JPH0341471B2 - - Google Patents

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JPH0341471B2
JPH0341471B2 JP2375582A JP2375582A JPH0341471B2 JP H0341471 B2 JPH0341471 B2 JP H0341471B2 JP 2375582 A JP2375582 A JP 2375582A JP 2375582 A JP2375582 A JP 2375582A JP H0341471 B2 JPH0341471 B2 JP H0341471B2
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methyl
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pyrano
dioxo
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なピラノキノリン誘導体および
その薬理上許容されうる塩に関する。さらに詳し
くは、抗アレルギー作用を有する6−アルキル−
5,6−ジヒドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピ
ラノ〔3,2−c〕キノリン−2−カルボン酸誘
導体およびその薬理上許容される塩に関する。 発明の背景 本発明化合物に類似した構造を有するピラノキ
ノリン−4−オン−2−カルボン酸誘導体とし
て、5,6−ジヒドロ−4,5−ジオキソ−4H
−ピラノ〔3,2−c〕キノリン−2−カルボン
酸誘導体(特開昭52−17498、および同52−
109000号公報)、およびそのエステル誘導体(特
開昭54−160398号公報)がすでに本発明者らによ
つて提供されている。 これらの化合物は、コツクスらによりアレルギ
−性喘息に有効であると報告されたクロモグリク
酸ナトリウムと同様の作用メカニズム(Adv.in
Drug Res.,,115(1970))により抗アレルギ
ー作用を示すことが見出されている。すなわち、
上記化合物は、IgE様抗体によりひき起こされる
抗原抗体反応の結果生じる肥満細胞からのケミカ
ルメジエーターの遊離を抑制することによつて抗
アレルギー作用を示しうると考えられる。 発明の概要 本発明者らは、前記従来化合物と同等あるいは
それ以上の薬理活性を有する化合物を鋭意研究し
た結果、新規な6−アルキル−5,6−ジヒドロ
−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕
キノリン−2−カルボン酸誘導体およびその薬理
上許容される塩が優れた薬理活性を示すことを見
出して本発明を完成するに至つた。 本発明化合物の従来化合物との構造的差異は、
6位の窒素原子に炭素数1〜5のアルキル基が置
換したことである。従来の5,6−ジヒドロ−
4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕
キノリン−2−カルボン酸誘導体が下記の5−オ
キソ型(a)、5−ハイドロキシ型(b)の互変異性を示
すことと比較し、本発明化合物は、6位にアルキ
ル置換基を有するため、上記の互変異性を示さず
5−オキソ型に固定されており、このため、有機
溶媒に対する溶解性が向上し、各製造工程および
最終生成物における精製が容易になつた。 本発明化合物は、動物実験においてクロモグリ
ク酸ナトリウムと同様な抗アレルギー作用を示
す。この事実はこの化合物が喘息、アレルギー性
鼻炎、アトピー性皮膚炎等のアレルギー症に対す
る治療薬として有用である可能性を示唆するもの
である。 発明の具体的説明 1 本発明化合物 本発明によれば、下記一般式〔〕で表わされ
る新規な化合物である6−アルキル−5,6−ジ
ヒドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸誘導体および
その薬理上許容される塩が提供される。 (式中、Rは水素または炭素数1〜8のアルキ
ル基であり、R′は炭素数1〜5のアルキル基で
あり、そしてR1,R2、およびR3はそれぞれ水素、
炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアル
コキシ基およびハロゲン原子である。) R,R′,R1,R2およびR3としては、具体例に
以下の基が挙げられる。 R=水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−
プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチ
ル、n−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチ
ル、2−メチル−1−ブチル、3−メチル−1
−ブチル、2,2−ジメチル−1−プロピル、
3−メチル−2−ブチル、n−ヘキシル、2−
ヘキシル、3−ヘキシル、4−メチル−1−ペ
ンチル、2−メチル−1−ペンチル、3−メチ
ル−1−ペンチル、4−メチル−2−ペンチ
ル、2−メチル−3−ペンチル、3,3−ジメ
チル−1−ブチル、3,3−ジメチル−2−ブ
チル、n−ヘプチル、2−ヘプチル、3−ヘプ
チル、n−オクチル、2−オクチル、3−オク
チル、4−オクチル等。 R′=メチル、エチル、n−プロピル、i−プロ
ピル、n−ブチル、i−ブチル、n−ペンチ
ル、2−ペンチル、3−ペンチル等。 R1=水素、メチル、エチル、イソプロピル、n
−ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ、クロル、ブロム、フルオロ等。 R2=水素、メチル、エチル、イソプロピル、n
−ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ、クロル、ブロム、フルオロ等。 R3=水素、メチル、エチル、イソプロピル、n
−ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ、クロル、ブロム、フルオロ等。 本発明化合物に包含されるカルボン酸として
は、具体例に以下の化合物が挙げられる。 (1) 5,6−ジヒドロ−6−メチル−4,5−ジ
オキソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕キノリン
−2−カルボン酸 (2) 6−エチル−5,6−ジヒドロ−4,5−ジ
オキソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕キノリン
−2−カルボン酸 (3) 5,6−ジヒドロ−4,5−ジオキソ−6−
n−プロピル−4H−ピラノ〔3,2−c〕キ
ノリン−2−カルボン酸 (4) 5,6−ジヒドロ−6−イソプロピル−4,
5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕キ
ノリン−2−カルボン酸 (5) 6−n−ブチル−5,6−ジヒドロ−4,5
−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕キノ
リン−2−カルボン酸 (6) 5,6−ジヒドロ−4,5−ジオキソ−6−
n−ペンチル−4H−ピラノ〔3,2−c〕キ
ノリン−2−カルボン酸 (7) 6−エチル−5,6−ジヒドロ−9−メチル
−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2−
c〕キノリン−2−カルボン酸 (8) 6−エチル−5,6−ジヒドロ−7−メチル
−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2−
c〕キノリン−2−カルボン酸 (9) 6,9−ジエチル−5,6−ジヒドロ−4,
5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕キ
ノリン−2−カルボン酸 (10) 6,7−ジエチル−5,6−ジヒドロ−4,
5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕キ
ノリン−2−カルボン酸 (11) 9−n−ブチル−6−エチル−5,6−ジヒ
ドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (12) 7−n−ブチル−6−エチル−5,6−ジヒ
ドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (13) 6,9−ジ−n−ブチル−5,6−ジヒド
ロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2
−c〕キノリン−2−カルボン酸 (14) 6,7−ジ−n−ブチル−5,7−ジヒド
ロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2
−c〕キノリン−2−カルボン酸 (15) 6−エチル−5,6−ジヒドロ−9−メト
キシ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (16) 6−エチル−5,6−ジヒドロ−7−メト
キシ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (17) 9−エトキシ−6−エチル−5,6−ジヒ
ドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (18) 7−エトキシ−6−エチル−5,6−ジヒ
ドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (19) 9−ブトキシ−6−エチル−5,6−ジヒ
ドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (20) 7−ブトキシ−6−エチル−5,6−ジヒ
ドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (21) 9−ブトキシ−6−ブチル−5,6−ジヒ
ドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (22) 7−ブトキシ−6−ブチル−5,6−ジヒ
ドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (23) 9−クロロ−6−エチル−5,6−ジヒド
ロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2
−c〕キノリン−2−カルボン酸 (24) 7−クロロ−6−エチル−5,6−ジヒド
ロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2
−c〕キノリン−2−カルボン酸 (25) 9−ブロモ−6−エチル−5,6−ジヒド
ロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2
−c〕キノリン−2−カルボン酸 (26) 7−ブロモ−6−エチル−5,6−ジヒド
ロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2
−c〕キノリン−2−カルボン酸 (27) 6−エチル−9−フルオロ−5,6−ジヒ
ドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (28) 6−エチル−7−フルオロ−5,6−ジヒ
ドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,
2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (29) 6−エチル−5,6−ジヒドロ−9−ヨー
ド−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2
−c〕キノリン−2−カルボン酸 (30) 6−ブチル−9−クロロ−5,6−ジヒド
ロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2
−c〕キノリン−2−カルボン酸 (31) 6−ブチル−7−クロロ−5,6−ジヒド
ロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2
−c〕キノリン−2−カルボン酸 (32) 6−エチル−5,6−ジヒドロ−7,8−
ジメチル−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ
〔3,2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (33) 6−エチル−5,6−ジヒドロ−7,9−
ジメチル−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ
〔3,2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (34) 6−エチル−5,6−ジヒドロ−8,9−
ジメトキシ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ
〔3,2−c〕キノリン−2−カルボン酸 (35) 7,9−ジクロロ−6−エチル−5,6−
ジヒドロ−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ
〔3,2−c〕キノリン−2−カルボン酸。 また上記カルボン酸化合物の以下に示すエステ
ル誘導体も、本発明化合物に包含される。 メチルエステル、エチルエステル、n−プロピ
ルエステル、i−プロピルエステル、n−ブチル
エステル、i−ブチルエステル、n−ペンチルエ
ステル、2−ペンチルエステル、3−ペンチルエ
ステル、3−メチル−1−ブチルエステル、2−
メチル−1−ブチルエステル、2,2−ジメチル
−1−プロピルエステル、3−メチル−2−ブチ
ルエステル、n−ヘキシルエステル、2−ヘキシ
ルエステル、3−ヘキシルエステル、4−メチル
−1−ペンチルエステル、2−メチル−1−ペン
チルエステル、3−メチル−1−ペンチルエステ
ル、4−メチル−2−ペンチルエステル、3−メ
チル−2−ペンチルエステル、3,3−ジメチル
−1−ブチルエステル、3,3−ジメチル−2−
ブチルエステル、2−メチル−3−ペンチルエス
テル、n−ヘプチルエステル、2−ヘプチルエス
テル、3−ヘプチルエステル、n−オクチルエス
テル、2−オクチルエステル、3−オクチルエス
テル、4−オクチルエステル。 また、本発明化合物のうち、遊離カルボン酸誘
導体は薬理上許容される塩基の塩として使用する
事ができる。 また上記カルボン酸化合物の薬理上許容される
塩も、本発明化合物に包含される。具体的には、
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグ
ネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属塩、
アルミニウム塩、アンモニア塩、トリス(ヒドロ
キシメチル)アミノメタン塩、N,N−ビス(ヒ
ドロキシエチル)ピペラジン塩、2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノール塩、エタノールアミ
ン塩、N−メチルグルカミン塩、およびL−グル
カミン塩等が挙げられる。 本発明化合物のうち有用性の点から特にR1
R2,R3が無置換およびR3がメトキシ基、および
メチル基の化合物が好ましく、またR′としては
炭素数2〜4の場合が好ましい。 具体的な化合物としては前述の(2),(3),(5),
(7),(15)およびそのエステルが好ましい。 2 化合物の製造法 一般的〔−A〕または〔−B〕で示される
本発明による化合物は、合目的的な任意の方法で
製造することができるが、下記の図に示す方法に
より、具体的に製造することができる。 (R′,R1,R2およびR3は前記と同様であり、
R″は炭素数1〜8のアルキル基であり、Xは塩
素、臭素またはヨウ素である) (1) 遊離カルボン酸誘導体〔−A〕の製造法 この製造法では、出発物質である式〔〕で表
わされる3−アセチル−1−アルキル−4−ヒド
ロキシ−2−キノロン誘導体を溶媒中、もしくは
無溶媒下に塩基の存在下で式〔〕で表わされる
シユウ酸ジエステルと反応させて中間体〔〕を
製造し(工程A)、更にこの中間体〔〕を溶媒
中あるいは無溶媒下で酸により閉環ならびにエス
テルを加水分解反応させることにより、目的とす
る遊離カルボン酸誘導体〔−A〕を合成する
(工程B)。 〔工程A〕 出発物質 〔〕 出発物質である3−アセチル−1−アルキル−
4−ヒドロキシ−2−キノロンは、任意適当な方
法で合成することができるが、具体的には、例え
ば、J.Am.Chem. Soc., 68,324(1946)、に記載
された方法に従つてアルキルアニリンとジエチル
アセチルマロネートとを反応させるか、あるいは
薬学雑誌、71、1100(1951).に記載された方法に
従つて、1−アルキル−4−ヒドロキシ−2−キ
ノロンのフリーデルクラフツアシル化反応により
製造される。 シユウ酸ジエステル 〔〕 式〔〕で示されるシユウ酸ジエステルとして
は、前記Rの具体例で示したアルコール残基のジ
アルキルエステルが使用できる。使用量は化合物
〔〕に対しモル比で0.8〜20程度、好ましくは2
〜10である。 塩 基 工程Aを進行させるに際して用いられる塩基と
しては、例えば、RONa又はROK(式中R
は炭素数1〜5のアルキル基である)のアルコ
ラート、NaNH2,NaH,NaOH,KOH、ナト
リウム、カリウム等があげられ、使用量は化合物
〔〕に対しモル比で0.8〜20程度、好ましくは1
〜10である。 好適反応条件 温度 0〜200℃、好ましくは60〜150℃である。 時間 20分〜1日、好ましくは30分〜5時間であ
る。 溶媒 エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類、クロロホルム、
ジクロルメタン、トリクレン等のハロゲン
化アルキル、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノール、オクタノール等
のアルコール類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、ジメチルス
ルホキシド、リン酸ヘキサメチルトリアミ
ド(HMPA)等が用いられる。使用量は
化合物〔〕に対し重量比で1〜200であ
る。 反応終了後、後処理せずにそのまま工程Bに進
むことも可能であるが、中間体〔〕を単離する
場合は、必要に応じて溶媒を留去し、大過剰の水
を加え、酢酸等の酸にて中和し、析出した沈殿を
取するかあるいはクロロホルム、酢酸エチル等
の通常の溶媒で抽出することにより中間体〔〕
を得る。 〔工程B〕 酸 〔工程B〕を進行させるに際して用いられる酸
としては、例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱
酸、酢酸、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸等の有機酸、および酸性樹脂等があげら
れ、使用量は化合物〔〕に対しモル比で1〜
100程度、好ましくは2〜50である。 好適反応条件 温度 0〜200℃、好ましくは50〜100℃である。 時間 5分〜10時間、好ましくは30分〜3時間で
ある。 溶媒 溶媒としては、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、オクタノール
等のアルコール類、エチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類、クロロホルム、ジクロルメタン、トリ
クレン等のハロゲン化アルキル、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、酢酸、プロピオン酸等の有機酸、ジメ
チルスルホキシド、HMPA等が用いられ
る。使用量は化合物〔〕に対し重量比で
1〜200である。 反応終了後、必要に応じて溶媒を留去し、大過
剰の水を加え、析出した沈殿を取するか、ある
いはクロロホルムや酢酸エチル等の通常の溶媒で
抽出した後、再結晶やカラムクロマト等の方法で
精製することにより遊離カルボン酸誘導体〔−
A〕を得る。 (2) カルボン酸エステル誘導体〔−B〕の製造
法 カルボン酸エステル誘導体〔−B〕は、大き
く分類して、(イ)前述の工程Aおよび工程Bにより
得られる遊離カルボン酸誘導体〔−A〕を、酸
ハライド法、酸触媒法、縮合剤法、酸無水物法、
活性エステル法、ハロゲン化アルキル法などの通
常のエステル化法によりエステル誘導体に変換す
るか、(ロ)前述のごとく製造した中間体〔〕を加
水分解することなく閉環するか、あるいは(ハ)特開
昭54−160398号公報に開示したようにして製造さ
れたピラノキノリン誘導体の6位をアルキル化す
ることにより製造される。 製造法の具体例のいくつかを示せば、下記のと
おりである。 イ) 遊離カルボン酸誘導体〔−A〕のエステ
ル化 a) 酸ハライド法 前述の一般式〔−A〕で表わされる遊離カル
ボン酸誘導体あるいはその塩を出発物質とし、溶
媒中あるいは無溶媒下で、所望により塩基の存在
下、酸ハライド化試薬により酸ハライド誘導体
〔〕とし(工程C)、更にこの誘導体〔〕を、
溶媒中あるいは無溶媒下で所望により塩基の存在
下、一般式〔〕で表わされるアルコールと反応
させて目的とするカルボン酸エステル〔−B〕
を合成する(工程D)。 〔工程C〕 酸ハライド化試薬 工程Cを進行させるに際して用いられる酸ハラ
イド試薬としては、具体的にチオニルクロライ
ド、三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リン、
三臭化リン、三沃化リン等が挙げられる。使用量
は、出発物質〔−A〕に対しモル比で0.5〜50
程度、好ましくは1〜20である。 塩 基 工程Cを進行させるに際して、必要に応じて用
いられる塩基としては、具体的にジメチルアニリ
ン、ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基が
挙げられる。使用量は、出発物質〔−A〕に対
しモル比で0.01〜5である。 好適反応条件 温度 −20〜200℃程度、好ましくは0〜150℃で
ある。 時間 10分〜2日程度、好ましくは30分〜10時間
である。 溶媒 溶媒を使用する場合は、例えばジクロルメ
タン、クロロホルム、トリクレン等のハロ
ゲン化アルキル、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素、エーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類、ジメチルホルムアミド等が用いら
れ、使用量は、出発物質〔−A〕に対し
重量比で1〜100程度、好ましくは5〜50
である。 反応終了後、後処理せずにそのまま(工程D)
に進むことも可能であるが、カルボン酸ハライド
〔〕を単離する場合は、必要に応じて酸ハライ
ド化試薬及び溶媒を留去した後、水を加え、析出
した結晶を取するか、あるいはクロロホルム、
酢酸エチル等の通常の溶媒で抽出する。チオニル
クロライドを使用した場合は濃縮乾固するだけで
次の工程に使用することができる。 〔工程D〕 ROH 〔〕 工程Dを進行するに際して炭素数1〜8のアル
キルアルコールが用いられ、具体的には以下の化
合物が挙げられる。 メタノール、エタノール、n−プロパノール、
i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノ
ール、t−ブタノール、n−ペンタノール、2−
ペンタノール、3−ペンタノール、3−メチル−
1−ブタノール、2−メチル−1−ブタノール、
2,2−ジメチル−1−プロパノール、3−メチ
ル−2−ブタノール、n−ヘキサノール、2−ヘ
キサノール、3−ヘキサノール、4−メチル−1
−ペンタノール、2−メチル−1−ペンタノー
ル、3−メチル−1−ペンタノール、4−メチル
−2−ペンタノール、3−メチル−2−ペンタノ
ール、3,3−ジメチル−1−ブタノール、3,
3−ジメチル−2−ブタノール、2−メチル−3
−ペンタノール、n−ヘプタノール、2−ヘプタ
ノール、3−ヘプタノール、n−オクタノール、
2−オクタノール、3−オクタノール、4−オク
タノール等。使用量は、カルボン酸クロリド
〔〕に対しモル比で1〜100程度、好ましくは
1.2〜50である。 塩 基 工程Dを進行させるに際して必要に応じて塩基
を用いることができ、具体的にトリエチルアミ
ン、ジメチルアニリン、ピリジン、トリトンB、
ジアザビシクロウンデセン(DBU)等の有機塩
基、NaOH、KOH、K2CO3、NaCO3、NaNH2
等のアルカリ類が用いられる。使用量は、カルボ
ン酸クロリド〔〕に対するモル比で0.5〜10程
度、好ましくは1〜5である。 好適反応条件 温度 −30〜200℃程度、好ましくは−10゜〜150
℃である。 時間 30分〜1日程度、好ましくは1時間〜10時
間である。 溶媒 溶媒を使用する場合は、例えばジクロルメ
タン、クロロホルム、トリクレン等のハロ
ゲン化アルキル、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド等が用いられ、使用量は、カルボン酸
クロライド〔〕に対する重量比で1〜
100程度、好ましくは5〜50である。 反応終了後は、必要に応じて反応液を濃縮し、
n−ヘキサン等の難溶性溶媒を加えて、析出する
結晶を取するか、あるいは水を加えて、クロロ
ホルム、酢酸エチル等の溶媒にて抽出後、再結晶
やカラムクロマトグラフイー等の通常の方法で精
製することにより、一般式〔−B〕で表わされ
るカルボン酸エステル誘導体を得る。 b) 酸触媒法 遊離カルボン酸〔−A〕あるいはその塩を、
塩化水素、硫酸、パラトルエンスルホン酸等の酸
触媒の存在下に一般式〔〕で示されるアルコー
ルと反応させて、カルボン酸エステル〔−B〕
を製造する。 c) 縮合剤法 遊離カルボン酸〔−A〕あるいはその塩を、
ジシクロカルボジイミド(DCC)、ジエチルフオ
スホリルシアナイド(DEPC)、ジフエニルフオ
スホリルアジド(DPPA)等の縮合試薬の存在下
に一般式〔〕で示されるアルコールと反応させ
て、カルボン酸エステル〔−B〕を製造する。 d) 酸無水物法 遊離カルボン酸〔−A〕をクロル炭酸エチル
等と反応させて混合酸無水物を形成させ、更にア
ルコール〔〕と反応させてカルボン酸エステル
〔−B〕を製造する。 e) 活性エステル法 遊離カルボン酸〔−A〕を、2,4−ジニト
ロフエノール、N−ヒドロキシサクシンイミド等
と反応させて、活性エステル〔〕を形成させ、
更にアルコール〔〕と反応させてカルボン酸エ
ステル〔−B〕を製造する。 f) ハロゲン化アルキル法 遊離カルボン酸〔−A〕のナトリウム、カリ
ウム等の金属塩、あるいはトリエチルアミン等の
有機塩基の塩〔〕をアルコール類、ケトン類お
よびHMPA等の溶媒中、式〔R″−〕で示され
るハロゲン化アルキルと反応させてカルボン酸エ
ステル誘導体〔−B〕を得る。 (R″およびXは前記と同様) ロ) 中間体〔〕の酸閉環法 前述のようにして製造した中間体〔〕を溶媒
の存在下、あるいは無溶媒下で、塩酸、硫酸、臭
化水素酸等の酸触媒にて閉環しカルボン酸エステ
ル誘導体を得る。 ハ) 化合物〔〕の6位のアルキル化法 特開昭64−160398号公報に記載された方法にて
得られたキノロピラン−4−オン−2−カルボン
酸エステル〔〕を出発物質とし、この化合物
を、溶媒中、NaOH、KOH、NaH、NaNH2
の塩基の存在下に式〔R′−X〕で示されるハロ
ゲン化アルキルと反応させカルボン酸エステル誘
導体〔−B〕を得る。 また、こうして得られたカルボン酸エステル誘
導体〔−B〕は、酸あるいは塩基の存在下、通
常のエステル加水分解条件にて、遊離カルボン酸
〔−A〕とすることができる。 3 薬効試験 本発明化合物の抗アレルギー作用の評価を、ラ
ツトにおける受動的皮膚過敏症試験(P.C.A)に
より行なつた。 (1) カルボン酸塩 ラツト(SLC系Wister rat)に5回再結晶した
卵白アルブミンおよび百日咳ワクチン(Bod−
etalla pertussis Vaccine)を皮内投与し、13日
後の血清を採取した。得られた血清は、ヒトのレ
アギンに類似した性質を有する抗体を含有し、抗
体価64以上を示した。この血清を12倍に希釈して
ラツトの背部に皮内投与し、48時間後に、表1に
示す各カルボン酸塩誘導体を1mg/Kg蒸留水に溶
解したものを、静脈内投与した。5分後、卵白ア
ルブミンと色素(エバンス・ブルー)の生理食塩
水溶液を静脈内投与し、さらに30分後、背部皮膚
を剥離して、抗原抗体反応の結果漏出した色素量
をNa2SO4とアセトンより抽出し、620mμにて比
色定量した。 得られた値を薬物を投与しない場合と比較して
アレルギー反応の抑制率を算出し、結果を表1に
示した。 【表】 【表】 メタン
(2) カルボン酸エステル誘導体ラツトに抗体投与
48時間後、表−2に示す各カルボン酸エステル
誘導体30mg/Kgを1%トラガント溶液に懸濁さ
せたものを経口投与し、30分後、卵白アルブミ
ンと色素を静脈内投与した以外は(1)と同様にし
て色素を比色定量した。 そしてこうして得られた値を(1)と同様に薬物
を投与しない場合と比較して、アレルギー反応
の抑制率を算出し、結果を表−2に示した。 【表】 表1および表2の評価結果から遊離カルボン酸
誘導体塩はいずれも静脈内投与した場合に、また
カルボン酸エステル誘導体はいずれも経口投与し
た場合に抗アレルギー作用を有することがわか
る。 4 製造例 実施例 1 5,6−ジヒドロ−6−メチル−4,5−ジオ
キソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕キノリン−
2−カルボン酸 ナトリウム(460mg)無水EtOH(5ml)から
NaOEtを調整し、これに無水ベンゼン(15ml)、
シユウ酸ジエチル(3.5ml)、3−アセチル−4−
ヒドロキシ−1−メチル−2−キノロン(1.09
g)を加え、2時間還流撹拌した。溶媒を減圧留
去後、残渣に水50mlを加え、酢酸にてPH4〜5に
調節し、析出する沈殿を取した。 次いで、この沈殿を濃塩酸(4ml)、酢酸(10
ml)中に加え、40分還流撹拌した。冷後、反応液
を水(50ml)中に注ぎ、析出した結晶を取後乾
燥し、粗カルボン酸950mgを得た。 収率:70% m.p.:236〜239℃ IR(KBr.cm-1) 3450,1690 MS(m/e):271(M+,1),227(100),198
(74) 実施例 2〜8 実施例1と同様にして、表3に示される化合物
を合成した。 【表】 a)粗収率
実施例 9 5,6−ジヒドロ−6−メチル−4,5−ジオ
キソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕キノリン−
2−カルボン酸、トリス(ヒドロキシメチル)
メチルアンモニウム塩 実施例1で得られた5,6−ジヒドロ−6−メ
チル−4,5−ジオキソ−4H−ピラノ〔3,2
−c〕キノリン−2−カルボン酸(271mg)と、
トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(242
mg)とを、水(5ml)に溶解し、活性炭処理後、
液を濃縮し、水−EtOHより再結晶し、無色針
状晶(226mg)を得た。 収率:58% 分解温度:207℃ IR(KBrcm-1)…1690,1660 実施例 10〜16 実施例9と同様にして、塩基としてトリス(ヒ
ドロキシ)アミノメタン、あるいはNa2CO3を使
用して、表4に示される遊離カルボン酸塩を合成
した。 【表】 実施例 17 5,6−ジヒドロ−6−メチル−4,5−ジオ
キソ−4H−ピラノ〔3,2−c〕キノリン−
2−カルボン酸3−メチル−1−ブチル−エス
テル 5,6−ジヒドロ−6−メチル−4,5−ジオ
キソ−4H−ピラノ〔3,2−C〕キノリン−2
−カルボン酸(271mg)をチオニルクロライド
(2ml)に加え、3時間還流撹拌した。試薬を留
去した後、残渣をトルエンにて洗浄し黄色結晶と
して粗カルボン酸クロライドを得た。ついでこの
結晶を3−メチル−1−ブタノール(1ml)に加
え80〜90℃で30分撹拌し、冷却後、n−ヘキサン
(約3ml)を加え析出した結晶を取した。クロ
ロホルム−n−ヘキサンより再結晶し淡黄色プリ
ズム晶(110mg)を得た。 収率:65% 融点:161〜162℃ IR(KBr,νcm-1):2960,1740,1695,1250 MS(m/e):341(M+,97),271(100),242
(39) 実施例 18〜27 実施例17と同様にして、表5に示される化合物
を合成した。 【表】 本発明化合物を抗アレルギー性喘息薬として用
いる場合の投与方法としては、吸入の場合1回1
〜20mgを1日3〜4回気管支に吸入させ、静脈注
射の場合は、1回1〜10mgを1日4〜5回注射
し、経口の場合は1回10〜100mgを1日3回投与
するとよい。 本発明の抗アレルギー性喘息治療薬は、一般式
の化合物又はその塩からなるものであり、従つ
て本発明の薬剤は、式の化合物又はその塩から
なる群から選ばれた一種又は二種以上の混合物で
ありうるが、これらと通常の製薬用担体、賦形剤
その他の添加物とを含む組成物として使用に供す
ることもできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式で表わされる6−アルキルピラ
    ノキノリン−4−オン−2−カルボン酸誘導体お
    よびその薬理上許容される塩。 (式中、Rは水素、または炭素数1〜8のアル
    キル基であり、R′は炭素数1〜5のアルキル基
    であり、そしてR1,R2、およびR3は、それぞれ、
    水素、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
    のアルコキシ基、またはハロゲン原子である。)
JP2375582A 1982-02-17 1982-02-17 6−アルキルピラノキノリン−4−オン−2−カルボン酸誘導体およびその薬理上許容される塩 Granted JPS58144391A (ja)

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