JPH0261175A - 導電性重合体成形物の製造方法 - Google Patents

導電性重合体成形物の製造方法

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JPH0261175A
JPH0261175A JP63206270A JP20627088A JPH0261175A JP H0261175 A JPH0261175 A JP H0261175A JP 63206270 A JP63206270 A JP 63206270A JP 20627088 A JP20627088 A JP 20627088A JP H0261175 A JPH0261175 A JP H0261175A
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寿嗣 松木
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斎木 紀次
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は導電性重合体成形物の製造方法に関する。さら
に詳しくは、繊維およびフィルムの如くm械的特性の要
求される高配向重合体成形物の内部に、化学酸化重合に
より有機導電性重合体を生成させる導電性重合体成形物
の製造方法に関する。
〈従来技術〉 従来より、ピロール、チオフェン、アニリンおよびこれ
らの誘導体等は、化学的に酸化重合させることによって
、導電性の良好な重合体を生成することが知られている
。しかし、このような従来知られている方法で得られる
導電性重合体は粉末状であるため、使用に際してはさら
に目的に添った形状に成形せねばならないが、これら重
合体は概して不溶、不融であるため、成形は極めて困離
という欠点を有していた。
また前記ピロール、チオフェン、アニリン等を電気化学
的に酸化重合させ、電極板上にフィルム状の導電性重合
体を生成させることも知られている、しかしこの方法で
は、導電性の良いフィルム状のシートは得られるか、そ
の機械的特性は不十分であったり、フィルム状以外の形
態例えば繊維状の形態を持つものは得難い等の欠点を有
していた。 かかる欠点を改良するため、成形性の良好
な重合体と前記導電性重合体を複合する方法が種々提案
されている。例えば、電極上にキャスト法により絶縁フ
ィルムを製膜するか、あるいは別途製膜した絶縁フィル
ムを電極に密着させた後、電解槽中でピロールを電気化
学的に酸化重合する方法(高分子学会予稿集ユ3 48
44〜845)、化学酸化重合によって得られた粉末状
の導電性重合体を成形性良好な重合体に分散させて成形
、賦形する方法、化学酸化剤を含有する重合体成形物に
、導電性重合体を形成する低分子化合物を接触させて、
成形物中に導電性重合体を生成させる方法およびこの逆
の方法(特開昭61−111336号公報、特開昭61
−282479号公報)等が提案されている。
しかしながら、こわら従来の導電性重合体と成形性良好
な重合体の複合方法は、いずれら重大な欠点を有し、満
足できるものはない0例えば、電極上に絶縁フィルムを
設けて電気化学的にビロールを酸化重合する方法は、機
械的特性は良くなるものの得られる導電性重合体の形状
はフィルム状に限定され411維状のものは得難いこと
、絶縁フィルムの膜厚が厚くなりすぎると導電性重合体
がほとんど生成しなくなること、さらには操作が面倒で
かつ電極等の特別の装置を必要とすること等多くの欠点
を有している。
導電性を有する粉末状重合体を成形性良好な重合体に分
散させて成形、賦形する方法は、導電性を発現するため
には導電性重合体を25体積%以上ら重合体に分散させ
る必要があり成形性が極めて悪化すること、機械的特性
も極めて不十分なものしか得られず、満足できる成形物
を得るためには特別の方策、例えば複合紡糸、フィルム
積層等の手段を必要とする等の欠点を有している。
化学酸化剤を含有する成形物に、導電性重合体を形成す
る単量体を接触させる種々の方法ら、本発明者らの検討
によれば、種々の欠点を有していた。すなわち重合体成
形物中へ化学酸化剤を予め添加しておく乾湿式の方法(
例えば重合体を溶解し溶液に化学酸化剤を予め溶かして
から、乾式紡糸、キャスト法等により紡糸、製膜する)
は、機械的、化学的性能が良くて繁用されている重合体
(例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリ力10ラクタム等)に適用しようと
すると、極めて取り提い性が悪い溶媒しかなく、かつ、
こうして得られる成形物の機械的特性も極めて不十分と
いう欠点を有していた。
重合体に化学酸化剤を添加してから溶融成形する方法は
、化学酸化剤の熱安定性が不十分であったり、化学酸化
剤が十分均一に重合体に分散しなかったり、あるいは溶
融成形時に化学酸化剤が昇華飛散するなめ、安定に溶融
成形し難いという欠点を有していた。また、溶融成形後
の成形物に化学酸化剤を含浸させる方法は、低配向成形
物に適用した場合では導電性は良好なものの最終的に得
られる成形物の機械的性能が不十分であり、逆に機械的
特性を満足させるために高配向成形物に適用した場合で
は十分な導電性を得難いという欠点が有ることら知見し
た。さらに、前記低配向成形物から得られる導電性の良
好な成形物を延伸してら、導電性重合体を成形物中に形
成せしめた後では延伸性が極めて悪くなっていて機械的
性能を十分向上させ得る延伸倍率がとれなかったり、無
理に延伸すると導電性がまったくなくなる等も知見した
6また、導電性重合体を形成する低分子化合物を予め高
配向成形物に含浸せしめた後、化学酸化剤を接触して導
電性重合体を高配向成形物内部に形成せしめる方法も、
化学酸化剤としてクロム酸過硫酸アンモニウム、塩化第
2跣等を用いた場合では導電性の良好な成形物は得られ
ず、ヨウ素を用いた場合のみ導電性は良くなる。しかし
この場合でも、得ちれた導電性の耐久安定性は不十分で
、加熱アルカリ水溶液にさらしたりあるいは乾熱処理す
ると導電性が低下してくるという欠点を有していた。
このように1ti維形成形成性体成形物中に導電性重合
体を生成させて、実用に供し得るほど良好な導電性と、
耐久安定性および機械的性能とを、同時に満足させるこ
とはできないというのが実状であった。
〈発明の目的〉 本発明は、前記従来の導電性成形物の製造方法が有する
欠点を解消し、導電性能およびその耐久性に優れ、かつ
その機械的性能も極めて良好な導電性重合体成形物を与
える新規な製造方法を提供することにある。
〈発明の構成〉 本発明者らは、かかる目的を達成すべく鋭意検討の結果
、溶融成形後の、低配向成形物に化学酸化剤を含浸させ
たものは含浸さぜないものとほとんど同様に延伸配向さ
せることができ、かつかくして得られた成形物は高度に
配向しているものの、導電性重合体を形成する単量体と
接触させると、効率よく導電性重合体を高配向重合体成
形物内部に生成することを見い出し、本発明に到達した
ものである。
即ち本発明は、繊維形成性のポリエステルまたはポリア
ミドからなる溶融成形された下記Pの値が0.35以下
の低配向成形物に化学酸化剤を吸収させ、次いで延伸処
理を行なって高配向成形物となし、しかる後詰成形物に
、酸化重合で導電性重合体となる単量体を接触吸収させ
て、該成形物中に導電性重合体を生成させることを特徴
とする導電性重合体成形物の製造方法である。
P−△n/Δnt 本発明における導電性重合体成形物の基体となる繊維形
成性のポリエステルまたはポリアミドは、溶融成形によ
って所望の形状に成形した後延伸処理を行なうことによ
って、分子鎖が高度に配向して機械的性能が極めて向上
するものであれば任意でよく、ポリエステルとしては例
えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリへキサメチレンテレフタレート等のア
ルキレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、
ポリブチレンナフタレート等のポリアルキレンナフタレ
ート、ポリエチレンオキシベンゾエートおよびこれらに
少量の共重合成分例えばイソフタル酸、アジピン酸、5
−ナトリウムスルホイソフタル酸、ポリエチレングリー
ル等を共重合させたポリエステルをあげることができ、
ポリアミドとしては例えば、ポリヘキサメチレンアジパ
ミド。
ポリテトラメチレンアジパミド、ポリ力グロラクタム等
の脂肪族ポリアミドをあげることができる。
これらの中で、最終的に得られる成形物の導電性。
熱的およびi械的性能の面から、ポリエステル、特にポ
リエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタ
レートが好ましい。
本発明においては、かかる重合体をまず溶融成形して低
配向度の成形物とすることが必要である。
ここで低配向度とは、用いる重合体の種類によって異な
ってくるが、成形物の複屈折率を△n1該重合体からな
る単糸10デニールの未配向未延伸糸をカラス転移温度
で破断延伸倍率の0.95倍まで延伸した時の複屈折率
を八〇、とした時(例えばポリエチレンテレフタレート
Δnt=0.18.ポリブチレンテレフタレート△nt
=0.16)、次式で表わされるPの値が0.35 P−Δn/△nt 以下のものをいう、このP値が0.35を越えた配向度
の進んだ成形物では、後述する化学酸化剤を吸収させる
段階で、最終的に得られる成形物に要求される導電性を
賦与するために必要な量の化学酸化剤を吸収させること
ができなかったり、あるいは吸収させる条件を極めて厳
しいものにしなければならないので好ましくない、なお
、成形物の形態は、化学酸化剤を吸収させた後、強度2
弾性率。
寸法安定性等を向上させるための延伸処理が行なえる形
態であれば任意で良いが、繊維状、フィルム状等高度に
配向させて使用に供する形態の場合は、本発明の効果が
大きいので特に好ましい。
本発明においては、前記低配向成形物を延伸処理する前
に化学酸化剤を吸収させる必要があるが、前述のP値が
0.35以下の範囲内で部分延伸を行なった後に化学酸
化剤を吸収させ、しかる後に再度延伸処理を行なっても
良い。
本発明で用いられる化学酸化剤としては、後述の@電性
重合体を形成する有機低分子化合物を重合させる条件下
における酸化還元電位が、酸化重合開始電位よりも大き
いものであれば任意のものが使用できる。かかる化学酸
化剤としては、例えば、 (1)塩化第二鉄、硝酸第二鉄、硫酸第二鉄、クエン酸
第二鉄、リン酸第二鉄、過塩素酸第二鉄。
フェリシアン化カリウム等の三価の鉄化合物(2)重ク
ロム酸カリウム、無水クロム酸等の六価のクロム化合物 (a 過マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナトリウム
等のマンガン化合物 (4)  過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過
硫酸カリウム等の過硫酸化合物 (5)亜硝酸、亜硫酸、過酸化水素水1次亜塩素酸ナト
リウム、次亜塩素酸カリウム 等をあげることができ、単独で使用しても良いし、二種
以上混合して使用しても良い、これらの化学酸化剤の中
でも、三価の鉄化合物特に塩化第二鉄は成形物中へ良好
に浸透するので、最終的に得られる成形物の導電性が良
くなり、かつ耐久安定性も良くなるため好ましい。
なお化学酸化剤は、導電性高分子を形成させるための酸
化剤として作用すると同時に、導電性高分子の導電性能
を向上させるドーパントとしても作用していると考えら
れ、この点からも塩化第二鉄は好ましい。
化学酸化剤を低配向度の成形物に吸収させる方法につい
ては、特に限定する必要はないが、最も簡単な方法とし
ては、例えばこの化学酸化剤を適当な溶媒に溶かし、こ
の溶液に前記成形物を浸漬する方法が挙げられる。ここ
で適当な溶媒とは、化学酸化剤を溶解させると同時に前
記重合体成形物の形状を実質的に浸さないもので、例え
ば水。
アルコール類、エステル類、ケトン類、芳香族炭化水素
類、脂肪族炭化水素類、有機酸類、有機酸アミド類、エ
ーテル類、有機ニトロ化合物、有機ニトリル化合物等の
中から、重合体の種類および化学酸化剤の種類によって
適宜選択すれば良い。
またこれらは2種以上混合して用いても良い。
重合体としてポリエチレンテレフタレート、化学酸化剤
として塩化第二鉄を用いた場合では、アセトンまたはテ
トラヒドロフランが好適な溶媒として用いられる。
化学酸化剤を成形物中に吸収させる条件は、重合体の種
類、成形物の配向の程度、成形物の形状。
化学酸化剤の種類、溶媒の種類等によって変わってくる
が、化学酸化剤処理液の濃度、処理温度。
処理時間等を適宜変化させることにより容易に吸収させ
得る。またこれらの条件を適宜選択することにより、化
学酸化剤の成形物中への浸透状態を変えることが可能で
、最終的に得られる成形物内部に生成する導電性重合体
を、成形物の表層部に多くすることも、また成形物全体
にほぼ均一にすることもできる。
なお本処理を行なった後には、表面に付着している化学
酸化剤を除去するために溶媒で洗浄しておくのが好まし
い。
本発明においては、成形物のtl]i械的性能、寸法安
定性等を向上させるために延伸処理を行なうが、後述す
る成形物に導電性を賦与するために行なう導電性重合体
形成性単量体と接触させる前に行なう必要がある。延伸
前に導電性重合体を生成させると、この重合体はほとん
ど延伸性がなくなるので、成形物にクラックが入って導
電性がまったくなくなったり、あるいは延伸時に成形物
が破断するため好ましくない。
化学酸化剤を吸収させた成形物を延伸するには、成形物
が繊維状のものでは繊維軸方向に、またフィルム状のも
のでは一軸あるいは二軸に延伸すればよい、最終的に得
られる成形物の機械的性能を十分あげるには高度に配向
させる必要が有り、化学酸化剤を吸収させた条件と同じ
条件で、化学酸化剤を含有しない処理液で処理した低配
向成形物を延伸した時に、前述したP値が少なくとも0
.70以上となる条件と同じ条件で延伸処理する必要が
ある。なお延伸温度は、通常成形物を構成する重合体の
ガラス転移点以上融点未満が好まれるが、吸収させた化
学酸化剤の分解温度が該重合体のガラス転移点より低い
場合、あるいはガラス転移点に近い温度で化学酸化剤が
成形物内部から抜は出す場合には、ガラス転移点以下の
温度で延伸してもさしつかえない。
酸化重合して導電性重合体を形成する単量体は、従来よ
り多くのものが知られているが、本発明ではいずれも好
適に用いられる。かかる単量体としては、例えばピロー
ルおよびその誘導体、チオフェンおよびその誘導体、ア
ニリンおよびその誘導体等を挙げることができる。
ピロール誘導体およびチオフェン誘導体としては、2.
5−位に置換基を含まないもの、また、アニリン誘導体
としてはバラ位に置換基を含まないものが用いられる。
具体的には、ピロール誘導体としては、N−メチルピロ
ール、N−エチルピロール、3−メチルピロール、3.
4−ジメチルピロール、N−フェニルピロールが挙げら
れる。チオフェン誘導体としては、3−メチルチオフェ
ン。
3.4−ジメチルチオフェンが挙げられ、さらにチオフ
ェンの二量体である2、2°−ビチオフェンも好適に用
いられる。またアニリン類として、N−メチルアニリン
、N−エチルアニリン、N−ブチルアニリン、N−フェ
ニルアニリン、0−およびm−トルイジン、0−および
m−アニシジン、〇−およびm−クロロアニリンの如く
N−位、オルトおよび/またはメタ位に置換基を有する
アニリンおよびその誘導体、さらにこれらの塩が挙げら
れる。これらは、単独で用いても二種類以上併用しても
よい。
これら単量体は、化学酸化重合をうけることにより重合
体を形成し、同時に化学酸化剤によりドーピングされて
陰イオンを配位することにより導電性重合体となる。こ
れら導電性重合体には、更にドーパントを追加したり或
いはドーパントの置換を行うことにより導電性を向上せ
しめたり、安定性を改善せしめたりすることも可能であ
る。
かかる単量体を、前記延伸処理を行なった寓配向成形物
と接触させて、該成形物中に導電性重合体を生成させる
方法についても、特に限定する必要はない、該単量体を
直接無溶媒で接触させてもよいし、適当な溶媒1例えば
水、アルコール酸。
エステル類、ゲトン類、芳香族炭化水素類、脂肪族炭化
水素類、有機酸類、エーテル類、有R酸アミド類、有機
ニトロ化合物、有機ニトリル化合物等に溶解させて接触
させてもよいし、また該単量体がガス化できる場合はそ
の蒸気を接触させてもよい。さらに、得られる導電性重
合体成形物の電導症を向上させる目的で、ドーパントを
共存させておいてもよい。
上記単量体を接触させて導電性重合体を生成させる処理
条件、例えば処理液中の単量体の濃度。
処理温度、処理時間によっても、また用いた重合体の種
類およびその配向度によっても、導電性重合体が成形物
内部に生成される分布を任意に調節できる。すなわち、
成形物の表層部により多くの導電性重合体を生成させる
こともできるし、また成形物全体にほぼ均一に生成させ
ることもできる。
成形物中に生成させる導電性重合体の必要量は、該導電
性重合体の種類および成形物内部での分布状態によって
も変わってくるが、通常、成形物の重量に対して1〜1
00重量%、好ましくは3〜50重量%にするのがよい
、生成する導電性重合体の通が、1重量%未満では十分
な導電性が得られず、一方100重量%を越えると得ら
れる電導性は飽和に達してそれ以上向上しないばかりか
、逆に最終的に得られる成形物の機械的性能を損うため
好ましくない。
なお生成させる導電性重合体の量を調節するには、前述
した化学酸化剤の吸収させる量を変えてもよいし、単量
体を接触させる条件を調節してらよいが、前者の量を調
節する方がより簡単なので好ましい。
本発明においては、成形物の寸法安定性および機械的性
能を向上させるために、熱処理を行うのが望ましい、熱
処理は、延伸処理を行なった後であれば、前記単量体を
接触させる前後どちらでも差しつかえない、また、処理
温度、処理時間等の熱処理条件も、用いた化学酸化剤お
よび生成した導電性重合体が安定に存在する範囲であれ
ば、任意に選択できる。
〈発明の効果〉 以上の如く、従来高度に配向したポリエステルもしくは
ポリアミド成形物の内部に導電性重合体を生成させて、
耐久安定性の良好な導電性を賦与する事は困難であった
が、本発明の製造法によれば、極めて容易に、しかも任
意の量の導電性重合体を任意の分布状態で生成させるこ
とかできる。
かくして得られた成形物は、耐久安定性の良い導電性と
良好な機械的性質を有しており、導電性繊維、導電性フ
ィルム、導電性シート等広範な用途に応用できる。
以上本発明の詳細な説明してきたが、本発明は以下の態
様を含むものである。
(1)低配向成形物が、繊維形成性のポリエステルから
なる特許請求の範囲に記載の導電性重合体成形物の製造
方法。
(2)低配向成形物が、ポリエチレンテレフタレートま
たはポリブチレンチl/フタレートからなる特許請求の
範囲に記載の導電性重合体成形物の製造方法。
(3)化学酸化剤が三価の鉄化合物である特許請求の範
囲または上記(1)または(2)に記載の導電性重合体
成形物のrM造方法。
(4)化学酸化剤が塩化第二鉄である上記(3)に記載
の導電性重合体成形物の製造方法。
(5)酸化重合で導電性−重合体となる単量体がピロー
ルである特許請求の範囲または上記(1)〜(4)いず
れか記載の導電性重合体成形物の製造方法。
〈実施例〉 以下実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお
実施例中の下記項目は次のように測定して求めた値であ
る。
△n    :偏光顕微鏡を用い、Na−D線(λ=5
89 r+n)の光源下で測定。
導電性重合体生成量:得られた導電性重合体成形物の重
量増加より求めた。
電気抵抗値:IKV負荷時の抵抗値から、繊維10本当
り抵抗値を求めた。
耐 洗濯性二ノニオン性家庭用洗剤モノゲンユニ(ブロ
クターアンドギャンブル ファーイースト製)1.0重量%を 用い、50℃で40分間撹拌洗濯し、 水洗5分間を2回行なった後の電 気抵抗値を測定した。
耐 熱水 性=130℃の熱水にて60分間漫涜処理後
の電気抵抗値を測定した。
耐 乾熱性:180°Cの熱風乾燥雑巾60秒熱処理し
た後の電気抵抗値を測定した。
耐アルカリ性:5tr/1の水酸化ナトリウム水溶液に
て20℃下60分間もしくは100℃下120分間浸漬
処理後の電気抵 抗値を測定した。
1000m /分の速度で捲き収って未延伸糸(△n0
101以下、 P=0.06以下、単糸11デニール)
を得た。この未延伸糸1.Ogをかせ捲きにし、塩化第
二鉄・6水塩のアセトン7B液(重量比1:1)に室温
下24時間処理した後、水洗し、乾燥させた。
次いで室温下4倍に延伸した後(塩化第二鉄を含浸させ
ないで延伸した時のΔn =0.15. P =0.8
3)、ピロール蒸気中に室温下24時間静置処理した。
得られた糸を水洗した後乾燥させ、単糸繊度3デニール
の処理系を得な、この処理系の重量増加は10%であり
、電気抵抗は1x106Ω/■であった。
また耐洗濯性、耐熱水性、耐乾熱性、耐アルカリ性の耐
久性も第1表に示したとうり良好なものであった。
実施例1 固有粘度0.64のポリエチレンテレフタレートを、孔
径0.3+++w+、孔数24の口金から285℃で押
し出し、第  1 表 燥した。得られた処理系はほとんど着色しておらす、導
電性重合体の生成は認められなかった。また電気抵抗も
10IOΩ/■以上と導電性はまったくなかった。
比較例2 実施例1と同様にして得た塩化第二鉄を含浸させた未延
伸糸を、ビロール蒸気中に室温下24時間静置処理した
。この処理系の重量増加は10%電気抵抗は106Ω/
cIllであった。しかし得られた処理系を4倍に延伸
した延伸糸の電気抵抗は10IOΩ/口以上と導電性は
まったくなかった。
比較例1 実施例1と同様にして得た未延伸糸を70℃下4倍に延
伸して単糸デニール約2.8デニールの延伸糸を得た。
この延伸糸を実施例1と同様にして塩化第二鉄のアセト
ン溶液で処理した後水洗乾燥し、次いでビロール蒸気中
に静置して処理し、水洗乾比較例3 塩化第二鉄アセトン溶液処理とピロール蒸気処理をいれ
かえ、未延伸糸の処理をピロール蒸気処理、延伸後の処
理を塩化第二鉄アセトン溶液とする以外は実施例1と同
様にして処理系を得た。この処理系の電気抵抗は5.0
 X10”Ω/cIIと導電性は劣ったものであった6 実施例2,3.比較例4.5 塩化第二鉄アセトン7B液で処理する条件を第2表に記
すとうり変える以外は実施例1と同様にして、導電性重
合体の生成量を変えた処理系を得た。
これらの処理系の電気抵抗値及び糸強度をあわせて第2
表に示す。
実施例5 第3表の化学酸化剤で処理する以外は実施例1と同様に
して処理系を得た。得られた処理系の重量増化と電気抵
抗値の結果を第3表に示す。
第3表 第2表 *  rec13  ・ 6H20アセトンの1j廿ヒ
て表わす実施例6 固有粘度0,88のポリブチレンテレフタレートを、実
施例】で用いた口金と同じものから265℃で押し出し
未延伸糸(Δn<0.01. P<0.06.単糸11
デニール)を得た。この未延伸糸を実施例1と同様に塩
化第二鉄処理、4倍延伸、ビロール蒸気処理を行なった
。この処理系の電気抵抗値を第4表に示す。
また、ポリブチレンテレフタレートのかわりにナイロン
−6を使用し、第4表に示すごとく紡糸条件を変える以
外はすべて上記と同じくし処理系を得た。この処理系の
電気抵抗値もあわせて第4表に示す。
実施例7 酸化重合で導電性重合体となる単量体として、ビロール
の代わりに第5表にあげるものを使用する以外は、実施
例1と同様にして処理系を得た。
この処理系の重量増加および電気抵抗値を第5表に示す
第  5  表 第4表 比較例6 実施例1と同様にして得たポリエチレンテレフタレート
未延伸糸を、70℃下4倍に延伸して単糸デニール2.
8デニールの延伸糸を得た。
この延伸糸1gをかせ捲にし、ヨウ素300ir。
ヨウ化カリウム300gを水1!に溶解した70℃の水
溶液に30分浸漬した後、水洗し、−夜装置して乾燥し
た。この糸を、ビロール蒸気中に室温下24時間静置し
て処理した後、水洗し、乾燥した。この処理系の重量増
加は4%で、電気抵抗値は1.4×106Ω/amと良
好であった。ところがこの処理系は、耐乾熱性および耐
アルカリ性の点で第6表に示すとうり劣ったものであっ
た。
第  6  表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  繊維形成性のポリエステルまたはポリアミドからなる
    溶融成形された下記Pの値が0.35以下の低配向成形
    物に化学酸化剤を吸収させ、次いで延伸処理を行なって
    高配向成形物となし、しかる後該成形物に、酸化重合で
    導電性重合体となる単量体を接触吸収させて、該成形物
    中に導電性重合体を生成させることを特徴とする導電性
    重合体成形物の製造方法。 P=Δn/Δn_t 但し、Δn:低配向成形物の複屈折 Δnt:単糸10デニールの未配向未延 伸糸をガラス転移温度で破断 延伸倍率の0.95倍延伸した時 の複屈折率
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2025148634A1 (zh) * 2024-01-12 2025-07-17 波司登羽绒服装有限公司 一种柔性导电纤维的制备方法

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