JPH0454610Y2 - - Google Patents

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JPH0454610Y2
JPH0454610Y2 JP1983027648U JP2764883U JPH0454610Y2 JP H0454610 Y2 JPH0454610 Y2 JP H0454610Y2 JP 1983027648 U JP1983027648 U JP 1983027648U JP 2764883 U JP2764883 U JP 2764883U JP H0454610 Y2 JPH0454610 Y2 JP H0454610Y2
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jacket
fibers
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magnetic disk
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【考案の詳細な説明】 本考案は磁気デイスク用ジヤケツトに関し、特
にその内面に不織布のライナー材を貼着した磁気
デイスク用ジヤケツトに関するものである。
磁気デイスク用ジヤケツトはその内部に磁気デ
イスクを収納し、外部からの駆動によつて、磁気
デイスクを回転しながら、磁気ヘツドを通じて記
録及び再生を行なうものである。そして、この磁
気デイスク用ジヤケツトは磁気デイスクを外部か
らの損傷や塵埃等による汚染から保護するもので
あつて、例えば第1図に示すような展開図に基い
て作られる。
この磁気デイスク用ジヤケツト1は塩化ビニル
等の合成樹脂からなるジヤケツトシート素材2の
内面に不織布等のライナー材3を貼着し、点線で
示す位置に挿入された磁気デイスク4に対応し
て、センターホール5、ヘツドウインド6、イン
デツクスホール7等の開口部が刃型で打抜かれ
る。
そして、この磁気デイスク用ジヤケツトはライ
ナー材を貼着した側を内側にしてA−A′線で折
り曲げ、更に周辺接着部8も折り込み袋状に接着
してつくられる。
従来、このライナー材として70〜80重量%のビ
スコースレーヨン繊維と、20〜30重量%のポリプ
ロピレン繊維とを混繊したウエツブの繊維間を熱
融着して得られる不織布が使われていた。しか
し、これは繊維間を部分的に接着していて、接着
点が少ないため、毛羽が立ち易く、デイスクの回
転時にその毛羽によつて磁気ヘツドを傷めたりす
るので好ましくなかつた。そのためライナー材を
貼着した後で、開口部周辺等に毛羽立ちを止める
ような成形加工処理を更に行なう必要があつた。
このような加工をしても未だ不十分で、加工によ
つては塩ビ等のジヤケツト素材の変形が大きくな
りすぎ、好ましくなかつた。
そこで、このような欠点を改良したものとして
ビスコース・レーヨン繊維のウエブをアクリル系
ラテツクス等の熱可塑性接着剤を用いて繊維間を
接着した不織布が使用されてきた。しかし、この
不織布も、吸湿性の高いビスコース・レーヨン繊
維を主体に構成されているので、不織布とジヤケ
ツト素材の貼り合わせ方法によつては高温・高湿
の条件下で、長時間保存または使用されると、寸
法変化やシワの発生などが起こり易く、好ましく
なかつた。
つまり、貼着されているライナー材に寸法変化
が生じると、ジヤケツトが波打つたり、ゆがんだ
りするし、ライナー材が伸びると、シワが入り易
く、デイスクを回転させた時に、走行音又は、デ
イスクの円滑な回転を阻害することになる。又、
磁気デイスクの表面には潤滑剤が予じめ付着させ
てあるが、この種のライナー材にあつてはデイス
クの回転時に、この潤滑油を吸収するため、ライ
ナー材が変色したり、強度的に弱くなつたりして
ライナー材の耐久性がなくなるだけでなく、デイ
スクの円滑な回転を損なうので、デイスクの耐久
性がなくなる欠点もあつた。
そこで、本考案者らは、上記のビスコースレー
ヨンを主体とする従来のライナー材の欠点を解消
するため、合成繊維を主体とする不織布を種々検
討したが、ポリエステル繊維を除いては、一般の
合成繊維においては静電気の発生やピリングの発
生が起こりやすくライナー材として好ましいもの
は得られなかつた。
しかし、ポリエステル繊維を主体とする不織布
においても、開口部の打抜き時に、刃型を損傷し
やすいので、カツト性が悪くなるという欠点があ
つた。つまり、開口部周辺における繊維が完全に
切断されなくなり、毛羽が残ると、デイスクの回
転時に、磁気ヘツドやデイスクの損傷がおこり、
デイスクとの異常な摩擦により、記録や再生が均
一でなくなつたデイスク等の寿命も短くなるので
ある。
本考案者らは上記の欠点も解消するため、更に
検討した結果、一定範囲の単繊維強度を有するポ
リエステル繊維を用いるこにより、極めて優れた
磁気デイスク用ジヤケツトが得られること見い出
したものである。
本発明を第1図の展開図で説明すると1.0乃至
4.5g/dの単繊維強度を有するポリエステル系
繊維を70重量%以上含むウエツブの繊維間を熱可
塑性接着剤により結合してなる見掛密度0.1乃至
0.2g/cm3の不織布のライナー材3を合成樹脂製
ジヤケツト素材2の内面に貼着したことを特徴と
する磁気デイスク用ジヤケツト1である。
本発明において使用されるライナー材3はウエ
ツブ中に1.0乃至4.5g/dの単繊維強度を有する
ポリエステル系繊維が70重量%以上含まれている
不織布である。
従来一般に使用されているポリエステル繊維は
標準状態の測定において、約4.7g/d以上の単
繊維強度を有するが、単繊維強度が4.5g/dを
越えると剛性が高く、打抜き時に刃型が損傷しや
すのでカツト性が悪くなり、毛羽が残り、磁気ヘ
ツドやデイスクの損傷を生じる。一方、1.0g/
d未満であれば、デイスクとの摩擦によつて、ポ
リエステル系繊維のダストが生じるため、デイス
クを正確に読み取つたり、書き込んだりすること
ができないばかりでなく、ライナー材の摩耗が大
きくなりライナー材の寿命が短くなるので好まし
くない。従つて、本発明においては、ポリエステ
ル系繊維の単繊維強度が1.0乃至4.5g/d、好ま
しくは3.5g/d以下のものがウエツブ中に70重
量%以上含まれていればよい。なお、ウエツブが
2層以上からなる場合は、デイスクと接触する側
のウエツブ層が上記の条件を満足すればよい。
第2図は本発明の磁気デイスク用ジヤケツトの
一例を示す断面図である。
なお、ポリエステル系繊維以外の合成繊維即ち
ポリアミド系繊維やアクリル系繊維は静電気の発
生やピリングの発生等の問題があり、本考案にお
けるライナー材としては好ましくないし、上記の
ポリエステル系繊維が70重量%未満の場合、即ち
30重量%を越えて含まれる他の繊維が合成繊維の
場合は上記の理由で好ましくないし、ビスコース
レーヨン繊維であれば、耐湿性や耐久性の点で劣
るため好ましくないのである。
本考案のライナー材としては上記のポリエステ
ル繊維を主体として、公知のカード法、エアレイ
法、溶融紡糸法、水流絡合法、湿式法等のウエツ
ブ形成法によつてつくられたウエツブと熱可塑性
接着剤で繊維間を結合してつくつた不織布が用い
られる。
本考案に用いる熱可塑性接着剤としてはポリエ
ステル系、ポリアクリレート系、ポリアミド系、
ポリオレフイン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレ
タン系等の熱可塑性樹脂のエマルジヨン系又は溶
剤系のものが用いられる。
本発明の不織布においては繊維と接着剤(固形
分)との重量の比(F/B)は85/15乃至70/30が
好ましく、F/Bが85/15を越えると毛羽が出や
すく、又、70/30未満であれば、デイスクの回転
時のトルクが増大するので好ましくない。
本考案においては上記のポリエステル系繊維に
対して最も結合力の高いポリエステル系樹脂のエ
マルジヨン系の接着剤を用いて結合したライナー
材が高温、高湿下においても何ら寸法等が変化し
ないだけでなく、打ち抜き加工における刃型の損
傷も全くなく、カツト性がよいので毛羽が残ら
ず、その上結合力が高く、毛羽立ちも起りにくの
でより好ましい。
更に、ライナー材3をジヤケツト素材2に、点
状又は線状等の融着加工により貼着する際も、本
考案では、ポリエステル繊維の単繊維強度が小さ
いので、簡単に埋めこまれるため、融着加工の温
度も低くすることができる。そのためジヤケツト
の変形も生じない。
本考案のライナー材としては見掛密度0.1乃至
0.2g/cm3の不織布である。見掛密度が0.1g/cm3
未満又は0.2g/cm3を越えるとクリーニング効果
の点で十分な機能をもたないのである。
本考案では不織布の目付は15乃至50g/cm2で、
好ましくは20乃至40g/m2であり、この厚さも
0.15乃至0.35mmで、好ましくは0.17乃至0.30mmで
ある。
本考案における評価の一つとして、デイスクを
回転させあときに生ずるデイスクとライナー材と
の間のトルクを測定した。
その結果は、本考案のものは従来品等に比べて
2/3乃至1/2と小さく優れたものであつた。
実施例 1 1.5d/51mmのポリエステル繊維(単繊維強度
1.5g/d)100%のウエツブをつくり、ポリエス
テル樹脂エマルジヨンを含浸し、加熱処理により
繊維と接着剤の比率が75:25となるようにした。
この不織布は重量30g/m2で見掛密度0.13g/cm3
であつた。この不織布をライナー材として、塩化
ビニル樹脂製ジヤケツト素材に160〜180℃で熱融
着し、開口部等を打抜き、成形してジヤケツトに
した。
このジヤケツトは打抜き時の、刃型の損傷がな
かつたのでカツト性がよく、開口部の周縁におけ
る繊維は完全に切断され、全く毛羽が残らなかつ
た。そのため、磁気デイスクの使用中に何らトラ
ブルは生じなかつた。
しかも温度55℃、湿度95%の条件で、ライナー
材の寸法変化は±0.5%以内と小さく又、潤滑油
のライナー材への移行性は全く見られなかつた。
又、デイスクとライナー材との間のトルクも小さ
く良好であつた。
実施例 2 1.5d/51mmのポリエステル繊維(単繊維強度
1.5g/d)75重量%と1.5d/51mmのビスコース
レーヨン繊維25重量%との混綿ウエツブをつく
り、実施例1と同様に、ポリエステル樹脂エマル
ジヨンを含浸し、加熱処理により同様に重量30
g/m2、見掛密度0.12g/cm3の不織布をつくつ
た。
この不織布をライナー材として用いた磁気デイ
スク用ジヤケツトは、刃型の損傷も全くなく、カ
ツト性がよく使用中にも何らトラブルもなかつ
た。しかも、寸法安定性も±0.5%以内と良好で、
移行性も見られなかつた。又、デイスクとライナ
ー材との間のトルクも小さく良好であつた。
比較例 1 実施例1におけるポリエステル繊維の単繊維強
度1.5g/dを6g/dに代えた以外は全く同じ
条件で、不織布をつくり、ジヤケツトに加工し
た。
このジヤケツトは打抜き時の刃型の損傷が著し
いのでカツト性が悪く、開口部の周縁における繊
維は完全に切断されず、毛羽が残つた。そのた
め、磁気デイスクの使用中に磁気ヘツドの損傷や
摩擦による負荷が大きく、トラブルが発生しやす
かつた。又、デイスクとライナー材との間のトル
クが大きく実施例1の約1.5倍と大きかつた。
比較例 2 実施例2におけるポリエステル繊維とビスコー
スレーヨン繊維との混綿比率を65:35に代えた以
外は全く同じ条件で不織布をつくり、ジヤケツト
に加工した。
このジヤケツトは打抜き時の刃型の損傷は殆ん
ど起こらず、カツト性は良かつたがライナー材の
寸法変化が±1.0%と大きく、又、潤滑油のライ
ナー材への移行が見られた。又、デイスクとライ
ナー材との間のトルクが大きく、実施例2の1.5
倍であつた。
このように本考案の磁気デイスク用ジヤケツト
は、従来の欠点を解消すると共に、使用中のトラ
ブルが殆どなくクリーニング性及び耐久性にすぐ
れた極めて実用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の磁気デイスク用ジヤケツトの
一例を示す展開図で、第2図は本考案の磁気デイ
スク用ジヤケツトの一例を示す断面図である。 1は磁気デイスク用ジヤケツト、2はジヤケツ
ト素材、3はライナー材、4は磁気デイスク、5
はセンターホール。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1.0乃至4.5g/dの単繊維強度を有するポリエ
ステル系繊維を70重量%以上含むウエツブの繊維
間を熱可塑性接着剤により結合してなる不織布の
ライナー材を合成樹脂製ジヤケツト素材の内面に
貼着したことを特徴とする磁気デイスク用ジヤケ
ツト。
JP2764883U 1983-02-25 1983-02-25 磁気デイスク用ジヤケツト Granted JPS59135569U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2764883U JPS59135569U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 磁気デイスク用ジヤケツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2764883U JPS59135569U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 磁気デイスク用ジヤケツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59135569U JPS59135569U (ja) 1984-09-10
JPH0454610Y2 true JPH0454610Y2 (ja) 1992-12-22

Family

ID=30158524

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2764883U Granted JPS59135569U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 磁気デイスク用ジヤケツト

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JP (1) JPS59135569U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558150U (ja) * 1978-06-30 1980-01-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59135569U (ja) 1984-09-10

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