JPH0347319Y2 - - Google Patents
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- JPH0347319Y2 JPH0347319Y2 JP1986074513U JP7451386U JPH0347319Y2 JP H0347319 Y2 JPH0347319 Y2 JP H0347319Y2 JP 1986074513 U JP1986074513 U JP 1986074513U JP 7451386 U JP7451386 U JP 7451386U JP H0347319 Y2 JPH0347319 Y2 JP H0347319Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- case
- boss
- hole
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、各種車両の内燃機関を点火駆動する
ための点火コイルに関し、特に閉磁路型点火コイ
ルにおける組立構造上の改良に関する。
ための点火コイルに関し、特に閉磁路型点火コイ
ルにおける組立構造上の改良に関する。
〈従来の技術〉
第2図は従来、本出願人が採用してきた閉磁路
型点火コイル30の組上がり後の構造を示してい
るが、この組立過程を追うと次のようになる。
型点火コイル30の組上がり後の構造を示してい
るが、この組立過程を追うと次のようになる。
まず、一次巻線31を巻き付けたボビン32と
二次巻線33を巻き付けたボビン34とを同心円
状に組合せた後、ケース35内に収める。このと
き、内側ボビン32の軸方向一端のフランジ36
がケース35の対応する壁部に開けた嵌合部37
にピツタリと密接するように図る。
二次巻線33を巻き付けたボビン34とを同心円
状に組合せた後、ケース35内に収める。このと
き、内側ボビン32の軸方向一端のフランジ36
がケース35の対応する壁部に開けた嵌合部37
にピツタリと密接するように図る。
次いでケース35内にエポキシ系等、適当な樹
脂材料38を真空注形し、これを硬化させること
により、ケース35内にて両ボビン構造を物理的
に保持し、絶縁性を確保する。もちろん、各ボビ
ン32,34、ケース35は、それぞれ適当な合
成樹脂等の絶縁性材料から作られており、また、
上記樹脂含浸以前の適当な工程において、二次巻
線33の一端は高圧端子39に導通が採られる。
脂材料38を真空注形し、これを硬化させること
により、ケース35内にて両ボビン構造を物理的
に保持し、絶縁性を確保する。もちろん、各ボビ
ン32,34、ケース35は、それぞれ適当な合
成樹脂等の絶縁性材料から作られており、また、
上記樹脂含浸以前の適当な工程において、二次巻
線33の一端は高圧端子39に導通が採られる。
その後、一次巻線31を巻回している内側ボビ
ン32の中央軸方向透孔44の中に一対のコア部
40,41の各一端部を軸方向に挿入するが、昨
今の製品では直流磁気飽和を防ぐため、そのつき
合わせ端の間に必ず絶縁性のスペーサ42を挟み
込んで規定のギヤツプを得るようにしている。
ン32の中央軸方向透孔44の中に一対のコア部
40,41の各一端部を軸方向に挿入するが、昨
今の製品では直流磁気飽和を防ぐため、そのつき
合わせ端の間に必ず絶縁性のスペーサ42を挟み
込んで規定のギヤツプを得るようにしている。
こうした状態を維持したまま、ボビン32の透
孔44の壁部とこの透孔44内に入り込んでいる
各コア部40,41の間にガタ防止のため、接着
剤43を充填し、加熱硬化させることにより、閉
磁路型点火コイルを完成する。
孔44の壁部とこの透孔44内に入り込んでいる
各コア部40,41の間にガタ防止のため、接着
剤43を充填し、加熱硬化させることにより、閉
磁路型点火コイルを完成する。
なお、各コア部40,41はもちろん、適当な
磁性材料、好ましくはケイ素鋼板等の高透磁率磁
性材料の積層構造等から成つており、ケース外側
における他方のつき合わせ端は、溶接その他、通
常の手法により電気的、機械的に固定され、もつ
て閉磁路が形成されている。
磁性材料、好ましくはケイ素鋼板等の高透磁率磁
性材料の積層構造等から成つており、ケース外側
における他方のつき合わせ端は、溶接その他、通
常の手法により電気的、機械的に固定され、もつ
て閉磁路が形成されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉
上記従来例に見られるように、この種の閉磁路
型点火コイルの従来における組立構造は、比較的
部品数が多く、手数も掛かる外、製造精度も要求
される。
型点火コイルの従来における組立構造は、比較的
部品数が多く、手数も掛かる外、製造精度も要求
される。
まず第一に、一次巻線31を巻回した内側ボビ
ン32の中央透孔44内に各コア部40,41の
つき合わせ端を挿入するに際し、それらの間に規
定のギヤツプを確保するためスペーサ42を挟み
込む作業が、実は極めて非能率的であつた。
ン32の中央透孔44内に各コア部40,41の
つき合わせ端を挿入するに際し、それらの間に規
定のギヤツプを確保するためスペーサ42を挟み
込む作業が、実は極めて非能率的であつた。
また、当該ボビン32の透孔44内にコア部の
ガタ防止のために接着剤43を充填する作業も必
須であり、この加熱硬化工程に要する労力、時間
も結構、要していた。
ガタ防止のために接着剤43を充填する作業も必
須であり、この加熱硬化工程に要する労力、時間
も結構、要していた。
さらに、内側ボビン32の一端部におけるフラ
ンジ36を対応するケースの嵌合部37に密に嵌
め付ける作業も厄介であり、設計的、製造的にこ
れらの嵌め合い関係に関する寸法公差は小さく抑
え込まねばならなかつた。そうでないと、真空含
浸させる樹脂材料38が濡れ出す等の不都合が生
ずるからである。
ンジ36を対応するケースの嵌合部37に密に嵌
め付ける作業も厄介であり、設計的、製造的にこ
れらの嵌め合い関係に関する寸法公差は小さく抑
え込まねばならなかつた。そうでないと、真空含
浸させる樹脂材料38が濡れ出す等の不都合が生
ずるからである。
もつとも、実開昭60−912号公報等に認められ
るように、コアを樹脂ケースと一体にインサート
成形するタイプの点火コイルであれば、上記した
スペーサに代えて、当該インサート成形時にケー
ス成形用の樹脂をギヤツプ部分に流し込むことに
より、別途なスペーサは不要となる。
るように、コアを樹脂ケースと一体にインサート
成形するタイプの点火コイルであれば、上記した
スペーサに代えて、当該インサート成形時にケー
ス成形用の樹脂をギヤツプ部分に流し込むことに
より、別途なスペーサは不要となる。
しかし、このようなインサート成形によらない
タイプの点火コイル、すなわち、ケース外に出て
いるコア部分は露出しているタイプ、ないしはケ
ース内への埋め込み成形以外の固定手法によりコ
アを固定するタイプの点火コイルも、今現在はも
とより、将来的に見てもなお、かなりの需要が見
込まれ、こうしたものではもちろん、上記したス
ペーサの問題や内側ボビンの位置決めの問題が必
ず生ずる。
タイプの点火コイル、すなわち、ケース外に出て
いるコア部分は露出しているタイプ、ないしはケ
ース内への埋め込み成形以外の固定手法によりコ
アを固定するタイプの点火コイルも、今現在はも
とより、将来的に見てもなお、かなりの需要が見
込まれ、こうしたものではもちろん、上記したス
ペーサの問題や内側ボビンの位置決めの問題が必
ず生ずる。
本考案はこうした従来の閉磁路型点火コイルの
組立構造にかんがみ、その簡単化、部品点数の削
減化を図つたものであり、一対のコア部の間に挿
入される別途な部品であるスペーサを省略し、さ
らには各コア部の物理的な固定のために要してい
た接着剤の使用も原則として不要とし得るよう
な、新たな組立構造の閉磁路型点火コイルを提供
せんとするものである。
組立構造にかんがみ、その簡単化、部品点数の削
減化を図つたものであり、一対のコア部の間に挿
入される別途な部品であるスペーサを省略し、さ
らには各コア部の物理的な固定のために要してい
た接着剤の使用も原則として不要とし得るよう
な、新たな組立構造の閉磁路型点火コイルを提供
せんとするものである。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案は上記目的を達成するため、次のような
構成による閉磁路型点火コイルを提供する。
構成による閉磁路型点火コイルを提供する。
互いに端部相互をつき合わせることにより閉磁
路を形成する一対のコア部と; 中央に上記コア部の少なくとも一方の一端部を
挿入するための軸方向透孔を有し、一次巻線を巻
回する第一の絶縁ボビンと; 該第一の絶縁ボビンに対し同心円状に配され、
二次巻線を巻き付けた第二の絶縁ボビンと; 上記第一、第二のボビン構造を収め、樹脂含浸
するための絶縁性のケースと; 上記絶縁性のケースの壁部の一部として設けら
れ、上記第一の絶縁ボビンの上記透孔中にその軸
方向長さの途中まで嵌入するボス状部分とを有
し; 上記ボス状部分の上面部分は上記第一の絶縁ボ
ビンの上記透孔を塞ぐように横切り、該第一の絶
縁ボビンの上記透孔内に挿入された一方のコア部
の一端部とこれに対向する他方のコア部の一端部
との間に介入して所定のギヤツプを確保するスペ
ーサ壁部を構成すると共に; 該ボス状部分の外周面は上記第一絶縁ボビンが
これに嵌まり付く位置決め手段を構成すること; を特徴とする閉磁路型点火コイル。
路を形成する一対のコア部と; 中央に上記コア部の少なくとも一方の一端部を
挿入するための軸方向透孔を有し、一次巻線を巻
回する第一の絶縁ボビンと; 該第一の絶縁ボビンに対し同心円状に配され、
二次巻線を巻き付けた第二の絶縁ボビンと; 上記第一、第二のボビン構造を収め、樹脂含浸
するための絶縁性のケースと; 上記絶縁性のケースの壁部の一部として設けら
れ、上記第一の絶縁ボビンの上記透孔中にその軸
方向長さの途中まで嵌入するボス状部分とを有
し; 上記ボス状部分の上面部分は上記第一の絶縁ボ
ビンの上記透孔を塞ぐように横切り、該第一の絶
縁ボビンの上記透孔内に挿入された一方のコア部
の一端部とこれに対向する他方のコア部の一端部
との間に介入して所定のギヤツプを確保するスペ
ーサ壁部を構成すると共に; 該ボス状部分の外周面は上記第一絶縁ボビンが
これに嵌まり付く位置決め手段を構成すること; を特徴とする閉磁路型点火コイル。
〈作用および効果〉
本考案によると、一次、二次の各巻線を巻回す
る第一、第二のボビンを収める絶縁性のケースそ
れ自体に一体に形成されているボス状部分が、そ
の上面部分に、従来においては別途必要であつた
スペーサに相当するスペーサ壁部を有している。
る第一、第二のボビンを収める絶縁性のケースそ
れ自体に一体に形成されているボス状部分が、そ
の上面部分に、従来においては別途必要であつた
スペーサに相当するスペーサ壁部を有している。
そのため、そもそも従来は別途な部品であつた
スペーサを不要とし得る外、これに関する厄介な
組立工程を省略することができる。
スペーサを不要とし得る外、これに関する厄介な
組立工程を省略することができる。
また結局、このスペーサ壁部は、従来、ケース
内部を貫通するようにボビンに通されていたコア
部挿入用の透孔を塞ぐものであるから、ケースの
壁部、特に樹脂注形時に下側となる底壁部は、全
体に亘つて完全に閉ざされた設計とすることが可
能である。
内部を貫通するようにボビンに通されていたコア
部挿入用の透孔を塞ぐものであるから、ケースの
壁部、特に樹脂注形時に下側となる底壁部は、全
体に亘つて完全に閉ざされた設計とすることが可
能である。
したがつて、ケース内ボビン構造を樹脂含浸す
るに際しても、当該樹脂の漏れ出しという不都合
は根本的に解消できることになるし、ボビンとケ
ースとの設計的、製造的な嵌め合い公差に関する
厳しさ等からも開放される。
るに際しても、当該樹脂の漏れ出しという不都合
は根本的に解消できることになるし、ボビンとケ
ースとの設計的、製造的な嵌め合い公差に関する
厳しさ等からも開放される。
しかも、上記のようにケース壁部(底壁部)と
スペーサ壁部を有するボス状部分とを当該ケース
の一部として一体に成形するならば、ケース内に
各ボビンは完全に入り込んだ状態となり、一方、
底が閉ざされた透孔内に少くとも一方のコア部の
一端部が挿入されてくるのであるから、各ボビン
に関しての樹脂含浸工程は、同時にまた、このボ
ビン内に挿入されたコア部の物理的な固定のため
の工程ともなる。
スペーサ壁部を有するボス状部分とを当該ケース
の一部として一体に成形するならば、ケース内に
各ボビンは完全に入り込んだ状態となり、一方、
底が閉ざされた透孔内に少くとも一方のコア部の
一端部が挿入されてくるのであるから、各ボビン
に関しての樹脂含浸工程は、同時にまた、このボ
ビン内に挿入されたコア部の物理的な固定のため
の工程ともなる。
したがつて、従来のように別途な接着剤を用い
ての別途な加熱硬化工程によるコア部の個別な固
定処理を経なくとも、製品としての完成を見るこ
とができる。
ての別途な加熱硬化工程によるコア部の個別な固
定処理を経なくとも、製品としての完成を見るこ
とができる。
さらに、ケース壁部とスペーサ壁部とが一体で
あつて良いということは、それらの間に原理的に
〓間の生ずる余地がないから、電気的特性ないし
絶縁特性上、沿面距離も十分に長く採れるという
効果もある。
あつて良いということは、それらの間に原理的に
〓間の生ずる余地がないから、電気的特性ないし
絶縁特性上、沿面距離も十分に長く採れるという
効果もある。
これに加え、スペーサ壁部の高さ位置、すなわ
ち一対のコア部の端部つき合せ位置は、このスペ
ーサ壁部がボス状部分の上面として構成されてい
ることからボビン透孔内の軸方向長さの途中とな
るが、そのために、当該ボス状部分の外周面は内
側ボビンをケース内に収めるとき、これを嵌め付
ける位置決め手段となる。
ち一対のコア部の端部つき合せ位置は、このスペ
ーサ壁部がボス状部分の上面として構成されてい
ることからボビン透孔内の軸方向長さの途中とな
るが、そのために、当該ボス状部分の外周面は内
側ボビンをケース内に収めるとき、これを嵌め付
ける位置決め手段となる。
簡単にいえば、このボスの周りに内側ボビンの
軸方向透孔が嵌まり付くようにケース内に収める
だけで、当該ボビンの自動位置決めが図れ、作業
性は極めて向上する。
軸方向透孔が嵌まり付くようにケース内に収める
だけで、当該ボビンの自動位置決めが図れ、作業
性は極めて向上する。
いづれにしても、上記のように、本考案によれ
ば、この種の閉磁路型点火コイルの組立構造とし
て少ない部品、簡単な工程で足りる極めて合理的
な構成のものを得ることができる。
ば、この種の閉磁路型点火コイルの組立構造とし
て少ない部品、簡単な工程で足りる極めて合理的
な構成のものを得ることができる。
〈実施例〉
第1図には本考案による閉磁路型点火コイル1
0の望ましい一実施例が示されている。
0の望ましい一実施例が示されている。
まず製品として完成された静的な構成から説明
すると、一次巻線11の巻き付けられた第一の絶
縁性ボビン12と、このボビンの半径方向外周に
同心円状に嵌まり付き、その外周に二次巻線13
が巻き付けられた第二の絶縁性ボビン14とから
成るボビン構造は、適当な合成樹脂製のケース1
5内に収められている。各ボビン12,14はケ
ース同様、適当な合成樹脂製であつて良い。
すると、一次巻線11の巻き付けられた第一の絶
縁性ボビン12と、このボビンの半径方向外周に
同心円状に嵌まり付き、その外周に二次巻線13
が巻き付けられた第二の絶縁性ボビン14とから
成るボビン構造は、適当な合成樹脂製のケース1
5内に収められている。各ボビン12,14はケ
ース同様、適当な合成樹脂製であつて良い。
ケース15は、図中、下側に位置するケース壁
部17を有しているが、このケース壁部17はこ
こでは底壁部と呼称する。このケース底壁部17
には、ケース内部に収められたボビン構造、特に
一次巻線11の巻き付けられている内側の第一ボ
ビン12の中央に軸方向に貫通するよう設けられ
た透孔22の内周面に密に嵌まり付くボス状部分
23を一体的に有しており、そのボス状部分23
の上面が後に詳しく説明するスペーサ壁部16を
構成している。
部17を有しているが、このケース壁部17はこ
こでは底壁部と呼称する。このケース底壁部17
には、ケース内部に収められたボビン構造、特に
一次巻線11の巻き付けられている内側の第一ボ
ビン12の中央に軸方向に貫通するよう設けられ
た透孔22の内周面に密に嵌まり付くボス状部分
23を一体的に有しており、そのボス状部分23
の上面が後に詳しく説明するスペーサ壁部16を
構成している。
一対のコア部20,21は、それぞれ望ましく
ケイ素鋼板等、高透磁率材料板の積層構造から構
成され、各々全体としてはC字型であるが、その
両脚が互い違いに長短になつている。図示の場
合、上側に示されているコア部20の図中、右側
の脚は左側の脚よりも長く、この長目の脚の端部
が第一のボビン12の中央透孔22内に入り込
み、その端部をスペーサ壁部16の上面に臨ませ
ている。
ケイ素鋼板等、高透磁率材料板の積層構造から構
成され、各々全体としてはC字型であるが、その
両脚が互い違いに長短になつている。図示の場
合、上側に示されているコア部20の図中、右側
の脚は左側の脚よりも長く、この長目の脚の端部
が第一のボビン12の中央透孔22内に入り込
み、その端部をスペーサ壁部16の上面に臨ませ
ている。
第一のコア部20の短い方の脚の端部は、第二
のコア部21の長い方の端部と溶接により固定さ
れ、一方、第二のコア部21の短い方の脚の端部
は、ケース15のケース壁部17の外側を回り込
み、ボス状部分23の内部に入り込んだ後、スペ
ーサ壁部16の下側に臨んでいる。
のコア部21の長い方の端部と溶接により固定さ
れ、一方、第二のコア部21の短い方の脚の端部
は、ケース15のケース壁部17の外側を回り込
み、ボス状部分23の内部に入り込んだ後、スペ
ーサ壁部16の下側に臨んでいる。
したがつて理解されるように、スペーサ壁部1
6の厚味が、これら一対のコア部20,21の端
部間に置くべきギヤツプ寸法を規定するものとな
る。
6の厚味が、これら一対のコア部20,21の端
部間に置くべきギヤツプ寸法を規定するものとな
る。
ケース15の内部には、エポキシ系等、適当な
合成樹脂18が注がれた後、熱硬化されており、
これにより、ケース内部のボビン構造を物理的に
保持しながら絶縁性を確保する一方で、図中、上
側に位置するコア部20のケース内に侵入した長
い方の脚をもこの樹脂が取囲むように硬化してい
るため、これだけでもコア部20,21を機械的
に支持することが可能となつている。
合成樹脂18が注がれた後、熱硬化されており、
これにより、ケース内部のボビン構造を物理的に
保持しながら絶縁性を確保する一方で、図中、上
側に位置するコア部20のケース内に侵入した長
い方の脚をもこの樹脂が取囲むように硬化してい
るため、これだけでもコア部20,21を機械的
に支持することが可能となつている。
実際上、ケース外側の他端部でこの第一コア部
20に対し溶接固定されながら他端を既述のよう
にボス状部分23内に下から挿入している第二の
コア部21も、当該ボス状部分23での別途な接
着剤の授用なしに、そのまま機械的な固定状態に
維持されている製品を完成している。
20に対し溶接固定されながら他端を既述のよう
にボス状部分23内に下から挿入している第二の
コア部21も、当該ボス状部分23での別途な接
着剤の授用なしに、そのまま機械的な固定状態に
維持されている製品を完成している。
なお、樹脂注形以前の適当なる工程段階におい
て、二次巻線13の一端は高圧端子19に導通が
採られ、他端は特に図示していないが、一般に接
地電位(車両接地電位)に付けられている。もち
ろん、一次巻線11への配線端末等も従来通り、
取出されている。
て、二次巻線13の一端は高圧端子19に導通が
採られ、他端は特に図示していないが、一般に接
地電位(車両接地電位)に付けられている。もち
ろん、一次巻線11への配線端末等も従来通り、
取出されている。
しかるに、こうした本考案点火コイル10を、
その組立工程を経ながら考察すると、既述した従
来構成の点火コイル30に比し、いかに簡単化さ
れているかが理解される。
その組立工程を経ながら考察すると、既述した従
来構成の点火コイル30に比し、いかに簡単化さ
れているかが理解される。
まず、一次巻線11を巻き付けた第一ボビン1
2の周りに二次巻線13を巻き付けた第二ボビン
14を嵌め付けるようにそれらボビン構造をケー
ス15内の所定位置に収め込むに際しては、この
実施例ではケース底壁部17の一部として一体成
形され、ケース内部側に立ち上がつているボス状
部分23の外周に、第一ボビン12の中央透孔2
2の内周面が嵌まり付くように落とし込むだけ
で、何等複雑な、あるいは熟練した手腕を要さ
ず、当該ボビン構造をケース15内所定位置に付
けることができる。これに対し、第1図中に符号
16′で示したように、ボス状部分23を設ける
ことなく、ただ単にケースの平らな底17をスペ
ーサ16′として利用した場合には、もちろん、
上記のような合理的なボビン位置決め効果は得ら
れない。
2の周りに二次巻線13を巻き付けた第二ボビン
14を嵌め付けるようにそれらボビン構造をケー
ス15内の所定位置に収め込むに際しては、この
実施例ではケース底壁部17の一部として一体成
形され、ケース内部側に立ち上がつているボス状
部分23の外周に、第一ボビン12の中央透孔2
2の内周面が嵌まり付くように落とし込むだけ
で、何等複雑な、あるいは熟練した手腕を要さ
ず、当該ボビン構造をケース15内所定位置に付
けることができる。これに対し、第1図中に符号
16′で示したように、ボス状部分23を設ける
ことなく、ただ単にケースの平らな底17をスペ
ーサ16′として利用した場合には、もちろん、
上記のような合理的なボビン位置決め効果は得ら
れない。
ケース15内にボビン構造を収めたならば、樹
脂18の注形の前に、一対のコア部20,21を
組付けてしまう。
脂18の注形の前に、一対のコア部20,21を
組付けてしまう。
すなわち、第一コア部20のこの場合、長目の
脚をケースの開いている上方から第一ボビン12
の中央透孔22内に挿入し、その端部をスペーサ
壁部16の上面にあてがう一方、第二コア部21
の短目の脚をボス状部分23の下向きの盲孔の中
に挿入し、また、これら一対のコア部20,21
のケース外側においてつき合わされる端部相互
は、既存の溶接手法等により、あらかじめ固定し
てしまう。
脚をケースの開いている上方から第一ボビン12
の中央透孔22内に挿入し、その端部をスペーサ
壁部16の上面にあてがう一方、第二コア部21
の短目の脚をボス状部分23の下向きの盲孔の中
に挿入し、また、これら一対のコア部20,21
のケース外側においてつき合わされる端部相互
は、既存の溶接手法等により、あらかじめ固定し
てしまう。
こうした後、ケース15内にエポキシ系等、適
当な合成樹脂18を注ぎ込み、加熱硬化工程を経
てボビン構造を含浸すると、これと同時に第一コ
ア部20のケース内に嵌入している脚も当該硬化
した樹脂18により物理的に固定されてしまう。
当な合成樹脂18を注ぎ込み、加熱硬化工程を経
てボビン構造を含浸すると、これと同時に第一コ
ア部20のケース内に嵌入している脚も当該硬化
した樹脂18により物理的に固定されてしまう。
したがつて換言すれば、従来のように、別途な
コア部の固定のための工程は省略でき、労力、時
間のみならず、当該別途に用いていた接着剤の加
熱硬化のための加熱エネルギをも節約することが
できる。
コア部の固定のための工程は省略でき、労力、時
間のみならず、当該別途に用いていた接着剤の加
熱硬化のための加熱エネルギをも節約することが
できる。
ただし、上記において、樹脂注形時には第一の
コア部20のみを固定し、その後に第二のコア部
21を嵌め付けて、その一端はボス状部分23内
に入るようにし、他端は第一コア部20の開放端
と溶接等により固定するような工程を採るように
しても良い。
コア部20のみを固定し、その後に第二のコア部
21を嵌め付けて、その一端はボス状部分23内
に入るようにし、他端は第一コア部20の開放端
と溶接等により固定するような工程を採るように
しても良い。
なお、図示のケースの場合、樹脂注形硬化後、
図中、上方の開口はそのままである。しかし必要
に応じては、この開口を塞ぐ蓋を設けて良いこと
当然である。
図中、上方の開口はそのままである。しかし必要
に応じては、この開口を塞ぐ蓋を設けて良いこと
当然である。
第1図は本考案による閉磁路型点火コイルの望
ましい一実施例の概略構成図、第2図は従来の閉
磁路型点火コイルの概略構成図、である。 図中、10は本考案により構成された全体とし
ての閉磁路型点火コイル、11は一次巻線、12
は第一ボビン、13は二次巻線、14は第二ボビ
ン、15はケース、16はスペーサ壁部、17は
ケース壁部(底壁部)、18は含浸用樹脂、20,
21は閉磁路を形成するコア部、22はボビン中
央の透孔、23はボス状部分、30は従来の閉磁
路型点火コイル、42はそのスペーサ、である。
ましい一実施例の概略構成図、第2図は従来の閉
磁路型点火コイルの概略構成図、である。 図中、10は本考案により構成された全体とし
ての閉磁路型点火コイル、11は一次巻線、12
は第一ボビン、13は二次巻線、14は第二ボビ
ン、15はケース、16はスペーサ壁部、17は
ケース壁部(底壁部)、18は含浸用樹脂、20,
21は閉磁路を形成するコア部、22はボビン中
央の透孔、23はボス状部分、30は従来の閉磁
路型点火コイル、42はそのスペーサ、である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 互いに端部相互をつき合せることにより閉磁路
を形成する一対のコア部と; 中央に上記コア部の少なくとも一方の一端部を
挿入するための軸方向透孔を有し、一次巻線を巻
回する第一の絶縁ボビンと; 該第一の絶縁ボビンに対し同心円状に配され、
二次巻線を巻き付けた第二の絶縁ボビンと; 上記第一、第二のボビン構造を収め、樹脂含浸
するための絶縁性のケースと; 上記絶縁性のケースの壁部の一部として設けら
れ、上記第一の絶縁ボビンの上記透孔中にその軸
方向長さの途中まで嵌入するボス状部分とを有
し; 上記ボス状部分の上面部分は上記第一の絶縁ボ
ビンの上記透孔を塞ぐように横切り、該第一の絶
縁ボビンの上記透孔内に挿入された一方のコア部
の一端部とこれに対向する他方のコア部の一端部
との間に介入して所定のギヤツプを確保するスペ
ーサ壁部を構成すると共に; 該ボス状部分の外周面は上記第一絶縁ボビンが
これに嵌まり付く位置決め手段を構成すること; を特徴とする閉磁路型点火コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986074513U JPH0347319Y2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986074513U JPH0347319Y2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62186413U JPS62186413U (ja) | 1987-11-27 |
| JPH0347319Y2 true JPH0347319Y2 (ja) | 1991-10-08 |
Family
ID=30919789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986074513U Expired JPH0347319Y2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0347319Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60912U (ja) * | 1983-06-15 | 1985-01-07 | 株式会社デンソー | 内燃機関用点火コイル |
-
1986
- 1986-05-20 JP JP1986074513U patent/JPH0347319Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62186413U (ja) | 1987-11-27 |
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