JPH0128758B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0128758B2
JPH0128758B2 JP3089982A JP3089982A JPH0128758B2 JP H0128758 B2 JPH0128758 B2 JP H0128758B2 JP 3089982 A JP3089982 A JP 3089982A JP 3089982 A JP3089982 A JP 3089982A JP H0128758 B2 JPH0128758 B2 JP H0128758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydroxypregna
carbaldehyde
dien
reaction
diene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3089982A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58148900A (ja
Inventor
Masayasu Fumino
Hidemi Harada
Masao Tsuji
Yoshihiro Ichihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP3089982A priority Critical patent/JPS58148900A/ja
Priority to EP83101884A priority patent/EP0087787B1/en
Priority to DE8383101884T priority patent/DE3360856D1/de
Publication of JPS58148900A publication Critical patent/JPS58148900A/ja
Priority to US06/911,970 priority patent/US4867914A/en
Publication of JPH0128758B2 publication Critical patent/JPH0128758B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steroid Compounds (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−
ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒド及び
その製造法に関する。 本発明により提供される12α−ヒドロキシプレ
グナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブ
アルデヒドは公知文献に未記載の新規化合物であ
り、優れた抗炎症作用を有するプレドニゾン、プ
レドニゾロンに代表されるコルチコイド系ステロ
イドの合成原料となる12α−ヒドロキシプレグナ
−1,4−ジエン−3,20−ジオンを製造するた
めの中間体として有用である。 従来、プレドニゾンの製造法としては、デオキ
シコール酸を出発原料として20数段階の工程を経
る方法〔エル・エフ・フイーザー、エム・フイー
ザー共著;ステロイド(レインホルド社発行、
1959年)、634〜647頁参照〕が知られているが、
この方法は用いる試薬が高価であるうえに工程が
長く、工業的実施には必ずしも適していない。 本発明者らは、プレドニゾンを製造するために
有用な中間体について鋭意検討した結果、12α−
ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン
−20α−カルブアルデヒドがデオキシコール酸及
び/又はその塩に微生物を作用させることによつ
て容易に得られ、かつ簡単にプレドニゾンの含成
原料となる12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−
ジエン−3,20−ジオンに導きうることを見出
し、本発明を完成するに至つた。 (上記式中、Rは水素原子、アルカリ金属又はア
ルカリ土類金属を示し、R1はアルキル基を示
す。) 本発明によれば、デオキシコール酸及び/又は
その塩を基質として12α−ヒドロキシプレグナ−
1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデ
ヒドを生産するアルカリゲネス属に属する細菌
を、デオキシコール酸及び/又はその塩を含む培
地に培養することにより、12α−ヒドロキシプレ
グナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブ
アルデヒドを高選択率、高収率で得ることができ
る。 上記のアルカリゲネス属に属する細菌として
は、アルカリゲネス・フエカリスD4020−K15
(Alcaligenes faecalis D4020−K15)菌株(微
工研条寄第204号)がある。この菌株は土壤中か
ら取得したアルカリゲネス・フエカリスD4020
(Alcaligenes faecalis D4020)菌株(微工研条
寄第182号)に突然変異処理を施して得られた変
異株である。 アルカリゲネス・フエカリスD4020菌株及びア
ルカリゲネス・フエカリスD4020−K15菌株の菌
株的性質を列挙すると次表のとおりである。
【表】
【表】 上記の表に示した菌学的性質に基づき、アルカ
リゲネス・フエカリスD4020菌株及びアルカリゲ
ネス・フエカリスD4020−K15菌株の同定を行な
つた。アルカリゲネス・フエカリスD4020菌株
は、桿菌であること、周鞭毛を有していること、
グラム染色が陰性であることなどの顕微鏡的所見
並びにオキシダーゼ反応及びカタラーゼ反応がと
もに陽性であること、好気性であること、O−F
テストの結果が酸化的(Oxidative)であること
などの生理学的性質からバージエイズ・マニユア
ル・オブ・デイターミネイテイブ・バクテリオロ
ジー第7版及び第8版に基づき、アルカリゲネス
属に属する細菌であると同定した。さらにアルカ
リゲネス・フエカリスD4020菌株は、ゼラチンを
液化しない点、ミルクがアルカリ性となる以外に
変化しない点及び脱窒反応がない点から、アルカ
リゲネス属のフエカリス種に属する細菌であると
同定した。また、一般に突然変異株はその親株と
同じ種に属するものと考えられており、アルカリ
ゲネス・フエカリスD4020−K15菌株はアルカリ
ゲネス属のフエカリス種に属する細菌であると判
定した。 本発明による12α−ヒドロキシプレグナ−1,
4−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒド
の生産は、デオキシコール酸及び/又はその塩を
基質として12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−
ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒドを生
産するアルカリゲネス属に属する細菌を、デオキ
シコール酸及び/又はその塩を含む培地に培養す
ることにより行なわれる。デオキシコール酸の塩
としては具体的にはデオキシコール酸のナトリウ
ム、カリウムなどのアルカリ金属の塩又はカルシ
ウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属の塩
が挙げられる。デオキシコール酸及び/又はその
塩の濃度は通常約1〜200g/の範囲でよいが、
生産される12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−
ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒドの収
量、培養条件及び操作性などの経済的観点から約
10〜100g/の範囲が好ましい。培養方法は原
則的には一般微生物の好気培養で採用される方法
と同じであるが、通常は液体培地による振盪培養
法又は通気撹拌培養法が用いられる。培地は上記
のデオキシコール酸及び/又はその塩を基質とし
て12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−
3−オン−20α−カルブアルデヒドを生産するア
ルカリゲネス属に属する細菌が資化利用できる栄
養源を含有するものであればよい。炭素源として
はデオキシコール酸及び/又はその塩を単一炭素
源としてもよく、或いはデオキシコール酸及び/
又はその塩にグルコース、グリセリン、ペプト
ン、肉エキス、酵母エキスなどを併用してもよ
い。また窒素源としては、例えば硫酸アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、燐酸アンモニウム、硝酸
アンモニウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウムな
どの無機窒素源、又はポリペプトン、ペプトン、
肉エキスなどの無機窒素源が用いられる。また、
この他に燐酸水素2カリウム、燐酸2水素カリウ
ム、硫酸マグネシウムなどの無機塩類が添加され
る。培養条件に特徴はないが、通常25〜35℃で10
時間〜7日間振盪培養又は通気撹拌培養を行な
う。 このようにして培養液中に蓄積された12α−ヒ
ドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン−
20α−カルブアルデヒドは、基質のデオキシコー
ル酸又はその塩と比較して水に対する溶解度が著
しく小さく、通常は培養液中に析出沈澱してく
る。この12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジ
エン−3−オン−20α−カルブアルデヒドを分離
採取するには、沈澱している12α−ヒドロキシプ
レグナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カル
ブアルデヒドをデカンテーシヨンにより浮遊して
いる菌体を含む培養液から分離するか、または浮
遊している菌体が沈澱しないような回転数で遠心
分離を行ない、析出している12α−ヒドロキシプ
レグナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カル
ブアルデヒドを沈澱させたのち上記のデカンテー
シヨンにより12α−ヒドロキシプレグナ−1,4
−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒドを
分離する方法が採られる。沈澱した12α−ヒドロ
キシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン−20α
−カルブアルデヒドを除去した培養液に含まれる
菌体その他の不溶成分を濾過又は遠心分離などに
より分離除去して得られた培養濾液又は上清に、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウムなどのアルカリを加えてその培養濾液又は
上清をアルカリ性としたのち、上記のアルデヒド
を溶解しかつ水と相分離する有機溶媒、例えば酢
酸エチル、クロロホルム、クロロホルムとメタノ
ールの混合液などを用いて抽出操作を行ない、得
られた抽出液を集め、これより溶媒を溜去するこ
とによつて、培養液中に溶解している12α−ヒド
ロキシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン−
20α−カルブアルデヒドを回収することができ
る。この有機溶媒による抽出操作は培養濾液又は
上清についてのみでなく、培養液そのものについ
て行なうことができる。上記の方法で得られた沈
澱物又は抽出物中には12α−ヒドロキシプレグナ
−1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブアル
デヒドの他に残存基質のデオキシコール酸及び/
又はその塩並びに副生物がほとんど含まれておら
ず、例えばメタノール水溶液からの再結晶により
容易に高純度の12α−ヒドロキシプレグナ−1,
4−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒド
を取得することができる。 本発明により得られる12α−ヒドロキシプレグ
ナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブア
ルデヒドは、(方法−1)これを炭酸カリウム、
酸化バリウムなどの脱水剤の存在下にピペリジン
と反応させて12α−ヒドロキシ−22−(N−ピペ
リジル)ビスノル−1,4,20(22)−コラトリエ
ン−3−オンとし、ついでこの生成物をオゾン酸
化することにより12α−ヒドロキシプレグナ−
1,4−ジエン−3,20−ジオンに誘導できる。 また(方法−2)によれば、12α−ヒドロキシ
プレグナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カ
ルブアルデヒドと一般式() R1COOH …() (式中、R1はアルキル基を表わす。)で示される
カルボン酸又はその反応性誘導体、例えば酸ハラ
イド、酸無水物などとを常法により反応させるこ
とにより一般式()で示される12α−アシルオ
キシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン−20α
−カルブアルデヒドが得られる。代表的な反応例
として挙げられる12α−ヒドロキシプレグナ−
1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデ
ヒドと一般式()で示されるカルボン酸のクロ
ライドとの反応はトリエチルアミン、ピリジンな
どの第3級アミンの存在下に行なわれる。この反
応は溶媒中で行なうのが好ましく、溶媒として塩
化メチレン、クロロホルム又はこれらとベンゼ
ン、トルエン、酢酸エチルなどとの混合溶媒が好
ましく用いられる。この反応は通常室温で行なう
が、必要に応じて約60℃までの加温下に行なうこ
ともできる。反応後、反応混合物を希塩酸水、重
曹水、水などで洗滌したのち乾燥し、ついでこれ
より低沸点物を留去することにより一般式()
で示される12α−アシルオキシプレグナ−1,4
−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒドの
粗生成物を得る。この粗生成物をそのまま次の反
応に用いることができる。一般式()で示され
る12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−
3−オン−20α−カルブアルデヒドとピペリジ
ン、ピロリジン、モルホリンなどの第2級アミン
とを反応させることにより一般式()で示され
るエナミンが生成する。第2級アミンは一般式
()で示される12α−アシルオキシプレグナ−
1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデ
ヒドに対して等モル〜2倍モル量用いる。反応中
に副生する水を、ベンゼン、トルエンなどの水と
共沸する溶媒を用いて加熱還流下に反応系から除
去する。この反応は特に触媒を要しないが、p−
トルエンスルホン酸などの触媒の存在下に反応を
行なうこともできる。反応後、反応混合物から減
圧下に低沸点物を留去することにより、一般式
()で示されるエナミンの粗生成物が得られる。
この粗生成物をそのまま次の反応に用いることが
できる。一般式()で示されるエナミンをオゾ
ン酸化又は無水クロム酸、ピリジニウムクロルク
ロメート、重クロム酸ナトリウムなどを用いて酸
化することにより、一般式()で示される12α
−アシルオキシプレグナ−1,4−ジエン−3,
20−ジオンを得ることができる。なお、無水クロ
ム酸を用いる酸化反応は通常ピリジン溶媒中で行
なう。この場合、一般式()で示されるエナミ
ンを溶解させたピリジン溶液に無水クロム酸とピ
リジンの混合液を徐々に加えるか、又は無水クロ
ム酸とピリジンの混合液に一般式()で示され
るエナミンを溶解させたピリジン溶液を徐々に加
えることにより反応を行なう。この酸化反応は氷
冷下ないしは室温下に行なわれる。反応後、反応
混合物をベンゼン、トルエンなどで希釈し、これ
より固形物を濾過により除去したのち、濾液に希
塩酸水を加え、ついでベンゼン、トルエンなどで
抽出し、抽出液から低沸点物を留去することによ
り、一般式()で示される12α−アシルオキシ
プレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオンの粗
生成物が得られる。この粗生成物を必要に応じて
シリカゲルカラムクロマトグラフイーにより精製
するか、再結晶法により精製することにより高純
度の一般式()で示される12α−ヒドロキシプ
レグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオンを得る
ことができる。一般式()で示される12α−ア
シルオキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−
ジオンを通常の加水分解反応に付することにより
12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−
3,20−ジオンが得られる。例えば、この加水分
解反応はメタノール、エタノールなどの溶媒中で
水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどの存在
下、室温ないし溶媒の還流温度で行なわれる。反
応後、反応混合物を減圧下に濃縮し、ついでベン
ゼン、トルエンなどで希釈し、水、希塩酸水など
で洗滌し、乾燥したのち、これより低沸点物を留
去することにより12α−ヒドロキシプレグナ−
1,4−ジエン−3,20−ジオンの粗生成物が得
られる。この粗生成物は例えば酢酸エチルなどか
ら再結晶することにより精製することができる。 12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−
3,20−ジオンは例えば次の方法によりプレドニ
ゾンに誘導できる。 〔上記式中、Meはメチルを表わし、Acはアセチ
ル基を表わす。〕 すなわち、12α−ヒドロキシプレグナ−1,4
−ジエン−3,20−ジオンを三酸化クロムで酸化
し、さらにその酸化生成物を水酸化カリウムの存
在下に二酸化セレンで酸化することによりプレグ
ナ−1,4,9(11)−トリエン−3,12,20−ト
リオンを得る。このプレグナ−1,4,9(11)−
トリエン−3,12,20−トリオンを白金の存在下
に水素添加することにより12α−ヒドロキシプレ
グナ−1,4,9(11)−トリエン−3,20−ジオ
ンとし、ついでこの生成物に酸性条件下でメタノ
ールを作用させて12α−メトキシプレグナ−1,
4,9(11)−トリエン−3,20−ジオンを得、こ
の生成物に塩化水素を作用させることにより12−
クロロプレグナ−1,4,9(11)−トリエン−
3,20−ジオンを得る。この12−クロロプレグナ
−1,4,9(11)−トリエン−3,20−ジオンを
炭酸水素ナトリウムで処理することによりプレグ
ナ−1,4,11−トリエン−3,20−ジオンを
得、この生成物に臭素を作用させて11,12−ジブ
ロモプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン
とし、ついでこれをクロム酸銀及び三酸化クロム
の存在下に加水分解することにより12−ブロモプ
レグナ−1,4−ジエン−3,11,20−トリオン
を得、この生成物に金属亜鉛を作用させてプレグ
ナ−1,4−ジエン−3,11,20−トリオンとす
る。このプレグナ−1,4−ジエン−3,11,20
−トリオンを無水酢酸で処理することにより20−
アセトキシ−1,4,17(20)−トリエン−3,11
−ジオンを得る。この生成物に過テレフタル酸を
作用させることにより20−アセトキシ−17α,
20α−エポキシプレグナ−1,4−ジエン−3,
11−ジオンとし、これを加水分解して17α−ヒド
ロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,11,20−
トリオンを得、ついでこの生成物にヨードを作用
させて17α−ヒドロキシ−21−ヨードプレグナ−
1,4−ジエン−3,11,20−トリオンを得る。
この17α−ヒドロキシ−21−ヨードプレグナ−
1,4−ジエン−3,11,20−トリオンをアセト
ン中で酢酸カリウムで処理することにより21−ア
セトキシ−17α−ヒドロキシプレグナ−1,4−
ジエン−3,11,20−トリオンとし、これを加水
分解することによりプレドニゾンを得ることがで
きる。 また12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエ
ン−3,20−ジオンは次の方法により公知化合物
であるプレグナ−1,4,11(12)−トリエン−
3,20−ジオンを経由してプレドニゾン、さらに
はプレドニゾロンに誘導できる。 (上記式中、R2はアルキル基を表わす。) すなわち、12α−ヒドロキシプレグナ−1,4
−ジエン−3,20−ジオンを通常のスルホネート
化反応に付することにより、一般式()で示さ
れるスルホネートが得られる。例えば、このスル
ホネート化反応は、12α−ヒドロキシプレグナ−
1,4−ジエン−3,20−ジオンをピリジン、ピ
コリン又はこれらとベンゼン、トルエンなどとの
混合溶媒に溶解し、この溶液に一般式() R2SO2Cl …() (式中、R2はアルキル基を表わす。)で示される
スルホン酸クロライドを該12α−ヒドロキシプレ
グナ−1,4−ジエン−3,20−ジオンに対し等
モル〜2倍モル量加え、室温ないしは必要に応じ
て約80℃までの加温下に行なわれる。反応後、反
応混合物を希塩酸水などにあけ、ベンゼンなどで
抽出し、抽出液を希塩酸水、重曹水、水などで洗
滌し、乾燥したのち、これにより低沸点物を留去
することにより一般式()で示されるスルホネ
ートの粗生成物が得られる。この粗生成物を例え
ば酢酸エチルなどから再結晶することにより高純
度の一般式()で示されるスルホネートを得る
ことができる。一般式()で示されるスルホネ
ートは、これを脱スルホン酸反応に付することに
より、公知化合物であるプレグナ−1,4,11
(12)−トリエン−3,20−ジオンに誘導される。
この脱スルホン酸反応は通常、酢酸カリウム、塩
化リチウム、コリジン、ポタシウムt−ブトキサ
イドなどの反応助剤(スルホン酸を捕捉すること
ができる化合物)の存在下に行なわれる。反応助
剤の使用量は一般式()で示されるスルホネー
トに対して等モル〜20倍モル量である。この反応
はヘキサメチルホスホルトリアミド、N,N−ジ
メチルホルムアミドなどの溶媒中で行なうのが好
ましく、通常約80〜140℃の温度下に加熱して行
なわれる。プレグナ−1,4,11(12)−トリエン
−3,20−ジオンは常法によりプレドニゾン、さ
らにはプレドニゾロンに誘導される。 以下、実施例及び参考例によつて本発明をさら
に詳細に説明する。 参考例 1 アルカリゲネス・フエカリスD4020−K15菌株
の取得方法 培地1(組成:デオキシコール酸0.5%、水酸化
ナトリウム0.05%、ペプトン0.5%、酵母エキス
0.5%、塩化ナトリウム0.5%及び寒天1.5%)スラ
ントに生育させたアルカリゲネス・フエカリス
D4020菌株の一白金耳を、予め試験管内に準備し
た培地2(組成:デオキシコール酸2%、水酸化
ナトリウム0.2%、硝酸アンモニウム0.2%、燐酸
2水素カリウム0.1%、燐酸水素2カリウム0.6
%、硫酸マグネシウム・7水和物0.02%及び酵母
エキス0.02%)の10mlに植菌し、30℃で8〜10時
間振盪培養した。この培養液の0.3mlを予め試験
管に準備した培地3(組成:デオキシコール酸0.5
%、水酸化ナトリウム0.05%、グルコース0.1%、
硝酸アンモニウム0.2%、燐酸2水素カリウム0.1
%、燐酸水素2カリウム0.6%、硫酸マグネシウ
ム・7水和物0.02%及び酵母エキス0.02%)の10
mlに加え、30℃で10〜15時間培養した。ついで、
この対数増殖期にある菌体を0.45μのメンブレン
フイルターで無菌的に濾過集菌し、0.1M燐酸塩
緩衝液(PH:7.0)20mlで洗滌後、同じ緩衝液25
mlに懸濁させた。これに終濃度が20μg/mlにな
るようにN−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロ
ソグアニジンを添加し、30℃で10〜15分間振盪す
ることにより突然変異処理を行なつた。突然変異
処理を施した菌体を0.45μのメンブレンフイルタ
ーで濾過集菌し、0.1M燐酸塩緩衝液(PH:7.0)
20mlで洗滌後、同じ緩衝液20mlに懸濁した。得ら
れた菌懸濁液を滅菌生理食塩水で希釈し、それを
培地4(組成:デオキシコール酸0.5%、水酸化ナ
トリウム0.05%、硝酸アンモニウム0.2%、燐酸
2水素カリウム0.1%、燐酸水素2カリウム0.6
%、硫酸マグネシウム・7水和物0.02%、酵母エ
キス0.02%及び寒天1.5%)の寒天平板上に500〜
1000個のコロニーを出現させるように塗布したの
ち、30℃で3〜4日間培養した。出現したコロニ
ー中の極小コロニーを培地1のスラントに単離し
たのち、その一白金耳を予め試験管に準備した培
地5(組成:デオキシコール酸0.2%、水酸化ナト
リウム0.02%、グルコース0.1%、硝酸アンモニ
ウム0.2%、燐酸2水素カリウム0.1%、燐酸水素
2カリウム0.6%、硫酸マグネシウム・7水和物
0.02%及び酵母エキス0.02%)の10mlに植菌し、
30℃で24時間振盪培養した。得られたそれぞれの
培養液中の生産物を薄層クロマトグラフイーによ
り検定し、上記の培養条件下で12α−ヒドロキシ
プレグナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カ
ルブアルデヒドを選択的に蓄積している一菌株を
見い出し、これをアルカリゲネス・フエカリス
D4020−K15と命名した。 実施例 1 アルカリゲネス・フエカリスD4020−K15菌株
(微工研条寄第204号)を次に示す方法で培養し
た。デオキシコール酸1.0g、グルコース0.1g、
硝酸アンモニウム0.2g、燐酸2水素カリウム
0.12g、燐酸水素カリウム0.61g、硫酸マグネシ
ウム・7水和物0.02g、酵母エキス0.02g及び水
酸化ナトリウム0.1gに水道水を加えて容量を100
ml(PH:8.4)に調整し、これを培地とした。こ
の培地を500ml容坂口フラスコに入れ、120℃で15
分間、蒸気殺菌を行なつた。予め上記の培地と同
じ培地で試験管振盪機にて1日間増殖させた種菌
の10mlを上記の500ml容坂口フラスコに添加し、
30℃で2日間振盪培養した。培養後、この培養液
を集め、遠心分離機で培養中に生じた沈澱物と菌
体とからなる混合物を培養液上清と分離した。こ
の混合物に1規定の水酸化ナトリウム水溶液を加
えることにより、この溶液のPHを9に調整し、つ
いでこの溶液を酢酸エチル200mlで抽出した。一
方、培養液上清に1規定の水酸化ナトリウム水溶
液を加え、この溶液のPHを9に調整したのち、こ
の溶液を酢酸エチル200mlで抽出した。この抽出
液と上記で得られた抽出液との混合液を無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、ロータリー・エバポレータ
ーで酢酸エチルを溜去することにより、12α−ヒ
ドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン−
20α−カルブアルデヒドを700mg得た。 得られた12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−
ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒドの一
部を取り、これにメタノールを加えて1%溶液と
し、この溶液25μをミクロボンダパツクC−18
カラムを備えた高速液体クロマトグラフイー(米
国ウオーターズ社製、HLC−GPC−244型)に注
入した。移動相としてPH4.0に調整した水/メタ
ノールの25/75容量比の混合液を流速1ml/分で
流し、検出を屈折率方式で行なつた。得られた液
体クロマトグラムにおける各ピークの面積比を積
分計(島津製作所製、島津クロマトパツクC−
R1A)で求め、この面積比から上記の12α−ヒド
ロキシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン−
20α−カルブアルデヒドの純度を求めたところ、
96%であつた。 上記で得られた12α−ヒドロキシプレグナ−
1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデ
ヒドの確認を下記の方法で行なつた。 融点:194〜201℃ マススペクトルm/Z:342〔M〕+

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン
    −3−オン−20α−カルブアルデヒド。 2 デオキシコール酸及び/又はその塩を基質と
    して12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン
    −3−オン−20α−カルブアルデヒドを生産する
    アルカリゲネス属に属する細菌を、デオキシコー
    ル酸及び/又はその塩を含む培地に培養すること
    を特徴とする12α−ヒドロキシプレグナ−1,4
    −ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒドの
    製造法。
JP3089982A 1982-02-26 1982-02-26 12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒド及びその製造法 Granted JPS58148900A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3089982A JPS58148900A (ja) 1982-02-26 1982-02-26 12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒド及びその製造法
EP83101884A EP0087787B1 (en) 1982-02-26 1983-02-25 Pregnane derivatives and method of producing the same
DE8383101884T DE3360856D1 (en) 1982-02-26 1983-02-25 Pregnane derivatives and method of producing the same
US06/911,970 US4867914A (en) 1982-02-26 1986-09-26 Pregnane derivatives and method of producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3089982A JPS58148900A (ja) 1982-02-26 1982-02-26 12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒド及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58148900A JPS58148900A (ja) 1983-09-05
JPH0128758B2 true JPH0128758B2 (ja) 1989-06-05

Family

ID=12316572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3089982A Granted JPS58148900A (ja) 1982-02-26 1982-02-26 12α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3−オン−20α−カルブアルデヒド及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58148900A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58148900A (ja) 1983-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NO129337B (ja)
KR960013094B1 (ko) 에이. 심플렉스(A. simplex)에 의한 스테로이드성 21-에스테르의 1,2-탈수소화
EP0011235B1 (en) 9-alpha-hydroxy-3-oxopregna-4,17(20)-diene-20-carboxylic acid and its methyl ester and methods for the microbiological production thereof
JPH0128758B2 (ja)
JPH0338838B2 (ja)
JP2006507369A (ja) 5−アンドロステン−3β−オールステロイド中間体およびそれらの製法
JPH0369918B2 (ja)
EP0087787B1 (en) Pregnane derivatives and method of producing the same
JPH0357919B2 (ja)
EP0941361B1 (en) A method for the preparation of steroid compounds
EP0117266B1 (en) 12-alpha-substituted pregna-1,4-diene-3,20-diones
JPH0158199B2 (ja)
JPS6155953B2 (ja)
GB1576129A (en) Process for the manufacture of -androsten-17-one derivatives and their use
JPS6137280B2 (ja)
JPH0460480B2 (ja)
JPH0367078B2 (ja)
NO132236B (ja)
JPH0359916B2 (ja)
JPH0359915B2 (ja)
JPH0696592B2 (ja) 17β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒドロキシプロピル)アンドロスタ−4,6−ジエン−3−オンの製造方法
JPH0215197B2 (ja)
JPS637795A (ja) 7α−ヒドロキシアンドロスタ−4−エン−3,17−ジオンの製造方法
IE54751B1 (en) Gestagenically active 11beta-chloro-delta15-steroids and their manufacture and use
JPS6212235B2 (ja)