JPH04135868U - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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JPH04135868U
JPH04135868U JP5233891U JP5233891U JPH04135868U JP H04135868 U JPH04135868 U JP H04135868U JP 5233891 U JP5233891 U JP 5233891U JP 5233891 U JP5233891 U JP 5233891U JP H04135868 U JPH04135868 U JP H04135868U
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seal
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隆一 田中
俊幸 高橋
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株式会社ナブコ
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シリンダ孔14の開口部における、エアの吸込
みおよびシールリング90の固着の両問題を根本から解
決する。 【構成】ピストン21周りの第2の密封部材25bおよ
びガイド部材60周りのシールリング90よりも外部側
に、弾性部材100を設けることによって、問題となる
部分のシールを二重にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ブレーキまたはクラッチ装置に用いられるマスタシリンダであっ て、ピストンの一部がシリンダ本体のシリンダ孔から外部に突出した、いわゆる 突出し形式のマスタシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】
この種のマスタシリンダでは、たとえば実開平1−68976号の公報が示す ように、ピストンは、大径な頭部と小径な軸部とを含み、頭部がシリンダ孔の内 部に位置しているのに対し、軸部の少なくとも一部はシリンダ孔の開口部から外 に延び出ている。そのようなピストンは、頭部と軸部との二個所でガイドされる 。すなわち、ピストンの頭部側がシリンダ孔の内壁によってガイドされる一方、 軸部側は、開口部に配置した環状のガイド部材によってガイドされる。それに応 じて、ピストンおよびガイド部材の周りには、シールあるいは密封のための部材 がいくつか設けられる。それらの部材の一つは、頭部に装着され、シリンダ孔の 内部に液圧室を区画する第1の密封部材である。また、もう一つは、ガイド部材 とピストンの軸部とに弾力を持って当たり、シリンダ孔内の開口部側に液補給室 を区画する第2の密封部材である。さらに一つは、ガイド部材の外周とシリンダ 孔の内壁との間に配置され、それら両者間を密封するシールリングである。
【0003】 こうしたマスタシリンダにおいて、第2の密封部材としてカップシールを一般 に用いているため、ピストンの移動によって液補給室が負圧になり、エアの吸込 みを生じやすいという問題がある。そのエア吸込みの問題は、カップシールの硬 度が増す低温時に特に顕著である。また、ピストンの偏心を防ぐために、ガイド 部材、シリンダ本体およびピストンの三者間のクリアランスを小さくしているこ とから、ガイド部材の外周のシールリングが固着したような場合、分解作業の時 などにガイド部材が取りにくくなり、上記の三者が損傷して再使用ができなくな るという問題を生じるおそれがある。シールリングの部分は、外部側に露出して いるため、外からの塵埃等の影響を受け、シールリングは固着しやすい。そのた め、開口部の部品の損傷の問題も軽視はできない。 後者の問題に限って見れば、シールリングの固着を防止するために、シールリ ングあるいはそれが接触するシリンダ孔の内壁側に、二硫化モリブデン等の固体 潤滑剤の被膜を形成することも考えられる。しかし、シールリングの部分が外部 側に露出した構造であるかぎり、根本的な解決は得られない。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、シリンダ孔の開口部における、エアの吸込みおよびシールリング の固着の両問題を根本から解決することができる技術を提供することを目的とす る。
【0005】
【そのための手段および作用】
この考案では、前記第2の密封部材および前記シールリングよりも外部側に、 前記シリンダ本体、前記ガイド部材および前記軸部の三者にシール係合する弾性 部材を設けることによって、問題となる部分のシールを二重にしている。 二重のシールによって、エアの吸込みを確実に防ぐことができ、しかもまた、 新たな弾性部材はシールリングの部分を外部から隔離するので、シールリングの 固着をも有効に防止することができる。
【0006】
【実施例】
図1は、この考案を適用した、タンデム型のブレーキ用マスタシリンダの断面 構造を示し、また、図2は、この考案で新たに用いる弾性部材の詳細を示す部分 拡大図である。 タンデム型のマスタシリンダ10は、作動液リザーバ(図示しない)を取り付 けるためのボス部12c,12dを外側に備えたシリンダ本体12を有する。シ リンダ本体12の内部には、シリンダ本体12と軸線を同じにしたシリンダ孔1 4がある。シリンダ孔14は、図の左側のシリンダボトム12b側が閉じ、右側 のシリンダヘッド12h側が開口している。このシリンダ孔14は、開口部に径 が大きい部分14bがあり、その奥の残りの部分14aの径は一様で、開口部の 部分14bよりも小さい。 シリンダ孔14の中には、シリンダボトム12bに近い左側の奥の方にセカン ダリピストン22があり、その右側に、コップ状の部材23およびボルト24を 間にしてプライマリピストン21がある。プライマリピストン21およびセカン ダリピストン22には、それぞれ、その外周の二個所にカップシール25a,2 5b;26a,26bがある。それによって、シリンダ孔14の一番奥に第2の 液圧室32、また、両ピストン21,22間に第1の液圧室31を区画している 。第2の液圧室32は、出口(図示しない)を通して前輪のブレーキ装置に連絡 し、また、第1の液圧室31は、別の出口(図示しない)を通して後輪のブレー キ装置に連絡している。これらの第1および第2の各液圧室31,32は、ブレ ーキ作動のない通常の状態では、リリーフポート41あるいは開弁したバルブ4 2を通して、作動液リザーバ(図示しない)の内部に連絡している。そうした状 態にするのは、各ピストン21,22をシリンダヘッド12h側に付勢している リターンスプリング51,52である。しかし、ブレーキの作動をすると、各ピ ストン21,22が各リターンスプリング51,52の力に打ち勝って、シリン ダボトム12b側に動き、カップシール25aがリリーフポート41を閉じ、あ るいはバルブ42が閉じ、第1および第2の各液圧室31,32に液圧を発生す る。なお、各ピストン21,22の側周の液補給室33,34は、それぞれ、通 路43,44を通して作動液リザーバの内部に連絡している。
【0007】 さて、こうしたマスタシリンダ10のシリンダ孔14の開口部、特にプライマ リピストン21およびその周りに注目する。 ピストン21は、シリンダ孔14の径が小さな部分14aにはまり合った頭部 210と、頭部210と一体の軸部212とからなる。軸部212は頭部210 よりも小径で、頭部210の一端から延び、その一部はシリンダ孔14の外に突 き出ている。ピストン21は、頭部210と軸部212との二個所で支持されつ つ、シリンダ孔14内を移動する。二個所の支持される部分に、それぞれカップ シール25a,25bがあるが、頭部210側をシールするカップシール(第1 の密封部材)25aが頭部210に保持されているのに対し、軸部212側をシ ールするカップシール(第2の密封部材)25bは環状のガイド部材60に保持 されている。
【0008】 環状のガイド部材60は、シリンダ孔14の開口部の部分14bにはめ込まれ 、C−リング70をストッパとしてシリンダ本体12と一体化している。ガイド 部材60には、貫通孔のある内周側に、カップシール25bを装着するための溝 61、および軸部212をガイドするためのガイド部62がある。溝61は、カ ップシール25bの装着上、一方に開いているが、その開いた部分に抜け防止の ためのストッパリング80が配置される。このストッパリング80自体は、シリ ンダ本体12の段部とガイド部材60との間にはさまって支持される。また、ガ イド部62は、ピストン21のガイド長さが短いことから、軸部212との間の クリアランスを小さく設定されている。他方、ガイド部材62の外周側には、シ ールリングを装着するための溝があり、その中にO−リングからなるシールリン グ90が装着されている。シールリング90は、ガイド部材60の外周とシリン ダ孔14の内壁との間をシールする。
【0009】 無圧の液補給室33側から見れば、ガイド部材60の内外のカップシール25 bおよびシールリング90によって外とのシールは図られている。しかし、この 考案では、そうした各シール部分よりも外部側に新たに弾性部材100を設ける ようにしている。弾性部材100は、カップシール25bやシールリング90と 同様のゴム材料からなり、その形状は環状である。環状の弾性部材100の内径 はピストン21の軸部212の外径にほぼ等しく、また、その外径の方はシリン ダヘッド12hの部分の径にほぼ等しい。弾性部材100には、また、凸片ある いは凸部101,102,103,104があり、それらはシリンダ本体12の シリンダヘッド12hの端部、ガイド部材60の外に臨む部分、あるいはピスト ン21の軸部212の外周のいずれかにシール係合する。この点、図2に、ガイ ド部材60およびピストン21の軸部212とのシール係合を明らかにするため 、凸部102,103,104の係合前の形状を示している。なお、マスタシリ ンダ10には、その作動を補助するブースタが組み合わせて用いられるので、弾 性部材100は、ブースタのシェル110(図1参照)によって支持することが できる。
【0010】 弾性部材100は、液補給室33に対するシールを二重にすることによって、 液補給室33へエアを吸い込むことを有効に防ぎ、しかもまた、ガイド部材60 の外周のシールリング90の部分を外部から隔離してシールリング90の固着を も防止する。シールリング90の固着防止は、二硫化モリブデン等の潤滑剤を同 時に使用すれば、ほぼ完璧である。なお、弾性部材100を設けているため、ブ ースタのシェル110とシリンダヘッド12hとの間をシールするためのO−リ ングは不要となる。
【0011】
【考案の効果】
この考案では、シリンダ本体12の開口部に、新たに弾性部材100を設ける ことによって、開口部のシールを二重にし、しかも、ガイド部材60の外周のシ ールリング90の部分を外部から隔離するようにしているので、エアの吸込みお よびシールリング90の固着の各問題を有効に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を適用したタンデム型のマスタシリン
ダの全体的な断面図である。
【図2】弾性部材の部分を中心とした拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 マスタシリンダ 14 シリンダ孔 21 ピストン(プライマリピストン) 25a カップシール(第1の密封部材) 25b カップシール(第2の密封部材) 31 液圧室(第1の液圧室) 33 液補給室 60 ガイド部材 90 シールリング 100 弾性部材 101〜104 シール係合部分(凸片あるいは凸部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に開口部を有するシリンダ孔が形
    成されたシリンダ本体と、前記シリンダ孔内に頭部が摺
    動自在にはまり合い、その頭部よりも小径な軸部が前記
    開口部から外部に延び出るピストンと、前記頭部に装着
    され、前記シリンダ孔の内方側に液圧室を区画する第1
    の密封部材と、前記開口部にはめ込んで前記シリンダ本
    体に取り付けられ、前記軸部が摺動自在に貫通する環状
    のガイド部材と、そのガイド部材に支持されてガイド部
    材自体と前記軸部とに弾力を持って当たり、前記シリン
    ダ孔内の前記開口部側に液補給室を区画する第2の密封
    部材と、前記ガイド部材の外周と前記シリンダ孔の内壁
    との間に配置され、それら両者間を密封するシールリン
    グとを備えたマスタシリンダにおいて、前記第2の密封
    部材および前記シールリングよりも外部側に位置し、前
    記シリンダ本体、前記ガイド部材および前記軸部の三者
    にシール係合する弾性部材を設けてなるマスタシリン
    ダ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0165747U (ja) * 1987-10-21 1989-04-27
JP3108573U (ja) * 2004-11-04 2005-04-28 有限会社シー・エス・プラン 運搬台車装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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