JPH0215571B2 - - Google Patents

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JPH0215571B2
JPH0215571B2 JP60167428A JP16742885A JPH0215571B2 JP H0215571 B2 JPH0215571 B2 JP H0215571B2 JP 60167428 A JP60167428 A JP 60167428A JP 16742885 A JP16742885 A JP 16742885A JP H0215571 B2 JPH0215571 B2 JP H0215571B2
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JP
Japan
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polymer
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JP60167428A
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JPS6230163A (ja
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Takashi Ukaji
Keiichi Betsusho
Keiichi Haga
Yoshio Matsumura
Ii Anseru Robaato
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Mitsubishi Chemical Corp
DeSoto Inc
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
DeSoto Inc
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Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd, DeSoto Inc filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPH0215571B2 publication Critical patent/JPH0215571B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、放射線硬化性塗料に関し、特に磁性
粉を混合して、磁気テープ、磁気デイスク等の磁
気記録媒体を製造する際に使用される磁性塗料と
して好適に用いられる放射線硬化性塗料に関する
ものである。 〔従来の技術〕 一般に、磁気記録媒体は、ポリエステルフイル
ムなどの支持体上に、磁性粉、重合体、溶剤およ
び各種の添加剤からなる磁性塗料を塗布して磁性
層を形成したものである。 近年、上記磁性塗料の調整に用いる重合体とし
てアクリル系二重結合を有する放射線硬化性重合
体を用い、これを磁性粉、溶剤等と共に混合した
磁性塗料の塗膜を放射線照射によつて硬化する方
法が知られている。 特開昭58―32617号公報には、ポリエステル分
子部分にスルホン酸金属塩を全カルボン酸成分に
対し約0.2〜30モル%を含有しそして該分子部分
がウレタン結合を介して鎖延長された分子両末端
に二重結合を有する実質的に線状の且つ分子量約
1万〜5万のポリエステルポリウレタン樹脂から
成る電子線硬化性樹脂が記載されている。 上記のとおり、特開昭58―32617号公報に記載
の樹脂はポリエステルポリウレタン樹脂のポリエ
ステル部分にスルホン酸金属塩を有している。 また、特開昭60―120765号公報には、鎖伸長剤
の少くとも一部としてポリヒドロキシポリカルボ
ン酸及び/又はポリヒドロキシスルホン酸金属塩
を用いて得られ且つ重合可能な二重結合を持つ末
端基を2ケ以上有する不飽和ポリウレタン樹脂を
放射線硬化性重合体とする磁性塗料が開示されて
いる。 特開昭60―120765号公報に開示された上記不飽
和ポリウレタン樹脂は、上記のとおり、鎖伸長剤
の少くとも一部としてポリヒドロキシカルボン酸
及び/又はポリヒドロキシスルホン酸金属塩を用
いているため、ウレタン結合を介してカルボン酸
成分及び/又はスルホン酸金属塩成分を分子鎖内
に有している。 しかしながら、上記公開公報の例えば5頁左下
欄17行〜同右下欄11行に記載されている樹脂の製
造法の記載から理解されるとおり、鎖伸長剤の一
部としてポリオールを用いた場合にあつてもポリ
オールの各水酸基部分から出発する全ての分岐鎖
の部分にスルホン酸金属塩を平均して有するよう
な不飽和ポリウレタン樹脂は開示されていない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかるに、上記の如き従来の放射線硬化性重合
体は、それを用いて磁気記録媒体を製造すると、
実用耐久性や電磁変換特性において十分に満足し
うるものを与え難いという解決されるべき問題点
を有していた。 その理由は詳らかではないが、本発明者が本発
明との関連において考察すれば、使用する放射線
硬化性重合体の全体としての分子鎖構造、分子鎖
内におけるスルホン酸金属塩の分布あるいは使用
する該重合体と磁性粉を含む磁性塗料の粘度等に
起因するものと考えられる。 それ故、本発明の目的は新規な放射線硬化性重
合体を含有して成る放射線硬化性塗料を提供する
ことにある。 本発明の他の目的は、実用耐久性および電磁変
換特性の優れた磁気記録媒体を与える放射線硬化
性塗料を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、磁性粉充填率が高
く且つ表面平滑性に優れた磁気記録媒体を与える
放射線硬化性塗料を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、塗料としての粘度
が低く、増加したポツトライフを有ししかも実用
耐久性の優れた磁気記録媒体を与え、のみならず
磁気記録媒体の製造工程の簡略化、磁性塗料を硬
化するためのエネルギー消費の低減等を達成する
放射線硬化性塗料を提供することにある。 本発明のさらに他の目的および利点は、以下の
説明から明らかとなろう。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 かかる本発明の目的および利点は、本発明によ
れば、第1に、 下記式()、 [ここで、R1は水素原子またはメチル基であ
り、R2は炭素数2〜3のアルキレン基であり、
R3は炭素数2〜20の2価の脂肪族、脂環族また
は芳香族の炭化水素基であり、 Xは下記式(1)―a [ここで、R4は炭素数2〜4のアルキレン基
であり、R3の定義は上記に同じであり、nは1
〜50の数である。] で表わされる単位および下記式(1)―b [ここで、R5は炭素数2〜4のアルキレン基
であり、R3の定義は上記に同じであり、Mはア
ルカリ金属であり、mおよびlは1〜30の数であ
り、pは1〜5の数である。] で表わされる単位が任意の割合でウレタン結合を
形成している基であり、 Qは4価のアルコールの残基であり、そしてY
は水酸基又はQに結合したY以外の上記式()
中に示された基である。ただし、Yの2つ以上が
水酸基でないものとする、 で表わされる重合体を放射線硬化性重合体成分と
して含有する放射線硬化性塗料によつて達成され
る。 また、本発明によれば、第2に、上記式()
において、Xが上記式(1)―aで表わされる単位、
(1)―bで表わされる単位、および ここで、R7およびR8は炭素数2又は3のアル
キレン基であり、rおよびsは1〜20の数であ
り、R3の定義は上記に同じである、 で表わされる単位が任意の割合でウレタン結合を
形成している基である、上記式()で表わされ
る重合体を放射線硬化性重合体成分として含有す
る放射線硬化性塗料が同様に提供される。 上記式()におけるXの定義が(1)―aおよび
(1)―bで表わされる単位から成る上記第1の塗
料、および上記式()におけるXの定義が(1)―
a,(1)―bおよび(1)―eで表わされる単位から成
る上記第2の塗料において、上記式()のXの
定義には、さらに、下記式(1)―c ここで、R6は―(CH2CH2O―)q
【式】
(ここで、ZおよびZ′は独立に
【式】または
【式】であ る。) または、 で表わされる基であり、qは1〜20の数であり、
R3の定義は上記に同じであり、R1′は水素原子又
はメチル基である、 で表わされる単位より成る群から選らばれる単位
が、(1)―a,(1)―b,(1)―eの単位の以外の任意
の単位として包含されていてもよい。 上記式()中、R1は水素原子又はメチル基
である。 R2は炭素数2〜3のアルキレン基であり、例え
ばエチレン基、1,2―又は1,3―プロピレン
基である。 R3は炭素数2〜20の2価の脂肪族、脂環族ま
たは芳香族の炭化水素基であり、例えばエチレン
基、プロピレン基、テトラメチレン基、ヘキサメ
チレン基、フエニレン基、シクロヘキシレン基、
メチレンビスフエニレン基、メチレンビスシクロ
ヘキシレン基、または構造式
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 等で示されるC2〜C20、好ましくはC2〜C15の2価
の脂肪族、脂環式または芳香族の基を示す。Xは
上記式(1)―aで表わされる単位、(1)―bで表わさ
れる単位および任意に(1)―cで表わされる単位が
任意の割合でウレタン結合を形成している基を表
わすか、或い(1)―aで表わされる単位、(1)―bで
表わされる単位、(1)―eで表わされる単位及び任
意に(1)―cで表わされる単位が任意の割合でウレ
タン結合を形成している基を表わす。 式(1)―a中、R4は炭素数2〜4のアルキレン
基であり、例えば、エチレン基、1,2―又は
1,3―プロピレン基、テトラメチレン基、ブチ
レン基である。又、R3の定義は上記に同じであ
り、nは1〜50の数である。 式(1)―b中、R5は炭素数2〜4のアルキレン
基であり、例えばエチレン基、1,2―又は1,
3―プロピレン基、テトラメチレン基、ブチレン
基等である。 Mはアルカリ金属であり、例えばナトリウム、
カリウムである。また、R3の定義は上記に同じ
であり、mおよびlは互に独立に1〜30の数であ
り、pは1〜5の数である。 式(1)―c中、R6は―(CH2CH2O―)q
【式】
(ここで、ZおよびZ′は独立に
【式】または
【式】であ る。) または、 で表わされる基であり、qは1〜20の数である。
また、R1′は水素原子又はメチル基であり、R3
定義は上記に同じである。 さらに、式(1)―e中、R7およびR8は、炭素数
2又は3のアルキレン基であり、例えばエチレン
基、1,2―又は1,3―プロピレン基である。
またR3の定義は上記したとおりであり、rおよ
びsは互に独立に1〜20の数である。 Qは4価のアルコール残基であり、例えば4価の
アルコールがペンタエリスリトールであればQは であり、4価のアルコールがN,N,N′,N′―
テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミンであ
ればQは である。 Yは水酸基であるか又は上記式()中に表示
されたY以外の基である。しかし上記式()中
の3つのY中の2つ以上が水酸基であつてはなら
ない。 本発明の放射線硬化性塗料は上記式()で表
わされる重合体を放射線硬化性重合体成分として
含有する。次いで本発明の放射線硬化用塗料に用
いる重合体の製造方法を、具体例を挙げて説明す
る。 第1工程としては、下記一般式(a)で表わされる
ジオール化合物 HO―)R4O―)oH ……(a) ここで、R4およびnの定義は上記式(1)―aに
同じである、 と下記一般式(b)で表わされる化合物(以下、特定
スルホン酸化合物と呼ぶ) ここで、R5,M,m,lおよびpの定義は上
記式(1)―bに同じである、 および必要に応じ、下記一般式(c)で表わされる
化合物(以下、特定ヒドロキシル化合物と呼ぶ) ここで、R6およびR1′の定義は上記式(1)―cに
同じである、 を下記式(A) OCN―R3―NCO ……(A) ここで、R3の定義は上記式()に同じであ
る、 で表わされるジイソシアネート化合物と反応させ
る。この第1工程の反応において、ジイソシアネ
ート化合物を化学量論的に過剰に使用して、ウレ
タン結合を生成させ且つ分子末端にイソシアネー
ト基を有する重合体を形成する。上記第1の工程
において、下記一般式(e)で表わされる化合物 ここで、R7,R8,rおよびsの定義は上記式
(1)―eに同じである、 を一緒に用いることもでき、その場合には上記式
(1)―e単位を含む重合体を形成することができ
る。 重合体中において、式(1)―a,(1)―b,(1)―
c,(1)―eの単位は、例えばランダムに分布して
いる。 第2の工程において、上記の如くして形成した
分子端末にイソシアネート基を有する重合体に、
下記式(B) ここで、R1およびR2の定義は上記式()に
同じである、 で表わされる、水酸基を有するアクリル系または
メタクリル系化合物を化学量論的にほぼ1/2当量
で反応させることによつて、分子末端に上記式(B)
の単位がウレタン結合を介して結合した重合体を
生成せしめる。 第3の工程において、かくして得られた重合体
の残存イソシアネート基と下記式(C) ここで、Qの定義は上記式に同じである、 で表わされる4官能性アルコール化合物とを反応
させ、これをウレタン結合を介して結合させるこ
とによつて本発明に用いる放射線硬化性重合体を
得ることができる。 上記第1工程の反応は、通常、ナフテン酸銅、
ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、ラウリル
酸n―ブチルスズ、トリエチルアミン等の触媒を
用いて実施される。これらの触媒は、第1工程に
用いる出発原料の総量100重量部に対して0.01〜
1重量部程度用いるのが好ましい。反応温度は、
通常30〜80℃とするのが好ましい。 上記第2工程の反応は、上記と同様の触媒の存
在下に実施することができる。触媒は第1工程で
形成された重合体100重量部に対して、好ましく
は0.01〜1重量部用いられる。 第2工程の反応は、好ましくは30〜80℃で実施
される。 また、第3工程の反応は上記第2工程の反応条
件と同様の条件下で好ましく実施することができ
る。 上記第1,第2および第3工程の反応は各工程
の生成物を単離せずに、遂時的に実施することが
できる。各工程の反応を実施する際には、メチル
エチルケトン、シクロヘキサノン、テトラヒドロ
フラン、トルエン、メチルイソブチルケトン、ジ
オキサン等の反応を阻害しない溶媒を必要に応じ
て使用することができる。 上記第1工程で用いられるジオール化合物(a)
は、市販品として容易に入手することができる化
合物である。 また、特定スルホン酸化合物(b)は、一般式(a)で
示される如きポリエーテルジオール化合物とスル
ホイソフタル酸類とを反応させることによつて製
造することができる。スルホイソフタル酸類とし
ては、例えば5―ナトリウム―スルホ―イソフタ
ル酸、5―カリウム―スルホ―イソフタル酸、5
―ナトリウム―スルホ―イソフタル酸無水物、5
―ナトリウム―スルホ―イソフタル酸ジ低級アル
キル例えばジメチル又はジエチル、5―カリウム
―スルホ―イソフタル酸ジ低級アルキル例えばジ
メチル又はジエチル等を挙げることができる。 これらの反応時の原料モル数をコントロールす
ることによつてエステル化またはエステル交換に
よる付加重合の重合度(式(b)中のp)をコントロ
ールでき、特定スルホン酸化合物中のスルホイソ
フタル酸類に由来する構成単位の含有量を決める
ことができる。エステル化、またはエステル交換
による付加重合の反応温度は、通常40〜220℃、
好ましくは50〜180℃である。エステル化反応時
の触媒としては、ピリジン、トリエチルアミン等
の塩基、または、硫酸、パラトルエンスルホン酸
等の酸を用いることができる。またエステル交換
反応時の触媒としては、さらに酢酸ナトリウム、
酢酸マンガン、酢酸亜鉛、酢酸カルシウム等の有
機カルボン酸の塩、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属水酸化物、ナトリウムメ
チラート、ナトリウムエチラート等のアルカリ金
属アルコラート、アルカリ土類金属の酸化物また
は水酸化物、酸化亜鉛、酸化カドミウム、チタン
イソプロピレート、チタンブチラート等の有機系
チタン化合物等を用いることができる。 特定ヒドロキシル化合物(C)は、1分子中にエポ
キシ基を2個含むジエポキシ化合物1モルに対し
て、カルボキシル基を有するアクリル系およびメ
タクリル系化合物ならびに水酸基を有するアクリ
ル系およびメタクリル系化合物から選ばれる少な
くとも1種類の化合物1モル以上を反応させ、反
応系全体のエポキシ基が消失するまで、付加重合
することによつて合成される。ここにおけるジエ
ポキシ化合物としては例えば、ビスフエノールA
アルキルオキサイドとエピクロルヒドリンとを反
応させて得られる多価フエノールのグリシジルエ
ーテル:ビスフエノールAにエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサ
イドを付加したものとエピクロルヒドリンとを反
応させて得られる多価フエノールのアルキレンオ
キサイド付加物のグリシジルエーテル;エチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コール等の多価アルコールとエピクロルヒドリン
とを反応させて得られる多価アルコールのグリシ
ジルエーテル等を挙げることができる。 上記の付加重合の反応温度は、通常20〜130℃、
好ましくは40〜70℃である。反応時の触媒として
は、第3アミン類、イミダゾール類、有機酸金属
塩、ルイス酸、アミン錯塩等を用いることができ
る。好適にはトリエタノールアミン、N,,N,
N′,N′―テトラメチルエチレンジアミン、N,
N―ジメチルピペラジン、N―メチルモルフオリ
ン、三フツ化ホウ素エーテラートを用いることが
できる。これらの触媒の使用量は、反応原料100
重量部に対して0.01〜5重量部である。 上記式(e)で表わされる化合物は市販品として容
易に入手しうる化合物である。上記化合物(a),
(b),(c),(e)はいずれも単独で使用できることはも
ちろん2種以上併用することもできる。 ジイソシアネート化合物(A)としては、2,4―
トルエンジイソシアネート、2,6―トルエンジ
イソシアネート、1,3―キシレンジイソシアネ
ート、1,4―キシレンジイソシアネート、1,
5―ナフタレンジイソシアネート、m―フエニレ
ンジイソシアネート、p―フエニレンジイソシア
ネート、3,3′―ジメチル―4,4′―ジフエニル
メタンジイソシアネート、4,4′―ジフエニルメ
タンジイソシアネート、3,3′―ジメチルフエニ
レンジイソシアネート、4,4′―ビフエニレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソフオロンジイソシアネート、ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネート、メチレンビス
(4―シクロヘキシルイソシアネート)等が挙げ
られる。 また、第2工程の反応で用いられる水酸基を有
するアクリル系またはメタクリル系化合物(B)とし
ては、例えば、2―ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2―ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2―ヒドロキシオクチル(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。 さらに、第3工程の反応で用いられる4官能性
アルコール化合物としては、エチレンジアミンア
ルキレンオキサイド付加物、ジグリセリンアルキ
レンオキサイド付加物等があげられる。 かくして、上記方法によつて本発明に用いる放
射線硬化性重合体を得ることができるが、ここで
述べた方法に限定されるものではない。 本発明に用いる放射線硬化重合体中における式
(1)―bで示される構成成分の割合は、好ましくは
0.05〜90重量%、特に好ましくは0.1〜70重量%
である。90重量%をこえると磁性塗料として通常
使用されるトルエン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、等の汎用の溶媒に対する溶
解性が低下する傾向が強く、また塗料として放射
線によつて硬化した後の塗膜の吸湿性が増加し塗
膜強度の低下をまねき易くなる。 本発明に用いる放射線硬化性重合体中に含まれ
るスルホン酸アルカリ金属塩基の含有率の範囲
は、好ましくは1.0×10-7当量/g〜1.3×10-3
量/gであり、特に好ましくは2×10-7当量/g
〜1.0×10-3当量/gであり、就中5×10-7
量/g〜1.0×10-3当量/gである。 また、式(1)―cで示される構成成分の割合は、
好ましくは95重量%以下、特に好ましくは90重量
%以下である。95重量%を越えると塗料として放
射線によつて硬化した塗膜の柔軟性が失なわれ、
好ましくはない。 式(1)―a,(1)―eであらわされる成分の総量が
重合体全体に対して占める割合は4.95〜99.5重量
%が好ましく、この範囲内で各構成成分(1)―a,
(1)―eの占める割合は任意にとりうることができ
る。 本発明で用いられる放射線硬化性重合体は好ま
しくは約1万〜10万の数平均分子量を有してい
る。 本発明に用いられる重合体を放射線硬化して得
られる塗膜の力学的特性は、放射線硬化条件等に
よつても異なるが、通常、弾性率で10Kg/cm2
上、破断強度で90Kg/cm2以上、破断伸びで7%以
上の特性である。 本発明に用いる重合体は、必要に応じて他の放
射線硬化性重合体および/または放射線硬化性不
飽和結合を有する化合物と併用することができ
る。他の放射線硬化性重合体としては、以下のも
のを挙げることができる。 (1) 分子末端にアクリル系二重結合を有し、ポリ
マー骨格がポリエステル、ポリウレタン、エポ
キシ、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリ
アミド等である重合体。 (2) 下記一般式(イ)で表される重合体。 〔式中、R9は―CH3または―C2H5、Xは
【式】(式中、R10はHまたはCH)、 Zは
【式】(R11およびR12は、炭素数 1〜4のアルキル基、フエニル基または炭素数
1〜4のアルコキシ基を示し、同一であつても
異なつてもよく、Yはアクリル系またはビニル
系二重結合を有する基である)、tは200〜800
の整数、uは10〜200の整数、vは0〜200の整
数、wは3〜100の整数、mは0〜50の整数で
ある〕 (3) 親水基、例えば―SO3M、―OSO3M、
【式】
【式】
【式】 【式】 〔実施例〕
以下、本発明を実施例によつてさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。 なお、以下の実施例において、分子量は浸透圧
法によつて求めた値である。また化合物の構造
は、赤外吸収スペクトルおよび核磁気共鳴
(NMR)スペクトルによつて分析した結果であ
る。 各実施例の重合体の溶液粘度は、各実施例で該
重合体合成時に使用した溶媒中の40重量%の溶液
について、25℃で測定した値(センチポイズcp)
である。 実施例 1 (1) 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容
量1のフラスコに、5―ナトリウム―スルホ
―イソフタル酸ジメチルエステル74g、ポリエ
チレングリコール(平均分子量400)400g、酢
酸ナトリウム1.0gを加えて130℃で6時間反応
させた。得られた反応生成物をNMRスペクト
ルによつて分析したところ、5―ナトリウム―
スルホ―イソフタル酸ジメチルのメチル基のプ
ロトンによるピークが検出されないことから、
エステル交換率はほぼ100%進行していると判
断された。さらに未反応のポリエチレングリコ
ールが存在することも確認された。 次いで反応生成物を液体クロマトグラムによ
り分画分取してNMRスペクトルによつて分析
した結果、反応生成物は下記の構造式であらわ
される化合物とポリエチレングリコールとの混
合物であり、 (式中、R18はポリエチレングリコール(平
均分子量400)の両末端OH基を除いた残基で
あり、nは1.1である。) 上記構造で示した化合物と未反応ポリエチレ
ングリコールの比は55対45(重量比)であつた。
これらの混合物を特定スルホン酸化合物()
とする。特定スルホン酸化合物()の水酸基
当量は3.28×10-3当量/gであつた。 (2) 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容
量2のフラスコに、4,4′―ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート185.6g、ジブチル
スズジラウレート0.5g、シクロヘキサノンと
メチルエチルケトンの混合溶媒550gを加えて
60℃に加温したのち、滴下ロートより系の温度
が上昇しない様に注意しながら、ポリテトラメ
チレングリコール(デユポン社製 テラタン
650)103.6g、ポリオキシエチレンビスフエノ
ールAエーテル(日本油脂社製 DA―350F)
128.3g、ビスフエノールAプロピレンオキサ
イド誘導体のアクリル酸付加物(共栄社油脂製
エポキシエステル3002A;以下特定ヒドロキ
シル化合物()と呼ぶ)38.4g、特定スルホ
ン酸化合物()31.4g、シクロヘキサノンと
メチルエチルケトンの混合溶媒250gを均一に
混合したものを滴下し、滴下終了後、60℃で4
時間反応させた。次いでこれに、2―ヒドロキ
シエチルアクリレート6.8gを加えてさらに60
℃で2時間反応させたのち、4官能アルコール
性化合物(旭電化社製 アデカクオドロール)
4.3gを加え60℃で4時間反応させた。反応終
了後、赤外吸収スペクトルにより系中にイソシ
アネート基が残存していないことを確認した。 この様にして得た重合体を重合体(A)とする。
重合体(A)の分子量とスルホン酸ナトリウム塩含
有量を第1表に示す。 実施例 2 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容量
2のフラスコに、4,4′―ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート208.2g、ジブチルスズジ
ラウレート0.5g、シクロヘキサノンとメチルエ
チルケトンの混合溶媒500gを加えて600℃に加温
したのち、滴下ロートより系の温度が上昇しない
様に注意しながら、ポリテトラメチレングリコー
ル(デユポン社製 テラタン650)35.8g、ポリ
オキシエチレンビスフエノールAエーテル(日本
油脂社製 DA―350F)170.8g、特定スルホン
酸化合物()37.3g、特定ヒドロキシル化合物
()36.4g、シクロヘキサノンとメチルエチル
ケトンの混合溶媒250gを均一に混合したものを
滴下し、滴下終了後、60℃で4時間反応させた。
次いでこれに、2―ヒドロキシエチルアクリレー
ト7.1gを加えてさらに60℃で2時間反応させた
のち、4官能アルコール性化合物(旭電化社製
アデカクオドロール)4.5gを加え60℃で4時間
反応させた。反応終了後、赤外吸収スペクトルに
より系中にイソシアネート基が残存していないこ
とを確認した。 この様にして得た重合体を重合体(B)とする。重
合体(B)の分子量とスルホン酸ナトリウム塩含有量
を第1表に示す。 実施例 3 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容量
2のフラスコに、2,4―トルエンジイソシア
ネート82.0g、ジブチルスズラウレート0.5g、
シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶
媒550gを加えて60℃に加温したのち、滴下ロー
トより系の温度が上昇しない様に注意しながら、
ポリテトラメチレングリコール(三菱化成社製
PTMG1000)338.0g、ポリオキシプロピレンビ
スフエノールAエーテル(日本油脂社製 DB―
900)46.1g、特定スルホン酸化合物()25.0
g、シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混
合溶媒200gを均一に混合したものを滴下し、滴
下終了後、60℃で4時間反応させた。次いで2―
ヒドロキシプロピルメタクリレート5.9gを加え
てさらに60℃で2時間反応させたのち、4官能ア
ルコール性化合物(旭電化社製 アデカクオドロ
ール)3.0gを加え60℃で4時間反応させた。反
応終了後、赤外吸収スペクトルにより系中にイソ
シアネート基が残存していないことを確認した。 この様にして得た重合体を重合体(C)とする。重
合体(C)の分子量とスルホン酸ナトリウム酸含有量
を第1表に示す。 実施例 4 (1) 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容
量1のフラスコに、5―ナトリウム―スルホ
―イソフタル酸ジメチルエステル78g、ポリエ
チレングリコール(平均分子量200)422g、酢
酸ナトリウム1.0g、酢酸亜鉛1.0gを加えて
130℃で6時間反応させた。 得られた反応生成物をNMRスペクトルによ
つて分析したところ、5―ナトリウム―スルホ
―イソフタル酸ジメチルのメチル基のプロトン
によるピークが検出されないことから、エステ
ル交換率はほぼ100%進行していると判断され
た。さらに未反応のポリエチレングリコールが
存在することも確認された。 次いで、反応生成物を液体クロマトグラムに
より分画分取してNMRスペクトルによつて分
析した結果、反応生成物は下記の構造式であら
わされる化合物とポリエチレングリコールとの
混合物であり、 式中、R19はポリエチレングリコール(平均
分子量200)の両末端OH基を除いた残基であ
る。 上記構造で示した化合物と未反応ポリエチレ
ングリコールの比は36対64(重量比)であつた。
これらの混合物を特定スルホン酸化合物()
とする。特定スルホン酸化合物()の水酸基
当量は7.52×10-3等量/gであつた。 (2) 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容
量2のフラスコに、2,4―トリエンジイソ
シアネート123.1g、ジブチルスズジラウレー
ト0.5g、特定スルホン酸化合物()7.3g、
シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合
溶媒500gを加えて60℃に加温したのち、滴下
ロートより系の温度が上昇しない様に注意しな
がら、ポリプロピレングリコール(日本油脂社
製、ユニオールD―400)114.8g、ポリオキシ
プロピレンビスフエノールAエーテル(日本油
脂製、DB―900)212.3g、シクロヘキサノン
とメチルエチルケトンの混合溶媒250gを均一
に混合したものを滴下し、滴下終了後、60℃で
4時間反応させた。 次いで、これに2―ヒドロキシプロピルメタ
クリレート22.8gを加え、60℃で2時間反応さ
せたのち、4官能アルコール性化合物(旭電化
性、DG―500)19.7gを加えて60℃で4時間反
応させた。反応終了後、赤外吸収スペクトルに
より系中にイソシアネート基が残存していない
ことを確認した。 この様にして得た重合体を重合体(D)とする。
重合体(D)の分子量とスルホン酸ナトリウム塩含
有量を第1表に示す。 実施例 5 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容量
2のフラスコに、2,4―トルエンジイソシア
ネート92.8g、ジブチルスズジラウレート0.5g、
テトラヒドロフラン500gを加えて60℃に加温し
たのち、滴下ロートより系の温度が上昇しない様
に注意しながら、ポリプロピレングリコール(日
本油脂社製、ユニオールD―1200)57.1g、特定
スルホン酸化合物()208.9g、エチレングリ
コールジグリシジルエーテル誘導体のメタクリル
酸付加物(共栄社油脂社製、エポキシエステル
40EM;以下、特定ヒドロキシル化合物()と
呼ぶ)32.9g、テトラヒドロフラン250gを均一
に混合したものと滴下し、滴下終了後、60℃で4
時間反応させた。 次いで、2―ヒドロキシエチルアクリレート
11.0gを加えて、さらに60℃で2時間反応させた
のち、4官能アルコール性化合物(旭電化製、
DG―500)11.9gを加えて60℃で4時間反応させ
た。反応終了後、赤外吸収スペクトルにより系中
にイソシアネート基が残存していないことを確認
した。 この様にして得た重合体を重合体(E)とする。重
合体(E)の分子量とスルホン酸ナトリウム塩含有量
を第1表に示す。 実施例 6 (1) 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容
量1のフラスコに、アクリル酸105.9gとポ
リプロピレングリコール#400ジグリシジルエ
ーテル(共栄社油脂製 エポライト400p)
394.1gを加えて60℃で6時間反応させたのち、
赤外吸収スペクトルにより反応生成物中にはエ
ポキシ環の吸収が無いことを確認した。この反
応生成物を特定ヒドロキシル化合物()とす
る。 特定ヒドロキシル化合物の主たる構造は次の通
りである。 (2) 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容
量2のフラスコに、イソホロンジイソシアネ
ート121.3g、ジブチルスズジラウレート0.5
g、シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの
混合溶媒500gを加えて60℃に加温したのち、
滴下ロートより系の温度が上昇しない様に注意
しながら、ポリテトラメチレングリコール(デ
ユポン社製 テラタン650)16.5g、ポリオキ
シプロピレンビスフエノールAエーテル(日本
油脂社製 DB―900)205.8g、特定ヒドロキ
シル化合物()103.7g、特定スルホン酸化
合物()40.5g、シクロヘキサノンとメチル
エチルケトンの混合溶媒250gを均一に混合し
たものを滴下し、60℃で4時間反応させた。次
いでこれに、2―ヒドロキシエチルアクリレー
ト5.9gを加えてさらに60℃で2時間反応させ
たのち、4官能アルコール性化合物(旭電化社
製 DG―500)4.2gを加え60℃で4時間反応
させた。反応終了後、赤外吸収スペクトルによ
り系中にイソシアネート基が残存していないこ
とを確認した。 この様にして得た重合体を重合体(F)とする。重
合体(F)の分子量とスルホン酸ナトリウム塩含有量
を第1表に示す。 実施例 7 (1) 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容
量1のフラスコに、5―ナトリウム―スルホ
―イソフタル酸ジメチルエステル35g、ポリテ
トラメチレングリコール(デユポン社製 テラ
タン650)465g、酢酸亜鉛1.0g、酢酸ナトリ
ウム1.0gを加えて130℃で6時間反応させた。
得られた反応生成物をNMRスペクトルによつ
て分析したところ、5―ナトリウム―スルホ―
イソフタル酸ジメチルのメチル基のプロトンに
よるピークが検出されないことから、エステル
交換率はほぼ100%進行していると判断された。
さらに未反応のポリテトラメチレングリコール
が存在することも確認された。 次いで反応生成物を液体クロマトグラムによ
り分画分取してNMRスペクトルによつて分析
した結果、反応生成物は下記の構造式であらわ
される化合物とポリテトラメチレングリコール
との混合物であり、 (式中、R20はポリテトラメチレングリコー
ルの両末端OH基を除いた残基であり、nは1.4
である。) 上記構造で示した化合物と未反応ポリテトラ
メチレングリコールの比は34対66(重量比)で
あつた。これらの混合物を特定スルホン酸化合
物()とする。特定スルホン酸化合物()
の水酸基当量は、2.42×10-3当量/gであつ
た。 (2) 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容
量2のフラスコに、イソホロンジイソシアネ
ート123.7g、ジブチルスズジラウレート0.5
g、シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの
混合溶媒550gを加えて60℃に加温したのち、
滴下ロートより系の温度が上昇しない様に注意
しながら、特定スルホン酸化合物()177.0
g、ポリオキシエチレンビスフエノールAエー
テル(日本油脂社製 DA―350F)49.3g、ポ
リテトラメチレングリコール(三菱化成社製
PTMG1000)142.9g、シクロヘキサノンとメ
チルエチルケトンの混合溶媒200gを均一に混
合したものを滴下し、滴下終了後、60℃で4時
間反応させた。次いで2―ヒドロキシプロピル
メタクリレート8.3gを加えてさらに60℃で2
時間反応させたのち、4官能アルコール性化合
物(旭電化社製 アデカクオドロール)4.2g
を加え60℃で4時間反応させた。反応終了後、
赤外吸収スペクトルにより系中にイソシアネー
ト基が残存していないことを確認した。 この様にして得た重合体を重合体(G)とする。
重合体(G)の分子量とスルホン酸ナトリウム塩含
有量を第1表に示す。 実施例 8 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容量
2のフラスコに、4,4′―ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート200.0g、ジブチルスズジ
ラウレート0.5g、シクロヘキサノンとメチルエ
チルケトンの混合溶媒500gを加えて60℃に加温
したのち、滴下ロートより系の温度が上昇しない
様に注意しながら、特定スルホン酸化合物()
39.9g、特定ヒドロキシル化合物()133.7g、
ポリプロピレングリコール(日本油脂社製 ユニ
オール D―400)115.9g、シクロヘキサノンと
メチルエチルケトンの混合溶媒250gを均一に混
合したものを滴下し、滴下終了後、60℃で4時間
反応させた。次いでこれに、2―ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート5.6gを加えてさらに60℃で
2時間反応させたのち、4官能アルコール性化合
物(旭電化社製 DG―500)4.8gを加え60℃で
4時間反応させた。反応終了後、赤外吸収スペク
トルにより系中にイソシアネート基が残存してい
ないことを確認した。 この様にして得た重合体を重合体(H)とする。重
合体(H)の分子量とスルホン酸ナトリウム塩含有量
を第1表に示す。 実施例 9 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容量
2のフラスコに、イソホロンジイソシアネート
103.8g、ジブチルスズジラウレート0.5g、シク
ロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶媒
550gを加えて60℃に加温したのち、滴下ロート
より系の温度が上昇しない様に注意しながら、ポ
リプロピレングリコール(日本油脂社製
D1200)73.8g、ポリオキシプロピレンビスフエ
ノールAエーテル(日本油脂社製 DB―900)
166.0g、特定ヒドロキシル化合物()50.2g、
特定スルホン酸化合物()101.6g、シクロヘ
キサノンとメチルエチルケトンの混合溶媒200g
を均一に混合したものを滴下し、滴下終了後、60
℃で4時間反応させた。次いでこれに、2―ヒド
ロキシエチルアクリレート2.9gを加えてさらに
60℃で2時間反応させたのち、4官能アルコール
性化合物(旭電化社製 アデカクオドロール)
1.8gを加え60℃で4時間反応させた。反応終了
後、赤外吸収スペクトルにより系中にイソシアネ
ート基が残存していないことを確認した。 この様にして得た重合体を重合体(J)とする。重
合体(J)の分子量とスルホン酸ナトリウム塩含有量
を第1表に示す。 比較例 1 温度計、撹拌機および部分還流式冷却器を取り
付けた反応容器に、ジメチルテレフタレート
119.2部、ジメチルイソフタレート89.4部、5―
ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル136.5部、
エチレングリコール148.2部、ネオペンチルグリ
コール203.4部ならびに触媒としての酢酸亜鉛
0.025部および酢酸ナトリウム0.003部を仕込み、
180℃〜220℃で3時間エステル交換反応を行なつ
た。次いでセバシン酸376.2部を添加して200℃〜
240℃で2時間反応させた後、その反応系を30分
かけて10mmHgまで減圧した。この反応系を更に
3〜10mmHgの圧力下、250℃の温度で2時間重縮
合反応を行なつた。この様にして得られたポリエ
ステルポリオールのヒドロキシル価は42であつ
た。このポリエステルポリオールを核磁気共鳴
(NMR)分析などによつて分析した結果、その
組成は次の通りであつた。 テレフタル酸20モル%、イソフタル酸15モル
%、5―スルホイソフタル酸ナトリウム5モル
%、セバシン酸60モル%、エチレングリコール50
モル%およびネオペンチルグリコール50モル%。 次に、温度計、撹拌機および還流式冷却器を取
付けた容量2の反応容器に、4,4′―ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート33.8g、ジブチ
ルスズジラウレート0.5g、シクロヘキサノンと
メチルエチルケトンの混合溶媒550gを加えて60
℃に加温したのち、滴下ロートより系の温度が上
昇しない様に注意しながら、上記において得たポ
リエステルポリオール466.2g、シクロヘキサノ
ンとメチルエチルケトンの混合溶媒200gを均一
に混合したものを滴下し、滴下終了後、60℃で4
時間反応させた。次いでこれに、2―ヒドロキシ
エチルアクリレート4.5gを加えさらに60℃で2
時間反応させた。反応終了後、赤外吸収スペクト
ルにより系中にイソシアネート基が残存していな
いことを確認した。 この様にして得た重合体を重合体(K)とする。重
合体(K)の分子量とスルホン酸ナトリウム塩含有量
を第1表に示す。 参考例 1 実施例1で得られた重合体Aのシクロヘキサノ
ン、メチルエチルケトン混合溶液を用いて下記組
成の磁性塗料を次の要領で作製し、基体に塗布し
て電子線照射により硬化させた。 Co含有γ―Fe2O3 80重量部 重合体 20重量部 (固型分換算) シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶
媒 200重量部 500mlアルミ製缶に上記組成中の磁性粉、シク
ロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶媒お
よび3mm径ステンレスボール(約150ml)を入れ、
米国レツドデビル社製 ペイントコンデイシヨナ
ーにて2時間振とうした。次いで重合体Aのシク
ロヘキサノン、メチルエチルケトン混合溶媒を加
えてさらに4時間振とうした後、ステンレスボー
ルを取り除き磁性塗料を得た。次いで直ちに厚さ
15μmポリエステルフイルム上に乾燥膜厚が6μm
になるように上記磁性塗料を塗布し、直ちに磁場
配向処理を行ない、室温で一夜乾燥後エレクトロ
カーテンタイプ電子線加速装置を使用して加速電
圧160キロボルトとし、7メガラツドの吸収線量
で磁性塗膜を硬化した。 同様に上記磁性塗料組成中において、磁性粉を
除外し、重合体Aを乾燥膜厚が40μm〜60μmにな
るようにガラス板上に塗布し、室温で一夜乾燥後
加速電圧160キロボルトとし、5メガラツドの吸
収線量で塗膜を硬化した。 磁性塗料については、次の(1)の試験を行ない、
硬化磁性塗膜については、(2)〜(6)の試験を行なつ
た。 また磁性粉を含まない硬化塗膜については、(7)
〜(8)の試験を行なつた。 また上記とは別に硬化塗膜を作り、(9)の試験を
行なつた。 結果を第2表に示す。 (1) 過テスト:平均孔径2μmを有するフイルタ
ーで磁性塗料を1分間で100%過できるかど
うか観察した。 (2) 光沢:デイジタル光沢計(村上色彩技術研究
所製)を使用して硬化磁性塗膜の反射角45゜の
光沢を測定し、光沢が70〜90の場合を◎、50〜
70の場合を〇、30〜50の場合を△、30以下の場
合を×とした。 (3) 表面観察:走査型電子顕微鏡を使用して硬化
磁性塗膜の表面観察を行なつた。磁性粉の凝集
がみられない状態を◎として、以下〇,△,×
の順であらわした。 (4) 接着テスト:硬化磁性塗膜の表面に粘着テー
プを張りつけ、全面に均一に接着させた後、瞬
間的に引き剥がした時の状態を観察して行な
い、硬化磁性塗膜が基体から完全に剥離された
場合を×、若干剥離された場合を△、ほとんど
剥離されない場合を〇、全く剥離が認められな
いものを◎として評価した。 (5) 粉落ち試験:#1000のエメリー紙上で硬化磁
性塗膜を20回シエデイングしてその時の粉落ち
量を測定した。 (6) 角型比(Br/Bm):東英工業(株)製 VSM―
3型を用いて外部磁場50000eで磁気特性を測定
した。残留磁束密度=Br、最大残留磁束密度
=Bm (7) 破断強度、伸び、初期モジユラス:硬化塗膜
から短冊状のテストピースを切り出し(0.5cm
×10cm×40〜60μm)、室温で50mm/minの引張
り速度で測定した。 (8) テトラヒドロフラン(THF)抽出残:硬化
塗膜について、THFソツクスレー抽出を24時
間行ない、抽出残の割合を測定した。 (9) 屈曲試験:厚さ100μmのポリエステルフイル
ム上に、乾燥膜厚が40μm〜50μmになる様に実
施例1で得られた重合体を塗布し、室温で1夜
乾燥後、加速電圧160キロボルト、5メガラツ
ドでクリアーフイルムを硬化した。このクリア
ーフイルムを基板のポリエステルフイルムごと
巾1cmの短冊状に切り、両端を固定して中央部
分から屈曲させたのち、直ちにもとの状態に復
元するといつた屈曲試験を1秒間に20回行な
い、屈曲部位からのクリアーフイルムの剥離あ
るいは破壊が起こるかどうかをみた。500時間
の屈曲に耐えたものを優として評価した。 参考例 2 参考例1において塗料の組成を次の様にした以
外は参考例1と同様に試験を行なつた。結果を第
2表に示す。 Co含有γ―Fe2O3 80重量部 重合体B 20重量部 (固型分換算) シクロヘキサノン 200重量部 参考例 3 参考例1において塗料の組成を次の様にした以
外は参考例1と同様に試験を行なつた。結果を第
2表に示す。 Co含有γ―Fe2O3 80重量部 重合体C 17重量部 (固型分換算) トリメチロールプロパントリアクレリート
3重量部 シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶
媒 200重量部 参考例 4 参考例1において塗料の組成を次の様にした以
外は参考例1と同様に試験を行なつた。結果を第
2表に示す。 Co含有γ―Fe2O3 80重量部 重合体D 20重量部 (固型分換算) シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶
媒 200重量部 参考例 5 参考例1において塗料の組成を次の様にした以
外は参考例1と同様に試験を行なつた。結果を第
2表に示す。 Co含有γ―Fe2O3 80重量部 重合体E 20重量部 (固型分換算) テトラヒドロフラン 200重量部 参考例 6 参考例1において塗料の組成を次の様にした以
外は参考例1と同様に試験を行なつた。結果を第
2表に示す。 Co含有γ―Fe2O3 80重量部 重合体F 20重量部 (固型分換算) シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶
媒 200重量部 参考例 7 参考例1において塗料の組成を次の様にした以
外は参考例1と同様に試験を行なつた。結果を第
2表に示す。 Co含有γ―Fe2O3 80重量部 重合体G 20重量部 (固型分換算) シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶
媒 200重量部 参考例 8 参考例1において塗料の組成を次の様にした以
外は参考例1と同様に試験を行なつた。結果を第
2表に示す。 Co含有γ―Fe2O3 80重量部 重合体H 20重量部 (固型分換算) シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶
媒 200重量部 参考例 9 参考例1において塗料の組成を次の様にした以
外は参考例1と同様に試験を行なつた。結果を第
2表に示す。 Co含有γ―Fe2O3 80重量部 重合体J 17重量部 (固型分換算) ペンタエリスリトールトリアクリレート3重量部 シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶
媒 200重量部 実施例 10 (1) 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容
量1のフラスコに、5―ナトリウム―スルホ
―イソフタル酸ジメチル148g、ポリエチレン
グリコール(平均分子量400)400g、酢酸ナト
リウム1.0g、酢酸亜鉛1.0gを加えて130℃で
6時間反応させた。得られた反応生成物を
NMRスペクトルによつて分析したところ、5
―ナトリウム―スルホ―イソフタル酸ジメチル
のメチル基のプロトンによるピークが検出され
ないことから、エステル交換反応はほぼ100%
進行していると判断された。さらに未反応のポ
リエチレングリコールが存在しないことも確認
された。 次いで反応生成物をNMRスペクトルによつ
て詳細に分析した結果、反応生成物は下記の構
造であらわされる化合物であることが判つた。 (式中、R18はポリエチレングリコール(平
均分子量400)の両末端OH基を除いた残基で
ある。) 上記化合物を特定スルホン酸化合物()と
する。特定スルホン酸化合物()の水酸基当
量は、1.94×10-3当量/gであつた。 (2) 温度計、撹拌器および還流冷却管を備えた容
量2のフラスコに、4,4′―ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート148.5g、ジブチル
スズジラウレート0.5g、シクロヘキサノンと
メチルエチルケトンの混合溶媒500gを加えて
60℃に加温したのち、滴下ロートより系の温度
が上昇しない様に注意しながら、ポリテトラメ
チレングリコール(デユポン社製 テラタン
650)307.1g、特定スルホン酸化合物()
32.4g、シクロヘキサノンとメチルエチルケト
ンの混合溶媒250gを均一に混合したものを滴
下して、滴下終了後、60℃で4時間反応させ
た。次いでこれに、2―ヒドロキシエチルアク
リレート7.3gを加えてさらに60℃で2時間反
応させたのち、4官能アルコール性化合物(旭
電化社製 アデカクオドロール)4.6gを加え
60℃で4時間反応させた。反応終了後、赤外吸
収スペクトルにより系中にイソシアネート基が
残存していないことを確認した。 この様にして得た重合体を重合体(L)とする。重
合体(L)の分子量とスルホン酸ナトリウム塩含有量
を第1表に示す。 参考例 10 参考例1において塗料の組成を次の様にした以
外は参考例1と同様に試験を行なつた。結果を第
2表に示す。 Co含有γ―Fe2O3 80重量部 重合体K 20重量部 (固型分換算) メチルエチルケトンとシクロヘキサノンの混合溶
媒 200重量部 比較参考例 参考例1において塗料の組成を次の様にした以
外は参考例1と同様に試験を行なつた。結果を第
2表に示す。 Co含有γ―Fe2O33 80重量部 比較例で得た重合体 20重量部 (固型分換算) シクロヘキサノンとメチルエチルケトンの混合溶
媒 200重量部
【表】
【表】 上記実施例1〜10における重合体(A)〜(H),(J)お
よび(L)の平均的な組成を、上記式()パラメー
ターによつて示せば下記第3表に示した通りであ
る。 なお、v,w,xおよびzはそれぞれ式()
―a,()―b,()―cおよび()―eの
単位の存在個数を示している。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式() [ここで、R1は水素原子またはメチル基であ
    り、R2は炭素数2〜3のアルキレン基であり、
    R3は炭素数2〜20の2価の脂肪族、脂環族また
    は芳香族の炭化水素基であり、 Xは下記式(1)―a [ここで、R4は炭素数2〜4のアルキレン基
    であり、R3の定義は上記に同じであり、nは1
    〜50の数である。] で表わされる単位、下記式(1)―b [ここで、R5は炭素数2〜4のアルキレン基
    であり、R3の定義は上記に同じであり、Mはア
    ルカリ金属であり、mおよびlは1〜30の数であ
    り、pは1〜5の数である。] で表わされる単位、および必要に応じて下記式(1)
    ―c [ここで、R6は―(CH2CH2O―)q、 【式】 (ここで、ZおよびZ′は独立に
    【式】または【式】であ る。) または、 で表わされる基であり、qは1〜20の数であり、
    R3の定義は上記に同じであり、R1′は水素原子ま
    たはメチル基である。] で表わされる単位が任意の割合でウレタン結合を
    形成している基であり、 Qは4価のアルコールの残基であり、そしてY
    は水酸基またはQに結合したY以外の上記式
    ()中に示され 基である。ただし、Yの2つ
    以上が水酸基でないものとする。 で表わされる重合体を放射線硬化性重合体成分と
    して含有する放射線硬化性塗料。 2 下記式() [ここで、R1は水素原子またはメチル基であ
    り、R2は炭素数2〜3のアルキレン基であり、
    R3は炭素数2〜20の2価の脂肪族、脂環族また
    は芳香族の炭化水素基であり、 Xは下記式(1)―a [ここで、R4は炭素数2〜4のアルキレン基
    であり、R3の定義は上記に同じであり、nは1
    〜50の数である。] で表わされる単位、下記式(1)―b [ここで、R5は炭素数2〜4のアルキレン基
    であり、R3の定義は上記に同じであり、Mはア
    ルカリ金属であり、mおよびlは1〜30の数であ
    り、pは1〜5の数である。] で表わされる単位、下記式(1)―e [ここで、R7およびR8は炭素数2または3の
    アルキレン基であり、γおよびsは1〜20の数で
    あり、R3の定義は上記に同じである。] で表わされる単位、および必要に応じて下記式(1)
    ―c [ここで、R6は―(CH2CH2O―)q
    【式】 (ここで、ZおよびZ′は独立に
    【式】または【式】であ る。) 又は で表わされる基であり、qは1〜20の数であり、
    R3の定義は上記に同じであり、R1′は水素原子又
    はメチル基である、 で表わされる単位が任意の割合でウレタン結合を
    形成している基であり; Qは4価のアルコールの残基であり;そしてY
    は水酸基又はQに結合したY以外の上記式()
    中に示される基である。ただし、Yの2つ以上が
    水酸基でないものとする、 で表わされる重合体を放射線硬化性重合体成分と
    して含有する放射線硬化性塗料。
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