JPH0456653B2 - - Google Patents
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- JPH0456653B2 JPH0456653B2 JP58213771A JP21377183A JPH0456653B2 JP H0456653 B2 JPH0456653 B2 JP H0456653B2 JP 58213771 A JP58213771 A JP 58213771A JP 21377183 A JP21377183 A JP 21377183A JP H0456653 B2 JPH0456653 B2 JP H0456653B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- membrane
- separation
- porous
- permeate
- aqueous solution
- Prior art date
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は有機物水溶液から有機物を分離する方
法に関するものである。従来、有機物水溶液から
有機物を分離する方法としては一般的に蒸留法が
採用されてきた。蒸留法では分離可能な共沸有機
物水溶液やエネルギー的に非効率な近沸点有機物
水溶液に対しては、共沸蒸留法や抽出蒸留法等が
用いられている。
法に関するものである。従来、有機物水溶液から
有機物を分離する方法としては一般的に蒸留法が
採用されてきた。蒸留法では分離可能な共沸有機
物水溶液やエネルギー的に非効率な近沸点有機物
水溶液に対しては、共沸蒸留法や抽出蒸留法等が
用いられている。
近年、膜分離技術が発達し、一部の低温度有機
物水溶液等の濃縮に対しては逆浸透法が実用化さ
れてきた。しかしながら、逆浸透法は分離液の浸
透圧以上の圧力を該分離液に加える必要があるた
め、浸透圧が高い高濃度水溶液に対しては適用が
不可能か、又はその濃縮については限界がある。
物水溶液等の濃縮に対しては逆浸透法が実用化さ
れてきた。しかしながら、逆浸透法は分離液の浸
透圧以上の圧力を該分離液に加える必要があるた
め、浸透圧が高い高濃度水溶液に対しては適用が
不可能か、又はその濃縮については限界がある。
最近、有機物水溶液の分離に対してパーベパレ
ーシヨン(Pervaparation)法が新しい分離法と
して注目される様になつた。パーベパレーシヨン
法とは膜の1次側(供給液側)に分離液を供給
し、膜の2次側(透過側)を減圧にするか、又は
不活性ガスをキヤリヤーガスとして通気する事に
よつて被分離物質を気体状で膜透過させる方法
で、膜透過物を採取するためには、通常透過蒸気
を冷却凝縮することにより行なう。このパーベパ
レーシヨン法は浸透圧の影響を受けいないこと、
該分離液の濃度に係らず分離が可能となること等
の利点があり、特に従来の蒸留法では分離困難な
共沸混合物に対する適用が数多く報告されてい
る。しかしながら従来報告されている膜では膜透
過速度(m3/m2・日)が小さいこと或は分離係数
(αA B)が小さいことなどのため実用化には到つて
いない。ここで分離係数(αA B)とは次の式で表
わされるものである。
ーシヨン(Pervaparation)法が新しい分離法と
して注目される様になつた。パーベパレーシヨン
法とは膜の1次側(供給液側)に分離液を供給
し、膜の2次側(透過側)を減圧にするか、又は
不活性ガスをキヤリヤーガスとして通気する事に
よつて被分離物質を気体状で膜透過させる方法
で、膜透過物を採取するためには、通常透過蒸気
を冷却凝縮することにより行なう。このパーベパ
レーシヨン法は浸透圧の影響を受けいないこと、
該分離液の濃度に係らず分離が可能となること等
の利点があり、特に従来の蒸留法では分離困難な
共沸混合物に対する適用が数多く報告されてい
る。しかしながら従来報告されている膜では膜透
過速度(m3/m2・日)が小さいこと或は分離係数
(αA B)が小さいことなどのため実用化には到つて
いない。ここで分離係数(αA B)とは次の式で表
わされるものである。
αA B=(透過液中A成分の重量%/透過液中B成分の重
量%)/(供給液中A成分の重量%/供給液中B成分の
重量%) 本発明者らは、先に有機物水溶液に対して分離
機能を有する膜厚3μm以下の非多孔性均一膜又
は非多孔性スキン層(緻密層)を有する分離膜を
用い、該膜の一方の側に有機物水溶液を気化させ
た気体混合物を供給し、他方の透過側を減圧に保
つか、又は不活性キヤリーガスと接触させ、水蒸
気を選択的に透過させる方法が、有機物水溶液の
分離に対して従来のパーベパレーシヨン法で評価
した場合の透過速度と比較して、従来報告されて
いる様な透過速度の著しい低下をもたらす事な
く、分離係数を向上させ得ることを見い出し特許
出願した(昭和58年11月2日付特許出願)。即ち
この方法はパーベパレーシヨン法において、膜の
1次側に分離液を供給する代りに、該膜の1次側
に該分離液の気体混合物を供給する方法である。
本発明者らは有機物水溶液の分離法について上記
ガス透過による分離法をさらに鋭意検討した結
果、本発明に到つたものである。
量%)/(供給液中A成分の重量%/供給液中B成分の
重量%) 本発明者らは、先に有機物水溶液に対して分離
機能を有する膜厚3μm以下の非多孔性均一膜又
は非多孔性スキン層(緻密層)を有する分離膜を
用い、該膜の一方の側に有機物水溶液を気化させ
た気体混合物を供給し、他方の透過側を減圧に保
つか、又は不活性キヤリーガスと接触させ、水蒸
気を選択的に透過させる方法が、有機物水溶液の
分離に対して従来のパーベパレーシヨン法で評価
した場合の透過速度と比較して、従来報告されて
いる様な透過速度の著しい低下をもたらす事な
く、分離係数を向上させ得ることを見い出し特許
出願した(昭和58年11月2日付特許出願)。即ち
この方法はパーベパレーシヨン法において、膜の
1次側に分離液を供給する代りに、該膜の1次側
に該分離液の気体混合物を供給する方法である。
本発明者らは有機物水溶液の分離法について上記
ガス透過による分離法をさらに鋭意検討した結
果、本発明に到つたものである。
即ち本発明は分離膜を介し、該膜の一方の側に
有機物水溶液を供給し、他方の透過側を減圧に保
つか又は不活性キヤリヤーガスを接触させ、該分
離膜と該有機物水溶液との間に不活性疎水性多孔
膜を介在せしめて、該多孔膜及び分離膜を通して
水蒸気を選択的に透過せしめることを特徴とする
有機物水溶液の膜分離法に係わるものである。
有機物水溶液を供給し、他方の透過側を減圧に保
つか又は不活性キヤリヤーガスを接触させ、該分
離膜と該有機物水溶液との間に不活性疎水性多孔
膜を介在せしめて、該多孔膜及び分離膜を通して
水蒸気を選択的に透過せしめることを特徴とする
有機物水溶液の膜分離法に係わるものである。
本発明の方法に於てはパーベパレーシヨン法と
同じく分離膜の1次側に有機物水溶液を供給し、
該分離膜の2次側を減圧にするか、又は不活性ガ
スを通気するが、該分離膜の1次側に不活性疎水
性多孔膜を重ねる事により、該分離液と該分離膜
との間に上記多孔膜による空隙をつくり出し、こ
の膜の1次側にある空隙にガスを生ぜしめる。こ
れにより同一の分離膜を用いたパーベパレーシヨ
ン法に比べて著しい透過速度の低下をまねく事な
く、分離係数を向上させ得る事を見い出した。こ
こで不活性疎水性多孔膜とは分離の条件、即ち分
離溶液の組成、分離液の温度及び不活性疎水性多
孔膜内の気体混合物の全圧において、多孔膜内に
該分離液が液体状で浸透しない膜をいう。従つて
この不活性疎水性多孔膜内にはこの多孔膜の1次
側(分離液供給側)において接触している分離液
との気液平衡によつて生じる気体混合物が存在す
る。本発明の方法に於ては不活性疎水性多孔膜の
2次側に分離膜が重ねられているが、この分離膜
には上気の如き分離液の気液平衡によつて発生し
た気体混合物が接触している。従つて、本発明の
方法は見掛け上は、パーベパレーシヨン法である
が、分離膜を通過する水/有機物混合物の透過機
構は蒸気透過であつて、これにより分離係数が向
上したものと考えられる。なお、本発明の実施に
当つては不活性疎水性多孔膜と分離膜とは相互に
密着していてもよいが、両膜の間に他の多孔性膜
や多孔性隔壁等が挿入されて相互に隔てられてい
ても良い。
同じく分離膜の1次側に有機物水溶液を供給し、
該分離膜の2次側を減圧にするか、又は不活性ガ
スを通気するが、該分離膜の1次側に不活性疎水
性多孔膜を重ねる事により、該分離液と該分離膜
との間に上記多孔膜による空隙をつくり出し、こ
の膜の1次側にある空隙にガスを生ぜしめる。こ
れにより同一の分離膜を用いたパーベパレーシヨ
ン法に比べて著しい透過速度の低下をまねく事な
く、分離係数を向上させ得る事を見い出した。こ
こで不活性疎水性多孔膜とは分離の条件、即ち分
離溶液の組成、分離液の温度及び不活性疎水性多
孔膜内の気体混合物の全圧において、多孔膜内に
該分離液が液体状で浸透しない膜をいう。従つて
この不活性疎水性多孔膜内にはこの多孔膜の1次
側(分離液供給側)において接触している分離液
との気液平衡によつて生じる気体混合物が存在す
る。本発明の方法に於ては不活性疎水性多孔膜の
2次側に分離膜が重ねられているが、この分離膜
には上気の如き分離液の気液平衡によつて発生し
た気体混合物が接触している。従つて、本発明の
方法は見掛け上は、パーベパレーシヨン法である
が、分離膜を通過する水/有機物混合物の透過機
構は蒸気透過であつて、これにより分離係数が向
上したものと考えられる。なお、本発明の実施に
当つては不活性疎水性多孔膜と分離膜とは相互に
密着していてもよいが、両膜の間に他の多孔性膜
や多孔性隔壁等が挿入されて相互に隔てられてい
ても良い。
本発明に使用される不活性疎水性多孔膜の膜材
料としては、水との接触角が大きいテトラフルオ
ロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン等の含フ
ツ素モノマーからなる単独重合体並びに共重合体
が好ましいが、他の疎水性ポリマー例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフイン系ポ
リマー並びにアクリル系等のビニル重合体等でも
良い。これらの膜材料からつくられた疎水性多孔
膜の孔径は0.05μm〜100μmで、好ましくは1μm
〜50μmであり、空孔率は30〜90%、好適には60
〜80%である。膜厚は50μm〜3mmが適当であ
り、70μm〜1mmが好ましい。疎水性多孔膜の透
過能力は空気の場合1〜200/分・cm2,70cmHg
である。
料としては、水との接触角が大きいテトラフルオ
ロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン等の含フ
ツ素モノマーからなる単独重合体並びに共重合体
が好ましいが、他の疎水性ポリマー例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフイン系ポ
リマー並びにアクリル系等のビニル重合体等でも
良い。これらの膜材料からつくられた疎水性多孔
膜の孔径は0.05μm〜100μmで、好ましくは1μm
〜50μmであり、空孔率は30〜90%、好適には60
〜80%である。膜厚は50μm〜3mmが適当であ
り、70μm〜1mmが好ましい。疎水性多孔膜の透
過能力は空気の場合1〜200/分・cm2,70cmHg
である。
又分離膜としては上記本出願人の出願に係わる
昭和58年11月2日付の特許出願明細書に記載の膜
が好ましい。例えばセルロース膜(再生セルロー
ス膜及びセルロース膜)、ポリビニルアルコール
膜の外、従来逆浸透膜として用いられている酢酸
セルロース、ポリアミド、ポリベンツイミダゾー
ル、ポリベンツイミダゾロン等の縮合系合成高分
子の膜及び架橋構造を有するポリエーエル、ポリ
アミン、ポリアミド、ポリビニルアルコールール
等の架橋ポリマーからなる膜で膜厚3μm以下の
ものが好適である。ここで逆浸透膜とは、例えば
NaCl0.35重量%水溶液に対し、温度25℃、圧力
40Kg/cm2における逆浸透性能評価が、透水速度
0.3Kg/cm2以上、NaCl排除率70%以上の性能を有
する膜である。かかる膜厚3μm以下の非多孔性
均一膜よりなる分離膜をスキン層とその下層に多
孔性の支持層とよりなる不均斉構造膜、或は上記
分離膜を多孔性膜或は多孔性隔壁に積層するか、
これらの多孔膜或は多孔性隔壁上にスキン層を形
成させた積層膜或は複合膜が好ましい。かかる多
孔膜や多孔性隔壁としては気体の透過抵抗が少な
く、実用的取扱いが可能な機械的強度を有するも
のが使用可能である。材質としては天然高分子、
合成高分子及び剛性のある金属、非金属の無機化
合物等が用いられる。これらは公知の方法によつ
て作製することが出来るが、市販のマイクロフイ
ルター、限外過膜、焼結金属及びセラミツクス
等を用いることも可能である。液温は分離液の沸
点以下であれば高い程良い。又分離液に加える圧
力は通常大気圧であるが、不活性疎水性多孔膜に
分離液が液状で浸透しない程度の大きさの圧力は
加える事が可能である。該分離膜の2次側を減圧
にする場合はその圧力は100torr以下、好適には
10torr以下である。
昭和58年11月2日付の特許出願明細書に記載の膜
が好ましい。例えばセルロース膜(再生セルロー
ス膜及びセルロース膜)、ポリビニルアルコール
膜の外、従来逆浸透膜として用いられている酢酸
セルロース、ポリアミド、ポリベンツイミダゾー
ル、ポリベンツイミダゾロン等の縮合系合成高分
子の膜及び架橋構造を有するポリエーエル、ポリ
アミン、ポリアミド、ポリビニルアルコールール
等の架橋ポリマーからなる膜で膜厚3μm以下の
ものが好適である。ここで逆浸透膜とは、例えば
NaCl0.35重量%水溶液に対し、温度25℃、圧力
40Kg/cm2における逆浸透性能評価が、透水速度
0.3Kg/cm2以上、NaCl排除率70%以上の性能を有
する膜である。かかる膜厚3μm以下の非多孔性
均一膜よりなる分離膜をスキン層とその下層に多
孔性の支持層とよりなる不均斉構造膜、或は上記
分離膜を多孔性膜或は多孔性隔壁に積層するか、
これらの多孔膜或は多孔性隔壁上にスキン層を形
成させた積層膜或は複合膜が好ましい。かかる多
孔膜や多孔性隔壁としては気体の透過抵抗が少な
く、実用的取扱いが可能な機械的強度を有するも
のが使用可能である。材質としては天然高分子、
合成高分子及び剛性のある金属、非金属の無機化
合物等が用いられる。これらは公知の方法によつ
て作製することが出来るが、市販のマイクロフイ
ルター、限外過膜、焼結金属及びセラミツクス
等を用いることも可能である。液温は分離液の沸
点以下であれば高い程良い。又分離液に加える圧
力は通常大気圧であるが、不活性疎水性多孔膜に
分離液が液状で浸透しない程度の大きさの圧力は
加える事が可能である。該分離膜の2次側を減圧
にする場合はその圧力は100torr以下、好適には
10torr以下である。
本発明の実施に当り不活性疎水性多孔膜に浸透
しない溶液でも、該溶液に圧力を加えるか、又は
透過側を減圧にする事によつて、該不活性疎水性
多孔膜に該溶液が浸透する様になる。該溶液が該
不活性疎水性多孔膜に浸透し始める圧力又は減圧
度を本発明においては臨界液浸透圧力又は臨界液
浸透減圧度と呼称する。本発明になる不活性疎水
性多孔膜と分離膜との積層又は複合膜を用いる有
機物/有機物又は有機物/水混合物の分離におい
て、透過側を減圧にする場合、分離膜を隔てた不
活性疎水性多孔膜内が臨界液浸透減圧度に達しな
い様に、透過側の減圧度を調整するか、又は該不
活性疎水性多孔膜内の有機物又は水の蒸気圧を高
めるべく供給液の液温を高めて実施する必要があ
る。
しない溶液でも、該溶液に圧力を加えるか、又は
透過側を減圧にする事によつて、該不活性疎水性
多孔膜に該溶液が浸透する様になる。該溶液が該
不活性疎水性多孔膜に浸透し始める圧力又は減圧
度を本発明においては臨界液浸透圧力又は臨界液
浸透減圧度と呼称する。本発明になる不活性疎水
性多孔膜と分離膜との積層又は複合膜を用いる有
機物/有機物又は有機物/水混合物の分離におい
て、透過側を減圧にする場合、分離膜を隔てた不
活性疎水性多孔膜内が臨界液浸透減圧度に達しな
い様に、透過側の減圧度を調整するか、又は該不
活性疎水性多孔膜内の有機物又は水の蒸気圧を高
めるべく供給液の液温を高めて実施する必要があ
る。
本発明に於ては不活性疎水性多孔膜と分離膜と
を積層させる代りに、不活性疎水性多孔膜の片面
上に直接分離膜を形成させた複合膜とすることも
可能である。この場合は分離膜材料(ポリマー)
をベンゼンやクロロホルム等の非水溶性溶媒に溶
解後、水面上に流延し、引続き該流延膜上に不活
性疎水性多孔膜を重ねる事によつて、ポリマー薄
膜を該不活性疎水性多孔膜上に転写し、複合膜を
作成する。ポリマー溶媒が水溶性の場合には、水
面上に流延する代りに、水面に設置された平滑な
流延板上に流延する事も可能である。積層膜とは
乾燥薄膜を多孔膜に重ねた膜で、複合膜とは含溶
媒薄膜又は流延薄膜と多孔膜とを重ねて、脱溶媒
後は一体となつた膜である。又これら不活性疎水
性多孔膜と分離膜との積層膜又は複合膜の形状
は、平板型、チユーブ型及び中空繊維型等のいず
れでも良い。
を積層させる代りに、不活性疎水性多孔膜の片面
上に直接分離膜を形成させた複合膜とすることも
可能である。この場合は分離膜材料(ポリマー)
をベンゼンやクロロホルム等の非水溶性溶媒に溶
解後、水面上に流延し、引続き該流延膜上に不活
性疎水性多孔膜を重ねる事によつて、ポリマー薄
膜を該不活性疎水性多孔膜上に転写し、複合膜を
作成する。ポリマー溶媒が水溶性の場合には、水
面上に流延する代りに、水面に設置された平滑な
流延板上に流延する事も可能である。積層膜とは
乾燥薄膜を多孔膜に重ねた膜で、複合膜とは含溶
媒薄膜又は流延薄膜と多孔膜とを重ねて、脱溶媒
後は一体となつた膜である。又これら不活性疎水
性多孔膜と分離膜との積層膜又は複合膜の形状
は、平板型、チユーブ型及び中空繊維型等のいず
れでも良い。
本発明による方法によつて分離され得る有機物
水溶液の有機物としては、メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、i−プロパノール、n−
ブタノール、sec−ブタノール、ter−ブタノー
ル、エチレングライコール等の脂肪族アルコー
ル、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸等の脂肪族
カルボン酸、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン類等がある。
水溶液の有機物としては、メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、i−プロパノール、n−
ブタノール、sec−ブタノール、ter−ブタノー
ル、エチレングライコール等の脂肪族アルコー
ル、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸等の脂肪族
カルボン酸、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン類等がある。
以上本発明の方法を有機物水溶液、即ち水/有
機物の液体混合物中の水と有機物の分離法につい
て説明したが、本発明の方法は有機物/有機物の
液体混合物の分離にも適用し得る。即ち疎水性多
孔性膜に浸透しない有機物としてグリセリン、ホ
ルムアミド等があり、これらの混合物又はこれら
と上記の如き他の有機物との混合物の分離に対し
ても本発明を適用し得る。なお膜性能の尺度とし
ては、前述した様に透過速度(以下Qと略す)と
分離係数(以下αと略す)とがあり、膜性能の優
劣はQとαとの総合で評価しなければならない。
又、αは1の場合には全く分離機能を示さない事
を示すため、膜性能の総合評価尺度として以下の
例ではQ×(α−1)を用いることにする。
機物の液体混合物中の水と有機物の分離法につい
て説明したが、本発明の方法は有機物/有機物の
液体混合物の分離にも適用し得る。即ち疎水性多
孔性膜に浸透しない有機物としてグリセリン、ホ
ルムアミド等があり、これらの混合物又はこれら
と上記の如き他の有機物との混合物の分離に対し
ても本発明を適用し得る。なお膜性能の尺度とし
ては、前述した様に透過速度(以下Qと略す)と
分離係数(以下αと略す)とがあり、膜性能の優
劣はQとαとの総合で評価しなければならない。
又、αは1の場合には全く分離機能を示さない事
を示すため、膜性能の総合評価尺度として以下の
例ではQ×(α−1)を用いることにする。
次に実施例及び比較例をもつて、さらに詳しく
説明するが、これによつて本発明は何ら制限され
るものではない。
説明するが、これによつて本発明は何ら制限され
るものではない。
実施例 1
不活性疎水性多孔膜としてポリフロンペーパー
5L(ダイキン(株)製、登録商標、膜厚550μm、空孔
率75vol%、最大気孔径45μm、ポリテトラフルオ
ロエチレン製)を用い、これにセロフアン(膜厚
22μm)を重ねて、電磁撹拌型浸透気化装置を用
い10重量%のエタノール水溶液の分離を行なつ
た。ポリフロンペーパー5L側に60℃の該エタノ
ール水溶液を接触させ、セロフアン側(膜透過
側)を266paに減圧した。その結果透過速度
Q0.74Kg・m-2・hr-1、分離係数α水エタノ哀襦
5L(ダイキン(株)製、登録商標、膜厚550μm、空孔
率75vol%、最大気孔径45μm、ポリテトラフルオ
ロエチレン製)を用い、これにセロフアン(膜厚
22μm)を重ねて、電磁撹拌型浸透気化装置を用
い10重量%のエタノール水溶液の分離を行なつ
た。ポリフロンペーパー5L側に60℃の該エタノ
ール水溶液を接触させ、セロフアン側(膜透過
側)を266paに減圧した。その結果透過速度
Q0.74Kg・m-2・hr-1、分離係数α水エタノ哀襦
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 分離膜を介し、該膜の一方の側に有機物水溶
液を供給し、他方の透過側を減圧に保つか又は不
活性キヤリヤーガスと接触させ、該分離膜と該有
機物水溶液との間に、分離条件下で有機物水溶液
が液体状では浸透しない不活性疎水性多孔膜を介
在せしめて、該多孔膜及び分離膜を通して水蒸気
を選択的に透過せしめることを特徴とする有機物
水溶液の膜分離法。 2 分離膜が膜厚3μm以下の非多孔性均一膜又
は非多孔性スキン層を有する膜である特許請求の
範囲第1項記載の膜分離法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21377183A JPS60106504A (ja) | 1983-11-14 | 1983-11-14 | 有機物水溶液の膜分離法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21377183A JPS60106504A (ja) | 1983-11-14 | 1983-11-14 | 有機物水溶液の膜分離法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60106504A JPS60106504A (ja) | 1985-06-12 |
| JPH0456653B2 true JPH0456653B2 (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=16644759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21377183A Granted JPS60106504A (ja) | 1983-11-14 | 1983-11-14 | 有機物水溶液の膜分離法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60106504A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4933198A (en) * | 1985-10-11 | 1990-06-12 | Lee Eric K L | Production of low-ethanol beverage by membrane extraction |
| US5013447A (en) * | 1989-07-19 | 1991-05-07 | Sepracor | Process of treating alcoholic beverages by vapor-arbitrated pervaporation |
| JPS63294903A (ja) * | 1987-05-27 | 1988-12-01 | Agency Of Ind Science & Technol | 有機液体水溶液の分離方法 |
| US9283523B2 (en) * | 2012-05-25 | 2016-03-15 | Pbi Performance Products, Inc. | Acid resistant PBI membrane for pervaporation dehydration of acidic solvents |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5892415A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-01 | Asahi Glass Co Ltd | 液体混合物の分離方法 |
| JPS5895521A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-07 | Kuraray Co Ltd | 膜を用いる液体分離方法 |
| JPS6097003A (ja) * | 1983-11-02 | 1985-05-30 | Agency Of Ind Science & Technol | 膜分離方法 |
-
1983
- 1983-11-14 JP JP21377183A patent/JPS60106504A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60106504A (ja) | 1985-06-12 |
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