなってしまう。このため、絶縁材料としては
、絶縁抵抗・絶縁耐力・誘電率・誘電体力率などの電気
的特性が良好であることは勿論のこと、この電気的特性
が良好であることに加えて材料力学的な強さや耐熱性、
加工のし易さ、価格などが選択の重要な基準となってい
る。このような電線の絶縁に使用される合成樹脂は、コ
ストが低く、施工時の端末処理作業がやり易いところか
ら、主としてポリ塩化ビニル電線が用いられている。こ
のポリ塩化ビニルは、軟質ポリ塩化ビニル(可塑剤が5
%以上のもの)が、機械的にもかなり強く難燃性で、耐
薬品性・電気特性が良く。 着色も自由で機械加工も良いところから用いられている
。 ところが、このような従来より用いられているポリ塩化
ビニル絶縁電線は、ポリ塩化ビニル樹脂を固体の絶縁材
料として用いているが、このポリ塩化ビニル樹脂は種々
の現象により多少の電気伝導を有し完全な絶縁物とはい
えない。いま、この絶縁物(ポリ塩化ビニル樹脂)に電
圧を加えた場合に電流が流れ(この電流を漏れ電流と称
する)、この漏れ電流には、絶縁物の内部を流れるもの
と表面に沿って流れるものがある。前者の漏れ電流に対
応した絶縁抵抗が体積抵抗(VR)であり、これに対し
後者の漏れ電流に対応したものが表面抵抗である。前者
の絶縁抵抗である体積抵抗は材料そのものの性質によっ
て決まってくるものであり、後者の絶縁抵抗である表面
抵抗は材料の表面の性質と共に表面状態や外気の様子に
よってかなり変化する。この漏れ電流は、小さければ小
さいほど固体の絶縁材料としての絶縁性能が良いことに
なり、絶縁材としての品質が良いことになる。 したがって、この漏れ電流を小さくすれば、ポリ塩化ビ
ニル絶縁電線としての絶縁性能を向上することができる
ことになる。この漏れ電流を小さくするには、体積抵抗
または表面抵抗を向上させることによって容易に実現す
ることができる。表面抵抗を向上させることは、表面抵
抗が表面の性質と共に表面状態や外気の様子によってか
なり変化するため、甚だ木理である。これに対し、体積
抵抗を向上させることは、体積抵抗が材料そのものの性
質によって決まってくるものであり、従来より種々行な
われている。この体積抵抗(VR)は、ある物質の単位
長さを一辺とする立方体の電気抵抗をいい、その単位は
、オームメートル〔Ωm〕またはオームセンチメートル
〔Ω]〕である。 そこで、体積抵抗を向上させるために従来は、ポリ塩化
ビニル絶縁電線の組成物として炭酸カルシュウムまたは
ケイ酸アルミニウムを添加する方法が多く用いられてき
た。 [発明が解決しようとする課題1 従来のように、炭酸カルシュウムまたはケイ酸アルミニ
ウムを添加すれば、その配合に応じて体積抵抗は向上す
るが、ある一定量より多くしないと体積抵抗の向上効果
が解らないということがあり、従来は、ポリ塩化ビニル
絶縁電線の体積抵抗を向上するため炭酸カルシュウムま
たはケイ酸アルミニウムを多量に配合していた。 ところが、従来のようにポリ塩化ビニル絶縁電線に多量
に炭酸カルシュウムまたはケイ酸アルミニウムを配合す
ると、ポリ塩化ビニル絶縁電線の体積抵抗の向上は見ら
れるが、このポリ塩化ビニル絶8電線の製造に際し、炭
酸カルシュウムまたはケイ酸アルミニウムを配合しない
従来のポリ塩化ビニル絶縁電線の製造と製造条件が異な
ってしまうため、ポリ塩化ビニル樹脂の押出し時の温度
条件が難しく加工性が悪くなるという問題点を有してい
た。 また、従来のポリ塩化ビニル絶縁電線の組成物にあって
は、炭酸カルシュウムまたはケイ酸アルミニウムを多量
に添加しているため、固体絶縁体としての重要な特性で
ある耐油性が劣化し、油性劣化速度が速くなるという問
題点を有していた。 さらに、従来のポリ塩化ビニル絶縁電線の組成物にあっ
ては、炭酸カルシュウムまたはケイ酸アルミニウムを多
量に添加しているため、可撓性、耐寒性が減少し、使用
していると早く硬化して、ひび割れを生じるという問題
点を有していた。 このように従来のポリ塩化ビニル絶縁電線の組成物にあ
っては、絶縁電線用塩化ビニル樹脂としての品質が低下
し、製品としての用途が狭いという問題点を有していた
。 本発明は、ビニル系樹脂の内温化ビニル樹脂組成物の体
積固有抵抗値をポリ塩化ビニル絶縁電線として要求され
る諸特性を損なうこと無く向上することのできる塩化ビ
ニル樹脂組成物を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するために、本発明の塩化ビニル樹脂
組成物においては、ポリ塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安
定剤を添加すると共に塩化カルシウムを配合したもので
ある。 上記塩化カルシウムの配合量は、0〜20重量部であり
、最適には、0.1〜5.0重量部配合したものである
。 また、上記の目的を達成するために、本発明の塩化ビニ
ル樹脂組成物においては、ポリ塩化ビニル樹脂に、可塑
剤、安定剤を添加すると共にケイ酸ジルコニウムを配合
したものである。 上記ケイ酸ジルコニウムの配合量は、0〜20重量部で
あり、最適には、0.1〜5.0重量部配合したもので
ある。 さらに、上記の目的を達成するために、本発明の塩化ビ
ニル樹脂組成物においては、ポリ塩化ビニル樹脂に、可
塑剤、安定剤を添加すると共に塩化カルシウム及びケイ
酸ジルコニウムの混和物を配合したものである。 上記塩化カルシウム及びケイ酸ジルコニウムの配合量は
、共に0〜20重量部で最適には、0゜1〜5.0重量
部配合し、その混和物の合計が0〜20重量部で最適に
は、0.1〜5.0重量部配合したものである。 また、さらに上記の目的を達成するために、本発明の塩
化ビニル樹脂組成物においては、可塑剤、安定剤の添加
されたポリ塩化ビニル樹脂に、炭酸カルシウムを配合す
ると共に塩化カルシュウムを配合したものである。 そして、上記塩化カルシウムを0〜20重量部配合し、
炭酸カルシウムを0〜100重量部配合するのが好まし
い。 さらにまた、上記の目的を達成するために、本発明の塩
化ビニル樹脂組成物においては、可塑剤、安定剤の添加
されたポリ塩化ビニル樹脂に、ケイ酸アルミニウムを配
合すると共にケイ酸ジルコニウムを配合したものである
。 そして、上記ケイ酸ジルコニウムを0〜20重量部配合
し、ケイ酸アルミニウムを0〜40重量部配合するのが
好ましい。 さらに、上記の目的を達成するために、本発明の塩化ビ
ニル樹脂組成物においては、可塑剤、安定剤の添加され
たポリ塩化ビニル樹脂に、炭酸カルシウムを及びケイ酸
アルミニウムを配合すると共に塩化カルシュウム及びケ
イ酸ジルコニウムの混和物を配合したものである。 上記塩化カルシウムを0〜20重量部、ケイ酸ジルコニ
ウムを0〜20重量部とし、その混和物の合計が0〜2
0重量部配合するのが好ましい。 これらのポリ塩化ビニル樹脂には、上記可塑剤が0〜1
00重量部、安定剤が0〜10重量部添加されている。 [作用] 上記のように構成された塩化ビニル樹脂組成物は、ポリ
塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤を添加すると共に塩
化カルシウムを配合しであるため、この塩化カルシウム
の作用により、従来の炭酸カルシウムの配合量より遥か
に、ケイ酸アルミニウムの配合量より少い量で炭酸カル
シウムまたはケイ酸アルミニウムを配合した場合と同様
の体積固有抵抗の向上を図ることができる。 また、上記のように構成された塩化ビニル樹脂組成物は
、ポリ塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤を添加すると
共にケイ酸ジルコニウムを配合しであるため、このケイ
酸ジルコニウムの作用により、従来の炭酸カルシウムの
配合量より遥かに、ケイ酸アルミニウムの配合量より少
い量で炭酸カルシウムまたはケイ酸アルミニウムを配合
した場合と同様の体積固有抵抗の向上を図ることができ
る。 さらに、上記のように構成された塩化ビニル樹脂組成物
は、ポリ塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤を添加する
と共に塩化カルシウム及びケイ酸ジルコニウムの混和物
を配合しであるため、この塩化カルシウム及びケイ酸ジ
ルコニウムとの相互作用により、従来の炭酸カルシウム
の配合量より遥かに、ケイ酸アルミニウムの配合量より
少い量で、しかも塩化カルシウムまたはケイ酸ジルコニ
ウムをそれぞれ単独で配合した場合のそれぞれの量より
も少ない量で炭酸カルシウムまたはケイ酸アルミニウム
を配合した場合と同様の体積固有抵抗の向上を図ること
ができる。 そして、これらの塩化ビニル樹脂組成物は、体積固有抵
抗を向上させるために従来配合している炭酸カルシウム
またはケイ酸アルミニウムと合わせて、あるいは、ポリ
塩化ビニル樹脂基本組成物に1体積固有抵抗を向上させ
るために従来配合している炭酸カルシウム、ケイ酸アル
ミニウムを混合して配合されているものと合わせて塩化
カルシウムまたはケイ酸ジルコニウム、あるいは塩化カ
ルシウム及びケイ酸ジルコニウムの混和物を配合するこ
ともでき、この場合には、体積固有抵抗を向上させるた
めに従来配合している炭酸カルシウムまたはケイ酸アル
ミニウムの量を少なくすることができ、炭酸カルシウム
またはケイ酸アルミ″ニウムの量を変更しない場合には
、炭酸カルシウムまたはケイ酸アルミニウムだけのもの
に比して塩化ビニル樹脂組成物の体積固有抵抗をより向
上させることができる。 そして、上記した理由から、ポリ塩化ビニル樹脂基本組
成物に配合される塩化カルシウムの配合量を0〜20重
量部の範囲、ケイ酸ジルコニウムの配合量を0〜20重
量部の範囲とし、この塩化カルシウムとケイ酸ジルコニ
ウムを混和させて用いる場合には、その物混和物の合計
の配合量を0〜20重量部の範囲とするのが好ましい。 なお、ポリ塩化ビニル樹脂基本組成物に添加されている
可塑剤の添加量を0〜100重量部の範囲、安定剤の添
加量を0〜10重量部の範囲で適宜添加することによっ
てポリ塩化ビニル絶縁電線以外の絶縁材料として用いる
ことができる。 (実施例1 以下、本発明の実施例について説明する。 ここでは、本発明を絶縁電線として用いる場合を例にと
っている。すなわち、導体の素線の間の隙間及び、導体
と導体を被覆する絶縁体(シース)を構成する絶縁電線
の絶縁材として用いた場合である。 本実施例において基本となる塩化ビニル樹脂組成物のポ
リ塩化ビニル樹脂(PVC)、可塑剤、安定剤の配合比
は、PVC100、可塑剤50phr、安定剤4phr
である。この可塑剤、安定剤の配合量は、可塑剤0〜1
00phr、安定剤0〜10phrで適宜使用目的に応
じて加減して添加することができる。 以下に本発明の具体的実施例について従来例と対比して
説明する。 実施例1 従来は、前記塩化ビニル樹脂基本ベースに対して炭化カ
ルシウム(Ca CO3〕を配合する場合と、ケイ酸ア
ルミニウム[A 1.(S i O,)3)を配合する
場合が有った。この炭化カルシウム、ケイ酸アルミニウ
ムのそれぞれの可能配合比は、炭化カルシウムが0〜1
oophr、ケイ酸アルミニウムが0〜40phrであ
る。この炭化カルシウム、ケイ酸アルミニウムの配合量
の最大値(炭化カルシウムの100phr、ケイ酸アル
ミニウムの40phr)は、体積固有抵抗値を向上する
が絶縁電線の絶縁材として要求される諸特性を著しく損
ない絶縁電線の絶縁材として使用できなくなってしまう
臨界点である。しかし、この炭化カルシウム、ケイ酸ア
ルミニウムを配合する場合にも、絶縁電線の絶縁材とし
て使用するに最適な配合量がある。この炭化カルシウム
、ケイ酸アルミニウムのそれぞれの最適配合比は、炭化
カルシウムが10〜50phr、ケイ酸アルミニウムが
2〜20phrである。 本実施例は、この塩化ビニル樹脂基本ベースに対して塩
化カルシウム(Ca Cl□〕又はケイ酸ジルコニウム
[Zr S x 04]を、あるいは、塩化力ルシウー
ムとケイ酸ジルコニウムの混和物を配合するものである
。この塩化カルシウム、ケイ酸ジルコニウム、塩化カル
シウムとケイ酸ジルコニウムの混和物のそれぞれの配合
量は、塩化カルシウムが0〜10phr、ケイ酸ジルコ
ニウムが0〜10phrであり、塩化カルシウムとケイ
酸ジルコニウムの混和物の場合は、塩化カルシウム0〜
10phr、ケイ酸ジルコニウム0〜10phrの範囲
で塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物の合計
配合量が0〜1ophrであることである。この配合比
は、塩化ビニル樹脂組成物を絶縁材として使用すること
のできる限界を示すものである。したがって、この塩化
カルシウム、ケイ酸ジルコニウム、塩化カルシウムとケ
イ酸ジルコニウムの混和物のそれぞれにも、絶縁電線の
絶縁材として要求される諸特性を損なうこと無く体積固
有抵抗値(VR)を向上するに最適な配合比がある。す
なわち、この塩化カルシウム又はケイ酸ジルコニウム、
あるいは、塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和
物のそれぞれの最適配合比は、塩化カルシウムが0.1
〜5.0phr、ケイ酸ジルコニウムが0.1〜5.Q
phrであり、塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの
混和物の場合は、塩化カルシウム0.1〜5.ophr
、ケイ酸ジルコニウム0.1〜5.0phrの範囲で塩
化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物の合計配合
量が0.1〜5.0phrである。 次に、本実施例に基づ<pvc樹脂組成物と、従来のP
vC樹脂組成物とのそれぞれについてJIS  K67
23 6.8項(体積抵抗率試験)に基づいてVRの測
定を、また、JIS  K67236.7項(熱安定性
試験)に基づいて熱安定性の測定をした結果が第1表に
示されている。 すなわち、実施例1の絶縁層またはシース層に用いるポ
リ塩化ビニル樹脂の組成は、ポリ塩化ビニル樹脂(PV
C)100重量部に対し可塑剤50重量部、安定剤4重
量部添加したもの(第1表の従来例1)を基本配合とし
、炭酸カルシウムのみ(第1表の従来例2〜S)、ケイ
酸アルミニウムのみ(第1表の従来例6〜11)、塩化
カルシウムのみ(第1表の実施例1〜4)、ケイ酸ジル
コニウムのみ(第1表の実施例5〜8)、塩化カルシウ
ムとケイ酸ジルコニウムの混和物(第1表の実施例9〜
11)を配合した塩化ビニル樹脂組成物についての体積
抵抗率VR(単位は、Ω−an)の測定結果、及び熱安
定性(単位は1時間hr)の測定結果が示されている。 この熱安定性は、−定の熱を連続的にかけた場合、どの
くらいの時間で熱的破壊を起すかを時間で表わしたもの
である。 したがって、この熱安定性は、その値が大きれけば大き
いほど絶縁材として品質が良いということになる。 従来例1は、pvc樹脂に可塑剤、安定剤のみを添加し
たものであり、第1表の中で最も体積抵抗率VRの値(
1,84X1013Ω])が悪く、熱安定性も3hrと
悪い。これに対し、この基本樹脂(従来例1)に炭酸カ
ルシウムを配合したもの(従来例2〜5)は、基本樹脂
(従来例1)に比して体積抵抗率VRの値が良くなって
いる。すなわち、この体積抵抗率VRの値は、炭酸カル
シウムの配合量が多くなるに従って2.03X1013
Ω■(炭酸カルシウム10.0重量部)がら4゜42 
X 1013Ωan(炭酸カルシウム100.0重量部
)と大きくなっている。また、熱安定性も3゜4hr(
炭酸カルシウム10.0重量部)から5゜0hr(炭酸
カルシウム100.0重量部)と良くなっている。しか
し、炭酸カルシウムの配合量を多くするとそれだけ体積
抵抗率VRの値及び熱安定性を良くすることができるが
、炭酸カルシウムの配合量が100.0重量部も多くな
ると、絶8電線の絶縁材として要求される諸特性が著し
く低下してしまい、加工性、耐油性、可撓性、耐寒性が
悪くなる。 また、基本樹脂(従来例1)にケイ酸アルミニウムを配
合したもの(従来例6〜9)は、基本樹脂(従来例1)
に比して体積抵抗率VRO値が良くなっている。すなわ
ち、この体積抵抗率VRの値は、ケイ酸アルミニウムの
配合量が多くなるに従って2.70×1013Ωa11
(ケイ酸アルミニウム2.0重量部)から12.1xl
O13Ωan(ケイ酸アルミニウム40.0重量部)と
大きくなっている。また、熱安定性も3.4hr (ケ
イ酸アルミニウム2.0重量部)から5.3hr (ケ
イ酸アルミニウム40.0重量部)と良くなっている。 しかし、ケイ酸アルミニウムの配合量を多くするとそれ
だけ体積抵抗率VRの値及び熱安定性を良くすることが
できるが、ケイ酸アルミニウムの配合量が40.0重量
部も多くなると、絶縁電線の絶縁材として要求される諸
特性が著しく低下してしまい、加工性、耐油性、可撓性
、耐寒性が悪くなる。 これに対し、基本樹脂(従来例1)に塩化力′ンシウム
を配合したもの(実施例1〜4)は、基本樹脂(従来例
1)に炭酸カルシウムのみを配合したもの(従来例2〜
5)、ケイ酸アルミニウムのみを配合したもの(従来例
6〜9)に比して全体的配合物が少なくなり、基本樹脂
(従来例1)が有している絶縁電線の絶縁材として要求
される諸特性の低下を防ぐことができ、加工性、耐油性
、可撓性、耐寒性の低下を防止することができる。 その上、基本樹脂(従来例1)に炭酸カルシウムのみを
配合したもの(従来例2〜5)、ケイ酸アルミニウムの
みを配合したもの(従来例6〜9)と同様に基本樹脂(
従来例1)に比して体積抵抗率VRの値が良くなってい
る。すなわち、この体積抵抗率VRの値は、塩化カルシ
ウムの配合量が多くなるに従って2.28X10”0個
(塩化カルシウム0.1重量部)から10.2X101
3Ωan(塩化カルシウム20.0重量部)と大きくな
っている。また、熱安定性も3.2hr (塩化カルシ
ウム0.1重量部)から5.2hr (塩化カルシウム
20.0重量部)と良くなっている。 また、基本樹脂(従来例1)にケイ酸ジルコニウムを配
合したもの(実施例5〜8)は、基本樹脂(従来例1)
に炭酸カルシウムのみを配合したもの(従来例2〜5)
、ケイ酸アルミニウムのみを配合したもの(従来例6〜
9)に比して全体的配合物が少なくなり、基本樹脂(従
来例1)が有している絶縁電線の絶縁材として要求され
る諸特性の低下を防ぐことができ、加工性、耐油性、可
撓性、耐寒性の低下を防止することができる。その上、
基本樹脂(従来例1)に炭酸カルシウムのみを配合した
もの(従来例2〜5)、ケイ酸アルミニウムのみを配合
したもの(従来例6〜9)と同様に基本樹脂(従来例1
)に比して体積抵抗率VRの値が良くなっている。すな
わち、この体積抵抗率VRの値は、ケイ酸ジルコニウム
の配合量が多くなるに従って2.11X1013ΩcI
n(ケイ酸ジルコニウム0.1重量部)から9.83X
1013ΩaI+(ケイ酸ジルコニウム20.0重量部
)と大きくなっている。また、熱安定性も3.2hr(
ケイ酸ジルコニウム0.1重量部)から5゜lhr (
ケイ酸ジルコニウム20.0重量部)と良くなっている
。 さらに、基本樹脂(従来例1)に塩化カルシウムとケイ
酸ジルコニウムの混和物を配合したもの(実施例9〜1
1)は、基本樹脂(従来例1)に炭酸カルシウムのみを
配合したもの(従来例2〜5)、ケイ酸アルミニウムの
みを配合したもの(従来例6〜9)に比して全体的配合
物が少なくなり、基本樹脂(従来例1)が有している絶
縁電線の絶縁材として要求される諸特性の低下を防ぐこ
とができ、加工性、耐油性、可撓性、耐寒性の低下を防
止することができる。また、基本樹脂(従来例1)に炭
酸カルシウムのみを配合したもの(従来例2〜5)、ケ
イ酸アルミニウムのみを配合したもの(従来例6〜9)
と同様に基本樹脂(従来例1)に比して体積抵抗率VR
の値が良くなっている。すなわち、この体積抵抗率VR
の値は、塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物
の配合量が多くなるに従って3.03xlO”Ωan(
塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物0.2重
量部)から11.6X1013Ω】(塩化カルシウムと
ケイ酸ジルコニウムの混和物40.0重量部)と大きく
なっている。また、熱安定性も3.6hr (塩化カル
シウムとケイ酸ジルコニウムの混和物0.2重量部)か
ら544hr(塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの
混和物40.0重量部)と良くなっている。その上配合
量が同じ0.2重量部の場合には、塩化カルシウムのみ
の場合、固体抵抗率VRの値2.84x10゛3Ω国、
熱安定性3.4hrで、ケイ酸アルミニウムのみの場合
、固体抵抗率VRの値2.4o X 10 L 3Ω■
、熱安定性3.3hrに対し、塩化カルシウムとケイ酸
ジルコニウムを混和して配合した場合には、固体抵抗率
VRの値が3.o3X 1013Ω■、熱安定性が3.
6hrとそれぞれの配合物を単独で使用する場合よりも
優れた特性を示している。 このように、本実施例によると、従来例に比較して従来
の添加剤(炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム)の量
より遥かに少ない量で従来の添加剤以上の効果を得てい
る。 実施例2 本実施例は、この従来の炭化カルシウム20phr又は
ケイ酸アルミニウム3phrの配合された塩化ビニル樹
脂基本ベースに対して塩化カルシウム(CaC12)又
はケイ酸ジルコニウム〔Zr5104〕を、あるいは、
塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物を配合す
るものである。 この炭化カルシウムの配合された塩化ビニル樹脂基本ベ
ースに配合する場合の塩化カルシウム、ケイ酸ジルコニ
ウム、塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物の
それぞれの配合量は、塩化カルシウムが0〜10phr
、ケイ酸ジルコニウムが0〜10phrであり、塩化カ
ルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物の場合は、塩化
カルシウム0〜10phr、ケイ酸ジルコニウム0〜1
0phrの範囲で塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウム
の混和物の合計配合量が○〜2Qphrである。また、
このケイ酸アルミニウムの配合された塩化ビニル樹脂基
本ベースに配合する場合の塩化カルシウム、ケイ酸ジル
コニウム、塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和
物のそれぞれの配合量は、塩化カルシウムが0〜10p
hr、ケイ酸ジルコニウムが0〜10phrであり、塩
化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物の場合は、
塩化カルシウム0〜10phr、ケイ酸ジルコニウム0
〜10phrの範囲で塩化カルシウムとケイ酸ジルコニ
ウムの混和物の合計配合量が0〜2Qphrである。 なお、この配合比は、塩化ビニル樹脂組成物を絶縁材と
して使用することのできる限界を示すものである。した
がって、この塩化カルシウム、ケイ酸ジルコニウム、塩
化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物のそれぞれ
にも、絶縁電線の絶縁材として要求される諸特性を損な
うこと無く体積固有抵抗値(VR)を向上するに最適な
配合比がある。すなわち、炭化カルシウム2Qphr配
合された塩化ビニル樹脂を基本ベースとする場合の塩化
カルシウム又はケイ酸ジルコニウム、あるいは、塩化カ
ルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物のそれぞれの最
適配合比は、塩化カルシウムが0.1〜2.0phr、
ケイ酸ジルコニウムが0.1〜2.0phrであり、塩
化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物の場合は、
塩化カルシウム0.1〜2.Qphr、ケイ酸ジルコニ
ウム0.1〜2.0phrの範囲で塩化カルシウムとケ
イ酸ジルコニウムの混和物の合計配合量が0゜1〜2.
0phrである。また、ケイ酸アルミニウム3phr配
合された塩化ビニル樹脂を基本ベースとする場合の塩化
カルシウム又はケイ酸ジルコニウム、あるいは、塩化カ
ルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物のそれぞれの最
適配合比は、塩化カルシウムが0.1〜2.0phr、
ケイ酸ジルコニウムが0.1〜2.Qphrであり、゛
塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物の場合は
、塩化カルシウム0.1〜2.0phr、ケイ酸ジルコ
ニウム0.1〜2.0phrの範囲で塩化カルシウムと
ケイ酸ジルコニウムの混和物の合計配合量が0.1〜2
.Qphrである。 次に、本実施例に基づ<pvc樹脂組成物と、従来のP
VC樹脂組成物とのそれぞれについてJIS  K67
23 6.8項(体積抵抗率試験)に基づいてVRの測
定を、また、JIS  K67236.7項(熱安定性
試験)に基づいて熱安定性の測定をした結果が第2表に
示されている。 すなわち、本実施例の絶縁層またはシース層に用いるポ
リ塩化ビニル樹脂の組成は、ポリ塩化ビニル樹脂(PV
C)100重量部に対し可塑剤50重量部、安定剤4重
量部添加したものを基本配合とし、炭酸カルシウム20
phrのみ(第2表の従来例1)、ケイ酸アルミニウム
3phrのみ(第2表の従来例2)を配合した塩化ビニ
ル樹脂m代物と、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)100
重量部に対し可塑剤50重量部、安定剤4重量部添加し
たものを基本配合とし炭酸カルシウムを2Qphr配合
したものに、塩化カルシウムのみ(第2表の実施例1〜
3)、ケイ酸ジルコニウムのみ(第2表の実施例4〜6
)、塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物(第
2表の実施例7〜9)を配合した塩化ビニル樹脂組成物
について、及びポリ塩化ビニル樹脂(PVC)100重
量部に対し可塑剤50重量部、安定剤4重量部添加した
ものを基本配合としケイ酸アルミニウム3phr配合し
たものに、塩化カルシウムのみ(第2表の実施例10〜
12)、ケイ酸ジルコニウムのみ(第2表の実施例13
〜15)、塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和
物(第2表の実施例16〜18)を配合した塩化ビニル
樹脂組成物についてのそれぞれの体積抵抗率VR(単位
は、Ω−a11)の測定結果、及び熱安定性(単位は、
時間hr)の測定結果が示されている。この熱安定性は
、一定の熱を連続的にかけた場合、どのくらいの時間で
熱的破壊を起すかを時間で表わしたものである。したが
って、この熱安定性は、その値が大きれけば大きいほど
絶縁材として品質が良いということになる。 従来例1は、PvC樹脂100重量部に可塑剤5o重量
部、安定剤4重量部及び炭酸カルシウム20.0重量部
添加したものであり、その体積抵抗率VRの値は、第2
表に示す如<2.49xl() 13Ω印である。そし
て、その、熱安定性は3゜9hrである。 これに対し、この炭酸カルシウムを配合した基本樹脂(
従来例1)に塩化カルシウムのみを配合したもの(実施
例1〜3)は、基本樹脂(従来例1)に比して体積抵抗
率VRの値が良くなっている。すなわち、この体積抵抗
率VRの値は、塩化カルシウムの配合量が多くなるに従
って2,92X 1013Ωa11(塩化カルシウム0
.1重量部)から11.2X1013ΩcI11(塩化
カルシウム10゜0重量部)と大きくなっている。また
、熱安定性も4.lhr (塩化カルシウム0.1重量
部)から4.8hr (塩化カルシウム10.0重量部
)と良くなっている。このように従来のポリ塩化ビニル
樹脂(PVC)100重量部に対し可塑剤50重量部、
安定剤4重量部添加したものを基本配合とし、炭酸カル
シウム20phrを配合したものに、さらに塩化カルシ
ウムを0.1〜10.0重量部の範囲で混和させるだけ
で約1.2〜4゜S倍体積抵抗率VRを向上することが
できる。また、熱安定性も4.1〜4.8hrと向上す
ることができる。この塩化カルシウムを0.1〜10゜
0重量部の範囲で混和させても絶縁電線の絶縁材として
要求される諸特性の低下を招くことは無く、加工性、耐
油性、可撓性、耐寒性の低下を防止することかできる。 さらに、この炭酸カルシウムを配合した基本樹脂(従来
例1)にケイ酸ジルコニウムのみを配合したもの(実施
例4〜6)は、基本樹脂(従来例1)に比して体積抵抗
率VRの値が良くなっている。すなわち、この体積抵抗
率VRの値は、ケイ酸ジルコニウムの配合量が多くなる
に従って2゜79X10”Ωa11(ケイ酸ジルコニウ
ム0.1重量部)から12.4X10”Ω■(ケイ酸ジ
ルコニウム10.0重量部)と大きくなっている。また
、熱安定性も4.lhr (ケイ酸ジルコニウム0.1
重量部)から4.7hr (ケイ酸ジルコニウム10.
0重量部)と良くなっている。このように従来のポリ塩
化ビニル樹脂(pvc)lo。 重量部に対し可塑剤50重量部、安定剤4重量部添加し
たものを基本配合とし、炭酸カルシウム20phrを配
合したものに、さらにケイ酸ジルコニウムを0.1〜1
0.0重量部の範囲で混和させるだけで約1.13〜S
倍体積抵抗率VRを向上することができる。また、熱安
定性も4.1〜4.7hrと向上することができる。こ
のケイ酸ジルコニウムを0.1〜10.0重量部の範囲
で混和させても絶縁電線の絶縁材として要求される諸特
性の低下を招くことは無く、加工性、耐油性、可撓性、
耐寒性の低下を防止することができる。 またさらに、この炭酸カルシウムを配合した基本樹脂(
従来例1)に塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混
和物を配合したもの(実施例7〜9)は、基本樹脂(従
来例1)に比して体積抵抗率VRの値が良くなっている
。すなわち、この体積抵抗率VRの値は、塩化カルシウ
ムとケイ酸ジルコニウムの混和物の配合量が多くなるに
従って3.10X1013Ωan(塩化カルシウムとケ
イ酸ジルコニウムの混和物0.1重量部)から12゜9
 X 10”Ωan(塩化カルシウムとケイ酸ジルコニ
ウムのそれぞれ10.0重量部)と大きくなっている。 また、熱安定性も4.2hr (塩化カルシウムとケイ
酸ジルコニウムの混和物0.1重量部)から5.2hr
 (塩化カルシウム及びケイ酸ジルコニウムのそれぞれ
10.0重量部)と良くなっている。このように従来の
ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)100重量部に対し可塑
剤50重量部、安定剤4重量部添加したものを基本配合
とし、炭酸カルシウム20phrを配合したものに、さ
らに塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物(比
率は、1:1)を0.1〜20.0重量部の範囲で混和
させるだけで約1.25〜5.2倍体積抵抗率VRを向
上することができる。また、熱安定性も4.2〜5.2
hrと向上することができる。この塩化カルシウムとケ
イ酸ジルコニウムの混和物(比率は、1:1)を0.1
〜20゜0重量部の範囲で混和させても絶縁電線の絶縁
材として要求される諸特性の低下を招くことは無く、加
工性、耐油性、可撓性、耐寒性の低下を防止することが
できる。 従来例2は、pvc樹脂100重量部に可塑剤50重量
部、安定剤4重量部及びケイ酸アルミニウム3.0重量
部添加したものであり、その体積抵抗率VRの値は、第
2表に示す如<3.16X1013Ω】である。そして
、その、熱安定性は3゜3hrである。 これに対し、ケイ酸アルミニウムを配合した基本樹脂(
従来例2)に塩化カルシウムのみを配合したもの(実施
例10〜12)は、基本樹脂(従来例2)に比して体積
抵抗率VRの値が良くなっている。すなわち、この体積
抵抗率VRの値は、塩化カルシウムの配合量が多くなる
に従って3゜73X1013Ωcm(塩化カルシウム0
.1重量部)から11.8xlO13Ωan(塩化カル
シウム10゜0重量部)と大きくなっている。また、熱
安定性も4.Ohr (塩化カルシウム0.1重量部)
から4.8hr (塩化カルシウム10.0重量部)と
良くなっている。このように従来のポリ塩化ビニル樹脂
(PVC)100重量部に対し可塑剤50重量部、安定
剤4重量部添加したものを基本配合とし、ケイ酸アルミ
ニウム3.0phrを配合したものに、さらに塩化カル
シウムを0.1〜10.0重量部の範囲で混和させるだ
けで約1.2〜3.7倍体積抵抗率VRを向上すること
ができる。また、熱安定性も4.0〜4.8hrと向上
することができる。この塩化カルシウムを0.1〜10
.0重量部の範囲で混和させても絶縁電線の絶縁材とし
て要求される諸特性の低下を招くことは無く、加工性、
耐油性、可撓性、耐寒性の低下を防止することができる
。 さらに、このケイ酸アルミニウムを配合した基本樹脂(
従来例2)にケイ酸ジルコニウムのみを配合したもの(
実施例13〜15)は、基本樹脂(従来例2)に比して
体積抵抗率VRの値が良くなっている。すなわち、この
体積抵抗率VRの値は、ケイ酸ジルコニウムの配合量が
多くなるに従って3.61X10”Ωaa(ケイ酸ジル
コニウム0.1重量部) からLo、9X10”Q(!
11 (ケイ酸ジルコニウム10.0重量部)と大きく
なっている。また、熱安定性も4.Ohr (ケイ酸ジ
ルコニウム0.1重量部)から4.7hr (ケイ酸ジ
ルコニウム10.0重量部)と良くなっている。 このように従来のポリ塩化ビニル樹脂(pvc)100
重量部に対し可塑剤50重量部、安定剤4重量部添加し
たものを基本配合とし、ケイ酸アルミニラム3.0ph
rを配合したものに、さらにケイ酸ジルコニウムを0.
1〜10.0重量部の範囲で混和させるだけで約1.1
4〜3.5倍体積抵抗率VRを向上することができる。 また、熱安定性も4.0〜4,7hrと向上することが
できる。このケイ酸ジルコニウムを0.1〜10゜0重
量部の範囲で混和させても絶縁電線の絶縁材として要求
される諸特性の低下を招くことは無く、加工性、耐油性
、可撓性、耐寒性の低下を防止することができる。 またさらに、このケイ酸アルミニウムを配合した基本樹
脂(従来例2)に塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウム
の混和物を配合したもの(実施例16〜18)は、基本
樹脂(従来例2)に比して体積抵抗率VRの値が良くな
っている。すなわち、この体積抵抗率VRの値は、塩化
カルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物の配合量が多
くなるに従って3.84XIQ”Qan (塩化カルシ
ウムトケイ酸ジルコニウムの混和物0.1重量部)から
12.8X1013ΩaI+(塩化カルシウムとケイ酸
ジルコニウムのそれぞれ10.0重量部)と大きくなっ
ている。また、熱安定性も4.lhr (塩化カルシウ
ムとケイ酸ジルコニウムの混和物0゜1重量部)から5
.lhr (塩化カルシウム及びケイ酸ジルコニウムの
それぞれ10.0重量部)と良くなっている。このよう
に従来のポリ塩化ビニル樹脂(PVC)100重量部に
対し可塑剤50重量部、安定剤4重量部添加したものを
基本配合とし、ケイ酸アルミニウム3.0phrを配合
したものに、さらに塩化カルシウムとケイ酸ジルコニウ
ムの混和物(比率は、1:1)を0.1〜20.0重量
部の範囲で混和させるだけで約1゜2〜4.0倍体積抵
抗率VRを向上することができる。また、熱安定性も4
.1〜5.1hrと向上することができる。この塩化カ
ルシウムとケイ酸ジルコニウムの混和物(比率は、1:
1)を0゜1〜20.0重量部の範囲で混和させても絶
縁電線の絶縁材として要求される諸特性の低下を招くこ
とは無く、加工性、耐油性、可撓性、耐寒性の低下を防
止することができる。 このように、本実施例によると、従来例に比較して従来
の添加剤(炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム)に僅
かな量を配合するだけで従来の添加剤以上の効果を得て
いる。 [発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。 ポリ塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤を添加すると共
に塩化カルシウムを配合することにより。 塩化ビニル樹脂組成物の体積固有抵抗値をポリ塩化ビニ
ル絶縁電線として要求される諸特性を損なうこと無く向
上することができる。 そして、上記塩化カルシウムの配合量を0〜20重量部
、最適には、0.1〜5.0重量部にすることによって
ポリ塩化ビニル絶縁電線として要求される諸特性を損な
うこと無く塩化ビニル樹脂組成物の体積固有抵抗値の向
上を図ることができる。 また、ポリ塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤を添加す
ると共にケイ酸ジルコニウムを配合することにより、塩
化ビニル樹脂組成物の体積固有抵抗値をポリ塩化ビニル
絶縁電線として要求される諸特性を損なうこと無く向上
することができる。 そして、上記ケイ酸ジルコニウムの配合量を0〜20重
量部、最適には、0.1〜5.0重量部にすることによ
ってポリ塩化ビニル絶縁電線として要求される諸特性を
損なうこと無く塩化ビニル樹脂組成物の体積固有抵抗値
の向上を図ることができる。 さらに、ポリ塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤を添加
すると共に塩化カルシウム及びケイ酸ジルコニウムの混
和物を配合することにより、塩化ビニル樹脂組成物の体
積固有抵抗値をポリ塩化ビニル絶縁電線として要求され
る諸特性を損なうこと無く向上することができる。 そして、上記塩化カルシウム及びケイ酸ジルコニウムの
配合量は、共に0〜20重量部、最適には、0.1〜5
.0重量部配合し、その混和物の合計が0〜20重量部
、最適には、0.1〜5゜0重量部配合することにより
、塩化ビニル樹脂組酸物の体積固有抵抗値をポリ塩化ビ
ニル絶縁電線として要求される諸特性を損なうこと無く
向上することができる。 また、可塑剤、安定剤の添加されたポリ塩化ビニル樹脂
に、炭酸カルシウムを配合すると共に塩化カルシュウム
を配合することにより、配合される炭酸カルシウムの量
を従来のものより少量にしても塩化ビニル樹脂組成物の
体積固有抵抗値をポリ塩化ビニル絶縁電線として要求さ
れる諸特性を損なうこと無く向上することができる。 そして、上記塩化カルシウムの配合量を0〜20重量部
、炭酸カルシウムの配合量を0〜100重量部にするこ
とにより、塩化ビニル樹脂組成物の体積固有抵抗値をポ
リ塩化ビニル絶縁電線として要求される諸特性を損なう
こと無く向上することができる。 さらにまた、可塑剤、安定剤の添加されたポリ塩化ビニ
ル樹脂に、ケイ酸アルミニウムを配合すると共にケイ酸
ジルコニウムを配合することにより、配合されるケイ酸
アルミニウムの量を従来のものより少量にしても塩化ビ
ニル樹脂組成物の体積固有抵抗値をポリ塩化ビニル絶縁
電線として要求される諸特性を損なうこと無く向上する
ことができる。 そして、上記ケイ酸ジルコニウムの配合量を0〜2o重
量部、ケイ酸アルミニウムの配合量を0〜40重量部に
することにより、塩化ビニル樹脂組成物の体積固有抵抗
値をポリ塩化ビニル絶8電線として要求される詣特性を
損なうこと無く向上することができる。 さらに、可塑剤、安定剤の添加されたポリ塩化ビニル樹
脂に、炭酸カルシウムを及びケイ酸アルミニウムを配合
すると共に塩化カルシュウム及びケイ酸ジルコニウムの
混和物を配合することにより、配合される炭酸カルシウ
ムを及びケイ酸アルミニウムの量を従来のものより少量
にしても塩化ビニル樹脂組成物の体積固有抵抗値をポリ
塩化ビニル絶縁電線として要求される諸特性を損なうこ
と無く向上することができる。 そして、上記塩化カルシウムの配合量を0〜20重量部
、ケイ酸ジルコニウムの配合量を0〜20重量部とし、
その混和物の合計の配合量を0〜20重量部とすること
により、塩化ビニル樹脂組成物の体積固有抵抗値をポリ
塩化ビニル絶縁電線として要求される諸特性を損なうこ
と無く向上することができる。 なお、これらのポリ塩化ビニル樹脂には、上記可塑剤が
0〜100重量部、安定剤が0〜10重量部添加される
が、可塑剤、安定剤の配合を種々変化させることによっ
てポリ塩化ビニル絶縁電線以外の絶縁材料として使用す
ることができる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリ塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤を添加す
    ると共に塩化カルシウムを配合した塩化ビニル樹脂組成
    物。
  2. (2)上記塩化カルシウムを0〜20重量部配合した請
    求項1記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  3. (3)ポリ塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤を添加す
    ると共にケイ酸ジルコニウムを配合した塩化ビニル樹脂
    組成物。
  4. (4)上記ケイ酸ジルコニウムを0〜20重量部配合し
    た請求項3記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  5. (5)ポリ塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤を添加す
    ると共に塩化カルシウム及びケイ酸ジルコニウムの混和
    物を配合した塩化ビニル樹脂組成物。
  6. (6)上記塩化カルシウムを0〜20重量部、ケイ酸ジ
    ルコニウムを0〜20重量部とし、その混和物の合計が
    0〜20重量部である請求項5記載の塩化ビニル樹脂組
    成物。
  7. (7)可塑剤、安定剤の添加されたポリ塩化ビニル樹脂
    に、炭酸カルシウムを配合すると共に塩化カルシュウム
    を配合した塩化ビニル樹脂組成物。
  8. (8)上記塩化カルシウムを0〜20重量部配合した請
    求項7記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  9. (9)上記炭酸カルシウムを0〜100重量部配合した
    請求項7又は8記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  10. (10)可塑剤、安定剤の添加されたポリ塩化ビニル樹
    脂に、ケイ酸アルミニウムを配合すると共にケイ酸ジル
    コニウムを配合した塩化ビニル樹脂組成物。
  11. (11)上記ケイ酸ジルコニウムを0〜20重量部とし
    た請求項10記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  12. (12)上記ケイ酸アルミニウムを0〜40重量部とし
    た請求項10又は11記載の塩化ビニル樹脂組成物。
  13. (13)可塑剤、安定剤の添加されたポリ塩化ビニル樹
    脂に、炭酸カルシウムを及びケイ酸アルミニウムを配合
    すると共に塩化カルシュウム及びケイ酸ジルコニウムの
    混和物を配合した塩化ビニル樹脂組成物。
  14. (14)上記塩化カルシウムを0〜20重量部、ケイ酸
    ジルコニウムを0〜20重量部とし、その混和物の合計
    が0〜20重量部である請求項13記載の塩化ビニル樹
    脂組成物。
  15. (15)上記可塑剤を0〜100重量部、安定剤を0〜
    10重量部添加した請求項1、2、3、4、5、6、7
    、8、9、10、11、12、13、14又は15記載
    の塩化ビニル樹脂組成物。
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