JPH022409B2 - - Google Patents
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- JPH022409B2 JPH022409B2 JP57087246A JP8724682A JPH022409B2 JP H022409 B2 JPH022409 B2 JP H022409B2 JP 57087246 A JP57087246 A JP 57087246A JP 8724682 A JP8724682 A JP 8724682A JP H022409 B2 JPH022409 B2 JP H022409B2
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- Japan
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- film
- heat
- temperature
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- phenylene sulfide
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/18—Manufacture of films or sheets
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G75/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G75/02—Polythioethers
- C08G75/0204—Polyarylenethioethers
- C08G75/0277—Post-polymerisation treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2381/00—Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon only; Polysulfones; Derivatives of such polymers
- C08J2381/02—Polythioethers; Polythioether-ethers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
本発明は寸法安定性に優れたポリp―フエニレ
ンスルフイドフイルムの製造方法に関するもので
ある。 従来、ポリエチレンテレフタレート(以下
PETと略す)フイルムは、その機械的特性、寸
法安定性、電気特性、透明性、耐薬品性などの良
さを活かして絶縁用フイルム、磁気テープのベー
スフイルム、写真用ベースフイルム、包装用フイ
ルムなど種々の分野で使用されている。しかし、
PETフイルムの欠点は耐熱性にあり、その連続
使用温度は耐熱タイプのものでも130℃しかない。
現在耐熱性フイルムとしてはポリイミドフイルム
があり、その非常にすぐれた耐熱性を利用して、
宇宙、航空機用素材や高級電気絶縁用素材として
使用されている。そして省エネルギーの重要性や
種々の産業機器の小型化、軽量化、高性能化、信
頼性の向上などの要求により、その用途および使
用量は年々拡大されつつある。しかし、このポリ
イミドフイルムは溶液製膜法により作られるため
生産性が悪く、コストも高いという欠点をもつて
いる。そこで、PETフイルムより耐熱性にすぐ
れ、かつ溶融成形可能な生産性の良いフイルムと
して特開昭54−142275号にみられるようにポリp
―フエニレンスルフイドフイルムが知られてい
る。 ポリp―フエニレンスルフイドフイルムを2軸
延伸したものは特開昭56−62128号などにみられ
るようにほとんど非晶質のポリp―フエニレンス
ルフイドの未延伸シートまたはフイルムを80〜
120℃の温度範囲で一方向あるいは二方向に延伸
し、その延伸フイルムのTm(融点)を越えない
温度範囲で熱固定することによつて得られてい
る。このような製造工程の中で熱固定温度はTm
未満の温度で行われる。すなわち、熱固定温度は
150〜280℃である。しかし、このような温度範囲
でポリp―フエニレンスルフイドフイルムを熱固
定した場合、特開昭56−62121号でみられるよう
に200℃での熱収縮率が約1.0%程度であり、加熱
下における寸法安定性がよくないという欠点があ
つた。 本発明者らはこの点に注目し、新しい熱固定方
法について鋭意研究した結果、特定の温度範囲で
熱固定することにより加熱下における寸法安定性
の良好なフイルムを短時間で得られることを見出
し、本発明に到達したものである。 すなわち、本発明は縦横二方向に延伸し配向さ
せた2軸延伸ポリp―フエニレンスルフイドフイ
ルムをTm〜350℃の温度範囲で熱固定すること
を特徴とするポリp―フエニレンスルフイドフイ
ルムの製造方法に関するものである。 本発明のポリp―フエニレンスルフイドはその
90モル%以上が構成単位
ンスルフイドフイルムの製造方法に関するもので
ある。 従来、ポリエチレンテレフタレート(以下
PETと略す)フイルムは、その機械的特性、寸
法安定性、電気特性、透明性、耐薬品性などの良
さを活かして絶縁用フイルム、磁気テープのベー
スフイルム、写真用ベースフイルム、包装用フイ
ルムなど種々の分野で使用されている。しかし、
PETフイルムの欠点は耐熱性にあり、その連続
使用温度は耐熱タイプのものでも130℃しかない。
現在耐熱性フイルムとしてはポリイミドフイルム
があり、その非常にすぐれた耐熱性を利用して、
宇宙、航空機用素材や高級電気絶縁用素材として
使用されている。そして省エネルギーの重要性や
種々の産業機器の小型化、軽量化、高性能化、信
頼性の向上などの要求により、その用途および使
用量は年々拡大されつつある。しかし、このポリ
イミドフイルムは溶液製膜法により作られるため
生産性が悪く、コストも高いという欠点をもつて
いる。そこで、PETフイルムより耐熱性にすぐ
れ、かつ溶融成形可能な生産性の良いフイルムと
して特開昭54−142275号にみられるようにポリp
―フエニレンスルフイドフイルムが知られてい
る。 ポリp―フエニレンスルフイドフイルムを2軸
延伸したものは特開昭56−62128号などにみられ
るようにほとんど非晶質のポリp―フエニレンス
ルフイドの未延伸シートまたはフイルムを80〜
120℃の温度範囲で一方向あるいは二方向に延伸
し、その延伸フイルムのTm(融点)を越えない
温度範囲で熱固定することによつて得られてい
る。このような製造工程の中で熱固定温度はTm
未満の温度で行われる。すなわち、熱固定温度は
150〜280℃である。しかし、このような温度範囲
でポリp―フエニレンスルフイドフイルムを熱固
定した場合、特開昭56−62121号でみられるよう
に200℃での熱収縮率が約1.0%程度であり、加熱
下における寸法安定性がよくないという欠点があ
つた。 本発明者らはこの点に注目し、新しい熱固定方
法について鋭意研究した結果、特定の温度範囲で
熱固定することにより加熱下における寸法安定性
の良好なフイルムを短時間で得られることを見出
し、本発明に到達したものである。 すなわち、本発明は縦横二方向に延伸し配向さ
せた2軸延伸ポリp―フエニレンスルフイドフイ
ルムをTm〜350℃の温度範囲で熱固定すること
を特徴とするポリp―フエニレンスルフイドフイ
ルムの製造方法に関するものである。 本発明のポリp―フエニレンスルフイドはその
90モル%以上が構成単位
【式】から
成るポリマーであることが好ましく、90モル%よ
り少ないと結晶性が低下する上に耐熱性、機械的
特性などの低下をきたすのみなず、寸法安定性に
も悪影響を与える。かかるポリp―フエニレンス
ルフイドは10モル%未満であれば例えばメタ結合
り少ないと結晶性が低下する上に耐熱性、機械的
特性などの低下をきたすのみなず、寸法安定性に
も悪影響を与える。かかるポリp―フエニレンス
ルフイドは10モル%未満であれば例えばメタ結合
【式】エーテル結合
【式】ビフエニル結
合
【式】ナフタレン結合
【式】スルホン結合
【式】置換フエニ
レンスルフイド結合
【式】ここでR
はアルキル、ニトロ、フエニル、アルコキシ、ス
ルホン、ハロゲン、カルボン酸、カルボン酸の金
属塩などである)、および前述の3官能フエニレ
ンスルフイド結合
ルホン、ハロゲン、カルボン酸、カルボン酸の金
属塩などである)、および前述の3官能フエニレ
ンスルフイド結合
【式】などを含有
していてもよい。
このようなポリp―フエニレンスルフイドを押
出機、プレス等によりシート又はフイルム状に成
形した後、液体チツ素、水、ロール等を使用して
急冷することにより密度が1.330g/cm3以下とな
り、ほとんど非晶質の未延伸フイルムが得られ
る。未延伸フイルムの結晶化が進行していると結
晶粒子が延伸性を低下させ、延伸時にフイルムの
破断が生じやすくなる。 未延伸フイルムの延伸温度はポリマーの分子量
や成分によつて多少の相違はあるが、通常ポリマ
ーのガラス転移温度付近が望ましい。具体的には
80〜120℃、好ましくは90〜110℃である。延伸方
法としては通常用いられているロール法、テンタ
ー法、チユーブラー法などによる延伸方法が便利
である。延伸倍率は得られるフイルムの物性、生
産性からみて2.5〜7.0倍、好ましくは3.0〜5.5倍
とするのが良く、同時2軸延伸、逐次2軸延伸の
どちらを用いてもよい。 このようにして得られた2軸延伸フイルムは透
明性を失わないように結晶化度を上げるために
Tm〜350℃、好ましくはTm〜330℃の温度範囲
で通常、120秒以内の時間で熱処理される。ここ
でTmは2軸延伸直後の熱処理前のフイルムの示
差走査熱量計(以下DSCと称す)で測定される
融点である。この際、350℃を越える熱処理温度
では熱処理時間を短くしてもフイルムが溶融状態
になり、フイルムの形状を保つことができなくな
つてしまう。Tm〜350℃の熱処理温度であれば
120秒以内で熱処理時間を適度に調整することに
よりフイルムが溶融状態にならず熱固定ができ、
かつTm未満の温度で熱固定した場合よりも密度
が上昇し、加熱下における寸法安定性が向上す
る。またこの熱固定の際、縦横方向に適度な制限
収縮を与えた状態で、あるいは定長下また緊張下
で熱固定を行うことはさしつかえない。一般に、
PETフイルムで代表される結晶性ポリマーフイ
ルムの熱固定温度はそのポリマーの融点以下で行
われている。本発明のようにポリマーの融点以上
の温度で熱固定することは全く新しい熱固定方法
である。 本発明における熱固定は加熱された気体又は液
体の流れあるいは固体の表面に熱固定前の延伸フ
イルムを接触させることによつて行われる。ま
た、赤外線ヒータなどのような輻射熱を利用する
こともできる。更に、超音波、高周波を照射して
も良い。本発明における熱固定の「温度」および
「時間」とは媒体使用の場合には加熱媒体の温度
および加熱媒体への延伸フイルムの接触時間のこ
とである。また、赤外線ヒーター、超音波、高周
波等の使用の場合にはフイルム温度および処理時
間をいう。 このようにして得られる本発明のフイルムは結
晶化度が高く、加熱下における寸法安定性がすぐ
れ、また融点付近まで加熱しても白化やぜい化を
起さない。 本発明のフイルムは、耐熱性、寸法安定性、機
械的特性にすぐれるため電気絶縁用フイルム、磁
気記録用フイルムとして最適である。例えばフレ
キシブルプリント配線板用ベースフイルム、車両
用モーター、冷凍機用モーターなどの各種回転機
および各種静止器などの絶縁材料として、また一
般ケーブル、高圧、超高圧ケーブルの被覆用絶縁
材料、磁気テープ用ベースフイルム、コンデンサ
ー用フイルムとして有用である。その他、包装
用、農業用、写真用、粘着テープ用ベース、建材
用、装飾用などのフイルム素材として使用するこ
とができる。また他のフイルムとのラミネート、
金属や紙などとの組合せによる複合材としての使
用も可能である。 本発明に於けるガラス転移温度、Tm、密度、
結晶化度の測定方法について述べる。 ガラス転移温度は延伸前の未延伸非晶フイルム
又はシートをTmは2軸延伸直後のフイルムをそ
れぞれ測定用試料としてDSCを用いて常法によ
り測定される。 密度は臭化リチウム水溶液を用いて密度勾配管
により求められる。結晶化度(Xc)は上述した
密度を用いて密度法により求められる。すなわち
Xcは一般に用いられる次の式より求められる。 1/d=Xc/dcr+1−Xc/dam ……(1) 式(1)においてd,dcrおよびdamはそれぞれ試
料の密度、結晶相の密度および非結晶相の密度で
ある。ここでdcr,damはEur,poly.J.,7,
1127(1971)で求められている値を用いた。すな
わち、dcr=1.430g/cm3、dam=1.320g/cm3で
ある。 実施例1〜3、比較例1〜3 5スケールのオートクレーブにN―メチルピ
ロリドン1.8Kg、硫化ナトリウム(59.6%純度)
0.5Kg、安息香酸ナトリウム0.6Kg、水酸化ナトリ
ウム1.6gを仕込み、チツ素気流中で200℃まで昇
温し、脱水率53%まで脱水を行つた。系を160℃
まで冷却後、p―ジクロルベンゼン0.6Kg仕込み
封をして、チツ素で内圧を4Kg/cm3まで加圧し
た。重合による発熱の昇温速度を制御しながらコ
ントロールし、250℃まで昇温して3時間撹拌し
ながら重合を行つた。次に系を冷却後放圧し、内
容物を水中にあけ、粉末のポリマーを取り出し、
水、アセトンで洗浄をくり返した。このポリマー
を120℃で3時間乾燥し、白色粉末のポリマーを
得た。このポリマーの溶液粘度〔η〕をα―クロ
ルナフタリンを用いて温度206℃、濃度0.4Kg/
100mlで測定したところ0.30dl/gであつた。こ
のポリマー320℃にてプレスにより製膜後、水中
で急冷して密度1.321g/cm3、厚さ405ミクロンを
有する透明なほとんど非晶質の未延伸シートを得
た。この非晶シートのガラス転移温度をDSCで
昇温速度20℃/分で測定したところ89℃であつ
た。 この非晶シートを94℃で3.5×3.5倍の同時2軸
延伸を行つた。この延伸フイルムのTmはDSCで
昇温速度20℃/分で測定したところ284℃であつ
た。このフイルム表―1に示すような温度および
時間で定長下で熱固定を行つた。比較例として
Tm未満で実施例と同様に熱固定を行つた。これ
らのフイルムの密度、結晶化度および熱収縮率を
測定し、結果を表―1に示した。本発明における
フイルムは密度および結晶化度が高く、かつ熱収
縮率が小さく加熱下における寸法安定性がすぐれ
ているという特徴を有している。 実施例4〜6、比較例4〜7 実施例1〜3で用いた非晶シートを95℃にて縦
3.5×横4.0倍の遂次2軸延伸を行い、実施例1〜
3と同様にTmを測定したところ286℃であつた。
このフイルムを表―2に示すような温度および時
間で定長下で熱固定を行つた。比較例としてTm
未満で実施例と同様に熱固定を行つた。これらの
フイルムの密度、結晶化度、熱収縮率を測定し、
結果を表―2に示した。本発明によるフイルムは
加熱下における寸法安定性の良好なフイルムであ
る。
出機、プレス等によりシート又はフイルム状に成
形した後、液体チツ素、水、ロール等を使用して
急冷することにより密度が1.330g/cm3以下とな
り、ほとんど非晶質の未延伸フイルムが得られ
る。未延伸フイルムの結晶化が進行していると結
晶粒子が延伸性を低下させ、延伸時にフイルムの
破断が生じやすくなる。 未延伸フイルムの延伸温度はポリマーの分子量
や成分によつて多少の相違はあるが、通常ポリマ
ーのガラス転移温度付近が望ましい。具体的には
80〜120℃、好ましくは90〜110℃である。延伸方
法としては通常用いられているロール法、テンタ
ー法、チユーブラー法などによる延伸方法が便利
である。延伸倍率は得られるフイルムの物性、生
産性からみて2.5〜7.0倍、好ましくは3.0〜5.5倍
とするのが良く、同時2軸延伸、逐次2軸延伸の
どちらを用いてもよい。 このようにして得られた2軸延伸フイルムは透
明性を失わないように結晶化度を上げるために
Tm〜350℃、好ましくはTm〜330℃の温度範囲
で通常、120秒以内の時間で熱処理される。ここ
でTmは2軸延伸直後の熱処理前のフイルムの示
差走査熱量計(以下DSCと称す)で測定される
融点である。この際、350℃を越える熱処理温度
では熱処理時間を短くしてもフイルムが溶融状態
になり、フイルムの形状を保つことができなくな
つてしまう。Tm〜350℃の熱処理温度であれば
120秒以内で熱処理時間を適度に調整することに
よりフイルムが溶融状態にならず熱固定ができ、
かつTm未満の温度で熱固定した場合よりも密度
が上昇し、加熱下における寸法安定性が向上す
る。またこの熱固定の際、縦横方向に適度な制限
収縮を与えた状態で、あるいは定長下また緊張下
で熱固定を行うことはさしつかえない。一般に、
PETフイルムで代表される結晶性ポリマーフイ
ルムの熱固定温度はそのポリマーの融点以下で行
われている。本発明のようにポリマーの融点以上
の温度で熱固定することは全く新しい熱固定方法
である。 本発明における熱固定は加熱された気体又は液
体の流れあるいは固体の表面に熱固定前の延伸フ
イルムを接触させることによつて行われる。ま
た、赤外線ヒータなどのような輻射熱を利用する
こともできる。更に、超音波、高周波を照射して
も良い。本発明における熱固定の「温度」および
「時間」とは媒体使用の場合には加熱媒体の温度
および加熱媒体への延伸フイルムの接触時間のこ
とである。また、赤外線ヒーター、超音波、高周
波等の使用の場合にはフイルム温度および処理時
間をいう。 このようにして得られる本発明のフイルムは結
晶化度が高く、加熱下における寸法安定性がすぐ
れ、また融点付近まで加熱しても白化やぜい化を
起さない。 本発明のフイルムは、耐熱性、寸法安定性、機
械的特性にすぐれるため電気絶縁用フイルム、磁
気記録用フイルムとして最適である。例えばフレ
キシブルプリント配線板用ベースフイルム、車両
用モーター、冷凍機用モーターなどの各種回転機
および各種静止器などの絶縁材料として、また一
般ケーブル、高圧、超高圧ケーブルの被覆用絶縁
材料、磁気テープ用ベースフイルム、コンデンサ
ー用フイルムとして有用である。その他、包装
用、農業用、写真用、粘着テープ用ベース、建材
用、装飾用などのフイルム素材として使用するこ
とができる。また他のフイルムとのラミネート、
金属や紙などとの組合せによる複合材としての使
用も可能である。 本発明に於けるガラス転移温度、Tm、密度、
結晶化度の測定方法について述べる。 ガラス転移温度は延伸前の未延伸非晶フイルム
又はシートをTmは2軸延伸直後のフイルムをそ
れぞれ測定用試料としてDSCを用いて常法によ
り測定される。 密度は臭化リチウム水溶液を用いて密度勾配管
により求められる。結晶化度(Xc)は上述した
密度を用いて密度法により求められる。すなわち
Xcは一般に用いられる次の式より求められる。 1/d=Xc/dcr+1−Xc/dam ……(1) 式(1)においてd,dcrおよびdamはそれぞれ試
料の密度、結晶相の密度および非結晶相の密度で
ある。ここでdcr,damはEur,poly.J.,7,
1127(1971)で求められている値を用いた。すな
わち、dcr=1.430g/cm3、dam=1.320g/cm3で
ある。 実施例1〜3、比較例1〜3 5スケールのオートクレーブにN―メチルピ
ロリドン1.8Kg、硫化ナトリウム(59.6%純度)
0.5Kg、安息香酸ナトリウム0.6Kg、水酸化ナトリ
ウム1.6gを仕込み、チツ素気流中で200℃まで昇
温し、脱水率53%まで脱水を行つた。系を160℃
まで冷却後、p―ジクロルベンゼン0.6Kg仕込み
封をして、チツ素で内圧を4Kg/cm3まで加圧し
た。重合による発熱の昇温速度を制御しながらコ
ントロールし、250℃まで昇温して3時間撹拌し
ながら重合を行つた。次に系を冷却後放圧し、内
容物を水中にあけ、粉末のポリマーを取り出し、
水、アセトンで洗浄をくり返した。このポリマー
を120℃で3時間乾燥し、白色粉末のポリマーを
得た。このポリマーの溶液粘度〔η〕をα―クロ
ルナフタリンを用いて温度206℃、濃度0.4Kg/
100mlで測定したところ0.30dl/gであつた。こ
のポリマー320℃にてプレスにより製膜後、水中
で急冷して密度1.321g/cm3、厚さ405ミクロンを
有する透明なほとんど非晶質の未延伸シートを得
た。この非晶シートのガラス転移温度をDSCで
昇温速度20℃/分で測定したところ89℃であつ
た。 この非晶シートを94℃で3.5×3.5倍の同時2軸
延伸を行つた。この延伸フイルムのTmはDSCで
昇温速度20℃/分で測定したところ284℃であつ
た。このフイルム表―1に示すような温度および
時間で定長下で熱固定を行つた。比較例として
Tm未満で実施例と同様に熱固定を行つた。これ
らのフイルムの密度、結晶化度および熱収縮率を
測定し、結果を表―1に示した。本発明における
フイルムは密度および結晶化度が高く、かつ熱収
縮率が小さく加熱下における寸法安定性がすぐれ
ているという特徴を有している。 実施例4〜6、比較例4〜7 実施例1〜3で用いた非晶シートを95℃にて縦
3.5×横4.0倍の遂次2軸延伸を行い、実施例1〜
3と同様にTmを測定したところ286℃であつた。
このフイルムを表―2に示すような温度および時
間で定長下で熱固定を行つた。比較例としてTm
未満で実施例と同様に熱固定を行つた。これらの
フイルムの密度、結晶化度、熱収縮率を測定し、
結果を表―2に示した。本発明によるフイルムは
加熱下における寸法安定性の良好なフイルムであ
る。
【表】
【表】
表―1および表―2における熱収縮率は幅10
mm、長さ150mmのフイルムに長さ方向に100mm間隔
の標線を設けたフイルムを表に示された各温度の
乾燥機中に弛緩状態で30分間放置後、フイルムを
乾燥機から取り出し、標線間隔を測定し、その時
の収縮率として求めた。
mm、長さ150mmのフイルムに長さ方向に100mm間隔
の標線を設けたフイルムを表に示された各温度の
乾燥機中に弛緩状態で30分間放置後、フイルムを
乾燥機から取り出し、標線間隔を測定し、その時
の収縮率として求めた。
Claims (1)
- 1 縦横二方向に延伸し配向させた2軸配向ポリ
フエニレンスルフイドフイルムをTm(Tm:2軸
延伸直後のフイルムの融点)〜350℃の温度範囲
で熱固定することを特徴とするポリp―フエニレ
ンスルフイドフイルムの製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57087246A JPS58205733A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | ポリp−フエニレンスルフイドフイルムの製造方法 |
| US06/816,312 US4629778A (en) | 1982-05-20 | 1986-01-06 | Poly(p-phenylene sulfide) film and process for production thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57087246A JPS58205733A (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | ポリp−フエニレンスルフイドフイルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58205733A JPS58205733A (ja) | 1983-11-30 |
| JPH022409B2 true JPH022409B2 (ja) | 1990-01-18 |
Family
ID=13909442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57087246A Granted JPS58205733A (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-25 | ポリp−フエニレンスルフイドフイルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58205733A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5662126A (en) * | 1979-10-26 | 1981-05-27 | Toray Ind Inc | Manufacture of polyphenylene sulfide film |
-
1982
- 1982-05-25 JP JP57087246A patent/JPS58205733A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58205733A (ja) | 1983-11-30 |
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