JPH0444805B2 - - Google Patents

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JPH0444805B2
JPH0444805B2 JP59203880A JP20388084A JPH0444805B2 JP H0444805 B2 JPH0444805 B2 JP H0444805B2 JP 59203880 A JP59203880 A JP 59203880A JP 20388084 A JP20388084 A JP 20388084A JP H0444805 B2 JPH0444805 B2 JP H0444805B2
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JP
Japan
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gear
lever
head
pin
magnetic head
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Application number
JP59203880A
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English (en)
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JPS6182314A (ja
Inventor
Itsuo Kato
Tetsuro Kamimura
Kaoru Takemasa
Junichi Oonishi
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP59203880A priority Critical patent/JPS6182314A/ja
Publication of JPS6182314A publication Critical patent/JPS6182314A/ja
Publication of JPH0444805B2 publication Critical patent/JPH0444805B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はカセツトデツキに関する。
背景技術 カセツトデツキは、近年、ますます小型化の傾
向にあり、特に車載用カセツトデツキにあつては
カセツトデツキが収容されるべきスペースに限界
があるため、小型化の要請が強い。
また、正逆両方向の録音がなされた例えば4ト
ラツク形式の磁気テープを再生する場合、一方向
の再生が終了したときにカセツトハーフを反転し
て入れ換えることが通常行なわれるが、この入れ
換えの煩わしさを解消するカセツトデツキとして
いわゆるオートリバース機構を内蔵したものが開
発されている。よく知られているように、オート
リバース機構は磁気テープを自動的に反転走行さ
せると共に、正逆両方向のトラツクに合うように
磁気へツドのセツテイングを行なう。
磁気へツドを正逆切り換える構成は既に種々提
案されているが、例えば4トラツクの磁気テープ
を再生する場合、4チヤンネルの磁気へツドを設
けて該4チヤンネルの2チヤンネルずつを磁気テ
ープの正逆走行に合わせて電気的に切り換える形
式や、2チヤンネルの磁気へツドを設けて該磁気
へツドの本体をテープの正逆走行に合わせて機械
的に平行移動あるいは回転せしめる形式などがあ
る。これら各種の磁気へツド切換形式のうち、磁
気テープの正逆両方向の走行に対してアジマス調
整が独立して行え、故に他の形式に比して良好な
再生周波数特性が得られることから、磁気へツド
を回転させる形式が採用されている。
磁気へツド回転形式においては、磁気へツドを
一旦テープ駆送方向に略直角に移動して磁気へツ
ドを磁気テープから離脱させてから回転し、然る
後、磁気へツドを復動せしめて磁気テープに当接
することが行われる。
既に開発されたカセツトデツキにおいては、磁
気へツドを回転させるための駆動源と、該駆動源
とは別個に設けられて磁気へツドをテープ駆送方
向に略直角な方向において往復動せしめるための
駆動源との少なくとも2つの駆動源が設けられて
いた。従つて、カセツトデツキ全体の小型化及び
コスト低減を図るうえで問題となつていた。
さらに、従来のカセツトデツキにおいては、例
えば電源が切られて装置の動作が停止した場合、
へツド台は後退することなく、磁気テープがピン
チローラとキヤプスタンの間に挟持(圧着)さ
れ、また、磁気へツドに圧着した状態のままにな
つていた。
従つて、カセツトデツキが外部から振動を受け
たりすると、ピンチローラを形成するゴムの変形
あるいは磁気テープが損傷する等の問題点があつ
た。
発明の概要 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであ
つて、その目的とするところはカセツトデツキ全
体としての小形化が図り易く且つコストが安いカ
セツトデツキを提供することである。
本発明によるカセツトデツキは、テープ駆送方
向に略直角な方向において往復動自在なへツド台
と、前記へツド台上に前記へツド台の移動方向に
略平行な軸を中心として2つの角度位置の間を回
動自在に設けられた磁気へツドと、前記磁気へツ
ドの角度位置に対応したテープ駆送方向を定める
テープ駆送方向切換手段と、回転によつて前記へ
ツド台を往復動せしめる第1歯車を含むへツド台
駆動機構と、回転によつて前記磁気へツドを回転
せしめる第2歯車を含むへツド回転機構とを含む
カセツトデツキであつて、互いに噛合して単一駆
動源により駆動される歯車列(歯車伝達機構)
と、前記歯車列に前記第1歯車及び第2歯車を選
択的に噛合させる起動手段と、前記第1歯車が前
記歯車列と噛合した後に前記第2歯車が前記歯車
列と噛合するようになすトリガ手段が設けられ、
前記トリガ手段は前記へツド台がテープに対して
前進した位置に対応する最往動位置及び最復位置
の間にて往復動自在に設けられ前記第1歯車の回
動によつて往動せしめられ且つ最復動位置にない
ときに前記第2歯車に係合して該第2歯車の回動
を規制する規制部が形式された制御板と、前記制
御板を復動方向に付勢する付勢手段と、前記制御
板が最往動位置に達したときに前記制御板の復動
を禁止し且つ前記第1歯車の初動によつて該禁止
を解除するようになされた禁止手段と、前記第1
及び第2歯車を前記歯車列と噛合する方向に付勢
する付勢手段とを有し、電源が断のときに前記制
御板の前記禁止手段による復動禁止を解除すると
共に最復動位置への復帰を禁止し且つ電源が投入
されているときには該最復動位置復帰の禁止を解
除する禁止・解除手段が設けられていることを特
徴としている。
実施例 以下、本発明の実施例としてのカセツトデツキ
を添付図面を参照しつつ説明する。
図において参照符1はカセツトデツキの全体を
示している。
第1図に示されるように、ハウジング2の前面
部にはカセツトハーフ(後述)を挿入するための
長方形横長の開口部2aが設けられている。但
し、ここで言う前方とは図中矢印Yにて示される
方向を言い、左右方向と該前方に向つてのもので
ある。従つて、矢印X方向が左方であり、また、
矢印Z方向は上方を示す。
第2図及び第3図、並びに第9図、第10図に
示されるように、ハウジング2内には鋼板等から
なるシヤーシ3が設けられている。第4図にも示
されるように、シヤーシ3上には一体のリールユ
ニツト5が、前後方向において並設されており、
且つ、該シヤーシに回動自在に取り付けられてい
る。第11図から明らかなように、リールユニツ
ト5はシヤーシ3に固定された回転支軸5aを有
している。回転支軸5aにはリール5bが回動自
在に外嵌されている。このリール5bの上端部及
び下端部には各々、カラー5c及びブシユ5dが
嵌着されている。カラー5cは、上記カセツトハ
ーフに内装され且つ磁気テープが巻回されたカセ
ツトリールに内嵌し得る。リール5bの中央部に
は円盤状に拡径した拡径部5eが形成されてお
り、該拡径部とブシユ5dとの間には大小2つの
ギア部が形成されたダブルギア5fが配置され、
且つ、回転支軸5aに回動自在に取り付けられて
いる。ダブルギア5fとブシユ5dとの間には該
ダブルギア及びブシユを互いに離隔する方向に付
勢するコイルスプリング5qが介装されている。
また、リール5bの拡径部5eとダブルギア5f
との間にはフエルト板5hが設けられている。フ
エルト板5hは拡径部5eに貼設されており、ダ
ブルギア5fに摺動可能に当接している。拡径部
5eの上面とカラー5cとの間にはアーム5iが
の設けられており、その一端部においてリール5
bの外周に回動自在に取り付けられている。アー
ム5iの下面及び上面は、リール5bの拡径部5
e及びカラー5cとワシヤ5j,5kを介して摺
動自在に係合しており、上方のワツシヤ5kとア
ーム5iとの間には該アームを下方に付勢するコ
イルスプリング5lが配置されている。
第2図、第3図、第9図及び第10図に示され
るように、リールユニツト5の右方には中間レバ
ー7が略前後方向にて伸長して配置されており、
且つピン7aによつてシヤーシ3に該シヤーシの
主面に平行な面内において回動自在に取り付けら
れている。中間レバー7の前端部には矩形状の開
口部7bが形成されており、該開口部には、シヤ
ーシ3上に遊動自在に設けられた遊動レバー8の
中央部に突設されたピン8aが遊嵌せられてい
る。遊動レバー8にはその両端部にもピン8bが
突設されており、該各ピンは、リールユニツト5
のアーム5iの自由端部に形成された長孔5m内
に摺動自在に係合している。第7図及び第18図
にも示されるように、中間レバー7の後端部近傍
にはエンド検出レバー10が配置されている。こ
のエンド検出レバー10は、シヤーシ3の後端部
上面に上方に突出して固設されたサブシヤーシA
11に回動自在に設けられたレバーA12の回動
一端部、この場合該レバーAの右端部に、上端部
において枢動自在に取り付けられている。エンド
検出レバー10の下端部には下方に伸びる突起1
0aが設けられており、該突起は中間レバー7の
後端部に形成された切欠部7cに摺動自在に係合
している。
第7図、第9図及び第18図に示されるよう
に、エンド検出レバー10の下端部後面にはピン
10bが突設されており、該ピンは、サブシヤー
シAに回動自在に取り付けられ且つエンド検出レ
バー10の後端面に対向するエンド検出ギア14
に係合している。第7図及び第18図から明らか
なように、エンド検出ギア14のエンド検出レバ
ー10との対向面には凹部14aが形成され、該
凹部の周側面には該エンド検出レバーの半径方向
に突出する夫々同形状の略山状の突部14bが
120°のピツチにて3つ設けられている。また、凹
部14aの中心部には上記した山状の各突部14
b間の谷部に向けて放射状に伸びる各々同形状の
3つの突起14cが形成されている。各突起14
bの頂部に外接する円と、各突起14cの頂部に
内設する円とを仮想した場合、これら各円の直径
はほぼ同寸法であるようなされている。エンド検
出レバー10に突設されたピン10bはこれら突
部14b及び突起14cに係合し得るのである。
上記したリールユニツト5と、中間レバー7
と、遊動レバー8と、エンド検出レバー10と、
エンド検出ギア14とによつて、演奏される磁気
テープのエンドを検出するためのテープエンド検
出機構の一部が構成されている。
第2図、第7図、第9図及び第18図に示され
るように、サブシヤーシ11の後面であつてエン
ド検出ギア14の左方には、直列に噛合する4つ
のギア16,17,18及び19からなる歯車伝
達機構20が設けられており、エンド検出ギア1
4は該歯車伝達機構の最終段ギア19と噛合して
いる。第18図に示されるように、歯車伝達機構
20(但し、第18図には参照符20は示されて
いない)の初段歯車16はサブシヤーシA11に
回動自在に取り付けられたウオーム22と噛合し
ている。ウオーム22の下端部にはプーリ23が
一体的に形成されている。第10図に示されるよ
うに、プーリ23は、シヤーシ3の右後端部に配
置されたモータ24によつてベルト25を介して
回転駆動される。なお、ベルト25はモータ24
の出力軸に嵌着された小プーリ24aに直接かけ
回されている。
第10図から明らかなように、ベルト25は、
シヤーシ3の下面に前後に並べて回動自在に設け
られた一対のフライホイール27にもかけ回され
ている。但し、モータ24の回転方向は矢印M方
向が正回転方向であり、これに対してプーリ23
が矢印N方向に、また、一対のフライホイール2
7が夫々矢印O方向及びP方向に常に回転するよ
うにベルト25がかけ回されている。
フライホイール27はその外周部と内周部とに
大小のギア部27a及び27bを有している。フ
ライホイール27に形成された大小2つのギア部
のうち、小さい方のギア部27bは、前後一対の
アイドラギア28を介してリールユニツト5のダ
ブルギア5fの大径ギア部と噛合するようになさ
れている。第2図、第3図及び第9図から明らか
なように、アイドラギア28は、シヤーシ3に軸
部材30aを介して揺動自在に設けられた支持レ
バー30の揺動一端部に回動自在に取り付けられ
たものであつて、該支持レバーの揺動によつてリ
ールユニツト5のダブルギア5fに対して脱着す
るようになつている。また、支持レバー30はコ
イルスプリング30bによつて、アイドラギア2
8がダブルギア5fに近づく方向に付勢されてい
る。
第2図、第7図、第9図及び第18図に示され
るように、サブシヤーシA11の後面にはギア1
6ないし19の上方において第1歯車33及び第
2歯車34が回動自在に取り付けられている。第
1歯車33は歯車伝達機構20(例えば第7図参
照)のギア16と噛合しており、第2歯車34は
該歯車伝達機構のギア18と噛合している。
ここで、上記歯車伝達機構20と、ウオーム2
2と、プーリ23と、ベルト25等とによつて、
上記第1歯車33及び第2歯車34に単一駆動源
としてのモータ24からの回転力を付与する回転
付与機構が構成されている。また、該回転力付与
機構と、モータ24とにより、第1歯車33及び
第2歯車34を回転駆動する回転力付与手段が構
成されている。
第1歯車33は後述するへツド台を往復動せし
めるためのものであつて、まず、該第1歯車と該
へツド台とを連結する構造について説明する。
例えば第7図及び第18図に示されるように、
第1歯車33の後面にはピン33aが突設されて
おり、該ピンには第1歯車33を第18図におけ
る時計方向に付勢するコイルスプリング35の一
端が掛けられている。コイルスプリング35は、
ギア16及び18の回転支軸(図示せず)の先端
部に固定されたプレート36にその他端が掛けら
れている。
第2図、第3図、第9図及び第11図に示され
るように、シヤーシ3の後端部、即ちサブシヤー
シA11の後方に、該サブシヤーシAと平行に上
方に伸びる屈曲部3aが形成されている。第4図
にも示されるように、この屈曲部3aの前面には
網板から成る制御板39が左右方向において移動
自在に取り付けられている。制御板39の左方向
における移動限界位置と該制御板の最往動位置と
称し、これに対して、右方向における移動限界位
置を最復動位置と称する。制御板39の右端部に
は該制御板を右方、即ち、復動方向に付勢するコ
イルスプリング40が連結されている。制御板3
9のほぼ中央部であつて上端には第1歯車33の
ピン33aが係合可能な突起39aが形成されて
いる。突起39aはその右縁部において上記ピン
33aに係合しており、従つて、制御板39は第
1歯車33の回動によつて往動せしめられるので
ある。第2図、第4図及び第10図に示されるよ
うに、制御板39の下方には該制御板とコイルス
プリング41を介して連結されて該制御板の往動
に伴つて左方に移動するレバーB42が配置され
ている。レバーB42の右端部には制御板39の
下端に形成された突起39bの右縁部と係合する
突起42aが形成されており、これによつて、コ
イルスプリング40の付勢力による制御板39の
復動に伴つてレバーB42も右方に復帰するよう
になつている。第2図、第8図及び第10図から
明らかなように、レバーB42の左端部は、シヤ
ーシ3の下面に前後に伸長して設けられ且つピン
44aを介してその中央部にて回動自在にシヤー
シ3に取り付けられたレバーC44の後端部に枢
着されている。このレバーC44の前端部は、シ
ヤーシ3上に左右方向において往復動自在に設け
られたへツド台47に枢着せられている。なお、
磁気テープの駆動方向は前後方向であり、従つ
て、へツド台47の移動方向は該テープ駆送方向
に略直角となつている。
上記した第1歯車33と、制御板39と、コイ
ルスプリング40,41とレバーB42と、レバ
ーC44と、これらに関連する周辺小部材とによ
つて、へツド台47を駆動するためのへツド台駆
動機構が構成されている。
次いで、第2歯車34とその関連部材について
説明する。第2歯車34は、へツド台47上に設
けられた磁気へツド49を回転せしめるためのも
のであつて、第1歯車33よりもへツド台47に
対して遠い位置に配置されている。また、第1歯
車33及び第2歯車34の回転比は1:1となつ
ている。
第7図及び第18図から明らかなように、第2
歯車34の後面には180°のピツチを以て2本のス
トツプピン34a,34bが突設せられており、
一方のストツプピン34aは該第2歯車の前面部
にも突出するように該第2歯車を貫通している。
なお、両ストツプピン34a,34bは制御板3
9の後端部上端に突設された突起39cの右縁部
に係合し得る。すなわち、制御板39は該両スト
ツプピンによつても往動せられるのである。ま
た、第2歯車34の近傍には爪部材51a及びバ
ネ部材51bが設けられており、第2歯車34は
該爪部材及びバネ部材によつて第18図における
時計方向に付勢されている。第9図及び第18図
に示されるように、サブシヤーシAの後面には網
板から成る移動プレート52が左右方向において
往復動自在に取り付けられている。移動プレート
52の右端部には第2歯車34の前面に突出した
ストツプピン34aと係合可能な爪部52a及び
52bが形成されている。爪部52aはその右縁
部にてストツプピン34aと係合し、また、爪部
52bはその左縁部にてストツプピン34aと係
合するようになつている。すなわち、移動プレー
ト52は第2歯車34が180°ずつ一方向へ回転す
ることによつて往復動するのである。
第2図、第3図及び第9図に示されるように、
移動プレート52の左端部近傍には略くの字状に
形成されたレバーD53が配設され、且つ、その
中央屈曲部にて回動自在にシヤーシ3の上面に取
り付けられている。また、レバーD53はスプリ
ング54(第3図参照)によつてクリツク付勢さ
れている。移動プレート52の左端部はこのレバ
ーD53の後端部に枢着せられている。また、レ
バーD53の前端部は、へツド台47上に前後方
向において往復動自在に設けられたスライド部材
56(第5図にも示されている)の後端部に枢着
されている。
第2図、第5図及び第9図に示されるように、
磁気へツド49はスライド部材56の右方に配置
されている。磁気へツド49はへツド台47上に
固設された軸受部材57によつて、へツド台47
の移動方向に平行な軸を中心として、即ち、該磁
気へツドの磁気テープ当接面に直交する軸を中心
として回動自在に支持されている。磁気へツド4
9の回転軸部はダイキヤスト合金からなり、これ
に対して、該回転軸部と嵌合する軸受部材57の
素材はガラス繊維含有PPS樹脂となつている。な
お、第5図に示される磁気へツド49の角度位置
を該磁気へツドの第1角度位置と称し、また、該
第1角度位置から180°回転した位置を該磁気へツ
ドの第2角度位置と称する。磁気へツド49は該
第1角度位置と第2角度位置との間において回動
自在なのである。
第5図及び第9図から明らかなように、上記軸
受部材57と共にスライド部材56を挟む位置に
扇状ギヤ59が配置されており、且つ、扇の要部
分において軸受部材57の前端部に回動自在に取
り付けられている。但し、扇状ギア59と軸受部
材57との結合部がスライド部材56の往復動を
妨げることがないように、スライド部材56には
該結合部が遊嵌する長孔56aが前後方向に伸長
して設けられている。なお、扇状ギア59はコイ
ルスプリング60によつてクリツク付勢されてい
る。扇状ギア59の右端面にはピン59aが突設
されており、該ピンはスライド部材56に枢着さ
れている。すなわち、スライド部材56の往復動
に伴つて扇状ギア59が揺動するようになされて
いるのである。扇状ギア59のギア部は磁気へツ
ド49の回転軸部に同軸に固着されたギア61と
噛合せられている。
上記した第2歯車34と、移動プレート52
と、レバーD53と、スプリング54と、スライ
ド部材56と、軸受部材57と、扇状ギア59
と、コイルスプリング60と、ギア61と、これ
らに関連する周辺小部材とによつて、磁気へツド
49を回転駆動するためのへツド回転機構が構成
されている。また、該へツド回転機構と、前述し
たへツド台駆動機構とを合わせて制御機構と総称
する。すなわち、該制御機構によつて、へツド台
47が往復動せしめられ、且つ磁気へツド49が
回転せしめられるのである。なお、これまでの説
明でも理解される通り、第1歯車33が360°回転
することによつてへツド台47が往動及び復動の
一動作をなし、また、第2歯車34が180°回転す
ることによつて磁気へツド49が180°回転するよ
うになされている。
ここで、磁気へツド49の角度規制をなすアジ
マス調整手段について説明しておく。
例えば第5図及び第9図に示されるように、へ
ツド台47上には前後方向に伸長する規制部材6
4が磁気へツド49を囲むように固設されてい
る。規制部材64は鋼板から成り、可撓性を有し
ている。規制部材64は前後方向において対称に
形成され、その中央部分にてへツド台47に対し
て固定されており、且つ、該中央部分を中心とし
て互いに離隔する方向に伸びた前後両端部が磁気
へツド49の外周部に係合可能となつている。更
に詳しくは、規制部材64の前後両端部は磁気へ
ツド49を前後から挟むように位置し、且つ該両
端部はコの字状に屈曲して形成されており、該コ
の字の下辺部が磁気へツド49の外周部に突設さ
れた突起49aに係合することによつて磁気へツ
ド49の回動を規制するようになつているのであ
る。なお、規制部材64の上面には磁気へツド4
9が回転するときに該磁気へツドの突起49aが
該規制部材64に当たらぬように開口部64aが
設けられている。規制部材64の前後両端部に
は、へツド台47に螺合した一対のネジ65がそ
の首部にて係合している。また、規制部材64の
前後両端部の下面とへツド台47との間には該前
後両端部に上方へのバイアスカを付与せしめる一
対のスプリング66が介装されている。但し、第
5図にはスプリング66は1つのみが示されてい
る。これらネジ65及びスプリング66によつ
て、規制部材64の前後両端部の位置決めをなす
位置決め手段が構成されている。また、該位置決
め手段と規制部材64とによつてアジマス調整手
段が構成されている。すなわち、一対のネジ65
を締め込んだり緩めたりすることによつて、磁気
へツド49のその2つ角度位置における角度規正
が個別に行い得る構成となつているのである。
なお、上記規制部材64をその中央部分で分割
して2つの部材とし、この各々を磁気へツド49
の直上にてへツド台47に対して片持梁状に固定
する構成としても同様の効果が得られる。但し、
上記規制部材を前後対称形状の単一の部材とする
ことによつて部品点数が削減され且つ組み立て工
数も減少し、コスト低減に寄与している。
話は前後するが、例えば第18図に示されるよ
うに、第1歯車33には約3つの歯を有する部分
歯部33bを境として対称に2つの欠歯部33c
及び33dが設けられている。第1歯車33はそ
の作動前静止状態にあるときには欠歯部33cが
ギア16(歯車伝達機構20の一部)に対応して
おり、且つ、後述するスタートトリガレバーによ
つて部分歯部33bがギア16に噛み込むことが
規制されている。一方、第2歯車34にも180°の
ピツチを以て2つの欠歯部34c及び34dが形
成されており、該第2歯車が作動前静止状態にあ
るときには欠歯部34cがギア18(歯車伝達機
構20の一部)に対応しており、且つ、後述する
ように有歯部がギア18に噛み込まないように該
第2歯車の回転が規制されている。
次に、第1歯車33及び第2歯車34が回転を
する際に、第1歯車33が上記ギア16と噛合し
た後に第2歯車34が上記ギア18と噛合するよ
うになすトリガ手段について説明する。
第4図から明らかなように、制御板39の後端
部には、該制御板が最復動位置(右方向移動限界
位置)にないときに第2歯車34のストツプピン
34a,34bに係合して該第2歯車の回動を規
制する規制部39dが形成されている。
第2図、第4図及び第17図に示されるよう
に、制御板39の左方には禁止レバー69が配置
されており、且つ、その下端部においてシヤーシ
3の後端屈曲部3aに揺動自在に取り付けられて
いる。禁止レバー69には制御板39の中央部の
前面に突設されたピン39eに係合可能な係合凹
部69aが形成されている。また、禁止レバー6
9はコイルスプリング70によつて、第17図に
おける時計方向に付勢されている。これら禁止レ
バー69及びコイルスプリング70によつて、制
御板39が往動せられてその最往動位置(左方向
移動限界位置)に達したときに該制御板の復動
(右方への移動)を禁止する禁止手段が構成され
ている。一方、第7図から特に明らかなように、
第1歯車33の外周部には禁止レバー69に形成
された係合突起69bに係合可能な突起33fが
形成されている。即ち、第1歯車33の初動時に
該第1歯車の突起33fが係合突起69bに係合
して禁止レバー69が第17図における反時計方
向に揺動し、上記最往動位置にある制御板39の
復動禁止状態が解除されるようになされているの
である。
上記した禁止手段(禁止レバー69等からな
る)と、制御板39と、該制御板を復動方向(右
方)に付勢する付勢手段としてコイルスプリング
40と、第1歯車33の部分歯部33bがギア1
6(歯車伝達機構20の一部)と噛合する方向に
該第1歯車を付勢する付勢手段としてのコイルス
プリング35と、第2歯車34の有歯部がギア1
8(歯車伝達機構20の一部)と噛合する方向に
該第2歯車を付勢する付勢手段としての爪部材5
1a及びばね部材51bと、これらに関連する周
辺小部材とによつて、第1歯車33及び第2歯車
34が回転を始めるときに第1歯車33が上記ギ
ア16と噛合した後に第2歯車34をギア18と
噛合せしめるトリガ手段が構成されている。
第2図、第7図、第9図及び第18図に示され
るように、サブシヤーシA11の中央部前面には
三又状に形成されたスタートトリガレバー73が
その中央部にて回動自在に取り付けられている。
第7図及び第18図から明らかな如く、スタート
トリガレバー73の一端部73aは後方に向けて
直角に屈曲せしめられており、該屈曲部は第1歯
車33に係合可能となつている。更に詳しくは、
第1歯車33の後面に突設されたピン33aは該
第1歯車を貫通して該第1歯車の前面にも所定分
だけ突出しており、スタートトリガレバー73の
一端部73aはこの前面に突出した部分に係合す
るようになつていて、これにより第1歯車33の
回転が規制されるのである。スタートトリガレバ
ー73に形成されて右方に伸びる第2端部73b
は、レバーA12の左端部に該左端部の下面から
係合している。すなわち、スタートトリガレバー
73の第2端部73bはレバーA12を介してエ
ンド検出レバー10と係合しているのであつて、
エンド検出レバー10が上方へ動くことによつて
該スタートトリガレバー73が第18図における
時計方向に回動し、第1歯車33の回転規制状態
が解除されるようになつているのである。スター
トトリガレバー73は下方に向けて伸長する第3
端部73cを有し、該第3端部は第10図に示さ
れる磁気へツド切換指令ロツド75の左端に係合
している。磁気へツド切換指令ロツド75はシヤ
ーシ3の下面に左右方向において往復動自在に取
り付けられたものであつて、網板から成り、全体
としてL字状に形成されている。すなわち、この
磁気へツド切換指令ロツド75が左方に移動する
ことによつて、スタートトリガレバー73が第1
8図における時計方向に回動するように構成され
ているのである。また、同じく第10図に示され
るように、へツド切換指令ロツド75の近傍には
スタートトリガレバー73の第3端部73cに右
へのバイアスカを付与せしめるコイルスプリング
76が配設されている。第2図、第3図及び第1
7図に示されるように、モータ24の近傍には電
磁ソレノイド77が左右に伸長して配置されてお
り、且つ、シヤーシ3上に固定されている。電磁
ソレノイド77の可動ロツド77aはソレノイド
本体に対して右方に突出しており、該可動ロツド
の先端部には上下方向に伸びるピン77bが嵌着
されている。このピン77bの下端部は、シヤー
シ3の主面に左右方向に伸長して形成された長孔
3cに遊嵌され、且つ、磁気へツド切換指令ロツ
ド75の右端に係合している。即ち、電磁ソレノ
イド77の可動ロツド77aが引かれることによ
つて磁気へツド切換指令ロツド75が左方に移動
(従つて、スタートトリガレバー73が第18図
における時計方向に回動)するようになされてい
るのである。また、第1図に示されるように、ハ
ウジング2の前面であつて開口部2aの右方には
操作スイツチ群79が配置されており、該操作ス
イツチ群のうちの1つのスイツチが上記電磁ソレ
ノイド77を作動せしめるための切換指令スイツ
チとなつている。第2図、第4図、第10図及び
第17図に示されるように、制御板39が取り付
けられたシヤーシ3の後端屈曲部3aの前面には
該制御板と同方向、すなわち左右方向において移
動自在に移動部材81が取り付けられている。こ
の移動部材81は屈曲部3aと制御板39によつ
て挟まれる位置に配置されている。移動部材81
の左端部上端には突起81aが設けられており、
該突起の右縁に第1歯車33のピン33aが係合
し得る。すなわち、移動部材81は、第1歯車3
3が回転することによつて制御板39と共に左方
に移動するのである。移動部材81の右端部には
該移動部材に右方へのバイアスカを付与するため
のコイルスプリング82が連結されている。
第3図及び第17図から特に明らかなように、
移動部材81の右方にはT字状に形成されたレバ
ーE83が配設されており、且つその略中央部に
てシヤーシ3の後端屈曲部3aに回動自在に取り
付けられている。レバーE83に形成されて下方
に伸びる第1端部83aは移動部材81の後端部
にコイルスプリング84を介して連結されてい
る。すなわち、移動部材81が左方に移動するこ
とによつてレバーE83が第17図における時計
方向に回動するようになつているのである。レバ
ーE83に形成されて左方に伸長する第2端部8
3bの先端部には前方に伸びるピン83cが突設
されており、該ピンは制御板39の後端部に形成
された凸部39q及び凹部39hに夫々係合可能
となつている。ピン83cが凹部39hに係合し
ているときには制御板39は該制御板の最復動位
置(右方向移動限界位置)までの移動を行い得、
また、ピン83cが凸部39qに係合していると
きには制御板39の該最復動位置への復帰は規制
される。前述もしたが、制御板39が該最復動位
置にないときには該制御板に形成された規制部3
9dが第2歯車34のストツプピン34a,34
bに係合して該第2歯車の回動は規制される。
第2図、第3図、第9図及び第17図に示され
るように、電磁ソレノイド77の上方には該電磁
ソレノイドと平行に他の電磁ソレノイド86が配
置されており、且つ、シヤーシ3上に固定されて
いる。この電磁ソレノイド86の可動ロツド86
aはソレノイド本体に対して左方に突出してお
り、該可動ロツドの先端部には前後方向に伸びる
ピン86bが嵌着されている。このぴん86b
は、レバーE83に形成され且つ上方に伸長する
第3端部83dの先端部に枢着されている。ま
た、可動ロツド86aがその突出位置(第17図
にされる位置)にあるときにレバーE83のピン
83cが制御板39の後端凸部39qに係合する
ようになされている。上記電磁ソレノイド86は
当該カセツトデツキが搭載された自動車のキーを
動作せしめることによつて作動し、該キーがオン
状態にあるときには電磁ソレノイド86の可動ロ
ツド86aは、移動部材81の左方への移動と共
に引き込まれて引込んだ位置にて固定され、故
に、レバーE83のピン83cが制御板39の後
端凹部39hに係合するようになつている。ま
た、上記キーがオフ状態となつたときには、移動
部材81を右方に付勢するコイルスプリング82
の付勢力によつて可動ロツド86aが引き出さ
れ、故に、レバーE83のピン83cが制御板3
9の後端凸部39qに係合する。
上記した移動部材81と、コイルスプリング8
2と、レバーE83と、コイルスプリング84
と、電磁ソレノイド86と、これらに関連する周
辺小部材(禁止レバー69、ピン39e、レバー
E83の揺動に連動して禁止レバー69を上方へ
揺動させる図示しない連結レバー等)とによつ
て、電源が断のときに制御板39の禁止レバー6
9による復動禁止を解除すると共に最復動位置
(右方向移動限界位置)への復帰を禁止し且つ電
源が投入されているときには該最復動位置復帰の
禁止をを解除する禁止・解除手段が構成されてい
る。
次いで、磁気テープの駆送方向を切り換えるた
めのテープ駆送方向切換手段について説明する。
第2図、第3図及び第9図に示されるように、
アイドラギア28を回動自在に保持した支持レバ
ー30を揺動自在に支持する軸受部材30aがキ
ヤスプタンとなつている。なお、第10図に示さ
れるように、この軸部材30aはフライホイール
27の回動支軸ともなつている。一方、第3図及
び第5図から特に明らかなように、シヤーシ3上
であつてキヤプスタン30aの近傍には上方に伸
長する一対の支持軸89が突設されており、該支
持軸にはその自由端部にピンチローラ90が回動
自在に取り付けられたアーム部材91が可動自在
に取り付けられている。一対のピンチローラ90
はキヤプスタン30aに対して各々脱着自在とな
つている。アーム部材91の自由端部には該アー
ム部材を上下方向に貫通するピン91aが固着さ
れており、該ピンの左方縁下端部には、磁気へツ
ド49のアジマス調整をなすためのスプリング6
6例えば第2図及び第5図の一端が係合してい
る。アーム部材91はこのスプリング66によつ
て、ピンチローラ90がキヤプスタン30aに近
づく方向に付勢されている。
上記したキヤプスタン30aと、ピンチローラ
90と、リールユニツト5と、アイドラギア28
と、これらに関連する周辺小部材とによつて、磁
気へツド49の2つの回転角度位置に対応したテ
ープ駆送方向を定めるテープ駆送方向切換手段が
構成されている。
上記アーム部材91の先端部に設けられた各ピ
ン91aの上端部はスライド部材56の前端部及
び後端部に夫々係合し得る。更に詳しくは、スラ
イド部材56の前端部及び後端部には、各々前後
方向に伸長して且つ互いの開放端部が対向するよ
うに形成された2つの切欠部56cが設けられ、
アーム部材91のピン91aはこの切欠部56c
内にスライド部材56の往復動に伴つて夫々いず
れか一方が択一的に係合し得るようになつてい
る。各切欠部56cの開放端部であつて、その前
縁部にテーパ部56dが形成されており、ピン9
1aはこのテーパ部56dによつて切欠部56c
内に円滑に案内される。ピン91aが切欠部56
cに係合することによつてアーム部材91が左方
に向けて所定分だけ回動し、ピンチローラ90が
キヤプスタン30aから離脱せしめられるように
なつている。すなわち、一対のピンチローラ90
は、前述したへツド回転機構の構成部材であるス
ライド部材56の往復動によつて択一的にキヤプ
スタン30aから離脱せしめられるのである。
第5図から特に明らかなように、スライド部材
56を担持したへツド台47の左右両端部には互
いに尖頭部が対向するように山状の突起47aが
形成されている。また、突起47aの左方には、
該突起に連続して凹部47bが形成されている。
これら突起47a及び凹部47bはへツド台47
が右方に移動したときに、例えば第3図に示され
る支持レバー30の揺動一端部に突設されたピン
30dと係合するようになつている。山状に形成
された突起47aがピン30dと係合したときに
は支持レバー30は、該支持レバーに取り付けら
れたアイドラギア28がリールユニツト5のダブ
ルギア5fから離脱する方向に揺動し、また、突
起47aに続いて凹部47bがピン30dと係合
したときにはアイドラギア28がダブルギア5f
と噛合する位置に支持レバー30が復帰するよう
になされている。
一方、スライド部材56の前後両端部にはま
た、へツド台47が右方に移動したときに前後一
対の支持レバー30のいずれか一方のピン30d
と各々係合して該ピンがへツド台47の凹部47
bに入り込むことを規制する突起56eが形成さ
れている。但し、各突起56eはスライド部材5
6の往動及び復動に応じて、一対のピン30dの
うち一方のみと係合するようになつている。すな
わち、一対のアイドラギア28が、上記へツド回
転機構の一部であるスライド部材56の往復動に
よつて択一的にリールユニツトから離脱せしめら
れるように構成されているのである。
次に、カセツトハーフを装填するための機構を
説明する。
第2図、第6図、第12図ないし第14図に示
されるように、シヤーシ3の右端部上面にはサブ
シヤーシB5が固設されている。シヤーシ3上に
は左右方向に伸長する揺動部材A96が配置され
ており、且つ、サブシヤーシB95とシヤーシ3
の左後端部に設けられた支持突部3dとに、その
後端部において揺動自在に取り付けられている。
揺動部材A96の自由端部、即ち前端部にはカセ
ツトハーフを保持するカセツトホルダ98がその
前後方向における中央部にて揺動自在に取り付け
られている。なお、例えば第6図に示されるカセ
ツトホルダ98の位置を該カセツトホルダの上昇
位置と称する。カセツトハーフはこの位置にある
カセツトホルダ98に矢印S方向から挿入されて
該カセツトホルダに保持される。また、この状態
から揺動部材96が下方に所定角度だけ揺動し
て、カセツトホルダ98に保持されたカセツトハ
ーフが演奏位置に位置決めされたときのカセツト
ホルダ98の位置を該カセツトホルダの降下位置
と称する。カセツトホルダ98はこの降下位置と
上記上昇位置との間で移動可能なのである。
カセツトホルダ98の下面には上面部材99及
び右面部材100の2つの部材から成り且つカセ
ツトハーフに係合し得る移動部材101がカセツ
トハーフの挿入排出方向、即ち前後方向において
移動自在に取り付けられている。右面部材100
の右面にはピン100aが突設されており、該ピ
ンはサブシヤーシB95に前後方向に伸長して形
成された長孔95aに摺動自在に嵌合している。
一方、サブシヤーシ95の中央下端部にはレバー
F102がその下端部にて揺動自在に取り付けら
れており、該レバーFの上端部はピン100aに
枢着せられている。レバーF102には該レバー
Fを第13図における時計方向に付勢し、従つ
て、移動部材101にカセツトハーフ排出方向、
すなわち前方へのバイアスカを付与するコイルス
プリング103が連結されている。右面部材10
0の前端部には下方に陥没する凹部100bが形
成されており、カセツトハーフを挿入したときに
右面部材100が後方に移動することにより、カ
セツトホルダ98の揺動支軸98aがこの凹部1
00bに落ち込んで該カセツトホルダが上記降下
位置に移動する。なお、揺動部材A96の右端部
には該揺動部材を第13図における時計方向に付
勢するためのコイルスプリング104が連結され
ている。なお、移動部材101がカセツトハーフ
挿入方向(後方)に移動することによつて、カセ
ツトホルダ98はコイルスプリング103によつ
て上記降下位置に向けて付勢される。
第12図及び第14図から明らかな如く、移動
部材101の上面部材99には挿入されるカセツ
トハーフのリール穴106に対向する突起99c
と、この突起99cがリール穴106内に突出す
るようにカセツトハーフを付勢するバネ部材99
dとが設けられている。なお、突起99cは打ち
出し加工等によつて上面部材99と一体的に形成
されたものである。このように、突起99cを上
面部材99に一体的に形成することにより、該突
起を設けるために上面部材99に特別な部品を取
り付ける必要がなくなり、部品点数及び取付けの
ための工数が削減され、コスト低減が図られてい
る。
上面部材99にはまた、上記リール穴106の
近傍においてカセツトハーフに係合する他の突起
99eが形成されている。この突起99eも上記
した突起99cと同様、打ち出し加工等によつて
上面部材99に一体形成したものであり、これに
より、上記と同じ理由でコスト低減が図られてい
る。なお、突起99eは、カセツトハーフに形成
されたラベルエリアと称される凹部107に係合
している。このように、突起99eをカセツトハ
ーフに設けられた凹部に係合せしめることによつ
て、突起99eのカセツトハーフに対する係合状
態が強固なものとなるのである。
尚、当該カセツトデツキにおいては上記したカ
セツトホルダ98に、カセツトハーフがその長手
方向に沿つて挿入される。また、前述した制御機
構、即ち、へツド台47を往復動せしめ且つ磁気
へツド49を回転せしめるための制御機構は上記
カセツトホルダ98の最深部近傍に配置されてい
る。
次に、FF動作(テープ早送り動作)と、REW
動作(テープ巻き戻し動作)をなすための機構に
ついて説明する。
第2図、第3図、第9図及び第16図に示され
るように、シヤーシ3の左端部は上方に伸長する
ように屈曲せられており、この屈曲部3fには第
7図及び第15図にも示されるサブシヤーシC1
11が固定されている。サブシヤーシC111に
は、前後方向に伸長し且つ上下に重ねられた一対
の長手操作レバー113及び114が前後方向に
おいて往復動自在に取り付けられている。該各長
手操作レバーの前端部、即ち操作端部は左右に所
定分だけ離脱せられており、且つ、該各操作端部
にはハウジング2の前面に設けられた操作ボタン
115,116(第1図示)が取り付けられてい
る。下方に配置された長手操作レバー113はそ
の往動、即ち、後方への移動にてFF動作をなす
ためのものであり、又、上方に設けられた長手操
作レバー114はその往動にてREW動作をなす
ためのものである。これら各長手操作レバー11
3及び114は磁気へツド49の上方に配置され
ている。また、両長手操作レバー113,114
は、コイルスプリング118,119によつて前
方へのバイアスカを各々付与されている。第7図
及び第15図から特に明らかな如く、長手操作レ
バー113及び114の後端部左面には、へツド
台47の上面左端部に突設された長手ピン121
の上端部に該へツド台が右方に移動しているとき
に係合し得るテーパ部113a,114aが形成
されている。すなわち、へツド台47が右方に移
動しているときにこれら長手操作レバー113,
114のいずれかを押すことにより、へツド台4
7が所定分だけ左方に移動せられ、これによつ
て、磁気へツド49が磁気テープから離隔せしめ
られるのである。また、へツド台47がこのよう
に長手操作レバーの操作によつて所定分だけ左方
に移動せられたとき、へツド台47に形成された
突起47aが、アイドラギア28を保持する支持
レバー30のピン30dに係合し、これによつ
て、アイドラギア28がリールユニツト5のダブ
ルギア5fから離脱するようになつている。な
お、話は前後するが、例えば第3図及び第9図に
示されるように、シヤーシ3上にはリールユニツ
ト5の逆回転を防止する一対の爪部材123が設
けられている。へツド台47が移動したときにへ
ツド台47の右端部が爪部材123に係合してこ
れを押し開き、該爪部材によるリールユニツト5
の逆回転防止状態が解除されるようになつてい
る。
話を元に戻し、第2図、第3図及び第16図に
示されるように、シヤーシ3の左端部に形成され
た屈曲部3fの後端部であつて右面にはプレート
124が前後方向において移動自在に取り付けら
れている。プレート124の上端突起部124a
には該プレートに前方へのバイアスカを付与する
コイルスプリング125が連結されている。プレ
ート124の前端部にはT字状に形成されたレバ
ーH126がその中央部において回動自在に取り
付けられている。特に第16図から明らかなよう
に、レバーH126に形成されて下方に伸びる第
1端部126aの前縁には、上記した長手操作レ
バー113に下方に伸長して突設された突起11
3cの後縁が当接せしめられている。また、レバ
ーH126に形成されて上方に伸長する第2端部
126bの前縁には、他の長手操作レバー114
に略左方に伸長して突設された突起114cの後
縁が当接せられている。すなわち、長手操作レバ
ー113及び114を夫々押すことによつて、レ
バーH126が第16図における反時計方向及び
時計方向に回動するのである。
プレート124の前方には略くの字状に形成さ
れたレバーI129が配置されており、且つ、そ
の中央屈曲部においてシヤーシ3の左方屈曲部3
fに回動自在に取り付けられている。レバーI1
29に形成されて後方に伸びる第1端部129a
の先端部にはピン129bが突設されており、こ
のピン129bは、レバーH126に形成され且
つ前方に伸長する第3端部126cに形成された
長孔126dに摺動自在に嵌合している。また、
レバーI129の第2端部129cは下方に向け
て伸長している。
第2図、第3図、第10図及び第16図に示さ
れるように、各々一対のリールユニツト5及びフ
ライホイール27に挟まれる位置に揺動レバー1
30が左右方向に伸長して配置されており、その
略中央部にてピン130aを介してシヤーシ3に
揺動自在に取り付けられている。揺動レバー13
0の左端部はレバーI129の第2端部129c
の先端部に枢着せしめられている。また、揺動レ
バー130の右端部下面には直列に噛合する3つ
のギア132,133及び134からなる歯車伝
達機構135が設けられている。該歯車伝達機構
の初段ギアであるギア132は一対のフライホイ
ール27の各ギア部27aと噛合可能であり、最
終段ギアであるギア134はリールユニツト5の
ダブルギア5fに形成された小径ギア部と噛合し
得るようになされている。すなわち。上記長手操
作レバー113及び114が夫々押されることに
よつてレバーH126を介して揺動レバー130
の第2端部129cが前方及び後方に揺動し、こ
れにより後方及び前方に配置されたリールユニツ
ト5が各々択一的に高速回転せられるのである。
第2図、第7図、第15図及び第16図に示さ
れるように、長手操作レバー113及び114を
保持するサブシヤーシ111上には、該両長手操
作レバーと平行に配置され且つ該両長手操作レバ
ーの移動方向(前後方向)において往復動自在な
中間レバー138が設けられている。中間レバー
138には該中間レバーに前方に向けてのバイア
スカを付与せしめるコイルスプリング139が連
結されている。第15図から特に明らかなよう
に、中間レバー138の後端部下面にはピン13
8aが突設されており、該ピンは該ピンに対応し
て長手操作レバー113,114に前後方向に伸
長して形成された長孔140に摺動自在に係合し
ている。長孔140の中央部右端側にはピン13
8aが嵌挿し得る凹部140aが形成されてい
る。ここで、中間レバー138はその前端側の支
持軸138bを中心として所定角度だけ揺動し得
るようになつている。また、中間レバー138を
前方に向けて付勢するコイルスプリング139は
後方から前方に向けて右に傾斜するように張設さ
れており、これにより、中間レバー138は上記
支持軸138bを中心として第15図における反
時計方向にも付勢されている。すなわち、両長手
操作レバー113,114が同時に往動(後方へ
の移動)せしめられたときに中間レバー138の
ピン138aが長孔140の凹部140aに嵌入
し、これによつて中間レバー138が後方に移動
するように構成されているのである。但し、一対
の長手操作レバー113,114のうちいずれか
一方のみが往動せられただけでは、他方の長手操
作レバーに形成された長孔140の後方右縁部1
40bが末だピン138aと当接しているので、
中間レバー138の往動(後方への移動)はなさ
れない。なお、詳述はしないが、FF動作用の長
手操作レバー113とREW動作用の長手操作レ
バー114のうちいずれか一方の長手操作レバー
が往動せしめられたときにこれを往動位置にてロ
ツクする機構が設けられている。また、該ロツク
機構は他方の長手操作レバーが往動せしめられた
ときに該長手操作レバーを往動位置にロツクし、
且つ上記一方の長手操作レバーのロツク解除をな
す。また、各長手操作レバー113,114のい
ずれかが押された場合、該両長手操作レバーの後
方に設けられたレバーJ142が第15図におけ
る時計方向に揺動せられてミユートスイツチ14
3が動作するようになされている。
例えば、第2図及び第7図から明らかなよう
に、中間レバー138の後端部上面にはピン13
8dが突設されており、該ピンは揺動部材96
(例えば第6図示)の左端部96aに直接係合し
得る。この中間レバー138は、往動することに
よつて揺動部材96を後方に押圧し、上述した降
下位置にあるカセツトホルダ98を上昇位置に移
動させるためのものである。
次いで、上記ミユートスイツチ143の他に設
けられた各種スイツチとその配置について説明す
る。
第2図及び第6図から明らかなように、サブシ
ヤーシB95の右端面にはブラケツト146が取
り付けられており、該ブラケツトには2つのスイ
ツチ147,148が取り付けられている。スイ
ツチ147は当該カセツトデツキと該カセツトデ
ツキの近傍に配設されたチユーナとへの電源の切
り換えをなすためのものである。また、スイツチ
148はモータ24を作動させるためのものであ
る。両スイツチ147及び148は共に、カセツ
トホルダ98内にカセツトハーフを挿入したとき
に機械的に作動せられる。
第2図、第7図及び第18図に示されるよう
に、サブシヤーシA11の左端部前面にはFFと
REWを切り換えるためにスイツチ149が固設
されている。このスイツチ149は、該サブシヤ
ーシAに取り付けられた移動プレート52(第1
8図)が係合することによつて動作する。
また、第15図に示されるように、サブシヤー
シ111上には当該カセツトデツキへの電源供給
を断つためのスイツチ150が固定されており、
該スイツチは中間レバー138が往動(後方への
移動)せしめられたときに動作する。
上記した構成のカセツトデツキの動作を第19
図ないし第26図をも参照しつつ操作手順に沿つ
て簡単に説明する。
まず、第1図に示されるハウジング2の開口部
2aからカセツトハーフ155(第19図示)を
挿入し、第19図ないし第21図に示されるよう
に該カセツトハーフをカセツトホルダ98に保持
せしめる。第20図に示されるように、カセツト
ハーフ155がカセツトホルダ98内に挿入され
ることによつて右面部材100が後方に移動し、
これによつて、カセツトホルダ98の揺動支軸9
8aが右面部材100の凹部100bに落ち込ん
で該カセツトホルダが降下位置に移動せられる。
よつてカセツトハーフは演奏位置にセツトされ
る。このカセツトハーフ挿入動作に伴つて、例え
ば第6図に示されるスイツチ147,148が動
作せしめられ、当該カセツトデツキに電源が投入
され、且つ、モータ24が回転を開始する。モー
タ24が回転すると、第10図に示される如く、
小プーリ24aは矢印M方向へ、また、プーリ2
3は矢印N方向へ、更に前後一対のフライホイー
ルは夫々矢印O及びP方向に回転せられる。従つ
て、一対のアイドラギア28を各々介して一対の
リールユニツト5が各々矢印Q及びR方向(第1
0図示)に回転を始める。このように、一対のリ
ールユニツト5が相反方向に回転するため、カセ
ツトハーフ155内の磁気テープの弛みが巻き取
られる。磁気テープの弛みが巻き取られて該磁気
テープに所定の張力が加わるようになると、第1
1図に示されるリールユニツト5の構成部材のう
ち、ダブルギア5fを除いたすべての部材が該張
力の反力によつて固定される形となり、ダブルギ
ア5fのみがこれら固定された部材群に対してフ
エルト板5hを介して空転を続ける。従つて、磁
気テープは上記張力を加えられた状態のまま駆送
されることはない。
一方、例えば第7図及び第18図に示されるエ
ンド検出ギア14はモータ24の回転によつて、
歯車伝達機構20を介して第18図における反時
計方向に回転せられている。従つて、エンド検出
レバー10に突設されたピン10bが、エンド検
出ギア14の回転に伴つて該エンド検出ギアの山
状突部14bの頂部に移動せしめられる。ここ
で、上記したことから明らかなように、各リール
ユニツト5のアーム5iは停止している。故に、
中間レバー7は作動しておらず、エンド検出レバ
ー10のピン10bは山状突部14bに沿つて摺
動を続けることはない。よつて、エンド検出レバ
ー10のピン10bは山状突部14bの頂部位置
に静止し、これによつてエンド検出ギア14の突
起14cがピン10bに係合する。従つて、エン
ド検出レバー10は上方に移動し、レバーA12
を介してスタートトリガレバー73が第18図に
おける時計方向に回動する。かくして、スタート
トリガレバー73の一端部にピン33aが係合し
ていたことによつてその回動を規制されていた第
1歯車33が回動可能となり、コイルスプリング
35の付勢力によつて第18図における時計方向
に回動せしめられる。よつて、第1歯車33の部
分歯部33bがギア16に噛合し、該第1歯車は
回転し始める。第1歯車33の回転によつて第1
7図等に示される制御板39が左方に移動せら
れ、故にへツド台47が第22図に示されるよう
に右方に移動し、磁気へツド台49が磁気テープ
に当接する。なお、最往動位置(左方向移動限界
位置)に達した制御板39は、該制御板に突設さ
れたピン39eに禁止レバー69の係合凹部69
aが係合することによつてその復動(右方への移
動)が禁止される。第1歯車33の上記回転に伴
つて、同じく第17図に示される移動部材81も
第23図示の如く左方に移動せられる。従つて、
レバーE83が第23図に示されるように時計方
向に回動し、既にオン状態となつている電磁ソレ
ノイド86の可動ロツド86aが押し込まれる。
この動作によつて、レバーE83のピン83cが
制御板39の右端部に形成された凸部39gを外
れて凹部39h(第17図)に係合する状態とな
り、故に、制御板39の最復動位置(右方向移動
限界位置)への移動が可能となる。また、上記禁
止レバー69の係合凹部69aに制御板39のピ
ン39eが入り込むことによつて、禁止レバー6
9は第23図示の如く時計方向に所定分だけ回転
し、禁止レバーの上端部がレバーJ142(例え
ば第7図参照)を介してオン状態とせしめていた
ミユートスイツチ143はオフ状態となる。
一方、第22図に示されるように、へツド台4
7の右方への移動によつて前方のアイドラギアが
前方のリールユニツト5のダブルギア5fから離
脱せしめられ、後方のリールユニツト5のみが回
転せられることとなる。なお、この動作はへツド
台47に形成された突起47a及び凹部47b
と、スライド部材56に設けられた突起56eと
の相互作用によるが、前に行つた構成説明にて細
かく述べたのでここでは詳述しい。また、第22
図に示すように、へツド台47の右方移動に伴つ
て、後方のピンチローラ90がキヤプスタン30
aに当接せられ、他方、すなわち前方のピンチロ
ーラ90はこれに対応するキヤプスタンから離脱
した状態に保持される。これは、前方のピンチロ
ーラ90を支えるアーム部材91に突設されたピ
ン91aがスライド部材56の切欠部56c内に
嵌入していることによる。同じく第22図に示さ
れるように、へツド台47の右方移動によつて、
リールユニツト5に係合していた一対の爪部材1
23が該リールユニツトから離脱せしめられる。
かくしてFWD側へのテープ駆送が開始され、
FWD側の再生が行なわれる。
次いで、FWD側の再生からREV側の再生に切
り換える動作について説明する。
テープ駆送方向を切り換えるためのスイツチが
押されると、電磁ソレノイド77がオン状態とな
り、該電磁ソレノイドの可動ロツド77aが引か
れる。故に、磁気へツド切換指令ロツド75(第
10図)をを介してスタートトリガレバー73が
第18図における時計方向に回動する。これによ
つて、該スタートトリガレバーによつて回動を規
制されていた第1歯車33が回動可能となり、コ
イルスプリング35の付勢力によつて第18図に
おける時計方向に回動せしめられる。よつて、第
1歯車33の部分歯部33bがギア16に噛合
し、該第1歯車は回転し始める。第1歯車33が
回転を始めてすぐ、該第1歯車に突設された突起
33fが禁止レバー69(第17図参照)の係合
突起69bに係合して該禁止レバーを第17図に
おける反時計方向に回動せしめる。すると、該禁
止レバーの係合凹部69aと制御板39のピン3
9eとの係合状態が解除され、制御板39はコイ
ルスプリング40の付勢力によつて瞬時に最復動
位置(右方向移動限界位置)に復帰せしめられ
る。制御板39の該最復動位置への復帰によつ
て、へツド台47は左方に移動し、磁気へツド4
9が磁気テープから離脱せしめられる。
制御板39が最往動位置(左方向移動限界位
置)にあるときには該制御板に形成された規制部
39d(例えば第4図示)に第2歯車34のスト
ツプピン34aが係合せられていて(第17図)、
第2歯車34の回動は規制されている。制御板3
9の上述した最復動位置への復帰によつてこの規
制は解除され、例えば第7図に示される爪部材5
1a及びバネ部材51bの作用によつて、第2歯
車34は第18図における時計方向に回動せしめ
られる。よつて、第2歯車34の有歯部がギア1
8に噛合し、該第2歯車は回転し始める。この第
2歯車34の回転によつて該第2歯車に突設され
たストツプピン34aが移動プレート52の爪部
52aに係合し、該移動プレートが左方に移動せ
られ、該移動プレートに連結された磁気へツド4
9はREV側に180°回転せられる。また、移動プ
レート52の左方移動によつてスイツチ149が
FWD側からREV側に切り換えられる。
第2歯車34の上記回転によつて、該第2歯車
のストツプピン34aは制御板39に形成された
突起39c(第17図等参照)に係合し、該制御
板は該ストツプピンによつて所定距離だけ左方に
移動させられる。第2歯車34が180°回転を完了
するころ、ストツプピン34aは制御板39の突
起39cから離脱する形となるのであるが、続い
て第1歯車33のピン33aが制御板39の突起
39aに係合し、制御板39は最往動位置(左方
向移動限界位置)まで移動せられて前述したよう
に禁止レバー69によつてロツクされる。制御板
39の往動によつてへツド台47は再び右方に移
動し、磁気へツド49が磁気テープに当接する。
また、ミユートスイツチ143も前述と同様にオ
フ状態となる。
また、上記移動プレート52の左方移動によつ
てスライド部材56は前方に移動せられ、これに
よつて、へツド台47の右方移動と共に後方のア
イドラギア28がリールユニツト5から離脱せら
れ且つ前方のアイドラギア28がリールユニツト
5に係着されて、前方のリールユニツト5のみが
回転を開始する。また、前方のピンチローラ90
がキヤプスタン30aに当接せしめられ、且つ後
方のピンチローラ90はキヤプスタン30aから
離脱した状態で保持される。
かくしてテープ駆送方向はFWD側からREV側
に切り換えられる。
なお、テープ駆送方向をREV側からFWD側に
切換える動作については、第2歯車34のストツ
プピン34bが移動プレート52の爪部52b
(第18図示)に係合して該移動プレートを右方
に移動せしめる点以外は上記FWD側→REV側へ
のテープ駆送方向切換動作と略同様であり、詳述
しない。
次に、テープ駆送方向の切換えを自動的になす
機構の動作について説明する。
例えばFWD側へのテープ駆送が終了すると終
端部の磁気テープに所定の張力が加わつて、第1
1図に示されるリールユニツト5の構成部材のう
ち、ダブルギア5fを除いたすべての部材が該張
力の反力によつて固定される形となる。よつて、
ダブルギア5fのみがこれら固定された部材群に
対してフエルト板5hを介して空転を続ける。
FWD側へのテープ駆送がなされているときは、
上記固定される部材群もアーム部材5iを除いて
回転している。また、アーム部材5iは回転力に
起因する付勢力を受け、遊動レバー8を介して中
間レバー7をして第22図における反時計方向に
付勢している。これによつて、該中間レバーの後
端部が枢着しているエンド検出レバー10は第1
8図における反時計方向に回転付勢され、該エン
ド検出レバーに突設されたピン10bはエンド検
出ギア14の山状突部14bに当接しつつ摺動
し、該エンド検出ギアの突起14cとピン10b
が係合することはない。ところが、リールユニツ
ト5のうちダブルギア5fを除く部材群がテープ
停止と共に固定状態となると、上記エンド検出レ
バー10を付勢する力も消滅し、エンド検出ギア
14の突起14cが該エンド検出レバーのピン1
0bに係合する。従つて、エンド検出レバー10
が上方に移動し、レバーA12を介してスタート
トリガレバー73が第18図における時計方向に
回動する。以下は、上述したスイツチを押すこと
によるFWD側→REV側へのテープ駆送方向の切
換動作と全く同じ動作によつてテープ駆送方向が
切換えられるのである。なお、REV側→FWD側
へのテープ駆送方向自動切換については上記した
動作と同様になされ、詳述しない。
次に、FF動作(テープ早送り動作)及びREW
動作(テープ巻戻し動作)について説明する。
テープ再生中に例えばFF動作を行う場合、第
24図及び第25図に示す如く、FF動作の長手
操作レバー113を押して後方に移動せしめる。
すると、レバーJ142を介してミユートスイツ
チ143がオン状態となる。また、へツド台47
の左端部に突設された長手ピン121が長手操作
レバー113のテーパ部113aにて左方に押圧
され、これによつてへツド台47は所定分だけ左
方に移動し、磁気へツド49と、磁気テープの当
接状態が弛められる。
第25図から明らかなように、長手操作レバー
113の後方移動によつて、該長手操作レバーの
突起113cと係合するレバーH126が第25
図における反時計方向に揺動せしめられる。故
に、レバーI129が同じく第25図における時
計方向に揺動し、これによつて、第26図に示さ
れるように揺動レバー130がピン130aを中
心として第26図における反時計方向に回動す
る。従つて、該揺動レバー上に設けられた歯車伝
達機構135の初段ギア132が後方のフライホ
イール27のギア部27aと噛合し、又、最終段
ギア134が後方のリールユニツト5のダブルギ
ア5fの小径ギア部に噛合する。一方、長手操作
レバー113を押すことによるへツド台47の左
方への移動によつて一対のアイドラギア28はリ
ールユニツト5から離脱されている。よつて、後
方のリールユニツト5が高速回転をし、テープ早
送りがなされる。
REW動作を行う場合はREW動作用の長手操作
レバー114を押すことによつてこれがなされ
る。すなわち、長手操作レバー114の突起11
4cがレバーH126の第2端部126bに係合
し、該レバーHが第25図における時計方向に回
動せられて、上記初段ギア132及び最終段ギア
134が夫々前方のフライホイール27及びリー
ルユニツトに噛合するのである。なお、へツド台
47の左方移動は長手操作レバー114のテーパ
部114aがへツド台47に設けられた長手ピン
121に係合することによりなされる。
テープ再生が終了してカセツトハーフのイジエ
クトを行う場合はFF動作用の長手操作レバー1
13とREW動作用の長手操作レバー114を同
時に押せばよい。該2本の長手操作レバーを同時
に押すことによつて中間レバー138(例えば第
24図示)が後方に移動し、該中間レバーの後端
部上面に突設されたピン138dが揺動部材96
(例えば第6図示)の左端部に係合する。よつて
カセツトハーフ155を装填するときの全く逆の
動作によつて該カセツトハーフは聴取者による回
収位置に突出せしめられる。また、例えば第24
図に示されるスイツチ150も動作するので、電
磁ソレノイド86(第23図参照)がオフ状態と
なり、コイルスプリング82の作用によつてレバ
ーE83が第17図の状態に復帰せられる。故
に、レバーE83に設けられたピン83cが制御
板39の右端部に形成された凸部39qに係合可
能となる。これによつて、制御板39の最復動位
置(右方向移動限界位置)への復帰は禁止され
る。すなわち、第2歯車34のストツプピン34
aが制御板39の規制部39dに係合した状態が
保持されるのであり、再び電源が投入されたとき
に第2歯車34が回転することがなく、テープ駆
送方向の切り換えが無用に行われることが防止さ
れているのである。
一方、一端がピン83cに連結されたてこ状レ
バー(不図示)が、レバーE83の揺動(電磁ソ
レノイド86がオフ状態になると、その可動ロツ
ド86aが突出し、レバーE83が揺動する)に
連動して、かかるてこ状レバーの他端が禁止レバ
ー69の端部を上方に持ち上げ、禁止レバー69
の係合凹部69aと制御板39に突設したピン3
9eとの係合が解かれる。
これにより、付勢手段(コイルスプリング4
0)の作用により制御板39は最復動位置でない
復動位置へ復帰することになる。従つて、この復
動に追従してへツド台も急速に後退することにな
る。
これにより、電源が切られた状態においては、
磁気テープがピンチローラとキヤプスタンの間に
挟持されたり、又、磁気へツドに圧着した状態の
まま保持されることはなく、磁気テープの損傷等
も避けられるのである。
尚、前述したが、上記した電磁ソレノイド86
のオフ動作は当該カセツトデツキが搭載された自
動車のキーをオフ状態としたときにもなされる。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明によるカセツトデツ
キにおいては、テープ駆送方向に略直角な方向に
おいて移動自在なへツド台47を往復動せしめる
ための第1歯車33を含むへツド台駆動機構と、
該へツド台の移動方向に略平行な軸を中心として
回動自在に設けられた磁気へツド49を回転せし
めるための第2歯車34を含むへツド回転機構
と、互いに噛合して単一駆動源により駆動される
歯車列と、前記歯車列に前記第1歯車及び第2歯
車を選択的に噛合させる起動手段とを有すること
で、第1歯車及び第2歯車を選択的に回転させる
ようになつている。
従つて、仮に、一つの歯車によりへツド台の往
復動とへツドの回転動作を行わせようとすると、
先ずへツド台を後退(磁気テープから離れる方
向)させる行程の後、へツドの回転動作を行わせ
る行程を確保する必要があり、両行程を直列的な
関係で達成しなければならず、つまり、歯車の回
転によりスライド部材を移動させて両行程を達成
する際には、かかる移動ストロークが大きくな
り、結果として装置が大きくなつてしまうが、本
願発明のように別々の歯車を用いて別々にへツド
台往復動とへツドの回転動作を行わせる場合に
は、両行程は並列的な関係にあり、各々のスライ
ド部材に支配される両行程のうちどちらか一方の
移動ストロークによつてのみ装置の大きさが決定
されることになり、このことは結果として装置の
小形化を達成できることになるのである。
また、かかる別々の歯車(第1歯車及び第2歯
車)を起動点とする第1歯車を有するへツド台駆
動機構と第2歯車を有するへツド回転機構に分離
し、かつ、第1歯車が回動した後に第2歯車が回
動するようなトリガ手段を設けたことで、へツド
台が後退移動して磁気へツドが磁気テープから完
全に離脱した後に、磁気へツドが回転することに
なり、磁気テープの損傷あるいはノイズの発生等
が防止されるのである。
更に、本発明によるカセツトデツキにおいて
は、上記トリガ手段が、最往動位置及び最復動位
置の間にて往復動自在に設けられ上記第1歯車の
回動によつて往動せしめられ且つ最復動位置にな
いときに上記第2歯車に係合して該第2歯車の回
動を規制する規制部が形成された制御板39を含
み、電源が断のときに前記制御板の前記禁止手段
による復動禁止を解除すると共に最復動位置への
復帰を禁止し且つ電源が投入されているときには
該最復動位置復帰の禁止を解除する禁止・解除手
段(電磁ソレノイド86等)が設けられている。
この禁止・解除手段を設けたことによつて、磁気
テープの再生中に電源が切られても上記第2歯車
の回転、即ち、磁気へツドの回転動作がなされる
ことがなくなり、再び電源が投入されたときに、
電源が切られる前の状態にてテープ再生が開始さ
れるのである。このことは、当該カセツトデツキ
を車載用として用いるときに特に有効であり、上
記電源の投入及び断を自動車のキーによりなされ
るようにしておけば、テープ再生中に運転者がキ
ーオフして自動車を離れ、戻つて再びキーオンし
たときにキーオフ時に聞いていた再生部分からの
再生が行われるのである。
さらに、電源が切られた際に磁気テープが磁気
へツドに圧着したままの状態であるいはピンチロ
ーラとキヤプスタンの間に挟持された状態で保持
されるようなことがないため、磁気テープの損傷
等も防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカセツトデツキの全体を
示す斜視図、第2図は該カセツトデツキの内部構
造の分解斜視図、第3図ないし第8図は該内部構
造の部分詳細斜視図、第9図及び第10図は該内
部構造の各々平面図及び背面図、第11図ないし
第18図は該内部構造の詳細を示す図、第19図
ないし第26図は当該カセツトデツキの動作を説
明するための図である。 主要部分の符号の説明、1……カセツトデツ
キ、2……ハウジング、2a……開口部、3……
シヤーシ、3a,3f……屈曲部、3c,5m,
56a,95a,126d,140……長孔、3
d……支持突部、5……リールユニツト、5a…
…回転支軸、5b……リール、5c……カラー、
5d……ブシユ、5e……拡径部、5f……ダブ
ルギア、5q,5l,30b,35,40,4
1,60,70,76,82,84,103,1
04,118,119,125,139……コイ
ルスプリング、5h……フエルト板、5i……ア
ーム、5j,5k……ワツシヤ、7……中間レバ
ー、7a,8a,8b,10b,30d,33
a,39e,44a,77b,83c,86b,
91a,100a,129b,130a,138
a、138d……ピン、7b,64a……開口
部、7c,56c……切欠部、8……遊動レバ
ー、10……エンド検出レバー、10a,14
c,33f,39a,39b,39c,42a,
47a、49a,56e,81a,99c,99
e,113c,114c……突起、11……サブ
シヤーシA、12……レバーA、14……エンド
検出ギア、14a,39h,47b,100b,
140a……凸部、14b……突部、16,1
7,18,19,61,132,133,134
……ギア、20,135……歯車伝達機構、22
……ウオーム、23……プーリ、24……モー
タ、24a……小プーリ、25……ベルト、27
……フライホイール、27a,27b……ギア
部、28……アイドラギア、30……支持レバ
ー、30a……キヤプスタン、33……第1歯
車、33b……部分歯部、33c,33d,34
c,34d……欠歯部、34……第2歯車、34
a,34b……ストツプピン、36,124……
プレート、39……制御板、39d……規制部、
39q……凸部、42……レバーB、44……レ
バーC、47……へツド台、49……磁気へツ
ド、51a,123……爪部材、51b,99d
……バネ部材、52……移動プレート、52a,
52b……爪部、53……レバーD、54,66
……スプリング、56……スライド部材、56
d,113a,114a……テーパ部、57……
軸受部材、59……扇状ギア、64……規制部
材、65……ネジ、69……禁止レバー、69a
……係合凹部、69b……係合突起、73……ス
タートトリガレバー、73a……一端部、73
b,83b,126b,129c……第2端部、
75……磁気へツド切換指令ロツド、77,86
……電磁ソレノイド、77a,86a……可動ロ
ツド、79……操作スイツチ群、81……移動部
材、83……レバーE、83a,126a,12
9a……第1端部、89,138b……支持軸、
90……ピンチローラ、91……アーム部材、9
5……サブシヤーシB、96……揺動部材、96
a……左端部、98……カセツトホルダ、98a
……揺動支軸、99……上面部材、100……右
面部材、101……移動部材、102……レバー
F、106……リール穴、107……凹部、11
1……サブシヤーシC、113,114……長手
操作レバー、115,116……操作ボタン、1
21……長手ピン、124a……上端突起部、1
26……レバーH、129……レバーI、130
……揺動レバー、138……中間レバー、140
b……後方右縁部、142……レビーJ、143
……ミユートスイツチ、146……ブラケツト、
147,148,149,150……スイツチ、
155……カセツトハーフ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 テ−プ駆送方向に略直角な方向において往復
    動自在なヘツド台と、前記へツド台上に前記へツ
    ド台の移動方向に略平行な軸を中心として2つの
    角度位置の間を回動自在に設けられた磁気へツド
    と、前記磁気へツドの角度位置に対応したテープ
    駆送方向を定めるテープ駆送方向切換手段と、回
    転によつて前記へツド台を往復動せしめる第1歯
    車を含むへツド台駆動機構と、回転によつて前記
    磁気へツドを回転せしめる第2歯車を含むへツド
    回転機構とを含むカセツトデツキであつて、互い
    に噛合して単一駆動源により駆動される歯車列
    と、前記歯車列に前記第1歯車及び第2歯車を選
    択的に噛合させる起動手段と、 前記第1歯車が前記歯車列と噛合した後に前記
    第2歯車が前記歯車列と噛合するようになすトリ
    ガ手段が設けられ、前記トリガ手段は前記へツド
    台がテープに対して前進した位置に対応する最往
    動位置及び最復動位置の間にて往復動自在に設け
    られ前記第1歯車の回動によつて往動せしめられ
    且つ最復動位置にないときに前記第2歯車に係合
    して該第2歯車の回動を規制する規制部が形成さ
    れた制御板と、前記制御板を復動方向に付勢する
    付勢手段と、前記制御板が最往動位置に達したと
    きに前記制御板の復動を禁止し且つ前記第1歯車
    の初動によつて該禁止を解除するようになされた
    禁止手段と、前記第1及び第2歯車を前記歯車列
    と噛合する方向に付勢する付勢手段とを有し、電
    源が断のときに前記制御板の前記禁止手段による
    復動禁止を解除すると共に最復動位置への復帰を
    禁止し且つ電源が投入されているときには該最復
    動位置復帰の禁止を解除する禁止・解除手段が設
    けられていることを特徴とするカセツトデツキ。
JP59203880A 1984-09-28 1984-09-28 カセツトデツキ Granted JPS6182314A (ja)

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