JPH06191427A - 四輪操舵車の後輪転舵装置 - Google Patents
四輪操舵車の後輪転舵装置Info
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- JPH06191427A JPH06191427A JP35731392A JP35731392A JPH06191427A JP H06191427 A JPH06191427 A JP H06191427A JP 35731392 A JP35731392 A JP 35731392A JP 35731392 A JP35731392 A JP 35731392A JP H06191427 A JPH06191427 A JP H06191427A
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- pulley
- rear wheel
- winding
- return spring
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 急操舵、急な切返し時に後輪転舵用パワーシ
リンダの動作遅れでフィードバックケーブルに張力が瞬
間的になくなっても、ケーブル等に異常がない限り、4
WS状態への復帰を可能とする。 【構成】 フィードバック軸23上で回転可能な巻取り
用プーリ27とこれに隣接してフィードバック軸上に固
定された伝達用プレート41とを回転変位可能に組合わ
せ、失陥検出促進ばね43で反巻取り方向に付勢し常時
は一体的に連結する。伝達用プレート41を戻りばね2
9でケーブル巻取り方向に付勢する。巻取り用プーリと
伝達用プレートとがケーブル4、戻りばね失陥時に相対
的に回転変位した時に、軸線方向に可動して失陥検出用
スイッチ15をオン・オフする可動部材50を設ける。
この可動部材に失陥検出用突起52を突設し、かつその
先端が当接する巻取り用プーリの端面に、斜面状係合カ
ム部53aを突設する。
リンダの動作遅れでフィードバックケーブルに張力が瞬
間的になくなっても、ケーブル等に異常がない限り、4
WS状態への復帰を可能とする。 【構成】 フィードバック軸23上で回転可能な巻取り
用プーリ27とこれに隣接してフィードバック軸上に固
定された伝達用プレート41とを回転変位可能に組合わ
せ、失陥検出促進ばね43で反巻取り方向に付勢し常時
は一体的に連結する。伝達用プレート41を戻りばね2
9でケーブル巻取り方向に付勢する。巻取り用プーリと
伝達用プレートとがケーブル4、戻りばね失陥時に相対
的に回転変位した時に、軸線方向に可動して失陥検出用
スイッチ15をオン・オフする可動部材50を設ける。
この可動部材に失陥検出用突起52を突設し、かつその
先端が当接する巻取り用プーリの端面に、斜面状係合カ
ム部53aを突設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば低速走行時の
小回り性を得るために後輪を舵取り時に前輪と逆方向に
転舵させるようにした四輪操舵車における後輪転舵装置
に関する。
小回り性を得るために後輪を舵取り時に前輪と逆方向に
転舵させるようにした四輪操舵車における後輪転舵装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】後輪を前輪の操舵量(転舵量)に応じて
逆方向または同方向に転舵させることにより、低速走行
時の小回り性や中、高速走行時の走行安定性を向上させ
得る四輪操舵車が注目されている。たとえば低速走行時
には大きな操舵角をもって前輪操舵が行なわれるが、こ
のとき前、後輪の転舵方向を逆位相(逆方向操舵)とす
れば、車輌旋回半径が最小となり旋回(小回り)性能が
向上することになり、特にトラックのような車長の長い
車輌等に適用して好適である。この種の後輪転舵装置と
しては種々の構造が知られており、たとえば特開昭59−
128054号公報、特開昭59−143769号公報、実開昭61-532
71号公報、特開昭61-67665号公報等に示されるような油
圧式のものが周知である。
逆方向または同方向に転舵させることにより、低速走行
時の小回り性や中、高速走行時の走行安定性を向上させ
得る四輪操舵車が注目されている。たとえば低速走行時
には大きな操舵角をもって前輪操舵が行なわれるが、こ
のとき前、後輪の転舵方向を逆位相(逆方向操舵)とす
れば、車輌旋回半径が最小となり旋回(小回り)性能が
向上することになり、特にトラックのような車長の長い
車輌等に適用して好適である。この種の後輪転舵装置と
しては種々の構造が知られており、たとえば特開昭59−
128054号公報、特開昭59−143769号公報、実開昭61-532
71号公報、特開昭61-67665号公報等に示されるような油
圧式のものが周知である。
【0003】ところで、従来装置は、構造面からも動作
性能面からも一長一短で、実用化にあたって解決すべき
問題がある。たとえば後輪転舵装置では、構成部品点数
を必要最小限とし、各部の加工性、組立性を向上させて
製造コスト等を低減し、さらに油圧配管や電気配線等も
効率よく配設でき、保守、点検等の作業も容易に行な
え、しかも各種駆動制御も適切に行なえ、中、高速走行
時の直進走行性や雪路等の低摩擦路での走行安定性を確
保するとともに、必要時にのみ後輪転舵系を作動可能な
状態とし常時は二輪操舵状態を確保し、また油圧系、電
気系のフェール時には後輪を転舵不能な状態にロックす
る対策も充分であることが望まれる。
性能面からも一長一短で、実用化にあたって解決すべき
問題がある。たとえば後輪転舵装置では、構成部品点数
を必要最小限とし、各部の加工性、組立性を向上させて
製造コスト等を低減し、さらに油圧配管や電気配線等も
効率よく配設でき、保守、点検等の作業も容易に行な
え、しかも各種駆動制御も適切に行なえ、中、高速走行
時の直進走行性や雪路等の低摩擦路での走行安定性を確
保するとともに、必要時にのみ後輪転舵系を作動可能な
状態とし常時は二輪操舵状態を確保し、また油圧系、電
気系のフェール時には後輪を転舵不能な状態にロックす
る対策も充分であることが望まれる。
【0004】特に、これらの要請のなかで必要とされる
ことに、舵取り操作に伴なう前輪の転舵動作に連動して
後輪を所要の状態で転舵させるための制御系構造があ
る。すなわち、後輪を前輪側の転舵に伴なって転舵させ
た際に、前輪の転舵変位量に応じて後輪転舵用変位伝達
制御手段により所要の遊びストロークをもって後輪側に
伝達される回転変位で後輪転舵用制御バルブを作動さ
せ、かつこの制御バルブに後輪側舵取りリンク機構の動
きをフィードバックするフィードバックケーブルやその
ケーブル巻取り機構等を、他の機構部との関係等を考慮
して適切な状態で効率よく組合わせて配設することが望
まれる。さらに、このようなフィードバック信号系にお
いてケーブル等が予期せぬ原因や必要以上の負荷等で切
断したり、接続部が外れたりした失陥時に、この失陥状
態を迅速かつ確実に検出し、その失陥信号を得て、後輪
転舵用の油圧回路を遮断し、後輪を不転舵状態とした前
輪のみの2WS状態とすることが必要で、このような点
に配慮し、上述した要請を全て満足し得る何らかの対策
を講じることが望まれている。
ことに、舵取り操作に伴なう前輪の転舵動作に連動して
後輪を所要の状態で転舵させるための制御系構造があ
る。すなわち、後輪を前輪側の転舵に伴なって転舵させ
た際に、前輪の転舵変位量に応じて後輪転舵用変位伝達
制御手段により所要の遊びストロークをもって後輪側に
伝達される回転変位で後輪転舵用制御バルブを作動さ
せ、かつこの制御バルブに後輪側舵取りリンク機構の動
きをフィードバックするフィードバックケーブルやその
ケーブル巻取り機構等を、他の機構部との関係等を考慮
して適切な状態で効率よく組合わせて配設することが望
まれる。さらに、このようなフィードバック信号系にお
いてケーブル等が予期せぬ原因や必要以上の負荷等で切
断したり、接続部が外れたりした失陥時に、この失陥状
態を迅速かつ確実に検出し、その失陥信号を得て、後輪
転舵用の油圧回路を遮断し、後輪を不転舵状態とした前
輪のみの2WS状態とすることが必要で、このような点
に配慮し、上述した要請を全て満足し得る何らかの対策
を講じることが望まれている。
【0005】このような要請に応えるために本出願人
は、特開平4-260865号公報、特開平4-260866号公報、特
開平4-260868号公報等によって、前輪側の転舵に連動す
る後輪転舵用変位伝達手段からの回転変位入力に応じて
後輪側油圧源から後輪転舵用パワーシリンダへの油圧通
路を切換え制御し後輪側舵取りリンク機構を転舵制御す
る回転式の後輪転舵用制御バルブを備え、この制御バル
ブの出力軸と同軸上に配置されるフィードバック軸上に
軸支されて後輪側舵取りリンク機構の動きをフィードバ
ックするフィードバックケーブルの巻取り用プーリとこ
のプーリをケーブル巻取り方向に付勢する戻りばねから
なるケーブル巻取り機構と、この巻取り機構での動きに
連動して作動されケーブル、戻りばねの失陥信号を送出
するケーブル・戻りばね失陥検出手段を設けてなる後輪
転舵装置を、先に提案している。
は、特開平4-260865号公報、特開平4-260866号公報、特
開平4-260868号公報等によって、前輪側の転舵に連動す
る後輪転舵用変位伝達手段からの回転変位入力に応じて
後輪側油圧源から後輪転舵用パワーシリンダへの油圧通
路を切換え制御し後輪側舵取りリンク機構を転舵制御す
る回転式の後輪転舵用制御バルブを備え、この制御バル
ブの出力軸と同軸上に配置されるフィードバック軸上に
軸支されて後輪側舵取りリンク機構の動きをフィードバ
ックするフィードバックケーブルの巻取り用プーリとこ
のプーリをケーブル巻取り方向に付勢する戻りばねから
なるケーブル巻取り機構と、この巻取り機構での動きに
連動して作動されケーブル、戻りばねの失陥信号を送出
するケーブル・戻りばね失陥検出手段を設けてなる後輪
転舵装置を、先に提案している。
【0006】特に、上述した従来装置によれば、ケーブ
ル・戻りばね失陥検出手段として、フィードバック軸に
対しケーブル巻取り用プーリを回転可能に、これに隣接
して戻りばねにて付勢される伝達用プレートを固定して
軸支するとともに、これらを常時は反巻取り方向に付勢
した状態で所定角度範囲内で回転変位可能に組合わせ、
かつこれら巻取り用プーリと伝達用プレートとが、ケー
ブル、戻りばねの失陥時に、失陥検出促進ばねの付勢力
で相対的に回転変位したときにこれを感知して軸線方向
に可動し失陥検出用スイッチを選択的にオン・オフさせ
る可動部材を、ケーブル・戻りばね失陥検出手段として
設けてなるものが用いられていた。
ル・戻りばね失陥検出手段として、フィードバック軸に
対しケーブル巻取り用プーリを回転可能に、これに隣接
して戻りばねにて付勢される伝達用プレートを固定して
軸支するとともに、これらを常時は反巻取り方向に付勢
した状態で所定角度範囲内で回転変位可能に組合わせ、
かつこれら巻取り用プーリと伝達用プレートとが、ケー
ブル、戻りばねの失陥時に、失陥検出促進ばねの付勢力
で相対的に回転変位したときにこれを感知して軸線方向
に可動し失陥検出用スイッチを選択的にオン・オフさせ
る可動部材を、ケーブル・戻りばね失陥検出手段として
設けてなるものが用いられていた。
【0007】このような構成によれば、後輪の転舵制御
を行なう制御バルブに対し後輪側舵取りリンク機構の動
きを、フィードバックケーブルにてケーブル巻取り機構
に伝え、制御バルブ側での所要のバルブ動作を得て後輪
の所要の転舵制御を行なえるとともに、ケーブルまたは
その巻取り用プーリを付勢する戻りばねが失陥したとき
には、巻取り用プーリと伝達用プレートとの間で失陥検
出促進ばねの付勢力で相対的な回転変位が生じ、これに
よりケーブル・戻りばね失陥検出手段としての可動部材
が軸線方向に可動し、ケーブル・戻りばね失陥検出用ス
イッチがオフし、失陥信号が送出されて後輪転舵系を不
転舵状態とし得るものであった。
を行なう制御バルブに対し後輪側舵取りリンク機構の動
きを、フィードバックケーブルにてケーブル巻取り機構
に伝え、制御バルブ側での所要のバルブ動作を得て後輪
の所要の転舵制御を行なえるとともに、ケーブルまたは
その巻取り用プーリを付勢する戻りばねが失陥したとき
には、巻取り用プーリと伝達用プレートとの間で失陥検
出促進ばねの付勢力で相対的な回転変位が生じ、これに
よりケーブル・戻りばね失陥検出手段としての可動部材
が軸線方向に可動し、ケーブル・戻りばね失陥検出用ス
イッチがオフし、失陥信号が送出されて後輪転舵系を不
転舵状態とし得るものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成による従来の後輪転舵装置によっても、実用化に
あたってはまだまだ解決すべき問題を持つものであっ
た。
た構成による従来の後輪転舵装置によっても、実用化に
あたってはまだまだ解決すべき問題を持つものであっ
た。
【0009】たとえば上述した従来装置では、フィード
バックケーブルの巻取り機構を構成する巻取り用プーリ
と同軸上で軸線方向に摺動自在に軸支した可動部材から
失陥検出ピンを突設し、このピンを、プーリを貫通させ
て常時は伝達用プレートの端面に当接させて軸線方向へ
の動きを係止し、この状態で前記失陥検出用スイッチを
オン状態に保つとともに、ケーブルまたは戻りばね等に
失陥が生じ、伝達用プレートに対しプーリおよび可動部
材が相対的に回動することで、前記伝達用プレートの端
面上での失陥検出ピンの当接位置が変化することを利用
し、その変位位置にピンよりも大径な係合孔を穿設し、
かつその係合孔内にピンを係入させることにより、可動
部材の軸線方向での動きを得て、スイッチをオフ状態と
し、ケーブル・戻りばねの失陥検出を行なうような構成
となっていた。
バックケーブルの巻取り機構を構成する巻取り用プーリ
と同軸上で軸線方向に摺動自在に軸支した可動部材から
失陥検出ピンを突設し、このピンを、プーリを貫通させ
て常時は伝達用プレートの端面に当接させて軸線方向へ
の動きを係止し、この状態で前記失陥検出用スイッチを
オン状態に保つとともに、ケーブルまたは戻りばね等に
失陥が生じ、伝達用プレートに対しプーリおよび可動部
材が相対的に回動することで、前記伝達用プレートの端
面上での失陥検出ピンの当接位置が変化することを利用
し、その変位位置にピンよりも大径な係合孔を穿設し、
かつその係合孔内にピンを係入させることにより、可動
部材の軸線方向での動きを得て、スイッチをオフ状態と
し、ケーブル・戻りばねの失陥検出を行なうような構成
となっていた。
【0010】そして、このようなスイッチのオフによ
り、後輪転舵制御用油圧回路途中に設けたバイパスバル
ブを開動作させ、この後輪転舵系を不作動状態として、
後輪を不転舵状態とし、前輪のみの2WS状態とするよ
うに構造であった。
り、後輪転舵制御用油圧回路途中に設けたバイパスバル
ブを開動作させ、この後輪転舵系を不作動状態として、
後輪を不転舵状態とし、前輪のみの2WS状態とするよ
うに構造であった。
【0011】しかしながら、上述したような従来のケー
ブル・戻りばね失陥検出手段によれば、急操舵時や急な
切り返しを行なったときに、後輪転舵用パワーシリンダ
に遅れが生じている間、フィードバックケーブルに張力
がなくなり、巻取り用プーリと伝達用プレートとは、ケ
ーブルおよび戻りばねに異常がなくても、相対的な回転
変位を生じ、その結果失陥検出ピンが係合孔内に係入
し、2WSの状態となるとともに、この状態は、ケーブ
ルを元の緊張状態としても維持され、4WS状態には復
帰できないという問題があった。
ブル・戻りばね失陥検出手段によれば、急操舵時や急な
切り返しを行なったときに、後輪転舵用パワーシリンダ
に遅れが生じている間、フィードバックケーブルに張力
がなくなり、巻取り用プーリと伝達用プレートとは、ケ
ーブルおよび戻りばねに異常がなくても、相対的な回転
変位を生じ、その結果失陥検出ピンが係合孔内に係入
し、2WSの状態となるとともに、この状態は、ケーブ
ルを元の緊張状態としても維持され、4WS状態には復
帰できないという問題があった。
【0012】すなわち、伝達用プレートの失陥検出ピン
が、伝達用プレート側の係合孔内に係入されると、これ
らのフィードバックケーブル巻取り機構やケーブル・戻
りばね失陥検出手段を、一旦分解して組立てし直さない
と、スイッチはオフ状態を維持し、オン状態に復帰させ
ることができず、結果としてこのケーブル・戻りばね失
陥検出手段での検出精度や信頼性を確保できないもので
あり、このような問題を解決し得る何らかの対策を講じ
ることが望まれている。
が、伝達用プレート側の係合孔内に係入されると、これ
らのフィードバックケーブル巻取り機構やケーブル・戻
りばね失陥検出手段を、一旦分解して組立てし直さない
と、スイッチはオフ状態を維持し、オン状態に復帰させ
ることができず、結果としてこのケーブル・戻りばね失
陥検出手段での検出精度や信頼性を確保できないもので
あり、このような問題を解決し得る何らかの対策を講じ
ることが望まれている。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、急操舵時や急な切り返しによって、後輪転
舵用パワーシリンダ側での動作遅れから、フィードバッ
クケーブルに張力が瞬間的になくなっても、ケーブル、
戻りばねに異常がなく、時間遅れをもって作動されるパ
ワーシリンダ側での動きに応動して、ケーブルに張力が
与えられることにより、正常の4WS状態に復帰するこ
とが可能となる四輪操舵車の後輪転舵装置を得ることを
目的としている。
ものであり、急操舵時や急な切り返しによって、後輪転
舵用パワーシリンダ側での動作遅れから、フィードバッ
クケーブルに張力が瞬間的になくなっても、ケーブル、
戻りばねに異常がなく、時間遅れをもって作動されるパ
ワーシリンダ側での動きに応動して、ケーブルに張力が
与えられることにより、正常の4WS状態に復帰するこ
とが可能となる四輪操舵車の後輪転舵装置を得ることを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置は、前輪
の転舵に連動して後輪を転舵制御する回転式の後輪転舵
用制御バルブと、その出力軸と同軸上に配置されるフィ
ードバック軸上に軸支される巻取り用プーリと後輪側舵
取りリンク機構の動きをフィードバックするフィードバ
ックケーブルとこのケーブルの巻取り方向に巻取りプー
リを付勢する戻りばねからなるケーブル巻取り機構と、
その動きに連動して作動されケーブル、戻りばねの失陥
信号を送出するケーブル・戻りばね失陥検出手段を備
え、このケーブル・戻りばね失陥検出手段を、フィード
バック軸上に回転可能に軸支されるケーブル巻取り用プ
ーリと、これに隣接して戻りばねにて付勢された状態で
固定して軸支されかつ巻取り用プーリに対し常時は失陥
検出促進ばねにより反巻取り方向に付勢された状態で所
定角度範囲で回転変位可能に組合わせられる伝達用プレ
ートと、これらのプーリとプレートとが、ケーブル、戻
りばねの失陥時に、前記失陥検出促進ばねの付勢力で相
対的に回転変位したときにこれを感知して軸線方向に可
動され失陥検出用スイッチを選択的にオン・オフさせる
可動部材とから構成し、かつこの可動部材側に突設した
失陥検出用突起の先端が当接するプーリ、プレートのい
ずれかの端面に、失陥検出用突起と係合し戻りばねによ
るケーブル巻取りプーリに対する巻取り方向の伝達トル
クが失陥検出促進ばねによるトルクを下回っている失陥
発生状態でのプーリ、プレート間の相対的な回転変位状
態から、前記巻取り方向の伝達トルクが回復してこれら
両者間での相対的な回転変位状態が正常位相に復帰しよ
うとする時に、その復帰トルクによって失陥検出用突起
を軸線方向に押し戻す作用を担う斜面状の係合カム部を
突設したものである。
ために本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置は、前輪
の転舵に連動して後輪を転舵制御する回転式の後輪転舵
用制御バルブと、その出力軸と同軸上に配置されるフィ
ードバック軸上に軸支される巻取り用プーリと後輪側舵
取りリンク機構の動きをフィードバックするフィードバ
ックケーブルとこのケーブルの巻取り方向に巻取りプー
リを付勢する戻りばねからなるケーブル巻取り機構と、
その動きに連動して作動されケーブル、戻りばねの失陥
信号を送出するケーブル・戻りばね失陥検出手段を備
え、このケーブル・戻りばね失陥検出手段を、フィード
バック軸上に回転可能に軸支されるケーブル巻取り用プ
ーリと、これに隣接して戻りばねにて付勢された状態で
固定して軸支されかつ巻取り用プーリに対し常時は失陥
検出促進ばねにより反巻取り方向に付勢された状態で所
定角度範囲で回転変位可能に組合わせられる伝達用プレ
ートと、これらのプーリとプレートとが、ケーブル、戻
りばねの失陥時に、前記失陥検出促進ばねの付勢力で相
対的に回転変位したときにこれを感知して軸線方向に可
動され失陥検出用スイッチを選択的にオン・オフさせる
可動部材とから構成し、かつこの可動部材側に突設した
失陥検出用突起の先端が当接するプーリ、プレートのい
ずれかの端面に、失陥検出用突起と係合し戻りばねによ
るケーブル巻取りプーリに対する巻取り方向の伝達トル
クが失陥検出促進ばねによるトルクを下回っている失陥
発生状態でのプーリ、プレート間の相対的な回転変位状
態から、前記巻取り方向の伝達トルクが回復してこれら
両者間での相対的な回転変位状態が正常位相に復帰しよ
うとする時に、その復帰トルクによって失陥検出用突起
を軸線方向に押し戻す作用を担う斜面状の係合カム部を
突設したものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、後輪の転舵制御を行う制御バ
ルブに対し後輪側舵取りリンク機構の動きを、フィード
バックケーブルにてケーブル巻取り機構に伝え、制御バ
ルブ側での所要のバルブ動作を得るとともに、ケーブル
またはその巻取り用プーリを付勢する戻りばねが失陥し
たときには、巻取り用プーリと伝達用プレートとの間で
失陥検出促進ばねの付勢力で相対的な回転変位が生じた
ことを、可動部材側の失陥検出用突起のプーリ、プレー
トのいずれか一方の端面に突設した斜面状係合カム部先
端への当接から端面への当接による可動部材の軸線方向
の動きで検出し、これによりケーブル・戻りばね失陥検
出用スイッチをオフし、失陥信号が送出されて後輪転舵
系を不転舵状態とし得るものである。
ルブに対し後輪側舵取りリンク機構の動きを、フィード
バックケーブルにてケーブル巻取り機構に伝え、制御バ
ルブ側での所要のバルブ動作を得るとともに、ケーブル
またはその巻取り用プーリを付勢する戻りばねが失陥し
たときには、巻取り用プーリと伝達用プレートとの間で
失陥検出促進ばねの付勢力で相対的な回転変位が生じた
ことを、可動部材側の失陥検出用突起のプーリ、プレー
トのいずれか一方の端面に突設した斜面状係合カム部先
端への当接から端面への当接による可動部材の軸線方向
の動きで検出し、これによりケーブル・戻りばね失陥検
出用スイッチをオフし、失陥信号が送出されて後輪転舵
系を不転舵状態とし得るものである。
【0016】また、本発明によれば、急操舵時や急な切
り返し時に後輪転舵用パワーシリンダに生じる遅れによ
って、ケーブルに一時的に生じる張力のない状態では、
前記失陥検出用突起は、斜面状係合カム部の先端からプ
ーリまたはプレートの端面に当接するが、ケーブル、戻
りばねに異常がないと、戻りばねのトルクにより、ケー
ブルに張力が与えられることにより、失陥検出用突起
が、斜面状係合カム部に乗り上げ、後輪転舵系が転舵可
能な4WS状態である正常状態に復帰する。
り返し時に後輪転舵用パワーシリンダに生じる遅れによ
って、ケーブルに一時的に生じる張力のない状態では、
前記失陥検出用突起は、斜面状係合カム部の先端からプ
ーリまたはプレートの端面に当接するが、ケーブル、戻
りばねに異常がないと、戻りばねのトルクにより、ケー
ブルに張力が与えられることにより、失陥検出用突起
が、斜面状係合カム部に乗り上げ、後輪転舵系が転舵可
能な4WS状態である正常状態に復帰する。
【0017】
【実施例】図1ないし図5は本発明に係る四輪操舵車の
後輪転舵装置の一実施例を示し、本実施例では図5に示
したように前、後輪転舵用舵取リンク機構(後輪側のみ
を符号1で示し前輪側は図示を省略している)をそれぞ
れ油圧式パワーシリンダ2,3による独立駆動形式と
し、かつ前輪側の転舵変位情報のみを油圧信号として後
輪転舵駆動系に伝達させるとともに、後輪側の転舵変位
(切れ角;パワーシリンダ3のロッド移動量)をフィー
ドバックケーブル4で制御系(後述する後輪転舵用制御
バルブ11)にフィードバックする信号系5を装備して
なる構成による後輪転舵装置10について説明する。
後輪転舵装置の一実施例を示し、本実施例では図5に示
したように前、後輪転舵用舵取リンク機構(後輪側のみ
を符号1で示し前輪側は図示を省略している)をそれぞ
れ油圧式パワーシリンダ2,3による独立駆動形式と
し、かつ前輪側の転舵変位情報のみを油圧信号として後
輪転舵駆動系に伝達させるとともに、後輪側の転舵変位
(切れ角;パワーシリンダ3のロッド移動量)をフィー
ドバックケーブル4で制御系(後述する後輪転舵用制御
バルブ11)にフィードバックする信号系5を装備して
なる構成による後輪転舵装置10について説明する。
【0018】ここで、図5中符号6,7は前、後輪側パ
ワーシリンダ2,3に圧油を供給するためのオイルポン
プ、8はオイルタンクで、前輪側ポンプ6からの圧油は
油圧配管6aで前輪側パワーシリンダ2に導かれ戻り配
管6bでオイルタンク8に還流されるという周知の前輪
側動力舵取装置が構成される。また、9は車載バッテリ
であり、さらにこの図5中油圧配管は二重線で、電気配
線は一本の実線で示している。なお、オイルポンプ6,
7としては、図示しない自動車エンジンで同時に駆動さ
れる二連式ポンプである場合を例示したが、本発明はこ
れに限定されず、前、後輪を独立した油圧系で構成する
ものでもよい。
ワーシリンダ2,3に圧油を供給するためのオイルポン
プ、8はオイルタンクで、前輪側ポンプ6からの圧油は
油圧配管6aで前輪側パワーシリンダ2に導かれ戻り配
管6bでオイルタンク8に還流されるという周知の前輪
側動力舵取装置が構成される。また、9は車載バッテリ
であり、さらにこの図5中油圧配管は二重線で、電気配
線は一本の実線で示している。なお、オイルポンプ6,
7としては、図示しない自動車エンジンで同時に駆動さ
れる二連式ポンプである場合を例示したが、本発明はこ
れに限定されず、前、後輪を独立した油圧系で構成する
ものでもよい。
【0019】この後輪転舵装置10は、舵取り操作に伴
なう前輪側での転舵変位情報を後輪側を転舵制御するた
めの後輪転舵用制御バルブ機構部11と、この機構部1
1に所要の遊び(不感帯)をもって選択的に伝達する後
輪転舵用変位伝達制御手段として、舵取りハンドルが中
立位置から一定角度以内で操舵されている間は回転伝達
を行わず、それ以上操舵されたときに所定の特性をもっ
て回転変位を送出するように構成された不感帯リンク機
構等による変位伝達制御機構12とを備えている場合を
説明する。
なう前輪側での転舵変位情報を後輪側を転舵制御するた
めの後輪転舵用制御バルブ機構部11と、この機構部1
1に所要の遊び(不感帯)をもって選択的に伝達する後
輪転舵用変位伝達制御手段として、舵取りハンドルが中
立位置から一定角度以内で操舵されている間は回転伝達
を行わず、それ以上操舵されたときに所定の特性をもっ
て回転変位を送出するように構成された不感帯リンク機
構等による変位伝達制御機構12とを備えている場合を
説明する。
【0020】ここで、この変位伝達制御機構12には、
舵取りハンドルの操舵方向および操舵状態を検出するた
めの操舵検出スイッチSW1,SW2が付設され、かつ
これらのスイッチSW1,SW2のオン・オフにより操
舵方向表示ランプ13a,13bが点灯することで、運
転席等で前、後輪の操舵方向表示を行なえるようになっ
ている。なお、これらの操舵検出スイッチSW1,SW
2は、ハンドル操作角が直進状態(中立位置)から約 3
00度以内でオフし、それ以上操舵されたときにそれぞれ
がオンするように構成されている。
舵取りハンドルの操舵方向および操舵状態を検出するた
めの操舵検出スイッチSW1,SW2が付設され、かつ
これらのスイッチSW1,SW2のオン・オフにより操
舵方向表示ランプ13a,13bが点灯することで、運
転席等で前、後輪の操舵方向表示を行なえるようになっ
ている。なお、これらの操舵検出スイッチSW1,SW
2は、ハンドル操作角が直進状態(中立位置)から約 3
00度以内でオフし、それ以上操舵されたときにそれぞれ
がオンするように構成されている。
【0021】また、図5に示したバッテリ9から本発明
を特徴づける後輪転舵装置10に至る電気回路におい
て、符号14は運転者が走行中に異常を感じた時に後輪
転舵装置10を手動にて強制的にオフし前輪のみの2W
S状態とするためのエマージェンシースイッチ、15は
後述するケーブル・戻りばね失陥検出手段としての検出
スイッチ、16は後輪転舵用舵取りリンク機構1を構成
するパワーシリンダ3側に付設され後輪の中立位置をオ
フ信号として検出する中立位置検出スイッチ、17は後
述する負作動型クラッチ機構への通電電流制御を行なう
ためのノーマルクローズタイプのリレースイッチであ
る。
を特徴づける後輪転舵装置10に至る電気回路におい
て、符号14は運転者が走行中に異常を感じた時に後輪
転舵装置10を手動にて強制的にオフし前輪のみの2W
S状態とするためのエマージェンシースイッチ、15は
後述するケーブル・戻りばね失陥検出手段としての検出
スイッチ、16は後輪転舵用舵取りリンク機構1を構成
するパワーシリンダ3側に付設され後輪の中立位置をオ
フ信号として検出する中立位置検出スイッチ、17は後
述する負作動型クラッチ機構への通電電流制御を行なう
ためのノーマルクローズタイプのリレースイッチであ
る。
【0022】さらに、18は後輪転舵用オイルポンプ7
からの油圧配管7aと後述する制御バルブからの戻り配
管7bとの間のバイパス路を開閉するノーマルオープン
タイプのバイパスバルブで、このバイパスバルブ18
は、バッテリ9からの通電によってソレノイドがオンす
ることでバイパス路を閉じるとともに、前記エマージェ
ンシースイッチ14やケーブル・戻りばね失陥検出用ス
イッチ15等がオフされて通電がなくなるとバイパス路
を開放し、後輪転舵を行なわない2WS状態となるよう
に構成されている。なお、本実施例では、図4等から明
らかなように、このバイパスバルブ18を、後輪転舵用
制御バルブ機構部11のハウジングボディ31Bの一部
に一体的に付設した場合を示すが、具体的な説明は省略
する。
からの油圧配管7aと後述する制御バルブからの戻り配
管7bとの間のバイパス路を開閉するノーマルオープン
タイプのバイパスバルブで、このバイパスバルブ18
は、バッテリ9からの通電によってソレノイドがオンす
ることでバイパス路を閉じるとともに、前記エマージェ
ンシースイッチ14やケーブル・戻りばね失陥検出用ス
イッチ15等がオフされて通電がなくなるとバイパス路
を開放し、後輪転舵を行なわない2WS状態となるよう
に構成されている。なお、本実施例では、図4等から明
らかなように、このバイパスバルブ18を、後輪転舵用
制御バルブ機構部11のハウジングボディ31Bの一部
に一体的に付設した場合を示すが、具体的な説明は省略
する。
【0023】ここで、上述した変位伝達制御手段から伝
達される回転変位によって後輪側を転舵制御するための
後輪転舵用制御バルブ機構部11は、図4等から明らか
なように、前記変位伝達制御機構12で得られた変位量
に応じて後輪側油圧源であるオイルポンプ7からの油圧
通路の切換え制御を行ない前記後輪転舵用パワーステア
リング3を作動させる回転式の後輪転舵用制御バルブ2
0と、この制御バルブ20に対し入、出力軸21,22
と同軸上に配置されるフィードバック軸23上に軸支さ
れて後輪側舵取りリンク機構1の動きをフィードバック
するフィードバック信号系5を構成するフィードバック
ケーブル4の巻取り用プーリ27とこの巻取りプーリ2
7をケーブル4の巻取り方向に付勢する戻りばね29か
らなるケーブル巻取り機構28を備えている。そして、
このケーブル巻取り機構28は、後輪転舵用制御バルブ
20と共に、ハウジングボディ(31A,31B;3
2)の内部に、収納して配設されている。
達される回転変位によって後輪側を転舵制御するための
後輪転舵用制御バルブ機構部11は、図4等から明らか
なように、前記変位伝達制御機構12で得られた変位量
に応じて後輪側油圧源であるオイルポンプ7からの油圧
通路の切換え制御を行ない前記後輪転舵用パワーステア
リング3を作動させる回転式の後輪転舵用制御バルブ2
0と、この制御バルブ20に対し入、出力軸21,22
と同軸上に配置されるフィードバック軸23上に軸支さ
れて後輪側舵取りリンク機構1の動きをフィードバック
するフィードバック信号系5を構成するフィードバック
ケーブル4の巻取り用プーリ27とこの巻取りプーリ2
7をケーブル4の巻取り方向に付勢する戻りばね29か
らなるケーブル巻取り機構28を備えている。そして、
このケーブル巻取り機構28は、後輪転舵用制御バルブ
20と共に、ハウジングボディ(31A,31B;3
2)の内部に、収納して配設されている。
【0024】さらに、本実施例では、制御バルブ20お
よびケーブル巻取り機構28を組込んだボディ内でこれ
らの機構部間に、制御バルブ20側の出力軸22とフィ
ードバック軸23との間に介在されこれら両軸22,2
3を相対的に回転変位可能な状態で連結することで舵取
り操作に対する後輪側での転舵遅れを吸収するための遅
れ吸収スプリング機構25と、この遅れ吸収スプリング
機構25と前記制御バルブ20との間に介在され両者を
選択的に連結する負作動型クラッチ機構26とが、共に
組み込まれて配設されている。
よびケーブル巻取り機構28を組込んだボディ内でこれ
らの機構部間に、制御バルブ20側の出力軸22とフィ
ードバック軸23との間に介在されこれら両軸22,2
3を相対的に回転変位可能な状態で連結することで舵取
り操作に対する後輪側での転舵遅れを吸収するための遅
れ吸収スプリング機構25と、この遅れ吸収スプリング
機構25と前記制御バルブ20との間に介在され両者を
選択的に連結する負作動型クラッチ機構26とが、共に
組み込まれて配設されている。
【0025】そして、前記ケーブル巻取り機構28の一
部には、前記戻りばね29やケーブル4のいずれかが失
陥したときに生じるケーブル巻取り機構28での動きに
連動して作動され失陥信号を送出するケーブル・戻りば
ね失陥検出手段30(以下に詳述する)が付設されてい
る。
部には、前記戻りばね29やケーブル4のいずれかが失
陥したときに生じるケーブル巻取り機構28での動きに
連動して作動され失陥信号を送出するケーブル・戻りば
ね失陥検出手段30(以下に詳述する)が付設されてい
る。
【0026】このような実施例構造によれば、後輪転舵
用制御バルブ20、負作動型クラッチ機構26、遅れ吸
収スプリング機構25、ケーブル巻取り機構28、ケー
ブル・戻りばね失陥検出手段30を、制御バルブ20の
入、出力軸21,22およびフィードバック軸23と同
一軸線上に並設してユニット化することで、装置全体の
構成の簡素化や変位伝達の確実化を図り、さらにこの機
構ユニットの組立性や車輌への組込み性等をも向上させ
ている。
用制御バルブ20、負作動型クラッチ機構26、遅れ吸
収スプリング機構25、ケーブル巻取り機構28、ケー
ブル・戻りばね失陥検出手段30を、制御バルブ20の
入、出力軸21,22およびフィードバック軸23と同
一軸線上に並設してユニット化することで、装置全体の
構成の簡素化や変位伝達の確実化を図り、さらにこの機
構ユニットの組立性や車輌への組込み性等をも向上させ
ている。
【0027】なお、本実施例での後輪転舵用制御バルブ
機構部11の概略は、本出願人が先に提案している特開
平4-260865号公報等に示されているものと略同様の構成
を持つものであるが、その一部の配列を変更したり、各
部に設けたベアリング等の部品の使用数を削減し、小型
化と低コスト化を図っているものである。
機構部11の概略は、本出願人が先に提案している特開
平4-260865号公報等に示されているものと略同様の構成
を持つものであるが、その一部の配列を変更したり、各
部に設けたベアリング等の部品の使用数を削減し、小型
化と低コスト化を図っているものである。
【0028】ここで、本実施例で例示したユニット化さ
れた後輪転舵用制御バルブ機構部11の概略は、図5に
示した通りである。図中31A,31Bはその間に筒状
部材32を介在させた状態でバルブ機構部11を構成す
るハウジングボディ、33はハウジングボディ31A側
の端部にボルト結合されたバルブ20を構成するロータ
34およびスリーブ35(出力軸22と一体)が内設さ
れるとともにポンプポート、タンクポート等に至る油圧
通路が形成されているバルブボディで、また上述した油
圧通路の一部はハウジングボディ31A側に形成されて
いる出力ポート38,39に選択的に接続されるように
構成されている。
れた後輪転舵用制御バルブ機構部11の概略は、図5に
示した通りである。図中31A,31Bはその間に筒状
部材32を介在させた状態でバルブ機構部11を構成す
るハウジングボディ、33はハウジングボディ31A側
の端部にボルト結合されたバルブ20を構成するロータ
34およびスリーブ35(出力軸22と一体)が内設さ
れるとともにポンプポート、タンクポート等に至る油圧
通路が形成されているバルブボディで、また上述した油
圧通路の一部はハウジングボディ31A側に形成されて
いる出力ポート38,39に選択的に接続されるように
構成されている。
【0029】また、図中Pはポンプ7、Tはタンク8、
C1,C2は後輪側のパワーシリンダ3の左、右室であ
る。さらに、図中40は入、出力軸21,22間を相対
的に回動変位可能に連結するトーションバーである。こ
のような制御バルブ20が、舵取り操作に応じて変位伝
達制御機構12からの回転変位により所要の状態に切換
え作動されることで、後輪転舵用パワーシリンダ3によ
る後輪転舵制御を所要の状態で行なえる。
C1,C2は後輪側のパワーシリンダ3の左、右室であ
る。さらに、図中40は入、出力軸21,22間を相対
的に回動変位可能に連結するトーションバーである。こ
のような制御バルブ20が、舵取り操作に応じて変位伝
達制御機構12からの回転変位により所要の状態に切換
え作動されることで、後輪転舵用パワーシリンダ3によ
る後輪転舵制御を所要の状態で行なえる。
【0030】一方、ハウジングボディ31B内でフィー
ドバック軸23上には、図1、図2および図4等から明
らかなように、前述したように後輪側の転舵状態をフィ
ードバックするためのフィードバックケーブル4の一端
が連結されてケーブル4を巻取り可能な状態とするケー
ブル巻取り機構28を構成する巻取り用プーリ27が、
回転可能な状態で軸支され、かつこのプーリ27と回転
方向において連結可能なフィードバック伝達用プレート
41が、プーリ27に隣接してフィードバック軸23上
に固定されている。
ドバック軸23上には、図1、図2および図4等から明
らかなように、前述したように後輪側の転舵状態をフィ
ードバックするためのフィードバックケーブル4の一端
が連結されてケーブル4を巻取り可能な状態とするケー
ブル巻取り機構28を構成する巻取り用プーリ27が、
回転可能な状態で軸支され、かつこのプーリ27と回転
方向において連結可能なフィードバック伝達用プレート
41が、プーリ27に隣接してフィードバック軸23上
に固定されている。
【0031】そして、この伝達用プレート41は、戻り
ばね29によりプーリ27に対してのケーブル巻取り方
向に付勢されている。また、この伝達用プレート41
は、図1に示すように、周方向の二ヶ所に形成された円
弧状の切欠き溝41a,41aを有し、この切欠き溝4
1a,41a内に前記巻取り用プーリ27から軸線方向
に突設されている係合ピン42,42を係入させること
で、伝達プレート41とプーリ27との間での左右方向
の回転伝達を行えるように構成され、かつフィードバッ
ク軸23上で戻りばね29により付勢される伝達用プレ
ート41を介して巻取り用プーリ27に、ケーブル4に
常に張力を与える方向に付勢力を作用させ、ケーブル4
のたるみをなくすように構成されている。
ばね29によりプーリ27に対してのケーブル巻取り方
向に付勢されている。また、この伝達用プレート41
は、図1に示すように、周方向の二ヶ所に形成された円
弧状の切欠き溝41a,41aを有し、この切欠き溝4
1a,41a内に前記巻取り用プーリ27から軸線方向
に突設されている係合ピン42,42を係入させること
で、伝達プレート41とプーリ27との間での左右方向
の回転伝達を行えるように構成され、かつフィードバッ
ク軸23上で戻りばね29により付勢される伝達用プレ
ート41を介して巻取り用プーリ27に、ケーブル4に
常に張力を与える方向に付勢力を作用させ、ケーブル4
のたるみをなくすように構成されている。
【0032】また、この巻取り用プーリ27と伝達用プ
レート41とは、その内部に掛け渡して設けられたケー
ブル4または戻りばね29の失陥検出促進ばね43で失
陥時にプーリ28とプレート41との間にこのばね43
により相対的な回動変位を生じ、これら間での係合手段
である係合ピン42が切欠き溝41a内でケーブル4の
巻取り方向とは反対側に移動するようになっている。な
お、このばね43は、前記戻りばね29よりも弱い付勢
力をもつように構成されている。
レート41とは、その内部に掛け渡して設けられたケー
ブル4または戻りばね29の失陥検出促進ばね43で失
陥時にプーリ28とプレート41との間にこのばね43
により相対的な回動変位を生じ、これら間での係合手段
である係合ピン42が切欠き溝41a内でケーブル4の
巻取り方向とは反対側に移動するようになっている。な
お、このばね43は、前記戻りばね29よりも弱い付勢
力をもつように構成されている。
【0033】このようなフィードバックケーブル4の巻
取り機構28によれば、制御バルブ20と共にハウジン
グボディ内に内設されて外部に露呈しない状態であるた
め、車輌走行時等での小石等の衝突や水、泥水等の冠水
による腐食などといった外部環境による悪影響から保護
し、フィードバック信号系5や制御バルブ20による所
要の後輪転舵制御動作を確保し得る。なお、フィードバ
ック信号系5やケーブル巻取り機構28の構成等は、本
出願人が先に提案している特開平4-260865号公報、特開
平4-260868号公報等に示した通りで、詳細な説明は省略
する。
取り機構28によれば、制御バルブ20と共にハウジン
グボディ内に内設されて外部に露呈しない状態であるた
め、車輌走行時等での小石等の衝突や水、泥水等の冠水
による腐食などといった外部環境による悪影響から保護
し、フィードバック信号系5や制御バルブ20による所
要の後輪転舵制御動作を確保し得る。なお、フィードバ
ック信号系5やケーブル巻取り機構28の構成等は、本
出願人が先に提案している特開平4-260865号公報、特開
平4-260868号公報等に示した通りで、詳細な説明は省略
する。
【0034】ここで、上述した巻取り用プーリ27は、
図3、図4等から明らかなように、伝達用プレート41
と反対側にフランジ部44を有する筒状体45からな
り、この筒状体45の他端には、前記係合ピン42と円
弧状切欠き溝41aとで相対的に回転可能な状態で、伝
達用プレート41が配設されている。そして、プーリ2
7の筒状体45外周部の一部に凹設して形成された円弧
溝45aとこれに連続してフランジ部44に穿設された
円孔44aに、ケーブル4先端の連結端となる係止ロッ
ド部4aを差し込んで係止させ、この状態で伝達用プレ
ート41と組合わせることにより、ケーブル4の連結端
をプーリ27側に連結固定するようになっている。
図3、図4等から明らかなように、伝達用プレート41
と反対側にフランジ部44を有する筒状体45からな
り、この筒状体45の他端には、前記係合ピン42と円
弧状切欠き溝41aとで相対的に回転可能な状態で、伝
達用プレート41が配設されている。そして、プーリ2
7の筒状体45外周部の一部に凹設して形成された円弧
溝45aとこれに連続してフランジ部44に穿設された
円孔44aに、ケーブル4先端の連結端となる係止ロッ
ド部4aを差し込んで係止させ、この状態で伝達用プレ
ート41と組合わせることにより、ケーブル4の連結端
をプーリ27側に連結固定するようになっている。
【0035】また、図1や図2において48はプーリ2
7の回転方向の位置を、この制御バルブ機構部11の組
立時において制御バルブ20等との相対的な位置関係を
保って一時的に係止するための仮止めピンである。これ
は組立時は勿論、ケーブル4が外れたり、緩み等で中立
位置にずれを生じたときの再調整時に用いられる。
7の回転方向の位置を、この制御バルブ機構部11の組
立時において制御バルブ20等との相対的な位置関係を
保って一時的に係止するための仮止めピンである。これ
は組立時は勿論、ケーブル4が外れたり、緩み等で中立
位置にずれを生じたときの再調整時に用いられる。
【0036】さて、上述したフィードバック軸23上で
ケーブル巻取り機構部28の側方には、図1および図2
から明らかなように、プーリ27側に向って軸線方向に
移動可能な状態で回動自在に保持される可動部材50が
設けられ、この可動部材50の他端が前記ケーブル・戻
りばね失陥検出用スイッチ15に選択的に接触する接触
子51として構成され、これによりケーブル・戻りばね
失陥検出手段30が構成されている。
ケーブル巻取り機構部28の側方には、図1および図2
から明らかなように、プーリ27側に向って軸線方向に
移動可能な状態で回動自在に保持される可動部材50が
設けられ、この可動部材50の他端が前記ケーブル・戻
りばね失陥検出用スイッチ15に選択的に接触する接触
子51として構成され、これによりケーブル・戻りばね
失陥検出手段30が構成されている。
【0037】そして、このようなケーブル・戻りばね失
陥検出手段30において、前記可動部材側に失陥検出用
突起としての失陥検出ピン52を、図1ないし図3から
明らかなように、プーリ27側に向って突設し、このピ
ン52の先端をプレート41の透孔41bを貫通して配
置するとともに、この失陥検出ピン52の先端が当接す
る巻取り用プーリ27、伝達用プレート41のいずれか
(この実施例ではプーリ27)の端面に、失陥検出ピン
52と係合し戻りばね29によるケーブル巻取り用プー
リ27に対する巻取り方向の伝達トルクが前記失陥検出
促進ばね43によるトルクを下回っている失陥発生状態
でのプーリ27、プレート41間の相対的な回転変位状
態から、前記巻取り方向の伝達トルクが回復してこれら
両者間での相対的な回転変位状態が正常位相に復帰しよ
うとする時に、その復帰トルクによって前記失陥検出ピ
ン52を軸線方向に押し戻す作用を担う斜面状(この実
施例では略円錐台状)の係合カム部53aを突設したこ
とを特徴としている。
陥検出手段30において、前記可動部材側に失陥検出用
突起としての失陥検出ピン52を、図1ないし図3から
明らかなように、プーリ27側に向って突設し、このピ
ン52の先端をプレート41の透孔41bを貫通して配
置するとともに、この失陥検出ピン52の先端が当接す
る巻取り用プーリ27、伝達用プレート41のいずれか
(この実施例ではプーリ27)の端面に、失陥検出ピン
52と係合し戻りばね29によるケーブル巻取り用プー
リ27に対する巻取り方向の伝達トルクが前記失陥検出
促進ばね43によるトルクを下回っている失陥発生状態
でのプーリ27、プレート41間の相対的な回転変位状
態から、前記巻取り方向の伝達トルクが回復してこれら
両者間での相対的な回転変位状態が正常位相に復帰しよ
うとする時に、その復帰トルクによって前記失陥検出ピ
ン52を軸線方向に押し戻す作用を担う斜面状(この実
施例では略円錐台状)の係合カム部53aを突設したこ
とを特徴としている。
【0038】ここで、この実施例では、図3から明らか
なように、先端部が略円錐台状の係合カム部53aとし
て形成されている係合ピン体53を、プーリ27の筒状
体45にその端面から圧入して設けた場合を示してい
る。しかし、これに限定されず、要はプーリ27の筒状
体45の端面に、略円錐台状を呈する係合カム部53a
が、突設して形成されておればよい。
なように、先端部が略円錐台状の係合カム部53aとし
て形成されている係合ピン体53を、プーリ27の筒状
体45にその端面から圧入して設けた場合を示してい
る。しかし、これに限定されず、要はプーリ27の筒状
体45の端面に、略円錐台状を呈する係合カム部53a
が、突設して形成されておればよい。
【0039】すなわち、この係合ピン体53の円錐台状
係合カム部53aは、失陥検出ピン52の先端が当接し
た状態では、可動部材50を所定位置に保持し、スイッ
チ15をオン状態に保つとともに、ケーブル4または戻
りばね29等に失陥が生じ、伝達用プレート41に対し
プーリ27および可動部材50が相対的に回動すると、
前記伝達用プレート41の端面上での失陥検出ピン52
の当接位置が変化すると、失陥検出ピン52の先端が、
スイッチ15に内蔵されているばね力によって軸線方向
に移動してプーリ27の筒状体45の端面に直接当接
し、このとき可動部材50さらに接触子51が軸線方向
に移動することでスイッチ15がオフ状態となり、ケー
ブル・戻りばね失陥検出を行ない、前記バイパスバルブ
18を開動作させる。なお、戻りばね29のばね力は、
ケーブル4での張力に等しく設定され、失陥検出促進ば
ね43のばね力は戻りばね29のばね力よりも小さく設
定される。
係合カム部53aは、失陥検出ピン52の先端が当接し
た状態では、可動部材50を所定位置に保持し、スイッ
チ15をオン状態に保つとともに、ケーブル4または戻
りばね29等に失陥が生じ、伝達用プレート41に対し
プーリ27および可動部材50が相対的に回動すると、
前記伝達用プレート41の端面上での失陥検出ピン52
の当接位置が変化すると、失陥検出ピン52の先端が、
スイッチ15に内蔵されているばね力によって軸線方向
に移動してプーリ27の筒状体45の端面に直接当接
し、このとき可動部材50さらに接触子51が軸線方向
に移動することでスイッチ15がオフ状態となり、ケー
ブル・戻りばね失陥検出を行ない、前記バイパスバルブ
18を開動作させる。なお、戻りばね29のばね力は、
ケーブル4での張力に等しく設定され、失陥検出促進ば
ね43のばね力は戻りばね29のばね力よりも小さく設
定される。
【0040】ここで、上述したようなケーブル4や戻り
ばね29の失陥時において、スイッチ15をオフとする
ために軸線方向で移動される可動部材50とその動きを
許容する係合手段として、本発明によれば、可動部材5
0に設けた失陥検出ピン52を、プーリ27側の筒状体
45の端面に突設した係合ピン体53の円錐台状の係合
カム部53aまたは筒状体45の端面に選択的に当接さ
せるように構成しているのは、ケーブル、戻りばね切断
等の失陥時は勿論、ケーブル4に生じる緩みによる疑似
的な失陥状態時にスイッチ15がオフした際に、これを
自己復帰させ得るようにするためである。すなわち、通
常状態に復帰させ、かつ各部材を所定の位置に回転させ
ると、失陥検出ピン52の先端は、筒状体45の端面か
ら自動的に円錐台状部分53a上に乗り上げ、初期状態
に自己復帰することになる。
ばね29の失陥時において、スイッチ15をオフとする
ために軸線方向で移動される可動部材50とその動きを
許容する係合手段として、本発明によれば、可動部材5
0に設けた失陥検出ピン52を、プーリ27側の筒状体
45の端面に突設した係合ピン体53の円錐台状の係合
カム部53aまたは筒状体45の端面に選択的に当接さ
せるように構成しているのは、ケーブル、戻りばね切断
等の失陥時は勿論、ケーブル4に生じる緩みによる疑似
的な失陥状態時にスイッチ15がオフした際に、これを
自己復帰させ得るようにするためである。すなわち、通
常状態に復帰させ、かつ各部材を所定の位置に回転させ
ると、失陥検出ピン52の先端は、筒状体45の端面か
ら自動的に円錐台状部分53a上に乗り上げ、初期状態
に自己復帰することになる。
【0041】上述したケーブル巻取り機構部28および
ケーブル・戻りばね失陥検出手段30によれば、伝達用
プレート41が図2において反時計方向に回転しようと
すると、係止ピン42,42と円弧状切欠き溝41a,
41aのいずれか一方が係合し、プーリ27に対しても
同方向への回転トルクが作用し、これによりケーブル4
に引っ張り力が働くため、後輪転舵用パワーシリンダ3
側に負荷として作用する。これにより制御バルブ20部
分でも相対的な回転変位が生じ、パワーシリンダ3側に
圧油が流れ、後軸側が移動し、ケーブル4も上述した引
っ張り方向に移動することから、プレート41、プーリ
27も一体となって図中反時計方向に回転する。
ケーブル・戻りばね失陥検出手段30によれば、伝達用
プレート41が図2において反時計方向に回転しようと
すると、係止ピン42,42と円弧状切欠き溝41a,
41aのいずれか一方が係合し、プーリ27に対しても
同方向への回転トルクが作用し、これによりケーブル4
に引っ張り力が働くため、後輪転舵用パワーシリンダ3
側に負荷として作用する。これにより制御バルブ20部
分でも相対的な回転変位が生じ、パワーシリンダ3側に
圧油が流れ、後軸側が移動し、ケーブル4も上述した引
っ張り方向に移動することから、プレート41、プーリ
27も一体となって図中反時計方向に回転する。
【0042】また、プレート41が図2中時計方向に回
転しようとすると、戻りばね29が負荷となり、制御バ
ルブ20部分に相対的な回転変位が生じ、パワーシリン
ダ3に圧油が導かれ、後軸が移動し、ケーブル4もプー
リ27からの繰り出し方向に動き、プーリ27、プレー
ト41が一体となって図中時計方向に回転する。
転しようとすると、戻りばね29が負荷となり、制御バ
ルブ20部分に相対的な回転変位が生じ、パワーシリン
ダ3に圧油が導かれ、後軸が移動し、ケーブル4もプー
リ27からの繰り出し方向に動き、プーリ27、プレー
ト41が一体となって図中時計方向に回転する。
【0043】さらに、このような通常状態でのケーブル
巻取り機構部28では、プーリ27、プレート41が一
体に回転するが、ケーブル4あるいは戻りばね29に失
陥状態が生じると、プーリ27とプレート41との間に
相対的な回転変位が生じる。すなわち、ケーブル4が失
陥すると、ケーブル4の張力が0となり、戻りばね29
のばね力によって、プレート41とプーリ27が回動す
るが、これと同時にプーリ27は、失陥検出促進ばね4
3でさらに回動することになり、係合ピン42の切欠き
溝41aの一方の側縁に対する係合状態が解除されるこ
とになる。つまり、プレート41とプーリ27との間で
相対変位が生じ、その結果前述した失陥検出ピン52と
係合カム部53aから筒状体45の端面への係合による
可動部材50の動きによって、失陥検出スイッチ15が
オフとなり、バイパスバルブ18への電気回路が遮断さ
れ、後輪転舵系が不動作状態となり、2WSとなる。
巻取り機構部28では、プーリ27、プレート41が一
体に回転するが、ケーブル4あるいは戻りばね29に失
陥状態が生じると、プーリ27とプレート41との間に
相対的な回転変位が生じる。すなわち、ケーブル4が失
陥すると、ケーブル4の張力が0となり、戻りばね29
のばね力によって、プレート41とプーリ27が回動す
るが、これと同時にプーリ27は、失陥検出促進ばね4
3でさらに回動することになり、係合ピン42の切欠き
溝41aの一方の側縁に対する係合状態が解除されるこ
とになる。つまり、プレート41とプーリ27との間で
相対変位が生じ、その結果前述した失陥検出ピン52と
係合カム部53aから筒状体45の端面への係合による
可動部材50の動きによって、失陥検出スイッチ15が
オフとなり、バイパスバルブ18への電気回路が遮断さ
れ、後輪転舵系が不動作状態となり、2WSとなる。
【0044】また、戻りばね29が失陥すると、ケーブ
ル4には張力はなくなる。そして、このときに、前記負
作動型クラッチ機構26がクラッチ継であると、以下の
ようになる。すなわち、戻りばね29が失陥した後、伝
達用プレート41が図2中時計回りに回転しようとする
と、戻りばね29の負荷がないために、制御バルブ20
部分には、相対的な回転変位は生ぜず、パワーシリンダ
3側に圧油が流れないため、パワーシリンダ3は作動し
ない。つまり、プーリ27も回転せず、プレート41と
プーリ27に相対的な回転変位が生じ、これにより失陥
検出スイッチ15によって失陥状態の検出が行なわれ、
2WSの状態となる。また、伝達用プレート41が図2
中反時計回りに回転しようとすると、ケーブル4に張力
が発生し、パワーシリンダ3側が負荷として作用し、失
陥状態は検出できないが、その後に伝達用プレート41
を時計回りに回転しようとすると、上述したと同じ作動
により、失陥状態が検出されて2WSの状態となる。一
方、負作動型クラッチ機構26がクラッチ断であると、
戻りばね29が失陥した後、プーリ27は、その位置に
とどまろうとするが、失陥検出促進ばね43のばね力
で、伝達用プレート41は図2中時計回りに回転し、相
対変位が生じて失陥状態を検出し、前述したと同様に2
WSの状態となる。
ル4には張力はなくなる。そして、このときに、前記負
作動型クラッチ機構26がクラッチ継であると、以下の
ようになる。すなわち、戻りばね29が失陥した後、伝
達用プレート41が図2中時計回りに回転しようとする
と、戻りばね29の負荷がないために、制御バルブ20
部分には、相対的な回転変位は生ぜず、パワーシリンダ
3側に圧油が流れないため、パワーシリンダ3は作動し
ない。つまり、プーリ27も回転せず、プレート41と
プーリ27に相対的な回転変位が生じ、これにより失陥
検出スイッチ15によって失陥状態の検出が行なわれ、
2WSの状態となる。また、伝達用プレート41が図2
中反時計回りに回転しようとすると、ケーブル4に張力
が発生し、パワーシリンダ3側が負荷として作用し、失
陥状態は検出できないが、その後に伝達用プレート41
を時計回りに回転しようとすると、上述したと同じ作動
により、失陥状態が検出されて2WSの状態となる。一
方、負作動型クラッチ機構26がクラッチ断であると、
戻りばね29が失陥した後、プーリ27は、その位置に
とどまろうとするが、失陥検出促進ばね43のばね力
で、伝達用プレート41は図2中時計回りに回転し、相
対変位が生じて失陥状態を検出し、前述したと同様に2
WSの状態となる。
【0045】さらに、上述した構成において、急操舵時
や急な切り返し時に後輪転舵用パワーシリンダ3に生じ
る遅れによって、ケーブル4に一時的に張力のない状態
が生じたときには、前記失陥検出ピン52は、前述した
失陥時と同様に円錐台状係合カム部53aの先端からプ
ーリ27(筒状体45)の端面に当接するが、ケーブル
4、戻りばね29に異常がないと、戻りばね29のトル
クにより、ケーブル4に張力が与えられることにより、
失陥検出ピン52が、斜面状係合カム部である円錐台状
係合カム部53aに再び乗り上げ、後輪転舵系が転舵可
能な4WS状態である正常状態に復帰することになる。
すなわち、巻取り用プーリ27、伝達用プレート41の
いずれかの端面に、失陥検出ピン52と係合し戻りばね
29によるプーリ27に対する巻取り方向の伝達トルク
が失陥検出促進ばね43によるトルクを下回っている失
陥発生状態でのプーリ27、プレート41間の相対的な
回転変位は、巻取り方向の伝達トルクが回復して両者間
での相対的な回転変位が正常位相に復帰しようとする時
に、その復帰トルクによって斜面状の係合カム部53a
が、失陥検出ピン52を軸線方向に押し戻すように作用
することで、後輪転舵系の正常状態への復帰が可能とな
るものである。
や急な切り返し時に後輪転舵用パワーシリンダ3に生じ
る遅れによって、ケーブル4に一時的に張力のない状態
が生じたときには、前記失陥検出ピン52は、前述した
失陥時と同様に円錐台状係合カム部53aの先端からプ
ーリ27(筒状体45)の端面に当接するが、ケーブル
4、戻りばね29に異常がないと、戻りばね29のトル
クにより、ケーブル4に張力が与えられることにより、
失陥検出ピン52が、斜面状係合カム部である円錐台状
係合カム部53aに再び乗り上げ、後輪転舵系が転舵可
能な4WS状態である正常状態に復帰することになる。
すなわち、巻取り用プーリ27、伝達用プレート41の
いずれかの端面に、失陥検出ピン52と係合し戻りばね
29によるプーリ27に対する巻取り方向の伝達トルク
が失陥検出促進ばね43によるトルクを下回っている失
陥発生状態でのプーリ27、プレート41間の相対的な
回転変位は、巻取り方向の伝達トルクが回復して両者間
での相対的な回転変位が正常位相に復帰しようとする時
に、その復帰トルクによって斜面状の係合カム部53a
が、失陥検出ピン52を軸線方向に押し戻すように作用
することで、後輪転舵系の正常状態への復帰が可能とな
るものである。
【0046】なお、本実施例では、ケーブル4のフィー
ドバックを行なう巻取り機構28と、これに併設されケ
ーブル・戻りばね失陥検出手段30を、制御バルブ機構
部11のユニット内に制御バルブ20と一体的に組み込
んで構成することにより、外部からの影響を受けないよ
うにし、しかもこれによるフィードバック信号系5を制
御バルブ20と関連付けることができ、この制御バルブ
20部分での動作制御を適切に行なえる。このような後
輪転舵状態の制御バルブ20へのフィードバックを行な
うケーブル4や戻りばね29の失陥状態の検出は、後輪
転舵系において、油圧回路をバイパスバルブ18にてバ
イパスし、後輪を不転舵状態にし、前輪のみの2WS状
態となるようにするうえで必要である。
ドバックを行なう巻取り機構28と、これに併設されケ
ーブル・戻りばね失陥検出手段30を、制御バルブ機構
部11のユニット内に制御バルブ20と一体的に組み込
んで構成することにより、外部からの影響を受けないよ
うにし、しかもこれによるフィードバック信号系5を制
御バルブ20と関連付けることができ、この制御バルブ
20部分での動作制御を適切に行なえる。このような後
輪転舵状態の制御バルブ20へのフィードバックを行な
うケーブル4や戻りばね29の失陥状態の検出は、後輪
転舵系において、油圧回路をバイパスバルブ18にてバ
イパスし、後輪を不転舵状態にし、前輪のみの2WS状
態となるようにするうえで必要である。
【0047】また、図2中90はフィードバックケーブ
ル4の巻取り機構28において後輪転舵用制御バルブ2
0の同軸上に配列されている巻取り用プーリ27と後輪
側舵取りリンク機構1の動きをフィードバックするフィ
ードバックケーブル4とこのケーブル4の巻取り方向に
巻取りプーリ27を付勢する戻りばね29からなるケー
ブル巻取り機構28を内設するハウジングボディ31
A,31B;32の外壁部でケーブル巻取り用プーリ2
7とこのプーリ27へのフィードバックケーブル4の連
結端(係止ロッド部4a)との連結部分を外部に露呈さ
せ得る部分に開口する作業窓、91はこの作業窓90を
常時は閉塞する開閉扉である。
ル4の巻取り機構28において後輪転舵用制御バルブ2
0の同軸上に配列されている巻取り用プーリ27と後輪
側舵取りリンク機構1の動きをフィードバックするフィ
ードバックケーブル4とこのケーブル4の巻取り方向に
巻取りプーリ27を付勢する戻りばね29からなるケー
ブル巻取り機構28を内設するハウジングボディ31
A,31B;32の外壁部でケーブル巻取り用プーリ2
7とこのプーリ27へのフィードバックケーブル4の連
結端(係止ロッド部4a)との連結部分を外部に露呈さ
せ得る部分に開口する作業窓、91はこの作業窓90を
常時は閉塞する開閉扉である。
【0048】このような構成によれば、巻取り用プーリ
27等を予め組込んで配設してなるハウジングボディ3
1Bにおいて、フィードバックケーブル4の取付け作業
時または交換作業時に、ボディ31Bの外壁部の一部を
構成する開閉扉91を開けて作業窓90を開口させるこ
とで、ケーブル4の連結端4aを、巻取り用プーリ27
の外周部に連結接続する作業が、きわめて簡単に行な
え、ケーブル4の取付け作業や交換作業の工数を削減
し、従来に比べてケーブル4の取付け、交換作業の作業
性を大幅に向上させ得る。図中92は開閉扉91の止め
ねじである。
27等を予め組込んで配設してなるハウジングボディ3
1Bにおいて、フィードバックケーブル4の取付け作業
時または交換作業時に、ボディ31Bの外壁部の一部を
構成する開閉扉91を開けて作業窓90を開口させるこ
とで、ケーブル4の連結端4aを、巻取り用プーリ27
の外周部に連結接続する作業が、きわめて簡単に行な
え、ケーブル4の取付け作業や交換作業の工数を削減
し、従来に比べてケーブル4の取付け、交換作業の作業
性を大幅に向上させ得る。図中92は開閉扉91の止め
ねじである。
【0049】これは、従来は巻取り用プーリ27がハウ
ジングボディ31Bの筒状部内に組込み配置され、これ
にケーブル4を連結接続するためには一旦ケーブル巻取
り機構28を分解した後に行なっていたのに対し、作業
窓90を利用することによりケーブル連結端4aのプー
リ27への着脱を簡単に行なえ、従来のような分解が不
要となることから、容易に理解されよう。たとえば車輌
の初期組付け時以外にあっても、ケーブル4の交換作業
は、ケーブル切断時は勿論、ケーブル4が極端に伸びた
場合にも必要であり、このようなケーブル4の再度の取
付け作業等を、車輌に搭載したままで行なうことが望ま
れており、本発明によれば、このような要請に応えるう
えで効果的である。
ジングボディ31Bの筒状部内に組込み配置され、これ
にケーブル4を連結接続するためには一旦ケーブル巻取
り機構28を分解した後に行なっていたのに対し、作業
窓90を利用することによりケーブル連結端4aのプー
リ27への着脱を簡単に行なえ、従来のような分解が不
要となることから、容易に理解されよう。たとえば車輌
の初期組付け時以外にあっても、ケーブル4の交換作業
は、ケーブル切断時は勿論、ケーブル4が極端に伸びた
場合にも必要であり、このようなケーブル4の再度の取
付け作業等を、車輌に搭載したままで行なうことが望ま
れており、本発明によれば、このような要請に応えるう
えで効果的である。
【0050】さらに、フィードバックケーブル4の巻取
り機構28をハウジングボディ31B内に内設している
ので、車輌走行時等での小石等の衝突や水、泥水等の冠
水による腐食といった外部環境による悪影響から保護
し、フィードバック信号系5や制御バルブ20による所
要の後輪転舵制御動作を確保することも可能である。こ
こで、上述したケーブル4の連結端4aは、図2、図3
から明らかなように、一端側に連結端4aを押圧保持す
る保持部93aを有しかつ他端がプーリ27の外周部に
ねじ94で着脱自在に連結される連結アーム93を用い
た場合を例示している。しかし、これに限定されず、種
々の連結固定手段を採用してもよいことは勿論である。
り機構28をハウジングボディ31B内に内設している
ので、車輌走行時等での小石等の衝突や水、泥水等の冠
水による腐食といった外部環境による悪影響から保護
し、フィードバック信号系5や制御バルブ20による所
要の後輪転舵制御動作を確保することも可能である。こ
こで、上述したケーブル4の連結端4aは、図2、図3
から明らかなように、一端側に連結端4aを押圧保持す
る保持部93aを有しかつ他端がプーリ27の外周部に
ねじ94で着脱自在に連結される連結アーム93を用い
た場合を例示している。しかし、これに限定されず、種
々の連結固定手段を採用してもよいことは勿論である。
【0051】また、制御バルブ機構部11において、フ
ィードバック軸23と制御バルブ20側の出力軸22と
の間に介在されている遅れ吸収スプリング機構25は、
図4から明らかなように、フィードバック軸23上に設
けられるフランジ状部材60と、フィードバック軸23
および出力軸22上に回転可能に設けられる外側スリー
ブ状部材61上にこれに対向して設けられる前記外側ス
リーブ状部材61と圧入等で一体的なフランジ状部材6
2との間でこれらを周方向において所定以上の荷重が作
用したときに、相対的に回転変位可能な状態で連結する
コイルスプリング63を備えている。
ィードバック軸23と制御バルブ20側の出力軸22と
の間に介在されている遅れ吸収スプリング機構25は、
図4から明らかなように、フィードバック軸23上に設
けられるフランジ状部材60と、フィードバック軸23
および出力軸22上に回転可能に設けられる外側スリー
ブ状部材61上にこれに対向して設けられる前記外側ス
リーブ状部材61と圧入等で一体的なフランジ状部材6
2との間でこれらを周方向において所定以上の荷重が作
用したときに、相対的に回転変位可能な状態で連結する
コイルスプリング63を備えている。
【0052】そして、このコイルスプリング63は、ス
リーブ軸61に遊嵌して巻回されその両端部が両フラン
ジ状部材60,62側に係止されることで、そのばね力
による弾発力をもって常時は一体的に回転変位可能に構
成され、その設定以上の変位が、たとえば急操舵時の後
輪側での転舵遅れ等によって生じたときにフィードバッ
ク軸23に圧入等で一体的なスリーブ状部材23aとス
リーブ軸61間での相対的な回動変位が可能で、これに
よりこのスリーブ軸61を制御バルブ20側の出力軸2
2に選択的に連結するための負作動型クラッチ機構26
でのすべり等を防止し得るプリセット角の大きいトーシ
ョンバーのような機能を果たすが、その詳細な説明は省
略する。
リーブ軸61に遊嵌して巻回されその両端部が両フラン
ジ状部材60,62側に係止されることで、そのばね力
による弾発力をもって常時は一体的に回転変位可能に構
成され、その設定以上の変位が、たとえば急操舵時の後
輪側での転舵遅れ等によって生じたときにフィードバッ
ク軸23に圧入等で一体的なスリーブ状部材23aとス
リーブ軸61間での相対的な回動変位が可能で、これに
よりこのスリーブ軸61を制御バルブ20側の出力軸2
2に選択的に連結するための負作動型クラッチ機構26
でのすべり等を防止し得るプリセット角の大きいトーシ
ョンバーのような機能を果たすが、その詳細な説明は省
略する。
【0053】また、負作動型クラッチ機構26は、ケー
ブル4の経時的変化に伴なう伸びや、制御バルブ20、
後輪転舵用パワーシリンダ3間の距離変化による等に伴
なう制御バルブ20とパワーシリンダ3との中立位置ず
れを補正するためのもので、ハウジングボディ31Aの
一部に設けられた励磁コイル70と、これに選択的に吸
引されるようにして前記出力軸22上で軸線方向にのみ
摺動可能に設けられたアーマチュア部材71とを備え、
このアーマチュア部材71の一部に一体的に設けた歯部
が、スリーブ軸61側の歯部に噛合うことで出力軸22
と前記スリーブ軸61を介してフィードバック軸23を
連結するようになっている。
ブル4の経時的変化に伴なう伸びや、制御バルブ20、
後輪転舵用パワーシリンダ3間の距離変化による等に伴
なう制御バルブ20とパワーシリンダ3との中立位置ず
れを補正するためのもので、ハウジングボディ31Aの
一部に設けられた励磁コイル70と、これに選択的に吸
引されるようにして前記出力軸22上で軸線方向にのみ
摺動可能に設けられたアーマチュア部材71とを備え、
このアーマチュア部材71の一部に一体的に設けた歯部
が、スリーブ軸61側の歯部に噛合うことで出力軸22
と前記スリーブ軸61を介してフィードバック軸23を
連結するようになっている。
【0054】そして、この負作動型クラッチ機構26
は、ケーブル4の伸び等といった経時的な変化を解消
し、制御バルブ20の中立位置状態と後輪側の中立位置
状態との間に生じるずれを解消でき、ハンドルが中立状
態にあったり、前輪のみの2WSのときにクラッチ機構
26を通電してオンすることでクラッチ断としたり、4
WSのときにクラッチ機構26をオフすることでクラッ
チ継とされる。
は、ケーブル4の伸び等といった経時的な変化を解消
し、制御バルブ20の中立位置状態と後輪側の中立位置
状態との間に生じるずれを解消でき、ハンドルが中立状
態にあったり、前輪のみの2WSのときにクラッチ機構
26を通電してオンすることでクラッチ断としたり、4
WSのときにクラッチ機構26をオフすることでクラッ
チ継とされる。
【0055】なお、後輪転舵装置10において、後輪転
舵用の舵取りリンク機構1には、図5から明らかなよう
に、制御バルブ20から後輪転舵用パワーシリンダ3の
左、右室に至る油圧配管80a,80bの途中に、油圧
失陥時の不具合を解決するための油圧失陥チェックバル
ブ機構が設けられるとともに、リンク機構1を常時は中
立位置でロックし後輪を不転舵状態に維持するための
左、右デッドロックポイント機構部による中立位置ロッ
ク機構82、このロック機構82,82のデッドロック
を前記油圧配管80a,80b中の圧油にて外すための
ロック解除用シリンダ機構(図示せず)、後輪を中立位
置状態に復帰させるためのセンタリングスプリング機構
部83、後輪が中立位置にあるか否かを検出するための
中立位置検出スイッチ16などが付設されているが、そ
の詳細な説明は省略する。
舵用の舵取りリンク機構1には、図5から明らかなよう
に、制御バルブ20から後輪転舵用パワーシリンダ3の
左、右室に至る油圧配管80a,80bの途中に、油圧
失陥時の不具合を解決するための油圧失陥チェックバル
ブ機構が設けられるとともに、リンク機構1を常時は中
立位置でロックし後輪を不転舵状態に維持するための
左、右デッドロックポイント機構部による中立位置ロッ
ク機構82、このロック機構82,82のデッドロック
を前記油圧配管80a,80b中の圧油にて外すための
ロック解除用シリンダ機構(図示せず)、後輪を中立位
置状態に復帰させるためのセンタリングスプリング機構
部83、後輪が中立位置にあるか否かを検出するための
中立位置検出スイッチ16などが付設されているが、そ
の詳細な説明は省略する。
【0056】以上の構成による後輪転舵装置10におい
て後輪転舵制御は、次のようにして行われる。すなわ
ち、エンジン始動でポンプ6,7から圧油が前輪側およ
び後輪側の転舵系に給送され、通常走行時には前輪側制
御バルブ、後輪側制御バルブ20またはバイパスバルブ
18を介してタンク8に戻る循環路が構成される。この
状態において、舵取りハンドルがいずれかの方向に操舵
され、前輪側の舵取りリンク機構が前輪側の制御バルブ
による流路切換え機能にて圧油が前輪側パワーシリンダ
2のいずれかのシリンダ室に送られ、前輪が操舵方向に
所要の状態で転舵される。
て後輪転舵制御は、次のようにして行われる。すなわ
ち、エンジン始動でポンプ6,7から圧油が前輪側およ
び後輪側の転舵系に給送され、通常走行時には前輪側制
御バルブ、後輪側制御バルブ20またはバイパスバルブ
18を介してタンク8に戻る循環路が構成される。この
状態において、舵取りハンドルがいずれかの方向に操舵
され、前輪側の舵取りリンク機構が前輪側の制御バルブ
による流路切換え機能にて圧油が前輪側パワーシリンダ
2のいずれかのシリンダ室に送られ、前輪が操舵方向に
所要の状態で転舵される。
【0057】一方、前輪側での操舵角度が一定角度以上
となった時点で操舵検出スイッチSW1,SW2のいず
れかがオンし、これによりバイパスバルブ18がオン
し、後輪転舵用の流路が構成され、また制御バルブ機構
部11内で負作動型クラッチ26への通電が停止され、
クラッチ継となることで、4WSの準備状態となる。こ
の状態で前輪側の転舵角度がそれ以上となり、後輪転舵
用変位伝達制御機構12からの回転変位によって後輪側
の制御バルブ20が、その入、出力軸21,22間に生
じる相対的な回転変位によるロータ34とスリーブ35
との流路切換えによって、後輪側の舵取りリンク機構1
側の後輪転舵用パワーシリンダ3のいずれかのシリンダ
室に圧油が給送されることになる。このとき、ケーブル
巻取り機構28ではケーブル4側または戻りばね29側
が負荷となり、これによりフィードバック軸23、スリ
ーブ軸61、アーマチュア部材71を介して制御バルブ
20における入、出力軸21,22間に、トーションバ
ー40のねじりによる相対的回転変位を生じさせる。こ
れと同時に、ロック解除用シリンダ機構が給送される圧
油によって作動され、後輪中立位置ロック機構82のデ
ッドロックポイント機構部を解除動作させ、それぞれの
ロック状態を解除する。
となった時点で操舵検出スイッチSW1,SW2のいず
れかがオンし、これによりバイパスバルブ18がオン
し、後輪転舵用の流路が構成され、また制御バルブ機構
部11内で負作動型クラッチ26への通電が停止され、
クラッチ継となることで、4WSの準備状態となる。こ
の状態で前輪側の転舵角度がそれ以上となり、後輪転舵
用変位伝達制御機構12からの回転変位によって後輪側
の制御バルブ20が、その入、出力軸21,22間に生
じる相対的な回転変位によるロータ34とスリーブ35
との流路切換えによって、後輪側の舵取りリンク機構1
側の後輪転舵用パワーシリンダ3のいずれかのシリンダ
室に圧油が給送されることになる。このとき、ケーブル
巻取り機構28ではケーブル4側または戻りばね29側
が負荷となり、これによりフィードバック軸23、スリ
ーブ軸61、アーマチュア部材71を介して制御バルブ
20における入、出力軸21,22間に、トーションバ
ー40のねじりによる相対的回転変位を生じさせる。こ
れと同時に、ロック解除用シリンダ機構が給送される圧
油によって作動され、後輪中立位置ロック機構82のデ
ッドロックポイント機構部を解除動作させ、それぞれの
ロック状態を解除する。
【0058】そして、このロック解除後に、パワーシリ
ンダ3の働きにより、後輪側舵取りリンク機構1が作動
され、後輪を所要の方向に転舵制御する。この後輪転舵
状態は、ケーブル4により上述した巻取り機構28から
制御バルブ20側にフィードバックされている。
ンダ3の働きにより、後輪側舵取りリンク機構1が作動
され、後輪を所要の方向に転舵制御する。この後輪転舵
状態は、ケーブル4により上述した巻取り機構28から
制御バルブ20側にフィードバックされている。
【0059】一方、操舵状態から舵取りハンドルを所定
角度戻すと、この動きは制御バルブ20に伝わり、後輪
側の転舵状態のフィードバックとの関係において制御さ
れる圧油の流れに基づき、後輪側舵取りリンク機構1が
戻り方向に転舵制御される。そして、後輪が中立位置状
態となると、デッドロックポイント機構部による中立位
置ロック機構82で後輪がロックされるとともに、中立
位置検出スイッチ16がオフする。舵取りハンドルが中
立位置に戻されると、操舵検出スイッチがオフし、バイ
パスバルブ18への通電が停止されるとともに、負作動
型クラッチ26への通電が行われ、クラッチ断の状態と
なり、2WSの状態となる。
角度戻すと、この動きは制御バルブ20に伝わり、後輪
側の転舵状態のフィードバックとの関係において制御さ
れる圧油の流れに基づき、後輪側舵取りリンク機構1が
戻り方向に転舵制御される。そして、後輪が中立位置状
態となると、デッドロックポイント機構部による中立位
置ロック機構82で後輪がロックされるとともに、中立
位置検出スイッチ16がオフする。舵取りハンドルが中
立位置に戻されると、操舵検出スイッチがオフし、バイ
パスバルブ18への通電が停止されるとともに、負作動
型クラッチ26への通電が行われ、クラッチ断の状態と
なり、2WSの状態となる。
【0060】なお、本発明は上述した実施例構造に限定
されず、後輪転舵装置10各部の形状、構造等を適宜変
形、変更することは自由で、種々の変形例が考えられよ
う。たとえば上述した実施例では、失陥検出用突起であ
る失陥検出ピン52の先端が係合する円錐台状等の斜面
状係合カム部53aおよび端面を、プーリ27側に設け
た場合を例示したが、このプーリ27とプレート41と
の配列によってはプレート41側に設けるとよい。
されず、後輪転舵装置10各部の形状、構造等を適宜変
形、変更することは自由で、種々の変形例が考えられよ
う。たとえば上述した実施例では、失陥検出用突起であ
る失陥検出ピン52の先端が係合する円錐台状等の斜面
状係合カム部53aおよび端面を、プーリ27側に設け
た場合を例示したが、このプーリ27とプレート41と
の配列によってはプレート41側に設けるとよい。
【0061】また、上述した実施例では、後輪転舵用変
位伝達制御機構12を始めとする各機構部として具体的
な開示は省略したが、前輪側の転舵動作に連動して後輪
側への転舵信号が得られる構成であればよく、種々の変
形例が考えられよう。
位伝達制御機構12を始めとする各機構部として具体的
な開示は省略したが、前輪側の転舵動作に連動して後輪
側への転舵信号が得られる構成であればよく、種々の変
形例が考えられよう。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る四輪操
舵車の後輪転舵装置によれば、後輪転舵用制御バルブと
同軸上に配置されるフィードバック軸上に軸支される巻
取り用プーリと後輪側舵取りリンク機構の動きをフィー
ドバックするケーブルとその巻取り方向にプーリを付勢
する戻りばねからなるケーブル巻取り機構の動きに連動
して作動されケーブル、戻りばねの失陥信号を送出する
ケーブル・戻りばね失陥検出手段を、フィードバック軸
上に回転可能に軸支される巻取り用プーリと、これに隣
接して戻りばねにて付勢された状態で固定して軸支され
かつプーリに対し常時は失陥検出促進ばねで反巻取り方
向に付勢された状態で所定角度範囲で回転変位可能に組
合わせられる伝達用プレートと、これらプーリとプレー
トとがケーブル、戻りばねの失陥時に失陥検出促進ばね
の付勢力で相対的に回転変位したときにこれを感知して
軸線方向に可動され失陥検出用スイッチを選択的にオン
・オフさせる可動部材とから構成し、かつこの可動部材
側に突設した失陥検出用突起の先端が当接するプーリま
たはプレートの端面に、失陥検出用突起と係合し戻りば
ねによるケーブル巻取りプーリに対する巻取り方向の伝
達トルクが前記失陥検出促進ばねによるトルクを下回っ
ている失陥発生状態でのプーリ、プレート間の相対的な
回転変位状態から、前記巻取り方向の伝達トルクが回復
して両者間での相対的な回転変位状態が正常位相に復帰
しようとする時に、その復帰トルクによって失陥検出用
突起を軸線方向に押し戻す作用を担う斜面状の係合カム
部を突設したので、簡単な構成にもかかわらず、以下に
列挙する優れた効果を奏する。
舵車の後輪転舵装置によれば、後輪転舵用制御バルブと
同軸上に配置されるフィードバック軸上に軸支される巻
取り用プーリと後輪側舵取りリンク機構の動きをフィー
ドバックするケーブルとその巻取り方向にプーリを付勢
する戻りばねからなるケーブル巻取り機構の動きに連動
して作動されケーブル、戻りばねの失陥信号を送出する
ケーブル・戻りばね失陥検出手段を、フィードバック軸
上に回転可能に軸支される巻取り用プーリと、これに隣
接して戻りばねにて付勢された状態で固定して軸支され
かつプーリに対し常時は失陥検出促進ばねで反巻取り方
向に付勢された状態で所定角度範囲で回転変位可能に組
合わせられる伝達用プレートと、これらプーリとプレー
トとがケーブル、戻りばねの失陥時に失陥検出促進ばね
の付勢力で相対的に回転変位したときにこれを感知して
軸線方向に可動され失陥検出用スイッチを選択的にオン
・オフさせる可動部材とから構成し、かつこの可動部材
側に突設した失陥検出用突起の先端が当接するプーリま
たはプレートの端面に、失陥検出用突起と係合し戻りば
ねによるケーブル巻取りプーリに対する巻取り方向の伝
達トルクが前記失陥検出促進ばねによるトルクを下回っ
ている失陥発生状態でのプーリ、プレート間の相対的な
回転変位状態から、前記巻取り方向の伝達トルクが回復
して両者間での相対的な回転変位状態が正常位相に復帰
しようとする時に、その復帰トルクによって失陥検出用
突起を軸線方向に押し戻す作用を担う斜面状の係合カム
部を突設したので、簡単な構成にもかかわらず、以下に
列挙する優れた効果を奏する。
【0063】後輪の転舵制御を行う制御バルブに対し
後輪側舵取りリンク機構の動きを、フィードバックケー
ブルにてケーブル巻取り機構に伝え、制御バルブ側での
所要のバルブ動作を得るとともに、ケーブルまたはその
巻取り用プーリを付勢する戻りばねが失陥したときに
は、巻取り用プーリと伝達用プレートとの間で失陥検出
促進ばねの付勢力によって相対的な回転変位が生じたこ
とを、可動部材側の失陥検出用突起のプーリ、プレート
のいずれか一方の端面に突設した斜面状係合カム部の先
端への当接から端面への当接による可動部材の軸線方向
の動きで検出し、これによりケーブル・戻りばね失陥検
出用スイッチをオフし、失陥信号が送出されて後輪転舵
系を不転舵状態とし得る。
後輪側舵取りリンク機構の動きを、フィードバックケー
ブルにてケーブル巻取り機構に伝え、制御バルブ側での
所要のバルブ動作を得るとともに、ケーブルまたはその
巻取り用プーリを付勢する戻りばねが失陥したときに
は、巻取り用プーリと伝達用プレートとの間で失陥検出
促進ばねの付勢力によって相対的な回転変位が生じたこ
とを、可動部材側の失陥検出用突起のプーリ、プレート
のいずれか一方の端面に突設した斜面状係合カム部の先
端への当接から端面への当接による可動部材の軸線方向
の動きで検出し、これによりケーブル・戻りばね失陥検
出用スイッチをオフし、失陥信号が送出されて後輪転舵
系を不転舵状態とし得る。
【0064】急操舵時や急な切り返し時に後輪転舵用
パワーシリンダに生じる遅れによって、ケーブルに一時
的に張力のない状態が生じたときにも、失陥検出用突起
が、斜面状係合カム部の先端からプーリまたはプレート
の端面に当接し、前述したと同様に後輪転舵系を不転舵
状態とし得るが、たとえばケーブル、戻りばねに異常が
ないと、戻りばねのトルクにより、ケーブルに張力が与
えられることによって、失陥検出用突起が、斜面状係合
カム部に再び乗り上げ、後輪転舵系を転舵可能な4WS
状態である正常状態に復帰させることが自動的に行な
え、従来のような機構全体の分解等といった作業は不要
で、またこの失陥検出手段における検出精度やその信頼
性を向上させることができる。
パワーシリンダに生じる遅れによって、ケーブルに一時
的に張力のない状態が生じたときにも、失陥検出用突起
が、斜面状係合カム部の先端からプーリまたはプレート
の端面に当接し、前述したと同様に後輪転舵系を不転舵
状態とし得るが、たとえばケーブル、戻りばねに異常が
ないと、戻りばねのトルクにより、ケーブルに張力が与
えられることによって、失陥検出用突起が、斜面状係合
カム部に再び乗り上げ、後輪転舵系を転舵可能な4WS
状態である正常状態に復帰させることが自動的に行な
え、従来のような機構全体の分解等といった作業は不要
で、またこの失陥検出手段における検出精度やその信頼
性を向上させることができる。
【図1】本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置におい
て要部となるケーブル巻取り機構とケーブル・戻りばね
失陥検出手段の詳細を示す要部断面図である。
て要部となるケーブル巻取り機構とケーブル・戻りばね
失陥検出手段の詳細を示す要部断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明を特徴づけるフィードバックケーブルの
巻取り機構において巻取り用プーリを説明するための概
略分解斜視図である。
巻取り機構において巻取り用プーリを説明するための概
略分解斜視図である。
【図4】本発明を適用した後輪転舵用制御バルブ機構部
全体の概略構成を説明するための概略断面図である。
全体の概略構成を説明するための概略断面図である。
【図5】後輪転舵装置全体の概略構成を説明するための
概略図である。
概略図である。
1 後輪側舵取りリンク機構 2 前輪転舵用パワーシリンダ 3 後輪転舵用パワーシリンダ 4 フィードバックケーブル 4a 係止ロッド部(連結端) 5 フィードバック信号系 6 前輪側オイルポンプ 7 後輪側オイルポンプ 8 オイルタンク 10 後輪転舵装置 11 後輪転舵用制御バルブ機構部 12 後輪転舵用変位伝達制御機構 15 ケーブル・戻りばね失陥検出スイッチ 16 中立位置検出スイッチ 18 バイパスバルブ 20 後輪転舵用制御バルブ 21 入力軸 22 出力軸 23 フィードバック軸 25 遅れ吸収スプリング機構 26 負作動型クラッチ機構 27 ケーブル巻取り用プーリ 28 ケーブル巻取り機構 29 戻りばね 30 ケーブル・戻りばね失陥検出手段 31A ハウジングボディ 31B ハウジングボディ 32 筒状部材 41 伝達用プレート 43 失陥検出促進ばね 45 筒状部 45a 円弧状切欠き溝 52 失陥検出ピン(失陥検出用突起) 53 係合ピン体 53a 円錐台状(斜面状)の係合カム部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 久幸 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 前輪側での転舵動作に連動して後輪転舵
用パワーシリンダへの油圧通路を切換え制御し後輪側舵
取りリンク機構を転舵制御する回転式の後輪転舵用制御
バルブと、この後輪転舵用制御バルブの出力軸と同軸上
に配置されるフィードバック軸上に軸支され後輪側舵取
りリンク機構の動きをフィードバックするフィードバッ
クケーブルの巻取り用プーリとこの巻取り用プーリをケ
ーブルの巻取り方向に付勢する戻りばねとからなるケー
ブル巻取り機構と、このケーブル巻取り機構での動きに
連動して作動されケーブルまたは戻りばねの失陥信号を
送出するケーブル・戻りばね失陥検出手段を備えてな
り、 このケーブル・戻りばね失陥検出手段を、フィードバッ
ク軸上に回転可能に軸支される巻取り用プーリと、これ
に隣接して戻りばねにて付勢された状態で固定して軸支
されかつ巻取り用プーリに対し常時は失陥検出促進ばね
により反巻取り方向に付勢された状態で所定角度範囲で
回転変位可能に組合わせられる伝達用プレートと、これ
らのプーリとプレートとが、ケーブル、戻りばねの失陥
時に、前記失陥検出促進ばねの付勢力で相対的に回転変
位したときにこれを感知して軸線方向に可動され失陥検
出用スイッチを選択的にオン・オフさせる可動部材とか
ら構成し、 かつこの可動部材側に失陥検出用突起を突設するととも
に、この失陥検出用突起の先端が当接する前記巻取り用
プーリ、伝達用プレートのいずれかの端面に、前記失陥
検出用突起と係合し戻りばねによるケーブル巻取りプー
リに対する巻取り方向の伝達トルクが前記失陥検出促進
ばねによるトルクを下回っている失陥発生状態でのプー
リ、プレート間の相対的な回転変位状態から、前記巻取
り方向の伝達トルクが回復してこれら両者間での相対的
な回転変位状態が正常位相に復帰しようとする時に、そ
の復帰トルクによって前記失陥検出用突起を軸線方向に
押し戻す作用を担う斜面状の係合カム部を突設したこと
を特徴とすることを特徴とする四輪操舵車の後輪転舵装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35731392A JPH06191427A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 四輪操舵車の後輪転舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35731392A JPH06191427A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 四輪操舵車の後輪転舵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06191427A true JPH06191427A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18453487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35731392A Pending JPH06191427A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 四輪操舵車の後輪転舵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06191427A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114192436A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-18 | 湖南玖芯光电科技有限公司 | 一种光纤阵列端面的斜八度检测装置 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP35731392A patent/JPH06191427A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114192436A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-18 | 湖南玖芯光电科技有限公司 | 一种光纤阵列端面的斜八度检测装置 |
| CN114192436B (zh) * | 2021-11-29 | 2024-03-22 | 湖南玖芯光电科技有限公司 | 一种光纤阵列端面的斜八度检测装置 |
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