JPH04217681A - 新規生理活性物質エチグアニンa及びb、並びにそれらの製造法 - Google Patents
新規生理活性物質エチグアニンa及びb、並びにそれらの製造法Info
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- JPH04217681A JPH04217681A JP32612290A JP32612290A JPH04217681A JP H04217681 A JPH04217681 A JP H04217681A JP 32612290 A JP32612290 A JP 32612290A JP 32612290 A JP32612290 A JP 32612290A JP H04217681 A JPH04217681 A JP H04217681A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はホスファチジルイノシトールキナーゼ阻害活性
と抗腫瘍活性を有する新規な生理活性物質であるエチグ
アニンA物質あるいはエチグアニンB物質に関し、また
それら物質の製造方法に関する。
と抗腫瘍活性を有する新規な生理活性物質であるエチグ
アニンA物質あるいはエチグアニンB物質に関し、また
それら物質の製造方法に関する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕微生物の
生産する抗腫瘍性物質に関しては既に多数の有用な化合
物が実用化されているが、これらは薬効及び副作用の点
では必ずしも満足できるものではなく、より有効な新規
抗腫瘍性物質の提供が待たれている。
生産する抗腫瘍性物質に関しては既に多数の有用な化合
物が実用化されているが、これらは薬効及び副作用の点
では必ずしも満足できるものではなく、より有効な新規
抗腫瘍性物質の提供が待たれている。
ホスファチジルイノシトール代謝回転は種々のホルモン
、細胞増殖因子及びras、src等の癌遺伝子によっ
て惹起、活性化される細胞内情報伝達機構であり、この
活性化が細胞増殖や癌化に密接に関与していると考えら
れる〔「サイエンス(Science)」231 巻、407〜410頁(1986年)〕。
、細胞増殖因子及びras、src等の癌遺伝子によっ
て惹起、活性化される細胞内情報伝達機構であり、この
活性化が細胞増殖や癌化に密接に関与していると考えら
れる〔「サイエンス(Science)」231 巻、407〜410頁(1986年)〕。
また、ホスファチジルイノシトール代謝産物であるホス
ファチジルイノシトール4,5−二リン酸の抗体を細胞
にマイクロインジェクションすることにより、細胞増殖
因子やホルモンによって引き起こされるDNA合成が阻
害され〔「サイエンス(Science」239巻、6
40〜642頁(1988年)〕、更には癌遺伝子によ
って癌化した細胞に対してもホスファチジルイノシトー
ル4,5−二リン酸の抗体は癌形態を正常形態に戻し、
増殖も抑制する効果が観察された〔「プロシーディング
ズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエ
ンシーズ・オブ・ザ.USA(Proceedings
of The National Academyo
f Sciences OF THE USA)」82
巻、9057〜9061頁(1988年)〕。ホスファ
チジルイノシトールキナーゼはホスファチジルイノシト
ール代謝回転に関与する酵素の一つであり、ホスファチ
ジルイノシトール4,5−二リン酸の再合成に必須かつ
律速と考えられる〔「実験医学」7巻、9号(増刊)9
2〜97頁(1989年)〕。
ファチジルイノシトール4,5−二リン酸の抗体を細胞
にマイクロインジェクションすることにより、細胞増殖
因子やホルモンによって引き起こされるDNA合成が阻
害され〔「サイエンス(Science」239巻、6
40〜642頁(1988年)〕、更には癌遺伝子によ
って癌化した細胞に対してもホスファチジルイノシトー
ル4,5−二リン酸の抗体は癌形態を正常形態に戻し、
増殖も抑制する効果が観察された〔「プロシーディング
ズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエ
ンシーズ・オブ・ザ.USA(Proceedings
of The National Academyo
f Sciences OF THE USA)」82
巻、9057〜9061頁(1988年)〕。ホスファ
チジルイノシトールキナーゼはホスファチジルイノシト
ール代謝回転に関与する酵素の一つであり、ホスファチ
ジルイノシトール4,5−二リン酸の再合成に必須かつ
律速と考えられる〔「実験医学」7巻、9号(増刊)9
2〜97頁(1989年)〕。
それ故に、この酵素の阻害物質は、イノシトールリン脂
質代謝回転を介した細胞内シグナル伝達系を調節するこ
とによる新しいタイプの制癌活性を示すことが期待され
、更に細胞増殖機構を解明する道具としても有用である
。
質代謝回転を介した細胞内シグナル伝達系を調節するこ
とによる新しいタイプの制癌活性を示すことが期待され
、更に細胞増殖機構を解明する道具としても有用である
。
従来のホスファチジルイノシトールキナーゼ阻害物質と
しては、ケルセチン及びオロボールなどが知られている
が、どれもそれらの酵素阻害活性は特異的でなくてホス
ファチジルイノシトールキナーゼの生理的役割を十分に
解析することが困難である。
しては、ケルセチン及びオロボールなどが知られている
が、どれもそれらの酵素阻害活性は特異的でなくてホス
ファチジルイノシトールキナーゼの生理的役割を十分に
解析することが困難である。
本発明は、更に強い特異的なホスファチジルイノシトー
ルキナーゼ阻害活性をもつ物質を提供することを目的と
するものである。
ルキナーゼ阻害活性をもつ物質を提供することを目的と
するものである。
本発明者らは前記の目的を達成するために研究を行った
が、その結果、土壌より分離された放線菌で、MI69
8−50F1の菌株番号を付された菌株を培養し、その
得られた培養液中にはホスファチジルイノシトールキナ
ーゼを阻害する活性をもつ物質が産生されていることを
見出し、その酵素阻害活性をもつ2つの物質を単離する
ことに成功した。
が、その結果、土壌より分離された放線菌で、MI69
8−50F1の菌株番号を付された菌株を培養し、その
得られた培養液中にはホスファチジルイノシトールキナ
ーゼを阻害する活性をもつ物質が産生されていることを
見出し、その酵素阻害活性をもつ2つの物質を単離する
ことに成功した。
先に、これら2つの物質を夫々に生理活性物質MI69
8−50F1 Aと生理活性物質MI698−50F1
Bと名づけ、またこれら物質がホスファチジルイノシ
トールキナーゼ阻害活性を特異的に示し且つ抗腫瘍活性
をもつことを見出した(特願平2−250075号)。
8−50F1 Aと生理活性物質MI698−50F1
Bと名づけ、またこれら物質がホスファチジルイノシ
トールキナーゼ阻害活性を特異的に示し且つ抗腫瘍活性
をもつことを見出した(特願平2−250075号)。
しかも、これら2つの物質は従来既知の物質に該当しな
い新規な物質であることを知見した。
い新規な物質であることを知見した。
今般、本発明者らは、これらMI698−50F1 A
物質とB物質との化学構造を確定して後記の一般式(I
)によりこれら物質を表わせることを認め、そしてMI
698−50F1 B物質をエチグアニンAと、またM
I698−50F1 A物質をエチグアニンBと改称し
た。
物質とB物質との化学構造を確定して後記の一般式(I
)によりこれら物質を表わせることを認め、そしてMI
698−50F1 B物質をエチグアニンAと、またM
I698−50F1 A物質をエチグアニンBと改称し
た。
それ故、第1の本発明によると、次の一般式表わされる
生理活性物質エチグアニンAおよびエチグアニンB、あ
るいはそれらの酸付加塩が提供される。
生理活性物質エチグアニンAおよびエチグアニンB、あ
るいはそれらの酸付加塩が提供される。
エチグアニンAまたはBの酸付加塩の例には、塩酸、硫
酸、リン酸、等の製薬学的に許容できる無機酸、あるい
は酢酸、プロピオン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、
等の製薬学的に許容できる有機酸との付加塩がある。
酸、リン酸、等の製薬学的に許容できる無機酸、あるい
は酢酸、プロピオン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、
等の製薬学的に許容できる有機酸との付加塩がある。
エチグアニンAおよびエチグアニンBは下記の構造式を
有する。
有する。
エチグアニン(echiguanine)Aエチグアニ
ン(echiguanine)BエチグアニンAは下記
の理化学的性質を有する。
ン(echiguanine)BエチグアニンAは下記
の理化学的性質を有する。
■分子式及び分子量:
C10H13O2N7
分子量=263
■融点と性状:
215〜220℃の融点をもつ塩基性の無色結晶性粉末
状物質 ■マススペクトル(FAB): m/z 264(M+1) ■赤外吸収スペクトル(KBrに錠剤法):添付図面の
第1図に示す。その主要吸収帯は次の通りである。
状物質 ■マススペクトル(FAB): m/z 264(M+1) ■赤外吸収スペクトル(KBrに錠剤法):添付図面の
第1図に示す。その主要吸収帯は次の通りである。
νmax、cm−1 3430〜3130br、235
0、1700sh、1640、1600、1510、1
420、1380、1360、1340、1220、1
160、1080、840、740、680■紫外吸収
スペクトル:添付図面の第3図に示す。
0、1700sh、1640、1600、1510、1
420、1380、1360、1340、1220、1
160、1080、840、740、680■紫外吸収
スペクトル:添付図面の第3図に示す。
〔H2O中〕:λmax、nm(ε) 296(880
0)、252sh(9300)、227(14740)
、220(14740) 〔0.1N HCl中〕:λmax、nm(ε) 28
1(7160)、250sh(10420)、217(
15210)〔0.1N NaOH中〕:λmax、n
m(ε) 292(7160)、256(9630) ■13C−NMRスペクトル(ppm,多重度,重DM
SO中):168.9s、163.0s、160.4s
、153.0s、152.6s、122.9d、114
.1s、95.8s、35.6t、32.9t■1H−
NMRスペクトル(ppm,重DMSO中):11.5
1(1H,s br)、10.41(1H,t)、9.
12(4H,s br)、7.24(1H,s)、6.
62(2H,s)、3.58(2H,dd)、2.62
(2H,t) ■溶解性: 水、メタノール、ジメチルスルホキシド等に可溶である
が、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム等の有機溶剤
に不溶。
0)、252sh(9300)、227(14740)
、220(14740) 〔0.1N HCl中〕:λmax、nm(ε) 28
1(7160)、250sh(10420)、217(
15210)〔0.1N NaOH中〕:λmax、n
m(ε) 292(7160)、256(9630) ■13C−NMRスペクトル(ppm,多重度,重DM
SO中):168.9s、163.0s、160.4s
、153.0s、152.6s、122.9d、114
.1s、95.8s、35.6t、32.9t■1H−
NMRスペクトル(ppm,重DMSO中):11.5
1(1H,s br)、10.41(1H,t)、9.
12(4H,s br)、7.24(1H,s)、6.
62(2H,s)、3.58(2H,dd)、2.62
(2H,t) ■溶解性: 水、メタノール、ジメチルスルホキシド等に可溶である
が、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム等の有機溶剤
に不溶。
エチグアニンBは下記の理化学的性質を有する。
■分子式及び分子量:
C10H14O2N6
分子量=250
■融点と性状:
>270℃(分解)の融点をもつ塩基性の無色粉末状物
質 ■マススペクトル(FAB): m/z 251(M+1) ■赤外吸収スペクトル(KBrに錠剤法):添付図面の
第2図に示す。その主要吸収帯は次の通りである。
質 ■マススペクトル(FAB): m/z 251(M+1) ■赤外吸収スペクトル(KBrに錠剤法):添付図面の
第2図に示す。その主要吸収帯は次の通りである。
νmax、cm−1 3375、3100、2320、
1680、1640、1580、1500、1400、
1350、1140、820、740、680■紫外吸
収スペクトル:添付図面の第4図に示す。
1680、1640、1580、1500、1400、
1350、1140、820、740、680■紫外吸
収スペクトル:添付図面の第4図に示す。
〔H2O中〕:λmax、nm(ε) 296(705
0)、254sh(7400)、228sh(1140
0)、220(12000) 〔0.1N HCl中〕:λmax、nm(ε) 28
0(5900)、250sh(8650)、217(1
2600)〔0.1N NaOH中〕:λmax、nm
(ε) 291(5750)、255(7800)、2
28sh(12300)■13C−NMRスペクトル(
ppm,多重度,重DMSO中):163.0s、16
0.4s、152.8s、152.6s、122.7s
、114.3s、95.8s、37.1t、35.4t
、28.4t■1H−NMRスペクトル(ppm,重D
MSO中):10.22(1H,t)、8.46(4H
,s br)、7.23(1H,s)、6.39(2H
,s)、3.33(2H,dd)、2.82(2H,t
)、1.77(2H,m) ■溶解性: 水、メタノール、ジメチルスルホキシド等に可溶である
が、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム等の有機溶剤
に不溶。
0)、254sh(7400)、228sh(1140
0)、220(12000) 〔0.1N HCl中〕:λmax、nm(ε) 28
0(5900)、250sh(8650)、217(1
2600)〔0.1N NaOH中〕:λmax、nm
(ε) 291(5750)、255(7800)、2
28sh(12300)■13C−NMRスペクトル(
ppm,多重度,重DMSO中):163.0s、16
0.4s、152.8s、152.6s、122.7s
、114.3s、95.8s、37.1t、35.4t
、28.4t■1H−NMRスペクトル(ppm,重D
MSO中):10.22(1H,t)、8.46(4H
,s br)、7.23(1H,s)、6.39(2H
,s)、3.33(2H,dd)、2.82(2H,t
)、1.77(2H,m) ■溶解性: 水、メタノール、ジメチルスルホキシド等に可溶である
が、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム等の有機溶剤
に不溶。
本発明による生理活性物質、エチグアニンA及びB物質
は、具体的には、前記のように土壌から分離された放線
菌でMI698−50F1の菌株番号を付された菌株を
培養することによって培養液中に同時に産生されるもの
であり、また前記の菌株はストレプトミセス属に属する
微生物であることが後記の通り認められた。そして、本
発明による生理活性物質エチグアニンAは、ストレプト
ミセス属に属するエチグアニンA物質生産菌を培養する
ことによって生産できるものであり、また生理活性物質
エチグアニンBは、ストレプトミセス属に属するエチグ
アニンB物質生産菌を培養することにより生産できると
認められる。
は、具体的には、前記のように土壌から分離された放線
菌でMI698−50F1の菌株番号を付された菌株を
培養することによって培養液中に同時に産生されるもの
であり、また前記の菌株はストレプトミセス属に属する
微生物であることが後記の通り認められた。そして、本
発明による生理活性物質エチグアニンAは、ストレプト
ミセス属に属するエチグアニンA物質生産菌を培養する
ことによって生産できるものであり、また生理活性物質
エチグアニンBは、ストレプトミセス属に属するエチグ
アニンB物質生産菌を培養することにより生産できると
認められる。
それ故、第2の本発明によると、ストレプトミセス属に
属する生理活性物質エチグアニンAの生産菌を培養し、
その培養物から生理活性物質エチグアニンAを採取する
か、あるいはストレプトミセス属に属する生理活性物質
エチグアニンBの生産菌を培養し、その培養物から生理
活性物質エチグアニンBを採取することを特徴とする生
理活性物質エチグアニンAあるいは生理活性物質エチグ
アニンBの製造法が提供される。
属する生理活性物質エチグアニンAの生産菌を培養し、
その培養物から生理活性物質エチグアニンAを採取する
か、あるいはストレプトミセス属に属する生理活性物質
エチグアニンBの生産菌を培養し、その培養物から生理
活性物質エチグアニンBを採取することを特徴とする生
理活性物質エチグアニンAあるいは生理活性物質エチグ
アニンBの製造法が提供される。
生理活性物質エチグアニンAの生産菌の1例、また生理
活性物質エチグアニンBの生産菌の1例には、昭和63
年2月、微生物化学研究所において、滋賀県愛知郡百済
寺の土壌より分離された放線菌で、MI698−50F
1の菌株番号が付された前記の菌株がある。但し、この
MI698−50F1の菌株番号をもつ菌株を培養する
と、生理活性物質エチグアニンA及びBが並行的に培養
物中に生産される。
活性物質エチグアニンBの生産菌の1例には、昭和63
年2月、微生物化学研究所において、滋賀県愛知郡百済
寺の土壌より分離された放線菌で、MI698−50F
1の菌株番号が付された前記の菌株がある。但し、この
MI698−50F1の菌株番号をもつ菌株を培養する
と、生理活性物質エチグアニンA及びBが並行的に培養
物中に生産される。
次に、このMI698−50F1株の菌学的性状を記載
する。
する。
1、形態
MI698−50F1株は、顕微鏡下で分枝した基中菌
糸より、らせん形状を有する気菌糸を伸長し、輪生枝は
認められない。成熟した胞子鎖は、50個以上の胞子の
連鎖を認め、胞子の大きさは0.5〜0.8×0.9〜
1.0ミクロン位である。胞子の表面は、とげ状の構造
を有する。
糸より、らせん形状を有する気菌糸を伸長し、輪生枝は
認められない。成熟した胞子鎖は、50個以上の胞子の
連鎖を認め、胞子の大きさは0.5〜0.8×0.9〜
1.0ミクロン位である。胞子の表面は、とげ状の構造
を有する。
2、各種培地における生育状態
色の記載について〔 〕内に示す標準は、コンティナー
・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモ
ニー・マニュアル(ContainerCorpora
tion of AmericaのColor hor
mony manual)を用いた。
・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモ
ニー・マニュアル(ContainerCorpora
tion of AmericaのColor hor
mony manual)を用いた。
(1)シュクロース・硝酸塩寒天培地(27℃培養)無
色の発育上に明るい茶灰〔3dc,Natural〕〜
明るい灰〔2fe,Covert Gray〕の気菌糸
を着生する。
色の発育上に明るい茶灰〔3dc,Natural〕〜
明るい灰〔2fe,Covert Gray〕の気菌糸
を着生する。
溶解性色素は認められない。
(2)グルコース・アスパラギン寒天培地(27℃培養
) 無色からうす黄の発育上に、白の気菌糸をわずかに着生
する。溶解性色素は認められない。
) 無色からうす黄の発育上に、白の気菌糸をわずかに着生
する。溶解性色素は認められない。
(3)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−培
地5,27℃培養) うす黄の発育上に白から明るい灰〔2fe,Cover
tGray〜明るい茶灰〔3ge,Beige〕の気菌
糸を着生し、溶解性色素は認められない。
地5,27℃培養) うす黄の発育上に白から明るい灰〔2fe,Cover
tGray〜明るい茶灰〔3ge,Beige〕の気菌
糸を着生し、溶解性色素は認められない。
(4)スターチ無機塩寒天培地(ISP−培地4,27
℃培養) 無色からうす黄の発育上に、明るい灰〔2fe,Cov
ert Gray〜3fe,Silver Gray〕
の気菌糸を着生し、溶解性色素は認められない。
℃培養) 無色からうす黄の発育上に、明るい灰〔2fe,Cov
ert Gray〜3fe,Silver Gray〕
の気菌糸を着生し、溶解性色素は認められない。
(5)チロシン寒天培地(ISP−培地7,27℃培養
)うす黄の発育上に、明るい茶灰〔3ge,Beige
〜3fe,Silver Gray〕〜明るい灰〔2f
e,Covert Gray〕の気菌糸を着生し、溶解
性色素は認められない。
)うす黄の発育上に、明るい茶灰〔3ge,Beige
〜3fe,Silver Gray〕〜明るい灰〔2f
e,Covert Gray〕の気菌糸を着生し、溶解
性色素は認められない。
(6)栄養寒天培地(27℃培養)
うす黄だいだい〔2gc,Bamboo〕の発育上に、
白の気菌糸をわずかに着生し、溶解性色素は認められな
い。
白の気菌糸をわずかに着生し、溶解性色素は認められな
い。
(7)イースト.麦芽寒天培地(ISP−培地2,27
℃培養) うす色の発育上に明るい灰〔2ih,Dk Cover
tGray〜2fe,Covert Gray〕の気菌
糸を着生し、溶解性色素は認められない。
℃培養) うす色の発育上に明るい灰〔2ih,Dk Cover
tGray〜2fe,Covert Gray〕の気菌
糸を着生し、溶解性色素は認められない。
(8)オートミール寒天培地(ISP−培地3,27℃
培養)うす黄の発育上に、明るい灰〔2fe,Cove
rtGray〕〜明るい茶灰〔3fe,Silver
Gray〜3ig,Beige Brown〕の気菌糸
を着生し、溶解性色素は認められない。
培養)うす黄の発育上に、明るい灰〔2fe,Cove
rtGray〕〜明るい茶灰〔3fe,Silver
Gray〜3ig,Beige Brown〕の気菌糸
を着生し、溶解性色素は認められない。
(9)グリセリン・硝酸塩寒天培地(27℃培養)うす
黄の発育上に、白の気菌糸を着生し、溶解性色素は認め
られない。
黄の発育上に、白の気菌糸を着生し、溶解性色素は認め
られない。
(10)スターチ寒天培地(27℃培養)無色の発育上
に明るい茶灰〔3fe,Silver Gray〕の気
菌糸をわずかに着生し、溶解性色素は認められない。
に明るい茶灰〔3fe,Silver Gray〕の気
菌糸をわずかに着生し、溶解性色素は認められない。
(11)リンゴ酸石灰寒天培地(27℃培養)無色の発
育上に、白の気菌糸を着生し、溶解性色素は認められな
い。
育上に、白の気菌糸を着生し、溶解性色素は認められな
い。
(12)セルロース(27℃培地)
培養後3週間観察したが生育を認めなかった。
(13)ゼラチン穿刺培養
単純ゼラチン培地(20℃培養)では、無色からうす黄
の発育上に白の気菌糸をわずかに着生し、溶解性色素は
認められない。グルコース・ペプトン・ゼラチン培地(
27℃培養)では、うす黄〜うす黄だいだいの発育上に
白の気菌糸をわずかに着生し、溶解性色素はほのかにだ
いだい味を帯びる。
の発育上に白の気菌糸をわずかに着生し、溶解性色素は
認められない。グルコース・ペプトン・ゼラチン培地(
27℃培養)では、うす黄〜うす黄だいだいの発育上に
白の気菌糸をわずかに着生し、溶解性色素はほのかにだ
いだい味を帯びる。
(14)脱脂牛乳(37℃培養)
うす黄からうす黄だいだいの発育を認めるが、気菌糸は
着生せず、溶解性色素も認められない。
着生せず、溶解性色素も認められない。
3、生理的性質
(1)生育温度範囲
イースト・スターチ寒天培地(可溶性デンプン1.0%
、イースト.エキス0.2%、ひも寒天3.0%、pH
7.0)を用い、14℃,20℃,24℃,27℃,3
0℃,37℃,50℃の各温度で試験した結果、14℃
,20℃,24℃,27℃,30℃の各温度で生育した
が、37℃での生育はきわめて悪く、50℃では生育し
なかった。
、イースト.エキス0.2%、ひも寒天3.0%、pH
7.0)を用い、14℃,20℃,24℃,27℃,3
0℃,37℃,50℃の各温度で試験した結果、14℃
,20℃,24℃,27℃,30℃の各温度で生育した
が、37℃での生育はきわめて悪く、50℃では生育し
なかった。
最適温度は27℃〜30℃付近と思われる。
(2)ゼラチンの液化(15%単純ゼラチン培地、20
℃培養;グルコース・ペプトン・ゼラチン培地、27℃
培養) 15%単純ゼラチン培地においては、培養後10日目頃
より液化を示し、その作用は中程度であり、又、グルコ
ース・ペプトン・ゼラチン培地では、培養後20日頃よ
り液化を示し、その作用は弱い方である。
℃培養;グルコース・ペプトン・ゼラチン培地、27℃
培養) 15%単純ゼラチン培地においては、培養後10日目頃
より液化を示し、その作用は中程度であり、又、グルコ
ース・ペプトン・ゼラチン培地では、培養後20日頃よ
り液化を示し、その作用は弱い方である。
(3)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地
およびスターチ寒天培地、いずれも27℃培養)いずれ
の培地でも、培養後2日目には、水解性を認め、その作
用は強い方である。
およびスターチ寒天培地、いずれも27℃培養)いずれ
の培地でも、培養後2日目には、水解性を認め、その作
用は強い方である。
(4)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化(脱脂牛乳、37℃
培養) 凝固なしに培養後、10日目頃よりペプトン化が始まり
、その作用は弱い方である。
培養) 凝固なしに培養後、10日目頃よりペプトン化が始まり
、その作用は弱い方である。
(5)メラニン様色素の生成(トリプトン・イースト・
ブロス、ISP−培地1;ペプトン・イースト・鉄寒天
培地、ISP−培地6;チロシン寒天培地、ISP−培
地7;いずれも27℃培養)いずれの培地も陰性である
。
ブロス、ISP−培地1;ペプトン・イースト・鉄寒天
培地、ISP−培地6;チロシン寒天培地、ISP−培
地7;いずれも27℃培養)いずれの培地も陰性である
。
(6)炭素源の利用(プリドハム・ゴトリーブ寒天培地
、ISP−培地9、27℃培養) グルコース、フラクトース、イノシトール、ラフィノー
ス、D−マンニトール、ラクトースを利用して発育し、
D−キシロース、シュクロース、ラムノースは利用しな
い。L−アラビノースの利用の存否は明らかでない。
、ISP−培地9、27℃培養) グルコース、フラクトース、イノシトール、ラフィノー
ス、D−マンニトール、ラクトースを利用して発育し、
D−キシロース、シュクロース、ラムノースは利用しな
い。L−アラビノースの利用の存否は明らかでない。
(7)リンゴ酸石灰の溶解(リンゴ酸石池寒天、27℃
培養) 培養後、5日目頃から発育、周辺のリンゴ酸石灰を溶解
する。その作用は中等度〜強い方である。
培養) 培養後、5日目頃から発育、周辺のリンゴ酸石灰を溶解
する。その作用は中等度〜強い方である。
(8)硝酸塩の還元反応(0.1%硝酸カリウム含有ペ
プトン水、ISP−培地8、27℃培養)陰性である。
プトン水、ISP−培地8、27℃培養)陰性である。
(9)セルロースの分解(濾紙片添加合成液、27℃培
養) 生育しない。
養) 生育しない。
以上の性状を要約すると、MI698−50F1株は、
形態上で次の特徴がある。すなわち、胞子のうを認めず
、気菌糸はらせん形状を有し、輪生枝は認められない。
形態上で次の特徴がある。すなわち、胞子のうを認めず
、気菌糸はらせん形状を有し、輪生枝は認められない。
又、胞子の表面は、とげ状である。種々の培地で、発育
は無色からうす黄、あるいはうす黄だいだい、気菌糸は
明るい灰〜明する茶灰を呈し、溶解性色素は認められな
い。メラニン様色素の生成は、いずれの培地においても
陰性である。
は無色からうす黄、あるいはうす黄だいだい、気菌糸は
明るい灰〜明する茶灰を呈し、溶解性色素は認められな
い。メラニン様色素の生成は、いずれの培地においても
陰性である。
澱粉水解性は強い方であり、蛋白分解力は、中等度から
弱い方である。
弱い方である。
なお、この菌株の菌体に含まれる2,6−ジアミノピメ
リン酸は、LL型であり、上記の性状と考えあわせると
、MI698−50F1株はストレプトミセス(Str
eptomyces)属に属することが明らかである。
リン酸は、LL型であり、上記の性状と考えあわせると
、MI698−50F1株はストレプトミセス(Str
eptomyces)属に属することが明らかである。
これらの性状より、MI698−50F1株に近縁の既
知菌種を検索すると、次の3種があげられる。すなわち
、ストレプトミセス・トヨカエンシス(Strepto
myces toyocaensis,文献1「Int
ernationalJournal of Syst
ematic Bacteriology」18巻、1
74頁、1968年;及び文献2:特公昭32−304
9号公報、1957年)、ストレプトミセス・フアシキ
ュラタス(Streptomyces fasicul
atus,文献「InternationalJour
nal of Systematic Bacteri
ology」18巻、103頁、1968年)、及びス
トレプトミセス.ナタレンシス(Streptomyc
es natalensis,文献「Internat
ional Journal of Systematic Bac
teriolgy」22巻、323頁、1972年)で
ある。現在これらの種とMI698−50F1株とを実
地に比較検討中である。ついてはMI698−50F1
株をストレプトミセス.エスピー(Streptomy
ces sp.)MI698−50F1とする。
知菌種を検索すると、次の3種があげられる。すなわち
、ストレプトミセス・トヨカエンシス(Strepto
myces toyocaensis,文献1「Int
ernationalJournal of Syst
ematic Bacteriology」18巻、1
74頁、1968年;及び文献2:特公昭32−304
9号公報、1957年)、ストレプトミセス・フアシキ
ュラタス(Streptomyces fasicul
atus,文献「InternationalJour
nal of Systematic Bacteri
ology」18巻、103頁、1968年)、及びス
トレプトミセス.ナタレンシス(Streptomyc
es natalensis,文献「Internat
ional Journal of Systematic Bac
teriolgy」22巻、323頁、1972年)で
ある。現在これらの種とMI698−50F1株とを実
地に比較検討中である。ついてはMI698−50F1
株をストレプトミセス.エスピー(Streptomy
ces sp.)MI698−50F1とする。
なお、MI698−50F1株を工業技術院微生物工業
技術研究所に寄託申請し、平成2年6月28日、微工研
菌寄第11563号として受託された。
技術研究所に寄託申請し、平成2年6月28日、微工研
菌寄第11563号として受託された。
第2の本発明による方法において、生理活性物質エチグ
アニンA生産菌、あるいは生理活性物質エチグアニンB
生産菌の培養は、ストレプトミセス属に属する既知の菌
を培養する常用された培地と培養法で実施できる。
アニンA生産菌、あるいは生理活性物質エチグアニンB
生産菌の培養は、ストレプトミセス属に属する既知の菌
を培養する常用された培地と培養法で実施できる。
すなわち、本発明の方法で使用する培地は、本発明の生
理活性物質の生産菌が利用できる任意の栄養源を含有す
るものであればよい。例えば、炭素源としてグリセリン
、グルコース、マルトース、シユクロース、デキストリ
ン、でんぷん、油脂類などが使用できる。窒素源として
大豆粉、綿実油、肉エキス、ペプトン、乾燥酵母、酵母
エキス、コーンスティープリカーなどの有機物、並びに
硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、炭酸カルシウム、
塩化アンモニウムなどの無機塩が使用できる。
理活性物質の生産菌が利用できる任意の栄養源を含有す
るものであればよい。例えば、炭素源としてグリセリン
、グルコース、マルトース、シユクロース、デキストリ
ン、でんぷん、油脂類などが使用できる。窒素源として
大豆粉、綿実油、肉エキス、ペプトン、乾燥酵母、酵母
エキス、コーンスティープリカーなどの有機物、並びに
硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、炭酸カルシウム、
塩化アンモニウムなどの無機塩が使用できる。
また、必要に応じて食塩、塩化カリウム、リン酸塩、重
金属塩などの無機塩類を添加することもできる。発酵中
の発泡を抑制するために、常法に従って適当な消泡剤、
例えばシリコーン、大豆油などを滴宜添加することもで
きる。
金属塩などの無機塩類を添加することもできる。発酵中
の発泡を抑制するために、常法に従って適当な消泡剤、
例えばシリコーン、大豆油などを滴宜添加することもで
きる。
培養法としては、一般に行われている抗生物質の生産の
方法と同様に、好気的液体深部培養法が最も適している
。培養温度は20〜30℃が適当であるが、25〜30
℃が好ましい。この方法での本発明の生理活性物質の生
産量は浸透培養、通気撹はん培養共に4〜8日間で最高
に達する。
方法と同様に、好気的液体深部培養法が最も適している
。培養温度は20〜30℃が適当であるが、25〜30
℃が好ましい。この方法での本発明の生理活性物質の生
産量は浸透培養、通気撹はん培養共に4〜8日間で最高
に達する。
このようにして生産された本発明の2つの生理活性物質
エチグアニンA及びBが蓄積された培養物が得られる。
エチグアニンA及びBが蓄積された培養物が得られる。
培養物中では本発明の生理活性物質は共に主として培養
物上清中に存在する。
物上清中に存在する。
この培養物中から本発明の生理活性物質を単離するには
、合目的的な任意の方法が利用可能である。その一つの
方法は、培養ろ液を適当な吸着剤、例えば多孔性の吸着
樹脂ダイアイオンHP−20あるいは適当なイオン交換
樹脂に吸着させ、適当な溶媒にて溶出させることによっ
て本発明の2つの生理活性物質を得ることができる。更
に、この2つの生理活性物質は適当な向流分配法により
それぞれ単独に分離することができる。
、合目的的な任意の方法が利用可能である。その一つの
方法は、培養ろ液を適当な吸着剤、例えば多孔性の吸着
樹脂ダイアイオンHP−20あるいは適当なイオン交換
樹脂に吸着させ、適当な溶媒にて溶出させることによっ
て本発明の2つの生理活性物質を得ることができる。更
に、この2つの生理活性物質は適当な向流分配法により
それぞれ単独に分離することができる。
次に、本発明による生理活性物質エチグアニンA及びB
がホスファチジルイノシトールキナーゼ阻害活性をもつ
ことを試験例1により、また腫瘍細胞の増殖抑制作用を
もち、従って抗腫瘍活性をもつことを試験例2により例
証する。
がホスファチジルイノシトールキナーゼ阻害活性をもつ
ことを試験例1により、また腫瘍細胞の増殖抑制作用を
もち、従って抗腫瘍活性をもつことを試験例2により例
証する。
試験例1
生理活性物質エチグアニンA及びBのホスファチジルイ
ノシトールキナーゼ阻害活性。
ノシトールキナーゼ阻害活性。
ホスファチジルイノシトールキナーゼ阻害活性の測定は
以下の如く行なった〔「プロシーデイングズ・オブ・ザ
・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ.オ
ブ.ザ.USA(Proceedings ofThe
National Academy Science
s OF THE USA)、81巻、2117〜21
21頁(1984年)〕。酵素のホスファチジルイノシ
トールキナーゼはヒト扁平上皮癌細胞であるA431細
胞の膜画分を粗精製することにより調製した〔「ザ・バ
イオケミカル・ジャーナル(The Biochemi
cal Journal)」168巻、187〜194
頁(1977年)〕。
以下の如く行なった〔「プロシーデイングズ・オブ・ザ
・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ.オ
ブ.ザ.USA(Proceedings ofThe
National Academy Science
s OF THE USA)、81巻、2117〜21
21頁(1984年)〕。酵素のホスファチジルイノシ
トールキナーゼはヒト扁平上皮癌細胞であるA431細
胞の膜画分を粗精製することにより調製した〔「ザ・バ
イオケミカル・ジャーナル(The Biochemi
cal Journal)」168巻、187〜194
頁(1977年)〕。
調製された酵素、基質のホスファチジルイノシトール、
〔γ−32P)ATP、そして該生理活性物質を20m
Mヘペス緩衝液(pH7.2)中で20℃、20分間反
応を行なわせた。クロロホルム−メタノール−1N塩酸
混液を加えることにより反応を停止させ、反応液を遠心
分離後、下層のクロロホルム層をシリカゲルのミニカラ
ム(1ml)に吸着させた。その後、クロロホルム−メ
タノール−4Nアンモニア水混液でリン酸化された放射
性のホスファチジルイノシトール−リン酸を溶出させ、
その放射性活性を測定することによりホスファチジルイ
ノシトールキナーゼ阻害活性とした。
〔γ−32P)ATP、そして該生理活性物質を20m
Mヘペス緩衝液(pH7.2)中で20℃、20分間反
応を行なわせた。クロロホルム−メタノール−1N塩酸
混液を加えることにより反応を停止させ、反応液を遠心
分離後、下層のクロロホルム層をシリカゲルのミニカラ
ム(1ml)に吸着させた。その後、クロロホルム−メ
タノール−4Nアンモニア水混液でリン酸化された放射
性のホスファチジルイノシトール−リン酸を溶出させ、
その放射性活性を測定することによりホスファチジルイ
ノシトールキナーゼ阻害活性とした。
その結果、エチグアニンA及びBのホスファチジルイノ
シトールキナーゼの50%阻害濃度はそれぞれ47ng
/mlと96ng/mlであることが認められた。
シトールキナーゼの50%阻害濃度はそれぞれ47ng
/mlと96ng/mlであることが認められた。
試験例2
生理活性物質エチグアニンA及びBの癌細胞増殖抑制活
性。
性。
マウス白血病細胞L1210細胞を5×104個/ml
となるように10%仔牛血清を含むRPMI 1640
培地に浮遊させ、種々の濃度の本発明生理活性物質と共
に37℃で2日間培養した後、細胞増殖抑制活性を測定
した。
となるように10%仔牛血清を含むRPMI 1640
培地に浮遊させ、種々の濃度の本発明生理活性物質と共
に37℃で2日間培養した後、細胞増殖抑制活性を測定
した。
その結果、エチグアニンAは100μg/mlの濃度で
L1210細胞の増殖を60%抑制した。エチグアニン
Bは100μg/mlの濃度で20%抑制し、エチグア
ニンAの50%増殖抑制濃度は87.5μg/mlであ
ることが認められた。
L1210細胞の増殖を60%抑制した。エチグアニン
Bは100μg/mlの濃度で20%抑制し、エチグア
ニンAの50%増殖抑制濃度は87.5μg/mlであ
ることが認められた。
次に実施例により本発明の生理活性物質エチグアニンA
及びBの製造を更に詳細に説明する。
及びBの製造を更に詳細に説明する。
実施例1 生理活性物質エチグアニンA及びBの製造
グリセロール2.0%、デキストリン2.0%、ソイペ
プトン1.0%、酵母エキス0.3%、(NH4)2S
O4、0.2%、CaCO2、0.2%、シリコンオイ
ル1滴を含む液体培地を三角フラスコに110mlずつ
分注し、常法により120℃で20分間滅菌し、これに
寒天斜面培地に培養したストレプトミセス・エスピーM
I698−50F1(微工研菌寄第11563号)を接
種し、28℃で96時間回転振盪培養(180回転毎分
)して種母培養液を得た。
プトン1.0%、酵母エキス0.3%、(NH4)2S
O4、0.2%、CaCO2、0.2%、シリコンオイ
ル1滴を含む液体培地を三角フラスコに110mlずつ
分注し、常法により120℃で20分間滅菌し、これに
寒天斜面培地に培養したストレプトミセス・エスピーM
I698−50F1(微工研菌寄第11563号)を接
種し、28℃で96時間回転振盪培養(180回転毎分
)して種母培養液を得た。
この種母培養液2mlを三角フラスコに入れたグリセロ
ール2.0%、大豆粉1.5%、K2HPO4 0.1
%、CoCl2.6H2O 0.0005%、シリコン
オイル1滴を含む液体培地110ml(KH2PO4で
pH6.2に調整)に接種し、28℃で毎分180回転
で8日間回転振盪培養させた。
ール2.0%、大豆粉1.5%、K2HPO4 0.1
%、CoCl2.6H2O 0.0005%、シリコン
オイル1滴を含む液体培地110ml(KH2PO4で
pH6.2に調整)に接種し、28℃で毎分180回転
で8日間回転振盪培養させた。
この培養液36lを瀘過して、27lの培養上清を得た
。この培養上清を3lのダイアイオンHP−20カラム
に吸着させ、9lの水でカラムを水洗後、50%メタノ
ール水9lにて溶出させた。この溶出液を減圧下で濃縮
、乾固後、水1lを加え、シラナイザート(silan
isiert Art.7719 メルク社製)を水に
懸濁して充填したカラム(300ml)に吸着させ、水
洗後30%メタノール水1lで溶出させた。
。この培養上清を3lのダイアイオンHP−20カラム
に吸着させ、9lの水でカラムを水洗後、50%メタノ
ール水9lにて溶出させた。この溶出液を減圧下で濃縮
、乾固後、水1lを加え、シラナイザート(silan
isiert Art.7719 メルク社製)を水に
懸濁して充填したカラム(300ml)に吸着させ、水
洗後30%メタノール水1lで溶出させた。
この溶出画分を濃縮後、CM−セファデックスC−25
(Na型)を水に懸濁して充填したカラム(200ml
)に吸着させ、0.4M食塩水から1.0M食塩水への
濃度勾配溶出を行なった。次に、脱塩のため、ダイアイ
オンCHP−20(40ml)に吸着させ、水100m
lで洗浄後、0.005N塩酸−50%メタノール水1
00mlで溶出した。
(Na型)を水に懸濁して充填したカラム(200ml
)に吸着させ、0.4M食塩水から1.0M食塩水への
濃度勾配溶出を行なった。次に、脱塩のため、ダイアイ
オンCHP−20(40ml)に吸着させ、水100m
lで洗浄後、0.005N塩酸−50%メタノール水1
00mlで溶出した。
この溶出液にアンバーライトIR−45(OH型)を適
量加えて中和し、イオン交換樹脂を瀘過して除去後、減
圧下で濃縮乾固して、本発明の2つの生理活性物質を含
む画分(73mg)を得た。更に、この画分を遠心分配
クロマトグラフ(centrifungalparti
tion chromatograph:CPC三鬼社
製)により分離精製した。溶媒系として酢酸エチル−1
−ブタノール−水混合溶媒(混合比4:7:10)の下
層を固定相に、上層を移動相に用い単離精製してエチグ
アニンB物質を6.7mgと、エチグアニンA物質を2
8.6mgとそれぞれ得た。
量加えて中和し、イオン交換樹脂を瀘過して除去後、減
圧下で濃縮乾固して、本発明の2つの生理活性物質を含
む画分(73mg)を得た。更に、この画分を遠心分配
クロマトグラフ(centrifungalparti
tion chromatograph:CPC三鬼社
製)により分離精製した。溶媒系として酢酸エチル−1
−ブタノール−水混合溶媒(混合比4:7:10)の下
層を固定相に、上層を移動相に用い単離精製してエチグ
アニンB物質を6.7mgと、エチグアニンA物質を2
8.6mgとそれぞれ得た。
本発明のエチグアニンA及びエチグアニンB物質はヒト
癌細胞由来のホスファチジルイノシトールキナーゼ活性
を非常に強く阻害し、細胞情報伝達系に関連した新しい
タイプの抗腫瘍物質して期待される優れた新規物質であ
る。更に、ホスファチジルイノシトール代謝回転を介し
た細胞内シグナル情報伝達系を解明する上において、よ
り重要な試薬になり得る可能性がある。
癌細胞由来のホスファチジルイノシトールキナーゼ活性
を非常に強く阻害し、細胞情報伝達系に関連した新しい
タイプの抗腫瘍物質して期待される優れた新規物質であ
る。更に、ホスファチジルイノシトール代謝回転を介し
た細胞内シグナル情報伝達系を解明する上において、よ
り重要な試薬になり得る可能性がある。
第1図、第2図は、本発明の生理活性物質エチグアニン
A及びBの赤外吸収スペクトルをそれぞれ示し、第3図
、第4図はそれぞれ本発明の生理活性物質エチグアニン
A及びBの紫外吸収スペクトルを示す。 第3図なしい第4図中、 実線−は、中性水溶液中で測定したスペクトルを示し、 大破線−−−は、塩基性水溶液中で測定したスペクトル
を示し、 破線−−−−は、酸性水溶液中で測定したスペクトルを
示す。
A及びBの赤外吸収スペクトルをそれぞれ示し、第3図
、第4図はそれぞれ本発明の生理活性物質エチグアニン
A及びBの紫外吸収スペクトルを示す。 第3図なしい第4図中、 実線−は、中性水溶液中で測定したスペクトルを示し、 大破線−−−は、塩基性水溶液中で測定したスペクトル
を示し、 破線−−−−は、酸性水溶液中で測定したスペクトルを
示す。
Claims (4)
- 【請求項1】次の一般式(I) 表わされる生理活性物質エチグアニンAおよびエチグア
ニンB、あるいはそれらの酸付加塩。 - 【請求項2】 合物としてエチグアニンAである請求項1に記載の化合
物。 - 【請求項3】一般式(I)においてRが基−CH2−N
H2である化合物としてエチグアニンBである請求項1
に記載の化合物。 - 【請求項4】ストレプトミセス属に属する請求項1記載
の生理活性物質エチグアニンAの生産菌または請求項1
記載の生理活性物質エチグアニンBの生産菌を培養し、
その培養物から生理活性物質エチグアニンAまたは生理
活性物質エチグアニンBを採取することを特徴とする生
理活性物質エチグアニンAまたはエチグアニンBの製造
法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-250075 | 1990-09-21 | ||
| JP25007590 | 1990-09-21 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04217681A true JPH04217681A (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=17202440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32612290A Pending JPH04217681A (ja) | 1990-09-21 | 1990-11-29 | 新規生理活性物質エチグアニンa及びb、並びにそれらの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04217681A (ja) |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP32612290A patent/JPH04217681A/ja active Pending
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