JPH0414138B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0414138B2 JPH0414138B2 JP58005937A JP593783A JPH0414138B2 JP H0414138 B2 JPH0414138 B2 JP H0414138B2 JP 58005937 A JP58005937 A JP 58005937A JP 593783 A JP593783 A JP 593783A JP H0414138 B2 JPH0414138 B2 JP H0414138B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- olefin
- copolymer
- ethylene
- weight
- range
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、剛性、低温耐衝撃性、耐塩水性に優
れ、かつ成形性に優れたポリアミド樹脂の組成物
に関する。 ポリアミド樹脂は、その優れた物性によりエン
ジニアリングプラスチツクとして大きな需要が期
待されている。しかし、低温耐衝撃性、耐水性、
耐塩水性などの性能が十分とは言えず、その改良
が望まれている。アイゾツト衝撃強度などの耐衝
撃性を改良する方法として、たとえば特公昭42−
12546号公報、特公昭55−44108号公報、特開昭55
−9661号公報、特開昭55−9662号公報などの先行
技術文献には、ポリアミド樹脂にα,β−不飽和
カルボン酸をグラフトしたエチレン・α−オレフ
イン共重合体などの変性α−オレフイン系弾性重
合体を配合する方法が提案されている。これらの
先行技術文献に提案された組成物は、いずれもア
イゾツト衝撃強度などの耐衝撃性を改良すると、
剛性が大きく低下し、さらに低温での落錘衝撃強
度に関しても不十分であり、これら組成物では高
剛性でかつ高耐衝撃性の実成形品は得難いという
欠点がある。また、これらの組成物は溶融流動性
が低下し過ぎる場合が多く、成形法によつては成
形加工性が低下するという欠点もある。 また、ポリアミド樹脂の吸湿性などの耐水性あ
るいは耐塩水性を向上させる方法として、特開昭
53−80014公報、特開昭56−167751号公報、特開
昭56−109247号公報、特開昭56−157451号公報に
は、ポリアミド樹脂に1成分としてエチレン・
α,β−不飽和モノカルボン酸共重合体中和物
(アイオノマー樹脂)を配合する方法が提案され
ている。これらの先行技術文献に提案された組成
物は吸水性、耐塩水分解性などの耐水性を改善す
ることができても、低温耐衝撃性の改良効果の点
では劣つているという欠点がある。 また、前述のポリアミド樹脂組成物の剛性の低
下を改善する方法として、特開昭57−8246号公報
には結晶性ポリオレフインとエチレン・α−オレ
フイン弾性共重合体との組成物のグラフト変性物
を配合する方法が提案されている。しかし、この
方法では架橋反応のためグラフト変性物中の変性
ポリオレフインと変性エチレン・α−オレフイン
弾性共重合体それぞれの溶融流動性の制御が困難
であり、その結果分散性の良好なポリアミド組成
物が得られなくなり、耐衝撃性の改善温度範囲が
著しく狭くなり、その改善効果も小さく、とくに
−20℃以下の低温アイゾツト衝撃強度および落錘
衝撃強度が著しく低下しかつ組成物の溶融流動性
も低下するという欠点がある。 さらに、前記先行技術文献の中で、特開昭55−
36279号公報には、前述のようにポリアミドの耐
衝撃性を改善するために変性エチレン・α−オレ
フイン弾性共重合体を配合する際に、さらに未変
性エチレン・α−オレフイン弾性共重合体を一緒
に配合すると、外観および色調に優れたポリアミ
ド組成物が得られ、しかも高価な変性エチレン・
α−オレフイン弾性共重合体の使用割合を低減さ
せることができるので、経済的効果にも優れてい
ることが記載されている。しかしながら、該公開
公報明細書の記載、とくにその実施例および比較
例の記載によれば、ポリアミドに配合される変性
エチレン・α−オレフイン弾性共重合体と未変性
エチレン・α−オレフイン弾性共重合体との組成
を変化させた際に得られるポリアミド組成物の耐
衝撃性の改善効果に関して考察するならば、未変
性エチレン・α−オレフイン弾性共重合体を単独
で配合した実験(比較例1)にくらべて耐衝撃性
の改善効果が認められるが、変性エチレン・α−
オレフイン弾性共重合体を単独で配合した実験
(参考例)にくらべて、その耐衝撃性は変性エチ
レン・α−オレフイン弾性共重合体の配合割合に
比例して耐衝撃性が改善されているに過ぎず、該
変性エチレン・α−オレフイン弾性共重合体の使
用量を低減することによる経済的効果が達成され
ているに過ぎない。 本発明者らは、優れた性能のポリアミド組成物
の開発について検討した結果、変性エチレン・α
−オレフイン・ジエン弾性共重合体とα−オレフ
イン系弾性重合体とを特定の範囲となるような割
合でポリアミドに配合して組成物とすることによ
り、該ポリアミド組成物の耐衝撃性の改善効果に
関して、該変性エチレン・α−オレフイン・ジエ
ン弾性共重合体と該α−オレフイン系弾性重合体
との配合に相乗効果が存在し、単なる変性エチレ
ン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体の使用
量の低減効果のみでないことを見出し、本発明に
到達した。本発明によれば、本発明のポリアミド
組成物はアイゾツト衝撃強度、低温での落錘衝撃
強度などの耐衝撃性、耐ストレスクラツク性が改
善されかつ吸水、塩水条件下における耐塩水分解
性などの耐水性が著しく改善され、しかもこの組
成物は溶融流動性の低下が少ないので成形加工性
に優れているという特徴を有している。 本発明を概説すれば、本発明は、ポリアミド
(A)、変性エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性
共重合体(B)およびα−オレフイン系弾性重合体(C)
を含むポリアミド組成物であつて、 〔〕 該組成物中の各成分の組成が、該ポリア
ミド(A)100重量部に対して該変性エチレン・α
−オレフイン・ジエン弾性共重合体(B)が1ない
し100重量部の範囲にあり、該α−オレフイン
系弾性重合体(C)が1ないし100重量部の範囲に
あること、 〔〕 該変性エチレン・α−オレフイン・ジエ
ン弾性共重合体(B)が、基剤エチレン・α−オレ
フイン・ジエン弾性共重合体100重量部に対し
て不飽和カルボン酸またはその誘導体成分単位
を0.01ないし10重量部の範囲でグラフト共重合
してなり、その結晶化度が40%以下の範囲にあ
り、かつ190℃におけるメルトフローレート
[MFRB 190℃]が0.01ないし50g/10minの範囲
にあること、 〔〕 該α−オレフイン系弾性重合体(C)が、α
−オレフイン成分単位を主成分とするものであ
つて、その結晶化度が40%以下の範囲にあり、
かつその190℃におけるメルトフローレート
[MFRC 190℃]が0.01ないし50g/10minの範囲
にあること、および [] 該変性エチレン・α−オレフイン・ジエ
ン弾性共重合体(B)の190℃におけるメルトフロ
ーレート[MFRB 190℃]と、該α−オレフイン
系弾性重合体(C)の190℃におけるメルトフロー
レート[MFRC 190℃]との比 [MFRB 190℃]/[MFRC 190℃] が、0.04ないし2.88の範囲にあること、 を特徴とするポリアミド組成物、を発明の要旨と
するものである。 本発明のポリアミド組成物において使用される
ポリアミド(A)は、成形品を生成するに充分な分子
量のものであり、4ないし12個の炭素原子を有す
る飽和有機ジカルボン酸と2ないし13個の炭素原
子を有する有機ジアミンとを等モル量縮合させる
ことによつて製造することができる。ここで、必
要に応じてジアミンをポリアミド中でカルボキシ
ル基末端よりもアミノ基末端が過剰となるように
使用することもできるし、逆にカルボキシル基が
過剰となるようにジカルボン酸を使用することも
できる。また、同様にエステル、酸塩化物、アミ
ン塩等の如き該アミンおよび酸を生成する誘導体
およびアミンを生成する誘導体からこれらのポリ
アミドを製造することもできる。ポリアミドを製
造するのに使用される代表的なジカルボン酸とし
てはアジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバ
シン酸およびドデカン二酸がある。一方、代表的
なジアミンにはヘキサメチレンジアミンおよびオ
クタメチレンジアミンがある。さらに、ポリアミ
ドはラクタムの自己縮合によつてもまた製造し得
る。ポリアミドの例としては、ポリヘキサメチレ
ンアジパミド(6.6ナイロン)、ポリヘキサメチレ
ンアゼラアミド(6.9ナイロン)、ポリヘキサメチ
レンセバサミド(6.10ナイロン)およびポリヘキ
サメチレンドデカノアミド(6.12ナイロン)、ポ
リビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンドデ
カノアミド、またはラクタム類の開環によつて製
造されるポリアミド、すなわちポリカプロラクタ
ム(6ナイロン)、ポリラウリツクラクタムまた
はポリ−11−アミノウンデカン酸がある。前記の
ポリアミドを製造するのに使用される少なくとも
2種のアミンまたは酸の重合によつて製造される
ポリアミド、例えば、アジピン酸およびイソフタ
ル酸およびヘキサメチレンジアミンから作られる
ポリマーを使用することも可能であ。6.6ナイロ
ンおよび6ナイロンの混合物の如きポリアミドの
配合物を使用することも可能である。本発明にお
いて使用される縮合ポリアミドは、好ましくは、
ポリヘキサメチレンアジパミド(6.6ナイロン)
またはポリヘキサメチレンアゼラミド(6.9ナイ
ロン)およびポリカプロラクタム(6ナイロン)
である。 本発明のポリアミド組成物に配合される変性エ
チレン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体(B)
は、基剤エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性
共重合体100重量部に対して不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体成分単位を0.01ないし10重量部の
範囲でグラフト共重合してなり、その結晶化度が
40%以下の範囲にあり、かつ190℃におけるメル
トフローレート〔MFRB 190℃〕が0.01ないし50
g/10minの範囲にあることが必要であり、さら
には基剤エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性
共重合体100重量部に対して不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体成分単位を0.05ないし5重量部の
範囲でグラフト共重合してなり、その結晶化度が
1ないし30%の範囲にあり、かつ190℃における
メルトフローレート〔MFRB 190℃〕が0.05ないし
20g/10minの範囲にあることが好ましい。さら
に、該変性エチレン・α−オレフイン・ジエン弾
性共重合体(B)の他の物性は、分子量分布(w/
Mn)が通常1.5ないし50、好ましくは2ないし
30の範囲にあり、ガラス転移温度が通常−10℃以
下、好ましくは−20℃以下の範囲にある。該変性
エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体
中の不飽和カルボン酸またはその誘導体成分単位
のグラフト割合が0.01重量部より小さくなると、
ポリアミドに対する相溶性が悪くなり、ポリアミ
ド組成物の衝撃強度が低下し、10重量部より大き
くなると該グラフト変性物の架橋度が増大して、
ポリアミドに配合しても組成物の耐衝撃性を改良
する効果が低下するようになる。該変性エチレ
ン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体の結晶
化度が40%より大きくなると、ポリアミド組成物
の耐衝撃性が低下するようになり、またそのメル
トフローレートが0.01g/10minより小さくなる
と、ポリアミド組成物の耐衝撃性ならびに溶融粘
度が低下するようになり、50g/10minより大き
くなると、耐衝撃性が低下するようになる。 該変性エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性
共重合体を構成する基剤重合体はエチレン、エチ
レン以外のα−オレフインおよびジエン成分のラ
ンダム共重合体であつて、低結晶性の弾性共重合
体である。その組成は、エチレン成分の含有率が
通常95ないし30モル%、好ましくは90ないし35モ
ル%、α−オレフイン成分の含有率が通常5ない
し70モル%、好ましくは10ないし65モル%、およ
びジエン成分の含有率が通常0.05ないし15モル
%、好ましくは0.5ないし10モル%の範囲にある。
また、その結晶化率は通常40%以下、好ましくは
30%以下の範囲であり、そのメルトフローレート
〔MFRB 190℃〕は通常0.01ないし50g/10min、好
ましくは0.05ないし20g/10minの範囲にあり、
そのガラス転移温度は通常−10℃以下、好ましく
は−20℃以下の範囲である。該基剤エチレン・α
−オレフイン・ジエン弾性共重合体を構成するエ
チレン以外のα−オレフイン成分単位としては、
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メ
チル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、1−デセン、1−ドデセンなどを例示するこ
とができる。また、ジエン成分単位としては、
1,4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、
5−エチリデン−2−ノルボルネン、2,5−ノ
ルボナジエン、などの非共役ジエン成分、ブタジ
エン、イソプレン、ピペリレンなどの共役ジエン
成分などを例示することができるが、非共役ジエ
ン成分であることが好ましい。該基剤エチレン・
α−オレフイン・ジエン弾性共重合体としては具
体的には、エチレン・プロピレン・1,4−ヘキ
サジエン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシ
クロペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレ
ン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合
体、エチレン・プロピレン・2,5−ノルボナジ
エン共重合体、エチレン・1−ブテン・1,4−
ヘキサジエン共重合体、エチレン・1−ブテン・
ジシクロペンタジエン共重合体、エチレン・1−
ブテン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重
合体などを例示することができる。 該変性エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性
共重合体(B)を構成するグラフトモノマー成分の不
飽和カルボン酸またはその誘導体成分単位として
は、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、α−エ
チルアクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イタ
コン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸、
メチルテトラヒドロフタル酸、エンドシス−ビシ
クロ〔2.2.1〕ヘプト−5−エン−2,3−ジカ
ルボン酸(ナジツク酸 )、メチル−エンドシス
−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボン酸(メチルナジツク酸 )などの不
飽和ジカルボン酸、該不飽和ジカルボン酸の酸ハ
ライド、アミド、イミド、酸無水物、エステルな
どの不飽和ジカルボン酸の誘導体が挙げられ、具
体的には、塩化マレニル、マレイミド、無水マレ
イン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モノメチ
ル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエート
などが例示される。これらの中では、不飽和ジカ
ルボン酸またはその酸無水物が好適であり、とく
にマレイン酸、ナジツク酸またはこれらの酸無水
物が好適である。 該不飽和カルボン酸またはその誘導体から選ば
れるグラフトモノマーをエチレン・α−オレフイ
ン・ジエン弾性共重合体にグラフト共重合して前
記変性エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性共
重合体を製造するには、従来公知の種々の方法を
採用することができる。たとえば、エチレン・α
−オレフイン・ジエン弾性共重合体を溶融させグ
ラフトモノマーを添加してグラフト共重合させる
方法あるいは溶媒に溶解させグラフトモノマーを
添加してグラフト共重合させる方法がある。いず
れの場合にも前記グラフトモノマーを効率よくグ
ラフト共重合させるためには、ラジカル開始剤の
存在下に反応を実施することが好ましい。グラフ
ト反応は通常60ないし350℃の温度で行われる。
ラジカル開始剤の使用割合はエチレン・α−オレ
フイン・ジエン弾性共重合体100重量部に対して
通常0.01ないし20重量部の範囲である。ラジカル
開始剤としては有機ペルオキシド、有機ペルエス
テル、アゾ化合物などを例示することができる。 本発明のポリアミド組成物に配合されるα−オ
レフイン系弾性重合体(C)は、α−オレフインを主
成分とするものであつてその結晶化度が40%以下
の範囲にあり、かつその190℃におけるメルトフ
ローレート〔MFRC 190℃〕が0.01ないし50g/
10minの範囲にあることが必要であり、さらには
その結晶化度が30%以下の範囲にあり、かつその
メルトフローレート〔MFRC 190℃〕が0.05ないし
20g/10minの範囲にあるものが好ましい。ま
た、該α−オレフイン系弾性重合体の他の物性に
関しては、ガラス転移温度が通常−10℃以下、好
ましくは−20℃以下の範囲にある。該α−オレフ
イン系弾性重合体の結晶化度が40%より高くなる
と、ポリアミド組成物の耐衝撃性の改善効果が低
下するようになる。また、該α−オレフイン系弾
性重合体の190℃におけるメルトフローレートが
0.01g/10minより小さくなると、ポリアミド組
成物の耐衝撃性ならびに溶融流動性が低下するよ
うになり、50g/10minより大きくなると、ポリ
アミド組成物の耐衝撃性が低下するようになる。
ここで、α−オレフイン成分単位としては、エチ
レン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−
オクテン、1−デセン、1−ドデセンなどを例示
することができる。該α−オレフイン系弾性重合
体は通常二成分以上のα−オレフインの混合成分
から構成されており、これらのα−オレフイン成
分単位のほかに少量の他の共重合可能な成分を含
んでいても差しつかえない。共重合可能なα−オ
レフイン以外に成分としては、1,4−ヘキサジ
エン、ジシクロペンタジエン、5−エチリデン−
2−ノルボルネン、2,5−ノルボナジエン、な
どの非共役ジエン成分、ブタジエン、イソプレ
ン、ピペリレン、などの共役ジエン成分などを例
示することができる。該α−オレフイン系弾性重
合体を構成するα−オレフイン成分単位の含有率
は通常85モル%以上、好ましくは90モル%以上の
範囲である。該α−オレフイン系弾性重合体とし
ては、エチレン・プロピレン共重合体、エチレ
ン・1−ブテン共重合体、エチレン・4−メチル
−1−ペンテン共重合体、エチレン・1−ヘキセ
ン共重合体、エチレン・1−オクテン共重合体、
エチレン・1−デセン共重合体、プロピレン・エ
チレン共重合体、プロピレン・1−ブテン共重合
体、プロピレン・4−メチル−1−ペンテン共重
合体、プロピレン・1−オクテン共重合体、プロ
ピレン・1−デセン共重合体、プロピレン・1−
ドデセン共重合体などのα−オレフイン弾性共重
合体、エチレン・プロピレン・1,4−ヘキサジ
エン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシクロ
ペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・
5−エチリデン−2−ボルネン共重合体、エチレ
ン・プロピレン・2.5−ノルボナジエン共重合体、
エチレン・1−ブテン・ジシクロペンタジエン共
重合体、エチレン・1−ブテン・1・4−ヘキサ
ジエン共重合体、エチレン・1−ブテン・5−エ
チリデン−2−ノルボルネン共重合体などのα−
オレフイン・非共役ジエン弾性共重合体、などを
例示することができる。これらのα−オレフイン
系弾性重合体のうちでは、エチレンまたは/およ
びプロピレン成分単位を主成分として含有するα
−オレフイン系弾性重合体であることが好まし
く、とくにエチレン・α−オレフイン弾性共重合
体、エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性共重
合体またはプロピレン・α−オレフイン弾性共重
合体であることが好ましい。 本発明のポリアミド組成物において、該変性エ
チレン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体(B)
と該α−オレフイン系弾性重合体(C)とをポリアミ
ドに配合する際には、両者の190℃におけるメル
トフローレート〔MFR 190℃〕の比、 〔MFRB 190℃〕/〔MFRC 190℃〕 の値は0.04ないし2.88の範囲に調整される。 本発明のポリアミド組成物において、前記ポリ
アミド(A)の100重量部に対する前記変性エチレ
ン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体(B)の配
合割合は1ないし100重量部の範囲にあることが
必要であり、さらに好ましくは5ないし80重量
部、とくに好ましくは5ないし50重量部の範囲に
ある。前記変性エチレン・α−オレフイン・ジエ
ン弾性共重合体の配合割合が100重量部より多く
なると、ポリアミド組成物の剛性および溶融流動
性が低下するようになり、1重量部より少なくな
ると、ポリアミド組成物の耐衝撃性、耐ストレス
クラツク性および耐水性が低下するようになる。
また、前記ポリアミド(A)の100重量部に対する前
記α−オレフイン系弾性重合体(C)の配合割合は1
ないし100重量部の範囲にあることが必要であり、
さらに好ましくは5ないし80重量部、とくに好ま
しくは5ないし50重量部の範囲にある。前記変性
α−オレフイン系弾性重合体の配合割合が100重
量部より多くなると、ポリアミド組成物の剛性お
よび溶融流動性が低下するようになり、1重量部
より少なくなると、ポリアミド組成物の耐衝撃
性、耐ストレスクラツク性および耐水性が低下す
るようになる。また、本発明のポリアミド組成物
において、前記変性エチレン・α−オレフイン・
ジエン弾性共重合体(B)100重量部に対する前記α
−オレフイン系弾性重合体(C)の配合割合は通常5
ないし2000重量部、好ましくは10ないし1500重量
部の範囲である。さらに、本発明のポリアミド組
成物において、前記変性エチレン・α−オレフイ
ン・ジエン弾性共重合体(B)および前記α−オレフ
イン系弾性重合体(C)の合計量に対するグラフト共
重合した前記不飽和カルボン酸またはその誘導体
成分単位の割合は通常0.02ないし7重量%、好ま
しくは0.05ないし5重量%の範囲である。 本発明のポリアミド組成物には、前記必須の三
成分の他に必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収
剤、光保護剤、亜燐酸塩安定剤、過酸化物分解
剤、塩基性補助剤、増核剤、可塑剤、潤滑剤、帯
電防止剤、難燃剤、顔料、染料、カーボンブラツ
ク、アスベスト、ガラス繊維、チタン酸カリウイ
スカー、雲母、カリオン、タルク、シリカ、シリ
カアルミナなどの充填剤を配合することも可能で
ある。さらに、本発明の組成物には、その物性を
損わない範囲において他の重合体を配合すること
もできる。これらの添加剤の配合割合は適宜の範
囲である。 本発明のポリアミド組成物は、種々の方法で溶
融混合することにより調製される。たとえば必須
の二成分を予備混合した後に、残りの成分と混合
したり、同時に必須の三成分と他の残りの成分と
を混合する方法があげられる。また、これらの任
意の段階で必要に応じて前記添加剤、たとえば酸
化防止剤などを添加することもできる。 本発明のポリアミド組成物はその剛性、耐衝撃
性、耐水性などの諸性質に優れている。その中で
も、組成物を製造するに際して、(B)成分および(C)
成分を予備的に溶融混合した予備混合物に、ポリ
アミド(A)成分を溶融混合することによつて得られ
る組成物はとくにその性能が優れている。 本発明の組成物の溶融流動性〔メルトフローレ
ート(MFR、235℃、1000g荷重)〕は、通常0.1
ないし500g/10min、好ましくは0.2ないし100
g/10minの範囲である。 本発明のポリアミド組成物は、従来から公知の
種々の溶融成形法により、種々の形状に成形され
る。たとえば射出成形、押出成形、圧縮成形、発
泡成形などの方法が挙げられ、自動車用部品、電
機器具、電機部品をはじめとする広い用途に利用
される。 次に、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。なお、本発明の方法において、結晶化度およ
び190℃におけるメルトフローレート〔MFR 190℃〕は次の方法により測定した。 結晶化度:23℃でX線回折法により測定した。 メルトフローレート〔MFR 190℃〕:ASTM D
−1238−79E条件(190℃、2160g)で測定し
た。 実施例 1 無水マレイン酸変性エチレン・プロピレン・ジ
エン共重合体(プロピレン含量37モル%、5−エ
チリデン−2−ノルボルネン含量2.3モル%、
MFR 190℃1.0g/10min、密度0.86g/cm3、結晶
化度10%、無水マレイン酸単位含量基剤共重合体
100重量部に対して0.5重量部〕とエチレン・プロ
ピレン共重合体〔プロピレン含量20モル%、
MFR 190℃2.5g/10min、密度0.86g/cm3、結晶
化度14%〕を表1に示す割合になる様に30mmφ押
出機(L/D=28、230℃)により予備混合した。
つづいてこの予備混合品とナイロン6(東レ(株)製、
アミランCM1021XF、MFR3.74g/10min、Q
条件)を表1に示す割合になる様に混合し、2種
のペレツトからなるドライブレンド物を調製し
た。さらに、260℃に設定した一軸押出機(L/
D28、30mmφ)に供給し、メルトブレンド物(ペ
レツト状)を調製した。該ペレツトを100℃で1
昼夜真空乾燥したのち、下記条件で射出成型を行
い、物性測定用スペシメンを作成した。 シリンダー温度 260℃ 射出圧力 650Kg/cm2 射出時間 10sec 金型温度 80℃ 続いて、下記の方法により物性評価を行つた。 MFR測定;ASTM D−1238−79Q条件でMFR
を測定した。 曲げ試験;1/8″厚みの試験片を用い、ASTM D
−790−80により曲げ弾性率FM(Kg/cm2)、曲
げ降伏強度FS(Kg/cm2)を測定した。なお、試
験片の状態調節は23℃、50%RHの恒温恒湿室
で3日行つた。 落錘衝撃強度;−60℃において水平に置いた試験
片(直径50mmφ、厚み1.2mm)に90cmの高さか
ら一定形状の錘を落下させ、錘の重量を変化さ
せることにより、一定枚数の試験片の50%が破
壊するに要する錘の重量(g)にて落錘衝撃強度を
評価した。なお、試験片の状態調節は23℃、50
%RHの恒温恒湿室で3日行つた。 アイゾツト衝撃強度;1/8″厚みの試験片を用い、
ASTM D256により−40℃ノツチ付きアイゾ
ツト衝撃強度を測定した。試験片の状態調節は
23℃、50%RHの恒温恒湿室で3日行つた。 吸水試験;ASTM D570に従い、試験片(直径
2インチ、厚み1/8インチ)を100℃で24時間乾
燥後、50℃水中で48時間吸水試験を行い、試験
片の重量変化率から吸水率(%)を求めた。 結果を表1に示した。 実施例2ないし11、比較例1ないし5 表1に示した変性エチレン・α−オレフイン・
ジエン弾性共重合体(B)およびα−オレフイン系弾
性重合体(C)を表1に示した割合で用いる他は実施
例1と同様の方法でブレンド物を調製し、物性を
測定した。その結果を表1に示した。なお、変性
エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体
(B)およびα−オレフイン系弾性重合体(C)を配合し
なかつた場合のポリアミドの物性をも表1に示し
た(比較例1)。
れ、かつ成形性に優れたポリアミド樹脂の組成物
に関する。 ポリアミド樹脂は、その優れた物性によりエン
ジニアリングプラスチツクとして大きな需要が期
待されている。しかし、低温耐衝撃性、耐水性、
耐塩水性などの性能が十分とは言えず、その改良
が望まれている。アイゾツト衝撃強度などの耐衝
撃性を改良する方法として、たとえば特公昭42−
12546号公報、特公昭55−44108号公報、特開昭55
−9661号公報、特開昭55−9662号公報などの先行
技術文献には、ポリアミド樹脂にα,β−不飽和
カルボン酸をグラフトしたエチレン・α−オレフ
イン共重合体などの変性α−オレフイン系弾性重
合体を配合する方法が提案されている。これらの
先行技術文献に提案された組成物は、いずれもア
イゾツト衝撃強度などの耐衝撃性を改良すると、
剛性が大きく低下し、さらに低温での落錘衝撃強
度に関しても不十分であり、これら組成物では高
剛性でかつ高耐衝撃性の実成形品は得難いという
欠点がある。また、これらの組成物は溶融流動性
が低下し過ぎる場合が多く、成形法によつては成
形加工性が低下するという欠点もある。 また、ポリアミド樹脂の吸湿性などの耐水性あ
るいは耐塩水性を向上させる方法として、特開昭
53−80014公報、特開昭56−167751号公報、特開
昭56−109247号公報、特開昭56−157451号公報に
は、ポリアミド樹脂に1成分としてエチレン・
α,β−不飽和モノカルボン酸共重合体中和物
(アイオノマー樹脂)を配合する方法が提案され
ている。これらの先行技術文献に提案された組成
物は吸水性、耐塩水分解性などの耐水性を改善す
ることができても、低温耐衝撃性の改良効果の点
では劣つているという欠点がある。 また、前述のポリアミド樹脂組成物の剛性の低
下を改善する方法として、特開昭57−8246号公報
には結晶性ポリオレフインとエチレン・α−オレ
フイン弾性共重合体との組成物のグラフト変性物
を配合する方法が提案されている。しかし、この
方法では架橋反応のためグラフト変性物中の変性
ポリオレフインと変性エチレン・α−オレフイン
弾性共重合体それぞれの溶融流動性の制御が困難
であり、その結果分散性の良好なポリアミド組成
物が得られなくなり、耐衝撃性の改善温度範囲が
著しく狭くなり、その改善効果も小さく、とくに
−20℃以下の低温アイゾツト衝撃強度および落錘
衝撃強度が著しく低下しかつ組成物の溶融流動性
も低下するという欠点がある。 さらに、前記先行技術文献の中で、特開昭55−
36279号公報には、前述のようにポリアミドの耐
衝撃性を改善するために変性エチレン・α−オレ
フイン弾性共重合体を配合する際に、さらに未変
性エチレン・α−オレフイン弾性共重合体を一緒
に配合すると、外観および色調に優れたポリアミ
ド組成物が得られ、しかも高価な変性エチレン・
α−オレフイン弾性共重合体の使用割合を低減さ
せることができるので、経済的効果にも優れてい
ることが記載されている。しかしながら、該公開
公報明細書の記載、とくにその実施例および比較
例の記載によれば、ポリアミドに配合される変性
エチレン・α−オレフイン弾性共重合体と未変性
エチレン・α−オレフイン弾性共重合体との組成
を変化させた際に得られるポリアミド組成物の耐
衝撃性の改善効果に関して考察するならば、未変
性エチレン・α−オレフイン弾性共重合体を単独
で配合した実験(比較例1)にくらべて耐衝撃性
の改善効果が認められるが、変性エチレン・α−
オレフイン弾性共重合体を単独で配合した実験
(参考例)にくらべて、その耐衝撃性は変性エチ
レン・α−オレフイン弾性共重合体の配合割合に
比例して耐衝撃性が改善されているに過ぎず、該
変性エチレン・α−オレフイン弾性共重合体の使
用量を低減することによる経済的効果が達成され
ているに過ぎない。 本発明者らは、優れた性能のポリアミド組成物
の開発について検討した結果、変性エチレン・α
−オレフイン・ジエン弾性共重合体とα−オレフ
イン系弾性重合体とを特定の範囲となるような割
合でポリアミドに配合して組成物とすることによ
り、該ポリアミド組成物の耐衝撃性の改善効果に
関して、該変性エチレン・α−オレフイン・ジエ
ン弾性共重合体と該α−オレフイン系弾性重合体
との配合に相乗効果が存在し、単なる変性エチレ
ン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体の使用
量の低減効果のみでないことを見出し、本発明に
到達した。本発明によれば、本発明のポリアミド
組成物はアイゾツト衝撃強度、低温での落錘衝撃
強度などの耐衝撃性、耐ストレスクラツク性が改
善されかつ吸水、塩水条件下における耐塩水分解
性などの耐水性が著しく改善され、しかもこの組
成物は溶融流動性の低下が少ないので成形加工性
に優れているという特徴を有している。 本発明を概説すれば、本発明は、ポリアミド
(A)、変性エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性
共重合体(B)およびα−オレフイン系弾性重合体(C)
を含むポリアミド組成物であつて、 〔〕 該組成物中の各成分の組成が、該ポリア
ミド(A)100重量部に対して該変性エチレン・α
−オレフイン・ジエン弾性共重合体(B)が1ない
し100重量部の範囲にあり、該α−オレフイン
系弾性重合体(C)が1ないし100重量部の範囲に
あること、 〔〕 該変性エチレン・α−オレフイン・ジエ
ン弾性共重合体(B)が、基剤エチレン・α−オレ
フイン・ジエン弾性共重合体100重量部に対し
て不飽和カルボン酸またはその誘導体成分単位
を0.01ないし10重量部の範囲でグラフト共重合
してなり、その結晶化度が40%以下の範囲にあ
り、かつ190℃におけるメルトフローレート
[MFRB 190℃]が0.01ないし50g/10minの範囲
にあること、 〔〕 該α−オレフイン系弾性重合体(C)が、α
−オレフイン成分単位を主成分とするものであ
つて、その結晶化度が40%以下の範囲にあり、
かつその190℃におけるメルトフローレート
[MFRC 190℃]が0.01ないし50g/10minの範囲
にあること、および [] 該変性エチレン・α−オレフイン・ジエ
ン弾性共重合体(B)の190℃におけるメルトフロ
ーレート[MFRB 190℃]と、該α−オレフイン
系弾性重合体(C)の190℃におけるメルトフロー
レート[MFRC 190℃]との比 [MFRB 190℃]/[MFRC 190℃] が、0.04ないし2.88の範囲にあること、 を特徴とするポリアミド組成物、を発明の要旨と
するものである。 本発明のポリアミド組成物において使用される
ポリアミド(A)は、成形品を生成するに充分な分子
量のものであり、4ないし12個の炭素原子を有す
る飽和有機ジカルボン酸と2ないし13個の炭素原
子を有する有機ジアミンとを等モル量縮合させる
ことによつて製造することができる。ここで、必
要に応じてジアミンをポリアミド中でカルボキシ
ル基末端よりもアミノ基末端が過剰となるように
使用することもできるし、逆にカルボキシル基が
過剰となるようにジカルボン酸を使用することも
できる。また、同様にエステル、酸塩化物、アミ
ン塩等の如き該アミンおよび酸を生成する誘導体
およびアミンを生成する誘導体からこれらのポリ
アミドを製造することもできる。ポリアミドを製
造するのに使用される代表的なジカルボン酸とし
てはアジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバ
シン酸およびドデカン二酸がある。一方、代表的
なジアミンにはヘキサメチレンジアミンおよびオ
クタメチレンジアミンがある。さらに、ポリアミ
ドはラクタムの自己縮合によつてもまた製造し得
る。ポリアミドの例としては、ポリヘキサメチレ
ンアジパミド(6.6ナイロン)、ポリヘキサメチレ
ンアゼラアミド(6.9ナイロン)、ポリヘキサメチ
レンセバサミド(6.10ナイロン)およびポリヘキ
サメチレンドデカノアミド(6.12ナイロン)、ポ
リビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンドデ
カノアミド、またはラクタム類の開環によつて製
造されるポリアミド、すなわちポリカプロラクタ
ム(6ナイロン)、ポリラウリツクラクタムまた
はポリ−11−アミノウンデカン酸がある。前記の
ポリアミドを製造するのに使用される少なくとも
2種のアミンまたは酸の重合によつて製造される
ポリアミド、例えば、アジピン酸およびイソフタ
ル酸およびヘキサメチレンジアミンから作られる
ポリマーを使用することも可能であ。6.6ナイロ
ンおよび6ナイロンの混合物の如きポリアミドの
配合物を使用することも可能である。本発明にお
いて使用される縮合ポリアミドは、好ましくは、
ポリヘキサメチレンアジパミド(6.6ナイロン)
またはポリヘキサメチレンアゼラミド(6.9ナイ
ロン)およびポリカプロラクタム(6ナイロン)
である。 本発明のポリアミド組成物に配合される変性エ
チレン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体(B)
は、基剤エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性
共重合体100重量部に対して不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体成分単位を0.01ないし10重量部の
範囲でグラフト共重合してなり、その結晶化度が
40%以下の範囲にあり、かつ190℃におけるメル
トフローレート〔MFRB 190℃〕が0.01ないし50
g/10minの範囲にあることが必要であり、さら
には基剤エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性
共重合体100重量部に対して不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体成分単位を0.05ないし5重量部の
範囲でグラフト共重合してなり、その結晶化度が
1ないし30%の範囲にあり、かつ190℃における
メルトフローレート〔MFRB 190℃〕が0.05ないし
20g/10minの範囲にあることが好ましい。さら
に、該変性エチレン・α−オレフイン・ジエン弾
性共重合体(B)の他の物性は、分子量分布(w/
Mn)が通常1.5ないし50、好ましくは2ないし
30の範囲にあり、ガラス転移温度が通常−10℃以
下、好ましくは−20℃以下の範囲にある。該変性
エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体
中の不飽和カルボン酸またはその誘導体成分単位
のグラフト割合が0.01重量部より小さくなると、
ポリアミドに対する相溶性が悪くなり、ポリアミ
ド組成物の衝撃強度が低下し、10重量部より大き
くなると該グラフト変性物の架橋度が増大して、
ポリアミドに配合しても組成物の耐衝撃性を改良
する効果が低下するようになる。該変性エチレ
ン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体の結晶
化度が40%より大きくなると、ポリアミド組成物
の耐衝撃性が低下するようになり、またそのメル
トフローレートが0.01g/10minより小さくなる
と、ポリアミド組成物の耐衝撃性ならびに溶融粘
度が低下するようになり、50g/10minより大き
くなると、耐衝撃性が低下するようになる。 該変性エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性
共重合体を構成する基剤重合体はエチレン、エチ
レン以外のα−オレフインおよびジエン成分のラ
ンダム共重合体であつて、低結晶性の弾性共重合
体である。その組成は、エチレン成分の含有率が
通常95ないし30モル%、好ましくは90ないし35モ
ル%、α−オレフイン成分の含有率が通常5ない
し70モル%、好ましくは10ないし65モル%、およ
びジエン成分の含有率が通常0.05ないし15モル
%、好ましくは0.5ないし10モル%の範囲にある。
また、その結晶化率は通常40%以下、好ましくは
30%以下の範囲であり、そのメルトフローレート
〔MFRB 190℃〕は通常0.01ないし50g/10min、好
ましくは0.05ないし20g/10minの範囲にあり、
そのガラス転移温度は通常−10℃以下、好ましく
は−20℃以下の範囲である。該基剤エチレン・α
−オレフイン・ジエン弾性共重合体を構成するエ
チレン以外のα−オレフイン成分単位としては、
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メ
チル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、1−デセン、1−ドデセンなどを例示するこ
とができる。また、ジエン成分単位としては、
1,4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、
5−エチリデン−2−ノルボルネン、2,5−ノ
ルボナジエン、などの非共役ジエン成分、ブタジ
エン、イソプレン、ピペリレンなどの共役ジエン
成分などを例示することができるが、非共役ジエ
ン成分であることが好ましい。該基剤エチレン・
α−オレフイン・ジエン弾性共重合体としては具
体的には、エチレン・プロピレン・1,4−ヘキ
サジエン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシ
クロペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレ
ン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合
体、エチレン・プロピレン・2,5−ノルボナジ
エン共重合体、エチレン・1−ブテン・1,4−
ヘキサジエン共重合体、エチレン・1−ブテン・
ジシクロペンタジエン共重合体、エチレン・1−
ブテン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重
合体などを例示することができる。 該変性エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性
共重合体(B)を構成するグラフトモノマー成分の不
飽和カルボン酸またはその誘導体成分単位として
は、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、α−エ
チルアクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イタ
コン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸、
メチルテトラヒドロフタル酸、エンドシス−ビシ
クロ〔2.2.1〕ヘプト−5−エン−2,3−ジカ
ルボン酸(ナジツク酸 )、メチル−エンドシス
−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボン酸(メチルナジツク酸 )などの不
飽和ジカルボン酸、該不飽和ジカルボン酸の酸ハ
ライド、アミド、イミド、酸無水物、エステルな
どの不飽和ジカルボン酸の誘導体が挙げられ、具
体的には、塩化マレニル、マレイミド、無水マレ
イン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モノメチ
ル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエート
などが例示される。これらの中では、不飽和ジカ
ルボン酸またはその酸無水物が好適であり、とく
にマレイン酸、ナジツク酸またはこれらの酸無水
物が好適である。 該不飽和カルボン酸またはその誘導体から選ば
れるグラフトモノマーをエチレン・α−オレフイ
ン・ジエン弾性共重合体にグラフト共重合して前
記変性エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性共
重合体を製造するには、従来公知の種々の方法を
採用することができる。たとえば、エチレン・α
−オレフイン・ジエン弾性共重合体を溶融させグ
ラフトモノマーを添加してグラフト共重合させる
方法あるいは溶媒に溶解させグラフトモノマーを
添加してグラフト共重合させる方法がある。いず
れの場合にも前記グラフトモノマーを効率よくグ
ラフト共重合させるためには、ラジカル開始剤の
存在下に反応を実施することが好ましい。グラフ
ト反応は通常60ないし350℃の温度で行われる。
ラジカル開始剤の使用割合はエチレン・α−オレ
フイン・ジエン弾性共重合体100重量部に対して
通常0.01ないし20重量部の範囲である。ラジカル
開始剤としては有機ペルオキシド、有機ペルエス
テル、アゾ化合物などを例示することができる。 本発明のポリアミド組成物に配合されるα−オ
レフイン系弾性重合体(C)は、α−オレフインを主
成分とするものであつてその結晶化度が40%以下
の範囲にあり、かつその190℃におけるメルトフ
ローレート〔MFRC 190℃〕が0.01ないし50g/
10minの範囲にあることが必要であり、さらには
その結晶化度が30%以下の範囲にあり、かつその
メルトフローレート〔MFRC 190℃〕が0.05ないし
20g/10minの範囲にあるものが好ましい。ま
た、該α−オレフイン系弾性重合体の他の物性に
関しては、ガラス転移温度が通常−10℃以下、好
ましくは−20℃以下の範囲にある。該α−オレフ
イン系弾性重合体の結晶化度が40%より高くなる
と、ポリアミド組成物の耐衝撃性の改善効果が低
下するようになる。また、該α−オレフイン系弾
性重合体の190℃におけるメルトフローレートが
0.01g/10minより小さくなると、ポリアミド組
成物の耐衝撃性ならびに溶融流動性が低下するよ
うになり、50g/10minより大きくなると、ポリ
アミド組成物の耐衝撃性が低下するようになる。
ここで、α−オレフイン成分単位としては、エチ
レン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−
オクテン、1−デセン、1−ドデセンなどを例示
することができる。該α−オレフイン系弾性重合
体は通常二成分以上のα−オレフインの混合成分
から構成されており、これらのα−オレフイン成
分単位のほかに少量の他の共重合可能な成分を含
んでいても差しつかえない。共重合可能なα−オ
レフイン以外に成分としては、1,4−ヘキサジ
エン、ジシクロペンタジエン、5−エチリデン−
2−ノルボルネン、2,5−ノルボナジエン、な
どの非共役ジエン成分、ブタジエン、イソプレ
ン、ピペリレン、などの共役ジエン成分などを例
示することができる。該α−オレフイン系弾性重
合体を構成するα−オレフイン成分単位の含有率
は通常85モル%以上、好ましくは90モル%以上の
範囲である。該α−オレフイン系弾性重合体とし
ては、エチレン・プロピレン共重合体、エチレ
ン・1−ブテン共重合体、エチレン・4−メチル
−1−ペンテン共重合体、エチレン・1−ヘキセ
ン共重合体、エチレン・1−オクテン共重合体、
エチレン・1−デセン共重合体、プロピレン・エ
チレン共重合体、プロピレン・1−ブテン共重合
体、プロピレン・4−メチル−1−ペンテン共重
合体、プロピレン・1−オクテン共重合体、プロ
ピレン・1−デセン共重合体、プロピレン・1−
ドデセン共重合体などのα−オレフイン弾性共重
合体、エチレン・プロピレン・1,4−ヘキサジ
エン共重合体、エチレン・プロピレン・ジシクロ
ペンタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・
5−エチリデン−2−ボルネン共重合体、エチレ
ン・プロピレン・2.5−ノルボナジエン共重合体、
エチレン・1−ブテン・ジシクロペンタジエン共
重合体、エチレン・1−ブテン・1・4−ヘキサ
ジエン共重合体、エチレン・1−ブテン・5−エ
チリデン−2−ノルボルネン共重合体などのα−
オレフイン・非共役ジエン弾性共重合体、などを
例示することができる。これらのα−オレフイン
系弾性重合体のうちでは、エチレンまたは/およ
びプロピレン成分単位を主成分として含有するα
−オレフイン系弾性重合体であることが好まし
く、とくにエチレン・α−オレフイン弾性共重合
体、エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性共重
合体またはプロピレン・α−オレフイン弾性共重
合体であることが好ましい。 本発明のポリアミド組成物において、該変性エ
チレン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体(B)
と該α−オレフイン系弾性重合体(C)とをポリアミ
ドに配合する際には、両者の190℃におけるメル
トフローレート〔MFR 190℃〕の比、 〔MFRB 190℃〕/〔MFRC 190℃〕 の値は0.04ないし2.88の範囲に調整される。 本発明のポリアミド組成物において、前記ポリ
アミド(A)の100重量部に対する前記変性エチレ
ン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体(B)の配
合割合は1ないし100重量部の範囲にあることが
必要であり、さらに好ましくは5ないし80重量
部、とくに好ましくは5ないし50重量部の範囲に
ある。前記変性エチレン・α−オレフイン・ジエ
ン弾性共重合体の配合割合が100重量部より多く
なると、ポリアミド組成物の剛性および溶融流動
性が低下するようになり、1重量部より少なくな
ると、ポリアミド組成物の耐衝撃性、耐ストレス
クラツク性および耐水性が低下するようになる。
また、前記ポリアミド(A)の100重量部に対する前
記α−オレフイン系弾性重合体(C)の配合割合は1
ないし100重量部の範囲にあることが必要であり、
さらに好ましくは5ないし80重量部、とくに好ま
しくは5ないし50重量部の範囲にある。前記変性
α−オレフイン系弾性重合体の配合割合が100重
量部より多くなると、ポリアミド組成物の剛性お
よび溶融流動性が低下するようになり、1重量部
より少なくなると、ポリアミド組成物の耐衝撃
性、耐ストレスクラツク性および耐水性が低下す
るようになる。また、本発明のポリアミド組成物
において、前記変性エチレン・α−オレフイン・
ジエン弾性共重合体(B)100重量部に対する前記α
−オレフイン系弾性重合体(C)の配合割合は通常5
ないし2000重量部、好ましくは10ないし1500重量
部の範囲である。さらに、本発明のポリアミド組
成物において、前記変性エチレン・α−オレフイ
ン・ジエン弾性共重合体(B)および前記α−オレフ
イン系弾性重合体(C)の合計量に対するグラフト共
重合した前記不飽和カルボン酸またはその誘導体
成分単位の割合は通常0.02ないし7重量%、好ま
しくは0.05ないし5重量%の範囲である。 本発明のポリアミド組成物には、前記必須の三
成分の他に必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収
剤、光保護剤、亜燐酸塩安定剤、過酸化物分解
剤、塩基性補助剤、増核剤、可塑剤、潤滑剤、帯
電防止剤、難燃剤、顔料、染料、カーボンブラツ
ク、アスベスト、ガラス繊維、チタン酸カリウイ
スカー、雲母、カリオン、タルク、シリカ、シリ
カアルミナなどの充填剤を配合することも可能で
ある。さらに、本発明の組成物には、その物性を
損わない範囲において他の重合体を配合すること
もできる。これらの添加剤の配合割合は適宜の範
囲である。 本発明のポリアミド組成物は、種々の方法で溶
融混合することにより調製される。たとえば必須
の二成分を予備混合した後に、残りの成分と混合
したり、同時に必須の三成分と他の残りの成分と
を混合する方法があげられる。また、これらの任
意の段階で必要に応じて前記添加剤、たとえば酸
化防止剤などを添加することもできる。 本発明のポリアミド組成物はその剛性、耐衝撃
性、耐水性などの諸性質に優れている。その中で
も、組成物を製造するに際して、(B)成分および(C)
成分を予備的に溶融混合した予備混合物に、ポリ
アミド(A)成分を溶融混合することによつて得られ
る組成物はとくにその性能が優れている。 本発明の組成物の溶融流動性〔メルトフローレ
ート(MFR、235℃、1000g荷重)〕は、通常0.1
ないし500g/10min、好ましくは0.2ないし100
g/10minの範囲である。 本発明のポリアミド組成物は、従来から公知の
種々の溶融成形法により、種々の形状に成形され
る。たとえば射出成形、押出成形、圧縮成形、発
泡成形などの方法が挙げられ、自動車用部品、電
機器具、電機部品をはじめとする広い用途に利用
される。 次に、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。なお、本発明の方法において、結晶化度およ
び190℃におけるメルトフローレート〔MFR 190℃〕は次の方法により測定した。 結晶化度:23℃でX線回折法により測定した。 メルトフローレート〔MFR 190℃〕:ASTM D
−1238−79E条件(190℃、2160g)で測定し
た。 実施例 1 無水マレイン酸変性エチレン・プロピレン・ジ
エン共重合体(プロピレン含量37モル%、5−エ
チリデン−2−ノルボルネン含量2.3モル%、
MFR 190℃1.0g/10min、密度0.86g/cm3、結晶
化度10%、無水マレイン酸単位含量基剤共重合体
100重量部に対して0.5重量部〕とエチレン・プロ
ピレン共重合体〔プロピレン含量20モル%、
MFR 190℃2.5g/10min、密度0.86g/cm3、結晶
化度14%〕を表1に示す割合になる様に30mmφ押
出機(L/D=28、230℃)により予備混合した。
つづいてこの予備混合品とナイロン6(東レ(株)製、
アミランCM1021XF、MFR3.74g/10min、Q
条件)を表1に示す割合になる様に混合し、2種
のペレツトからなるドライブレンド物を調製し
た。さらに、260℃に設定した一軸押出機(L/
D28、30mmφ)に供給し、メルトブレンド物(ペ
レツト状)を調製した。該ペレツトを100℃で1
昼夜真空乾燥したのち、下記条件で射出成型を行
い、物性測定用スペシメンを作成した。 シリンダー温度 260℃ 射出圧力 650Kg/cm2 射出時間 10sec 金型温度 80℃ 続いて、下記の方法により物性評価を行つた。 MFR測定;ASTM D−1238−79Q条件でMFR
を測定した。 曲げ試験;1/8″厚みの試験片を用い、ASTM D
−790−80により曲げ弾性率FM(Kg/cm2)、曲
げ降伏強度FS(Kg/cm2)を測定した。なお、試
験片の状態調節は23℃、50%RHの恒温恒湿室
で3日行つた。 落錘衝撃強度;−60℃において水平に置いた試験
片(直径50mmφ、厚み1.2mm)に90cmの高さか
ら一定形状の錘を落下させ、錘の重量を変化さ
せることにより、一定枚数の試験片の50%が破
壊するに要する錘の重量(g)にて落錘衝撃強度を
評価した。なお、試験片の状態調節は23℃、50
%RHの恒温恒湿室で3日行つた。 アイゾツト衝撃強度;1/8″厚みの試験片を用い、
ASTM D256により−40℃ノツチ付きアイゾ
ツト衝撃強度を測定した。試験片の状態調節は
23℃、50%RHの恒温恒湿室で3日行つた。 吸水試験;ASTM D570に従い、試験片(直径
2インチ、厚み1/8インチ)を100℃で24時間乾
燥後、50℃水中で48時間吸水試験を行い、試験
片の重量変化率から吸水率(%)を求めた。 結果を表1に示した。 実施例2ないし11、比較例1ないし5 表1に示した変性エチレン・α−オレフイン・
ジエン弾性共重合体(B)およびα−オレフイン系弾
性重合体(C)を表1に示した割合で用いる他は実施
例1と同様の方法でブレンド物を調製し、物性を
測定した。その結果を表1に示した。なお、変性
エチレン・α−オレフイン・ジエン弾性共重合体
(B)およびα−オレフイン系弾性重合体(C)を配合し
なかつた場合のポリアミドの物性をも表1に示し
た(比較例1)。
【表】
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリアミド(A)、変性エチレン・α−オレフイ
ン・ジエン弾性共重合体(B)およびα−オレフイン
系弾性重合体(C)を含むポリアミド組成物であつ
て、 [] 該組成物中の各成分の組成が、該ポリア
ミド(A)100重量部に対して該変性エチレン・α
−オレフイン・ジエン弾性共重合体(B)が1ない
し100重量部の範囲にあり、該α−オレフイン
系弾性重合体(C)が1ないし100重量部の範囲に
あること、 [] 該変性エチレン・α−オレフイン・ジエ
ン弾性共重合体(B)が、基剤エチレン・α−オレ
フイン・ジエン弾性共重合体100重量部に対し
て不飽和カルボン酸またはその誘導体成分単位
を0.01ないし10重量部の範囲でグラフト共重合
してなり、その結晶化度が40%以下の範囲にあ
り、かつ190℃におけるメルトフローレート
[MFRB 190℃]が0.01ないし50g/10minの範囲
にあること、 [] 該α−オレフイン系弾性重合体(C)が、α
−オレフイン成分単位を主成分とするものであ
つて、その結晶化度が40%以下の範囲にあり、
かつその190℃におけるメルトフローレート
[MFRC 190℃]が0.01ないし50g/10minの範囲
にあること、および [] 該変性エチレン・α−オレフイン・ジエ
ン弾性共重合体(B)の190℃におけるメルトフロ
ーレート[MFRB 190℃]と、該α−オレフイン
系弾性重合体(C)の190℃におけるメルトフロー
レート[MFRC 190℃]との比 [MFRB 190℃]/[MFRC 190℃] が、0.04ないし2.88の範囲にあること、 を特徴とするポリアミド組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP593783A JPS59131648A (ja) | 1983-01-19 | 1983-01-19 | ポリアミド組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP593783A JPS59131648A (ja) | 1983-01-19 | 1983-01-19 | ポリアミド組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59131648A JPS59131648A (ja) | 1984-07-28 |
| JPH0414138B2 true JPH0414138B2 (ja) | 1992-03-11 |
Family
ID=11624808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP593783A Granted JPS59131648A (ja) | 1983-01-19 | 1983-01-19 | ポリアミド組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59131648A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5234993A (en) * | 1991-11-08 | 1993-08-10 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for making polyamide/polyolefin blends having superior improved toughness and stiffness |
| JP2008239842A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Ube Ind Ltd | 異型押出し成形用材料及び異型押出し成形体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55165952A (en) * | 1979-06-14 | 1980-12-24 | Unitika Ltd | Polyamide composition |
| JPS57200448A (en) * | 1981-06-03 | 1982-12-08 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | Polyamide resin composition |
-
1983
- 1983-01-19 JP JP593783A patent/JPS59131648A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59131648A (ja) | 1984-07-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1622974A (zh) | 具有改进抗冲击性的离聚物/高密度聚乙烯共混物 | |
| EP0355792B1 (en) | Process for producing impact resistant polyamide resin compositions | |
| JPS59149940A (ja) | プロピレン重合体組成物 | |
| JPH0414134B2 (ja) | ||
| JPH0414135B2 (ja) | ||
| JPH0318662B2 (ja) | ||
| JPH0414137B2 (ja) | ||
| JPH036944B2 (ja) | ||
| JPH0414138B2 (ja) | ||
| JPH0414141B2 (ja) | ||
| JPH0414136B2 (ja) | ||
| JPH0414140B2 (ja) | ||
| JPH0414133B2 (ja) | ||
| JPH0368902B2 (ja) | ||
| JPH036943B2 (ja) | ||
| JPS59122546A (ja) | ポリアミド組成物 | |
| JPH037220B2 (ja) | ||
| WO1998024847A1 (en) | High-impact polyamide resin composition | |
| JPH0414139B2 (ja) | ||
| JPS5991148A (ja) | ポリアミド組成物 | |
| KR920002638B1 (ko) | 내충격성 폴리아미드계 수지조성물 | |
| JPS59204652A (ja) | ポリアセタ−ル系樹脂組成物 | |
| JPS59131644A (ja) | ポリアミド組成物 | |
| JP3276723B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH0782477A (ja) | ポリアミド樹脂組成物 |