JPH0476657B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0476657B2 JPH0476657B2 JP59073558A JP7355884A JPH0476657B2 JP H0476657 B2 JPH0476657 B2 JP H0476657B2 JP 59073558 A JP59073558 A JP 59073558A JP 7355884 A JP7355884 A JP 7355884A JP H0476657 B2 JPH0476657 B2 JP H0476657B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- heated
- vegetables
- fruits
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明は、野菜・果実等の粉末処理方法に関す
るものである。
るものである。
(ロ) 従来の技術及びその課題
従来、野菜・果実等を粉末処理する方法とし
て、乾燥機等による乾燥後粉砕する方法があつた
が、かかる方法では乾燥に時間がかかり長時間高
温中に晒され、また組織中の水分までは脱水され
難いため、植物性蛋白質、各種ビタミン等が熱分
解、変質し、栄養価が低くなると共に、粉末であ
るため吸湿し易く長期保存が困難であり、また組
織中まで十分な加熱が行い難いため、組織中に含
まれる塩基性チツ素の悪臭成分が残存し、悪臭の
問題点があつた。
て、乾燥機等による乾燥後粉砕する方法があつた
が、かかる方法では乾燥に時間がかかり長時間高
温中に晒され、また組織中の水分までは脱水され
難いため、植物性蛋白質、各種ビタミン等が熱分
解、変質し、栄養価が低くなると共に、粉末であ
るため吸湿し易く長期保存が困難であり、また組
織中まで十分な加熱が行い難いため、組織中に含
まれる塩基性チツ素の悪臭成分が残存し、悪臭の
問題点があつた。
(ハ) 課題を解決するための手段
本発明では、密閉容器中において、各種ビタミ
ンが分解、変質しない60〜90℃に予熱した動物
油、植物油等の加熱油に、原料としての野菜・果
実等を投入して浸漬し、加熱油の油温を加減しつ
つ、密閉容器内を減圧しながら加熱油を熱媒体と
して攪拌加熱し、しかも、初期減圧過程において
は、植物蛋白質が凝固安定し易い常圧から10〜20
mmHgの減圧条件下とし、次いで、740〜750mmHg
の減圧条件下として、原料中の水分を脱水処理
し、その後、密閉容器から脱水された原料を取り
出して脱油し、その後粉砕したことを特徴とする
野菜・果実等の粉末処理方法を提供せんとするも
のである。
ンが分解、変質しない60〜90℃に予熱した動物
油、植物油等の加熱油に、原料としての野菜・果
実等を投入して浸漬し、加熱油の油温を加減しつ
つ、密閉容器内を減圧しながら加熱油を熱媒体と
して攪拌加熱し、しかも、初期減圧過程において
は、植物蛋白質が凝固安定し易い常圧から10〜20
mmHgの減圧条件下とし、次いで、740〜750mmHg
の減圧条件下として、原料中の水分を脱水処理
し、その後、密閉容器から脱水された原料を取り
出して脱油し、その後粉砕したことを特徴とする
野菜・果実等の粉末処理方法を提供せんとするも
のである。
(ニ) 実施例
本発明の実施例を詳説すれば次の通りである。
即ち、4.5m3のクツカー内に動物油・植物油・
魚油・鶏油等の単一油又は混合油を収納し、クツ
カー内のジヤケツト部に圧入した蒸気より油を予
め、各種ビタミンが分解・変質せぬ温度である約
60℃〜90℃前後に加熱し、この加熱油中に原料た
る野菜・果実等をそのまま或は、皮を取つた中身
だけ、或は皮のみ取出し、これを投入して浸漬
し、クツカーを閉蓋する。
魚油・鶏油等の単一油又は混合油を収納し、クツ
カー内のジヤケツト部に圧入した蒸気より油を予
め、各種ビタミンが分解・変質せぬ温度である約
60℃〜90℃前後に加熱し、この加熱油中に原料た
る野菜・果実等をそのまま或は、皮を取つた中身
だけ、或は皮のみ取出し、これを投入して浸漬
し、クツカーを閉蓋する。
次に加熱油の油温を60℃〜90℃に保持しなが
ら、クツカー内を攪拌し、かつクツカー内を減圧
する。
ら、クツカー内を攪拌し、かつクツカー内を減圧
する。
かかる減圧処理は、原料浸漬の初期浸漬後の初
期30分程度は植物性蛋白質が凝固安定化し易い小
さい減圧条件下、即ち常圧から10〜20mmHgの減
圧を行い、次いで740mmHgの大きい減圧の略真空
条件下で約60分程にて処理を行い、含水率3〜6
%前後まで脱水する。
期30分程度は植物性蛋白質が凝固安定化し易い小
さい減圧条件下、即ち常圧から10〜20mmHgの減
圧を行い、次いで740mmHgの大きい減圧の略真空
条件下で約60分程にて処理を行い、含水率3〜6
%前後まで脱水する。
即ち、減圧初期において、60℃〜90℃の油温と
常圧から10〜20mmHgの小さい減圧条件とによつ
て原料たる野菜・果実の植物性蛋白質が凝固安定
化せしめ、同蛋白質の流出、分解を防止し、更に
は同蛋白質流出に伴う各種ビタミン類の流出を防
止しうるように構成している。
常圧から10〜20mmHgの小さい減圧条件とによつ
て原料たる野菜・果実の植物性蛋白質が凝固安定
化せしめ、同蛋白質の流出、分解を防止し、更に
は同蛋白質流出に伴う各種ビタミン類の流出を防
止しうるように構成している。
また60℃〜90℃の油温と減圧中途からの740〜
750mmHgの大きい減圧条件とによつて原料の組織
中の水分を蒸散せしめつつ、同水分と加熱油との
置換を行い、加熱油を組織中に深く浸透せしめ、
原料を外部及び組織中における加熱油を熱媒体と
して加熱し、短時間での脱水処理を可能として、
各種ビタミン・糖分・その他のエキス分、色素の
分解、変質、流出の防止、並びに色素の変質、分
解の防止、更には組織中の塩基性チツ素の分解消
失による消臭を可能とすべく構成している。
750mmHgの大きい減圧条件とによつて原料の組織
中の水分を蒸散せしめつつ、同水分と加熱油との
置換を行い、加熱油を組織中に深く浸透せしめ、
原料を外部及び組織中における加熱油を熱媒体と
して加熱し、短時間での脱水処理を可能として、
各種ビタミン・糖分・その他のエキス分、色素の
分解、変質、流出の防止、並びに色素の変質、分
解の防止、更には組織中の塩基性チツ素の分解消
失による消臭を可能とすべく構成している。
以上のように脱水処理した原料をクツカーから
取出し、これを圧搾装置としてのスクリユープレ
ス機等に圧搾し、又は遠心分離機により遠心分離
して、油分を除去する。
取出し、これを圧搾装置としてのスクリユープレ
ス機等に圧搾し、又は遠心分離機により遠心分離
して、油分を除去する。
次に、油分を除去した原料をメツシユコンベア
等に載置し、ノーマルヘキサンを撒布し、原料か
ら油を完全に除去して粉末とする。
等に載置し、ノーマルヘキサンを撒布し、原料か
ら油を完全に除去して粉末とする。
原料たる野菜・果実としては、ビタミンAを生
成する物質であるプロビタミンAを含有するニン
ジク・カボチヤ・ホウレンソウ・ミカン・アン
ズ・ビワ・その他の緑色・黄色野菜・ビタミンE
を含有するチサ・キヤベツ・ビタミンKを含有す
るトマト・ハナヤサイ・キヤベツ・ビタミンBを
含有する緑色野菜・豆類・シイタケ・ビタミンC
を含有するダイコン・トマト・トウガラシ・ミカ
ン・芋・更にはタマネギ・ニンニク・イチゴ・レ
モン等各種野菜・果実であつてよい。
成する物質であるプロビタミンAを含有するニン
ジク・カボチヤ・ホウレンソウ・ミカン・アン
ズ・ビワ・その他の緑色・黄色野菜・ビタミンE
を含有するチサ・キヤベツ・ビタミンKを含有す
るトマト・ハナヤサイ・キヤベツ・ビタミンBを
含有する緑色野菜・豆類・シイタケ・ビタミンC
を含有するダイコン・トマト・トウガラシ・ミカ
ン・芋・更にはタマネギ・ニンニク・イチゴ・レ
モン等各種野菜・果実であつてよい。
このように原料たる野菜・果実を前記方法によ
り油温脱水処理したものは、60℃〜90℃の温温油
及び二段階の減圧によつて、原料組織中に含有さ
れた水分を蒸発させ、しかも、蒸発した水分に代
わり加熱油が組織中に浸透して原料を組織中から
加熱するので、可及的低温、かつ短時間にて脱水
処理が行えるものであり、原料たる野菜・果実に
含有される植物性蛋白質・各種ビタミン・糖分、
色素その他のエキス分の流出、分解、変質が起ら
ず栄養価が高く、色彩が鮮やかで、また原料組織
中に含まれる悪臭成分たる塩基性チツ素、及び特
にタマネギ・ニンニクに含まれる悪臭成分たるア
リシン・二硫化プロピルアリル等を分解して臭み
のない処理物が得られる。
り油温脱水処理したものは、60℃〜90℃の温温油
及び二段階の減圧によつて、原料組織中に含有さ
れた水分を蒸発させ、しかも、蒸発した水分に代
わり加熱油が組織中に浸透して原料を組織中から
加熱するので、可及的低温、かつ短時間にて脱水
処理が行えるものであり、原料たる野菜・果実に
含有される植物性蛋白質・各種ビタミン・糖分、
色素その他のエキス分の流出、分解、変質が起ら
ず栄養価が高く、色彩が鮮やかで、また原料組織
中に含まれる悪臭成分たる塩基性チツ素、及び特
にタマネギ・ニンニクに含まれる悪臭成分たるア
リシン・二硫化プロピルアリル等を分解して臭み
のない処理物が得られる。
また、かかる処理物は、粉末状態でありながら
吸湿しにくく、乾燥状態で長期の保存に耐えるこ
とが可能である。
吸湿しにくく、乾燥状態で長期の保存に耐えるこ
とが可能である。
(ホ) 発明の効果
本発明によれば、各種ビタミンが分解、変質せ
め温度に予熱した加熱油に、原料としての野菜・
果実等を投入して浸漬し、次いで減圧処理を行
い、しかも初期減圧過程においては植物性蛋白質
が凝固安定化し易い小さい減圧条件下で加熱し、
次いで減圧を大きくして、原料中の水分を脱水
し、その後脱水処理した原料を油中から取出して
脱油するので、脱水処理を可及的低温かつ短時間
で行い、原料としての野菜・果実等に含まれる植
物性蛋白質・各種ビタミン・糖分・色素・その他
のエキス分の流出、分解変質が起らず、栄養価が
高く、色彩が鮮かで、また、二段階の減圧によつ
て、原料組織中に含まれた水分を蒸発させ、その
際に、水分の蒸発にともなつて、原料中のアリシ
ン、二硫化プロピルアリル等の悪臭成分を原料中
より揮発させて、無臭の処理物が得られると共
に、かかる処理物は粉末でありながら吸湿しにく
く、乾燥状態で長期保存が可能になるという効果
を奏する。
め温度に予熱した加熱油に、原料としての野菜・
果実等を投入して浸漬し、次いで減圧処理を行
い、しかも初期減圧過程においては植物性蛋白質
が凝固安定化し易い小さい減圧条件下で加熱し、
次いで減圧を大きくして、原料中の水分を脱水
し、その後脱水処理した原料を油中から取出して
脱油するので、脱水処理を可及的低温かつ短時間
で行い、原料としての野菜・果実等に含まれる植
物性蛋白質・各種ビタミン・糖分・色素・その他
のエキス分の流出、分解変質が起らず、栄養価が
高く、色彩が鮮かで、また、二段階の減圧によつ
て、原料組織中に含まれた水分を蒸発させ、その
際に、水分の蒸発にともなつて、原料中のアリシ
ン、二硫化プロピルアリル等の悪臭成分を原料中
より揮発させて、無臭の処理物が得られると共
に、かかる処理物は粉末でありながら吸湿しにく
く、乾燥状態で長期保存が可能になるという効果
を奏する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 密閉容器中において、各種ビタミンが分解、
変質しない60〜90℃に予熱した動物油、植物油等
の加熱油に、原料としての野菜・果実等を投入し
て浸漬し、加熱油の油温を加減しつつ、密閉容器
内を減圧しながら加熱油を熱媒体として攪拌加熱
し、 しかも、初期減圧過程においては、植物蛋白質
が凝固安定し易い常圧から10〜20mmHgの減圧条
件下とし、次いで、740〜750mmHgの減圧条件下
として、原料中の水分を脱水処理し、 その後、密閉容器から脱水された原料を取り出
して脱油し、その後粉砕したことを特徴とする野
菜・果実等の粉末処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59073558A JPS60217854A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | 野菜・果実等の粉末処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59073558A JPS60217854A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | 野菜・果実等の粉末処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60217854A JPS60217854A (ja) | 1985-10-31 |
| JPH0476657B2 true JPH0476657B2 (ja) | 1992-12-04 |
Family
ID=13521699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59073558A Granted JPS60217854A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | 野菜・果実等の粉末処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60217854A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0759180B2 (ja) * | 1986-02-21 | 1995-06-28 | 中園 修三 | 梅干の長期保存処理法 |
| JP6291226B2 (ja) * | 2013-11-21 | 2018-03-14 | キユーピー株式会社 | シソ科野菜含有液状食品の製造方法及びシソ科野菜含有液状食品 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58134953A (ja) * | 1982-02-06 | 1983-08-11 | Akiji Kotani | 変色させず、ポ−ラスに植物体をフライする方法 |
| JPS6083565A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-11 | Shuzo Nakazono | 芋あんの製造方法 |
-
1984
- 1984-04-11 JP JP59073558A patent/JPS60217854A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60217854A (ja) | 1985-10-31 |
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