JPH0212307B2 - - Google Patents
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- JPH0212307B2 JPH0212307B2 JP60208338A JP20833885A JPH0212307B2 JP H0212307 B2 JPH0212307 B2 JP H0212307B2 JP 60208338 A JP60208338 A JP 60208338A JP 20833885 A JP20833885 A JP 20833885A JP H0212307 B2 JPH0212307 B2 JP H0212307B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil chamber
- hydraulic
- support shaft
- motor
- end wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、車両用油圧式変速機、特に斜板式油
圧ポンプを囲繞する斜板式油圧モータのモータシ
リンダに分配端壁が設けられ、その分配端壁に
は、該分配端壁との間に油室を画成すべく基本的
に中空円筒状の支軸が固設され、その支軸内に
は、前記分配端壁に摺接する分配環を先端に有す
る固定軸が挿入されて、その固定軸により前記油
室が、該固定軸及び支軸間の環状の低圧油室と、
該支軸及び分配端壁間の高圧油室とに画成され、
前記分配端壁が、前記油圧ポンプ及び油圧モータ
間、並びに前記高圧油室及び低圧油室間での作動
油の授受を行うべく構成され、前記油圧ポンプ及
び油圧モータ間が油圧閉回路をなして連結される
形式の変速機に関する。
圧ポンプを囲繞する斜板式油圧モータのモータシ
リンダに分配端壁が設けられ、その分配端壁に
は、該分配端壁との間に油室を画成すべく基本的
に中空円筒状の支軸が固設され、その支軸内に
は、前記分配端壁に摺接する分配環を先端に有す
る固定軸が挿入されて、その固定軸により前記油
室が、該固定軸及び支軸間の環状の低圧油室と、
該支軸及び分配端壁間の高圧油室とに画成され、
前記分配端壁が、前記油圧ポンプ及び油圧モータ
間、並びに前記高圧油室及び低圧油室間での作動
油の授受を行うべく構成され、前記油圧ポンプ及
び油圧モータ間が油圧閉回路をなして連結される
形式の変速機に関する。
(2) 従来の技術
従来、斯かる油圧式変速機において低圧油室の
シールは、その低圧油室に隣接して前記支軸の内
周面と固定軸の外周面との間に介装した接触式の
弾性シール部材、例えばシールリングにより行う
ようにしていた。
シールは、その低圧油室に隣接して前記支軸の内
周面と固定軸の外周面との間に介装した接触式の
弾性シール部材、例えばシールリングにより行う
ようにしていた。
(3) 発明が解決しようとする課題
ところが斯かる油圧式変速機では、車両減速時
に油圧モータがポンプ作用を生じ、その吐出によ
り油圧ポンプがモータとして回転しようとするこ
とにより、エンジンブレーキ効果が得られるので
あるが、特に高速走行時にそのような減速作用を
生じると、前記シール部材に高回転摩擦および高
油圧が働き、該シール部材の耐久性能上好ましく
ない。
に油圧モータがポンプ作用を生じ、その吐出によ
り油圧ポンプがモータとして回転しようとするこ
とにより、エンジンブレーキ効果が得られるので
あるが、特に高速走行時にそのような減速作用を
生じると、前記シール部材に高回転摩擦および高
油圧が働き、該シール部材の耐久性能上好ましく
ない。
そこでこのような問題を解決するために、前記
支軸および固定軸間に、少なくとも何れか一方と
の間に所定の間〓を有する非接触式シール部材を
設けることが考えられるが、その場合、車両の通
常の運転状態では問題はないのであるが、特に減
速運転時には次のような、この種油圧式変速機に
特有の問題を生じることを本発明者等は究明し
た。即、油温が上昇して作動油の粘度が低下する
と、前記間〓から漏洩する油量が増加するが、こ
のような漏洩油の増加は、前記低圧油室が低下で
ある車両の通常運転時には問題とならないもの
の、特に減速運転時には、本来高圧となるべき低
圧油室内に油圧の低下を招いてエンジンブレーキ
効果を損なうという問題を生じるのである。
支軸および固定軸間に、少なくとも何れか一方と
の間に所定の間〓を有する非接触式シール部材を
設けることが考えられるが、その場合、車両の通
常の運転状態では問題はないのであるが、特に減
速運転時には次のような、この種油圧式変速機に
特有の問題を生じることを本発明者等は究明し
た。即、油温が上昇して作動油の粘度が低下する
と、前記間〓から漏洩する油量が増加するが、こ
のような漏洩油の増加は、前記低圧油室が低下で
ある車両の通常運転時には問題とならないもの
の、特に減速運転時には、本来高圧となるべき低
圧油室内に油圧の低下を招いてエンジンブレーキ
効果を損なうという問題を生じるのである。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、上記問
題を全て解決し得る車両用油圧式変速機を提供す
ることを目的とする。
題を全て解決し得る車両用油圧式変速機を提供す
ることを目的とする。
B 発明の構成
(1) 課題を解決するための手段
そして上記目的を達成するために本発明によれ
ば、斜板式油圧ポンプを囲繞する斜板式油圧モー
タのモータシリンダに分配端壁が設けられ、その
分配端壁には、該分配端壁との間に油室を画成す
べき基本的に中空円筒状の支軸が固設され、その
支軸内には、前記分配端壁に摺接する分配環を先
端に有する固定軸が挿入されて、その固定軸によ
り前記油室が、該固定軸及び支軸間の環状の低圧
油室と、該支軸及び分配端壁間の高圧油室とに画
成され、前記低圧油室に隣接して前記支軸の内周
面と前記固定軸の外周面との間にはシール部が設
けられ、前記分配端壁は、前記油圧ポンプ及び油
圧モータ間、並びに前記高圧油室及び低圧油室間
での作動油の授受を行うべく構成され、前記油圧
ポンプ及び油圧モータ間が油圧閉回路をなして連
結される車両用油圧式変速機において、前記シー
ル部は、前記固定軸及び支軸の何れか一方に一体
的に設けられると共に、その他方よりも熱膨張率
の大なる材料により、該他方との間に環状の微小
間〓を形成するように構成される。
ば、斜板式油圧ポンプを囲繞する斜板式油圧モー
タのモータシリンダに分配端壁が設けられ、その
分配端壁には、該分配端壁との間に油室を画成す
べき基本的に中空円筒状の支軸が固設され、その
支軸内には、前記分配端壁に摺接する分配環を先
端に有する固定軸が挿入されて、その固定軸によ
り前記油室が、該固定軸及び支軸間の環状の低圧
油室と、該支軸及び分配端壁間の高圧油室とに画
成され、前記低圧油室に隣接して前記支軸の内周
面と前記固定軸の外周面との間にはシール部が設
けられ、前記分配端壁は、前記油圧ポンプ及び油
圧モータ間、並びに前記高圧油室及び低圧油室間
での作動油の授受を行うべく構成され、前記油圧
ポンプ及び油圧モータ間が油圧閉回路をなして連
結される車両用油圧式変速機において、前記シー
ル部は、前記固定軸及び支軸の何れか一方に一体
的に設けられると共に、その他方よりも熱膨張率
の大なる材料により、該他方との間に環状の微小
間〓を形成するように構成される。
(2) 作用
上記構成によれば、シール部は、その相手部材
たる固定軸または支軸に対して非接触状態に保持
されるから、摩耗劣化する虞れがない上、車両の
減速運転時に発生する低圧油室内の高油圧に耐え
得る高剛性の材料で形成することが可能となる。
たる固定軸または支軸に対して非接触状態に保持
されるから、摩耗劣化する虞れがない上、車両の
減速運転時に発生する低圧油室内の高油圧に耐え
得る高剛性の材料で形成することが可能となる。
また上記シール部の熱膨張によれば、油温が上
昇して作動油の粘度が低下するにつれ、前記微小
間〓を小さくして該間〓からの作動油の漏洩量を
極力少なくすることができるから、車両の特に減
速運転時においても上記作動油の漏洩に因る低圧
油室内の油圧低下が起こらず、従つて常に良好な
エンジンブレーキ効果が得られる。
昇して作動油の粘度が低下するにつれ、前記微小
間〓を小さくして該間〓からの作動油の漏洩量を
極力少なくすることができるから、車両の特に減
速運転時においても上記作動油の漏洩に因る低圧
油室内の油圧低下が起こらず、従つて常に良好な
エンジンブレーキ効果が得られる。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の実施例について説明
すると、先ず本発明の第1実施例を示す第1図に
おいて、油圧式無段変速機Tと、前、後進歯車装
置Gとから車両用伝動装置が構成され、これら
T,Gはミツシヨンケース1内に収容される。
すると、先ず本発明の第1実施例を示す第1図に
おいて、油圧式無段変速機Tと、前、後進歯車装
置Gとから車両用伝動装置が構成され、これら
T,Gはミツシヨンケース1内に収容される。
油圧式無段変速機Tは、定容量型斜板式油圧ポ
ンプPと、可変容量型油圧モータMとより構成さ
れる。
ンプPと、可変容量型油圧モータMとより構成さ
れる。
油圧ポンプPは、左側に入力軸2、右端に支軸
3を突出させたポンプシリンダ4を有し、その入
力軸2は中応部で2分され、その両部分がスプラ
イン連結筒5を介して相互に軸方向にのみ移動可
能に連結され、そしてその先端部はミツシヨンケ
ース1の左側壁を貫通して外部に突出し、そこで
エンジンクランク軸Eに付設したフライホイール
6と連結される。
3を突出させたポンプシリンダ4を有し、その入
力軸2は中応部で2分され、その両部分がスプラ
イン連結筒5を介して相互に軸方向にのみ移動可
能に連結され、そしてその先端部はミツシヨンケ
ース1の左側壁を貫通して外部に突出し、そこで
エンジンクランク軸Eに付設したフライホイール
6と連結される。
ポンプシリンダ4には多数の貫通段付シリンダ
孔7,7…が該シリンダ4の回転中心を囲む環状
配列に穿設され、図示例では各段付シリンダ孔7
は、左半分が大径孔7l、右半分が小径孔7rと
され、それらの段差部が受圧部が受圧面8に形成
される。上記各段付シリンダ孔7には相対向する
大小一対のポンププランジヤ9l,9rが摺合し
てそれらの間にポンプ油室7Aを画成する。画プ
ランジヤ9l,9rはそれぞれ底部を外端に向け
た有底円筒形をなし、大径ポンププランジヤ9l
の中空部には両プランジヤ9l,9rを互いに離
反方向に弾発するコイルばね11が収容され、小
径ポンププランジヤ9rの中空部には、上記ばね
11内に挿入されてその座屈を防止するばね案内
棒10の基部が嵌着される。そのばね案内棒10
はポンププランジヤ9l,9rより比重の軽い材
料により成形されている。
孔7,7…が該シリンダ4の回転中心を囲む環状
配列に穿設され、図示例では各段付シリンダ孔7
は、左半分が大径孔7l、右半分が小径孔7rと
され、それらの段差部が受圧部が受圧面8に形成
される。上記各段付シリンダ孔7には相対向する
大小一対のポンププランジヤ9l,9rが摺合し
てそれらの間にポンプ油室7Aを画成する。画プ
ランジヤ9l,9rはそれぞれ底部を外端に向け
た有底円筒形をなし、大径ポンププランジヤ9l
の中空部には両プランジヤ9l,9rを互いに離
反方向に弾発するコイルばね11が収容され、小
径ポンププランジヤ9rの中空部には、上記ばね
11内に挿入されてその座屈を防止するばね案内
棒10の基部が嵌着される。そのばね案内棒10
はポンププランジヤ9l,9rより比重の軽い材
料により成形されている。
一方、油圧モータMは、ポンプシリンダ4を囲
繞する。それと同心のモータシリンダ12を有
し、このモータシリンダ12には多数の貫通シリ
ンダ孔13,13…が該シリンダ12の回転中心
を囲む環状配列に穿設され、またその右端には分
配端壁12aが一体に形成される。上記各孔13
には相向する同径一対のモータプランジヤ14
l,14rが摺合してそれらの間にモータ油室1
3Aを画成する。更にモータシリンダ12の左、
右両端面には中空の出力軸16および基本的に円
筒状の支軸17がそれぞれボルト15により固着
され、その出力軸16は外周面をベアリング18
を介してミツシヨンケース1の左端壁に支持さ
れ、その内周面ではベアリング19,20を介し
て前記入力軸2を支持する。また支軸17は外周
面をベアリンク21を介してミツシヨンケース1
の右端壁に支持される。モータシリンダ12はそ
の内側でポンプシリンダ4の支軸3をベアリング
22を介して支持し、そしてその支軸3端面と分
配端壁12aとを密接させる。支軸3の端部外周
にはモータシリンダ12の内周面に接するシール
リング23が嵌装される。
繞する。それと同心のモータシリンダ12を有
し、このモータシリンダ12には多数の貫通シリ
ンダ孔13,13…が該シリンダ12の回転中心
を囲む環状配列に穿設され、またその右端には分
配端壁12aが一体に形成される。上記各孔13
には相向する同径一対のモータプランジヤ14
l,14rが摺合してそれらの間にモータ油室1
3Aを画成する。更にモータシリンダ12の左、
右両端面には中空の出力軸16および基本的に円
筒状の支軸17がそれぞれボルト15により固着
され、その出力軸16は外周面をベアリング18
を介してミツシヨンケース1の左端壁に支持さ
れ、その内周面ではベアリング19,20を介し
て前記入力軸2を支持する。また支軸17は外周
面をベアリンク21を介してミツシヨンケース1
の右端壁に支持される。モータシリンダ12はそ
の内側でポンプシリンダ4の支軸3をベアリング
22を介して支持し、そしてその支軸3端面と分
配端壁12aとを密接させる。支軸3の端部外周
にはモータシリンダ12の内周面に接するシール
リング23が嵌装される。
またモータシリンダ12の内側には左方のポン
ププランジヤ9l群および右方のポンププランジ
ヤ9r群の各外端にそれらの軸線に対しそれぞれ
一定角度傾斜して当接する対称的配置の左右一対
のポンプ斜板24l,24rがスラストおよびラ
ジアルベアリング25l,26l;25r,26
rを介して支持される。而して各ポンプ斜板24
l,24rはモータシリンダ12との相対回転時
に、前記コイルばね11と協働して各ポンププラ
ンジヤ9l,9r群に往復運動を与えて吸入およ
び吐出行程を繰返させることができる。
ププランジヤ9l群および右方のポンププランジ
ヤ9r群の各外端にそれらの軸線に対しそれぞれ
一定角度傾斜して当接する対称的配置の左右一対
のポンプ斜板24l,24rがスラストおよびラ
ジアルベアリング25l,26l;25r,26
rを介して支持される。而して各ポンプ斜板24
l,24rはモータシリンダ12との相対回転時
に、前記コイルばね11と協働して各ポンププラ
ンジヤ9l,9r群に往復運動を与えて吸入およ
び吐出行程を繰返させることができる。
また油圧モータMにおいて、左方のモータプラ
ンジヤ14l群および右方のモータプランジヤr
群の各外端にそれぞれ当接する左右一対のモータ
斜板27l,27rが対称的に配置される。これ
らモータ斜板27l,17rをスラストおよびラ
ジアルベアリング28l,29l;28r,29
rを介してそれぞれ支持する斜板枠31l,31
rはモータシリンダ12の回転軸線と直交する軸
線をもつトラニオン軸(図示せず)をそれぞれ一
体に有し、それらの軸は、ミツシヨンケース1に
回転自在に支持されると共に、連動装置(図示せ
ず)を介して互いに連動連結される。而して両モ
ータ斜板27l,27rは、各モータプランジヤ
14l,14r群に対し垂直となる直立位置から
図示の最大傾斜位置へ対称的に傾動でき、そして
それらの傾斜位置でモータシリンダ12が回転す
るとき、各モータプランジヤ14l,14r群に
順次往復動を与えて膨張および収縮行程を繰返さ
せることができ、それらモータプランジヤ14
l,14rの摺動ストロークはモータ斜板27
l,27rの傾斜角度により決定される。
ンジヤ14l群および右方のモータプランジヤr
群の各外端にそれぞれ当接する左右一対のモータ
斜板27l,27rが対称的に配置される。これ
らモータ斜板27l,17rをスラストおよびラ
ジアルベアリング28l,29l;28r,29
rを介してそれぞれ支持する斜板枠31l,31
rはモータシリンダ12の回転軸線と直交する軸
線をもつトラニオン軸(図示せず)をそれぞれ一
体に有し、それらの軸は、ミツシヨンケース1に
回転自在に支持されると共に、連動装置(図示せ
ず)を介して互いに連動連結される。而して両モ
ータ斜板27l,27rは、各モータプランジヤ
14l,14r群に対し垂直となる直立位置から
図示の最大傾斜位置へ対称的に傾動でき、そして
それらの傾斜位置でモータシリンダ12が回転す
るとき、各モータプランジヤ14l,14r群に
順次往復動を与えて膨張および収縮行程を繰返さ
せることができ、それらモータプランジヤ14
l,14rの摺動ストロークはモータ斜板27
l,27rの傾斜角度により決定される。
油圧ポンプPと油圧モータMとの間には次のよ
うにして油圧閉回路が形成される。即ちモータシ
リンダ12の支軸17に分配端壁12aが臨む油
室38が形成され、その油室38に、分配端壁1
2aにそれぞれ穿設した多数の連結ポート39,
39…と各一つの吐出ポート41および吸入ポー
ト42とが開口し、吐出ポート41の開口端はモ
ータシリンダ12の回転中心線上に、連結ポート
39,39…の開口端は吐出ポート41を囲む同
一円上に、また吸入ポート42は連結ポート39
群の外側にそれぞれ位置する。ミツシヨンケース
1に位置決めピン43を介して位置決め固定され
た固定軸44は支軸17の外端より油室38に突
入し、その突入端部に分配環45がモータシリン
ダ12の回転中心に対し一定量偏心して取付けら
れる。この分配環45は分配端壁12aに摺接し
て油室38を、固定軸44及び支軸17間の環状
の高圧油室38hと、該支軸17と分配端壁12
a間の低圧油室38lとに区分し、その高圧油室
38hを介して前記吐出ポート41と膨張行程の
モータ油室13Aに連なる連結ポート39とが連
通し、低圧油室38lを介して吸入ポート42と
収縮行程のモータ油室13Aに連なる連絡ポート
39とが連通する。一方、分配端壁12aに当接
するポンプシリンダ4の支軸3端面には、各ポン
プ油室7Aに連なる多数の連絡ポート47,47
…が開口し、それらポートのうち、吐出行程のポ
ンプ油室7Aに連なるものが前記吐出ポート41
に、また吸入行程のポンプ油室7Aに連なるもの
が前記吸入ポート42にそれぞれ連通するように
なつている。
うにして油圧閉回路が形成される。即ちモータシ
リンダ12の支軸17に分配端壁12aが臨む油
室38が形成され、その油室38に、分配端壁1
2aにそれぞれ穿設した多数の連結ポート39,
39…と各一つの吐出ポート41および吸入ポー
ト42とが開口し、吐出ポート41の開口端はモ
ータシリンダ12の回転中心線上に、連結ポート
39,39…の開口端は吐出ポート41を囲む同
一円上に、また吸入ポート42は連結ポート39
群の外側にそれぞれ位置する。ミツシヨンケース
1に位置決めピン43を介して位置決め固定され
た固定軸44は支軸17の外端より油室38に突
入し、その突入端部に分配環45がモータシリン
ダ12の回転中心に対し一定量偏心して取付けら
れる。この分配環45は分配端壁12aに摺接し
て油室38を、固定軸44及び支軸17間の環状
の高圧油室38hと、該支軸17と分配端壁12
a間の低圧油室38lとに区分し、その高圧油室
38hを介して前記吐出ポート41と膨張行程の
モータ油室13Aに連なる連結ポート39とが連
通し、低圧油室38lを介して吸入ポート42と
収縮行程のモータ油室13Aに連なる連絡ポート
39とが連通する。一方、分配端壁12aに当接
するポンプシリンダ4の支軸3端面には、各ポン
プ油室7Aに連なる多数の連絡ポート47,47
…が開口し、それらポートのうち、吐出行程のポ
ンプ油室7Aに連なるものが前記吐出ポート41
に、また吸入行程のポンプ油室7Aに連なるもの
が前記吸入ポート42にそれぞれ連通するように
なつている。
上記構成において、エンジンクランク軸Eの回
転により入力軸2を介してポンプシリンダ4が回
転されると、ポンププランジヤ9l,9rの吐出
行程によりポンプ油室7Aで生成される高圧油は
吐出ポート41から高圧油室38hへ、さらにそ
れと連通状態の連結ポート39を経て膨張行程の
モータ油室13Aに流入してその油室に臨む対向
プランジヤ14l,14rに推力を与え、一方、
収縮行程のモータプランジヤ14l,14rによ
り排出される作動油は低圧油室38lに連通する
連絡ポート39および吸入ポート42を介して吸
入行程のポンププ油室7Aに還流する。この間、
吐出行程のポンププランジヤ9l,9rがポンプ
斜板24l,24rを介してモータシリンダ12
に与える反動トルクと、膨張行程のモータプラン
ジヤ14l,14rがモータ斜板27l,27r
から受ける反動トルクとの和によりモータシリン
ダ12が回転され、その出力軸16から出力され
る。
転により入力軸2を介してポンプシリンダ4が回
転されると、ポンププランジヤ9l,9rの吐出
行程によりポンプ油室7Aで生成される高圧油は
吐出ポート41から高圧油室38hへ、さらにそ
れと連通状態の連結ポート39を経て膨張行程の
モータ油室13Aに流入してその油室に臨む対向
プランジヤ14l,14rに推力を与え、一方、
収縮行程のモータプランジヤ14l,14rによ
り排出される作動油は低圧油室38lに連通する
連絡ポート39および吸入ポート42を介して吸
入行程のポンププ油室7Aに還流する。この間、
吐出行程のポンププランジヤ9l,9rがポンプ
斜板24l,24rを介してモータシリンダ12
に与える反動トルクと、膨張行程のモータプラン
ジヤ14l,14rがモータ斜板27l,27r
から受ける反動トルクとの和によりモータシリン
ダ12が回転され、その出力軸16から出力され
る。
この場合、ポンプシリンダ4に対するモータシ
リンダ12の変速比は次式によつて与えられる。
リンダ12の変速比は次式によつて与えられる。
変速比=ポンプシリンダ4の回転数/モ
ータシリンダ12の回転数=1+油圧モータMの容量/
油圧ポンプPの容量 上式より明らかなように、油圧モータMの容量
を零から最大値まで変えれば、変速比を1から或
る必要な値まで変えることができ、そして油圧モ
ータMの容量は対向モータプランジヤ14l,1
4rのストロークにより決定されるので、両モー
タ斜板27l,27rを前述のように直立位置か
ら最大斜角まで傾動させることにより上記変速作
用を無段階に得ることができる。
ータシリンダ12の回転数=1+油圧モータMの容量/
油圧ポンプPの容量 上式より明らかなように、油圧モータMの容量
を零から最大値まで変えれば、変速比を1から或
る必要な値まで変えることができ、そして油圧モ
ータMの容量は対向モータプランジヤ14l,1
4rのストロークにより決定されるので、両モー
タ斜板27l,27rを前述のように直立位置か
ら最大斜角まで傾動させることにより上記変速作
用を無段階に得ることができる。
固定軸44は中空に形成されており、その側壁
には、高、低圧油室38h,38l間を連通し得
る短絡ポート51が穿設され、そのポート51を
開閉する円筒状のクラツチ弁52が固定軸44の
中空部に回転自在に嵌合される。クラツチ弁52
は先端部側壁に制御溝53を、また基端部に図示
しないクラツチ制御装置に連なる回動板54をそ
れぞれ備え、その回動板54の回動操作により制
御溝53を短絡ポート51に合致させて短絡ポー
ト51を全開したときクラツチ・オフ状態・制御
溝53を短絡ポート51の位置からずらせて短絡
ポート51を全閉りしたときクラツチ・オン状態
(図示状態)、短絡ポート51を半開したとき半ク
ラツチ状態が得られる。即ち、クラツチ・オフ状
態では吐出ポート41から高圧油室38hに吐出
される作動油が短絡ポート51を通して低圧油室
38l、したがつて吸入ポート42に直ちに短絡
して油圧モータMを不作動にし、またクラツチ・
オン状態では上記のような作動油の短絡が阻止さ
れ、油圧ポンプPからモータMへの作動油の循環
作用が生起し、通常の伝動が行われる。
には、高、低圧油室38h,38l間を連通し得
る短絡ポート51が穿設され、そのポート51を
開閉する円筒状のクラツチ弁52が固定軸44の
中空部に回転自在に嵌合される。クラツチ弁52
は先端部側壁に制御溝53を、また基端部に図示
しないクラツチ制御装置に連なる回動板54をそ
れぞれ備え、その回動板54の回動操作により制
御溝53を短絡ポート51に合致させて短絡ポー
ト51を全開したときクラツチ・オフ状態・制御
溝53を短絡ポート51の位置からずらせて短絡
ポート51を全閉りしたときクラツチ・オン状態
(図示状態)、短絡ポート51を半開したとき半ク
ラツチ状態が得られる。即ち、クラツチ・オフ状
態では吐出ポート41から高圧油室38hに吐出
される作動油が短絡ポート51を通して低圧油室
38l、したがつて吸入ポート42に直ちに短絡
して油圧モータMを不作動にし、またクラツチ・
オン状態では上記のような作動油の短絡が阻止さ
れ、油圧ポンプPからモータMへの作動油の循環
作用が生起し、通常の伝動が行われる。
クラツチ弁52には、パイロツト弁55により
操作される油圧サーボモータ57が内蔵され、そ
のサーボピストン58の先端部はクラツチ弁52
の内径より小径の弁杆58aに形成されて高圧油
室38hに突入し、その先端に吐出ポート41に
対する閉塞弁59が首振り可能に付設されてい
る。而してサーボピストン58の左動により閉塞
弁59を分配端壁12aに密着させれば吐出ポー
ト41を閉じることができる。この閉塞はモータ
斜板27l,27rを直立状態にして変速比を
1:1に制御したとき行うもので、これによりポ
ンププランジヤ9l,9rを油圧的にロツクして
ポンプシリンダ4からポンププランジヤ9l,9
r群およびポンプ斜板24l,24rを介してモ
ータシリンダ12を機械的に駆動することがで
き、その結果、モータプランジヤ14l,14r
のモータ斜板27l,27rに与える推力が消失
し、その推力による各部ベアリングの負荷が取り
除かれる。
操作される油圧サーボモータ57が内蔵され、そ
のサーボピストン58の先端部はクラツチ弁52
の内径より小径の弁杆58aに形成されて高圧油
室38hに突入し、その先端に吐出ポート41に
対する閉塞弁59が首振り可能に付設されてい
る。而してサーボピストン58の左動により閉塞
弁59を分配端壁12aに密着させれば吐出ポー
ト41を閉じることができる。この閉塞はモータ
斜板27l,27rを直立状態にして変速比を
1:1に制御したとき行うもので、これによりポ
ンププランジヤ9l,9rを油圧的にロツクして
ポンプシリンダ4からポンププランジヤ9l,9
r群およびポンプ斜板24l,24rを介してモ
ータシリンダ12を機械的に駆動することがで
き、その結果、モータプランジヤ14l,14r
のモータ斜板27l,27rに与える推力が消失
し、その推力による各部ベアリングの負荷が取り
除かれる。
第2図を併せて参照して、低圧油室38lのシ
ールを果すために、該低圧油室38lに隣接して
固定軸44の外周面には、シール部60が設けら
れる。このシール部60は、リング状に形成され
たものを、固定軸44の外周面に固着して成るも
のであり、固着構造としては嵌合、接着、圧着の
いずれであつてもよく、またメツキや溶射によつ
てシール部60を形成してもよい。しかもこのシ
ール部60の外面と支軸17の内面との間には環
状の微小間隙61が形成される。
ールを果すために、該低圧油室38lに隣接して
固定軸44の外周面には、シール部60が設けら
れる。このシール部60は、リング状に形成され
たものを、固定軸44の外周面に固着して成るも
のであり、固着構造としては嵌合、接着、圧着の
いずれであつてもよく、またメツキや溶射によつ
てシール部60を形成してもよい。しかもこのシ
ール部60の外面と支軸17の内面との間には環
状の微小間隙61が形成される。
ところで、同心状に配置された2つの部材間か
らの流体漏出量Qは、一般的に次式で与えられ
る。
らの流体漏出量Qは、一般的に次式で与えられ
る。
Q=πdh3/12μ・ΔP/l
ここで、符号dは内方の部材の直径、符号hは内
外両部材間の間隔、符号ΔPはシールすべき部分
の圧力差、符号lはシール構造を施した部分の長
さ、符号μは流体粘度である。
外両部材間の間隔、符号ΔPはシールすべき部分
の圧力差、符号lはシール構造を施した部分の長
さ、符号μは流体粘度である。
上記式から明らかなように、作動油の油温が上
昇して粘度μが低下すると、漏出量Qが増大する
ものであり、この漏出量Qを低減するには、間隔
hを小さくすることが望まれる。
昇して粘度μが低下すると、漏出量Qが増大する
ものであり、この漏出量Qを低減するには、間隔
hを小さくすることが望まれる。
そこで、本発明に従えば、シール部60が、支
軸17より熱膨張率の大なる材料により形成され
る。そうすると、油温が上昇したときに、シール
部60が支軸17よりも大きな割合で径方向に膨
張し、微小間隙61が小さくなる。これにより漏
出量Qの低減が可能となる。なお、微小間隙61
は、必要なエンジンブレーキの効果に応じて設定
される。
軸17より熱膨張率の大なる材料により形成され
る。そうすると、油温が上昇したときに、シール
部60が支軸17よりも大きな割合で径方向に膨
張し、微小間隙61が小さくなる。これにより漏
出量Qの低減が可能となる。なお、微小間隙61
は、必要なエンジンブレーキの効果に応じて設定
される。
再び第1図を参照して、前、後進歯車装置G
は、出力軸16に固設された一対の駆動歯車79
1,792を有し、一方の駆動歯車792に噛合す
る被動歯車801と、他方の駆動歯車792に中間
歯車81を介して噛合する被動歯車802とが、
出力軸16と平行にしてミツシヨンケース1に回
転自在に支承された副軸78に回転自在に設けら
れる。両被動歯車811,812は各対向部に駆動
クラツチ歯輪821,822を一体に有し、それら
の間に副軸78に固設した被動クラツチ歯輪83
が配設され、このクラツチ歯輪83はそれに常時
係合する環状のクラツチ部材84を介してクラツ
チ歯輪821または822と選択的に連結すること
ができる。
は、出力軸16に固設された一対の駆動歯車79
1,792を有し、一方の駆動歯車792に噛合す
る被動歯車801と、他方の駆動歯車792に中間
歯車81を介して噛合する被動歯車802とが、
出力軸16と平行にしてミツシヨンケース1に回
転自在に支承された副軸78に回転自在に設けら
れる。両被動歯車811,812は各対向部に駆動
クラツチ歯輪821,822を一体に有し、それら
の間に副軸78に固設した被動クラツチ歯輪83
が配設され、このクラツチ歯輪83はそれに常時
係合する環状のクラツチ部材84を介してクラツ
チ歯輪821または822と選択的に連結すること
ができる。
さらに副軸78には、図示しない差動装置に連
結した歯車(図示せず)が設けられており、クラ
ツチ部材84の動作に応じて前記差動装置が車両
の前進方向および後進方向に切換えて駆動され
る。
結した歯車(図示せず)が設けられており、クラ
ツチ部材84の動作に応じて前記差動装置が車両
の前進方向および後進方向に切換えて駆動され
る。
次にこの実施例の作用について説明すると、シ
ール部60は、支軸17に接触しないので、車両
の高速走行時に減速作用を生じても、シール部6
0に高回転摩擦および高圧が作用することはな
く、耐久性能を向上することができる。しかも、
シール部60と支軸17との間の微小間隙61
は、充分なエンジンブレーキ効果が得られるよう
に設定されるので、非接触式であつても充分なエ
ンジンブレーキを得ることができる。
ール部60は、支軸17に接触しないので、車両
の高速走行時に減速作用を生じても、シール部6
0に高回転摩擦および高圧が作用することはな
く、耐久性能を向上することができる。しかも、
シール部60と支軸17との間の微小間隙61
は、充分なエンジンブレーキ効果が得られるよう
に設定されるので、非接触式であつても充分なエ
ンジンブレーキを得ることができる。
また作動油の油温が上昇したときを想定する
と、微小間隙61がより小さくなることにより、
作動油の粘度低下にも拘らず、充分なシール機能
が得られ、したがつてエンジンブレーキ効果の低
下が防止される。
と、微小間隙61がより小さくなることにより、
作動油の粘度低下にも拘らず、充分なシール機能
が得られ、したがつてエンジンブレーキ効果の低
下が防止される。
第3図は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上述の実施例とは逆に、固定軸44よりも熱
膨張率の大なる材料により形成されたシール部6
2が固定軸44の外周面との間に微小間隙63を
形成して支軸17の内面に設けられる。
り、上述の実施例とは逆に、固定軸44よりも熱
膨張率の大なる材料により形成されたシール部6
2が固定軸44の外周面との間に微小間隙63を
形成して支軸17の内面に設けられる。
第4図、第5図および第6図は、本発明の第
3、第4および第5実施例をそれぞれ示すもので
あり、第3実施例では固定軸44に設けたシール
部64の外周に複数の環状溝65が設けられ、第
4実施例では自定軸44に設けたシール部60に
対向する部分で支軸17の内面に複数の環状溝6
6が設けられ、第5実施例では固定軸44に設け
たシール部67に複数の環状突部68が設けられ
るとともに、それらの環状突部68に対応して支
軸17の内面に複数の環状溝67が設けられる。
3、第4および第5実施例をそれぞれ示すもので
あり、第3実施例では固定軸44に設けたシール
部64の外周に複数の環状溝65が設けられ、第
4実施例では自定軸44に設けたシール部60に
対向する部分で支軸17の内面に複数の環状溝6
6が設けられ、第5実施例では固定軸44に設け
たシール部67に複数の環状突部68が設けられ
るとともに、それらの環状突部68に対応して支
軸17の内面に複数の環状溝67が設けられる。
このような第3〜第5実施例では、作動油の流
動抵抗が大となり、作動油の漏出がより一層低減
される。
動抵抗が大となり、作動油の漏出がより一層低減
される。
第7図は本発明の第6実施例を示すものであ
り、固定軸44は支軸17よりも熱膨張率の大な
る材料で形成され、この固定軸44には、支軸1
7の内面との間に環状の微小間〓70を形成すべ
く、半径方向外方に突出したシール部71が一体
的に設けられる。
り、固定軸44は支軸17よりも熱膨張率の大な
る材料で形成され、この固定軸44には、支軸1
7の内面との間に環状の微小間〓70を形成すべ
く、半径方向外方に突出したシール部71が一体
的に設けられる。
第8図は本発明の第7実施例を示すものであ
り、第1実施例と同様のシール部60に加えて、
支軸17および固定軸44間には軸受72が介装
され、この軸受72により支軸17のたわみが防
止される。
り、第1実施例と同様のシール部60に加えて、
支軸17および固定軸44間には軸受72が介装
され、この軸受72により支軸17のたわみが防
止される。
第9図は本発明の第8実施例を示すものであ
り、二層構造したシール部73が固定軸44の外
面に設けられる。すなわち、シール部73は、支
軸17よりも熱膨張率の大なる内輪部分74と、
支軸17および内輪部分74よりも熱膨張率の大
なる外輪部分75とを、一体に結合して成るもの
であり、外輪部分76の厚みの調節により、支軸
17およびシール部73間の微小間〓76の変化
量を調節可能である。
り、二層構造したシール部73が固定軸44の外
面に設けられる。すなわち、シール部73は、支
軸17よりも熱膨張率の大なる内輪部分74と、
支軸17および内輪部分74よりも熱膨張率の大
なる外輪部分75とを、一体に結合して成るもの
であり、外輪部分76の厚みの調節により、支軸
17およびシール部73間の微小間〓76の変化
量を調節可能である。
C 発明の効果
以上のように本発明によれば、斜板式油圧ポン
プを囲繞する斜板式油圧モータのモータシリンダ
に分配端壁が設けられ、その分配端壁には、該分
配端壁との間に油室を画成すべく基本的に中空円
筒状の支軸が固設され、その支軸内には、前記分
配端壁に摺接する分配環を先端に有する固定軸が
挿入されて、その固定軸により前記油室が、該固
定軸及び支軸間の環状の低圧油室と、該支軸及び
分配端壁間の高圧油室とに画成され、前記低圧油
室に隣接して前記支軸の内周面と前記固定軸の外
周面との間にはシール部が設けられ、前記分配端
壁は、前記油圧ポンプ及び油圧モータ間、並びに
前記高圧油室及び低圧油室間での作動油の授受を
行うべく構成され、前記油圧ポンプ及び油圧モー
タ間が油圧閉回路をなして連結される車両用油圧
式変速機において、前記シール部は、前記固定軸
及び支軸の何れか一方に一体的に設けられると共
に、その他方との間に環状の微小間〓を形成する
ように構成されるので、上記シール部は、その相
手部材たる固定軸または支軸に対して非接触状態
に保持されるために、摩耗劣化する虞れがない
上、車両の減速運転時に発生する低圧油室内に高
油圧に耐え得る高剛性の材料で形成することが可
能となり、従つて該シール部の耐久性向上に大い
に寄与し得る。
プを囲繞する斜板式油圧モータのモータシリンダ
に分配端壁が設けられ、その分配端壁には、該分
配端壁との間に油室を画成すべく基本的に中空円
筒状の支軸が固設され、その支軸内には、前記分
配端壁に摺接する分配環を先端に有する固定軸が
挿入されて、その固定軸により前記油室が、該固
定軸及び支軸間の環状の低圧油室と、該支軸及び
分配端壁間の高圧油室とに画成され、前記低圧油
室に隣接して前記支軸の内周面と前記固定軸の外
周面との間にはシール部が設けられ、前記分配端
壁は、前記油圧ポンプ及び油圧モータ間、並びに
前記高圧油室及び低圧油室間での作動油の授受を
行うべく構成され、前記油圧ポンプ及び油圧モー
タ間が油圧閉回路をなして連結される車両用油圧
式変速機において、前記シール部は、前記固定軸
及び支軸の何れか一方に一体的に設けられると共
に、その他方との間に環状の微小間〓を形成する
ように構成されるので、上記シール部は、その相
手部材たる固定軸または支軸に対して非接触状態
に保持されるために、摩耗劣化する虞れがない
上、車両の減速運転時に発生する低圧油室内に高
油圧に耐え得る高剛性の材料で形成することが可
能となり、従つて該シール部の耐久性向上に大い
に寄与し得る。
また特に、固定軸及び支軸の一方に設けられる
上記シール部は、その固定軸及び支軸の他方より
も熱膨張率の大きな材料で形成されるので、油温
が上昇して作動油の粘度が低下するにつれ、前記
微小間〓を小さくして該間〓からの作動油の漏洩
量を極力少なくすることができ、従つて車両の特
に減速運転時においても上記作動油の漏洩に因る
低圧油室内の油圧低下が起こらず、常に良好なエ
ンジンブレーキ効果を得ることができる。
上記シール部は、その固定軸及び支軸の他方より
も熱膨張率の大きな材料で形成されるので、油温
が上昇して作動油の粘度が低下するにつれ、前記
微小間〓を小さくして該間〓からの作動油の漏洩
量を極力少なくすることができ、従つて車両の特
に減速運転時においても上記作動油の漏洩に因る
低圧油室内の油圧低下が起こらず、常に良好なエ
ンジンブレーキ効果を得ることができる。
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示
すものであり、第1図は車両用伝動装置の縦断側
面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第3
図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8図お
よび第9図は本発明の第2、第3、第4、第5、
第6、第7および第8実施例の第2図に対応した
断面図である。 12……モータシリンダ、12a……分配端
壁、17……支軸、38……油室、38h……高
圧油室、38l……低圧油室、44……固定軸、
45……分配環、60,62,64,67,7
1,73……シール部、61,63,70,76
……微小間〓、M……斜板式油圧モータ、P……
斜板式油圧ポンプ。
すものであり、第1図は車両用伝動装置の縦断側
面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第3
図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8図お
よび第9図は本発明の第2、第3、第4、第5、
第6、第7および第8実施例の第2図に対応した
断面図である。 12……モータシリンダ、12a……分配端
壁、17……支軸、38……油室、38h……高
圧油室、38l……低圧油室、44……固定軸、
45……分配環、60,62,64,67,7
1,73……シール部、61,63,70,76
……微小間〓、M……斜板式油圧モータ、P……
斜板式油圧ポンプ。
Claims (1)
- 1 斜板式油圧ポンプPの囲繞する斜板式油圧モ
ータMのモータシリンダ12に分配端壁12aが
設けられ、その分配端壁12aには、該分配端壁
12aとの間に油室38を画成すべく基本的に中
空円筒状の支軸17が固設され、その支軸17内
には、前記分配端壁12aに摺接する分配環45
を先端に有する固定軸44が挿入されて、その固
定軸44により前記油室38が、該固定軸44及
び支軸17間の環状の低圧油室38lと、該支軸
17及び分配端壁12a間の高圧油室38hとに
画成され、前記低圧油室38lに隣接して前記支
軸17の内周面と前記固定軸44の外周面との間
にはシール部60,62,64,67,71,7
3が設けられ、前記分配端壁12aは、前記油圧
ポンプP及び油圧モータM間、並びに前記高圧油
室38h及び低圧油室38l間での作動油の授受
を行うべく構成され、前記油圧ポンプP及び油圧
モータM間が油圧閉回路をなして連結される車両
用油圧式変速機において、前記シール部60,6
2,64,67,71,73は、前記固定軸44
及び支軸17の何れか一方に一体的に設けられる
と共に、その他方よりも熱膨張率の大なる材料に
より、該他方との間に環状の微小間〓61,6
3,70,76を形成するように構成されたこと
を特徴とする、車両用油圧式変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20833885A JPS6272955A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 車両用油圧式変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20833885A JPS6272955A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 車両用油圧式変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6272955A JPS6272955A (ja) | 1987-04-03 |
| JPH0212307B2 true JPH0212307B2 (ja) | 1990-03-19 |
Family
ID=16554616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20833885A Granted JPS6272955A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 車両用油圧式変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6272955A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004019836A (ja) * | 2002-06-18 | 2004-01-22 | Yanmar Co Ltd | 油圧式無段変速機及び動力伝達装置 |
| JP2004019835A (ja) * | 2002-06-18 | 2004-01-22 | Yanmar Co Ltd | 油圧式無段変速機及び動力伝達装置 |
| JP4591953B2 (ja) * | 2004-10-07 | 2010-12-01 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
| DE102008008236A1 (de) * | 2008-02-08 | 2009-08-13 | Markus Liebherr International Ag | Hydrostatisch leistungsverzweigtes Getriebe |
| JP4958943B2 (ja) * | 2009-05-15 | 2012-06-20 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4126228A (en) * | 1972-11-30 | 1978-11-21 | Bala Lawrence G | Bicycle rack with lock |
| JPS5776357A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-13 | Honda Motor Co Ltd | Hydraulic stepless transmission |
-
1985
- 1985-09-20 JP JP20833885A patent/JPS6272955A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6272955A (ja) | 1987-04-03 |
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