JPH0430936B2 - - Google Patents

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JPH0430936B2
JPH0430936B2 JP18269684A JP18269684A JPH0430936B2 JP H0430936 B2 JPH0430936 B2 JP H0430936B2 JP 18269684 A JP18269684 A JP 18269684A JP 18269684 A JP18269684 A JP 18269684A JP H0430936 B2 JPH0430936 B2 JP H0430936B2
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tert
butyl
chlorophenyl
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は3−tert−ブチル−4−クロロフエノ
ールおよびその製造法に関する。
本発明の3−tert−ブチル−4−クロロフエノ
ールは医薬あるいは農薬などに用いることのでき
る物質への中間体として有用である。
〔従来の技術〕
本発明の3−tert−ブチル−4−クロロフエノ
ールは文献未記載の新規化合物である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は新規化合物である3−tert−ブ
チル−4−クロロフエノールを収率よく得ること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の要旨は3−tert−ブチルフエノールを
塩化スルフリルで塩素化して目的物である3−
tert−ブチル−4−クロロフエノールを製造する
にある。
すなわち、本発明は、 (1) 3−tert−ブチル−4−クロロフエノール (2) 3−tert−ブチルフエノールを塩化スルフリ
ルで塩素化することを特徴とする3−tert−ブ
チル−4−クロロフエノールの製造法を提供す
るものである。
〔作用〕
本発明の3−tert−ブチル−4−クロロフエノ
ールは、3−tert−ブチルフエノールを塩化スル
フリル、あるいは塩素等の種々の塩素化剤で塩素
化することにより、あるいは、3−tert−ブチル
フエノールをホウ酸エステルにして塩素化し、次
いで加水分解することにより製造することができ
る。本発明では、3−tert−ブチルフエノールを
塩化スルフリルで塩素化することを特徴とする、
3−tert−ブチル−4−クロロフエノールの製造
法を提供するものである。
3−tert−ブチルフエノールと塩化スリフリル
との反応は、触媒を使用することができる。使用
し得る触媒としては、塩化第二鉄、塩化アルミニ
ウム、塩化亜鉛、塩化第一銅、塩化第二銅、塩化
コバルト、塩化ニツケル等の金属塩化物類、鉄
()アセチルアセトネート等の金属錯化合物類
等をあげることができる。
反応を円滑に進めるために溶媒を用いることが
できる。溶媒としては、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン等のハロゲ
ン化炭化水素類等が適当である。
反応温度は好ましくは0℃から120℃程度であ
り、さらに好ましくは30℃から80℃程度が適当で
ある。
反応時間は数十分ないし48時間程度が適当であ
る。
〔実施例〕
次に、本発明の3−tert−ブチル−4−クロロ
フエノールに製造法を、実施例により具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定され
るものではない。
実施例 1 3−tert−ブチルフエノール9gを四塩化炭素
30mlに溶解し、70℃に加熱した。この温度で攪拌
しながら、塩化スルフリル10.5gを滴下した。滴
下終了後、70℃にて48時間攪拌を続けた。反応混
合物を室温まで冷却した後、冷水中に注ぎ、生成
物を四塩化炭素で抽出した。無水塩化カルシウム
で乾燥の後、四塩化炭素を減圧下に留去した。残
留物をカラムクロマトグラフイー(シリカゲル、
ベンゼン展開)で精製して、3−tert−ブチル−
4−クロロフエノール1.3gを得た。
n25 D1.5424 IRスペクトラム特性吸収(NaCl,cm-1) 3340,2980,1605,1580,1470,1370,1285,
1225 NMRスペクトラム(CDCl3,δ=ppm) 1.35(9H,s) 5.41(1H,s) 6.51(1H,
dd)6,85(1H,d) 7.11(1H,d) 元素分析値(%) 実測値 C:65.12 H:7.27 計算値 C:65.04 H:7.09 実施例 2 3−tert−ブチルフエノール30gをジクロロエ
タン50mlに溶解し、さらに塩化第二鉄0.1gを添
加した。反応混合物を60℃に加熱し、この温度で
攪拌しながら、塩化スルフリル35.1gを滴下し
た。滴下終了後、60℃にて8時間攪拌を続けた。
反応混合物を室温まで冷却した後、冷水中に注
ぎ、生成物をジクロロエタンで抽出した。無水塩
化カルシウムで乾燥した後、ジクロロエタンを減
圧下に留去した。残留物を減圧蒸留にて精製し、
沸点101〜102℃/0.8mmHgの3−tert−ブチル−
4−クロロフエノール13.6gを得た。
次に本発明の3−tert−ブチル−4−クロロフ
エノールを用いた特定のカーバメート誘導体の参
考例と応用例を示す。
参考例 1 N−(3−クロロフエニル)−N−メチルカルバ
モイルクロライド2.04g、3−tert−ブチル−4
−クロロフエノール1.84gおよび無水炭酸カリウ
ム1.6gをアセトン30mlに添加し、48時間加熱還
流した。反応混合物を室温まで冷却した後、冷水
中に注ぎ、生成物をベンゼンで抽出した。ベンゼ
ン溶液を水、飽和塩化ナトリウム水溶液の順で洗
い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下
でベンゼンを留去した。残留物をカラムクロマト
グラフイー(シリカゲル、ベンゼン展開)で精製
し、さらにヘキサンで再結晶することにより、3
−tert−ブチル−4−クロロフエニルN−(3−
クロロフエニル)−N−メチルカーバメート3.2g
を得た。融点65〜67℃ 参考例 2 3−tert−ブチル−4−クロロフエノール9.2g
およびチオホスゲン6.3gをクロロホルム50mlに
溶解し、室温にて攪拌しながら、1N−水酸化ナ
トリウム水溶液60mlを滴下した。滴下終了後、室
温にて3時間攪拌を続けた。反応液よりクロロホ
ルム層を分離し、無水塩化カルシウムで乾燥の
後、クロロホルムを減圧留去した、残留物を減圧
蒸留することにより、沸点103〜106℃/0.5mmHg
のO−3−tert−ブチル−4−クロロフエニル
クロロチオホルメート9.5gを得た。
n25 D1.5663 元素分析値(%) 実測値 C:50.25 H:4.45 計算値 C:50.20 H:4.59 N−メチルアニリン1.07gおよび無水炭酸カリ
ウム1.38gをアセトン20mlに添加し、室温で攪拌
しながら、O−3−tert−ブチル−4−クロロフ
エニル クロロチオホルメート2.63gをアセトン
20mlに溶解して加えた。このまま30分間攪拌した
後、2時間加熱還流した。反応混合物を室温まで
冷却した後、冷水中に注ぎ、生成物をベンゼンで
抽出した。ベンゼン溶液を水、飽和塩化ナトリウ
ム水溶液の順で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、ベンゼンを留去した。残留物をカラム
クロマトグラフイー(シリカゲル、ベンゼン/ヘ
キサン=1/1(V/V)展開)で精製し、さら
にエタノールで再結晶することにより、O−3−
tert−ブチル−4−クロロフエニルN−メチル−
N−フエニルチオカーバメート2.64gを得た。融
点65〜67℃ 参考例 3 3−tert−ブチル−4−クロロフエノール9.2g
およびトリクロロメチル クロロホルメート5.5
gをベンゼン50mlに溶解し、氷冷下攪拌しなが
ら、トリエチルアミン5.8gをベンゼン20mlら溶
解したものを滴下した。滴下終了後、室温で12時
間攪拌を続けた。反応液にヘキサン70mlを加え、
析出した結晶を別した。液を水、飽和塩化ナ
トリウム水溶液の順に洗い、無水塩化カルシウム
で乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。残留物
を減圧蒸留することにより、沸点105〜108℃/1
mmHgの3−tert−ブチル−4−クロロフエニル
クロロホルメート9.32gを得た。n25 D1.5232 元素分析値(%) 実測値 C:53.11 H:4.91 計算値 C:53.46 H:4.89 4−フルオロ−N−メチルアニリン1.25gおよ
び無水炭酸カリウム1.38gをアセトン20mlに添加
し、室温で攪拌しながら、3−tert−ブチル−4
−クロロフエニル クロロホルメート2.5gをア
セトン20mlに溶解して加えた。このまま30分間攪
拌した後、2時間加熱還流した。反応混合物を室
温まで冷却した後、冷水中に注ぎ、生成物をベン
ゼンで抽出した。ベンゼン溶液を水、飽和塩化ナ
トリウム水溶液の順に洗い、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、減圧下でベンゼンを留去した。
残留物をカラムクロマトグラフイー(シリカゲ
ル、ベンゼン展開)で精製し、さらにエタノール
で再結晶することにより、3−tert−ブチル−4
−クロロフエニル N−(4−フルオロフエニル)
−N−メチルカーバメート2.7gを得た。融点92
〜94℃ 上記参考例と同様の反応操作により得られた、
前記一般式()で表わされる特定のカーバメー
ト誘導体の具体例を以下に記述する。本発明の3
−tert−ブチル−4−クロロフエノールより製造
される特定のカーバメート誘導体はこれらの例に
限定されるものではない。
3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−メ
チル−N−フエニルカーバメート 融点 59.5〜60.5℃ 元素分析値(%) 実測値 C:68.33 H:6.45 N:4.67 計算値 C:68.02 H:6.34 N:4.40 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−
(3−クロロフエニル)−N−メチルカーバメート 融点 65〜67℃ 元素分析値(%) 実測値 C:61.74 H:5.45 N:3.96 計算値 C:61.37 H:5.43 N:3.97 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−メ
チル−N−(3−メチルフエニル)カーバメート 融点 49.5〜51.5℃ 元素分析値(%) 実測値 C:69.04 H:6.83 N:4.47 計算値 C:68.77 H:6.68 N:4.22 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−
(3−メトキシフエニル)−N−メチルカーバメー
ト 融点 35〜38℃ 元素分析値(%) 実測値 C:65.20 H:6.29 N:4.33 計算値 C:65.60 H:6.37 N:4.02 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−
(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルカー
バメート 融点 54〜56℃ 元素分析値(%) 実測値 C:62.04 H:5.95 N:7.74 計算値 C:61.97 H:6.06 N:8.03 O−3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N
−メチル−N−フエニルチオカーバメート 融点 65〜67℃ 元素分析値(%) 実測値 C:64.48 H:5.94 N:4.31 計算値 C:64.75 H:6.03 N:4.19 O−3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N
−メチル−N−(3−メチルフエニル)チオカー
バメート 融点 85.5〜86.5℃ 元素分析値(%) 実測値 C:65.80 H:6.32 N:4.12 計算値 C:65.59 H:6.37 N:4.02 O−3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N
−(3−メトキシフエニル)−N−メチルチオカー
バメート 融点 110〜111.5℃ 元素分析値(%) 実測値 C:62.67 H:5.91 N:4.13 計算値 C:62.71 H:6.09 N:3.84 O−3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N
−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチルチ
オカーバメート 融点 123〜124℃ 元素分析値(%) 実測値 C:59.61 H:5.72 N:7.54 計算値 C:59.25 H:5.80 N:7.67 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−メ
チル−N−(2−メチルフエニル)カーバメート 油状 元素分析値(%) 実測値 C:68.71 H:6.70 N:4.56 計算値 C:68.77 H:6.68 N:4.22 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−メ
チル−N−(4−メチルフエニル)カーバメート 油状 元素分析値(%) 実測値 C:68.42 H:6.62 N:3.84 計算値 C:68.77 H:6.68 N:4.22 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−
(2−フルオロフエニル)−N−メチルカーバメー
ト 融点 70〜71℃ 元素分析値(%) 実測値 C:64.32 H:5.71 N:4.33 計算値 C:64.38 H:5.70 N:4.17 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−
(3−フルオロフエニル)−N−メチルカーバメー
ト 融点 61〜62.5℃ 元素分析値(%) 実測値 C:64.21 H:5.63 N:3.92 計算値 C:64.38 H:5.70 N:4.17 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−
(4−フルオロフエニル)−N−メチルカーバメー
ト 融点 92〜94℃ 元素分析値(%) 実測値 C:64.31 H:5.56 N:3.79 計算値 C:64.38 H:5.70 N:4.17 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−
(3−ブロモフエニル)−N−メチルカーバメート 融点 80〜82℃ 元素分析値(%) 実測値 C:54.12 H:4.96 N:3.42 計算値 C:54.49 H:4.82 N:3.53 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−メ
チル−N−(3,4−ジメチルフエニル)カーバ
メート 油状 元素分析値(%) 実測値 C:69.53 H:6.85 N:4.14 計算値 C:69.45 H:6.99 N:4.04 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−メ
チル−N−(3,5−ジメチルフエニル)カーバ
メート 融点 69〜71℃ 元素分析値(%) 実測値 C:69.09 H:6.87 N:4.01 計算値 C:69.45 H:6.99 N:4.04 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−
(3−クロロ−4−メチルフエニル)−N−メチル
カーバメート 融点 116〜117℃ 元素分析値(%) 実測値 C:62.54 H:5.86 N:3.65 計算値 C:62.30 H:5.77 N:3.82 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−エ
チル−N−フエニルカーバメート 融点 85〜88℃ 元素分析値(%) 実測値 C:68.60 H:6.82 N:4.42 計算値 C:68.77 H:6.68 N:4.22 3−tert−ブチル−4−クロロフエニル N−エ
チル−N−(3−メチルフエニル)カーバメート 融点 69〜71℃ 元素分析値(%) 実測値 C:69.21 H:6.97 N:4.05 計算値 C:69.45 H:6.99 N:4.04 応用例 これらのカーバメート誘導体を有効成分として
含有する10%水和剤を調製し、直径9cmの磁製ポ
ツトを使用して、水田条件下での稚苗水稲移植直
後の雑草発芽前における湛水処理試験を行い、各
種雑草に対する除草効果および水稲におよぼす影
響を調査した。その結果、いずれの有効成分の場
合も移植水稲に対しては1000g/10aの薬量でも
実質的に薬害を認めることがなかつた。また、有
効成分により異なるが、大体15〜500g/10a程
度の有効成分量でノビエ、タマガヤツリ、コナ
ギ、キカシグサ等の水田雑草を防除することがで
きた。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように本発明により3
−tert−ブチル−4−クロロフエノールを収率よ
く得ることができる。
また、このものから誘導される化合物は産業上
の利用性がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3−tert−ブチル−4−クロロフエノール。 2 3−tert−ブチルフエノールを塩化スルフリ
    ルで塩素化することを特徴とする3−tert−ブチ
    ル−4−クロロフエノールの製造法。
JP18269684A 1984-09-03 1984-09-03 3−tert−ブチル−4−クロロフェノ−ル Granted JPS6160627A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18269684A JPS6160627A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 3−tert−ブチル−4−クロロフェノ−ル
EP85111050A EP0173993A1 (en) 1984-09-03 1985-09-02 Tert-butyl-halophenol
US06/840,488 US4668831A (en) 1984-09-03 1986-03-14 Tert-Butyl-halophenols

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JP18269684A JPS6160627A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 3−tert−ブチル−4−クロロフェノ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS6160627A JPS6160627A (ja) 1986-03-28
JPH0430936B2 true JPH0430936B2 (ja) 1992-05-25

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ID=16122830

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JP18269684A Granted JPS6160627A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 3−tert−ブチル−4−クロロフェノ−ル

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JPS6160627A (ja) 1986-03-28

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