JPH0125794B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0125794B2 JPH0125794B2 JP56114894A JP11489481A JPH0125794B2 JP H0125794 B2 JPH0125794 B2 JP H0125794B2 JP 56114894 A JP56114894 A JP 56114894A JP 11489481 A JP11489481 A JP 11489481A JP H0125794 B2 JPH0125794 B2 JP H0125794B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- ink
- parts
- urea
- black
- Prior art date
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Description
本発明は水性インキに関し、更に詳しくは、耐
乾燥性に優れた水性インキに関するものである。 従来より筆記具、具体的には繊維、フエルト、
モノフイラメント使用のペン先付筆記具又は、万
年筆などの毛細管型筆記具において、キヤツプを
筆記具本体からはずした状態において、ペン先か
ら水などの溶剤が蒸発することを防止(耐乾燥性
の向上)するために、水性インキ組成中に尿素を
添加する試みがなされ、ある程度の効果をあげて
いる。しかしながら未だ耐乾燥性が十分とはいえ
ず、又、尿素は結晶性であり、多量に使用すると
ペン先に結晶が析出し、ペン先を詰まらせ、イン
キかすれや、インキ詰まりを生じるといつた問題
を有していた。 本発明者らは上述した尿素の有する問題点がな
く、しかも、尿素による効果以上の効果を有する
物質を種々検討した結果、 インキ全量に対して50重量%以下の一般式 R−CONH・CH2・SO3X(R=低級アルキル
基;X=H、アルカリ金属、NH4) …(1) で示されるアシルアミノメタンスルフオン酸
(塩)を見い出し、本発明を完成したものである。
即ち、本発明は一般式 R−CONH・CH2・SO3X(R=低級アルキル
基;X=H、アルカリ金属、NH4) …(1) で示されるアシルアミノメタンスルフオン酸
(塩)と、カチオン基をもたない水溶性染料と、
水とから少なくともなることを特徴とする水性イ
ンキを要旨とするものである。 本発明の水性インキが何故、尿素使用のインキ
より耐乾燥性が高く、しかも、ペン先における結
晶析出を生じないかは定かではないが以下のよう
に推察される。 即ち、本発明に使用の前記一般式(1)で示される
アシルアミノメタンスルフオン酸(塩)は非結晶
性であり、しかも吸湿性を有するため、多量に使
用しても、ペン先における結晶析出を生ぜず、し
かも染料の水などの溶剤に対する溶解度を著しく
高める効果を有するため、インキ系の安定性を良
好となし、前記した吸湿性と相まつてインキの耐
乾燥性を向上させるものと思われる。 次に本発明に使用する各成分について説明す
る。 カチオン基をもたない水溶性染料としては水溶
性の酸性染料、直接染料などの染料が使用可能で
あるが、具体例を挙げれば、酸性染料としてはア
イゼンエオシンGH(C.I.45380)、ウオーターブラ
ツク#21(C.I.15985、42090、42745の混合染料)、
ニグロシンNBコンク(C.I.50420)、ウオーター
ブルー#9(C.I.42090)、ウオーターピンク#2
(C.I.45410)、カヤクタートラジン(C.I.19140)
などがあり、直接染料としてはウオーターブラツ
ク#100(C.I.35255)、ダイレクトデイープブラツ
クEX(C.I.35225)、ダイレクトデイープブラツク
XA(住友化学工業(株)製)、ダイレクトフアースト
ブラツクコンク(C.I.27720)などがあり、これ
らは単独、或いは適宜混合して使用可能であり、
その使用量は目的に応じて種々変更されるが、筆
記具用インキとして使用する場合、インキ全量に
対して0.5〜30重量%が好ましい。 前記したアシルアミノメタンスルフオン酸
(塩)は、インキに耐乾燥性を付与する目的で使
用するもので、アシルアミド、例えばアセトアミ
ド、プロピオンアミドなどに等モルのホルマリン
及び亜硫酸水素ナトリウムを配合せしめ加温しな
がら数時間反応させるといつた公知の方法により
容易に合成することができ、その使用量が、イン
キ全量に対して、50重量%以下であるのは、50重
量%より多いと塩析効果により染料などが析出す
るといつた不具合を生じるためであり、使用量が
少なくなると効果が低くなるため好ましくは1〜
50重量%がよい。 尚、必要に応じてグリコール系、グリコールエ
ーテル系、グリコールエーテルエステル系溶剤、
ジメチルスルホオキサイド、2−ピロリドン、N
−メチル−2−ピロリドンなどの溶剤、或いは防
腐剤、防錆剤、尿素などを適宜選択して使用する
こともできる。 次に本発明の水性インキの調整法について簡単
に説明する。 本発明の水性インキは上記各成分を単純に混合
溶解することにより容易に得られるが、より好ま
しくは水と水溶性有機溶剤をまず混合し、その混
合溶液に他の成分を添加して、インキを得る方法
である。尚、必要に応じて撹拌時に加温すること
もできる。 以下に、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。 実施例中単に「部」とあるのは「重量部」を示
す。 実施例 1 ウオーターブラツク#21(C.I.15985、42090、
42745の混合染料、オリエント化学工業(株)製)
6.5部 ニグロシンNBコンク(C.I.50420、住友化学工
業(株)製) 1.0部 ホルマリン(防腐剤) 1.0部 エチレングリコール 20.0部 アセトアミノ−N−メタンスルフオン酸ナトリ
ウム(CH3CONH.CH2・SO3Na) 20.0部 水 51.5部 上記各成分を混合し、約1時間撹拌することに
より黒色インキを得た。 比較例 1 実施例1のアセトアミノ−N−メタンスルフオ
ン酸ナトリウムの代わりにその分だけ尿素を加え
た以外は実施例1と同様にして黒色インキを得
た。 実施例 2 ウオーターブラツク#100 (C.I.35255,オリエント化学工業(株)製)
6.5部 6.5部 ペンタクロロフエノールナトリウム(防腐剤)
1.0部 エチレングリコール 20.0部 アセトアミノ−N−メタンスルフオン酸ナトリ
ウム(CH3CONH・CH2・SO3Na) 10.0部 水 62.5部 上記各成分中、先ず水とエチレングリコールを
混合し、次いで残りの各成分を該混合液中に混合
し、約1時間40〜50℃に加温しながら撹拌するこ
とにより黒色インキを得た。 比較例 2 実施例2のアセトアミノ−N−メタンスルフオ
ン酸ナトリウムの代わりにその分だけ尿素を加え
た以外は実施例2と同様にして黒色インキを得
た。 実施例 3 ウオーターブルー#9(オリエント化学工業(株)
製) 6.0部 ホルマリン(防腐剤) 1.0部 ジエチレングリコール 20.0部 プロピオアミノ−N−メタンスルフオン酸ナト
リウム(C2H5CONH・CH2・SO3Na) 30.0部 水 43.0部 上記成分中、先ず水とエチレングリコールを混
合し、次いで残りの各成分を該混合液中に混合
し、常温にて約1時間撹拌することにより青色イ
ンキを得た。 比較例 3 実施例3のプロピオアミノ−N−メタンスルフ
オン酸ナトリウムの代わりにその分だけ尿素を加
えた以外は実施例3と同様にして青色インキを得
た。 以上、実施例1〜3、比較例1〜3で得られた
インキの耐乾燥性試験を以下の〈表〉に示す。
乾燥性に優れた水性インキに関するものである。 従来より筆記具、具体的には繊維、フエルト、
モノフイラメント使用のペン先付筆記具又は、万
年筆などの毛細管型筆記具において、キヤツプを
筆記具本体からはずした状態において、ペン先か
ら水などの溶剤が蒸発することを防止(耐乾燥性
の向上)するために、水性インキ組成中に尿素を
添加する試みがなされ、ある程度の効果をあげて
いる。しかしながら未だ耐乾燥性が十分とはいえ
ず、又、尿素は結晶性であり、多量に使用すると
ペン先に結晶が析出し、ペン先を詰まらせ、イン
キかすれや、インキ詰まりを生じるといつた問題
を有していた。 本発明者らは上述した尿素の有する問題点がな
く、しかも、尿素による効果以上の効果を有する
物質を種々検討した結果、 インキ全量に対して50重量%以下の一般式 R−CONH・CH2・SO3X(R=低級アルキル
基;X=H、アルカリ金属、NH4) …(1) で示されるアシルアミノメタンスルフオン酸
(塩)を見い出し、本発明を完成したものである。
即ち、本発明は一般式 R−CONH・CH2・SO3X(R=低級アルキル
基;X=H、アルカリ金属、NH4) …(1) で示されるアシルアミノメタンスルフオン酸
(塩)と、カチオン基をもたない水溶性染料と、
水とから少なくともなることを特徴とする水性イ
ンキを要旨とするものである。 本発明の水性インキが何故、尿素使用のインキ
より耐乾燥性が高く、しかも、ペン先における結
晶析出を生じないかは定かではないが以下のよう
に推察される。 即ち、本発明に使用の前記一般式(1)で示される
アシルアミノメタンスルフオン酸(塩)は非結晶
性であり、しかも吸湿性を有するため、多量に使
用しても、ペン先における結晶析出を生ぜず、し
かも染料の水などの溶剤に対する溶解度を著しく
高める効果を有するため、インキ系の安定性を良
好となし、前記した吸湿性と相まつてインキの耐
乾燥性を向上させるものと思われる。 次に本発明に使用する各成分について説明す
る。 カチオン基をもたない水溶性染料としては水溶
性の酸性染料、直接染料などの染料が使用可能で
あるが、具体例を挙げれば、酸性染料としてはア
イゼンエオシンGH(C.I.45380)、ウオーターブラ
ツク#21(C.I.15985、42090、42745の混合染料)、
ニグロシンNBコンク(C.I.50420)、ウオーター
ブルー#9(C.I.42090)、ウオーターピンク#2
(C.I.45410)、カヤクタートラジン(C.I.19140)
などがあり、直接染料としてはウオーターブラツ
ク#100(C.I.35255)、ダイレクトデイープブラツ
クEX(C.I.35225)、ダイレクトデイープブラツク
XA(住友化学工業(株)製)、ダイレクトフアースト
ブラツクコンク(C.I.27720)などがあり、これ
らは単独、或いは適宜混合して使用可能であり、
その使用量は目的に応じて種々変更されるが、筆
記具用インキとして使用する場合、インキ全量に
対して0.5〜30重量%が好ましい。 前記したアシルアミノメタンスルフオン酸
(塩)は、インキに耐乾燥性を付与する目的で使
用するもので、アシルアミド、例えばアセトアミ
ド、プロピオンアミドなどに等モルのホルマリン
及び亜硫酸水素ナトリウムを配合せしめ加温しな
がら数時間反応させるといつた公知の方法により
容易に合成することができ、その使用量が、イン
キ全量に対して、50重量%以下であるのは、50重
量%より多いと塩析効果により染料などが析出す
るといつた不具合を生じるためであり、使用量が
少なくなると効果が低くなるため好ましくは1〜
50重量%がよい。 尚、必要に応じてグリコール系、グリコールエ
ーテル系、グリコールエーテルエステル系溶剤、
ジメチルスルホオキサイド、2−ピロリドン、N
−メチル−2−ピロリドンなどの溶剤、或いは防
腐剤、防錆剤、尿素などを適宜選択して使用する
こともできる。 次に本発明の水性インキの調整法について簡単
に説明する。 本発明の水性インキは上記各成分を単純に混合
溶解することにより容易に得られるが、より好ま
しくは水と水溶性有機溶剤をまず混合し、その混
合溶液に他の成分を添加して、インキを得る方法
である。尚、必要に応じて撹拌時に加温すること
もできる。 以下に、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。 実施例中単に「部」とあるのは「重量部」を示
す。 実施例 1 ウオーターブラツク#21(C.I.15985、42090、
42745の混合染料、オリエント化学工業(株)製)
6.5部 ニグロシンNBコンク(C.I.50420、住友化学工
業(株)製) 1.0部 ホルマリン(防腐剤) 1.0部 エチレングリコール 20.0部 アセトアミノ−N−メタンスルフオン酸ナトリ
ウム(CH3CONH.CH2・SO3Na) 20.0部 水 51.5部 上記各成分を混合し、約1時間撹拌することに
より黒色インキを得た。 比較例 1 実施例1のアセトアミノ−N−メタンスルフオ
ン酸ナトリウムの代わりにその分だけ尿素を加え
た以外は実施例1と同様にして黒色インキを得
た。 実施例 2 ウオーターブラツク#100 (C.I.35255,オリエント化学工業(株)製)
6.5部 6.5部 ペンタクロロフエノールナトリウム(防腐剤)
1.0部 エチレングリコール 20.0部 アセトアミノ−N−メタンスルフオン酸ナトリ
ウム(CH3CONH・CH2・SO3Na) 10.0部 水 62.5部 上記各成分中、先ず水とエチレングリコールを
混合し、次いで残りの各成分を該混合液中に混合
し、約1時間40〜50℃に加温しながら撹拌するこ
とにより黒色インキを得た。 比較例 2 実施例2のアセトアミノ−N−メタンスルフオ
ン酸ナトリウムの代わりにその分だけ尿素を加え
た以外は実施例2と同様にして黒色インキを得
た。 実施例 3 ウオーターブルー#9(オリエント化学工業(株)
製) 6.0部 ホルマリン(防腐剤) 1.0部 ジエチレングリコール 20.0部 プロピオアミノ−N−メタンスルフオン酸ナト
リウム(C2H5CONH・CH2・SO3Na) 30.0部 水 43.0部 上記成分中、先ず水とエチレングリコールを混
合し、次いで残りの各成分を該混合液中に混合
し、常温にて約1時間撹拌することにより青色イ
ンキを得た。 比較例 3 実施例3のプロピオアミノ−N−メタンスルフ
オン酸ナトリウムの代わりにその分だけ尿素を加
えた以外は実施例3と同様にして青色インキを得
た。 以上、実施例1〜3、比較例1〜3で得られた
インキの耐乾燥性試験を以下の〈表〉に示す。
【表】
【表】
* 耐乾燥性試験
実施例1〜3、比較例1〜3で得られたインキ
を筆記具に充填し、キヤツプをはずしたまま温度
20℃温度65%の条件下に放置し、ペン先が乾燥
し、筆記不能となるまでの時間を測定した。 上記試験結果に示した様に本発明のインキは従
来の尿素使用のインキの欠点を解消し、耐乾燥性
を著しく向上させるといつた優れた特徴を有する
ものである。尚、本発明のインキは筆記具用とし
て説明したがスタンプ用、印刷用、記録計用、ジ
エツト印刷用としても広く使用しうるものであ
る。
実施例1〜3、比較例1〜3で得られたインキ
を筆記具に充填し、キヤツプをはずしたまま温度
20℃温度65%の条件下に放置し、ペン先が乾燥
し、筆記不能となるまでの時間を測定した。 上記試験結果に示した様に本発明のインキは従
来の尿素使用のインキの欠点を解消し、耐乾燥性
を著しく向上させるといつた優れた特徴を有する
ものである。尚、本発明のインキは筆記具用とし
て説明したがスタンプ用、印刷用、記録計用、ジ
エツト印刷用としても広く使用しうるものであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 インキ全量に対して50重量%以下の一般式 R−CONH・CH2・SO3X(R=低級アルキル
基;X=H、アルカリ金属、NH4) …(1) で示されるアシルアミノメタンスルフオン酸
(塩)と、カチオン基をもたない水溶性染料と、
水とから少なくともなることを特徴とする水性イ
ンキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56114894A JPS5815577A (ja) | 1981-07-21 | 1981-07-21 | 水性インキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56114894A JPS5815577A (ja) | 1981-07-21 | 1981-07-21 | 水性インキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5815577A JPS5815577A (ja) | 1983-01-28 |
| JPH0125794B2 true JPH0125794B2 (ja) | 1989-05-19 |
Family
ID=14649304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56114894A Granted JPS5815577A (ja) | 1981-07-21 | 1981-07-21 | 水性インキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5815577A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01190601A (ja) * | 1988-01-25 | 1989-07-31 | Kurita Water Ind Ltd | 包接化合物の製造方法 |
-
1981
- 1981-07-21 JP JP56114894A patent/JPS5815577A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5815577A (ja) | 1983-01-28 |
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