JPH0437025Y2 - - Google Patents

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JPH0437025Y2
JPH0437025Y2 JP1986013870U JP1387086U JPH0437025Y2 JP H0437025 Y2 JPH0437025 Y2 JP H0437025Y2 JP 1986013870 U JP1986013870 U JP 1986013870U JP 1387086 U JP1387086 U JP 1387086U JP H0437025 Y2 JPH0437025 Y2 JP H0437025Y2
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pressure receiving
rack
receiving piston
fluid
shimmy
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輌のパワーステアリングギア装置
に関する。
(従来の技術) 従来、パワーステアリングギア装置のラツクア
ンドピニオン式のものとしては、例えば第6図
(自動車工学便覧、第5編、第5〜10頁の図5−
42)に示すようなものが知られている。これを
概略的に説明すれば、パワーシリンダ部Cを挿通
しているラツク1に図示せぬステアリングホイー
ルの転蛇で一体的に回転するピニオン2が噛合
し、ピニオン2の回転でラツク1が図の左右方向
に摺動する。パワーシリンダ部Cはシール部材
7,7等によつて液密的に流体圧室部が画成され
ていて、ラツク1の軸線方向への移動変位によつ
て、ラツク1の外周上に嵌着された受圧ピストン
部5の作用で流体圧室部内の流体圧を変化させる
ようになつている。流体圧室部は受圧ピストン部
5によつて両側2つの室に隔成され、これら各室
は配管(この場合油管)6,6を介して制御弁部
3に連通している。
このような構造によると、例えば左右車輪の各
タイヤ径等に相異があるような場合、各タイヤの
回転慣性力によつて高速走行時に、キングピン軸
まわりに自励振動を起こしてステアリングホイー
ルやボデイが激しく揺れる、いわゆるシミー現象
が発生しやすい。このシミー発生防止対策として
従来の装置においては、ステアリング系機構の剛
性低下、配管6,6の縮少、あるいはラツク1お
よびピニオン2同士の噛合圧を増加させてステア
リング系機構における摩擦力を増加させるなどの
方法が採られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の装置において
は、上記したような種々のシミー発生防止対策を
講じても、好適な操舵安定性能を得るには十分で
ないという問題点があつた。
そこで、本考案は、かかる従来の装置が抱える
問題点を解消すべくなされたものであり、配管内
を流通する流体をマス(質量体)とし、一方では
パワーシリンダ内に設けた弾性体をバネとして想
定したダイナミツクダンパ振動系をシミー現象に
対応させるようにして、操舵安定性能の向上を図
つたパワーステアリングギア装置の提供を目的と
している。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解消して目的を達成するために、
本考案は、シリンダ筒体と、該シリンダ筒体内に
移動可能に設けたラツクと、該ラツクの外周上に
設けた受圧ピストン部とを有し、該受圧ピストン
部によつてシリンダ筒体内を2つの流体圧室部に
画成したパワーステアリングギア装置において、
前記流体圧室部のそれぞれに、弾性体と、該弾性
体に取り付けた受圧板と、該受圧板の弾性体圧縮
側への所定量以上の動きを規制する突当ストツパ
と、を設けている。
(実施例) 以下、本考案によるパワーステアリングギア装
置の一実施例について第1図〜第5図を参照しつ
つ説明する。なお、第6図の従来例の説明で用い
た符号に共通するものは同一または同種の部材を
指す。
第1図において、1はパワーシリンダ部Cのシ
リンダ筒体4の内部を軸線方向に挿通して摺動自
在なラツクであり、このラツク1はパワーシリン
ダ部Cの内部を液密的にしているシール部材7,
7によつて摺動自在に支持されている。パワーシ
リンダ部Cの内部ではラツク1の外周上に受圧ピ
ストン部5が一体的に嵌着されて両側に流体圧室
部C1,C2が隔成されていて、ラツク1の移動に
よつて受圧ピストン部5もパワーシリンダ部Cの
シリンダ筒体4内面に摺接しつつ移動する。ま
た、受圧ピストン部5の両側端面にはそれぞれ弾
性体であるゴム質の弾性部材8,8が貼着されて
いて、これら両側の弾性部材8,8の各外側面に
は更に直接油圧が作用する受圧板9,9が一体的
に接合され、受圧ピストン部5を中心とする積層
構造を形成している。また、受圧ピストン部5の
両側端面のそれぞれと弾性部材8を介して対向す
る受圧板9との間においては、弾性部材8の厚さ
t1よりも小さい突当ストツパ10が受圧板9側に
結合され、弾性部材8が圧縮してその厚さ方向に
縮少すると、突当ストツパ10が受圧ピストン部
5の対向面に突き当つて、弾性部材8がそれ以上
縮少しないようになつている。
つぎに、上記実施例の作用を説明する。油管6
の管路断面積をS、受圧ピストン部5における受
圧面積をAとし、ラツク1が所定の速度Vrで変
位しているときは、油管6内の流体は(A/S)2
で倍速され、かつ(A/S)2・Vrの速度で流動
する。このため、流体の運動量をラツク1の変位
移動量に換算した場合、あたかも(A/S)2・m
なる等価慣性質量が存在していると考えられる
(但し、mは油管6内の流体の質量)。
このような理論に基づいて、第1図のように、
パワーシリンダ部C内において受圧ピストン部5
の両側端面にそれぞれ弾性部材8,8が設けられ
ると、ラツク1の移動変位によつて発生するパワ
ーシリン部C内の油圧変化で弾性部材8,8が弾
性変形する。すなわち、油管6内の流体の等価慣
性質量を「マス」として、また弾性部材8,8を
「バネ」とするダイナミツクダンパ振動系が形成
される。かかる振動系の固有振動数をシミー発生
時の車速度に同調させることによつて、ラツク1
の移動変位を抑制して相殺するためのダイナミツ
クダンパとして作用させ、シミー現象の発生レベ
ルを低下させることが可能となる。
一方、シミー現象が発生しているときのラツク
1の移動変位は微少であり、かつ通常受圧ピスト
ン部5が油圧による付勢を受けていないときであ
るので、受圧ピストン部5に作用する油圧力は操
舵角の大きいときと比較してはるかに小さい。ま
た、受圧ピストン部5に作用する油圧がシミー現
象の発生時と同程度である場合は、弾性部材8,
8が弾性変形するだけのクリアランスを受圧ピス
トン部5と突当ストツパ10との間(すなわち、
弾性部材8の厚さt1と突当ストツパ10の長さと
の差)に設けておいて、大きな操舵角のときには
突当ストツパ10がクリアランスを埋めて受圧ピ
ストン部5に当接する。その結果、弾性部材8,
8の弾性変形が規制されて、操舵安定感が損なわ
れることもなく、シミー現象の低減作用と操舵安
定性能との平衡が保たれることになる。
第2図は、実線で表わされる従来の装置と破線
による本考案の実施例装置とのシミー現象発生レ
ベルの比較、すなわち発生レベル低減効果の比較
を示している。これより明らかなように、車速度
Vとの対応において実施例の装置のシミー現象発
生レベルは従来例よりも格段に低下している。
つぎに、第3図は本考案によるパワーステアリ
ングギア装置の第2の実施例を示す。この第2実
施例は、上記第1実施例の弾性部材8,8を受圧
ピストン部5に貼設した構造ではなく、シール部
材7,7のそれぞれに結合したものである。弾性
部材8を挟着するようにして受圧板9を設け、か
つ突当ストツパ10をシール部材7側に向かつて
突設した構造は第1実施例の場合と同様である。
また、第4図および第5図は、上記第1および
第2実施例のようにゴム質の弾性部材8,8に代
えて、バネ材11,11を採用した第3および第
4各実施例を示したものである。但し、一方側と
他方側の各バネ11の形状および個数は第4図、
第5図に示されたものに限定されない。
(考案の効果) 上記したことから理解されるように、本考案に
よるパワーステアリングギア装置は、配管内流体
の等価慣性質量をマスとし、パワーシリンダ内に
設けた弾性体をバネとして想定した振動系を、シ
ミーに対するダイナミツクダンパとして作用させ
ているので、シミー発生時のラツクの移動変位が
抑制され、シミーの発生レベルを減少させること
ができる。さらに、操舵時には、弾性体の弾性変
形を突当ストツパにより所定量に規制するように
しているので、シミー現象の低減と同時に、好適
な操舵安定性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるパワーステアリングギア
装置の一実施例のパワーシリンダ部の断面図、第
2図は本考案の実施例と従来例の各装置のシミー
発生レベルの低減性能曲線図、第3図〜第5図は
何れも本考案の他の実施例の断面図、第6図は従
来の装置の断面図である。 1……ラツク、2……ピニオン、3……制御弁
部、C……パワーシリンダ部、4……シリンダ筒
体、5……受圧ピストン部、6……油管、7……
シール部材、8……弾性部材(弾性体)、9……
受圧板、10……突当ストツパー、11……バネ
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ筒体と、該シリンダ筒体内に移動可能
    に設けたラツクと、該ラツクの外周上に設けた受
    圧ピストン部とを有し、該受圧ピストン部によつ
    てシリンダ筒体内を2つの流体圧室部に画成した
    パワーステアリングギア装置において、前記流体
    室部のそれぞれに、弾性体と、該弾性体に取り付
    けた受圧板と、該受圧板の弾性体圧縮側への所定
    量以上の動きを規制する突当ストツパと、を設け
    たことを特徴とするパワーステアリングギア装
    置。
JP1986013870U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0437025Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986013870U JPH0437025Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986013870U JPH0437025Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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Publication Number Publication Date
JPS62125672U JPS62125672U (ja) 1987-08-10
JPH0437025Y2 true JPH0437025Y2 (ja) 1992-09-01

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ID=30803331

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6136474U (ja) * 1984-08-08 1986-03-06 マツダ株式会社 車両のステアリング装置

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JPS62125672U (ja) 1987-08-10

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