JPH0245659B2 - - Google Patents
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- JPH0245659B2 JPH0245659B2 JP4782A JP4782A JPH0245659B2 JP H0245659 B2 JPH0245659 B2 JP H0245659B2 JP 4782 A JP4782 A JP 4782A JP 4782 A JP4782 A JP 4782A JP H0245659 B2 JPH0245659 B2 JP H0245659B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- polycarbonate resin
- resistance
- impact
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は樹脂組成物に関し、更に詳しくは耐溶
剤性および耐衝撃性の改良されたポリカーボネー
ト樹脂組成物に関する。 ポリカーボネート樹脂は高度の耐衝撃性を具備
し、自己消火性であり、耐熱性が他の樹脂に比し
て高く、しかも電気的特性及び寸法安定性が優れ
ていることから、エンジニアリングプラスチツク
として広く使用されている。 しかし、ポリカーボネート樹脂には次のような
欠点があり、このために用途が限定されている。 (1)ポリカーボネート樹脂は耐溶剤性が低いため
に、大型の或いは複雑な形状の残留応力の大きい
成形品はある種の溶剤の雰囲気に接すると応力き
裂を生ずる。(2)ポリカーボネート樹脂を成形品と
して使用する際には、成形品の厚さによる衝撃強
さ依存性が高く、例えば3.2mm厚さ(1/8″厚さ)
のアイゾツトノツチ付衝撃試験では延性破壊を示
すのに対し、6.4mm(1/4″厚さ)では脆性破壊を
示し、厚さが厚い領域で衝撃強さが低下する。 このような欠点のため、ポリカーボネート樹脂
は高い衝撃強さを有するにも拘らず、ガソリンや
塗料等の溶剤に対する抵抗性と耐衝撃性の要求さ
れる用途、例えば自動車部品等にはあまり使用さ
れなかつた。 本発明者らは、ポリカーボネート樹脂の上記欠
点を改良すべく鋭意研究した結果、ポリカーボネ
ート樹脂、芳香族ポリエステルおよび特定のアク
リル系弾性重合体よりなる三元樹脂組成物が高い
耐溶剤性と耐衝撃性を呈することを見出し、本発
明に到達した。 すなわち、本発明は(A)ポリカーボネート樹脂55
〜89重量%、(B)芳香族ポリエステル10〜35重量%
及び(C)ブタジエンを共重合したアクリル酸エステ
ル系ゴムに、メタクリル酸エステル及びスチレン
を第1段グラフト重合せしめ、更にメタクリル酸
エステルを第2段グラフト重合せしめたアクリル
酸エステル系2段グラフト弾性重合体1〜20重量
%よりなる樹脂組成物である。 本発明の樹脂組成物は、その耐溶剤性と耐衝撃
性が、ポリカーボネート樹脂の特性に比して優れ
ており、さらに成形性、引張強度等機械的特性、
表面外観、耐熱変色性等にも優れているので、ポ
リカーボネート樹脂としては制限されていた用
途、例えば自動車部品等に広く使用できる。 本発明の組成成分のうち、ポリカーボネート樹
脂と芳香族ポリエステルとの組合せは特公昭36−
14035号公報、特公昭53−12537号公報に耐溶剤性
の改良を目的とし、また芳香族ポリエステル25〜
95重量%とポリカーボネート樹脂1〜50重量%と
アクリル系芯/外殻型重合体との組合せは特開昭
56−95948号公報に芳香族ポリエステルの耐衝撃
性の改良を目的として、それぞれ開示されてい
る。しかし、いずれの上記特許公報にも本発明の
ような目的や利点は示唆されていない。とくに、
本発明の組成物が高い耐溶剤性を有することは、
上記特許公報からは全く推測できない。 本発明に用いられる(A)成分のポリカーボネート
樹脂は、通常酸受容体および分子量調整剤の存在
下での2価フエノールとホスゲン等のカーボネー
ト前駆体との反応、或いは2価フエノールとジフ
エニルカーボネート等のカーボネート前駆体との
エステル交換反応によつて製造される。ここで使
用しうる2価フエノールはビスフエノール類が好
ましく、とくに2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
エニル)プロパン(以下ビスフエノールAと称
す)が好ましい。また、ビスフエノールAの一部
または全部を他の2価フエノールで置換してもよ
い。ビスフエノールA以外の2価フエノールと
は、例えばハイドロキノン、4,4′−ジヒドロキ
シジフエニル、ビス(4−ヒドロキシフエニル)
アルカン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)シク
ロアルカン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)ス
ルフイツド、ビス(4−ヒドロキシフエニル)ス
ルフイツド、ビス(4−ヒドロキシフエニル)ス
ルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフエニル)ケ
トン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)エーテル
の如き化合物またはビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフエニル)プロパンの如きハロゲン
化ビスフエノール類である。ポリカーボネート樹
脂はこれら2価フエノールのホモポリマーまたは
2種以上のコポリマー或いはこれらのブレンド物
であつてもよい。また、ポリカーボネート樹脂は
その一部が分岐されていてもよく、例えば多官能
性芳香族化合物を2価フエノールおよびカーボネ
ート前駆体と反応させた熱可塑性ランダム分岐ポ
リカーボネートも含む。 本発明に用いられる(B)成分の芳香族ポリエステ
ルは(シクロ)アルキレングリコール例えば炭素
原子数2〜10のグリコールと、芳香族ジカルボン
酸好ましくはテレフタル酸および(またはイソフ
タル酸、またはこれらのエステル形成性誘導体と
の反応生成物(ポリマー)である。ここで用いら
れるグリコールとしては、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、1,10−デカメチレング
リコール等を例示できる。更に具体的にはポリ
(エチレンテレフタレート)、ポリ(1,4−ブチ
レンテレフタレート)、非晶質ポリ(エチレンテ
レフタレート)コポリエステル、非晶質ポリ
(1,4−ブチレンテレフタレート)コポリエス
テル、非晶質ポリ(1,4−シクロヘキサンジメ
チレンテレフタレート)コポリエステル等を好ま
しく例示できる。 本発明に用いられる(C)成分のアクリル系弾性重
合体は、アクリル酸エステルを主成分とするメタ
クリル酸エステル、ブタジエン、スチレン等の共
重合モノマーとの共重合体であつて、具体的には
アルキル基の炭素数2〜12のアクリル酸アルキル
(例えば2−エチルヘキシルアクリレート、n−
ブチルアクリレート等)40〜95重量%とブタジエ
ン5〜40重量%とメチルメタクリレート0〜30重
量%及び0.01〜3重量%の架橋剤(例えばエチレ
ンジメタクレート等)からなる混合単量体を乳化
重合し、これに凝集剤を添加して得られる平均粒
径0.1〜0.3μの架橋ゴム共重合体50〜80重量部を
含むラテツクスに、まずスチレン20〜80重量%と
メチルメタクリレート20〜50重量%及び架橋剤
(例えばエチレンジメタクリレート、ジビニルベ
ンゼン等)0.1〜2重量%の混合単量体10〜40重
量部を第1段グラフト重合した後、更に架橋剤
(例えばエチレンジメタクリレート、ジビニルベ
ンゼン等)0.1〜4重量%を含むアルキル基の炭
素数1〜4のメタクリル酸アルキル(例えばメチ
ルメタクリレート等)5〜25重量部を第2段グラ
フト重合して得られる多成分系2段グラフト弾性
重合体である。かかるアクリル系弾性重合体の特
に好ましい具体例としては呉羽化学工業(株)から製
品名HIA−15として市販されているものが例示
される。 本発明において、これら成分の配合比はポリカ
ーボネート樹脂(A)55〜89重量%、芳香族ポリエス
テル(B)10〜35重量%およびアクリル系弾性重合体
(C)1〜20重量%である。(B)と(C)成分の配合量が上
述の範囲より少なくてもまた多くても、本発明の
樹脂組成物のような耐溶剤性や耐衝撃性は得られ
ず、更に上述の範囲を超えるとポリカーボネート
樹脂の特長である耐熱性、電気的特性、寸法安定
性等が著しく損われるので、好ましくない。 本発明の樹脂組成物の調製は任意の方法で行な
うことができる。その方法として、例えばポリカ
ーボネート樹脂(A)に芳香族ポリエステル(B)および
アクリル系弾性重合体(C)を加え、V型ブレンダ
ー、スーパーミキサー等を用いて混合する方法あ
るいは押出機、バンバリミキサー、コニーダーな
どを用い溶融状態で混合する方法などがある。 本発明の組成物には、樹脂の改質を目的とする
添加剤、例えばガラス維持の如き強化剤、タルク
の如き成核剤、熱安定剤、酸化防止剤、発泡剤、
光安定剤、難燃剤、可塑剤、難型剤、帯電防止
剤、充填剤、顔染料などを添加することができ
る。また、例えばポリスチレン、AS樹脂、ABS
樹脂、ポリフエニレンオキサイド等の他の樹脂を
混合してもよい。 以下に本発明を実施例をもつて説明する。 尚、実施例中の百分率は重量基準による。また
評価は以下の如き方法で行なつた。 1 耐溶剤性評価法: 予め乾燥したペレツトを射出成形機を用い
て、127mm×127mm×3mmの平板に成形し、ドリ
ルにて6mmφの穴を切削後、温度23℃、湿度50
%で24時間処理した。処理後M6のボルトナツ
トで50Kg・cmのトルクで締め付け、各試験液を
塗布し、5分後にクラツク発生の有無を観察し
た。クラツクの発生のないことが耐溶剤性に優
れることを表わす。 2 耐溶撃性評価法: 予め乾燥したペレツトを射出成形機を用い
て、64mm×12.7mm×3.18mmおよび64mm×12.7mm
×6.35mmの衝撃試験片をそれぞれ成形し、0.25
mmRのノツチを付けた。該試験片は温度23℃、
湿度50%で24時間処理したのち、アイゾツト衝
撃試験機(東洋精機(株)製)にて衝撃強さを測定
した。衝撃強さが高い程耐衝撃性の優れること
を表わす。 実施例1〜6及び比較例1〜3 予め乾燥したポリカーボネート樹脂(A)(帝人化
成(株)製):パンライトL−1250)、芳香族ポリエス
テル(B)およびアクリル系弾性重合体(C)(呉羽化学
工業(株)製:HIA−15)をそれぞれ第1表に示す
量を加え、V型ブレンダーを用いて混合し、30mm
φ押出機(中央機械(株)製:VSK−30)で押出し
ペレツト化した。得られたペレツトは前記の方法
で射出成形し、耐溶剤性、耐衝撃性を評価した。。
その結果を第1表に示す。
剤性および耐衝撃性の改良されたポリカーボネー
ト樹脂組成物に関する。 ポリカーボネート樹脂は高度の耐衝撃性を具備
し、自己消火性であり、耐熱性が他の樹脂に比し
て高く、しかも電気的特性及び寸法安定性が優れ
ていることから、エンジニアリングプラスチツク
として広く使用されている。 しかし、ポリカーボネート樹脂には次のような
欠点があり、このために用途が限定されている。 (1)ポリカーボネート樹脂は耐溶剤性が低いため
に、大型の或いは複雑な形状の残留応力の大きい
成形品はある種の溶剤の雰囲気に接すると応力き
裂を生ずる。(2)ポリカーボネート樹脂を成形品と
して使用する際には、成形品の厚さによる衝撃強
さ依存性が高く、例えば3.2mm厚さ(1/8″厚さ)
のアイゾツトノツチ付衝撃試験では延性破壊を示
すのに対し、6.4mm(1/4″厚さ)では脆性破壊を
示し、厚さが厚い領域で衝撃強さが低下する。 このような欠点のため、ポリカーボネート樹脂
は高い衝撃強さを有するにも拘らず、ガソリンや
塗料等の溶剤に対する抵抗性と耐衝撃性の要求さ
れる用途、例えば自動車部品等にはあまり使用さ
れなかつた。 本発明者らは、ポリカーボネート樹脂の上記欠
点を改良すべく鋭意研究した結果、ポリカーボネ
ート樹脂、芳香族ポリエステルおよび特定のアク
リル系弾性重合体よりなる三元樹脂組成物が高い
耐溶剤性と耐衝撃性を呈することを見出し、本発
明に到達した。 すなわち、本発明は(A)ポリカーボネート樹脂55
〜89重量%、(B)芳香族ポリエステル10〜35重量%
及び(C)ブタジエンを共重合したアクリル酸エステ
ル系ゴムに、メタクリル酸エステル及びスチレン
を第1段グラフト重合せしめ、更にメタクリル酸
エステルを第2段グラフト重合せしめたアクリル
酸エステル系2段グラフト弾性重合体1〜20重量
%よりなる樹脂組成物である。 本発明の樹脂組成物は、その耐溶剤性と耐衝撃
性が、ポリカーボネート樹脂の特性に比して優れ
ており、さらに成形性、引張強度等機械的特性、
表面外観、耐熱変色性等にも優れているので、ポ
リカーボネート樹脂としては制限されていた用
途、例えば自動車部品等に広く使用できる。 本発明の組成成分のうち、ポリカーボネート樹
脂と芳香族ポリエステルとの組合せは特公昭36−
14035号公報、特公昭53−12537号公報に耐溶剤性
の改良を目的とし、また芳香族ポリエステル25〜
95重量%とポリカーボネート樹脂1〜50重量%と
アクリル系芯/外殻型重合体との組合せは特開昭
56−95948号公報に芳香族ポリエステルの耐衝撃
性の改良を目的として、それぞれ開示されてい
る。しかし、いずれの上記特許公報にも本発明の
ような目的や利点は示唆されていない。とくに、
本発明の組成物が高い耐溶剤性を有することは、
上記特許公報からは全く推測できない。 本発明に用いられる(A)成分のポリカーボネート
樹脂は、通常酸受容体および分子量調整剤の存在
下での2価フエノールとホスゲン等のカーボネー
ト前駆体との反応、或いは2価フエノールとジフ
エニルカーボネート等のカーボネート前駆体との
エステル交換反応によつて製造される。ここで使
用しうる2価フエノールはビスフエノール類が好
ましく、とくに2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
エニル)プロパン(以下ビスフエノールAと称
す)が好ましい。また、ビスフエノールAの一部
または全部を他の2価フエノールで置換してもよ
い。ビスフエノールA以外の2価フエノールと
は、例えばハイドロキノン、4,4′−ジヒドロキ
シジフエニル、ビス(4−ヒドロキシフエニル)
アルカン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)シク
ロアルカン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)ス
ルフイツド、ビス(4−ヒドロキシフエニル)ス
ルフイツド、ビス(4−ヒドロキシフエニル)ス
ルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフエニル)ケ
トン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)エーテル
の如き化合物またはビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフエニル)プロパンの如きハロゲン
化ビスフエノール類である。ポリカーボネート樹
脂はこれら2価フエノールのホモポリマーまたは
2種以上のコポリマー或いはこれらのブレンド物
であつてもよい。また、ポリカーボネート樹脂は
その一部が分岐されていてもよく、例えば多官能
性芳香族化合物を2価フエノールおよびカーボネ
ート前駆体と反応させた熱可塑性ランダム分岐ポ
リカーボネートも含む。 本発明に用いられる(B)成分の芳香族ポリエステ
ルは(シクロ)アルキレングリコール例えば炭素
原子数2〜10のグリコールと、芳香族ジカルボン
酸好ましくはテレフタル酸および(またはイソフ
タル酸、またはこれらのエステル形成性誘導体と
の反応生成物(ポリマー)である。ここで用いら
れるグリコールとしては、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、1,10−デカメチレング
リコール等を例示できる。更に具体的にはポリ
(エチレンテレフタレート)、ポリ(1,4−ブチ
レンテレフタレート)、非晶質ポリ(エチレンテ
レフタレート)コポリエステル、非晶質ポリ
(1,4−ブチレンテレフタレート)コポリエス
テル、非晶質ポリ(1,4−シクロヘキサンジメ
チレンテレフタレート)コポリエステル等を好ま
しく例示できる。 本発明に用いられる(C)成分のアクリル系弾性重
合体は、アクリル酸エステルを主成分とするメタ
クリル酸エステル、ブタジエン、スチレン等の共
重合モノマーとの共重合体であつて、具体的には
アルキル基の炭素数2〜12のアクリル酸アルキル
(例えば2−エチルヘキシルアクリレート、n−
ブチルアクリレート等)40〜95重量%とブタジエ
ン5〜40重量%とメチルメタクリレート0〜30重
量%及び0.01〜3重量%の架橋剤(例えばエチレ
ンジメタクレート等)からなる混合単量体を乳化
重合し、これに凝集剤を添加して得られる平均粒
径0.1〜0.3μの架橋ゴム共重合体50〜80重量部を
含むラテツクスに、まずスチレン20〜80重量%と
メチルメタクリレート20〜50重量%及び架橋剤
(例えばエチレンジメタクリレート、ジビニルベ
ンゼン等)0.1〜2重量%の混合単量体10〜40重
量部を第1段グラフト重合した後、更に架橋剤
(例えばエチレンジメタクリレート、ジビニルベ
ンゼン等)0.1〜4重量%を含むアルキル基の炭
素数1〜4のメタクリル酸アルキル(例えばメチ
ルメタクリレート等)5〜25重量部を第2段グラ
フト重合して得られる多成分系2段グラフト弾性
重合体である。かかるアクリル系弾性重合体の特
に好ましい具体例としては呉羽化学工業(株)から製
品名HIA−15として市販されているものが例示
される。 本発明において、これら成分の配合比はポリカ
ーボネート樹脂(A)55〜89重量%、芳香族ポリエス
テル(B)10〜35重量%およびアクリル系弾性重合体
(C)1〜20重量%である。(B)と(C)成分の配合量が上
述の範囲より少なくてもまた多くても、本発明の
樹脂組成物のような耐溶剤性や耐衝撃性は得られ
ず、更に上述の範囲を超えるとポリカーボネート
樹脂の特長である耐熱性、電気的特性、寸法安定
性等が著しく損われるので、好ましくない。 本発明の樹脂組成物の調製は任意の方法で行な
うことができる。その方法として、例えばポリカ
ーボネート樹脂(A)に芳香族ポリエステル(B)および
アクリル系弾性重合体(C)を加え、V型ブレンダ
ー、スーパーミキサー等を用いて混合する方法あ
るいは押出機、バンバリミキサー、コニーダーな
どを用い溶融状態で混合する方法などがある。 本発明の組成物には、樹脂の改質を目的とする
添加剤、例えばガラス維持の如き強化剤、タルク
の如き成核剤、熱安定剤、酸化防止剤、発泡剤、
光安定剤、難燃剤、可塑剤、難型剤、帯電防止
剤、充填剤、顔染料などを添加することができ
る。また、例えばポリスチレン、AS樹脂、ABS
樹脂、ポリフエニレンオキサイド等の他の樹脂を
混合してもよい。 以下に本発明を実施例をもつて説明する。 尚、実施例中の百分率は重量基準による。また
評価は以下の如き方法で行なつた。 1 耐溶剤性評価法: 予め乾燥したペレツトを射出成形機を用い
て、127mm×127mm×3mmの平板に成形し、ドリ
ルにて6mmφの穴を切削後、温度23℃、湿度50
%で24時間処理した。処理後M6のボルトナツ
トで50Kg・cmのトルクで締め付け、各試験液を
塗布し、5分後にクラツク発生の有無を観察し
た。クラツクの発生のないことが耐溶剤性に優
れることを表わす。 2 耐溶撃性評価法: 予め乾燥したペレツトを射出成形機を用い
て、64mm×12.7mm×3.18mmおよび64mm×12.7mm
×6.35mmの衝撃試験片をそれぞれ成形し、0.25
mmRのノツチを付けた。該試験片は温度23℃、
湿度50%で24時間処理したのち、アイゾツト衝
撃試験機(東洋精機(株)製)にて衝撃強さを測定
した。衝撃強さが高い程耐衝撃性の優れること
を表わす。 実施例1〜6及び比較例1〜3 予め乾燥したポリカーボネート樹脂(A)(帝人化
成(株)製):パンライトL−1250)、芳香族ポリエス
テル(B)およびアクリル系弾性重合体(C)(呉羽化学
工業(株)製:HIA−15)をそれぞれ第1表に示す
量を加え、V型ブレンダーを用いて混合し、30mm
φ押出機(中央機械(株)製:VSK−30)で押出し
ペレツト化した。得られたペレツトは前記の方法
で射出成形し、耐溶剤性、耐衝撃性を評価した。。
その結果を第1表に示す。
【表】
【表】
第1表より、本発明の組成物は耐溶剤性と耐衝
撃性に優れていることが判る。 実施例7及び比較例4 予め乾燥したポリカーボネート樹脂(帝人化成
(株)製:L−1225)60重量部、ポリブチレンテレフ
タレート(帝人(株)製:CH7000)24重量部、アク
リル系弾性共重合体として呉羽化学工業(株)製の
HIA−15を16重量部使用して、実施例1と同様
に実施した。アイゾツト衝撃強度(1/8″、ノツチ
付)は−30℃で92Kgcm/cm、−40℃で82Kgcm/cm、
フエノールCテストによる破断伸度は8.3%と耐
低温衝撃性、耐溶剤性共に極めて優れていた。 比較のため、アクリル系弾性共重合体としてロ
ーム・アンド・ハース社製のアクリロイドKM−
330を16重量部使用する以外は上記実施例7と同
様に実施した。アイゾツト衝撃強度(1/8″、ノツ
チ付)は−30℃で76Kgcm/cm、−40℃で61Kgcm/
cm、フエールCテストによる破断伸度は2.6%と
耐低温衝撃性、耐溶剤性共に劣つたものであつ
た。 なお、アクリロイドKM−330は、 n−ブチルアクリレート/1,3−ブチレンジ
アクリレート/ジアリルマレエート/メチルメタ
クリレート=79.2/0.4/0.4/20.0 であつて、ブタジエン成分を含まないものであ
る。 また、“フエールCテスト”は引張り試験片
(ASTM D−638 タイプIダンベル)を幅30
mm、厚さ10mm、長さ250mmのステンレス鋼材を曲
率半径227mmに曲げた治具に取り付け、イソオク
タン/トルエン=1/1混合液に浸漬し、5分後
に取り出して引張り試験により破断伸度を測定す
る。
撃性に優れていることが判る。 実施例7及び比較例4 予め乾燥したポリカーボネート樹脂(帝人化成
(株)製:L−1225)60重量部、ポリブチレンテレフ
タレート(帝人(株)製:CH7000)24重量部、アク
リル系弾性共重合体として呉羽化学工業(株)製の
HIA−15を16重量部使用して、実施例1と同様
に実施した。アイゾツト衝撃強度(1/8″、ノツチ
付)は−30℃で92Kgcm/cm、−40℃で82Kgcm/cm、
フエノールCテストによる破断伸度は8.3%と耐
低温衝撃性、耐溶剤性共に極めて優れていた。 比較のため、アクリル系弾性共重合体としてロ
ーム・アンド・ハース社製のアクリロイドKM−
330を16重量部使用する以外は上記実施例7と同
様に実施した。アイゾツト衝撃強度(1/8″、ノツ
チ付)は−30℃で76Kgcm/cm、−40℃で61Kgcm/
cm、フエールCテストによる破断伸度は2.6%と
耐低温衝撃性、耐溶剤性共に劣つたものであつ
た。 なお、アクリロイドKM−330は、 n−ブチルアクリレート/1,3−ブチレンジ
アクリレート/ジアリルマレエート/メチルメタ
クリレート=79.2/0.4/0.4/20.0 であつて、ブタジエン成分を含まないものであ
る。 また、“フエールCテスト”は引張り試験片
(ASTM D−638 タイプIダンベル)を幅30
mm、厚さ10mm、長さ250mmのステンレス鋼材を曲
率半径227mmに曲げた治具に取り付け、イソオク
タン/トルエン=1/1混合液に浸漬し、5分後
に取り出して引張り試験により破断伸度を測定す
る。
Claims (1)
- 1 ポリカーボネート樹脂(A)55〜89重量%、芳香
族ポリエステル(B)10〜35重量%及びブタジエンを
共重合したアクリル酸エステル系ゴムに、メタク
リル酸エステル及びスチレンを第1段グラフト重
合せしめ、更にメタクリル酸エステルを第2段グ
ラフト重合せしめたアクリル酸エステル系2段グ
ラフト弾性重合体(C)1〜20重量%よりなる樹脂組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4782A JPS58117247A (ja) | 1982-01-05 | 1982-01-05 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4782A JPS58117247A (ja) | 1982-01-05 | 1982-01-05 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58117247A JPS58117247A (ja) | 1983-07-12 |
| JPH0245659B2 true JPH0245659B2 (ja) | 1990-10-11 |
Family
ID=11463355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4782A Granted JPS58117247A (ja) | 1982-01-05 | 1982-01-05 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58117247A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59166556A (ja) * | 1983-03-14 | 1984-09-19 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 低温耐衝撃性にすぐれた樹脂組成物 |
| JPS6284152A (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-17 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 |
| JPH0657784B2 (ja) * | 1985-11-18 | 1994-08-03 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ポリカ−ボネ−トとポリエステルを含むポリマ−混合物 |
| JPH0689228B2 (ja) * | 1986-02-12 | 1994-11-09 | 帝人化成株式会社 | 樹脂組成物 |
| JPS62295951A (ja) * | 1986-06-17 | 1987-12-23 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物 |
| DE3728604A1 (de) * | 1987-08-27 | 1989-03-09 | Bayer Ag | Formmassen aus polycarbonat und polyalkylenterephthalat mit verbesserter fliessnahtfestigkeit |
| JPH0775856B2 (ja) * | 1990-12-26 | 1995-08-16 | 鐘淵化学工業株式会社 | 自動車用サイドプロテクター |
-
1982
- 1982-01-05 JP JP4782A patent/JPS58117247A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58117247A (ja) | 1983-07-12 |
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