JPH04265546A - 光ディスク用基板の製造方法 - Google Patents

光ディスク用基板の製造方法

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JPH04265546A
JPH04265546A JP3026015A JP2601591A JPH04265546A JP H04265546 A JPH04265546 A JP H04265546A JP 3026015 A JP3026015 A JP 3026015A JP 2601591 A JP2601591 A JP 2601591A JP H04265546 A JPH04265546 A JP H04265546A
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JP
Japan
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layer
glass substrate
primer layer
optical disk
glass
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Pending
Application number
JP3026015A
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English (en)
Inventor
Michihiro Kono
通洋 河野
Naoe Oota
太田 直枝
Kozo Ezaki
弘造 江崎
Tetsukuni Miyahara
鉄洲 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学的透明性を有するガ
ラス基板上に、2P(Photo Polymeriz
ation)法により形成された光硬化性樹脂(Pho
to Polymer、以下2P樹脂という。)からな
る案内溝及び/又は信号ビットの凹凸パターン(以下、
2P層という。)を有する光ディスク用基板に関し、更
に詳しくはガラス基板と2P層との間の接着性に優れた
光ディスク用基板に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクには、大きくわけて、再生専
用型、追記型及び書換え可能型の3種類が知られており
、再生専用型及び追記型光ディスクは、既に様々な分野
で利用されている。書換え可能型光ディスクの開発も急
速に進展しており、とりわけ光磁気ディスクは本格的な
実用化時期を迎えようとしている。
【0003】これらの光ディスク用の基板材料には、ポ
リメチルメタクリレート、ポリカーボネート等の熱可塑
性樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいはガラ
スが一般に用いられている。また、特に光磁気ディスク
用基板材料として、低複屈折、低吸水率といった特徴を
有する新規なポリオレフィン系の樹脂についても、盛ん
に研究が行われている。
【0004】多種多様かつ莫大な情報の伝達、加工、蓄
積が必要な昨今、記録媒体である光ディスクに求められ
る性能は、大容量化、データ転送の高速化、高信頼性で
あり、現在の光ディスクの研究の中心は、これらの点に
集中して行われている。これらの高度な性能を実現する
ためには、基板材料の果たす役割は非常に重要であり、
その意味でガラス基板に大きな期待が寄せられている。
【0005】例えば、大容量化は、基板の口径を大きく
することによって実現できるが、現在、最も多く用いら
れているポリカーボネート基板では、口径300mm程
度になると、ディスク回転時に面振れ等の機械特性が悪
化してしまい、高速回転(3600rpm以上)に対応
するのは難しい。また、射出成形条件の制御が難しく、
周方向の複屈折分布が大きくなってしまう等の欠点があ
る。この点、ガラスは、最も機械特性に優れた基板材料
であり、複屈折性のない大口径化に有利なものである。
【0006】また、データ転送の高速化をはかる目的で
、ディスク回転速度を大きくする研究が行われており、
最近では5000rpm以上の高速記録の実験も行われ
ている。この点においても、他のプラスチック製基板と
比較してガラス基板は動的機械特性が格段に優れており
、高回転速度記録にもガラス基板が最適と言える。
【0007】さらに、高温高湿度下における安定性に優
れており、ガラス基板は最も信頼性の高い基板材料でも
ある。
【0008】光ディスク用基板には、一般にレーザービ
ームのガイド用の案内溝あるいはプリフォーマット信号
ピット等の凹凸パターンが、あらかじめ形成されている
が、ガラス基板の場合、2P樹脂を用いて凹凸パターン
を形成する2P法が知られている。
【0009】しかしながら、無機材料であるガラス上に
有機材料である2P樹脂を直接形成しても、両者の間に
は大きな接着力が得られないため、以下のような不都合
が生じる。
【0010】即ち、2P成形時において、ガラス基板を
スタンパー(電鋳法により原盤から転写されてできた成
形用金型)から剥離する際、硬化した2P樹脂の一部も
しくは全部がスタンパー側に残ってしまったり、あるい
はガラス基板上に形成された2P層の一部にウキ(ガラ
ス基板と2P層の間に生じる空気層)が頻発する。また
、2P成形時は良好であっても高温高湿中において経時
的にクラック、シワ、ウキが発生してしまう。
【0011】上記の問題点を改善する目的で、これまで
ガラスと2P樹脂との間の接着力を向上させるための検
討が種々行われてきている。それらの検討の中で最も広
く知られている方法は、ガラス基板上に各種シランカッ
プリング剤を有機溶剤で希釈したプライマーの塗膜を形
成する方法であり、以下のような例が過去に報告されて
いる。
【0012】例えば、特開昭62−139150号公報
には、ガラス基板とエポキシ系樹脂層との間に、トルエ
ンで希釈したアミノシラン系プライマー層を設けること
により、両者間の接着強度が増大できることが記載され
ている。
【0013】また、特開昭59−65953号公報には
、シランカップリング剤として、アクリル基又はメタク
リル基を有するものを用い、沸点が120〜200℃の
芳香族炭化水素、エーテル系、ケトン系、エステル系、
多価アルコールエステル系溶剤のうちの少なくとも一種
類以上の溶剤で希釈し、さらに有機酸を加えたプライマ
ー組成が有効であることが記載されている。
【0014】更に、特開平1−248335号公報には
、エテン系不飽和シランをメチルアルコールで希釈した
プライマー組成が有効である例も、記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の方法は
、いずれも、ガラス基板と2P樹脂との間の接着性向上
にある程度の効果が認められる。しかしながら、成形性
に優れ、即ち流動性が良好(700cps、25℃以下
)で、硬化後、スタンパーからの剥離性の良い2P樹脂
を用いて連続2P成形を行った場合、部分的にウキが発
生するものや、碁盤目「セロテープ」(ニチバン社製セ
ロファン粘着テープ)剥離試験(JIS、K5400、
8.52、種規格)において、残膜率({全正方形面積
−はがれの面積}÷全正方形面積)が90%以下の不良
品が発生してしまうことがある。これらは、ガラス基板
と2P樹脂との間の初期接着性が、不十分なことから発
生する問題点である。
【0016】また、この初期接着強度の弱さ故に、スタ
ンパーからの剥離の際、2P層に微小な起伏が生じるた
めに、軸方向加速度が規格外(20m/sec2以上)
の不良品が発生する場合もある。
【0017】さらに、初期の接着強度が良好であっても
、高温高湿中(例えば、80℃、85%RH)において
経時的にクラック、シワ、ウキが発生してしまう場合も
ある。
【0018】以上のように、前記した従来のガラス基板
上にプライマー処理を施す方法では、ガラス基板と2P
樹脂との間の接着強度は不十分で、連続成形を行う際の
不良品発生率が高くなってしまうという問題点があった
【0019】本発明が解決しようとする課題は、ガラス
基板上に2P樹脂からなる2P層を設けた光ディスク用
基板の、ガラス基板と2P層との間の接着強度を増大し
、2P法の連続成形時における不良品発生率が少なく、
高温高湿中に長時間保持しても、ガラス基板と2P層と
の間の接着強度が低下することのない、信頼性の高い光
ディスク用基板を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ガラス製基板上にプライマー層を形成し、
このプライマー層上に光硬化性樹脂組成物から成る案内
溝及び信号ビットの凹凸パターンを有する層を形成する
光ディスク用基板の製造において、上記プライマー層の
形成法が、アルキルチタネートりん酸エステル及びアミ
ンの混合物の水性溶媒溶液をガラス基板上に塗布、乾燥
させた後、焼付けを行うことを特徴とする光ディスク用
基板の製造方法を提供する。
【0021】第1図は、本発明による光ディスク用基板
の断面図である。この図において、1はディスク状のガ
ラス基板、2はメタクリル基を有するアルキルチタネー
トりん酸エステルとアミンの混合物の硬化物から成るプ
ライマー層、3は2P層を示している。
【0022】ガラス基板1としては、化学強化したソー
ダライムガラスあるいはソーダアルミノ珪酸ガラス等の
ガラスが適しており、ディスク状に加工したものが用い
られる。
【0023】ガラス基板は、表面に付着した有機物ある
いはほこり等を除去する目的で、プライマー層2を形成
する直前に、洗浄を行う。洗浄方法としては、4〜8漕
連続式の自動洗浄装置を用いた、純水及び洗剤中でのス
クラブ洗浄、超純水洗浄等が有効である。この洗浄を施
すことにより、ガラス基板表面上の有機物及びほこり等
は除去される。この前処理により、ガラス基板上にプラ
イマー層2を均一に塗布することができ、ガラスに対す
る2P層3の接着力のむらも無くなる。
【0024】プライマー層2は、アルキルチタネートり
ん酸エステル及びアミンの混合物の水性溶媒溶液から成
るプライマー層構成材料を塗布し、乾燥させた後、焼付
けを行うことによって形成される。
【0025】本発明で使用するアルキルチタネートりん
酸エステルとしては、例えば、(i)イソプロピルトリ
ス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネートの如き
下記一般式(I)で表わされるイソプロポキシ基を有す
るモノアルコキシタイプ;
【0026】
【化4】
【0027】(式中、Rはアルキル基を表わす。)(i
i)ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセ
テートチタネートの如き下記一般式(II)で表わされ
るオキシ酢酸残基を有するキレートタイプ;
【0028
【化5】
【0029】(式中、Rはアルキル基を表わす。)(i
ii)ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレン
チタネートの如き下記一般式(III)で表わされるエ
チレングリコール残基を有するキレートタイプ
【003
0】
【化6】
【0031】(式中、Rはアルキル基を表わす。)等が
挙げられる。
【0032】本発明で使用するアミンとしては、例えば
、トリエチルアミン、トリメチロールアミン、トリエチ
ロールアミンの如き比較的低分子量のアミンが好ましい
。分子量が1000以上のアミンをアルキルチタネート
りん酸エステルと混合すると、水に不溶性の塩を形成す
る場合があるので好ましくない。
【0033】アルキルチタネートりん酸エステルにアミ
ンを添加することにより、水溶性の4級アンモニウム塩
を形成するため、水で希釈することが可能になる。アル
キルチタネートりん酸エステル単独では、有機溶媒との
相溶性はあるが水に対しては不溶である。アルキルチタ
ネートりん酸エステルを有機溶媒で希釈したプライマー
は、親水性を有するガラス表面との濡れ性が不良なため
、ガラス基板上に均一なプライマー層を形成することが
できない。その点、アルキルチタネートりん酸エステル
にアミンを添加することにより形成された水溶性の塩を
、水で希釈したプライマーは、ガラス表面との濡れ性が
良好であることから、ガラス基板上に均一なプライマー
層を形成することができる。
【0034】このようにして形成されたプライマー層上
に、2P成形を行った場合は、形成された2P層全面で
、ガラス基板との間に十分な接着強度が得られる。それ
故、ガラス基板をスタンパー(電鋳法により原盤から転
写されてできた成形用金型)から剥離する際、硬化した
2P層の一部もしくは全部がスタンパー側に残ってしま
ったり、あるいはガラス基板上に形成された2P層の一
部にウキ(ガラス基板と2P層の間に生じる空気層)が
生じることがなく、従来の方法と比べると、連続2P成
形を行う際の不良品発生率を著しく低減することができ
る。また、高温高湿中(例えば、80℃、85%RH)
において経時的にクラック、シワ、ウキが発生するよう
なこともなくなる。
【0035】プライマー構成材料中の(A)アルキルチ
タネートりん酸エステル及びアミンの混合物の配合割合
は、0.1〜10.0重量%の範囲が好ましく、(B)
水の配合割合は、90.0〜99.9重量%の範囲が好
ましい。また、アルキルチタネートりん酸エステルとア
ミンとの混合割合は、重量比で4:1〜1:1の範囲が
好ましい。
【0036】また、上記(B)水の代わりに、水とアル
コールを任意の割合で混合した溶媒を用いることもでき
る。この場合、アルコールとしては、エチルアルコール
あるいはイソプロピルアルコールが適当である。メチル
アルコールは、水との混合比によっては、沈澱が生じる
場合があるので好ましくない。
【0037】プライマー層は、スピンコート法、ディッ
ピング法、スプレー法等の公知のコーティング法によっ
て形成することができるが、量産性が高く、均一な塗膜
の形成が容易な点でスピンコート法が最適である。また
、スピンコート法で塗膜を形成する場合には、そのまま
ガラス基板を回転させておくことにより、プライマー中
の有機溶媒を乾燥することができる。
【0038】プライマー構成材料を塗布し、水性溶媒を
乾燥させた後、焼付けを行なう。
【0039】焼付けは、空気中で80〜200℃で10
〜60分間程度行なうことが好ましい。
【0040】2P樹脂からなる2P層3は、以下に記載
の2P法により、形成される。
【0041】即ち、レーザービームをガイドする為の案
内溝及び/あるいはプリフォーマット信号ピット等の凹
凸パターンが形成されたスタンパー(電鋳法により原盤
から転写されてできた成形用金型)上に、液状の2P樹
脂を塗布し、シランカップリング剤からなるプライマー
層2を形成した面が、スタンパー側になるようにガラス
基板1を配置し、加圧して未硬化の2P樹脂を押し広げ
、ガラス基板側から紫外光を照射して2P樹脂を硬化さ
せた後、スタンパーから剥離することにより、所望の凹
凸パターンを有する2P層3を形成する。
【0042】本発明の2P層を形成する際に使用する2
P樹脂としては、例えば、光ラジカル重合可能なプレポ
リマー、モノマー及び光ラジカル重合開始剤を主成分と
する光ラジカル重合組成物;光カチオン重合可能なプレ
ポリマー、モノマー、及び光カチオン重合開始剤を主成
分とする光カチオン重合組成物;光ラジカル重合組成物
及び光カチオン重合組成物を混合した組成物等、紫外線
により硬化する組成物で、硬化後のスタンパーからの剥
離性、凹凸パターンの転写性及び耐湿熱性が良好なもの
であれば特に制限なく使用することができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、本発明を更
に詳細に説明する。
【0044】(実施例1)外径130mm、内径15m
m、厚さ1.1mmの大きさのソーダアルミノ珪酸ガラ
ス基板を、5糟式の自動洗浄装置を用いて、純水及び洗
剤中でスクラブ洗浄、超純水中での超音波洗浄を施すこ
とにより、ガラス基板表面上の有機物及びほこりを除去
した。
【0045】洗浄後30分以内に、イソプロピルトリス
(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート0.4重
量%、トリメチロールアミン0.2重量%及び水99.
4重量%の混合物から成るプライマー層構成材料を、以
下の条件にて、ガラス基板上にスピンコート法により塗
布した。
【0046】なお、プライマー層構成材料は、ガラス容
器中のイソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェ
ート)チタネートを氷冷下で、攪拌しながらトリメチロ
ールアミンを徐々に滴下した後、水を加えて調製した。
【0047】(スピンコート条件) *  低速回転  :  60rpm、18秒(プライ
マー塗出時間  :  10秒)*  高速回転  :
  3000rpm、30秒上記条件にて、プライマー
層構成材料の塗布及び水性溶媒の乾燥を行った後、クリ
ンオーブン内で、100℃、1時間の焼き付けを行ない
、プライマー層構成材料を硬化させた。
【0048】上記方法により、プライマー層を形成した
ガラス基板のプライマー層形成面上に、2P成形機(大
日本インキ化学工業社製)を用いて連続成形を行い、2
P層を形成した。この場合、2P層を形成する2P樹脂
として、「STM−401」(大日本インキ化学工業社
製)を用いた。
【0049】2P層を形成した50枚総てのガラス基板
において、成形状態は良好で、2P成形時において、ガ
ラス基板をスタンパーから剥離する際、硬化した2P層
の一部もしくは全部がスタンパー側に残ることもなく、
またガラス基板上に形成された2P層の一部にウキ(ガ
ラス基板と2P層の間に生じる空気層)が生じることも
無かった。
【0050】2P層とガラス基板との初期接着力を評価
するため、「セロテープ」(ニチバン社製セロファン粘
着テープ)を用いた碁盤目剥離試験(JIS、D−20
2、8.121種規格)を行ったところ、50枚総ての
ガラス基板で、残膜率は100%であった。
【0051】また、80℃、85%RH、2000時間
の耐湿熱試験後においても、碁盤目剥離試験の結果は、
50枚総てのガラス基板で、残膜率は100%であり、
2P層には、クラック、シワ、ウキの発生は見られなか
った。
【0052】(実施例2)実施例1におけて、プライマ
ー層構成材料として、イソプロピルトリス(ジオクチル
パイロホスフェート)チタネート0.4重量%、トリメ
チロールアミン0.2重量%、水69.4重量%及びイ
ソプロピルアルコール30.0重量%の混合物から成る
プライマー層構成材料を用いた以外は、実施例1と同様
にして、ガラス基板表面上にプライマー層及び2P層を
形成し、実施例1と同様の評価を行った。
【0053】その結果、50枚総てのガラス基板におい
て、成形状態は良好で、碁盤目剥離試験においても、5
0枚総てのガラス基板で、残膜率は100%であった。
【0054】また、80℃、85%RH、2000時間
の耐湿熱試験後においても、碁盤目剥離試験の結果は、
50枚総てのガラス基板で、残膜率は100%であり、
2P層には、総ての基板において、クラック、シワ、ウ
キの発生は見られなかった。
【0055】(実施例3)実施例1において、プライマ
ー層構成材料として、ビス(ジオクチルパイロホスフェ
ート)オキシアセテートチタネート0.4重量%、トリ
メチロールアミン0.2重量%及び水99.4重量%の
混合物から成るプライマー層構成材料を用いた以外は、
実施例1と同様にして、ガラス基板表面上にプライマー
層及び2P層を形成し、実施例1と同様の評価を行った
【0056】その結果、50枚総てのガラス基板におい
て、成形状態は良好で、碁盤目剥離試験においても、5
0枚総てのガラス基板で、残膜率は100%であった。
【0057】また、80℃、85%RH、2000時間
の耐湿熱試験後における碁盤目剥離試験の結果は、49
枚のガラス基板で、残膜率は100%であり、1枚が残
膜率90%以上100未満であり、2P層には、総ての
基板において、クラック、シワ、ウキの発生は見られな
かった。
【0058】(比較例1)実施例1において、プライマ
ー層を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして、
10枚のガラス基板表面上に2P層を連続形成を行った
ところ、総てのガラス基板において、スタンパーから剥
離する際、硬化した2P層の大部分がスタンパー側に残
ってしまった。
【0059】(比較例2)実施例1において、プライマ
ー層構成材料として、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン1.0重量%及びトルエン99.0重量
%の混合溶液から成るプライマー層構成材料を用い、2
0枚の基板を用いた以外は、実施例1と同様にして、ガ
ラス基板表面上にプライマー層及び2P層を形成し、実
施例1と同様の評価を行った。
【0060】その結果、20枚のガラス基板中、成形状
態が良好であったのは11枚で、9枚のガラス基板は、
2P成形時にスタンパーから剥離する際、硬化した2P
層の一部がスタンパー側に残ってしまった。
【0061】2P層とガラス基板との初期接着力を評価
するため、実施例1と同様にして碁盤目剥離試験を行っ
たところ、20枚総てのガラス基板で、残膜率は20%
以下であった。
【0062】(比較例3)実施例1において、プライマ
ー層構成材料として、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン1.0%及び酢酸−n−ブチル99.0
%の混合溶液から成るプライマー層構成材料を用い、2
0枚の基板を用いた以外は、実施例1と同様にして、ガ
ラス基板表面上にプライマー層及び2P層を形成し、実
施例1と同様の評価を行った。
【0063】その結果、20枚のガラス基板中、成形状
態が良好であったのは13枚で、7枚のガラス基板は、
2P成形時にスタンパーから剥離する際、硬化した2P
層の一部がスタンパー側に残ってしまった。
【0064】2P層とガラス基板との初期接着力を評価
するため、実施例1と同様にして碁盤目剥離試験を行っ
たところ、20枚総てのガラス基板で、残膜率は20%
以下であった。
【0065】(比較例4)実施例1における、プライマ
ー層構成材料として、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン1.0重量%及びメチルアルコール99
.0重量%の混合溶液から成るプライマー層構成材料を
用いた以外は、実施例1と同様にして、ガラス基板表面
上にプライマー層及び2P層を形成し、実施例1と同様
の評価を行った。
【0066】その結果、50枚総てのガラス基板におい
て、成形状態は良好であった。2P層とガラス基板との
初期接着力を評価するため、実施例1と同様にして碁盤
目剥離試験を行ったところ、15枚が残膜率100%で
あり、28枚が残膜率90%以上100%未満であり、
7枚が残膜率80%以上90%未満であった。
【0067】また、80℃、85%RH、2000時間
の耐湿熱試験後における碁盤目剥離試験の結果は、35
枚が残膜率90%以上100%未満であり、13枚が残
膜率80%以上90%未満であり、2枚が残膜率60%
以上70%未満であった。 また、28枚の基板で、2P層にウキの発生が認められ
た。
【0068】(比較例5)実施例1におけて、プライマ
ー層構成材料として、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン1.0重量%及びエチルアルコール99
.0重量%の混合溶液から成るプライマー層構成材料を
用いた以外は、実施例1と同様にして、ガラス基板表面
上にプライマー層及び2P層を形成し、実施例1と同様
の評価を行った。
【0069】その結果、50枚総てのガラス基板におい
て、成形状態は良好であった。2P層とガラス基板との
初期接着力を評価するため、実施例1と同様にして碁盤
目剥離試験を行ったところ、18枚が残膜率100%で
あり、22枚が残膜率90%以上100%未満であり、
10枚が残膜率80%以上90%未満であった。
【0070】また、80℃、85%RH、2000時間
の耐湿熱試験後における碁盤目剥離試験の結果は、33
枚が残膜率90%以上100%未満であり、13枚が残
膜率80%以上90%未満であり、4枚が残膜率60%
以上70%未満であった。 また、31枚の基板で、2P層にウキの発生が認められ
た。
【0071】(比較例6)実施例1において、プライマ
ー層構成材料として、N−β−(アミノエチル)γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン1.0重量%、水99
.0重量%の混合溶液から成るプライマー層構成材料を
用いた以外は、実施例1と同様にして、ガラス基板表面
上にプライマー層及び2P層を形成し、実施例1と同様
の評価を行った。
【0072】その結果、50枚のガラス基板中、成形状
態が良好であったのは46枚で、4枚のガラス基板は、
2P成形時にスタンパーから剥離する際、硬化した2P
層の一部がスタンパー側に残ってしまった。
【0073】2P層とガラス基板との初期接着力を評価
するため、実施例1と同様にして碁盤目剥離試験を行っ
たところ、8枚が残膜率80%以上90%未満であり、
10枚が残膜率70%以上80%未満であり、32枚が
残膜率70%未満であった。
【0074】また、80℃、85%RH、2000時間
の耐湿熱試験後における碁盤目剥離試験の結果は、50
枚総てのガラス基板で、残膜率が50%以下であった。 また、28枚の基板で、2P層にウキの発生が認められ
た。
【0075】(比較例7)実施例1において、プライマ
ー層構成材料として、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン1.0重量%及び水99.0重量%の混合溶液か
ら成るプライマー層構成材料を用いた以外は、実施例1
と同様にして、ガラス基板表面上にプライマー層及び2
P層を形成し、実施例1と同様の評価を行った。
【0076】50枚のガラス基板中、成形状態が良好で
あったのは42枚で、8枚のガラス基板は、2P成形時
にスタンパーから剥離する際、硬化した2P層の一部が
スタンパー側に残ってしまった。
【0077】2P層とガラス基板との初期接着力を評価
するため、実施例1と同様にして碁盤目セロテープ剥離
試験を行ったところ、6枚が残膜率80%以上90%未
満であり、13枚が残膜率70%以上80%未満であり
、31枚が残膜率70%未満であった。
【0078】また、80℃、85%RH、2000時間
の耐湿熱試験後における碁盤目剥離試験の結果は、50
枚総てのガラス基板で、残膜率が50%以下であった。 また、36枚の基板で、2P層にウキの発生が認められ
た。
【0079】(比較例8)実施例1において、プライマ
ー層構成材料として、N−フェニル−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン1.0重量%及び水99.0重量
%の混合溶液から成るプライマー層構成材料を用いた以
外は、実施例1と同様にして、ガラス基板表面上にプラ
イマー層及び2P層を形成し、実施例1と同様の評価を
行った。
【0080】50枚のガラス基板中、成形状態が良好で
あったのは31枚で、19枚のガラス基板は、2P成形
時にスタンパーから剥離する際、硬化した2P層の一部
がスタンパー側に残ってしまった。
【0081】2P層とガラス基板との初期接着力を評価
するため、実施例1と同様にして碁盤目セロテープ剥離
試験を行ったところ、6枚が残膜率70%以上80%未
満であり、10枚が残膜率60%以上70%未満であり
、34枚が残膜率60%未満であった。
【0082】また、80℃、85%RH、2000時間
の耐湿熱試験後における碁盤目剥離試験の結果は、50
枚総てのガラス基板で、残膜率が50%以下であった。 また、50枚の基板で、2P層にウキの発生が認められ
た。
【0083】(比較例9)実施例1において、プライマ
ー層構成材料として、γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン1.0重量%、水98.9重量%及び酢酸
0.1重量%の混合溶液から成るプライマー層構成材料
を用い、20枚の基板を用いた以外は、実施例1と同様
にして、ガラス基板表面上にプライマー層及び2P層を
形成し、実施例1と同様の評価を行った。
【0084】20枚のガラス基板中、成形状態が良好で
あったのは7枚で、13枚のガラス基板は、2P成形時
にスタンパーから剥離する際、硬化した2P層の一部が
スタンパー側に残ってしまった。
【0085】2P層とガラス基板との初期接着力を評価
するため、実施例1と同様にして碁盤目セロテープ剥離
試験を行ったところ、20枚総てのガラス基板で、残膜
率は20%以下であった。
【0086】(比較例10)実施例1において、プライ
マー層構成材料として、γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン1.0重量%、水98.9重量%及び酢酸
0.1重量%の混合溶液から成るプライマー層構成材料
を用い、20枚の基板を用いた以外は、実施例1と同様
にして、ガラス基板表面上にプライマー層及び2P層を
形成し、実施例1と同様の評価を行った。
【0087】20枚のガラス基板中、成形状態が良好で
あったのは6枚で、14枚のガラス基板は、2P成形時
にスタンパーから剥離する際、硬化した2P層の一部が
スタンパー側に残ってしまった。
【0088】2P層とガラス基板との初期接着力を評価
するため、実施例1と同様にして碁盤目セロテープ剥離
試験を行ったところ、20枚総てのガラス基板で、残膜
率は20%以下であった。
【0089】
【発明の効果】本発明の製造方法によって得られる光デ
ィスク用基板は、ガラス基板と2P層を構成する2P樹
脂との間の接着強度が強いので、2P法の連続成形時に
おける不良品発生率が低く、高温高湿中においても、ガ
ラス基板と2P層との間の接着強度が低下することのな
いので、長期信頼性の高い光ディスクを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の光ディスク用基板の基本構
成を示す断面図である。
【符号の説明】 1  ガラス基板 2  プライマー層 3  2P層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ガラス製基板上にプライマー層を形成
    し、このプライマー層上に光硬化性樹脂組成物から成る
    案内溝及び信号ビットの凹凸パターンを有する層を形成
    する光ディスク用基板の製造において、上記プライマー
    層の形成法が、アルキルチタネートりん酸エステル及び
    アミンの混合物の水性溶媒溶液をガラス基板上に塗布、
    乾燥させた後、焼付けを行うことを特徴とする光ディス
    ク用基板の製造方法。
  2. 【請求項2】  アルキルチタネートりん酸エステルが
    、(i)一般式(I) 【化1】 (式中、Rはアルキル基を表わす。) で表わされるイソプロポキシ基を有するモノアルコキシ
    タイプ、(ii)一般式(II) 【化2】 (式中、Rはアルキル基を表わす。) で表わされるオキシ酢酸残基を有するキレートタイプ及
    び(iii)一般式(III) 【化3】 で表わされるエチレングリコール残基を有するキレート
    タイプから成る群から選ばれる化合物であり、アミンと
    混合することにより水溶性の塩を形成する化合物である
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク用基板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】  水性溶媒溶液中のアルキルチタネート
    りん酸エステルとアミンの混合物が0.1〜10重量%
    の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の光ディス
    ク用基板の製造方法。
  4. 【請求項4】  水性溶媒が、水及びアルコールを含有
    する請求項1記載の光ディスク用基板の製造方法。
  5. 【請求項5】  アルキルチタネートりん酸エステル及
    びアミンの混合物の水性溶媒溶液中に、水を10重量%
    以上含有する請求項1又は4記載の光ディスク用基板の
    製造方法。
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