JPH04370129A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH04370129A
JPH04370129A JP17328891A JP17328891A JPH04370129A JP H04370129 A JPH04370129 A JP H04370129A JP 17328891 A JP17328891 A JP 17328891A JP 17328891 A JP17328891 A JP 17328891A JP H04370129 A JPH04370129 A JP H04370129A
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JP
Japan
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weight
copolymer
styrene
parts
modified
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Pending
Application number
JP17328891A
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English (en)
Inventor
Akira Kobayashi
明 小林
Tetsuya Kawamura
哲也 河村
Tatsuo Teraya
寺屋 竜男
Eiji Kuchiki
朽木 栄治
Yuji Fujita
祐二 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
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Priority to EP92201727A priority patent/EP0518447B1/en
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車部品、家具、電
気製品等各種成形品の材料となり得る、オレフィン系樹
脂およびアクリロニトリル‐スチレン系共重合体を含む
樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィン系樹脂は、機械的強度、成形
性、耐薬品性等に優れており、自動車の内外装部品、家
電部品あるいはハウジングなど、様々な工業分野で広く
利用されている。しかし、ポリオレフィンは無極性分子
であるので、二次加工性、特に固相状態での接着性、塗
装性に難がある。この様なオレフィン系樹脂の改良方法
として、オレフィン系樹脂に接着性の良好なポリスチレ
ンをブレンドすることが行われている。
【0003】特にスチレン‐アクリロニトリル共重合体
はポリスチレン系樹脂の中でも耐薬品性、強度、耐熱性
に優れていることから、それとオレフィン系樹脂とのブ
レンド物は良好な各種特性を発揮することが期待されて
いる。
【0004】しかしながら、オレフィン系樹脂とポリス
チレン系樹脂とは相溶性が良好でないので、そのブレン
ド物は物性の低下、特に耐表面剥離性の低下が著しいと
いう問題がある。
【0005】そこで、ポリプロピレン系樹脂とポリスチ
レン系樹脂との組成物にその相溶性を改善することを目
的として、相溶化剤を添加してなる組成物が種々提案さ
れている(特開昭64−87945号公報、特開平1−
174550号公報)。上記いずれの組成物もポリプロ
ピレン系樹脂とポリスチレン系樹脂との相溶化剤として
、スチレン‐非共役ジエンブロック共重合体等を含有す
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記相
溶化剤ではポリプロピレン系樹脂とポリスチレン系樹脂
との相溶化にはある程度の効果を発揮するものの、ポリ
プロピレン系樹脂とスチレン‐アクリロニトリル共重合
体との相溶化にはほとんど効果がないという問題がある
【0007】このように、オレフィン系樹脂とスチレン
‐アクリロニトリル共重合体とが良好に相溶化した組成
物は、従来得ることができなかった。
【0008】そこで本発明は、オレフィン系樹脂とアク
リロニトリル‐スチレン(以下、AN‐Stと称するこ
とがある)系共重合体とが良好に相溶化し、表面特性、
各種力学的特性に優れた、オレフィン系樹脂とAN‐S
t系共重合体とを主成分とする熱可塑性樹脂組成物を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の熱可塑性樹脂組
成物は、(A)オレフィン系樹脂および/または次式(
化2):
【0010】
【化2】 式中、Rは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基で
あり、Arはグリシジルオキシ置換基を少なくとも1つ
有し、他の置換基を有していてもよい炭素数6〜20の
芳香族炭化水素基であり、nは1〜4の整数を表すで示
されるグリシジル化合物で変性されたエポキシ変性オレ
フィン系樹脂  5〜95重量部、ならびに(B)エポ
キシ変性アクリロニトリル‐スチレン系共重合体または
これとアクリロニトリル‐スチレン系共重合体  95
〜5重量部を含み、かつ(C)不飽和カルボン酸または
その無水物で変性された、スチレン‐エチレン‐ブタジ
エン‐スチレン  ブロック共重合体を(A)および(
B)の合計100重量部に対して0.5〜100重量部
含むことを特徴とする。
【0011】本発明で使用するオレフィン系樹脂は、エ
チレン、プロピレン、ブテン、4−メチルペンテン−1
等のα‐オレフィン系モノマーのホモポリマー、これら
のコポリマー、あるいはこれらとジエン類とのコポリマ
ーおよびその水添物等、公知のすべてのオレフィン系樹
脂を包含する。共重合体の場合は、ブロック共重合体、
ランダム共重合体のいずれも包含する。好ましくはオレ
フィンモノマーを主成分として重合した結晶性のポリマ
ーであり、40重量%程度までエチレン、ブテン、4−
メチルペンテン−1等の他のα‐オレフィンと共重合し
たものでもよい。上記共重合体は、ランダム共重合体、
ブロック共重合体のいずれでもよい。
【0012】また、一般式(化3):
【0013】
【化3】 (ただし、R1 、R2 、R3 およびR4 はそれ
ぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1〜6を有す
るアルキル基であり、mは1〜20の整数である)で示
される非共役ジエンコモノマーを含有するオレフィンラ
ンダム共重合体も用いることができる。
【0014】次に、エポキシ変性されたオレフィン系樹
脂とは、上記のオレフィン系樹脂に上記式(化2)で示
されるグリシジル化合物がグラフト重合されてなるもの
である。
【0015】上記式(化2)において、Rは好ましくは
水素原子またはCH3 であり、nは1〜4である。A
rは、好ましくはグリシジルオキシ置換基を1または2
つ有する、炭素数6〜10の(アルキル置換したまたは
していない)単核芳香族炭化水素基またはビスフェノー
ルA残基である。芳香族環についている他の任意的な置
換基としては、アルキル基たとえばメチル基およびエチ
ル基、およびハロゲン原子が挙げられる。
【0016】特に好ましいグリシジル化合物として、下
記式(化4)の化合物が挙げられる。
【0017】
【化4】 (式中、Rは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基
、好ましくは水素原子またはメチル基である)このよう
なグリシジル化合物は、例えば特開昭60−13058
0号に示される、以下のような方法により製造すること
ができる。
【0018】まず、フェノール性水酸基を少なくとも1
つ有する芳香族炭化水素と、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタアクリルアミド等々、あるい
はN−メチロールメタアクリルアミドのアルキルエーテ
ル誘導体(以下、これらをN−メチロールアクリルアミ
ド類という)を酸触媒で縮合させることにより、下記の
(化5):
【0019】
【化5】 (式中、Rは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基
であり、Ar1 は水酸基を少なくとも1つ有する炭素
数6〜20の芳香族炭化水素基であり、nは1〜4の整
数を表す)で示される化合物を製造する。上記フェノー
ル性水酸基を少なくとも1つ有する芳香族炭化水素とし
ては特に制限はないが、例えばフェノール、o−クレゾ
ール、m−クレゾール、p−クレゾール、2,6−キシ
レノール、2,4−キシレノール、o−クロルフェノー
ル、m−クロルフェノール、o−フェニルフェノール、
p−クロルフェノール、2,6−ジフェニルフェノール
などのフェノール性化合物、ヒドロキノン、カテコール
、フロログルシノールなどのポリフェノール性化合物、
1−ナフトール、2−ナフトール、9−ヒドロキシアン
トラセンなどの多環式ヒドロキシ化合物、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノール
−A)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタンなどの
ビスフェノール類等が挙げられる。
【0020】次に上記化5で表される化合物の水酸基を
グリシジル化することにより、化2で表されるグリシジ
ル化合物を得ることができる。このグリシジル化は、化
5で表される化合物とエピハロヒドリンとの付加反応を
行った後、苛性アルカリにより脱ハロゲン化水素化する
ことにより行うのが好ましい。エピハロヒドリンとの付
加反応は、相間移動触媒を用いて行う。エピハロヒドリ
ンとしてはエピクロルヒドリン、エピブロムヒドリン、
エピヨードヒドリン等を用いることができる。
【0021】相間移動触媒としては、例えばテトラブチ
ルアンモニウムブロマイド、トリオクチルメチルアンモ
ニウムクロライド、ベンジルトリエチルアンモニウムク
ロライドなどの第4級アンモニウム塩、テトラフェニル
ホスホニウムクロライド、トリフェニルメチルホスホニ
ウムクロライドなどの第4級ホスホニウム塩、第4級ア
ルソニウム塩などを用いることができる。
【0022】上記相間移動触媒の使用量は、化5で表さ
れる化合物を100モル%として、0.01〜100モ
ル%の範囲で使用するのが好ましい。特に好ましい相間
移動触媒の使用量は、0.05〜10モル%である。ま
た反応時間及び反応温度は50〜120℃で5分間〜2
時間、より好ましくは80〜110℃で10〜30分間
である。
【0023】脱ハロゲン化水素化に用いる苛性アルカリ
としては、苛性ソーダ、苛性カリ、水酸化リチウムなど
が使用できる。これらは固体のままか、もしくは水溶液
として用いることができる。また脱ハロゲン化水素化の
ために、触媒として上述の相間移動触媒と同様のものを
用いることができる。あるいは、クラウンエーテル類、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール等が挙げられる。
【0024】上記苛性アルカリの使用量は、化5で表さ
れる化合物に対して等モル量を使用するのが好ましい。 より好ましくは、1.1〜1.5倍モルを使用する。ま
た反応時間及び反応温度は20〜90℃で10分間〜3
時間、より好ましくは40〜70℃で30分間〜2時間
である。
【0025】上記の化2のグリシジル化合物とオレフィ
ン系樹脂との反応は、溶液法または溶融混練法のいずれ
でも行うことができ、好ましくは溶融混練法で行う。溶
融混練法の場合、グリシジル化合物とオレフィン系樹脂
、および必要に応じて触媒を一軸または二軸押出機、バ
ンバリーミキサー、またはバッチ混練機等に投入し、2
00〜300℃、好ましくは220〜260℃の温度に
加熱して溶融しながら0.1〜20分間混練する。また
溶液法の場合、キシレン等の有機溶剤に上記出発物質を
溶解し、90〜200℃の温度で0.1〜100時間攪
拌しながら行う。いずれの場合にも、触媒として通常の
ラジカル重合用触媒を用いることができ、例えば過酸化
ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化ジターシャリー
ブチル、過酸化アセチル、ターシャリーブチルペルオキ
シ安息香酸、過酸化ジクミル、ペルオキシ安息香酸、ペ
ルオキシ酢酸、ターシャリーブチルペルオキシピバレー
ト、2,5−ジメチル−2,5−ジターシャリーブチル
ペルオキシヘキシン等の過酸化物類、あるいはアゾビス
イソブチロニトリル等のジアゾ化合物類等が好ましい。 触媒の添加量はグリシジル化合物100重量部に対して
0.1〜10重量部程度である。なお、上記反応時にフ
ェノール系酸化防止剤を添加することができる。ただし
、ラジカル重合用触媒を添加しない場合には、それを添
加しない方が好ましい。
【0026】オレフィン系樹脂100重量部に対する前
記グリシジル化合物の配合割合は、0.01〜30重量
部、好ましくは0.1〜10重量部である。グリシジル
化合物の配合量が0.01重量部未満では、十分量のグ
ラフト反応が達成されず、他方、30重量部より多いと
得られる変性オレフィン系樹脂の分子量が低下する。
【0027】この反応において、グリシジル化合物はオ
レフィン系樹脂にグラフト重合する。一般に、用いたグ
リシジル化合物の70〜95%、特に80〜90%が実
際にグラフトされる。オレフィン系樹脂100重量部に
対して0.1〜10重量部程度のグリシジル化合物がグ
ラフトされることが一般に好ましい。
【0028】本発明において成分(A)の総てがオレフ
ィン系樹脂またはエポキシ変性オレフィン系樹脂である
ことができる。しかし、オレフィン系樹脂100重量部
に対してエポキシ変性オレフィン系樹脂を少なくとも1
重量部まで含むことにより、本発明の効果をより良く達
成することができる。
【0029】次に、本発明で使用するアクリロニトリル
‐スチレン(AN‐St)系共重合体は、アクリロニト
リルから誘導される繰り返し単位とスチレンから誘導さ
れる繰り返し単位とが共重合したものである。アクリロ
ニトリルの含有量は、AN‐St系共重合体全体を10
0重量%として通常2〜50重量%であり、好ましくは
20〜30重量%である。また、ポリオレフィン系ゴム
、例えばポリブタジエンゴムを40重量%以下程度グラ
フト重合したアクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン
樹脂(ABS樹脂)、エチレン‐プロピレン共重合体ゴ
ム(EPゴム)を40重量%以下程度グラフト重合した
アクリロニトリル‐EPゴム‐スチレン樹脂(AES樹
脂)等も成分(B)におけるアクリロニトリル‐スチレ
ン系共重合体に包含される。
【0030】このようなAN‐St系共重合体は、メル
トフローレート(MFR)が1〜60g/10分であり
、またその重量平均分子量(Mw)が10,000〜1
,000,000 であるのが好ましい。
【0031】エポキシ変性アクリロニトリル‐スチレン
系共重合体とは、アクリロニトリル‐スチレン‐不飽和
エポキシ化合物共重合体である。アクリロニトリル‐ス
チレン部分については、上記のAN‐St系共重合体と
同様のものを使用できる。不飽和エポキシ化合物として
は、例えば下記式(化6):
【0032】
【化6】 (式中、Ra はエチレン系不飽和結合を有する炭素数
2〜18の炭化水素基である)で示される不飽和グリシ
ジルエステル類、下記式(化7):
【0033】
【化7】 [式中、Rb はエチレン系不飽和結合を有する炭素数
2〜18の炭化水素基であり、Xは−CH2 −O−ま
たは−φ−O−(ここで、φはフェニレン基を表す)で
ある]で示される不飽和グリシジルエーテル類が挙げら
れる。
【0034】このような不飽和グリシジルエステル類、
不飽和グリシジルエーテル類としては、例えばグリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート(GMA)
、イタコン酸グリシジルエステル類、アリルグリシジル
エーテル、2−メチルアリルグリシジルエーテル、スチ
レン−p− グリシジルエーテル等が挙げられる。特に
GMAが好ましい。またこの他にさらに、メチルメタク
リレート等の不飽和カルボン酸エステルモノマーをエポ
キシ変性AN‐St系共重合体全体の99.9重量%ま
での量で含むことができる。
【0035】上記のエポキシ変性AN‐St系共重合体
におけるアクリロニトリル含量は、この共重合体全体を
100重量%として、通常2〜50重量%、好ましくは
20〜30重量%であり、不飽和エポキシ化合物含量は
通常0.1〜70重量%、好ましくは5〜10重量%で
ある。このようなエポキシ変性AN‐St系共重合体の
MFRは1〜60g/10分であり、Mwは10,00
0〜1,000,000 であるのが好ましい。
【0036】このようなエポキシ変性AN‐St系共重
合体は、AN‐St系共重合体と不飽和エポキシ化合物
とを、バルク重合、エマルジョン重合、懸濁重合、溶液
重合等により重合して製造することができる。
【0037】成分(B)は、上記したエポキシ変性AN
‐St系共重合体、またはこれと未変性のAN‐St系
共重合体である。未変性のAN‐St系共重合体は、変
性および未変性AN‐St系共重合体の合計に対して9
9重量%未満の量で使用する。  上記した成分(A)
および(B)は、(A)5〜95重量部に対して(B)
95〜5重量部、好ましくは(A)10〜90重量部に
対して(B)90〜10重量部の割合で使用する。
【0038】次に、本発明においては、上記の(A)お
よび(B)にさらに、(C)不飽和カルボン酸またはそ
の無水物で変性された、ポリスチレン‐エチレン‐ブタ
ジエン‐ポリスチレン(SEBS)ブロック共重合体を
、(A)および(B)の合計100重量部に対して0.
5〜100重量部、好ましくは1〜10重量部含む。(
C)の量が0.5重量部より少ないとオレフィン系樹脂
とAN‐St系共重合体との相溶性が不十分であり、1
00重量部より多いと得られた組成物の流動性が低下し
、さらに剛性が低下してしまうこともある。ここで、S
EBSブロック共重合体自体は公知であり、本発明にお
いては、ポリスチレンブロックが10〜70重量%、エ
チレン‐ブタジエン(EB)ブロックが90〜30重量
%であるものを使用するのが好ましい。変性用モノマー
である不飽和カルボン酸またはその無水物としては、ア
クリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸等のジカルボン酸、無水マレ
イン酸、無水フマル酸、無水イタコン酸、エンド‐ビシ
クロ[2,2,1]−5−ヘプテン−2,3− ジカル
ボン酸無水物(無水ハイミック酸)等のジカルボン酸無
水物等が挙げられる。
【0039】このような変性SEBSは例えば、上記し
たような変性用モノマーを、溶融または溶液ラジカル反
応によりSEBSにグラフトすることによって製造する
ことができる。グラフト率は好ましくは0.1〜10重
量%、さらに好ましくは0.2〜3重量%である。
【0040】本発明の樹脂組成物には、上記の成分の他
に、慣用の添加剤、例えば顔料、染料、充填材、強化材
、熱安定剤、光安定剤、酸化防止剤、可塑剤、難燃剤、
帯電防止剤、離型剤、発泡剤、核剤等を添加することが
できる。
【0041】本発明の樹脂組成物は、上記した各成分を
溶融混練することによって製造することができる。溶融
混練温度は通常200 〜300 ℃、好ましくは23
0 〜280 ℃である。溶融混練に使用する装置は、
通常の装置、例えば一軸または二軸押出機、バンバリー
ミキサー、混練ロール、ブラベンダー、ニーダー、ヘン
シェルミキサー、バッチ混練機等を使用して行うことが
できる。
【0042】
【作用】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成分(C)が
不飽和カルボン酸またはその無水物を含んでおり、これ
が成分(A)および(B)双方との親和性に優れる。す
なわち、これはエポキシ変性ポリオレフィン系樹脂のエ
ポキシ基またはエポキシ変性AN‐St系共重合体のエ
ポキシ基の双方と良好に反応する。したがって、溶融混
練により、これらの間に反応が生じ、(エポキシ変性)
オレフィン系樹脂〜不飽和カルボン酸(または無水物)
変性SEBS〜エポキシ変性AN‐St系共重合体のグ
ラフト体、すなわち相溶化剤が生成する。このような機
構により(A)および(B)の相溶性が改善されるもの
と推測される。
【0043】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。
【0044】なお、各実施例および比較例において用い
た原料は、以下の通りである。 1.オレフィン系樹脂 (1−1) ポリプロピレン(ホモポリマー、以下でP
Pと略記することがある)、J209(東燃化学株式会
社製)、MFR  9.0g/10分 (1−2) エチレン‐プロピレンブロック共重合体(
以下でEPCと略記することがある)、BJ309(東
燃化学株式会社製)、MFR  9.0g/10分、エ
チレン含有量7.5重量% 2.変性オレフィン系樹脂 (2−1) 変性ポリプロピレン■ ポリプロピレンホモポリマー(Y201、東燃化学株式
会社製、MFR  1.5g/10分)100重量部に
対して、次式(化8):
【0045】
【化8】 で示されるグリシジル基含有不飽和化合物(鐘淵化学工
業株式会社製、以下ではこれをAXEと略記する)3重
量部および過酸化物触媒としてパーヘキシン2−5B(
日本油脂株式会社製)0.1重量部を、2軸押出機(T
EX44)を用いて200℃、30rpm の条件で溶
融混練することにより反応させた。得られたエポキシ変
性ポリプロピレンはAXE付加率2.4重量%であった
。またMFRは7.6g/10分であった。このエポキ
シ変性ポリプロピレンをAXE−PP■と略記する。 (2−2) 変性ポリプロピレン■ AXEの添加量を7重量部とした他は上記(2−1) 
と同様にしてエポキシ変性ポリプロピレンを製造した。 得られたエポキシ変性ポリプロピレンはAXE付加率4
.0重量%であった。またMFRは200g/10分で
あった。このエポキシ変性ポリプロピレンをAXE−P
P■と略記する。 3.アクリロニトリル‐スチレン系共重合体(3−1)
 アクリロニトリル‐スチレンランダム共重合体(以下
でASと略記することがある)、AS230(日本合成
ゴム株式会社製)、MFR  6.62g/10分、ア
クリロニトリル含有量25重量%(3−2) アクリロ
ニトリル‐ブタジエン‐スチレン(ABS)樹脂(以下
で、ABSと略記する)、ABS−10(日本合成ゴム
株式会社製)、MFR10g/10分、アクリロニトリ
ル含有量(アクリロニトリル‐スチレンを100重量%
として)25重量% 4.エポキシ変性アクリロニトリル‐スチレン系共重合
体 (4−1) アクリロニトリル‐スチレン‐グリシジル
メタクリレートランダム共重合体(以下で、GMA−A
S■と略記する)、マープルーフG−1505SA(日
本油脂株式会社製)、グリシジルメタクリレート(GM
A)含有量5重量%、アクリロニトリル含有量(アクリ
ロニトリル‐スチレンを100重量%として)27重量
%、重量平均分子量(Mw)150,000 、数平均
分子量(Mn)55,000 (4−2) アクリロニトリル‐スチレン‐グリシジル
メタクリレートランダム共重合体(以下で、GMA−A
S■と略記する)、マープルーフG−1005SA(日
本油脂株式会社製)、グリシジルメタクリレート(GM
A)含有量5重量%、アクリロニトリル含有量(アクリ
ロニトリル‐スチレンを100重量%として)27重量
%、重量平均分子量(Mw)100,000 、数平均
分子量(Mn)40,000 (4−3) アクリロニトリル‐スチレン‐グリシジル
メタクリレートランダム共重合体(以下で、GMA−A
S■と略記する)、ブレンマーCP510SA(日本油
脂株式会社製)、エポキシ当量1500、アクリロニト
リル含有量(アクリロニトリル‐スチレンを100重量
%として)27重量%、重量平均分子量(Mw)50,
000、数平均分子量(Mn)19,000 5.スチレン‐エチレン‐ブタジエン‐スチレン(SE
BS)ブロック共重合体(以下で、SEBSと略記する
)、タフテックH−1041(旭化成工業株式会社製) 6.変性スチレン‐エチレン‐ブタジエン‐スチレン(
SEBS)ブロック共重合体(以下で、MAH−SEB
Sと略記する)、タフテックM−1913(旭化成工業
株式会社製)、無水マレイン酸グラフト率  1.0重
量% 7.任意成分 グリシジルメタクリレート‐メチルメタクリレート共重
合体(以下で、GMA‐PMMAと略記する)、ブレン
マーCP50M(日本油脂株式会社製)、エポキシ当量
310、重量平均分子量(Mw)10,000、数平均
分子量(Mn)6,000  実施例1〜10および比較例1〜5 各成分を表1〜2に示す割合(重量%)でヘンシェルミ
キサーで常温にて混合した後、直径45mmの2軸混練
機を用いて、250℃、200rpmにて混練を行い、
吐出物を水中で急冷して熱可塑性樹脂組成物のペレット
を得た。
【0046】得られた樹脂組成物に対して、MFR、耐
表面剥離性、アイゾット衝撃強度(JIS  K711
0、−30℃にて測定)、引張り強度(JIS  K7
113)、破断伸び(JIS  K7113)、曲げ弾
性率(JIS  K7203)および熱変形温度(HD
T)(JIS  K7207)を測定した。結果を表1
〜2に示す。
【0047】なお、耐表面剥離性は、ペレット表面に1
mm2 のマスを100 個作り、その部分のテープ剥
離試験を行い、100 個中剥離せずに残ったマスの個
数で評価した。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【発明の効果】本発明によれば、相溶性が改善され、表
面特性および各種力学的特性に優れた、オレフィン系樹
脂およびアクリロニトリル‐スチレン系共重合体を主成
分とする樹脂組成物を提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)オレフィン系樹脂および/また
    は次式(化1): 【化1】 式中、Rは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基で
    あり、Arはグリシジルオキシ置換基を少なくとも1つ
    有し、他の置換基を有していてもよい炭素数6〜20の
    芳香族炭化水素基であり、nは1〜4の整数を表すで示
    されるグリシジル化合物で変性されたエポキシ変性オレ
    フィン系樹脂  5〜95重量部、ならびに(B)エポ
    キシ変性アクリロニトリル‐スチレン系共重合体または
    これとアクリロニトリル‐スチレン系共重合体  95
    〜5重量部を含み、かつ(C)不飽和カルボン酸または
    その無水物で変性された、スチレン‐エチレン‐ブタジ
    エン‐スチレン  ブロック共重合体を(A)および(
    B)の合計100重量部に対して0.5〜100重量部
    含むことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
JP17328891A 1991-06-12 1991-06-19 熱可塑性樹脂組成物 Pending JPH04370129A (ja)

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