JPH03237614A - 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム - Google Patents

磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

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JPH03237614A
JPH03237614A JP3355890A JP3355890A JPH03237614A JP H03237614 A JPH03237614 A JP H03237614A JP 3355890 A JP3355890 A JP 3355890A JP 3355890 A JP3355890 A JP 3355890A JP H03237614 A JPH03237614 A JP H03237614A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高温、高湿下、長期間にわたる保存性に優れ、
表面針側れ性が良好で、かつ電磁変換特性の優れた磁気
記録媒体用のポリエステルフィルムに関する。特にビデ
オテープ、コンピューターメモリーテープに最適な磁気
記録媒体用のポリエステルフィルムに関するものである
[従来の技術] 二軸延伸ポリエステルフィルムは平面性、機械的強度、
寸法安定性、価格等のバランスに優れ、ビデオテープ、
オーディオテープ、メモリーテープ、フロッピーディス
ク等の磁気記録媒体用ベースフィルムとして不可欠の素
材である。
磁気記録媒体用ベースフィルム要求特性の一つにオリゴ
マー、低分子量物の表面析出が低いことがある。例えば
特公昭43−28348にはビデオテープの電圧降下現
象が遊離低分子量物によること、特開昭48−1014
62にもビデオテープのドロップアウトがオリゴマーに
よることが記述されている。遊離オリゴマーを低減させ
る方法、低減させたフィルムが各種提案されている。こ
れらは下記に大別される。
■溶媒でポリエステルフィルムを洗いオリゴマーを低減
する方法、低減されたフィルム。(特公昭43−283
48、特公昭44−2120 、特開昭48−1014
62等) ■ポリエステルを減圧加熱処理等、特殊な加熱、乾燥処
理を施しオリゴマーを減少させる方法、減少させたフィ
ルム。(特開昭48−101462 、特公昭62−4
9295等) ■ポリエステルフィルム製造条件を調整して、フィルム
密度、屈折率を一定の範囲に規制することにより低分子
量物の析出を抑制する方法、抑制されたフィルム。(特
開昭53−138477 、特開昭54−34207、
特開昭60−63127等)また特開昭52−6960
2には縦方向の屈折率を横方向のそれより大とし、クロ
ロホルム溶媒による低分子量抽出物を一定以下であるこ
とを特徴としたポリエステルフィルムに磁性層を塗布し
た磁気テープは低分子量体の浸出によるドロップアウト
の発生が少ないことが開示されている。
[発明が解決しようとする課題] オーディオ、ビデオテープの実用性能として保存性能が
ある。家庭用のビデオテープの保存は各様であり、高温
、高湿の管理の悪い状態で保存してあった録画済みの古
いビデオテープを再生するとドロップアウトが多(、極
めて画質が悪いものが多い。
上述した技術により作成されるポリエステルフィルムは
析出オリゴマーが少ないが、この保存特性を満足させる
ことはできない。すなわち磁気テープは通常の塗布型テ
ープにおいて、その製造工程で、磁性体をバインダー、
その他と混合し有機溶媒を用いて塗布し、乾燥するが、
その塗布過程で溶媒がベースフィルムに浸透する。また
乾燥後も磁性層中に残留する。また磁性層成分に潤滑剤
等の各種化学物質を添加しており、これら浸透溶媒、残
留溶媒、各種添加物がポリエステルベースフィルムより
ベース含有物質を抽出する形となり、これら抽出物が磁
性層とベースフィルム界面に集まり、磁性層の接着性を
低下させ、磁性層が剥離しやすくなり、また抽出物が磁
性層を通過し、磁性層表面に析出し、ヘッドをつまらし
たりしてドロップアウトになることも高温、高湿下での
長時間にわたる保存時には起こるからである。
つまり磁気テープにはテープ製造時の有機溶媒による抽
出の問題、磁性層内残留溶媒、磁性層添加剤によるベー
ス成分抽出に起因する保存性能の問題が存在し、前記技
術は残留溶媒、磁性層成分によるオリゴマー抽出、析出
問題を考慮しておらず、磁気テープ保存性能向上の問題
を解決できないのである。
また磁気テープ製造工程では種々のロールにふれてフィ
ルムは搬送されるが、フィルム表面は削れ易く削れた場
合は作成された磁気テープのドロップアウトが大である
といった問題がある。
[課題を解決するための手段] 本発明の磁気記録媒体用ポリエステルフィルムは 算術平均粗さRa値が10〜28nm。
20℃塩化メチレン2.5分間オリゴマー抽出量が0、
50u g/cm2以下、 反射赤外による1386cr−1域の吸収帯と1370
cm7’域の吸収帯の比が0.38以上の表面結晶化度
を有することを特徴とするポリエステルフィルムである
本発明のポリエステルフィルムのF5値は特に限定しな
いが、長平方向、幅方向共に10kg/ mm2以上で
あることが、磁性体を塗布してなる磁気テープの機械的
性能が低下したり、スタート、ストップ時のテープ張力
変動時にテープが伸びたり、破断されたりすることが少
なく、また繰り返し走行により、テープが変形し、ワカ
メ状になったりすることがないので好ましい。ポリエス
テルフィルムは、F5値が長平方向に15kg/ mm
2以上の縦テンシライズタイプであってもよく、また横
方向のF5値が14kg/ m+++2以上の横テンシ
ライズ、あるいは縦、横方向のF5値が共に14kg/
 mm2以上の縦、横テンシライズタイプでも良い。長
時間録画用の12μ以下の薄ものベースフィルムにおい
てはテンシライズタイプが好ましい。なおポリエステル
フィルムのF5値とは、ASTM  D−882に準じ
た引張試験測定により得られる応力−ひずみ曲線におい
てスタート点から5%のひずみの点の応力である。
本発明のポリエステルフィルムの算術平均粗さRa値は
10〜28nmであり、好ましくは13〜28nmであ
る。Ra値がこの値より低いと、磁性体を塗布してなる
磁気テープの走行面側の走行性能が低下し、各種ガイド
ピンとの摩擦係数が高くなり走行性不良を生じたり、ま
た繰り返し走行の際の削れが大となり削れ粉によるドロ
ップアウトが発生し問題となる。またRa値がこの値よ
り高いと磁気テープの磁性面が粗くなり、磁気テープの
電磁変換特性が不良となり好ましくない。
なおRa値は触針式表面粗さ計によりカットオフ値を0
.25mmとしてDIN4768に準じて求めた算術平
均粗さである。
本発明のポリエステルフィルムの、20℃塩化メチレン
2.5分間オリゴマー抽出量は0.50μg/cm2以
下でなければならない。このオリゴマー抽出量が本漬よ
り多いと磁性体を塗布してなる磁気テープにおいて、磁
性体塗布工程においてオリゴマーが抽出されやすく、磁
性層にオリゴマーが混入しやすくなり、磁性層の接着性
能を低下させるし、磁性層形成゛後の磁気テープの段階
で長期間の保存において磁性層残留溶媒がベースフィル
ム中に進入しそれにより、オリゴマーが抽出され、界面
に存在するようになり、磁性層の接着性能を低下させる
し、はなはだしくはオリゴマーが磁性層を通過し、磁性
層表面に析出し、ドロップアウトとなる。
なおオリゴマー抽出量は20℃の塩化メチレンにフィル
ムを片面、2.5分間浸漬した後の塩化メチレン中のオ
リゴマー量を液体クロマトグラフィーによりあらかじめ
作成したオリゴマー量−液体クロマトグラム検量線より
求め、塩化メチレン浸漬面積で割って、定量する方法に
より決定する。
尚、オリゴマー量−液体クロマトグラム検量線はポリエ
ステルの環状3量体オリゴマーを用いて作成する。
本発明のポリエステルフィルムの反射赤外による138
6cm−’域の吸収帯ト1370cm−1域ノ吸収帯ノ
比であられされる表面結晶化度は0.38以上でなけれ
ばならない。本表面結晶化度が0.38より低いと磁性
体を塗布する工程でフィルム表面に傷が入りやすくなる
ばかりでなく、オリゴマーの析出を防止することが出来
ず、製造された磁気テープのドロップアウトが大となり
好ましくない。なお表面結晶化度はFT−IR反射赤外
法において反射プリズムにゲルマニウム−45°を用い
ワイヤグリッド型偏光子をO°位(フィルム表面に垂直
方向のみの赤外ビームが照射される。)としてフィルム
の機械方向、機械方向と垂直の方向についてスペクトル
のを測定し、1386cm−’域の吸収帯と1370c
m1域の吸収帯の比を機械方向の測定スペクトル、機械
方向と垂直の方向の測定スペクトルについて求め、両者
の比の平均値を計算し決定する。なお、吸収帯の比は各
々の吸収帯のベースラインからの吸光度比をd1386
、d1370としd 1386/d 1370により計
算する。この比が大きいほど、表面結晶化度は高い。
本発明のポリエステルフィルムを構成するポリエステル
は、粗さRa値、抽出オリゴマー値ならびに表面結晶化
度が前記要件を満たせば、特に限定されるものではない
。ポリエステルの具体例として、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリ−1
,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2,6−ナフタリンジカルボキシレート、
ポリエチレン−p−オキシベンゾエート、ポリブチレン
テレフタレート等を例示することができる。
また上記のポリエステルはホモポリエステル、コポリエ
ステル、ブレンド体のいずれでも良い。
コポリエステルの場合、共重合する成分としては例えば
ジエチレングリコール、p−キシリレングリコール、1
.4−シクロヘキサンジメタツールなどのジオール成分
、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、
2,6−ナフタリンジカルボン酸、5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸などのジカルボン酸成分、トリメリット
酸、ピロメリット酸などの多官能性ジカルボン酸成分、
p−オキシエトキシ安息香酸などが挙げられる。なお共
重合する成分は20モル%以下が好ましい。
さらに上記のポリエステルには他にポリエステルと非反
応性のスルホン酸のアルカリ金属塩誘導体、該ポリエス
テルに実質的に不溶なポリアルキレングリコールなどを
、本発明の作用効果を損なわない範囲で例えば5重量%
を越えない範囲で混合しても良い。
次に本発明のポリエステルフィルムの製造法について説
明する。
所定のポリエステル原料に、所定の微細粒子を所定量添
加し、通常の製膜機により溶融押出しし、冷却固化後、
70〜140℃で3〜6倍に一軸延伸し、次いで直角方
向に90〜140℃の温度で、3〜5倍の延伸を行い、
180〜280℃の温度で熱処理する場合において制御
条件を組み合わせることにより、粗さRa値、オリゴマ
ー抽出量、表面結晶化度が満足されるポリエステルフィ
ルムが得られる。
オリゴマー抽出量を下げるには、ポリエステル原料を適
当に選ぶこと、延伸温度を低温にする、熱処理温度を上
げる、等の条件を選ぶこと等の組合せにより制御できる
表面結晶化度を上げるには熱処理時間を長くとる、熱処
理の際の高温空気の風量を上げる、熱処理ゾーンから冷
却する際の温度勾配をゆるやかにとる等の組合せにより
制御できる。
例えば上記条件の組合わせの一興体例として、重合反応
において実質上粒子が析出されない無粒子原料に平均粒
径10mμ〜1,5μのシリカ、炭酸カルシウム、カオ
リン、クレイ、アルミナ、酸化チタン等の無機微粒子を
0.01〜0.5%程度添加し、前記製膜条件において
最初の延伸温度、倍率を120℃、5倍とし、次ぎの直
角方向の延伸を110 ’C14倍とし、熱処理温度を
210℃とし、2分間処理で製膜することにより、所定
の要件のポリエステルフィルムが得られる。
しかし、これは具体例の一つであり、原料、製膜条件は
本発明の目的が遠戚される範囲において任意に変更し得
るものである。
[作用コ 本発明のポリエステルフィルムの算術平均粗さRa値は
10〜28nmであるので、磁気テープの走行性能は好
ましく、ビデオテープレコーダー内、コンピューター内
で各種ガイドとの摩擦係数は低く、耐削れ性も良好であ
る。また磁性層表面の粗さも適当であり、電磁変換特性
が損なわれることはない。
本発明のポリエステルフィルムの、20℃塩化メチレン
2.5分間オリゴマー抽出量は、0.50μg/cm2
以下と低いので、磁性体塗布工程においてオリゴマーは
抽出されに<<、磁性層にオリゴマーは混入しにくく、
磁性層の接着性能の低下はない。
本発明のポリエステルフィルムの反射赤外による138
6cm−1域の吸収帯と1370cm−’域の吸収帯の
比であられされる表面結晶化度は0.38以上と高いの
で、フィルム表面は削れにくいし、磁性層形成後の磁気
テープの段階で長期間の保存においても磁性層残留溶媒
がベースフィルム中に進入するのを防止するので、オリ
ゴマーが抽出され、界面に存在するようなことはなし、
オリゴマーが磁性層を通過し、磁性層表面に析出するこ
ともない。
これらにより本発明のポリエステルフィルムに磁性体を
塗布して作成される磁気テープの電磁変換特性ならびに
高温、高湿下での長期保管性能は優れている。
[特性の測定方法並びに評価方法コ 本発明の特性値の測定方法、並びに効果の評価方法は次
の通りである。
Ra値、20℃塩化メチレン2.5分間オリゴマー抽出
量、反射赤外による1386cm−−1域の吸収帯と1
370cm−−1域の吸収帯の比であられされる表面結
晶化度測定方法は前記の方法による。
(1)磁気テープの作成方法 本発明ポリエステルフィルムに下記組成の磁性塗料をグ
ラビアロールにより塗布し、磁気配向させ乾燥させる。
さらに小型テストカレンダー装置(スチールロール/ナ
イロンロール、5段)で、温度ニア0℃、線圧: 20
0kg/cmでカレンダー処理した後、70℃、48時
間キユアリングする。このテープ原反を1/2インチに
スリットし、ビデオテープとしてカセットにに組み込み
ビデオテープとした。
磁性塗料 ポリエステルポリウレタン樹脂 35重量部塩化ビニル
・マレイン酸共重合体30 α−アルミナ         15 (平均粒径300mμ) カーボンブラック       3 (平均粒径10mμ) オレイン酸            5アミルステアレ
ート       4 トリイソシアネ一ト化合物   22 強磁性金属粉末        300(Co含有7−
Fe2O,、平均粒子サイズ:長さ300mμ、針状比
10;1、抗磁力15000 e ) 酢酸ブチル         300 メチルイソブチルケトン    300(2)磁気テー
プのS/N比、ドロップアウトの測定 上記ビデオテープに市販の家庭用ビデオテープレコーダ
ー(VTR)を用いて■シバツク製のテレビ試験波形発
生器(TG7/U706)により100%クロマ信号を
記録し、その再生信号から■シバツク製カラービデオノ
イズ測定器(925D/1)でりO? S / Nを測
定した。4.4MHxの信号を記録したビデオテープを
再生して、■シバツク製VTRドロップアウトカウンタ
ーVHOIBZを用いて再生信号の減衰が16dB以上
、長さが15μ8eC以上のドロップアウトを測定した
S/N比、ドロップアウトは常温常温でテープ製造後の
初期特性、ビデオ録画、再生を100回繰り返して行っ
た後の特性を調べた。
(3)磁気テープの保存特性 上記ビデオカセットテープを温度70℃、湿度80%R
Hに保った恒温恒湿槽に1年間放置した。
その後常温常湿でS/N比、ドロップアウトを測定し、
テープ製造後の初期特性よりの悪化度合から保存特性を
みた。
[実施例] 次ぎに実施例に基づき本発明を説明する。
実施例1 重合触媒残査等に基づき形成される微細粒子、即ち内部
粒子をできる限り含まない実質的に無配向、非晶質の固
有粘度0.60のポリエチレンテレフタレートに、平均
粒径200mμのシリカ粒子を0.4重量%、平均粒径
1.0μのシリカ粒子を0.03重量%含有させた原料
を約20℃に維持された回転ドラム上に溶融押し出しし
、次ぎに120℃で5倍の機械方向への延伸を施し、次
ぎに110℃で3.8倍の横方向への延伸を実施し、2
05℃の熱風下3゜3%リラックスさせ、さらに2.5
分間熱固定して、厚さ15μmのポリエステルフィルム
を得た。
このポリエステルフィルムに磁性体を塗布し磁気テープ
とし、そのS/N比、ドロップアウトをテープ製造後、
100回繰り返し走行後ならびに70℃、80%RHI
年間保存後に測定した。ポリエステルフィルム特性値な
らびに磁気テープ性能を表1に示した。
実施例2 実施例1において、機械方向への延伸を温度90℃、倍
率340倍とし、熱固定温度を220℃とした。
他は同様にして厚さ15μmのポリエステルフィルムを
得た。実施例1と同様のポリエステルフィルム特性値な
らびに磁気テープ性能を表1に示した。
実施例3 実施例1において平均粒径1.0μのシリカ粒子を平均
粒径1.2μの炭酸カルシウム粒子に変えて、他は同様
にして厚さ15μmのポリエステルフィルムを得た。実
施例1と同様のポリエステルフィルム特性値ならびに磁
気テープ性能を表1に示した。
比較例1 実施例1において平均粒径1.0μのシリカ粒子の使用
をやめ、他は同様にして厚さ15μmのポリエステルフ
ィルムを得た。実施例1と同様のポリエステルフィルム
特性値ならびに磁気テープ性能を表1に示した。
比較例2 実施例1において平均粒径1.0μのシリカ粒子の平均
粒径を1.5μとし、添加量を0.04%とした。
他は同様にして厚さ15μmのポリエステルフィルムを
得た。実施例1と同様のポリエステルフィルム特性値な
らびに磁気テープ性能を表1に示した。
比較例3 実施例1において熱固定温度を195℃とした。
他は同様にして厚さ15μmのポリエステルフィルムを
得た。実施例1と同様のポリエステルフィルム特性値な
らびに磁気テープ性能を表■に示した。
比較例4 実施例2において機械方向の延伸温度を130 ’C1
延伸倍率を5倍、熱固定温度を195℃とした。他は同
様にして厚さ15μmのポリエステルフィルムを得た。
実施例1と同様のポリエステルフィルム特性値ならびに
磁気テープ性能を表1に示した。
比較例5 実施例1においてポリエチレンテレフタレートの固有粘
度を0.70とし、熱固定時間を1分とした。
他は同様にして厚さ15μmのポリエステルフィルムを
得た。実施例1と同様のポリエステルフィルム特性値な
らびに磁気テープ性能を表1に示した。
実施例1から3の磁気テープはいずれも電磁変換特性、
VTR内での走行性能、保存性能が良好である。
比較例1は繰り返し走行において、S/N比、ドロップ
アウトの増大が不良である。走行後テープベース面を観
測すると、すり傷がはいっており、耐削れ性能が悪く、
削れ粉がS/N比、ドロップアウトを低下させる。ベー
スフィルムのRaが低いことに起因する。
比較例2は磁気テープのS/N比が不良である。
ベースフィルムのRaが高く、磁気テープ表面の表面粗
さが大となり、電磁変換特性を低下させている。
比較例3,4は磁気テープ保存後のS/N比、ドロップ
アウトが非常に悪い。磁気テープの磁性層を光学顕微鏡
で観測すると、多数の直径数μの異物が確認され、それ
をFT−IR観測するとオリゴマーであった。ベースフ
ィルムのオリゴマー抽出量が大であることに起因すると
考えられる。
比較例5は磁気テープ製造直後の段階でテープ走行面に
多数の擦傷が発生しており、テープ製造段階でベースフ
ィルムの削れが起こっていたことが判った。削れ故にテ
ープのドロップアウトが不良となっている。
[発明の効果] 本発明のポリエステルフィルムは削れにくく、その表面
に磁性体を塗布し磁気記録媒体とした場合、その電磁変
換性能、走行性能が優れ、長時間に渡る保存性能が良好
であるという優れた効果を発揮する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 算術平均粗さRa値が10〜28nm、20℃塩化メチ
    レン2.5分間オリゴマー抽出量が0.50μg/cm
    ^2以下、反射赤外による1386cm^−^1域の吸
    収帯と1370cm^−^1域の吸収帯の比が0.38
    以上の表面結晶化度を有することを特徴とする磁気記録
    媒体用ポリエステルフィルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08132523A (ja) * 1994-11-09 1996-05-28 Toray Ind Inc 低熱収縮性ポリエステルフィルム
JPH08164558A (ja) * 1994-12-15 1996-06-25 Toray Ind Inc ポリエステルフィルム
JP2005120144A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Mitsubishi Polyester Film Copp ポリエステルフィルム

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