JPH0210808B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210808B2 JPH0210808B2 JP55183816A JP18381680A JPH0210808B2 JP H0210808 B2 JPH0210808 B2 JP H0210808B2 JP 55183816 A JP55183816 A JP 55183816A JP 18381680 A JP18381680 A JP 18381680A JP H0210808 B2 JPH0210808 B2 JP H0210808B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kallidinogenase
- spray
- drying
- stable
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
Description
本発明は安定なカリジノゲナーゼ粉末組成物の
製法に係る。 カリジノゲナーゼは、ヒトを含む動物の尿、血
清、唾液、汗、涙、顎下線、膵臓、副性腺、腎臓
等に汎く分布している生体内酵素であつて、悩血
管障害、冠動脈性心臓疾患、高血圧症、四肢末梢
血行障害、メニエル氏症候群等の治療に用いられ
る医薬として極めて重要である。 カリジノゲナーゼ溶液は極めて不安定な物質で
あるために、その抽出精製及び製剤加工には活性
度の低下を極力抑えるための種々の提案がなされ
て来た。例えば精製法としては種々の方法が提案
されているが、その最終段階である乾燥に関して
は凍結乾燥が常法とされている。しかしながら、
凍結乾燥を行なうには大規模な設備と可成りの時
間とを要し、この方法はカリジノゲナーゼの工業
的生産方法としては好ましくない。一方経時的変
化によるカリジノゲナーゼの活性度低下を阻止す
るために安定化剤を使用する製剤加工法が提案さ
れており、このための安定化剤としては酵素の安
定化剤として従来から知られているアミノ酸類、
グリオキサール、グルタールアルデヒド、エチレ
ンジアミン等が用いられている。然るに、これら
公知の安定化剤を使用して得られた製剤は活性度
の低下を充分に抑止することができず、そのため
に従来のカリジノゲナーゼ製剤の有効期限は1乃
至2年に限られて来た。 斯くて、本発明の目的は安定性に優れたカリジ
ノゲナーゼ粉末組成物を効率良く且つ廉価な設備
をもつて製造する方法を提供することにある。 本発明のこの目的は、カリジノゲナーゼ溶液に
薬効を呈しない量のアルブミンと、必要に応じ糖
類系賦形剤とを添加混合し、次いで得たる混合物
をスプレードライすることにより達成される。 本発明により得られるカリジノゲナーゼ粉末組
成物はカリジノゲナーゼ150万単位/g当りアル
ブミンを約38g含有しているのが有利である。本
発明方法において、場合により用いられる糖類系
賦形剤としてはマンニツト、乳糖、白糖等を例示
することができる。 スプレードライに際しては入口温度を110〜120
℃に、又出口温度を50〜60℃に設定するのが、活
性収率低下を阻止する上で有利である。 尚、スプレードライに際してのドライヤのスピ
ンドル回転数は毎分20000乃至40000回転が選択さ
れる。 本発明方法に於てはこのように従来の凍結乾燥
に代えてスプレー乾燥が用いられるので、その実
施設備が低廉となり、且つ高速処理が可能となる
と謂う附加的利点が本発明では得られる。 次に、実施例等に関連して本発明を説明する。
尚、各例に於けるスプレードライ条件はスピンド
ル回転数が毎分30000回転であり、入口及び出口
温度はそれぞれ110〜120℃及び50〜60℃に設定さ
れた。 実施例 1 ブタ膵臓から抽出されたブタ膵性粗カリジノゲ
ナーゼ溶液(28単位/ml)10をスプレードライ
ヤにて粉末化した。粉末回収率は97.0%であり、
活性収率は98.8%であつた。 例 2 カリジノゲナーゼ溶液(300単位/ml)1に
アルブミンとマンニツトとの混合末(1対7)60
gを混和し、この混合物をスプレードライヤにて
粉末化した。粉末回収率は98.5%であり、活性収
率は101.7%であつた。 例 3 ブタ膵臓から抽出されたブタ膵性粗カリジノゲ
ナーゼ溶液をDEAEセルロースにて精製した。こ
の精製溶液(60単位/ml)5にアルブミンとマ
ンニツトとの混合末(1対7)40gを混和し、こ
の混合物をスプレードライヤにて粉末化した。粉
末回収率は98.0%であり、活性収率は102.1%で
あつた。 例 4 カリジノゲナーゼ溶液(300単位/ml〔精製活
性1500単位/mg〕)1にアルブミンと乳糖との
混合末(1対6.5)60gを混和し、この混合物を
スプレードライヤにて粉末化した。粉末回収率は
98.9%であり、活性収率は100.9%であつた。 比較例1〜9及び例5〜6 2000単位量のカリジノゲナーゼ溶液(1500単
位/mgのものを使用)を用い且つマンニツトを賦
形剤として、公知安定化を用いた場合と本発明に
よりアルブミンを用いた場合との比較実験を例1
乃至4に準じた手法で行つたところ次の結果が得
られた。
製法に係る。 カリジノゲナーゼは、ヒトを含む動物の尿、血
清、唾液、汗、涙、顎下線、膵臓、副性腺、腎臓
等に汎く分布している生体内酵素であつて、悩血
管障害、冠動脈性心臓疾患、高血圧症、四肢末梢
血行障害、メニエル氏症候群等の治療に用いられ
る医薬として極めて重要である。 カリジノゲナーゼ溶液は極めて不安定な物質で
あるために、その抽出精製及び製剤加工には活性
度の低下を極力抑えるための種々の提案がなされ
て来た。例えば精製法としては種々の方法が提案
されているが、その最終段階である乾燥に関して
は凍結乾燥が常法とされている。しかしながら、
凍結乾燥を行なうには大規模な設備と可成りの時
間とを要し、この方法はカリジノゲナーゼの工業
的生産方法としては好ましくない。一方経時的変
化によるカリジノゲナーゼの活性度低下を阻止す
るために安定化剤を使用する製剤加工法が提案さ
れており、このための安定化剤としては酵素の安
定化剤として従来から知られているアミノ酸類、
グリオキサール、グルタールアルデヒド、エチレ
ンジアミン等が用いられている。然るに、これら
公知の安定化剤を使用して得られた製剤は活性度
の低下を充分に抑止することができず、そのため
に従来のカリジノゲナーゼ製剤の有効期限は1乃
至2年に限られて来た。 斯くて、本発明の目的は安定性に優れたカリジ
ノゲナーゼ粉末組成物を効率良く且つ廉価な設備
をもつて製造する方法を提供することにある。 本発明のこの目的は、カリジノゲナーゼ溶液に
薬効を呈しない量のアルブミンと、必要に応じ糖
類系賦形剤とを添加混合し、次いで得たる混合物
をスプレードライすることにより達成される。 本発明により得られるカリジノゲナーゼ粉末組
成物はカリジノゲナーゼ150万単位/g当りアル
ブミンを約38g含有しているのが有利である。本
発明方法において、場合により用いられる糖類系
賦形剤としてはマンニツト、乳糖、白糖等を例示
することができる。 スプレードライに際しては入口温度を110〜120
℃に、又出口温度を50〜60℃に設定するのが、活
性収率低下を阻止する上で有利である。 尚、スプレードライに際してのドライヤのスピ
ンドル回転数は毎分20000乃至40000回転が選択さ
れる。 本発明方法に於てはこのように従来の凍結乾燥
に代えてスプレー乾燥が用いられるので、その実
施設備が低廉となり、且つ高速処理が可能となる
と謂う附加的利点が本発明では得られる。 次に、実施例等に関連して本発明を説明する。
尚、各例に於けるスプレードライ条件はスピンド
ル回転数が毎分30000回転であり、入口及び出口
温度はそれぞれ110〜120℃及び50〜60℃に設定さ
れた。 実施例 1 ブタ膵臓から抽出されたブタ膵性粗カリジノゲ
ナーゼ溶液(28単位/ml)10をスプレードライ
ヤにて粉末化した。粉末回収率は97.0%であり、
活性収率は98.8%であつた。 例 2 カリジノゲナーゼ溶液(300単位/ml)1に
アルブミンとマンニツトとの混合末(1対7)60
gを混和し、この混合物をスプレードライヤにて
粉末化した。粉末回収率は98.5%であり、活性収
率は101.7%であつた。 例 3 ブタ膵臓から抽出されたブタ膵性粗カリジノゲ
ナーゼ溶液をDEAEセルロースにて精製した。こ
の精製溶液(60単位/ml)5にアルブミンとマ
ンニツトとの混合末(1対7)40gを混和し、こ
の混合物をスプレードライヤにて粉末化した。粉
末回収率は98.0%であり、活性収率は102.1%で
あつた。 例 4 カリジノゲナーゼ溶液(300単位/ml〔精製活
性1500単位/mg〕)1にアルブミンと乳糖との
混合末(1対6.5)60gを混和し、この混合物を
スプレードライヤにて粉末化した。粉末回収率は
98.9%であり、活性収率は100.9%であつた。 比較例1〜9及び例5〜6 2000単位量のカリジノゲナーゼ溶液(1500単
位/mgのものを使用)を用い且つマンニツトを賦
形剤として、公知安定化を用いた場合と本発明に
よりアルブミンを用いた場合との比較実験を例1
乃至4に準じた手法で行つたところ次の結果が得
られた。
【表】
【表】
【表】
及び経時的な活性変化
本発明方法に従いスプレードライ処理して得た
るカリジノゲナーゼ―アルブミン―マンニツト混
合末と、カリジノゲナーゼにマンニツトを加えた
だけのスプレードライ処理しない混合末との温度
条件に起因する及び経時的な活性変化を測定(測
定誤差±1〜2%)した処、次の結果が得られ
た。
本発明方法に従いスプレードライ処理して得た
るカリジノゲナーゼ―アルブミン―マンニツト混
合末と、カリジノゲナーゼにマンニツトを加えた
だけのスプレードライ処理しない混合末との温度
条件に起因する及び経時的な活性変化を測定(測
定誤差±1〜2%)した処、次の結果が得られ
た。
【表】
カリジノゲナーゼ単位
150万単位/gのカリジノゲナーゼにマンニツ
トを加えて5000単位/gとしたもの カリジノゲナーゼ処理品 150万単位/gのカリジノゲナーゼとアルブミ
ンとマンニツトを1:37.5:300の割合で混和し、
スプレードライ処理して粉末化したもの この結果から、本発明による組成物は温度に関
して安定であり、経時的な活性度低下が極めて低
いことが判る。
トを加えて5000単位/gとしたもの カリジノゲナーゼ処理品 150万単位/gのカリジノゲナーゼとアルブミ
ンとマンニツトを1:37.5:300の割合で混和し、
スプレードライ処理して粉末化したもの この結果から、本発明による組成物は温度に関
して安定であり、経時的な活性度低下が極めて低
いことが判る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カリジノゲナーゼ溶液に薬効を呈しない量の
アルブミンを添加混合し、次いで得たる混合物を
スプレードライすることを特徴とする、安定なカ
リジノゲナーゼ粉末組成物の製法。 2 入口温度110―120℃、出口温度50―60℃に設
定してスプレードライする、特許請求の範囲第1
項に記載の安定なカリジノゲナーゼ粉末組成物の
製法。 3 スピンドル回転数を毎分20000乃至40000回転
に設定してスプレードライする、特許請求の範囲
第1又は第2項に記載の安定なカリジノゲナーゼ
粉末組成物の製法。 4 カリジノゲナーゼ溶液に薬効を呈しない量の
アルブミンと糖類系賦形剤とを添加混合し、次い
で得たる混合物をスプレードライすることを特徴
とする、安定なカリジノゲナーゼ粉末組成物の製
法。 5 入口温度110―120℃、出口温度50―60℃に設
定してスプレードライする、特許請求の範囲第4
項に記載の安定なカリジノゲナーゼ粉末組成物の
製法。 6 スピンドル回転数を毎分20000乃至40000回転
に設定してスプレードライする、特許請求の範囲
第4又は第5項に記載の安定なカリジノゲナーゼ
粉末組成物の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55183816A JPS57108020A (en) | 1980-12-26 | 1980-12-26 | Stable kallidinogenase composition and its preparation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55183816A JPS57108020A (en) | 1980-12-26 | 1980-12-26 | Stable kallidinogenase composition and its preparation |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57108020A JPS57108020A (en) | 1982-07-05 |
| JPH0210808B2 true JPH0210808B2 (ja) | 1990-03-09 |
Family
ID=16142357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55183816A Granted JPS57108020A (en) | 1980-12-26 | 1980-12-26 | Stable kallidinogenase composition and its preparation |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57108020A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4684615A (en) * | 1983-06-06 | 1987-08-04 | Ciba Corning Diagnostics Corp. | Stabilized isoenzyme control products |
| JPS60161925A (ja) * | 1984-02-02 | 1985-08-23 | Sanwa Kagaku Kenkyusho:Kk | 安定なカリジノゲナーゼ打錠製剤の製法 |
| JPS61180723A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-13 | Sanwa Kagaku Kenkyusho:Kk | 易吸収性カリジノゲナ−ゼ製剤用組成物 |
| US5051406A (en) * | 1987-03-04 | 1991-09-24 | Nippon Hypox Laboratories Incorporated | Pharmaceutical composition using albumin as a carrier and process for producing the same |
| FR2754269B1 (fr) * | 1996-10-04 | 1998-11-13 | Rhodia Chimie Sa | Procede de preparation d'une composition comprenant une substance thermosensible |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6029688B2 (ja) * | 1980-02-15 | 1985-07-12 | 株式会社 ミドリ十字 | 医療用カリクレイン製剤 |
-
1980
- 1980-12-26 JP JP55183816A patent/JPS57108020A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57108020A (en) | 1982-07-05 |
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