JPH03185060A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH03185060A
JPH03185060A JP32383989A JP32383989A JPH03185060A JP H03185060 A JPH03185060 A JP H03185060A JP 32383989 A JP32383989 A JP 32383989A JP 32383989 A JP32383989 A JP 32383989A JP H03185060 A JPH03185060 A JP H03185060A
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JP
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weight
group
copolymer
chain
ethylene
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JP32383989A
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Sanehiro Shibuya
修弘 渋谷
Takesumi Nishio
西尾 武純
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Mitsubishi Chemical Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱可塑性樹脂組成物に関するものであり、さ
らに詳しくは、ポリオレフィン、ポリフェニレンエーテ
ル、同一分子鎖内にアルケニル芳香族化合物重合連鎖と
脂肪族炭化水素連鎖を併せ持つ重合体及びエステル基含
有エチレン共重合体よりなり、成形加工の際生ずるウェ
ルド部分の強度が特に優れた熱可塑性樹脂組成物に関す
る。
[従来の技術] ポリオレフィンは、成形加工性、強靭性、耐水性、耐有
機溶媒性、耐薬品性などが優れ、低比重で安価であるこ
とから、各種成形品やフィルム、シート等に従来から広
く利用されている。
しかし、一般にポリオレフィンは、耐熱性及び剛性がそ
れ程大きくなく、新規な用途開拓を図るためには、これ
らを更に改良することが必要である。
一方、ポリフェニレンエーテルは、優れた耐熱性及び剛
性を有するが、成形加工性及び耐溶剤性に難点があるた
め、その利用範囲が限定されている。本樹脂の成形加工
性及び衝撃強度等を改良する目的でスチレン系樹脂がブ
レンドされ、利用されているが、耐溶剤性に難点が残り
、その利用範囲は制限される。例えば、ガソリン容器等
の耐油性の要求される分野には適していない。
これらのポリオレフィンとポリフェニレンエーテルのそ
れぞれの長所を兼ね備え、欠点を補う目的で、種々のブ
レンド組成物が提案されており、例えば加工性や抗張力
の改良を目的とした組成物(特公昭42−7069号公
報)があるが、工業分野で要求される比較的高い機械的
強度レベルを必ずしも満たしていない。
また、ポリオレフィンとポリフェニレンエーテルの相溶
性を改善し、機械的強度の向上を図ることを目的として
、例えば、スチレンとブタジェンのブロック共重合体又
はこれらの水素添加物を配合した組成物(特開昭53−
71158号、特開昭54−88960号、特開昭59
−100159号各公報等)、更にこれらの成分に無機
フィラーを加えた組成物(特開昭58−103556号
公報)等が提案されている。また、ポリフェニレンエー
テルに20重量%を超える多量のポリオレフィンを配合
し、さらに相溶化作用を持つアルケニル芳香族化合物と
共役ジエンよりなるジブロック共重合体又はラジアルテ
レブロック共重合体あるいはこれらの水素添加重合体を
配合した組成物(特開昭58−103557号、特開昭
60−76547号各公報)が提案されており、溶融加
工性、引張り特性、脆性等が改善されることが開示され
ている。
一方、熱可塑性樹脂の大型製品の射出成形において、射
出時間の短縮や、溶融樹脂の流れ性の不足を補うことを
目的として、金型内に複数の注入口(ゲート)より溶融
樹脂を流し込み、複数のゲートの間で合流させるという
方法がしばしば用いられている。また、複雑な形状の製
品(例えば、穴のあいた製品)の成形においては、使用
する金型内で溶融樹脂を邪魔板の部分で分流させ、再度
合流させるという方法が用いられる。しかしながらこれ
らの場合には、必然的に接合部分(以下、ウェルドとい
う)が生じ、ポリオレフィンとポリフェニレンエーテル
の組み合わせを主成分とするブレンド系においては、ウ
ェルドの強度が不満足なケースがあり、改善が望まれて
いた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は前述のような現状に鑑み、新規な組成物を開発
することにより、良好なウェルド強度と機械的物性バラ
ンスを兼ね備えたポリオレフィンとポリフェニレンエー
テル樹脂を含む樹脂組成物を得ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、従来のポリオレフィン−ポリフェニレン
エーテル組成物におけるウェルド強度の不満足な点を補
い改良すべく、各種の配合成分について検討を行った結
果、同一分子内にアルケニル芳香族化合物の重合連鎖と
脂肪族炭化水素連鎖を併せ持つブロック共重合体と、エ
ステル基含有エチレン共重合体を配合することにより、
ウェルド強度が良好で、ウェルドを生じていない部分(
以下、通常部分という)の機械的強度が比較的良好な樹
脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下記成分び組成よりなる熱可塑性
樹脂組成物である。
(a)ポリオレフィン20〜77重量%、(b)ポリフ
ェニレンエーテル20〜77重量%、 (c)同一分子内にアルケニル芳香族化合物重合連鎖(
c1)と脂肪族炭化水素連鎖(c2)を併せて持つ共重
合体2〜50重量%及び(d)一般式: [式中、R1は炭素数l〜50の飽和脂肪族もしくは脂
環式炭化水素基又は芳香族炭化水素基を表わし、R2、
Rs及びR4はそれぞれ水素原子、メチル基又はエチル
基を表わし、R3とR4の少なくとも一方は水素原子で
あり、Xは直接結合又はメチレン基を表わす] で示される不飽和エステル8〜43重量%とエチレンを
主成分とするオレフィンとの共重合体であるエステル基
含有エチレン共重合体1〜25重量% 本発明の樹脂組成物は、従来のポリオレフィンとポリフ
ェニレンエーテルを含む樹脂組成物に比べ、良好なウェ
ルド強度を示し、通常部分の機械的物性も比較的良好な
樹脂組成物が得られた。
[本発明の詳細な説明] く構成成分〉 本発明の樹脂組成物は、次の構成成分よりなる。
(a)ポリオレフィン 本発明で使用されるポリオレフィンは、プロピレン、ブ
テン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1,3−メチルブ
テン−1,4−メチルペンテン−1、ヘプテン−1及び
オクテン−1等の単独重合体又はこれらの過半重量より
なる共重合体である。中でも特に結晶性プロピレン系重
合体、すなわち結晶性プロピレン単独重合体、結晶性プ
ロピレン−エチレン又はブテン−1ランダム共重合体並
びにポリプロピレンの重合の際に、その前後に連続して
プロピレン、エチレン又はブテン−1よりなる群より選
ばれた少なくとも2種の単量体の重合を行なって得られ
る結晶性プロピレン−エチレン又は/及びブテン−lブ
ロック共重合体が好ましい。
さらに、これらの中で、アイツタクチイックポリプロピ
レン連鎖に基づく結晶性を示す、プロピレン−エチレン
ブロック又はランダム共重合体や、プロピレン−エチレ
ン−ブテン−1ブロツク又はランダム共重合体を用いた
本発明の組成物のウェルド強度は、高くなる傾向を示し
、特に同結晶性を示すプロピレン−エチレンブロック共
重合体(エチレン2〜15、好ましくは4〜12重量%
)又はプロピレン−エチレン−ブテン−1ブロック共重
合体(エチレン1〜13、好ましくは3〜10重量%ニ
ブテン0.5〜10、好ましくは2〜7重量%)を使用
した組成物では、ウェルド強度がより高くなる傾向を示
す。
さらに、これらの結晶性プロピレン系重合体の過半量と
エチレンを含む複数のα−オレフィン又は場合により少
量の非共役ジエンを含むゴム状共重合体との混合物等が
、機械的物性バランス向上の面で使用可能である。これ
らのα−オレフィン系ゴムの具体例としては、エチレン
−プロピレン共重合ゴム、エチノ〜ノーゴ卆・、−1+
+新人−4I 、(−〜 −一ビレンーブテンー1共重
合ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合ゴ
ム等が挙げられる。
これらの結晶性プロピレン系重合体及びこれらとα−オ
レフィン系ゴムとの混合物のメルトフローレイト(MF
R;230℃、荷重2、 16kg) ハ、0.01〜
150g/l 0分が好ましく、0.05〜70g71
0分がより好ましく、とりわけ0.1〜50g/lo分
が好ましく、更に0.5〜30g710分の範囲が好ま
しい。
MFHの値がこれより高い範囲では機械的物性バランス
のレベルが低く、またこれより低い範囲では成形加工性
に難点が生じて好ましくなし)。
これらの重合体は既知の方法で重合又は変性により得ら
れ、また市販のものから適宜選んで用いてちよい。
(b)ポリフェニレンエーテル樹脂 本発明で使用されるポリフエニレンエーテルで示される
構造単位を有し、式中、nは少なくと630であり、Q
はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、三級α
炭素原子を含有しない炭化水素基、ハロゲン原子が少な
くと62個の炭素原子を介して置換したハロ炭化水素基
、炭化水素オキシ基及びハロゲン原子が少なくとも2個
の炭素原子を介して置換したハロ炭化水素オキシ基から
なる群より選択した一価の置換基を表わす。
ポリフェニレンエーテルの代表的な例としては、ポリ(
2,6−シメチルー1.4−フェニレン)エーテル、ポ
リ(2,6−ジエチル−1,4−フエニレン)エーテル
、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フエニレン
)エーテル、ポリ(2−メチル−6−ブロビルー1.4
−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジプロピル−
l。
4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−ブ
ロビルー1.4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6
−シプチルー1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2
,6−ジプロベニルー1.4−フェニレン)エーテル、
ポリ(2,6−ジラウリル−1,4−フェニレン)エー
テル、ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−フェニレン
)エーテル、ポリ(2,6−シメトキシー1.4−フェ
ニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジェトキシ−1,4
−フエニレン)エーテル、ポリ(2−メトキシ−6−ニ
トキシー1.4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エ
チル−6−ステアリルオキシ−1,4−フエニレン)エ
ーテル、ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレン
)エーテル、ポリ(2−メチル−6−フェニル−1,4
−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジペンジルー
1.4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エトキシ−
1,4−フェニレン)エーテル、ボッ(2−クロロ−1
,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,5−ジブロモ
−1,4−フェニレン)エーテル及び同等物がある。
また2、6−シメチルフエノールと2.3.6−ドリメ
チルフエノールの共重合体、2.6−シメチルフエノー
ルと2.3,5.6−チトラメチルフエノールの共重合
体、2.6−ジニチルフエノールと2.3.6−ドリメ
チルフエノールの共重合体などの共重合体ら挙げること
ができる。
更に、本発明で使用するポリフェニレンエーテルは、前
記一般式で定義されたポリフェニレンエーテルにスチレ
ン系モノマー(例えば、スチレン、p−メチルスチレン
、α−メチルスチレンなど)をグラフト化したもの、ス
チレン系樹脂をブレンドしたちの等の変性されたポリフ
ェニレンエーテルも包含する。
上記に相当するポリフェニレンエーテルの製造方法は公
知であり、例えば米国特許第3306874号、第33
06875号、第3257357号及び第325735
89各明細書並びに特公昭52−17880及び特開昭
50−只11q7EL欠ノ入去01雫間千七hア11)
ス本発明の目的のために好ましいポリフェニレンエーテ
ルの群は、エーテル酸素原子に対する2つのオルト位に
アルキル置換基を有するちの及び2.6−ジアルキルフ
ェノールと2.3.6−トリアルキルフェノールの重合
体又は共重合体である。
これらのうちで、とりわけ2.6−シメチルフエノール
の重合体が好ましい。また、その好ましい分子量の範囲
は、その尺度として30℃クロロホルム中で測定した固
有粘度の値で示すと、0.35〜0.70dl/gの範
囲であり、より好ましくは0.44〜0.6C1/gの
範囲であり、更に好ましくは0.48〜0.56dl/
gの範囲である。0.35dl/gより小さい値の範囲
では、ウェルド強度が低くなる傾向となり、又、0.7
0dI/gより大きい値の範囲では、組成物の成形加工
性が低下する傾向となる。
(c)同−分子鎖内にアルケニル芳香族化合物置A:*
饋r。1し賜B臂惚庵lト査轡;自辛肖(r”−1か併
せて持つ共重合体 本発明で使用される同一分子内にアルケニル芳香族化合
物重合連鎖(cl)(以下、連鎖(c1)と称する)と
、脂肪族炭化水素連鎖(c、)(以下、連鎖(c,)と
称する)を併せ持つ共重合体(c)(以下、共重合体(
c)と称する)とは、重合体を構成する同一の高分子鎖
の中に、アルケニル芳香族化合物の重合連鎖部分と、脂
肪族炭化水素の重合連鎖形態をなす部分とを、少なくと
も部分的に且つ少なくとも一つづつ併せ持つ重合体鎖よ
りなる重合体であり、連鎖(cl)と連鎖(c2)は、
互いに線状に少なくとも一つづつ結合したいわゆる線状
ブロック構造、又は分岐構造をなすいわゆるラジアルテ
レブロック構造、片方を幹とし他を枝とするいわゆるグ
ラフト状分岐構造をなすもの等を含む。
連鎖(cl)をなすアルケニル芳香族化合物とは、次の
一般式で示される化学構造を有するちのである。
R″ 式中、R’とR2は水素及び炭素数1〜6の低級アルキ
ル基又はアルケニル基であり、R3及びR4は水素原子
、炭素数1〜6の低級アルキル基、塩素又は臭素原子で
あり、R6R6及びR7は水素原子、炭素数1〜6の低
級アルキル基及びアルケニル基から成る群より選ばれる
か、あるいはR8とR7が芳香族環の一部をなし、例え
ばナフチル基等を形成してもよい。
アルケニル芳香族化合物の具体例には、スチレン、α−
メチルスチレン、メチルスチレン、ビニルキシレン、ビ
ニルナフタレン、ジビニルベンゼン、ブロモスチレン及
びクロロスチレンがあり、これらの組み合せであってよ
い、これらの中で、スチレン、α−メチルスチレン、メ
チルスチレン、ビニルキシレンが好ましく、スチレンが
より好ましい。
連鎖(cl)は、その総重量を100重量%としたとき
の画数として、25重量%を超えない範囲でアルケニル
芳香族化合物以外の共重合成分を含んでもよい。
連鎖(c2)は、脂肪族飽和炭化水素を主とする炭化水
素連鎖であり、具体的には、オレフィン類の重合体連鎖
、あるいは共役ジエン類の重合体の炭素−炭素不飽和結
合を既知の水素添加処理方法により飽和させ、オレフィ
ン類の重合体連鎖と同様あるいは類似の構造としたもの
等も含む。この連鎖(c2)は、部分的に炭素−炭素不
飽和結合や架橋構造、分岐構造を含むものであってよく
、また連鎖(c2+100重量%に対して25重量%を
超えない範囲で、他の共重合成分として、酸素、窒素、
硫黄、けい素、りん、ハロゲン等の炭素以外の原子を含
む単量体及びアルケニル芳香族化合物に由来する成分を
ブロック、ランダム、グラフト等の形式で含んでもよい
。炭素以外の原子を含む単量体の例としては、無水マレ
イン酸及びその誘導体、アクリル酸及びその誘導体、塩
化ビニル等が挙げられる。
重合体(c)に占める連鎖(c、)の割合は、重合体(
c)の総重量を100重量%として、10〜80重量%
の範囲が好ましく、20〜75重量%の範囲がより好ま
しい。連鎖(c2)の割合は、20〜90重量%の範囲
が好ましく、25〜80重量%の範囲がより好ましい。
重合体(c)は、その連鎖の中に、その25重量%を超
えない範囲で連鎖(c 、l及び連鎖(c2)以外の共
重合成分や重合体連鎖を含んでもよく、その重合体連鎖
が分岐状連鎖の幹、枝又は、ブロック状連鎖の一部をな
すものであってよい。また、分岐構造やラジアルテレブ
ロック構造の分岐点において、多官能性炭化水素基又は
炭素以外の原子、炭素以外の原子を含む多官能性炭化水
素基を含んでよい。
本発明において使用される重合体(c)は、23℃にお
ける動的せん断弾性率G′が好ましくは3 X I O
’dyn/ cm”以上、より好ましくは7 x 10
8dyn/cm”以上、更に好ましくは1 x l O
9dyn/cm”以上の重合体である。
動的せん断弾性率G′は、市販の種々の粘弾性測定装置
を使用して測定することができる。−例を挙げると、レ
オメトリックス社のメカニカルスペクトロメーター(型
式番号RMS605)等である。これ等の装置を使用し
、23℃において周波El lヘルツ、ひずみ量0.1
〜1.5%の範囲で測定した値をもって動的せん断弾性
率G′の値とする。
したがって、一般にゴムとして知られ、室温例えば20
〜25℃で弾性を示す天然ゴム、ポリブタジェンゴム、
ブタジェン−スチレン共重合体、ブタジェン−アクリロ
ニトリル共重合体、ボッイソブチレン、チオコールゴム
等とは全く異なった性質を示す物質であり、また、一般
に熱可塑性樹脂の衝撃強度改良、柔軟性付与の目的に使
用されるエラストマー成分とは異なる物質である。
重合体(c)と一般にゴムないしはエラストマーとして
知られる物質との相違は、例えば引張り強度、引張り弾
性率、引張り伸度、ねじり剛性率等の数値を測定し、比
較することで知ることができるが、本発明においては動
的せん断弾性率(G′)をもって判断される。
動的せん断弾性率が3 X 10 ’dyn/ cm2
以上の重合体を得るためには、連鎖(c、lと連鎖(c
2)との比率、結合方法、それぞれのミクロ構造(立体
規則性、ポリジエンを使用する場合のビニル基、cis
−1,4結合、trans −1、4結合の比)等を注
意深く選択する必要がある。
重合体(c)の物性がゴム又はエラストマーの範囲にあ
るものは、樹脂組成物の剛性レベルが低くなる傾向とな
る。
重合体(c)の具体例としては、オレフィンとスチレン
等のアルケニル芳香族化合物とのグラフト共重合体やブ
ロック共重合体等の範囲に含まれるポリスチレングラフ
ト化ポリプロピレン、ポリスチレングラフト化ポリエチ
レン、エチレン−スチレンブロック共重合体、プロピレ
ン−スチレンブロック共重合体:あるいはアルケニル芳
香族化合物と以下に示す共役ジエンよりなるブロック共
重合体、又は共役ジエン重合体ゴムやポリペンテナマー
等に対するアルケニル芳香族化合物のグラフト共重合体
の部分水素添加物等が挙げられ、これらのうちでも部分
水素添加されたアルケニル芳香族化合物−共役ジエンブ
ロク共重合体がより好ましい。
上記の共役ジエンの具体例には、1.3−ブタジェン、
2−メチル−1,3−ブタジェン、2゜3−ジメチル−
1,3−ブタジェン、1.3−ペンタジェン等が挙げら
れ、これらの中でも、1゜3−ブタジェン、2−メチル
−1,3−ブタジェンより選ばれるものが好ましく、更
に好ましくは1.3−ブタジェンである。これらの共役
ジエンに加えて、少量のエチレン、プロピレン、l−ブ
テン等の低級オレフィン系炭化水素やシクロペンタジェ
ン、非共役ジエン類が含まれていてもよい。
以下、部分水素添加されたアルケニル芳香族化合物−共
役ジエンブロック共重合体について更に詳しく説明する
。1部分水素添加されたアルケニル芳香族化合物−共役
ジエンブロック共重合体」とは、アルケニル芳香族化合
物に由来する連鎖ブロックrAJと共役ジエンに由来す
る連鎖ブロック「B」を、それぞれ少なくとも一個有す
る構造をもつアルケニル芳香族化合物−共役ジエンブロ
ック共重合体の、ブロックBの脂肪族不飽和基が水素添
加により減少したブロック共重合体である。ブロックA
及びBの配列は、線状構造をなすもの、あるいは分岐構
造をなすいわゆるラジアルテレブロック構造をなすもの
を含む。また、これらの構造のうちの一部に、アルケニ
ル芳香族化合物と共役ジエンとのランダム共重合部分に
由来するランダム鎖を含んでいてもよい。これらのうち
で、線状構造をなすものが好ましく、A−B−A型又は
A−B型より選ばれるものが更に好ましい。
部分水素添加されたアルケニル芳香族化合物−共役ジエ
ンブロック共重合体(c)において、その23℃におけ
る動的せん断弾性率の値を3 X 10 ’dyn/c
m2ように制御するためには、連鎖(cl)と連鎖(c
2)の比率の選択及び、連鎖(c2)における水素添加
前の共役ジエンのミクロ構造、特に1.2結合又は3.
4結合とcis−及びtrans −1、4−結合の比
率の選択が重要である。
連鎖(c、lの割合すなわち、 アルケニル芳香族化合物に由来する繰り返し単位の占め
る割合は、55〜80重量%の範囲が好ましく、55〜
75重量%の範囲がより好ましく、55〜70重量%が
更に好ましい、55重量%より少ない範囲では、重合体
(c)の23℃における動的せん断弾性率が低い値とな
る傾向となり、同時に樹脂組成物の剛性レベルが低くな
る傾向となり、また80重量%より多い範囲では組成物
の衝撃強度レベルが低くなる傾向となる。
部分水素添加されたアルケニル芳香族化合物−共役ジエ
ンブロック共重合体(c)を構成する連鎖(c2)は、
水素添加されたジエン重合連鎖であり、水素添加される
前のジエン重合連鎖の二重結合のミクロ構造(cis−
及びtrans −1、4結合と1.2結合及び3.4
結合)に占める1、2結合と3.4結合の和の割合によ
り、水素添加後の連鎖(c、lの分子構造及び共重合体
(c)の物性は大きく影響を受ける。ジエン重合連鎖に
占める1、2結合と3.4結合の和の割合ないしは、こ
れを水素添加した後の連鎖(c2)に占める1、2結合
と3.4結合に由来する部分の和の割合は、0〜30重
量%が好ましく、4〜30重量%がより好ましく、8〜
27重量%が更に好ましい。30重量%を超える領域で
は重合体(c)の23℃におけるせん断弾性率が低い値
を示す傾向となり易く、且つ、得られる樹脂組成物の剛
性レベルが低くなる傾向となる。
これらブロック共重合体における脂肪族連鎖部分のうち
、水添されずに残存している不飽和結合の割合は、10
%以下が好ましく、4%以下がより好ましい、又、アル
ケニル芳香族化合物に由来する芳香族不飽和結合の約2
5%以下が水素添加されていてもよい。
これら水素添加ブロック共重合体の分子量については、
種々のものが使用できるが、それらの分子量の目安とし
て、ゲルパーミェーションクロマトグラフィーにより測
定されたポリスチレン換算法による数平均分子量の値が
5.000〜500.000の6のが好ましく、10,
000〜300.000のものがより好ましい。更に好
ましくは30.000〜200.000、とりわけ好ま
しくは45.000−150,000の範囲にあるもの
である。数平均分子量が500.000を超えるちの及
び5,000未満のものは、組成物の機械的強度が不満
足となる。
アルケニル芳香族化合物−共役ジエンブロック共重合体
の製造方法としては、数多くの方法が提案されている。
代表的な方法としては、例えば特公昭40−23798
号公報、米国特許IE7(!’;QR942@71)r
FII填4090996号各明心配等に記載された方法
があり、リチウム触媒又はチーグラー型触媒を用いて、
不活性溶媒中でブロック共重合を行わせる。
これらのブロック共重合体の水素添加処理は、例えば特
公昭42−8704号、同43−6636号及び同46
−20814号等の各公報に記載された方法により、不
活性溶媒中で水素添加触媒の存在下に水素添加すること
によって行われる。この水素添加では、重合体ブロック
B中のオレフィン型二重結合の少なくとも90%、好ま
しくは96%以上が水素添加され、重合体ブロックA中
の芳香族不飽和結合は、その25%以下が水素添加され
ていてもよい。
また、ジャーナル 才プ ポリマーサイエンス(Jou
rnal of Polymer 5cience) 
Part B LettersVolume 11.4
27−434頁 (1973年)等の文献に示された方
法に準じ、不活性溶媒中でp−トルエンスルホニルヒド
ラジド等を用いて水素添加を行うことも可能である。
(d)工又チル某−&右工手しンf、1[r仝伏本発明
において使用されるエステル基含有エチレン共重合体(
d)とは、下記の一般式(I)で示される不飽和エステ
ル化合物とエチレン又はエチレンを主成分とするオレフ
ィンとの共重合体である。
\ 4 [式中、R1は炭素数1〜50の脂肪族(脂環式を含む
)飽和炭化水素基又は芳香族炭化水素基を表わし、R2
、R3及びR4は、それぞれ独立して水素原子、メチル
基又はエチル基を表わし、R3とR4の少なくとも一方
は水素原子であり、Xは直接結合又はメチレン基を表わ
す1R1のより好ましい炭素数の範囲は1〜24、更に
好ましくは1〜10、特に好ましくは1〜6、とりわけ
好ましくは1〜3である。好ましい分子形態は、直鎖状
又は分岐状であり、直鎖状の飽和炭化水素基が更に好ま
しい。
R2、R3及びR4それぞれについて、より好ましくは
メチル基又は水素原子であり、更に好ましくは水素原子
である。
Xは直接結合がより好ましい。
−JR式(1)で示される不飽和エステルの具体例とし
ては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、
イソ酪酸ビニル、吉草酸ビニル、イソ吉草酸ビニル、カ
プロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリン酸ビニル
、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、シクロヘ
キサン酸ビニル、シクロヘキシル酢酸ビニル、フェニル
酢酸ビニル、安息香酸ビニル;酢酸アリル、プロピオン
酸アリル、酪酸アリル、イソ酪酸アリル、吉草酸アリル
、イソ吉草酸アリル、カプロン酸アリル、カプリル酸ア
リル、ラウリン酸フリル、パルチミン酸アリル、ステア
リン酸アリル、シクロヘキサン酸アリル、シクロヘキシ
ル酢酸アリル、フェニル酢酸アリル、安息香酸アリル:
不飽和エステルを構成する酸に相当する部分の例として
アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、2−メチ
ルプロパノイル基、ペンタノイル基、2−メチルペンタ
ノイル基、ヘキサノイル基、オクタノイル基、ラウロイ
ル基、バルミトイル基、ステアロイル基、シクロヘキサ
ノイル基、シクロヘキシルアセチル基、フェニルアセチ
ル基、ベンゾイル基等より選ばれるちのであり、不飽和
アルコールに相当する部分の例として、2−プロペニル
基、2−メチル−2−プロペニル基、シス−1−プロペ
ニル基、トランス−1−プロペニル基、シス−1−ブテ
ニル基、トランス−1−ブテニル基、シス−2−ブテン
−1−イル基、トランス−2−ブテン−l−イル基、1
−ブテン−2−イル基、2−メチレン−ブチル基、シス
−2−ペンテン−1−イル基、トランス−2−ペンテン
−1−イル基等より選ばれるものである不飽和エステル
化合物等が挙げられる。
これらの不飽和エステル化合物は、互いに併用ら可能で
ある。
これらの不飽和エステル化合物のうちで、より好ましく
は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルである。
エステル基含有エチレン共重合体(d)を構成する単量
体成分としては上記のエチレンと不飽和エステル化合物
のほかに、エチレンの約10分の1を超えない範囲で、
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン等のオレフィン
を含んでよい。また、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等のア
クリル酸又はメタクリル酸のアルキルエステルを、前記
の不飽和エステル化合物(d)の等量未満含んでもよい
エステル基含有エチレン共重合体(d)中に占める不飽
和エステル化合物(I)の割合は、8〜43重量%が良
く、好ましくは10〜38重量%、更に好ましくは15
〜35重量%である。
5重量%未満及び50重量%超過の範囲では、得られる
樹脂組成物のウェルド強度レベルが低くなる傾向となる
エステル基含有エチレン共重合体(d)の分子量は、そ
の目安であるメルトフローレート値(MFR;190℃
、荷重2.16kg)が、0.01〜100g710分
の範囲がより好ましく、更に好ましくは0.1〜50g
710分、特に好ましくは0.5〜25g/10分、と
りわけ好ましくは0.5〜20g710分である。0.
01g710分未満及び100g/lo分を超過する範
囲では、得られる組成物のウェルド強度のレベルが低く
なる。
エステル基含有エチレン共重合体(d)は、種々の方法
で作ることができる。例えば、不飽和エステル化合物と
オレフィンをラジカル発生剤の存在下、50〜4000
気圧、40〜300 ’Cで反応させる方法、ポリエチ
レンに不飽和エステル化合物を混合し、高真空下ガンマ
線を照射して重合体を作る方法、又はポリエチレンと不
飽和エステル化合物をキシレン等の有機溶媒中でラジカ
ル発生剤を存在させて共重合体を作る方法等が挙げられ
る。
共重合体(d)を構成する不飽和エステル化合物とオレ
フィンの結合の仕方にはブロック型、ランダム型、グラ
フト型等、種々のものが挙げられ、いずれも使用可能で
あるが、ランダム型が使用し易い。
〈構成成分゛の組成比〉 本発明の樹脂組成物に占める各重合体成分の割合を、ポ
リオレフィン(a)、ポリフェニレンエーテル樹脂(b
)、同−分子鎖内にアルケニル芳香族炭化水素重合連鎖
(c3)と脂肪族炭化水素連鎖(c2)を併せ持つ共重
合体(c)及びエステル基含有エチレン共重合体(d)
の合計量を100重量%として以下に示す。
ポリオレフィン(a)は、20〜77重量%、好ましく
は25〜60重量%、より好ましくは30〜55重量%
、さらに好ましくは30〜50重量%の範囲である。
20重量%未満では耐溶剤性が不満足なものが生じ易く
、77重量%超過では耐熱剛性に難点が生じ易い傾向と
なる。
なお、ポリオレフィン(a)がマトリックスを形成する
ことが望ましく、ポリオレフィン(a)が連続相を形成
するに足る量を添加するのが好ましい。
ポリフェニレンエーテル(b)は、20〜77重量%、
好ましくは25〜60重量、より好ましくは30〜55
重量%、さらに好ましくは30〜50重量%の範囲であ
る。
20重量%未満では耐熱剛性レベルが不満足となり易い
傾向となり、77重量%超過では耐溶剤性、成形加工性
に難点が生じ易い傾向となる。
共重合体(c)は、2〜50重量%、好ましくは6〜3
0重量%、より好ましくは8〜25重量%、さらに好ま
しくは10〜20重量%の範囲である。
2重量%未満では組成物のウェルド強度と通常部の耐衝
撃性に難点が生じ易い傾向となり、50重量%超過では
耐溶剤性に難点が生じ易い傾向となる。
エステル基含有エチレン共重合体(d)は、1〜25重
量%、好ましくは2〜20重量%、より好ましくは3〜
18重量%、さらに好ましくは4〜15重量%の範囲で
ある。
1重量%未満では組成物のウェルド強度が不満足なレベ
ルとなり易い傾向となり、25重量%超過では組成物の
剛性が低くなる傾向となる。
本発明による樹脂組成物は、本発明の目的を損なわない
範囲で、必要に応じて前述の重合体成分以外の熱可塑性
又は熱硬化性樹脂、ラバー成分、酸化防止剤、耐候性改
良剤、造核剤、スリップ剤、無機又は有機の充填剤や補
強剤、難燃剤、各種着色剤、帯電防止剤、離型剤、ポリ
オレフィンの分子量調節用の少量のラジカル発生剤(有
機過酸化物、アゾ化合物、有機すず化合物等)等の成分
を添加することちできる。
〈ブレンド方法〉 本発明の樹脂組成物を得るためのブレンド方法としては
、一般に樹脂同志あるいは樹脂と安定剤や着色剤、さら
には樹脂と充填剤とをブレンドする種々の方法を適用す
ることができる。例えば粉体状又は粒体状の各成分を、
先ずヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、リボンブ
レングー、■ブレングー等により均一に分散した混合物
とし、次に二軸型混練押出機、−軸型混練押出機、ロー
ル、バンバリーミキサ−、ブラストミル、ブラベンダー
プラストグラフ等を使用して溶融混練することができる
。溶融混ts温度は通常200℃〜350℃の範囲であ
る。
また、樹脂をバレル部の異なる位置に複数の原料供給装
置を取り付けた、−軸又は二軸型混練押出機を使用し、
本発明を構成する重合体成分(a)、(b)、(c)及
び(d)のうちの少なくとも一種又はその一部を異なる
位置より供給し、逐次混練しながら組成物とする方法、
複数の混線機を用いて各重合体成分の少なくとも一成分
を溶融混練しながら、他の成分と溶融状態で混合・混練
する方法、各重合体成分のうちの少なくと62成分を共
通溶媒を使用して溶液又はスラリー状態で混合する等の
種々の混合・混練方法が適用可能である。
以上の様にして得られた樹脂組成物は、溶融混線後に押
し出してベレット状とすることができる。
〈本発明による樹脂組成物の応用〉 本発明の樹脂組成物は、機械的物性が良好であることか
ら、自動車の内外装部品、電気機器外装部品、並びにい
わゆるオフィスオートメーション機器等の部品用途に利
用しつる。成形方法としては、一般に熱可塑性樹脂に適
用される成形法即ち、射出成形、押出酸形成は中空成形
等により容易に成形することができるが、中でち射出成
形が最も好ましい。
特に、射出成形において、ウェルドを生ずる成形品の用
途に適している。
[実施例] 以下に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
使用した各成分は、以下のとおりである。
(a)ポリオレフィン 三菱油化■製ポリプロピレン単独重合体、プロ、ピレン
−エチレンブロック共重合体を使用した。
メルトフローレート(MFR)及びエチレン成分含有量
は表2及び表3に示した。
なお、ポリオレフィン中のエチレン成分含有量は、赤外
線分光分析法により求めた。
(b)ポリフェニレンエーテル樹脂 三菱油化■試作品のポリ(2,6−シメチルー1.4−
フェニレン)エーテル(30℃クロロホルムを用いて測
定した固有粘度の値が0.52d!!/g)を使用した
(c)共重合体 以下に示した方法により合成した水素添加スチレン−ブ
タジェンブロック共重合体を使用した。
市販のスチレン−ブタジェンブロック共重合体[スチレ
ン共重合量60重量%、商標名TR2400、日本合成
ゴム■製]を充分乾燥し、窒素置換したオートクレーブ
中にて、水分を除去したシクロヘキサンに溶解し、ナフ
テン酸ニッケル触媒存在下、60〜70℃、lO〜13
kg/cm”の水素加圧下で9時間水素添加処理を行っ
た。反応液に、貧溶媒(メタノール)を加え、濾過して
溶剤と重合体とを分離し、減圧乾燥して、水素添加スチ
レン−ブタジェンブロック共重合体を得た。核磁気共鳴
吸収法による分析では、ポリブタジェン連鎖に由来する
炭素−炭素二重結合は検出されなかった。ゲルパーミェ
ーションクロマトグラフィによる測定では、ポリスチレ
ン換算の数平均分子量が8.lXl0’重量平均分子量
がl0XIO’であった。前述の測定法による動的せん
断弾性率は4X10’dyn/cm”であった。
C”−NMR(質量数13の炭素同位体の核磁気共鳴吸
収法)による分析では、重合体(c)中のスチレン共重
合量は60重量%、水素添加されたポリブタジェンブロ
ック中のブタジェンの1.2結合と3.4結合に由来す
る部分は14.3重量%、1.4−結合に由来する部分
は85.7重量%であった。
(d)エステル基含有エチレン共重合体表1に示したエ
ステル基含有エチレン共重合体(d5)は下記の方法で
調製した。
通常のオートクレーブ型ポリエチレン製造装置に、20
00 kg/cm2まで圧縮されたエチレンとプロピオ
ン酸ビニルを開始剤ニジ−t−ブチルパーオキサイドと
ともに加え、撹拌しながら150〜300″Cに維持し
て数分間塊状重合させ、セパレーターを通して共重合体
(d5)を分離して取り出し、ストランド状に押出し、
カッターにて切断しペレットとした。
また、表1に示した市販のエチレン−酢酸ビニル共重合
体[商標名:三菱ポリエチーEVA  V6O13、同
■505、同V213K、以上三菱油化株製、及び商標
名二二バフレックスEV−170、EV−40LX、E
V45−LX、EV−150、EV−40X、以上三井
ポリケミカル(掬製]を使用した。不飽和エステル化合
物の共重合量はけん化法により測定した。
比較対照のために、表3に示した市販の低密度ポリエチ
レン[LPDE、商標名:三菱ポリエチYK−30,M
FR: 4g/lO分、密度: 0. 920g/cm
’ 、三菱油化■製]、エチレン−アクリル酸共重合体
[EAA、MFRニアg/10分、アクリル酸共重合量
二8.5重量%、商標名:ユカロンーEAA  A 2
20 M、三菱油化■製]を使用した。アクリル酸共重
合量は、中和法により測定した。
実施例1〜7及び比較例1〜10 表2及び表3中に示した各成分の配合量をスーパーミキ
サーにて充分混合撹拌した後、日本製鋼所■製TEX二
軸型押出機を用い、設定温度280℃にて溶融混練し、
組成物としたのちストランド状に押出し、カッターにて
ペレットとした。
なお、各成分の混線に際し、フェノール系安定剤として
、イルガノックス1010 (商標名、チバガイギー社
製)及びサイアノックス1790(商標名、アメリカン
・サイアナミツド社製)をそれぞれ0.3重量部、りん
系安定剤としてサンドスターブP−EPQ (商標名、
サンド■製)を0.3重量部(全重合体成分の合成量1
00重量部に対する外敵として)加えた。
び評 用試験 の インラインスクリュー式射出成形型機、東芝機械製作所
製lS−90B型を用い、シリンダー設定温度280℃
、金型冷却温度60℃にて、前記各ペレットを用い射出
成型により、試験片を作成した。
ウェルド強度測定用試験片は、図1に示した金型を使用
して、長さ64mmx幅12.5Hx厚さ4mmで、中
央部にウェルドを生じさせた試験片を作製した。図1に
おいて、樹脂は金型中央の注入孔(1)から注入され、
分流してランナー(2)、(3)を通って矢印の方向に
流され、試験片金型部(4)、(5)、(6)、(7)
にそれぞれ反対方向から流入し、中央部で合流する。
之盈り羞 下記の条件により、ウェルド強度及びアイゾツト衝撃強
度を測定した。
1)ウェルド強度 前記のウェルド強度測定用試片を用い、ノツチを入れな
い状態で、下記アイゾツト衝撃試験方法により測定した
。測定雰囲気温度は23°Cである。
2)アイゾツト衝撃試験方法 ISOR18O−1969(JIS K7110)(ノツチ付アイゾツト衝撃試験方法)に準
じて°、東洋精機製作所製アイゾツト衝撃試験機を用い
測定した。測定雰囲気温度は23℃及び−30℃である
本発明の組成物及び比較組成物について、各種成分の種
類、量及びこれらにより得られた各種組成物の物性につ
いて、表2、表3及び表4にまとめた。
[発明の効果] 表2、表3及び表4から判るとおり、本発明による樹脂
組成物、即ちポリオレフィン(a)とポリフェニレンエ
ーテル樹脂(b)を含む樹脂組成物において、水素添加
されたスチレン−ブタジェンブロック共重合体に例示さ
れる、同−分子鎖内にアルケニル芳香族重合連鎖と脂肪
族炭化水素連鎖を併せ持つ重合体(c)と、本発明に示
した範囲の量の酢酸ビニル又はプロピオン酸ビニルを共
重合成分として含むポリエチレン系共重合体に例示され
るエステル基含有エチレン共重合体(d)を含む組成物
は、重合体(c)と共重合体(d)のいずれか一方を含
まない組成物に比べ、ウェルド強度が著しく高く、同時
に通常部の衝撃強度も良好であり、本発明の効果は明ら
かである。
【図面の簡単な説明】
図1は、ウェルド強度測定用試験片を作成するための金
型の平面図である。 l・・・・・・・・・・・・・・・樹脂注入孔2及び3
・・・・・・ランナー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  下記成分及び組成よりなる熱可塑性樹脂組成物。 (a)ポリオレフィン20〜77重量%、 (b)ポリフェニレンエーテル20〜77重量%、 (c)同一分子内にアルケニル芳香族化合物重合連鎖(
    c_1)と脂肪族炭化水素連鎖(c_2)を併せて持つ
    共重合体2〜50重量%及び (d)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1は炭素数1〜50の飽和脂肪族もしくは
    脂環式炭化水素基又は芳香族炭化水素基を表わし、R^
    2、R^3及びR^4はそれぞれ水素原子、メチル基又
    はエチル基を表わし、R^3とR^4の少なくとも一方
    は水素原子であり、Xは直接結合又はメチレン基を表わ
    す] で示される不飽和エステル8〜43重量%とエチレンを
    主成分とするオレフィンとの共重合体であるエステル基
    エチレン共重合体含有1〜25重量%
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