JPH045800B2 - - Google Patents
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- JPH045800B2 JPH045800B2 JP61023876A JP2387686A JPH045800B2 JP H045800 B2 JPH045800 B2 JP H045800B2 JP 61023876 A JP61023876 A JP 61023876A JP 2387686 A JP2387686 A JP 2387686A JP H045800 B2 JPH045800 B2 JP H045800B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base paper
- pulp
- laminate
- fiber length
- twisting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0313—Organic insulating material
- H05K1/0353—Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
- H05K1/0366—Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Paper (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はコンピユータなどの電子機器、テレ
ビ・ラジオなどの家庭電気製品あるいは各種の計
測機器などに利用されるプリント配線基板、電源
などのスイツチボツクス内の基板および配電盤な
どの基板(これらの基板は一般にベーク板と呼ば
れる)に利用される積層板を製造するための積層
板原紙に関するものである。 〔従来の技術〕 従来から積層板と呼ばれるものには、ガラス布
にエポキシ樹脂などの合成樹脂を含浸し圧締硬化
したもの、コツトンリンター紙にエポキシ樹脂や
フエノール樹脂などの合成樹脂を含浸し圧締硬化
したもの、および紙(通常晒しクラフト紙)にフ
エノール樹脂などの合成樹脂を含浸し圧締硬化し
たものなどがある。この中で紙にフエノール樹脂
を含浸圧締硬化したものは比較的安価で良好な性
能を有するため、家庭電気製品を中心に多く利用
されている。 この紙・フエノール積層板はプリント配線基板
として使われる場合は、その表面に貼り合わされ
た銅箔をエツチングして電気回路を構成し、これ
に各種の電気部品、例えばIC、コンデンサー、
抵抗器などをマウントした後ハンダ付けして完成
した配線基板となる。ここに述べた一連の加工工
程はほぼ完全に自動化されており、そのため工程
中に加えられる熱などによつて積層板にわずかな
反りやねじれが発生しても工程上のトラブルとな
る。また基板完成後においても経時変化などによ
り反りやねじれが発生すると基板上の隣接する電
気部品の接触などの事故を引き起こす恐れがあ
る。この様な理由で積層板に生るわずかな反りや
ねじれも極度に嫌われる。 またベーク板として使用される場合にも、上述
のプリント配線基板の場合ほど深刻な問題ではな
いものの、積層板の反りやねじれは作業性、寸法
精度などの点から極力少ないものが要求される。 ところが現状の紙・フエノール積層板は特に加
熱工程などでは、ある程度の反りやねじれは避け
られないとまで言われるほど制御の困難な現象で
あり、原紙の特性面からも、また含浸する樹脂の
面からも反り・ねじれ改善のための種々の研究が
行われてはいるものの未だ満足される反り・ねじ
れ特性を有する紙・フエノール積層板は得られて
いない。 〔本発明が解決しようとする問題点〕 本発明の発明者は積層板の反り・ねじりを抑制
する方法について種々検討した結果、積層板の反
り・ねじれと積層板を構成する原紙の水分による
伸縮率とが密接な関係にあることを見出し、原紙
の水分による伸縮率を小さくすることにより積層
板の反り・ねじれを大きく改善することが出来る
ことを確認した。原紙の水分による伸縮率を小さ
くする具体的方法としては、原紙を構成するパル
プ繊維の繊維長を数平均として0.4〜0.6mmとし、
且つ0.28mm以下のいわゆる微細繊維の数の上で30
〜65%にすることが最も有効であり、それを具現
化することによつて反り・ねじれの極めて小さい
積層板を製造し得る積層板原紙及びその製造法を
提供するものである。 〔発明の構成〕 本発明は、原紙を構成するパルプの数平均繊維
長が0.4〜0.6mmの範囲で、且つ、0.28mm以下の長
さのパルプの数が30〜65%の範囲であることを特
徴とする積層板原紙である。 以下、本発明を詳しく説明する。 積層板原紙製造用パルプ 積層板原紙製造用パルプとしては従来からL材
(広葉樹材)チツプをクラフト法蒸解し通常の晒
し工程を通したLBKP(広葉樹晒しクラフトパル
プ)が用いられている。このLBKPは積層板への
加工時の樹脂含浸性や加工後の反り・ねじれなど
への影響を考慮して、普通未叩解のまま抄紙され
る。しかしながらこの様にして製造された積層板
原紙においても、積層板加工後の反り・ねじれが
大きく、また原料チツプ、蒸解・晒し条件、抄造
条件などの微妙な変動により反り・ねじれの大き
さが一定しないのが重大な欠陥となつていた。 これに対し、、本発明は反り・ねじれの原因お
よびその変動の原因が原料パルプの繊維長分布並
びにその変動に依存することを突き止めた。そし
て種々検討の結果、数平均繊維長が0.4〜0.6mm
で、且つ、0.28mm以下の微細繊維量が数の上で30
〜65%の範囲にすることで極めて反り・ねじれの
小さい積層板を製造し得る積層板原紙を作ること
が可能であることを見いだした。 これに対し従来法による広葉樹さらしクラフト
パルプの数平均繊維長は0.3から0.4mm未満の範囲
で、0.28mm以下の長さのパルプの数は70〜80%の
範囲にある。 しかしながら、本発明で数平均繊維長が0.6mm
を越え、且つ0.28mm以下の長さのパルプの数が30
%未満とすると、積層板原紙としては好ましい性
質が得られるものの、除去される微細繊維量が多
くなり、歩留りの減少も20〜30%にも達し、コス
トの増加を招くので好ましくない。 繊維長分布の測定法 従来パルプの繊維長分布は重量分布として測定
されるのが普通であるが、重量分布の場合、全体
の繊維長分布への微細繊維の影響が非常に小さい
ため、本発明の様に微細繊維量を管理する目的に
は全く用をなさない。本発明に際して発明者は反
り・ねじれに重要な影響を及ぼす微細繊維量を敏
感に測定可能とするために、数繊維長分布を採用
した。 数繊維長分布を測定する方法に特に制限は無い
が、例えばパルプ繊維をスライドグラス上に分散
固定し、顕微鏡観察によりその数分布を求める方
法、あるいはパルプ希薄溶液を毛細管に導き、光
学系を介してその数分布を自動計測する装置
(Fiber Size Analyzer FS−100、Kajaani社、
公開特許公報昭58−52505)などを用いることが
出来る。顕微鏡観察による数繊維長分布の測定は
信頼性は高いが測定に非常に多くの手間と時間を
要するため、本発明においては市販の繊維長分布
測定器(FS−100、Kajaani社)を用いた。この
繊維長分布測定器は短時間に多量の繊維長を自動
測定出来るが、微細繊維に対する測定感度が毛細
管中を通過するパルプ希薄溶液の速度に依存する
という欠点を持つている。そこで本発明者等は顕
微鏡観察とほぼ同一の結果を与える上記FS−100
の測定条件を見出し、その測定条件において、パ
ルプの数平均繊維長が0.4〜0.6mmで、且つ0.28mm
以下の微細繊維量が数の上で30〜65%にすること
になり、極めて反り・ねじれの小さい積層板を製
造し得る積層板原紙を作ることが可能であること
を確認した。なお顕微鏡観察とほぼ同一の測定結
果を与えるFS−100の測定条件は以下の通りであ
る。 測定レンジ:1(測定範囲0.00mm〜2.40mm) 測定温度:25℃ 吸引圧力:−5cmHg 本発明を具現化する方法 積層板原紙を構成するパルプの数平均繊維長を
0.4mm以上、且つ長さ0.28mm以下の微細繊維を数
の上で65%以下にする方法に特に制限はないが、
例えばその例として1法は、抄紙の前段階におい
てパルプ懸濁液中から微細繊維を選択的に取り除
く方法であり、例えば洗浄工程においてワイヤー
メツシユを粗くしたり、水量を増加して洗浄白水
の回収率を下げたり、あるいはスクリーンなどを
用いて微細繊維を取り除くことで目的を達成する
ことが出来る。 第2の方法は、抄紙工程において比較的微細繊
維の濃度の高い一部ワイヤ白水を取り除く方法で
あり、少なくともワイヤ白水の5%以上を白水循
環系から取り除くことにより目的を達成できる。 〔実施例〕 実施例 1 広葉樹材チツプを原料として、晒しクラフトパ
ルプ(LBKP)を製造し、このパルプをJIS規格
ふるい分け試験機に通し、150メツシユパス成分
の一部を取り除いて、いわゆる微細繊維除去パル
プを作成した。この微細繊維除去パルプを用い
て、テストマシンにより、坪量130g/m2、厚さ
260μの積層板原紙を抄造した。この積層板原紙
にフエノール樹脂(PR9480、住友ベークライト
社製)を重量比で紙:樹脂=1:1となる様に含
浸・乾燥して、プリプレグと呼ばれる含浸紙を作
成した。このプリプレグを8枚積層して加熱・圧
締し、積層板を製造した。加熱・圧締条件は、
150℃、90Kg/cm2、120分間であつた。 この様にして成型した積層板を200mm×200mmの
大きさに切断し、150℃の乾燥器で10分間加熱後、
冷水中に1分間放置した後の反り・ねじれを測定
した。反りの大きさは、積層板の四隅が持ち上が
る様に平面上に置いた時の、四隅の持ち上がり量
の最大値、ねじれは積層板の上記の逆向きに置
き、三隅を平面に付けた時の他の一隅の持ち上が
り量の最大値と定義した。その結果および原紙の
パルプの繊維長分布は他の実施例および比較例と
共に表1に示した。 表1からわかる様に、微細繊維除去パルプを原
料とした積層板原紙のパルプの数平均繊維長は
0.48mm、長さ0.28mm以下の微細繊維量は数の上で
57%であり、この原紙から製造した積層板は、な
んら繊維長分布に対して対策を施さない比較例に
比べ、反り・ねじり共に極めて低い水準であつ
た。 実施例 2 実施例1と同様にしてテストマシンにより、坪
量130g/m2、厚さ260μの積層板原紙を抄造し
た。但し、ここでは微細繊維の除去処理は全く行
わず、それに代わつて、抄紙温度を27℃に保持し
た。この積層板原紙から実施例1と同様にして積
層板を製造し、反り・ねじれを測定した。その結
果は表1に示した。 抄紙温度を27℃に保持した積層板原紙のパルプ
の数平均繊維長は0.40mm、長さ0.28mm以下の微細
繊維量は数の上で64%であり、、この原紙から製
造した積層板は比較例に比べ反り・ねじれ共に極
めて低い水準であつた。 実施例 3 実施例1と同様にしてテストマシンにより、坪
量130g/m2、厚さ260μの積層板原紙を抄造し
た。但し、ここでは微細繊維の除去処理は全く行
わず、それに代わつて、ワイヤ白水を約10%だけ
白水循環系に戻さず、ほぼ同量の水道水を補つて
水バランスを取つた。この積層板原紙から実施例
1と同様にして積層板を製造し、反り・ねじれを
測定した。その結果を表1に示した。 ワイヤ白水を約10%廃棄した積層板原紙のパル
プの数平均繊維長は0.44mm、長さ0.28mm以下の微
細繊維量は数の上で61%であり、この原紙から製
造した積層板は比較例に比べ反り・ねじれ共に極
めて低い水準であつた。 比較例 実施例1と同様にして、広葉樹材チツプを原料
とした晒しクラフトパルプ(LBKP)を製造し、
テストマシンにより、坪量130g/m2、厚さ260μ
の積層板原紙を抄造した。この時の抄造は、微細
繊維除去処理なし、抄紙温度18℃、白水循環系ほ
ぼ完全クローズド化という条件下で行つた。この
積層板原紙から実施例1と同様にして積層板を製
造し、反り・ねじれを測定した。その結果は表1
に示した。 この原紙の再離解パルプの数平均繊維長は0.36
mm、長さ0.28mm以下の微細繊維量は数の上で71%
であり、本発明の実施例1〜3に比較して反り・
ねじれ共に非常に大きく、実用に供することの出
来るものではなかつた。
ビ・ラジオなどの家庭電気製品あるいは各種の計
測機器などに利用されるプリント配線基板、電源
などのスイツチボツクス内の基板および配電盤な
どの基板(これらの基板は一般にベーク板と呼ば
れる)に利用される積層板を製造するための積層
板原紙に関するものである。 〔従来の技術〕 従来から積層板と呼ばれるものには、ガラス布
にエポキシ樹脂などの合成樹脂を含浸し圧締硬化
したもの、コツトンリンター紙にエポキシ樹脂や
フエノール樹脂などの合成樹脂を含浸し圧締硬化
したもの、および紙(通常晒しクラフト紙)にフ
エノール樹脂などの合成樹脂を含浸し圧締硬化し
たものなどがある。この中で紙にフエノール樹脂
を含浸圧締硬化したものは比較的安価で良好な性
能を有するため、家庭電気製品を中心に多く利用
されている。 この紙・フエノール積層板はプリント配線基板
として使われる場合は、その表面に貼り合わされ
た銅箔をエツチングして電気回路を構成し、これ
に各種の電気部品、例えばIC、コンデンサー、
抵抗器などをマウントした後ハンダ付けして完成
した配線基板となる。ここに述べた一連の加工工
程はほぼ完全に自動化されており、そのため工程
中に加えられる熱などによつて積層板にわずかな
反りやねじれが発生しても工程上のトラブルとな
る。また基板完成後においても経時変化などによ
り反りやねじれが発生すると基板上の隣接する電
気部品の接触などの事故を引き起こす恐れがあ
る。この様な理由で積層板に生るわずかな反りや
ねじれも極度に嫌われる。 またベーク板として使用される場合にも、上述
のプリント配線基板の場合ほど深刻な問題ではな
いものの、積層板の反りやねじれは作業性、寸法
精度などの点から極力少ないものが要求される。 ところが現状の紙・フエノール積層板は特に加
熱工程などでは、ある程度の反りやねじれは避け
られないとまで言われるほど制御の困難な現象で
あり、原紙の特性面からも、また含浸する樹脂の
面からも反り・ねじれ改善のための種々の研究が
行われてはいるものの未だ満足される反り・ねじ
れ特性を有する紙・フエノール積層板は得られて
いない。 〔本発明が解決しようとする問題点〕 本発明の発明者は積層板の反り・ねじりを抑制
する方法について種々検討した結果、積層板の反
り・ねじれと積層板を構成する原紙の水分による
伸縮率とが密接な関係にあることを見出し、原紙
の水分による伸縮率を小さくすることにより積層
板の反り・ねじれを大きく改善することが出来る
ことを確認した。原紙の水分による伸縮率を小さ
くする具体的方法としては、原紙を構成するパル
プ繊維の繊維長を数平均として0.4〜0.6mmとし、
且つ0.28mm以下のいわゆる微細繊維の数の上で30
〜65%にすることが最も有効であり、それを具現
化することによつて反り・ねじれの極めて小さい
積層板を製造し得る積層板原紙及びその製造法を
提供するものである。 〔発明の構成〕 本発明は、原紙を構成するパルプの数平均繊維
長が0.4〜0.6mmの範囲で、且つ、0.28mm以下の長
さのパルプの数が30〜65%の範囲であることを特
徴とする積層板原紙である。 以下、本発明を詳しく説明する。 積層板原紙製造用パルプ 積層板原紙製造用パルプとしては従来からL材
(広葉樹材)チツプをクラフト法蒸解し通常の晒
し工程を通したLBKP(広葉樹晒しクラフトパル
プ)が用いられている。このLBKPは積層板への
加工時の樹脂含浸性や加工後の反り・ねじれなど
への影響を考慮して、普通未叩解のまま抄紙され
る。しかしながらこの様にして製造された積層板
原紙においても、積層板加工後の反り・ねじれが
大きく、また原料チツプ、蒸解・晒し条件、抄造
条件などの微妙な変動により反り・ねじれの大き
さが一定しないのが重大な欠陥となつていた。 これに対し、、本発明は反り・ねじれの原因お
よびその変動の原因が原料パルプの繊維長分布並
びにその変動に依存することを突き止めた。そし
て種々検討の結果、数平均繊維長が0.4〜0.6mm
で、且つ、0.28mm以下の微細繊維量が数の上で30
〜65%の範囲にすることで極めて反り・ねじれの
小さい積層板を製造し得る積層板原紙を作ること
が可能であることを見いだした。 これに対し従来法による広葉樹さらしクラフト
パルプの数平均繊維長は0.3から0.4mm未満の範囲
で、0.28mm以下の長さのパルプの数は70〜80%の
範囲にある。 しかしながら、本発明で数平均繊維長が0.6mm
を越え、且つ0.28mm以下の長さのパルプの数が30
%未満とすると、積層板原紙としては好ましい性
質が得られるものの、除去される微細繊維量が多
くなり、歩留りの減少も20〜30%にも達し、コス
トの増加を招くので好ましくない。 繊維長分布の測定法 従来パルプの繊維長分布は重量分布として測定
されるのが普通であるが、重量分布の場合、全体
の繊維長分布への微細繊維の影響が非常に小さい
ため、本発明の様に微細繊維量を管理する目的に
は全く用をなさない。本発明に際して発明者は反
り・ねじれに重要な影響を及ぼす微細繊維量を敏
感に測定可能とするために、数繊維長分布を採用
した。 数繊維長分布を測定する方法に特に制限は無い
が、例えばパルプ繊維をスライドグラス上に分散
固定し、顕微鏡観察によりその数分布を求める方
法、あるいはパルプ希薄溶液を毛細管に導き、光
学系を介してその数分布を自動計測する装置
(Fiber Size Analyzer FS−100、Kajaani社、
公開特許公報昭58−52505)などを用いることが
出来る。顕微鏡観察による数繊維長分布の測定は
信頼性は高いが測定に非常に多くの手間と時間を
要するため、本発明においては市販の繊維長分布
測定器(FS−100、Kajaani社)を用いた。この
繊維長分布測定器は短時間に多量の繊維長を自動
測定出来るが、微細繊維に対する測定感度が毛細
管中を通過するパルプ希薄溶液の速度に依存する
という欠点を持つている。そこで本発明者等は顕
微鏡観察とほぼ同一の結果を与える上記FS−100
の測定条件を見出し、その測定条件において、パ
ルプの数平均繊維長が0.4〜0.6mmで、且つ0.28mm
以下の微細繊維量が数の上で30〜65%にすること
になり、極めて反り・ねじれの小さい積層板を製
造し得る積層板原紙を作ることが可能であること
を確認した。なお顕微鏡観察とほぼ同一の測定結
果を与えるFS−100の測定条件は以下の通りであ
る。 測定レンジ:1(測定範囲0.00mm〜2.40mm) 測定温度:25℃ 吸引圧力:−5cmHg 本発明を具現化する方法 積層板原紙を構成するパルプの数平均繊維長を
0.4mm以上、且つ長さ0.28mm以下の微細繊維を数
の上で65%以下にする方法に特に制限はないが、
例えばその例として1法は、抄紙の前段階におい
てパルプ懸濁液中から微細繊維を選択的に取り除
く方法であり、例えば洗浄工程においてワイヤー
メツシユを粗くしたり、水量を増加して洗浄白水
の回収率を下げたり、あるいはスクリーンなどを
用いて微細繊維を取り除くことで目的を達成する
ことが出来る。 第2の方法は、抄紙工程において比較的微細繊
維の濃度の高い一部ワイヤ白水を取り除く方法で
あり、少なくともワイヤ白水の5%以上を白水循
環系から取り除くことにより目的を達成できる。 〔実施例〕 実施例 1 広葉樹材チツプを原料として、晒しクラフトパ
ルプ(LBKP)を製造し、このパルプをJIS規格
ふるい分け試験機に通し、150メツシユパス成分
の一部を取り除いて、いわゆる微細繊維除去パル
プを作成した。この微細繊維除去パルプを用い
て、テストマシンにより、坪量130g/m2、厚さ
260μの積層板原紙を抄造した。この積層板原紙
にフエノール樹脂(PR9480、住友ベークライト
社製)を重量比で紙:樹脂=1:1となる様に含
浸・乾燥して、プリプレグと呼ばれる含浸紙を作
成した。このプリプレグを8枚積層して加熱・圧
締し、積層板を製造した。加熱・圧締条件は、
150℃、90Kg/cm2、120分間であつた。 この様にして成型した積層板を200mm×200mmの
大きさに切断し、150℃の乾燥器で10分間加熱後、
冷水中に1分間放置した後の反り・ねじれを測定
した。反りの大きさは、積層板の四隅が持ち上が
る様に平面上に置いた時の、四隅の持ち上がり量
の最大値、ねじれは積層板の上記の逆向きに置
き、三隅を平面に付けた時の他の一隅の持ち上が
り量の最大値と定義した。その結果および原紙の
パルプの繊維長分布は他の実施例および比較例と
共に表1に示した。 表1からわかる様に、微細繊維除去パルプを原
料とした積層板原紙のパルプの数平均繊維長は
0.48mm、長さ0.28mm以下の微細繊維量は数の上で
57%であり、この原紙から製造した積層板は、な
んら繊維長分布に対して対策を施さない比較例に
比べ、反り・ねじり共に極めて低い水準であつ
た。 実施例 2 実施例1と同様にしてテストマシンにより、坪
量130g/m2、厚さ260μの積層板原紙を抄造し
た。但し、ここでは微細繊維の除去処理は全く行
わず、それに代わつて、抄紙温度を27℃に保持し
た。この積層板原紙から実施例1と同様にして積
層板を製造し、反り・ねじれを測定した。その結
果は表1に示した。 抄紙温度を27℃に保持した積層板原紙のパルプ
の数平均繊維長は0.40mm、長さ0.28mm以下の微細
繊維量は数の上で64%であり、、この原紙から製
造した積層板は比較例に比べ反り・ねじれ共に極
めて低い水準であつた。 実施例 3 実施例1と同様にしてテストマシンにより、坪
量130g/m2、厚さ260μの積層板原紙を抄造し
た。但し、ここでは微細繊維の除去処理は全く行
わず、それに代わつて、ワイヤ白水を約10%だけ
白水循環系に戻さず、ほぼ同量の水道水を補つて
水バランスを取つた。この積層板原紙から実施例
1と同様にして積層板を製造し、反り・ねじれを
測定した。その結果を表1に示した。 ワイヤ白水を約10%廃棄した積層板原紙のパル
プの数平均繊維長は0.44mm、長さ0.28mm以下の微
細繊維量は数の上で61%であり、この原紙から製
造した積層板は比較例に比べ反り・ねじれ共に極
めて低い水準であつた。 比較例 実施例1と同様にして、広葉樹材チツプを原料
とした晒しクラフトパルプ(LBKP)を製造し、
テストマシンにより、坪量130g/m2、厚さ260μ
の積層板原紙を抄造した。この時の抄造は、微細
繊維除去処理なし、抄紙温度18℃、白水循環系ほ
ぼ完全クローズド化という条件下で行つた。この
積層板原紙から実施例1と同様にして積層板を製
造し、反り・ねじれを測定した。その結果は表1
に示した。 この原紙の再離解パルプの数平均繊維長は0.36
mm、長さ0.28mm以下の微細繊維量は数の上で71%
であり、本発明の実施例1〜3に比較して反り・
ねじれ共に非常に大きく、実用に供することの出
来るものではなかつた。
【表】
【表】
ここで実施した反り・ねじれ試験の測定値は、
実用に供される場合より苛酷な条件であり、この
測定値が反り5mm以上、ねじれ3mm以内であれば
実用上全く問題の無いレベルとなることを経験的
に確認している。
実用に供される場合より苛酷な条件であり、この
測定値が反り5mm以上、ねじれ3mm以内であれば
実用上全く問題の無いレベルとなることを経験的
に確認している。
Claims (1)
- 1 原紙を構成するパルプの数平均繊維長が0.4
〜0.6mmの範囲で、且つ、0.28mm以下の長さのパ
ルプの数が30〜65%の範囲であることを特徴とす
る積層板原紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2387686A JPS62184200A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 積層板原紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2387686A JPS62184200A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 積層板原紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62184200A JPS62184200A (ja) | 1987-08-12 |
| JPH045800B2 true JPH045800B2 (ja) | 1992-02-03 |
Family
ID=12122649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2387686A Granted JPS62184200A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 積層板原紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62184200A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH02300397A (ja) * | 1989-05-09 | 1990-12-12 | Oji Paper Co Ltd | 積層板原紙の製造方法 |
| JP2603538B2 (ja) * | 1989-05-26 | 1997-04-23 | 新王子製紙 株式会社 | 積層板原紙の製造方法 |
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| JPH0633393A (ja) * | 1992-07-14 | 1994-02-08 | New Oji Paper Co Ltd | 含浸用原紙の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2332398A1 (de) * | 1973-06-26 | 1975-01-23 | Hoechst Ag | 2-carbalkoxy-amino-benzimidazol-5(6)phenylaether, ihre herstellung und verwendung in mitteln gegen helminthen |
| JPS58180086A (ja) * | 1982-04-15 | 1983-10-21 | 松下電工株式会社 | 積層板の製造方法 |
-
1986
- 1986-02-07 JP JP2387686A patent/JPS62184200A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62184200A (ja) | 1987-08-12 |
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