JPH0461878B2 - - Google Patents
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- JPH0461878B2 JPH0461878B2 JP59129893A JP12989384A JPH0461878B2 JP H0461878 B2 JPH0461878 B2 JP H0461878B2 JP 59129893 A JP59129893 A JP 59129893A JP 12989384 A JP12989384 A JP 12989384A JP H0461878 B2 JPH0461878 B2 JP H0461878B2
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- acid
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- reaction
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Pyrrole Compounds (AREA)
Description
技術分野
本発明は新規なプロリン誘導体及びその塩に関
する。 従来技術 従来アンジオテンシン変換酵素阻害作用を有す
る化合物としては例えば特開昭55−81845号公報
に記載のアミノ酸誘導体が知られている。しかし
ながら、該公報に記載のアミノ酸誘導体は極めて
広範であつて具体的に開示された化合物はそのご
く一部であり、さらに本発明者らの研究による
と、該公報に具体的に開示されている化合物は、
上記作用が不充分であるか、或いは優れた上記作
用を有していたとしても該化合物投与から上記作
用発現までに長時間を要し速効性に劣るものであ
ることが判明した。本発明者らは、上記アミノ酸
誘導体について引続き研究を重ねたところ、該公
報の広範なアミノ酸誘導体には包含されているけ
れども具体的には全く記載されていない下記一般
式(1)で表わされる化合物が、優れたアンジオテン
シン変換酵素阻害作用を有しており且つ該化合物
投与後短時間のうちに優れた該作用を発現し得る
という上記公報から予期し得ない効果を有してい
ることを見い出した。 発明の構成 本発明のプロリン誘導体は、下記一般式(1)で表
わされる。 〔式中R1はペンチル基又はヘキシル基を示す。
R2及びR4は同一又は異なつて水素原子又は低級
アルキル基を示す。R3は低級アルキル基を示
す。〕 上記一般式(1)において、R2、R3及びR4で示さ
れる低級アルキル基としては、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等を挙
げることができる。 また上記一般式(1)の化合物は、分子内に3個の
不斉炭素原子を有しており、8個の光学異性体が
存在するが、本発明はそのすべての異性体を包含
する。 本発明のプロリン誘導体及びその塩は、優れた
アンジオテンシン変換酵素阻害作用を有し、降圧
剤として有用である。特にその作用の発現に要す
る時間は短く速効性があり、しかも作用持続時間
も長く且つ低毒性である。さらに本発明のプロリ
ン誘導体及びその塩は、免疫力増強作用、去タン
作用及び眼内圧低下作用をも有し、免疫賦活剤、
去タン剤及び緑内障治療剤として有用である。 上記本発明プロリン誘導体の塩には、医薬的に
許容される酸付加塩が含まれる。該酸付加塩を形
成する酸性化合物としては、例えば塩酸、硫酸、
硝酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸及びシユウ
酸、マレイン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石
酸、クエン酸、安息香酸、ピクリン酸等の有機酸
を例示できる。 また本発明のプロリン誘導体中、酸性基を有す
るものはこれに医薬的に許容される塩基を作用さ
せることにより塩とすることができ、本発明はか
かる塩を包含する。上記塩基としては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、単酸ナトリウム、炭酸水素カリウム等の無
機塩基、リジン、アルギニン、オルニチン、モル
ホリン、ピペラジン、ピペリジン、エチルアミ
ン、ジメチルアミン、トリエチルアミン、ジシク
ロヘキシルアミン等の有機塩基を例示できる。 本発明のプロリン誘導体は、例えば以下に示す
各種方法により製造することができる。 〔式中R1、R2及びR3は上記に同じ。R5は水酸
基、低級アルコキシ基又は
する。 従来技術 従来アンジオテンシン変換酵素阻害作用を有す
る化合物としては例えば特開昭55−81845号公報
に記載のアミノ酸誘導体が知られている。しかし
ながら、該公報に記載のアミノ酸誘導体は極めて
広範であつて具体的に開示された化合物はそのご
く一部であり、さらに本発明者らの研究による
と、該公報に具体的に開示されている化合物は、
上記作用が不充分であるか、或いは優れた上記作
用を有していたとしても該化合物投与から上記作
用発現までに長時間を要し速効性に劣るものであ
ることが判明した。本発明者らは、上記アミノ酸
誘導体について引続き研究を重ねたところ、該公
報の広範なアミノ酸誘導体には包含されているけ
れども具体的には全く記載されていない下記一般
式(1)で表わされる化合物が、優れたアンジオテン
シン変換酵素阻害作用を有しており且つ該化合物
投与後短時間のうちに優れた該作用を発現し得る
という上記公報から予期し得ない効果を有してい
ることを見い出した。 発明の構成 本発明のプロリン誘導体は、下記一般式(1)で表
わされる。 〔式中R1はペンチル基又はヘキシル基を示す。
R2及びR4は同一又は異なつて水素原子又は低級
アルキル基を示す。R3は低級アルキル基を示
す。〕 上記一般式(1)において、R2、R3及びR4で示さ
れる低級アルキル基としては、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等を挙
げることができる。 また上記一般式(1)の化合物は、分子内に3個の
不斉炭素原子を有しており、8個の光学異性体が
存在するが、本発明はそのすべての異性体を包含
する。 本発明のプロリン誘導体及びその塩は、優れた
アンジオテンシン変換酵素阻害作用を有し、降圧
剤として有用である。特にその作用の発現に要す
る時間は短く速効性があり、しかも作用持続時間
も長く且つ低毒性である。さらに本発明のプロリ
ン誘導体及びその塩は、免疫力増強作用、去タン
作用及び眼内圧低下作用をも有し、免疫賦活剤、
去タン剤及び緑内障治療剤として有用である。 上記本発明プロリン誘導体の塩には、医薬的に
許容される酸付加塩が含まれる。該酸付加塩を形
成する酸性化合物としては、例えば塩酸、硫酸、
硝酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸及びシユウ
酸、マレイン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石
酸、クエン酸、安息香酸、ピクリン酸等の有機酸
を例示できる。 また本発明のプロリン誘導体中、酸性基を有す
るものはこれに医薬的に許容される塩基を作用さ
せることにより塩とすることができ、本発明はか
かる塩を包含する。上記塩基としては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、単酸ナトリウム、炭酸水素カリウム等の無
機塩基、リジン、アルギニン、オルニチン、モル
ホリン、ピペラジン、ピペリジン、エチルアミ
ン、ジメチルアミン、トリエチルアミン、ジシク
ロヘキシルアミン等の有機塩基を例示できる。 本発明のプロリン誘導体は、例えば以下に示す
各種方法により製造することができる。 〔式中R1、R2及びR3は上記に同じ。R5は水酸
基、低級アルコキシ基又は
【式】基(R4は上記に同じ)を示す。
またXはハロゲン原子、アルキルスルホニルオキ
シ基又はアリールスルホニルオキシ基を示す。〕 上記化合物(3)においてXで示されるハロゲン原
子としては、塩素原子、臭素原子、沃素原子等
を、アルキルスルホニルオキシ基としては、メタ
ンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ
基等を、アリールスルホニルオキシ基としては、
p−トルエンスルホニルオキシ基、メシチレンス
ルホニルオキシ基等を夫々例示できる。 上記反応式−1に示す方法によれば、システイ
ン誘導体(2)と化合物(3)とを結合さることにより、
化合物(1a)が得られる。縮合反応は適当な溶
媒中、脱酸剤の存在下に行なわれる。溶媒として
は、例えばメタノール、エタノール、2−プロパ
ノール、t−ブタノール等のアルコール類、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジ
オキサン等のエーテル類、ジメチルホルムアミド
(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド(HMPA)等の非
プロトン性極性溶媒等を使用できる。脱酸剤とし
ては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカ
リ金属炭酸塩もしくはアルカリ金属炭酸水素塩、
トリエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビ
シクロ〔5,4,0〕ウンデカン−7−エン
(DBU)等の有機第3級アミン等を使用できる。
脱酸剤は通常システイン誘導体(2)に対して約1〜
2倍モル、好ましくは約1〜1.2倍モル用いられ
る。化合物(3)は、システイン誘導体(2)に対して、
通常少なくとも等モル量、好ましくは約1〜1.2
倍モル用いられる。反応は一般に約0〜80℃、好
ましくは室温もしくはその付近の温度下に行なわ
れ、約3〜72時間で完結する。 上記反応において出発材料として用いられるシ
ステイン誘導体(2)は、例えばJ.Org.Chem.、16、
749(1959)、Helv.Chim.Acta.、32、866(1949)
等を参考にして合成される。 〔式中R1、R2及びR3は上記に同じ。R5aは低級ア
ルコキシ基又は
シ基又はアリールスルホニルオキシ基を示す。〕 上記化合物(3)においてXで示されるハロゲン原
子としては、塩素原子、臭素原子、沃素原子等
を、アルキルスルホニルオキシ基としては、メタ
ンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ
基等を、アリールスルホニルオキシ基としては、
p−トルエンスルホニルオキシ基、メシチレンス
ルホニルオキシ基等を夫々例示できる。 上記反応式−1に示す方法によれば、システイ
ン誘導体(2)と化合物(3)とを結合さることにより、
化合物(1a)が得られる。縮合反応は適当な溶
媒中、脱酸剤の存在下に行なわれる。溶媒として
は、例えばメタノール、エタノール、2−プロパ
ノール、t−ブタノール等のアルコール類、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジ
オキサン等のエーテル類、ジメチルホルムアミド
(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド(HMPA)等の非
プロトン性極性溶媒等を使用できる。脱酸剤とし
ては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカ
リ金属炭酸塩もしくはアルカリ金属炭酸水素塩、
トリエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビ
シクロ〔5,4,0〕ウンデカン−7−エン
(DBU)等の有機第3級アミン等を使用できる。
脱酸剤は通常システイン誘導体(2)に対して約1〜
2倍モル、好ましくは約1〜1.2倍モル用いられ
る。化合物(3)は、システイン誘導体(2)に対して、
通常少なくとも等モル量、好ましくは約1〜1.2
倍モル用いられる。反応は一般に約0〜80℃、好
ましくは室温もしくはその付近の温度下に行なわ
れ、約3〜72時間で完結する。 上記反応において出発材料として用いられるシ
ステイン誘導体(2)は、例えばJ.Org.Chem.、16、
749(1959)、Helv.Chim.Acta.、32、866(1949)
等を参考にして合成される。 〔式中R1、R2及びR3は上記に同じ。R5aは低級ア
ルコキシ基又は
【式】基(R4aは低級
アルキル基を示す)を示す。またR5bは水酸基又
は
は
【式】基を示す。〕
上記反応式−2に示す方法によれば、化合物
(1a′)をアニソール、チオアニソール、ジメチル
スルフイド等のスカベンジヤーの存在下に酸処理
することにより、副生成物を生成させることな
く、化合物(1a″)を収得できる。 酸処理反応において、酸としては例えばトリフ
ルオロ酢酸(TFA)、メタンスルホン酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、弗
化水素酸、酢酸等を例示できる。該反応は例えば
ジエチルエーテル、THF、ジオキサン等のエー
テル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化
炭化水素等の溶媒中で行ない得る。酸としてトリ
フルオロ酢酸を用いる場合、溶媒は不要であり、
この方法が好ましい。またアニソール等のスカベ
ンジヤーは、通常化合物(1a′)に対し約1〜10
倍モル量、好ましくは約3〜5倍モル量用いられ
る。反応は約0〜50℃、好ましくは約0〜25℃の
温度条件下に約1〜10時間を要して行なわれる。 〔式中R1、R2及びR3は上記に同じ〕 上記反応−3によればシステイン誘導体(2)とα
−ケト酸(4)とを反応させることにより化合物(5)が
収得される。この反応は金属水素錯化合物を用い
た還元的結合生成反応、即ちシステイン誘導体(2)
とα−ケト酸(4)との反応により生ずるシツフ塩基
を金属水素錯化合物を用いて還元することにより
行なわれる。金属水素錯化合物としては、例えば
水素化硼素ナトリウム、水素化硼素リチウム、水
素化硼素シアノナトリウム、水水酸化硼素シアノ
リチウム等を利用できる。之等錯化合物はシステ
イン誘導体(2)に対し、通常約2〜6倍モル量、好
ましくは約2〜3倍モル量用いられる。またα−
ケト酸(4)は、システイン誘導対(2)の約1〜10倍モ
ル量、好ましくは約3〜5倍モル量用いられる。
上記反応は、反応に悪影響を与えない不活性溶媒
中で行なわれる。該溶媒としては、例えば水、エ
タノール、メタノール、2−プロパノール等のア
ルコール類、ジエチルエーテル、THF、ジオキ
サン等のエーテル類、DMF、DMSO等の非プロ
トン性極性溶媒等が単独で又は混合溶媒として用
いられる。反応は通0〜50℃、好ましくは室温も
しくはその付近の温度下に、約3〜24時間で完結
する。尚水素化硼素シアノナトリウム、水素化硼
素シアノリチウムを用いる場合、通常PH6.5〜8.5
程度、好ましくは中性付近で反応は速やかに進行
する。 〔式中R1及びR3は前記に同じ。R2a及びR4aは
夫々低級アルキル基を示す。〕 上記反応式−4によれば、前記反応式−1〜−
3により得られるカルボン酸(6)と、アミン(7)との
反応により本発明化合物(1b)が収得される。
該反応はアミド結合生成反応に従つて、下記各種
の方法により実施される。 (イ) 縮合剤の存在下、カルボン酸(6)とアミン(7)と
を脱水縮合反応させる方法、 (ロ) 混合酸無水物法、即ちカルボン酸(6)にハロギ
酸アルキルエステルを反応させ混合酸無水物と
し、これにアミン(7)を反応させる方法、 (ハ) 活性エステル法、即ちカルボン酸(6)を、例え
ばp−ニトロフエニルエステル、N−ヒドロキ
シコハク酸イミドエステル、N−ヒドロキシ−
5−ノルボルネン−23−ジカルボキシイミドエ
ステル等の活性エステルとし、これにアミン(7)
を反応させる方法、 (ニ) カルボン酸ハライド法、即ちカルボン酸(6)の
ハライドにアミン(7)を反応させる方法、 (ホ) その他、例えばカルボン酸(6)を無水酢酸等の
脱水剤により酸無水物とし、これにアミン(7)を
反応させる方法;カルボン酸(6)と低級アルコー
ルとのエステルに、アミン(7)を高圧高温下に反
応させる方法。 上記各方法は、公知の之等方法と略々同条件下
に実施される。特に好ましい方法は上記(イ)の方法
である。該方法につき詳述すれば、縮合剤として
は具体的にはN,N′−ジシクロヘキシカルボジ
イミド(DCC)、DCC−N−ヒドロキシスクシン
イミド、DCC−N−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール、DCC−N−ヒドロキシ−5−ノルボルネ
ン−2,3−ジカルボキシイミド、ジフエニルフ
オスフオリルアジド(DPPA)−トリエチルアミ
ン、ジエチルフオスフオロシアニデート
(DEPC)−トリエチルアミン等を用いることがで
きる。反応は一般に適当な溶剤中にて行なわれ、
該溶剤としては、反応に悪影響を及ぼさない公知
の各種のものを用い得る。具体例としては、例え
ば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロルエタン
等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエ
ーテル、THF、ジオキサン等のエーテル類、酢
酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、DMF、
DMSO、HMPA等の非プロトン性極性溶媒等を
例示できる。アミン(7)の使用量はカルボン酸(6)に
対して通常少なくとも等モル量程度、好ましくは
1〜1.2倍モル量程度とされるのがよく、縮合剤
はカルボン酸(6)に対して約1〜2倍モル量、好ま
しくは約1〜1.2倍モル量とすることができる。
反応は通常−20〜30℃程度、好ましくは約−10℃
〜室温下に、約3〜24時間で完結する。 〔式中R1、R2a、R3及びR4aは前記に同じ。〕 上記反応式−5によれば、一般式(1)中R2及び
R4が水素原子である本発明化合物(1d)は、R2
及びR4が共に低級アルキル基である本発明化合
物(1b)又はR2が低級アルキル基、R4が水素原
子である本発明化合物(1c)を加水分解すること
により製造される。上記加水分解反応は、適当な
溶媒中、塩基性化合物の存在下に行なわれる。溶
媒としては例えばメタノール、エタノール等の低
級アルコール類、ジエチルエーテル、THF、ジ
オキサン等のエーテル類、アセトニトリル等の水
との混合溶媒を利用できる。塩基性化合物として
は例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム等のアルキル金属水酸化物等を用い
得る。之等塩基性化合物は、本発明化合物(1d)
又は(1c)に対し、通常約2〜3倍モル量、好ま
しくは2〜2.2倍モル量用いられる。反応は通常
約0〜40℃、好ましくは室温下に好適に進行し、
約0.5〜12時間で完結する。 上記各反応式で示される反応により得られる目
的化合物は、通常の分離手段により容易に単離精
製することができる。該手段としては、溶媒抽出
法、希釈法、蒸留法、再結晶法、カラムクロマト
グラフイー、プレパラテイブ薄層クロマトグラフ
イー、イオン交換クロマトグラフイー、ゲルクロ
マトグラフイー等を例示できる。 本発明化合物はそのままであるいは慣用の製剤
担体と共に人に投与することができる。投与単位
形態としては特に限定がなく必要に応じ適宜選択
して使用される。斯かる投与単位形態としては錠
剤、散剤、顆粒剤、経口用溶液等の経口剤、注射
剤等の非経口剤等を例示できる。投与されるべき
有効成分の量としては特に限定がなく広い範囲か
ら適宜選択されるが所期の効果を発揮するために
は1日当り体重1Kg当り0.06〜10mgとするのがよ
い。また投与単位形態中に有効成分を1〜500mg
含有せしめるのがよい。 本発明に於て錠剤、カプセル剤、経口用溶液等
の経口剤は常法に従つて製造される。即ち錠剤は
本発明化合物をゼラチン、澱粉、乳糖、シテアリ
ン酸マグネシウム、滑石、アラビアゴム等の製剤
学的賦形剤と混合し、調製される。カプセル剤は
本発明化合物を不活性の製剤充填剤もしくは希釈
剤と混合し、硬質ゼラチンカプセル、軟質カプセ
ル等に充填される。シロツプ剤もしくはエリキシ
ル剤は本発明化合物を蔗糖等の甘味剤、メチル−
及びプロピルパラベン類等の防腐剤、着色剤、調
味剤等と混合し製造される。また非経口剤は常法
に従つて製造される。即ち非経口投与用薬剤は本
発明化合物を減菌した液状担体に溶解して製造さ
れる。好ましい担体は水または生理食塩水であ
る。所望の透明度、安定性及び非経口使用の適応
性を有する液剤は約1〜500mgの有効成分を、水
及び有機溶剤に溶解し且つ分子量が200〜5000で
あるポリエチレングリコールに溶解して製造され
る。斯かる液剤にはナトリウムカルボキシメチル
セルローズ、メチルセルローズ、ポリビニルピロ
リドン、ポリビニルアルコール等の潤滑剤が含有
されているのが好ましい。さらには上記液剤中に
ベンジルアルコール、フエノール、チメロサール
等の殺菌剤及び防カビ剤、さらに必要に応じ蔗
糖、塩化ナトリウム等の等張剤、局所麻酔剤、安
定剤、緩衝剤等が含まれていてもよい。更に安定
性を高めるために非経口投与用薬剤は充填後冷凍
され、この分野で公知の凍結乾燥技術により水を
除去することができる。而して使用直前に凍結乾
燥粉末を再調製することができる。 実施例 以下、本発明化合物製造のための原料化合物の
製造剤を参考例として挙げ、本発明化合物の製造
例を実施例として挙げる。次いで試験例を挙げ
る。尚各例において、S−アルキル−L−システ
インエチルエステルと2−ブロムプロピオン酸−
t−ブチルエステルとの反応生成物の2個の異性
体のうちシリカゲルクロマトグラフイー(エーテ
ル−n−ヘキサン系)において先流出分をα−異
性体、後流出分をβ−異性体と称する。以下この
α−異性体を用いて誘導された化合物をα−異性
体と称し、又このβ−異性体を用いて誘導された
化合物をβ−異性体と称す。 参考例 1 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘ
キシルチオエチル〕−アラニン−t−ブチルエ
ステル・α及びβ−異性体の製造 S−ヘキシル−L−システインエチルエステル
2.5g及び2−ブロムプロピオン酸−t−ブチル
エステル2.3gのHMPA6ml溶液にトリエチルア
ミン1.5mlを加え室温下24時間撹拌した。反応液
を氷水にあけ酢酸エチルで抽出した。抽出液を十
分水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
抽出液を減圧留去し残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフイー(溶媒;エーテル:n−ヘキサン
=1.2)で分離精製し、先流出分より目的化合物
のα−異性体を無色油状物質として得た。収量
1.2g。 〔α〕21 D=+27.3゜(c=1.2、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.88(3H、t、J=5Hz)、 1.27(3H、d、J=7Hz)、 1.29(3H、t、J=7Hz)、 1.4〜1.8(8H、m)、 1.45(9H、s)、 2.55(2H、t、J=7Hz)、 2.80(2H、d、J=6Hz)、 3.32(1H、q、J=7Hz)、 3.46(1H、t、J=7Hz)、 4.20(2H、q、J=7Hz)、 後流出分より目的化合物のβ−異性体を無色油
状物質として得た。収量1.1g。 〔α〕21 D=−40.4゜(c=0.8、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.89(3H、t、J=5Hz)、 1.29(3H、t、J=7Hz)、 1.29(3H、d、J=7Hz)、 1.4〜1.8(8H、m)、 1.47(9H、s)、 2.54(2H、t、J=7Hz)、 2.70(1H、d−d、J=13Hz、7.5Hz)、 2.92(1H、d−d、J=13Hz、5Hz)、 3.29(1H、q、J=7Hz)、 3.47(1H、d−d、J=5Hz、7.5Hz)、 4.21(2H、q、J=7Hz)、 参考例 2 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ペ
ンチルチオエチル〕−アラニン−t−ブチルエ
ステル・α及びβ−異性体の製造 S−ペンチル−L−システインエチルエステル
8.6g、2−ブロムプロピオン酸−t−ブチルエ
ステル8.2g及びトリエチルアミン5.5mlを用いて
参考例1の場合と同様に処理することにより無色
油状の目的化合物を得た。 先流出分(α−異性体) 収量3.9g。 〔α〕25 D=−28.6゜(c=1.0、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.90(3H、t、J=5.5Hz)、 1.28(3H、d、J=7Hz)、 1.29(3H、t、J=7Hz)、 1.45(9H、s)、 1.3〜1.8(6H、m)、 2.56(2H、t、J=7Hz)、 2.81(2H、d、J=6Hz)、 3.32(1H、q、J=7Hz)、 3.46(1H、t、J=6Hz)、 4.20(2H、q、J=7Hz)、 後流出分(β−異性体) 収量3.6g。 〔α〕25 D=−42.2゜(c=1.0、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.90(3H、t、J=5.5Hz)、 1.30(3H、d、J=7Hz)、 1.30(3H、t、J=7Hz)、 1.47(9H、s)、 1.3〜1.8(6H、m)、 2.23(1H、br、s)、 2.54(2H、t、J=7Hz)、 2.70(1H、d−d、J=13Hz、8Hz)、 2.92(1H、d−d、J=13Hz、5.5Hz)、 3.29(1H、q、J=7Hz)、 3.45(1H、d−d、J=5.5Hz、8Hz)、 4.21(2H、q、J=7Hz)、 参考例 3 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘ
キシルチオエチル〕−アラニン・α−異性体の
製造 参考例1で得られたN−〔(R)−1−エトキシ
カルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−アラニ
ン−t−ブチルエステルのα−異性体800mgを
TFA5mlに溶かし室温下3時間撹拌した。TFA
を減圧下留去し、残渣を氷水にあけ飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液でPH4とし塩化メチレンで抽出
した。抽出液を水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。抽出液を減圧留去し残渣を塩化メチレンよ
り再結晶し、目的化合物のα−異性体を得た。収
量580mg。 mp.1347−136℃。 〔α〕21 D=−20.9゜(c=0.6、DMF) 参考例 4〜6 上記参考例3と同様にして下記第1表に記載の
各化合物を得た。
(1a′)をアニソール、チオアニソール、ジメチル
スルフイド等のスカベンジヤーの存在下に酸処理
することにより、副生成物を生成させることな
く、化合物(1a″)を収得できる。 酸処理反応において、酸としては例えばトリフ
ルオロ酢酸(TFA)、メタンスルホン酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、弗
化水素酸、酢酸等を例示できる。該反応は例えば
ジエチルエーテル、THF、ジオキサン等のエー
テル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化
炭化水素等の溶媒中で行ない得る。酸としてトリ
フルオロ酢酸を用いる場合、溶媒は不要であり、
この方法が好ましい。またアニソール等のスカベ
ンジヤーは、通常化合物(1a′)に対し約1〜10
倍モル量、好ましくは約3〜5倍モル量用いられ
る。反応は約0〜50℃、好ましくは約0〜25℃の
温度条件下に約1〜10時間を要して行なわれる。 〔式中R1、R2及びR3は上記に同じ〕 上記反応−3によればシステイン誘導体(2)とα
−ケト酸(4)とを反応させることにより化合物(5)が
収得される。この反応は金属水素錯化合物を用い
た還元的結合生成反応、即ちシステイン誘導体(2)
とα−ケト酸(4)との反応により生ずるシツフ塩基
を金属水素錯化合物を用いて還元することにより
行なわれる。金属水素錯化合物としては、例えば
水素化硼素ナトリウム、水素化硼素リチウム、水
素化硼素シアノナトリウム、水水酸化硼素シアノ
リチウム等を利用できる。之等錯化合物はシステ
イン誘導体(2)に対し、通常約2〜6倍モル量、好
ましくは約2〜3倍モル量用いられる。またα−
ケト酸(4)は、システイン誘導対(2)の約1〜10倍モ
ル量、好ましくは約3〜5倍モル量用いられる。
上記反応は、反応に悪影響を与えない不活性溶媒
中で行なわれる。該溶媒としては、例えば水、エ
タノール、メタノール、2−プロパノール等のア
ルコール類、ジエチルエーテル、THF、ジオキ
サン等のエーテル類、DMF、DMSO等の非プロ
トン性極性溶媒等が単独で又は混合溶媒として用
いられる。反応は通0〜50℃、好ましくは室温も
しくはその付近の温度下に、約3〜24時間で完結
する。尚水素化硼素シアノナトリウム、水素化硼
素シアノリチウムを用いる場合、通常PH6.5〜8.5
程度、好ましくは中性付近で反応は速やかに進行
する。 〔式中R1及びR3は前記に同じ。R2a及びR4aは
夫々低級アルキル基を示す。〕 上記反応式−4によれば、前記反応式−1〜−
3により得られるカルボン酸(6)と、アミン(7)との
反応により本発明化合物(1b)が収得される。
該反応はアミド結合生成反応に従つて、下記各種
の方法により実施される。 (イ) 縮合剤の存在下、カルボン酸(6)とアミン(7)と
を脱水縮合反応させる方法、 (ロ) 混合酸無水物法、即ちカルボン酸(6)にハロギ
酸アルキルエステルを反応させ混合酸無水物と
し、これにアミン(7)を反応させる方法、 (ハ) 活性エステル法、即ちカルボン酸(6)を、例え
ばp−ニトロフエニルエステル、N−ヒドロキ
シコハク酸イミドエステル、N−ヒドロキシ−
5−ノルボルネン−23−ジカルボキシイミドエ
ステル等の活性エステルとし、これにアミン(7)
を反応させる方法、 (ニ) カルボン酸ハライド法、即ちカルボン酸(6)の
ハライドにアミン(7)を反応させる方法、 (ホ) その他、例えばカルボン酸(6)を無水酢酸等の
脱水剤により酸無水物とし、これにアミン(7)を
反応させる方法;カルボン酸(6)と低級アルコー
ルとのエステルに、アミン(7)を高圧高温下に反
応させる方法。 上記各方法は、公知の之等方法と略々同条件下
に実施される。特に好ましい方法は上記(イ)の方法
である。該方法につき詳述すれば、縮合剤として
は具体的にはN,N′−ジシクロヘキシカルボジ
イミド(DCC)、DCC−N−ヒドロキシスクシン
イミド、DCC−N−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール、DCC−N−ヒドロキシ−5−ノルボルネ
ン−2,3−ジカルボキシイミド、ジフエニルフ
オスフオリルアジド(DPPA)−トリエチルアミ
ン、ジエチルフオスフオロシアニデート
(DEPC)−トリエチルアミン等を用いることがで
きる。反応は一般に適当な溶剤中にて行なわれ、
該溶剤としては、反応に悪影響を及ぼさない公知
の各種のものを用い得る。具体例としては、例え
ば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロルエタン
等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエ
ーテル、THF、ジオキサン等のエーテル類、酢
酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、DMF、
DMSO、HMPA等の非プロトン性極性溶媒等を
例示できる。アミン(7)の使用量はカルボン酸(6)に
対して通常少なくとも等モル量程度、好ましくは
1〜1.2倍モル量程度とされるのがよく、縮合剤
はカルボン酸(6)に対して約1〜2倍モル量、好ま
しくは約1〜1.2倍モル量とすることができる。
反応は通常−20〜30℃程度、好ましくは約−10℃
〜室温下に、約3〜24時間で完結する。 〔式中R1、R2a、R3及びR4aは前記に同じ。〕 上記反応式−5によれば、一般式(1)中R2及び
R4が水素原子である本発明化合物(1d)は、R2
及びR4が共に低級アルキル基である本発明化合
物(1b)又はR2が低級アルキル基、R4が水素原
子である本発明化合物(1c)を加水分解すること
により製造される。上記加水分解反応は、適当な
溶媒中、塩基性化合物の存在下に行なわれる。溶
媒としては例えばメタノール、エタノール等の低
級アルコール類、ジエチルエーテル、THF、ジ
オキサン等のエーテル類、アセトニトリル等の水
との混合溶媒を利用できる。塩基性化合物として
は例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム等のアルキル金属水酸化物等を用い
得る。之等塩基性化合物は、本発明化合物(1d)
又は(1c)に対し、通常約2〜3倍モル量、好ま
しくは2〜2.2倍モル量用いられる。反応は通常
約0〜40℃、好ましくは室温下に好適に進行し、
約0.5〜12時間で完結する。 上記各反応式で示される反応により得られる目
的化合物は、通常の分離手段により容易に単離精
製することができる。該手段としては、溶媒抽出
法、希釈法、蒸留法、再結晶法、カラムクロマト
グラフイー、プレパラテイブ薄層クロマトグラフ
イー、イオン交換クロマトグラフイー、ゲルクロ
マトグラフイー等を例示できる。 本発明化合物はそのままであるいは慣用の製剤
担体と共に人に投与することができる。投与単位
形態としては特に限定がなく必要に応じ適宜選択
して使用される。斯かる投与単位形態としては錠
剤、散剤、顆粒剤、経口用溶液等の経口剤、注射
剤等の非経口剤等を例示できる。投与されるべき
有効成分の量としては特に限定がなく広い範囲か
ら適宜選択されるが所期の効果を発揮するために
は1日当り体重1Kg当り0.06〜10mgとするのがよ
い。また投与単位形態中に有効成分を1〜500mg
含有せしめるのがよい。 本発明に於て錠剤、カプセル剤、経口用溶液等
の経口剤は常法に従つて製造される。即ち錠剤は
本発明化合物をゼラチン、澱粉、乳糖、シテアリ
ン酸マグネシウム、滑石、アラビアゴム等の製剤
学的賦形剤と混合し、調製される。カプセル剤は
本発明化合物を不活性の製剤充填剤もしくは希釈
剤と混合し、硬質ゼラチンカプセル、軟質カプセ
ル等に充填される。シロツプ剤もしくはエリキシ
ル剤は本発明化合物を蔗糖等の甘味剤、メチル−
及びプロピルパラベン類等の防腐剤、着色剤、調
味剤等と混合し製造される。また非経口剤は常法
に従つて製造される。即ち非経口投与用薬剤は本
発明化合物を減菌した液状担体に溶解して製造さ
れる。好ましい担体は水または生理食塩水であ
る。所望の透明度、安定性及び非経口使用の適応
性を有する液剤は約1〜500mgの有効成分を、水
及び有機溶剤に溶解し且つ分子量が200〜5000で
あるポリエチレングリコールに溶解して製造され
る。斯かる液剤にはナトリウムカルボキシメチル
セルローズ、メチルセルローズ、ポリビニルピロ
リドン、ポリビニルアルコール等の潤滑剤が含有
されているのが好ましい。さらには上記液剤中に
ベンジルアルコール、フエノール、チメロサール
等の殺菌剤及び防カビ剤、さらに必要に応じ蔗
糖、塩化ナトリウム等の等張剤、局所麻酔剤、安
定剤、緩衝剤等が含まれていてもよい。更に安定
性を高めるために非経口投与用薬剤は充填後冷凍
され、この分野で公知の凍結乾燥技術により水を
除去することができる。而して使用直前に凍結乾
燥粉末を再調製することができる。 実施例 以下、本発明化合物製造のための原料化合物の
製造剤を参考例として挙げ、本発明化合物の製造
例を実施例として挙げる。次いで試験例を挙げ
る。尚各例において、S−アルキル−L−システ
インエチルエステルと2−ブロムプロピオン酸−
t−ブチルエステルとの反応生成物の2個の異性
体のうちシリカゲルクロマトグラフイー(エーテ
ル−n−ヘキサン系)において先流出分をα−異
性体、後流出分をβ−異性体と称する。以下この
α−異性体を用いて誘導された化合物をα−異性
体と称し、又このβ−異性体を用いて誘導された
化合物をβ−異性体と称す。 参考例 1 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘ
キシルチオエチル〕−アラニン−t−ブチルエ
ステル・α及びβ−異性体の製造 S−ヘキシル−L−システインエチルエステル
2.5g及び2−ブロムプロピオン酸−t−ブチル
エステル2.3gのHMPA6ml溶液にトリエチルア
ミン1.5mlを加え室温下24時間撹拌した。反応液
を氷水にあけ酢酸エチルで抽出した。抽出液を十
分水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
抽出液を減圧留去し残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフイー(溶媒;エーテル:n−ヘキサン
=1.2)で分離精製し、先流出分より目的化合物
のα−異性体を無色油状物質として得た。収量
1.2g。 〔α〕21 D=+27.3゜(c=1.2、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.88(3H、t、J=5Hz)、 1.27(3H、d、J=7Hz)、 1.29(3H、t、J=7Hz)、 1.4〜1.8(8H、m)、 1.45(9H、s)、 2.55(2H、t、J=7Hz)、 2.80(2H、d、J=6Hz)、 3.32(1H、q、J=7Hz)、 3.46(1H、t、J=7Hz)、 4.20(2H、q、J=7Hz)、 後流出分より目的化合物のβ−異性体を無色油
状物質として得た。収量1.1g。 〔α〕21 D=−40.4゜(c=0.8、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.89(3H、t、J=5Hz)、 1.29(3H、t、J=7Hz)、 1.29(3H、d、J=7Hz)、 1.4〜1.8(8H、m)、 1.47(9H、s)、 2.54(2H、t、J=7Hz)、 2.70(1H、d−d、J=13Hz、7.5Hz)、 2.92(1H、d−d、J=13Hz、5Hz)、 3.29(1H、q、J=7Hz)、 3.47(1H、d−d、J=5Hz、7.5Hz)、 4.21(2H、q、J=7Hz)、 参考例 2 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ペ
ンチルチオエチル〕−アラニン−t−ブチルエ
ステル・α及びβ−異性体の製造 S−ペンチル−L−システインエチルエステル
8.6g、2−ブロムプロピオン酸−t−ブチルエ
ステル8.2g及びトリエチルアミン5.5mlを用いて
参考例1の場合と同様に処理することにより無色
油状の目的化合物を得た。 先流出分(α−異性体) 収量3.9g。 〔α〕25 D=−28.6゜(c=1.0、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.90(3H、t、J=5.5Hz)、 1.28(3H、d、J=7Hz)、 1.29(3H、t、J=7Hz)、 1.45(9H、s)、 1.3〜1.8(6H、m)、 2.56(2H、t、J=7Hz)、 2.81(2H、d、J=6Hz)、 3.32(1H、q、J=7Hz)、 3.46(1H、t、J=6Hz)、 4.20(2H、q、J=7Hz)、 後流出分(β−異性体) 収量3.6g。 〔α〕25 D=−42.2゜(c=1.0、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.90(3H、t、J=5.5Hz)、 1.30(3H、d、J=7Hz)、 1.30(3H、t、J=7Hz)、 1.47(9H、s)、 1.3〜1.8(6H、m)、 2.23(1H、br、s)、 2.54(2H、t、J=7Hz)、 2.70(1H、d−d、J=13Hz、8Hz)、 2.92(1H、d−d、J=13Hz、5.5Hz)、 3.29(1H、q、J=7Hz)、 3.45(1H、d−d、J=5.5Hz、8Hz)、 4.21(2H、q、J=7Hz)、 参考例 3 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘ
キシルチオエチル〕−アラニン・α−異性体の
製造 参考例1で得られたN−〔(R)−1−エトキシ
カルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−アラニ
ン−t−ブチルエステルのα−異性体800mgを
TFA5mlに溶かし室温下3時間撹拌した。TFA
を減圧下留去し、残渣を氷水にあけ飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液でPH4とし塩化メチレンで抽出
した。抽出液を水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。抽出液を減圧留去し残渣を塩化メチレンよ
り再結晶し、目的化合物のα−異性体を得た。収
量580mg。 mp.1347−136℃。 〔α〕21 D=−20.9゜(c=0.6、DMF) 参考例 4〜6 上記参考例3と同様にして下記第1表に記載の
各化合物を得た。
【表】
参考例 7
N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘ
キシルチオエチル〕−(R,S)−アラニンの製
造 S−ヘキシル−L−システインエチルエステル
1.4gのエタノール25ml及び水10mlの混液に氷冷
下ピルビン酸2.6gを加え、4N−水酸化ナトリウ
ム水溶液でPH7に調製した。水素化ホウ素シアノ
ナトリウム750mgを徐々に加え、さらに室温下14
時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し残渣を飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液に溶かし弱アルカリ性と
した。エーテル洗浄後、水層を1N−塩酸でPH4
とし酢酸エチルで抽出した。抽出液を十分水洗、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧下留去し、目的
化合物を得た。収量1.5g。 実施例 1 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン
−t−ブチルエステル・α−異性体の製造 参考例3で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−アラニ
ン・α異性体1.0gと(S)−プロリン−t−ブチル
エステル620mgのDMF10ml溶液に氷冷撹拌下、
DEPC(90%含量)650mgのDMF2ml溶液を加え
た。さらにトリエチルアミン0.5mlのDMF2ml溶
液をゆつくり滴下した。氷冷下2時間撹拌した
後、さらに室温下10時間撹拌した。反応液を氷水
にあけ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え弱
アルカリ性とした後、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を十分水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。抽出液を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー(溶媒;クロロホルム:メ
タノール=30:1)で精製し、目的化合物のα−
異性体を無色油状物質として得た。収量1.5g。 〔α〕21 D=−28.2゜(c=0.8、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.88(3H、t、J=5Hz)、 1.2〜1.5(6H、CH3×2)、 1.45、1.46(9H、各s)、 1.2〜1.8(8H、m)、 1.8〜2.5(4H、m)、 2.5〜3.0(4H、m)、 3.4〜3.9(4H、m)、 4.1〜4.5(3H、m) 実施例 2 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン−
t−ブチルエステル・β−異性体の製造 参考例4で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−アラニ
ン・β−異性体1.0gより、実施例1と同様にし
て目的化合物のβ−異性体を無色油状物質として
得た。収量1.4g。 〔α〕21 D=−97.2゜(c=0.9、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.88(3H、t、J=5Hz)、 1.29(3H、t、J=7Hz)、 1.29(3H、d、J=6.5Hz)、 1.44、1.46(9H、各s)、 1.2〜1.8(8H、m)、 1.8〜2.2(4H、m)、 2.54(2H、t、J=7Hz)、 2.70(1H、d−d、J=13Hz、7.5Hz)、 2.92(1H、d−d、J=13Hz、5Hz)、 3.2〜3.7(4H、m)、 4.20(2H、q、J=7Hz) 4.3〜4.5(1H、m)、 実施例 3 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ペン
チルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン−
t−ブチルエステル・β−異性体の製造 参考例6で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ペンチルチオエチル〕−アラニ
ン・β−異性体1.5gより実施例1と同様にして
目的化合物のβ−異性体を無色油状物質として得
た。収量2.2g。 〔α〕21 D=−94.3゜(c=1.0、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.89(3H、t、J=5.5Hz)、 1.29(3H、d、J=7Hz)、 1.29(3H、d、J=7Hz)、 1.44、1.47(9H、各s)、 1.3〜1.8(6H、m)、 1.8〜2.3(4H、m)、 2.52(2H、t、J=7Hz)、 2.68(1H、d−d、J=13Hz、7Hz)、 2.90(1H、d−d、J=13Hz、6Hz)、 3.31(1H、q、J=7Hz)、 3.58(1H、d−d、J=7Hz、6Hz)、 3.4〜3.7(2H、m)、 4.20(2H、q、J=7Hz) 4.3〜4.5(1H、m)、 実施例 4 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン・
α−異性体及びそのL−アルギニン塩の製造 実施例1で得られたN−(R)−1−エトキシカル
ボニル−2−エキシルチオエチル〕−アラニル−
(S)−プロリン−t−ブチルエステル・α−異性体
670mg及びアニソール0.5mlをTFA4mlに溶かし、
室温下2.5時間撹拌した。TFAを減圧下留去し、
残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に溶かしPH
8とした。エーテルで洗浄後、水層を1N−塩酸
でPH4とし塩化メチレンで抽出した。抽出液を水
洗、無水硫酸ナトリウム乾燥後減圧留去し、目的
化合物のα−異性体を無色油状物質として得た。
収量540mg。 上記で得たα−異性体500mgをエタノール10ml
に溶かし、L−アルギニン217mgの水4ml溶液を
加えた。減圧下溶媒を留去し、残渣にエタノール
を加え数回圧下留去し、残渣に無水エーテルを加
え析出した結晶を取し、目的化合物のL−アル
ギニン塩を得た。収量580mg。 mp.63〜65℃。 〔α〕20 D=−32.7゜(c=0.8、エタノール) 実施例 5 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン・
β−異性体及びそのL−アルギヌン塩の製造 実施例2で得られたN−〔1(R)−1−エトキシ
カルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−アラニ
ル−(S)−プロリン−t−ブチルエステル・β−異
性体690mgより実施例4と同様にして目的化合物
のβ−異性体を無色油状物質として得た。 収量520mg。 目的化合物のL−アラギニン塩。 mp.73〜76℃。 〔α〕20 D=−61.7゜(c=0.8、エタノール) 実施例 6 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ペン
チルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン・
β−異性体及びそのL−アルギニン塩の製造 実施例3で得られたN−4〔(R)−1−エトキシ
カルボニル−2−ペンチルチオエチル〕−アラニ
ル−(S)−プロリン−t−ブチルエステル・β−異
性体660mgより実施例4と同様にして目的化合物
のβ−異性体を無色油状物質として得た。 収量590mg。 目的化合物のL−アルギニン塩。 mp.72〜80℃。 〔α〕21 D=−38.2゜(c=0.8、エタノール) 実施例 7 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−(R,S)−アラニル−(S)−
プロリン−t−ブチルエステルの製造 参考例7で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−(R,S)
−アラニン1.0gより、実施例1と同様の方法で
目的化合物を無色油状物質として得た。収量1.4
g。 〔α〕21 D=−61.0゜(c=1.0、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.88(3H、t、J=5Hz)、 1.2〜1.4(6H、CH3×2)、 1.44、1.49(9H、各s)、 1.2〜1.8(8H、m)、 1.8〜2.3(4H、m)、 2.3〜2.9(4H、m)、 3.3〜3.8(4H、m)、 4.0〜4.5(3H、m) 実施例 8 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−(R,S)−アラニル−(S)−
プロリン及びそのL−アルギニン塩の製造 実施例7で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−(R,S)
−アラニル−(S)−プロリン−t−ブチルエステル
600mg、アニソール0.41ml及びTFA4mlより実施
例4と同様の方法で目的化合物を無色油状物質と
して得た。収量480mg。 目的化合物のL−アルギニン塩。 mp.55〜65℃。 〔α〕21 D=−39.5゜(c=0.7、エタノール) 実施例 9 N−〔(R)−1−カルボキシ−2−ヘキシルチオ
エチル〕−アラニル−(S)−プロリン・α−異性
体の製造 実施例4で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−アラニル
−(S)−プロリン・α−異性体600mgのエタノール
8ml溶得に氷冷撹拌下1N−水酸化ナトリウム水
溶液3.2mlを加えた。室温下2.5時間撹拌した例、
ダウエツクス50W−×8(H+)のカラムに供し
た。十分水洗後生成物を4%ビリジン水溶液で溶
離し、目的物画分を集め凍結乾燥した。得られた
粉末状物質をエタノール−エーテルより再沈澱し
目的化合物を得た。収量270mg。 mp.109〜112℃。 〔α〕21 D=−45.6゜(c=0.6、エタノール) 実施例 10〜12 上記実施例9と同様にして下記第2表に記載の
各化合物を得た。
キシルチオエチル〕−(R,S)−アラニンの製
造 S−ヘキシル−L−システインエチルエステル
1.4gのエタノール25ml及び水10mlの混液に氷冷
下ピルビン酸2.6gを加え、4N−水酸化ナトリウ
ム水溶液でPH7に調製した。水素化ホウ素シアノ
ナトリウム750mgを徐々に加え、さらに室温下14
時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し残渣を飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液に溶かし弱アルカリ性と
した。エーテル洗浄後、水層を1N−塩酸でPH4
とし酢酸エチルで抽出した。抽出液を十分水洗、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧下留去し、目的
化合物を得た。収量1.5g。 実施例 1 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン
−t−ブチルエステル・α−異性体の製造 参考例3で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−アラニ
ン・α異性体1.0gと(S)−プロリン−t−ブチル
エステル620mgのDMF10ml溶液に氷冷撹拌下、
DEPC(90%含量)650mgのDMF2ml溶液を加え
た。さらにトリエチルアミン0.5mlのDMF2ml溶
液をゆつくり滴下した。氷冷下2時間撹拌した
後、さらに室温下10時間撹拌した。反応液を氷水
にあけ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え弱
アルカリ性とした後、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を十分水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。抽出液を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー(溶媒;クロロホルム:メ
タノール=30:1)で精製し、目的化合物のα−
異性体を無色油状物質として得た。収量1.5g。 〔α〕21 D=−28.2゜(c=0.8、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.88(3H、t、J=5Hz)、 1.2〜1.5(6H、CH3×2)、 1.45、1.46(9H、各s)、 1.2〜1.8(8H、m)、 1.8〜2.5(4H、m)、 2.5〜3.0(4H、m)、 3.4〜3.9(4H、m)、 4.1〜4.5(3H、m) 実施例 2 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン−
t−ブチルエステル・β−異性体の製造 参考例4で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−アラニ
ン・β−異性体1.0gより、実施例1と同様にし
て目的化合物のβ−異性体を無色油状物質として
得た。収量1.4g。 〔α〕21 D=−97.2゜(c=0.9、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.88(3H、t、J=5Hz)、 1.29(3H、t、J=7Hz)、 1.29(3H、d、J=6.5Hz)、 1.44、1.46(9H、各s)、 1.2〜1.8(8H、m)、 1.8〜2.2(4H、m)、 2.54(2H、t、J=7Hz)、 2.70(1H、d−d、J=13Hz、7.5Hz)、 2.92(1H、d−d、J=13Hz、5Hz)、 3.2〜3.7(4H、m)、 4.20(2H、q、J=7Hz) 4.3〜4.5(1H、m)、 実施例 3 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ペン
チルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン−
t−ブチルエステル・β−異性体の製造 参考例6で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ペンチルチオエチル〕−アラニ
ン・β−異性体1.5gより実施例1と同様にして
目的化合物のβ−異性体を無色油状物質として得
た。収量2.2g。 〔α〕21 D=−94.3゜(c=1.0、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.89(3H、t、J=5.5Hz)、 1.29(3H、d、J=7Hz)、 1.29(3H、d、J=7Hz)、 1.44、1.47(9H、各s)、 1.3〜1.8(6H、m)、 1.8〜2.3(4H、m)、 2.52(2H、t、J=7Hz)、 2.68(1H、d−d、J=13Hz、7Hz)、 2.90(1H、d−d、J=13Hz、6Hz)、 3.31(1H、q、J=7Hz)、 3.58(1H、d−d、J=7Hz、6Hz)、 3.4〜3.7(2H、m)、 4.20(2H、q、J=7Hz) 4.3〜4.5(1H、m)、 実施例 4 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン・
α−異性体及びそのL−アルギニン塩の製造 実施例1で得られたN−(R)−1−エトキシカル
ボニル−2−エキシルチオエチル〕−アラニル−
(S)−プロリン−t−ブチルエステル・α−異性体
670mg及びアニソール0.5mlをTFA4mlに溶かし、
室温下2.5時間撹拌した。TFAを減圧下留去し、
残渣を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に溶かしPH
8とした。エーテルで洗浄後、水層を1N−塩酸
でPH4とし塩化メチレンで抽出した。抽出液を水
洗、無水硫酸ナトリウム乾燥後減圧留去し、目的
化合物のα−異性体を無色油状物質として得た。
収量540mg。 上記で得たα−異性体500mgをエタノール10ml
に溶かし、L−アルギニン217mgの水4ml溶液を
加えた。減圧下溶媒を留去し、残渣にエタノール
を加え数回圧下留去し、残渣に無水エーテルを加
え析出した結晶を取し、目的化合物のL−アル
ギニン塩を得た。収量580mg。 mp.63〜65℃。 〔α〕20 D=−32.7゜(c=0.8、エタノール) 実施例 5 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン・
β−異性体及びそのL−アルギヌン塩の製造 実施例2で得られたN−〔1(R)−1−エトキシ
カルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−アラニ
ル−(S)−プロリン−t−ブチルエステル・β−異
性体690mgより実施例4と同様にして目的化合物
のβ−異性体を無色油状物質として得た。 収量520mg。 目的化合物のL−アラギニン塩。 mp.73〜76℃。 〔α〕20 D=−61.7゜(c=0.8、エタノール) 実施例 6 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ペン
チルチオエチル〕−アラニル−(S)−プロリン・
β−異性体及びそのL−アルギニン塩の製造 実施例3で得られたN−4〔(R)−1−エトキシ
カルボニル−2−ペンチルチオエチル〕−アラニ
ル−(S)−プロリン−t−ブチルエステル・β−異
性体660mgより実施例4と同様にして目的化合物
のβ−異性体を無色油状物質として得た。 収量590mg。 目的化合物のL−アルギニン塩。 mp.72〜80℃。 〔α〕21 D=−38.2゜(c=0.8、エタノール) 実施例 7 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−(R,S)−アラニル−(S)−
プロリン−t−ブチルエステルの製造 参考例7で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−(R,S)
−アラニン1.0gより、実施例1と同様の方法で
目的化合物を無色油状物質として得た。収量1.4
g。 〔α〕21 D=−61.0゜(c=1.0、エタノール) NMR(CDCl3):δ値 0.88(3H、t、J=5Hz)、 1.2〜1.4(6H、CH3×2)、 1.44、1.49(9H、各s)、 1.2〜1.8(8H、m)、 1.8〜2.3(4H、m)、 2.3〜2.9(4H、m)、 3.3〜3.8(4H、m)、 4.0〜4.5(3H、m) 実施例 8 N−〔(R)−1−エトキシカルボニル−2−ヘキ
シルチオエチル〕−(R,S)−アラニル−(S)−
プロリン及びそのL−アルギニン塩の製造 実施例7で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−(R,S)
−アラニル−(S)−プロリン−t−ブチルエステル
600mg、アニソール0.41ml及びTFA4mlより実施
例4と同様の方法で目的化合物を無色油状物質と
して得た。収量480mg。 目的化合物のL−アルギニン塩。 mp.55〜65℃。 〔α〕21 D=−39.5゜(c=0.7、エタノール) 実施例 9 N−〔(R)−1−カルボキシ−2−ヘキシルチオ
エチル〕−アラニル−(S)−プロリン・α−異性
体の製造 実施例4で得られたN−〔(R)−1−エトキシカ
ルボニル−2−ヘキシルチオエチル〕−アラニル
−(S)−プロリン・α−異性体600mgのエタノール
8ml溶得に氷冷撹拌下1N−水酸化ナトリウム水
溶液3.2mlを加えた。室温下2.5時間撹拌した例、
ダウエツクス50W−×8(H+)のカラムに供し
た。十分水洗後生成物を4%ビリジン水溶液で溶
離し、目的物画分を集め凍結乾燥した。得られた
粉末状物質をエタノール−エーテルより再沈澱し
目的化合物を得た。収量270mg。 mp.109〜112℃。 〔α〕21 D=−45.6゜(c=0.6、エタノール) 実施例 10〜12 上記実施例9と同様にして下記第2表に記載の
各化合物を得た。
【表】
試験例
アンジオテンシン変換酵素(ACE)に対する
阻害活性 ウサギ肺アセトンパウダー(シグマ社製)より
精製した酵素液100μと試料溶液100μとを混
合し、37℃にて10分間緩かに振盪し、これに基質
として6.99mMのヒプリル−ヒスチジル−ロイシ
ン(蛋白奨励会製)溶得100μを加え、振盪下
に37℃にて45分間反応させた後、1N−硫酸溶液
200μを添加して反応を停止させた。反応によ
つて生成した馬尿酸を抽出するため、飽和量の塩
化ナトリウムとジエチルエーテル2mlを反応液に
加え、15分間激しく振盪した後、遠心分離
(2000rpm、5分)を行い、エーテル層1.5mlを分
取した。エーテル層は、溶媒を留去した後、1.5
mlの蒸留水に溶解して228nmの吸光度を測定し
た。対照としては、試料溶液の代りに蒸留水
100μを加え、以下、上記と同様の操作を行つ
た。 阻害活性は、対照の吸光度より試料溶液を添加
した場合の吸光度を差し引き、これを更に対照の
吸光度にて除した値を百分率として阻害率を算出
し、50%の阻害率を示すために必要な試料の反応
液中の濃度(IC50)として表わした。 供給化合物は以下の通りであり、上記試験の結
果を下記第3表に示す。 供試化合物No. 化合物名 1 N−〔(R)−1−カルボキシ−2−
ヘキシルチオエチル〕−アラニル
−(S)−プロリン・β−異性体(実
施例10の化合物) 2 N−〔(R)−1−カルボキシ−2−
ヘキシルチオエチル〕−(R,S)
−アラニル−(S)−プロリン(実施
例11の化合物) 3 N−〔(R)−1−カルボキシ−2−
ペンチルチオエチル〕−アラニル
−(S)−プロリン・β−異性体(実
施例12の化合物) 4 N−〔(S)−1−カルボキシ−3−
メチルチオプロピル〕−(R,S)
−アラニル−(S)−プロリン(特開
昭55−81845号公報中の実施例17
の化合物に相当する) 5 N−〔(S)−1−メトキシカルボニ
ル−3−メチルチオプロピル〕−
(R,S)−アラニル−(S)−プロリ
ン・塩酸塩(特開昭55−81845号
公報中の実施例16の化合物の塩酸
塩に相当する)
阻害活性 ウサギ肺アセトンパウダー(シグマ社製)より
精製した酵素液100μと試料溶液100μとを混
合し、37℃にて10分間緩かに振盪し、これに基質
として6.99mMのヒプリル−ヒスチジル−ロイシ
ン(蛋白奨励会製)溶得100μを加え、振盪下
に37℃にて45分間反応させた後、1N−硫酸溶液
200μを添加して反応を停止させた。反応によ
つて生成した馬尿酸を抽出するため、飽和量の塩
化ナトリウムとジエチルエーテル2mlを反応液に
加え、15分間激しく振盪した後、遠心分離
(2000rpm、5分)を行い、エーテル層1.5mlを分
取した。エーテル層は、溶媒を留去した後、1.5
mlの蒸留水に溶解して228nmの吸光度を測定し
た。対照としては、試料溶液の代りに蒸留水
100μを加え、以下、上記と同様の操作を行つ
た。 阻害活性は、対照の吸光度より試料溶液を添加
した場合の吸光度を差し引き、これを更に対照の
吸光度にて除した値を百分率として阻害率を算出
し、50%の阻害率を示すために必要な試料の反応
液中の濃度(IC50)として表わした。 供給化合物は以下の通りであり、上記試験の結
果を下記第3表に示す。 供試化合物No. 化合物名 1 N−〔(R)−1−カルボキシ−2−
ヘキシルチオエチル〕−アラニル
−(S)−プロリン・β−異性体(実
施例10の化合物) 2 N−〔(R)−1−カルボキシ−2−
ヘキシルチオエチル〕−(R,S)
−アラニル−(S)−プロリン(実施
例11の化合物) 3 N−〔(R)−1−カルボキシ−2−
ペンチルチオエチル〕−アラニル
−(S)−プロリン・β−異性体(実
施例12の化合物) 4 N−〔(S)−1−カルボキシ−3−
メチルチオプロピル〕−(R,S)
−アラニル−(S)−プロリン(特開
昭55−81845号公報中の実施例17
の化合物に相当する) 5 N−〔(S)−1−メトキシカルボニ
ル−3−メチルチオプロピル〕−
(R,S)−アラニル−(S)−プロリ
ン・塩酸塩(特開昭55−81845号
公報中の実施例16の化合物の塩酸
塩に相当する)
【表】
第3表より、本発明化合物群は最も活性の強い
公知化合物(供試化合物No.4)と比較しても、
夫々約24倍(供試化合物No.1)、約9.4倍(供試化
合物No.2)及び約122倍(供試化合物No.3)強い
阻害活性を示すことが判る。
公知化合物(供試化合物No.4)と比較しても、
夫々約24倍(供試化合物No.1)、約9.4倍(供試化
合物No.2)及び約122倍(供試化合物No.3)強い
阻害活性を示すことが判る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中1はペンチル基又はヘキシル基を示す。R2
及びR3は同一又は異なつて水素原子又は低級ア
ルキル基を示す。R3は低級アルキル基を示す。〕 で表わされるプロリン誘導体及びその塩。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59129893A JPS6110553A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | プロリン誘導体 |
| US06/703,365 US4642355A (en) | 1984-02-24 | 1985-02-20 | Proline derivatives |
| GB08504430A GB2158444B (en) | 1984-02-24 | 1985-02-21 | Proline derivatives |
| CH838/85A CH664956A5 (de) | 1984-02-24 | 1985-02-22 | Proline. |
| DE19853506307 DE3506307A1 (de) | 1984-02-24 | 1985-02-22 | Prolin-derivate, verfahren zu ihrer herstellung und arzneimittel |
| IT05120/85A IT1203608B (it) | 1984-02-24 | 1985-02-25 | Derivati di prolina |
| FR858502661A FR2560195B1 (fr) | 1984-02-24 | 1985-02-25 | Derives d'alanyl-proline, leur procede de preparation et leurs applications pharmaceutiques |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59129893A JPS6110553A (ja) | 1984-06-22 | 1984-06-22 | プロリン誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6110553A JPS6110553A (ja) | 1986-01-18 |
| JPH0461878B2 true JPH0461878B2 (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=15020963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59129893A Granted JPS6110553A (ja) | 1984-02-24 | 1984-06-22 | プロリン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6110553A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9008703D0 (en) * | 1990-04-18 | 1990-06-13 | Alcan Int Ltd | Spray deposition of metals |
-
1984
- 1984-06-22 JP JP59129893A patent/JPS6110553A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6110553A (ja) | 1986-01-18 |
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