JPH0354441B2 - - Google Patents
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- JPH0354441B2 JPH0354441B2 JP58223333A JP22333383A JPH0354441B2 JP H0354441 B2 JPH0354441 B2 JP H0354441B2 JP 58223333 A JP58223333 A JP 58223333A JP 22333383 A JP22333383 A JP 22333383A JP H0354441 B2 JPH0354441 B2 JP H0354441B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- voltage
- current
- life
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
本発明は酸化亜鉛(ZnO)を主成分とする焼結
体からなる電圧電流非直線抵抗体に関し、特に直
流課電時の寿命特性に優れた電圧電流非直線抵抗
体に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 従来から各種の電圧電流非直線抵抗体(バリス
タ)が研究されているが、その中の一つにZnOを
主成分とした焼結体を用いたものがある。この
ZnOを主成分とした焼結体を用いたものにおいて
は、各種副成分を添加して所望の特性を得ること
が試みられている。 最近、直流送電の研究開発が行なわれている
が、交流送電の場合と異なり、非直線抵抗体には
常に一方向の電界が加わるため、非常に過酷な条
件となる。このような過酷な条件に耐え得る直流
寿命特性に優れた電圧電流非直線抵抗体は得られ
ていないのが現状である。例えば特開昭49−
119188号に示されているZnOにBi2O3、CoO、
Sb2O3、NiO、MnOを添加したもの、特公昭46−
19472号に示されているZnOにB、Biを添加した
もの、特公昭56−33842号に示されているZnOに
酸化硼素を含むガラスを添加したもの等が知られ
ているが、いずれも十分な特性は得られていな
い。例えば直流課電時の漏れ電流が時間とともに
増加し、熱暴走を生じてしまい、直流寿命特性に
劣るものであつた。 また近年送電の高圧化(UHV)が進むにつ
れ、要求される特性、例えば電圧電流非直線特
性、寿命特性等は過酷なものとなつてきている。 このように寿命特性、非直線性等の諸特性向上
の要求は年々大きくなつてきており、このような
要求を満足するため各所で研究が行なわれてい
る。 〔発明の目的〕 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、
直流寿命特性に優れた電圧電流非直線抵抗体を提
供することを目的とする。さらに、電圧電流非直
線特性に優れた電圧電流非直線抵抗体を提供する
ことを目的とする。 〔発明の概要〕 本発明は酸化亜鉛を主成分とし、副成分として
ビスマス、コバルト、マンガン、アンチモン、ニ
ツケルがそれぞれBi2O3、Co2O3、MnO、Sb2O3、
NiOに換算して、 Bi2O30.1〜5mol%、Co2O30.1〜5mol%、 MnO0.1〜5mol%、Sb2O30.1〜5mol%、 NiO0.1〜5mol% さらにアルミニウム、インジウム及びカリウム
から選ばれた少なくとも一種が、Al3+、In3+、
Ga3+に換算して0.0001〜0.05mol%以下含有され
た基本組成分に対し、硼素がB2O3に換算して
0.001〜1wt%含有されるように硼素を含むガラス
を添加して焼結することを特徴とする電圧電流非
直線抵抗体の製造方法である。 上記のごとくBi2O3、Co2O3、MnO、Sb2O3、
NiOにAl、In、Gaの少なくとも一種を含む基本
成分にBを含むガラスを加えた組成をとることに
より、直流寿命特性が大幅に向上する。また交流
印加時の寿命特性及び非直線特性にも優れてい
る。 本発明において、Bi2O3、Co2O3、MnO、
Sb2O3、NiOをそれぞれ0.1〜5mol%としたのは、
この範囲をはずれると、非直線特性、寿命特性が
劣化してしまうからである。 Al3+、In3+、Ga3+は、0.0001mol%〜0.05mol
%の範囲で効果を発揮する。Al3+等は微量の添
加で効果があらわれるが、特に0.0001mol%以上
の添加含有ですぐれた効果を奏する。また、あま
り多いとかえつて特性を劣化させてしまう。特に
非直線特性におけるAl3+等の含有の効果は大で
ある。ごく微量で特性向上の効果を得ることがで
きるため、硝酸塩等の水に易溶な化合物の水溶液
として混合添加することが好ましい。 この基本組成分に対しBを含むガラス添加する
ことにより、各特性が向上するが、特に直流寿命
が大幅に向上する。すなわち、基本組成分だけで
は直流課電時に漏れ電流が経時的に増加し、熱暴
走を生じ、直流用として用いることは不可能であ
るが、BをB2O3に換算して0.001〜1wt%含有さ
せることにより、漏れ電流の経時変化が少なくな
るため、直流寿命特性が飛躍的に向上する。
0.001wt%より少ないとB含有ガラスの添加の効
果が現われず、0.001wt%以上加えることにより
特に直流寿命特性が向上する。1wt%を超えると
かえつて直流寿命特性を劣化させるばかりか、交
流寿命、非直線特性まで劣化させることになる。
Al等含まない場合でも、B含有のガラスを加え
ることにより直流寿命をある程度改善することが
できるが、非直線特性が劣化するのみならず、放
電耐量の重大な低下をまねく。 電圧非直線抵抗体を電力用避雷器のごとき大き
なサージ吸収を目的とするものに利用するときは
特に単位体積あたりのエネルギー処理能力の優れ
ているものが要求される。 一般に電圧非直線抵抗体のエネルギー処理能力
を具体的な数値であらわすために2msの電流矩
形波を印加して単位体積あたりの矩形波放電耐量
を用いる。(試験方法については例えばJEC−
203P.43に記載されている) すなわち、放電耐量が小さい場合には、電圧非
直線抵抗体に大電流インパルスを印加すると沿面
閃絡または貫通破壊を起こし、サージ吸収という
本来の目的を果せず、ひいては避雷器等の性能を
も大きく低下させてしまう。 Al、In、Gaを含まない系ではこの放電耐量が
小さくなつてしまう。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、直流寿命
特性に優れた電圧電流非直線抵抗体を得ることが
できる。また本発明抵抗体は、非直線特性及び交
流寿命特性にも優れている。 従つて直流電圧送電用のサージ吸収体としての
避雷器に有効である。また交流送電用としても有
効である。特にUHV用として好適である。又、
直流用、交流用として両者を同一ラインで製造で
きるため、コスト低下等の製造上のメリツトも大
なるものである。また各特性に優れているため、
民生用の素子としても有効である。 〔発明の実施例〕 以下本発明の実施例を説明する。 ZnOに副成分としてBi2O3、Co2O3、MnO、
Sb2O3、NiO、Al(NO3)3・9H2O及びBを含むガ
ラスを所望の組成比で調合し混合の後、バインダ
ーとしてPVAを加え造粒し、円板状の板材に成
形した。この板材を乾燥した後1100〜1300℃2hr
程度の焼成の後両面研磨を施して、直径20mm厚さ
2mmの焼結体を形成した。なお用いたガラスを第
1表に示す。 この試料の両面にAl溶射により電極を設け電
極電流非直線抵抗体を形成し各種特性を測定し
た。この結果を第2表に示す。第2表には各組成
分で、本発明の範囲外のものについても比較例と
して示した。第2表において、電圧電流非直線特
性はV2KA/V1nA、寿命特性はL400で示す。また
B量はB2O3に換算して基本成分に対する重量比
で示した。 V2KA/V1nA=V(2KA電流通電時の電圧)/V(1mA電流
通電時の電圧) L400=I(400)/I(0) I(400)は周囲温度90℃とし、D.C.の場合は
0.75×V1nAの電圧を400時間印加し続けた後室温
で測定した漏れ電流であり、A.C.の場合は0.85×
V1nAの電圧を400時間印加し続けた後、室温で測
定した漏れ電流である。I(0)は初期値であり、
L400はI(400)とI(0)の比で表わした。なお
表中×印は400時間以内に熱暴走したことを示す。
又第2表中でガラス種類として第1表中に示した
No.を用いた。
体からなる電圧電流非直線抵抗体に関し、特に直
流課電時の寿命特性に優れた電圧電流非直線抵抗
体に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 従来から各種の電圧電流非直線抵抗体(バリス
タ)が研究されているが、その中の一つにZnOを
主成分とした焼結体を用いたものがある。この
ZnOを主成分とした焼結体を用いたものにおいて
は、各種副成分を添加して所望の特性を得ること
が試みられている。 最近、直流送電の研究開発が行なわれている
が、交流送電の場合と異なり、非直線抵抗体には
常に一方向の電界が加わるため、非常に過酷な条
件となる。このような過酷な条件に耐え得る直流
寿命特性に優れた電圧電流非直線抵抗体は得られ
ていないのが現状である。例えば特開昭49−
119188号に示されているZnOにBi2O3、CoO、
Sb2O3、NiO、MnOを添加したもの、特公昭46−
19472号に示されているZnOにB、Biを添加した
もの、特公昭56−33842号に示されているZnOに
酸化硼素を含むガラスを添加したもの等が知られ
ているが、いずれも十分な特性は得られていな
い。例えば直流課電時の漏れ電流が時間とともに
増加し、熱暴走を生じてしまい、直流寿命特性に
劣るものであつた。 また近年送電の高圧化(UHV)が進むにつ
れ、要求される特性、例えば電圧電流非直線特
性、寿命特性等は過酷なものとなつてきている。 このように寿命特性、非直線性等の諸特性向上
の要求は年々大きくなつてきており、このような
要求を満足するため各所で研究が行なわれてい
る。 〔発明の目的〕 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、
直流寿命特性に優れた電圧電流非直線抵抗体を提
供することを目的とする。さらに、電圧電流非直
線特性に優れた電圧電流非直線抵抗体を提供する
ことを目的とする。 〔発明の概要〕 本発明は酸化亜鉛を主成分とし、副成分として
ビスマス、コバルト、マンガン、アンチモン、ニ
ツケルがそれぞれBi2O3、Co2O3、MnO、Sb2O3、
NiOに換算して、 Bi2O30.1〜5mol%、Co2O30.1〜5mol%、 MnO0.1〜5mol%、Sb2O30.1〜5mol%、 NiO0.1〜5mol% さらにアルミニウム、インジウム及びカリウム
から選ばれた少なくとも一種が、Al3+、In3+、
Ga3+に換算して0.0001〜0.05mol%以下含有され
た基本組成分に対し、硼素がB2O3に換算して
0.001〜1wt%含有されるように硼素を含むガラス
を添加して焼結することを特徴とする電圧電流非
直線抵抗体の製造方法である。 上記のごとくBi2O3、Co2O3、MnO、Sb2O3、
NiOにAl、In、Gaの少なくとも一種を含む基本
成分にBを含むガラスを加えた組成をとることに
より、直流寿命特性が大幅に向上する。また交流
印加時の寿命特性及び非直線特性にも優れてい
る。 本発明において、Bi2O3、Co2O3、MnO、
Sb2O3、NiOをそれぞれ0.1〜5mol%としたのは、
この範囲をはずれると、非直線特性、寿命特性が
劣化してしまうからである。 Al3+、In3+、Ga3+は、0.0001mol%〜0.05mol
%の範囲で効果を発揮する。Al3+等は微量の添
加で効果があらわれるが、特に0.0001mol%以上
の添加含有ですぐれた効果を奏する。また、あま
り多いとかえつて特性を劣化させてしまう。特に
非直線特性におけるAl3+等の含有の効果は大で
ある。ごく微量で特性向上の効果を得ることがで
きるため、硝酸塩等の水に易溶な化合物の水溶液
として混合添加することが好ましい。 この基本組成分に対しBを含むガラス添加する
ことにより、各特性が向上するが、特に直流寿命
が大幅に向上する。すなわち、基本組成分だけで
は直流課電時に漏れ電流が経時的に増加し、熱暴
走を生じ、直流用として用いることは不可能であ
るが、BをB2O3に換算して0.001〜1wt%含有さ
せることにより、漏れ電流の経時変化が少なくな
るため、直流寿命特性が飛躍的に向上する。
0.001wt%より少ないとB含有ガラスの添加の効
果が現われず、0.001wt%以上加えることにより
特に直流寿命特性が向上する。1wt%を超えると
かえつて直流寿命特性を劣化させるばかりか、交
流寿命、非直線特性まで劣化させることになる。
Al等含まない場合でも、B含有のガラスを加え
ることにより直流寿命をある程度改善することが
できるが、非直線特性が劣化するのみならず、放
電耐量の重大な低下をまねく。 電圧非直線抵抗体を電力用避雷器のごとき大き
なサージ吸収を目的とするものに利用するときは
特に単位体積あたりのエネルギー処理能力の優れ
ているものが要求される。 一般に電圧非直線抵抗体のエネルギー処理能力
を具体的な数値であらわすために2msの電流矩
形波を印加して単位体積あたりの矩形波放電耐量
を用いる。(試験方法については例えばJEC−
203P.43に記載されている) すなわち、放電耐量が小さい場合には、電圧非
直線抵抗体に大電流インパルスを印加すると沿面
閃絡または貫通破壊を起こし、サージ吸収という
本来の目的を果せず、ひいては避雷器等の性能を
も大きく低下させてしまう。 Al、In、Gaを含まない系ではこの放電耐量が
小さくなつてしまう。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、直流寿命
特性に優れた電圧電流非直線抵抗体を得ることが
できる。また本発明抵抗体は、非直線特性及び交
流寿命特性にも優れている。 従つて直流電圧送電用のサージ吸収体としての
避雷器に有効である。また交流送電用としても有
効である。特にUHV用として好適である。又、
直流用、交流用として両者を同一ラインで製造で
きるため、コスト低下等の製造上のメリツトも大
なるものである。また各特性に優れているため、
民生用の素子としても有効である。 〔発明の実施例〕 以下本発明の実施例を説明する。 ZnOに副成分としてBi2O3、Co2O3、MnO、
Sb2O3、NiO、Al(NO3)3・9H2O及びBを含むガ
ラスを所望の組成比で調合し混合の後、バインダ
ーとしてPVAを加え造粒し、円板状の板材に成
形した。この板材を乾燥した後1100〜1300℃2hr
程度の焼成の後両面研磨を施して、直径20mm厚さ
2mmの焼結体を形成した。なお用いたガラスを第
1表に示す。 この試料の両面にAl溶射により電極を設け電
極電流非直線抵抗体を形成し各種特性を測定し
た。この結果を第2表に示す。第2表には各組成
分で、本発明の範囲外のものについても比較例と
して示した。第2表において、電圧電流非直線特
性はV2KA/V1nA、寿命特性はL400で示す。また
B量はB2O3に換算して基本成分に対する重量比
で示した。 V2KA/V1nA=V(2KA電流通電時の電圧)/V(1mA電流
通電時の電圧) L400=I(400)/I(0) I(400)は周囲温度90℃とし、D.C.の場合は
0.75×V1nAの電圧を400時間印加し続けた後室温
で測定した漏れ電流であり、A.C.の場合は0.85×
V1nAの電圧を400時間印加し続けた後、室温で測
定した漏れ電流である。I(0)は初期値であり、
L400はI(400)とI(0)の比で表わした。なお
表中×印は400時間以内に熱暴走したことを示す。
又第2表中でガラス種類として第1表中に示した
No.を用いた。
【表】
【表】
【表】
第2表から明らかなように、本発明の実施例に
おいては、D.C.I(400)/I(0)が小さく直流寿
命に優れていることがわかる。また他の特性は、
交流寿命A.C.I(400)/I(0)、非直線性V2KA/
V1nAもともに優れていることがわかる。 比較例(試料No.38,39)からも明らかなよう
に、ガラスの添加量が少ないとD.C.寿命に劣り、
また多すぎると、D.C.寿命に加えさらにA.C.寿
命、非直線性も劣化してしまう。 又、比較例(試料No.40,41)からも明らかなよ
うに、ガラスを適量に含有させた場合でも、Al
量が範囲外である場合は、非直線特性で大きく劣
り、特にAl量が多すぎる場合はA.C、D.C印加と
もに熱暴走を生じてしまう。またAlが少ない場
合は多い場合ほど顕著ではないが寿命特性に劣つ
ている。 さらにAl量が範囲外の場合は、放電耐量が大
幅に劣化する。第3表に試料No.16の組成系でAl
量を変えた時の放電耐量を示す。同じく第1図に
放電耐量特性図を示す。 第3表及び第1図からも明らかなように、本発
明の範囲では250J/cm3程度であるが、範囲外だと
200J/cm3以下程度と極度に劣る。
おいては、D.C.I(400)/I(0)が小さく直流寿
命に優れていることがわかる。また他の特性は、
交流寿命A.C.I(400)/I(0)、非直線性V2KA/
V1nAもともに優れていることがわかる。 比較例(試料No.38,39)からも明らかなよう
に、ガラスの添加量が少ないとD.C.寿命に劣り、
また多すぎると、D.C.寿命に加えさらにA.C.寿
命、非直線性も劣化してしまう。 又、比較例(試料No.40,41)からも明らかなよ
うに、ガラスを適量に含有させた場合でも、Al
量が範囲外である場合は、非直線特性で大きく劣
り、特にAl量が多すぎる場合はA.C、D.C印加と
もに熱暴走を生じてしまう。またAlが少ない場
合は多い場合ほど顕著ではないが寿命特性に劣つ
ている。 さらにAl量が範囲外の場合は、放電耐量が大
幅に劣化する。第3表に試料No.16の組成系でAl
量を変えた時の放電耐量を示す。同じく第1図に
放電耐量特性図を示す。 第3表及び第1図からも明らかなように、本発
明の範囲では250J/cm3程度であるが、範囲外だと
200J/cm3以下程度と極度に劣る。
【表】
Alと同様の効果をIn、Gaでも得ることができ
た。その結果を第4表に示す。製法は前述と同様
である。
た。その結果を第4表に示す。製法は前述と同様
である。
【表】
【表】
第4表から明らかなように、In、GaもAlと同
様であり、Bを含むガラスを添加含有させること
により、特にD.C寿命に優れたバリスタと得るこ
とができる。 本発明による電圧電流非直線抵抗体中のBi2O3
について、結晶構造を検討したところ、α相(斜
方晶系)が生じていた。このα相は温度、組成等
の製造条件でその全Bi2O3中の比率が変化する。
このα相の比率による特性の変化を調べたところ
全Si2O3量中のα相量(Rα)が10%以上、さらに
好ましくは30%以上特に50%以上であれば、直流
寿命特性に優れていることが判明した。この傾向
は本発明における組成範囲では同じであり、
Al3+、In3+、Ga3+いずれも同様であつた。しか
しながら基本成分が異なる場合は、α相は生じな
かつた。例えば、ZnO−Bi2O3−Co2O3−MnO−
NiO−Sb2O3にCr2O3及びSiO2を加えた基本成分
にB2O3を添加含有させてもα相は生じなかつた
し、又、非直線性、寿命特性とも改善はされなか
つた。 またこのα相は熱処理によつて他の相に変化し
てしまう。よつてこの結晶相を変化させる程度の
加熱を含む工程を加えないことが望ましい。 特に直流印加の場合、Rα10でL400が改善さ
れ、Rα30特にRα50でほぼ一定の値に落ち着
く。Rαが小さいと、熱暴走を生じてしまう。B
含有ガラスの添加がない場合はRα=0であり、
B含有ガラスの添加によりα相が生じはじめる。 第5表に前述の試料中のα相量と特性の関係を
示す。 α相量は、以下に示すRαで規定した。 Rα≡I(α)/I(α)+I(β)+I(γ)+I(
δ)×100 (I(α):X線回折による最高強度 I(β): 〃 I(γ): 〃 I(δ): 〃 α(斜方晶系)、β(正方晶系)γ(体心立方晶
系)、δ(面心立方晶系))
様であり、Bを含むガラスを添加含有させること
により、特にD.C寿命に優れたバリスタと得るこ
とができる。 本発明による電圧電流非直線抵抗体中のBi2O3
について、結晶構造を検討したところ、α相(斜
方晶系)が生じていた。このα相は温度、組成等
の製造条件でその全Bi2O3中の比率が変化する。
このα相の比率による特性の変化を調べたところ
全Si2O3量中のα相量(Rα)が10%以上、さらに
好ましくは30%以上特に50%以上であれば、直流
寿命特性に優れていることが判明した。この傾向
は本発明における組成範囲では同じであり、
Al3+、In3+、Ga3+いずれも同様であつた。しか
しながら基本成分が異なる場合は、α相は生じな
かつた。例えば、ZnO−Bi2O3−Co2O3−MnO−
NiO−Sb2O3にCr2O3及びSiO2を加えた基本成分
にB2O3を添加含有させてもα相は生じなかつた
し、又、非直線性、寿命特性とも改善はされなか
つた。 またこのα相は熱処理によつて他の相に変化し
てしまう。よつてこの結晶相を変化させる程度の
加熱を含む工程を加えないことが望ましい。 特に直流印加の場合、Rα10でL400が改善さ
れ、Rα30特にRα50でほぼ一定の値に落ち着
く。Rαが小さいと、熱暴走を生じてしまう。B
含有ガラスの添加がない場合はRα=0であり、
B含有ガラスの添加によりα相が生じはじめる。 第5表に前述の試料中のα相量と特性の関係を
示す。 α相量は、以下に示すRαで規定した。 Rα≡I(α)/I(α)+I(β)+I(γ)+I(
δ)×100 (I(α):X線回折による最高強度 I(β): 〃 I(γ): 〃 I(δ): 〃 α(斜方晶系)、β(正方晶系)γ(体心立方晶
系)、δ(面心立方晶系))
【表】
同様にRαの変化によるA.C.L400(破線)、D.
CL400(実線)の変化を第2図に示す。同図からも
明らかなように、Rαが10未満の領域ではD.C.印
加時には熱暴走を生じてしまう。Rα30程度で
A.C.L400が安定し、Rα50程度でD.C.L400も安定
する。
CL400(実線)の変化を第2図に示す。同図からも
明らかなように、Rαが10未満の領域ではD.C.印
加時には熱暴走を生じてしまう。Rα30程度で
A.C.L400が安定し、Rα50程度でD.C.L400も安定
する。
第1図及び第2図は特性曲線図。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 酸化亜鉛を主成分とし、副成分としてビスマ
ス、コバルト、マンガン、アンチモン、ニツケル
がそれぞれBi2O3、Co2O3、MnO、Sb2O3、NiO
に換算して、 Bi2O30.1〜5mol%、Co2O30.1〜5mol%、 MnO0.1〜5mol%、Sb2O30.1〜5mol%、 NiO0.1〜5mol% さらにアルミニウム、インジウム及びガリウム
から選ばれた少なくとも一種がAl3+、In3+、
Ga3+に換算して0.0001〜0.05mol%含有された基
本成分に対し、硼素がB2O3に換算して0.001〜
1wt%含有されるように硼素を含むガラスを添加
して焼結することを特徴とする電圧電流非直線抵
抗体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58223333A JPS60116105A (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 電圧電流非直線抵抗体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58223333A JPS60116105A (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 電圧電流非直線抵抗体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60116105A JPS60116105A (ja) | 1985-06-22 |
| JPH0354441B2 true JPH0354441B2 (ja) | 1991-08-20 |
Family
ID=16796508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58223333A Granted JPS60116105A (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 電圧電流非直線抵抗体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60116105A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62177901A (ja) * | 1986-01-31 | 1987-08-04 | 株式会社東芝 | 非直線抵抗体の製造方法 |
| JP2008162820A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Mitsubishi Electric Corp | 電圧非直線抵抗体とその製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5633842B2 (ja) * | 1972-08-23 | 1981-08-06 | ||
| JPS49119188A (ja) * | 1973-03-20 | 1974-11-14 | ||
| JPS5812306A (ja) * | 1981-07-16 | 1983-01-24 | 株式会社東芝 | 酸化物電圧非直線抵抗体及びその製造方法 |
| JPS6074404A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-26 | 株式会社東芝 | 電圧電流非直線抵抗体 |
-
1983
- 1983-11-29 JP JP58223333A patent/JPS60116105A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60116105A (ja) | 1985-06-22 |
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