JPH05100358A - 帯電防止された写真要素 - Google Patents

帯電防止された写真要素

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JPH05100358A
JPH05100358A JP26070191A JP26070191A JPH05100358A JP H05100358 A JPH05100358 A JP H05100358A JP 26070191 A JP26070191 A JP 26070191A JP 26070191 A JP26070191 A JP 26070191A JP H05100358 A JPH05100358 A JP H05100358A
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JP
Japan
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gelatin
monomer
photographic
photographic element
layer
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JP26070191A
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English (en)
Inventor
Takeshi Haniyu
武 羽生
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持体と少なくともハロゲン化銀ゼラチン乳
剤層からなる写真要素であって、該写真要素の少なくと
も一層中に少なくとも一種の-SO3Na基をもつ不飽和エチ
レン性モノマーでグラフト化されたゼラチンを含む写真
要素によって達成。 【効果】 写真要素が静電気を帯びることを防止し、特
に現像処理されても帯電防止効果が消失せず、感度、カ
ブリなどの写真特性に悪影響がない新規な帯電防止効果
を有し、さらに吸水性が少なく、乾燥速度が早く迅速処
理可能であって、しかも高い耐傷性を有する写真要素を
提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な写真要素に関
し、詳しくは誘導体ゼラチンを用いて帯電防止された写
真要素に関する。
【0002】
【発明の背景】ハロゲン化銀写真感光材料には、バイン
ダーとしてゼラチンが一般的に使用されている。 これ
はゼラチンバインダーの保護コロイド性を他のポリマー
で代替することが極めて難しいことによるものである。
ゼラチンの代替としてポリビニルアルコールやポリビ
ニルピロリドンなどが検討されてきたが、保護コロイド
性が不充分なため、改質材として一部採用はされている
ものの代替物にはなっていない。 従ってゼラチンは、
この大きな保護コロイド性によりハロゲン化銀写真感光
材料に現在も広く使用されている。しかし、ゼラチン膜
は電気絶縁性が高く静電気を帯び易い欠点がある。この
静電気を帯びる性質を取り除くために各種の帯電防止剤
が開発されている。特にアルキレンオキサイド基を有す
るノニオン性帯電防止剤は、使用し易いことから古くか
ら採用されて来た。しかし、この化合物もハロゲン化銀
乳剤層やこの層に隣接する層に用いると様々な写真特性
に変化を与え、不都合が生じている。また隣接しなくて
も、現像処理により溶出して写真性能に影響を与えるこ
とになる。そのためある種の感光材料にしか使用できな
い等の欠点を有する。また溶出することは、現像処理後
にはその帯電防止の効果が消失して行くことを意味す
る。このため、現像処理後も帯電特性を有する帯電防止
技術の開発が望まれていた。
【0003】
【発明の目的】上記のような問題に対し、本発明の目的
は、新規な写真要素を提供することにある。さらに写真
要素が静電気を帯びることを防止する技術に関するもの
である。特に現像処理されても帯電防止効果の消失しな
い新規な帯電防止技術に関するものである。本発明の他
の目的は、感度、カブリなどの写真特性に悪影響のない
帯電防止技術を用いた写真要素を提供することにある。
さらに別の目的は、吸水性が少なく乾燥速度の早い写真
要素を提供することにある。また別の目的は迅速に写真
処理することのできる写真要素を提供することにある。
また別の目的は、高い耐傷性を有する写真要素を提供す
ることにある。
【0004】本発明のその他の諸目的は以下の詳細の説
明の中で明らかとなろう。
【0005】
【発明の構成】本発明の上記目的は、支持体と少なくと
もハロゲン化銀ゼラチン乳剤層からなる写真要素であっ
て、該写真要素の少なくとも一層中に少なくとも一種の
-SO3Na基をもつ不飽和エチレン性モノマーでグラフト化
されたゼラチンを含む写真要素によって達成される。本
発明に使用するグラフト化されたゼラチン(グラフトゼ
ラチン)は、ハロゲン化銀写真要素中に用いても次の点
での悪影響がないか、極めて少ないのが特徴である。本
発明のグラフトゼラチンは写真的に不活性であり、各種
の写真添加剤との相互作用が極めて少ない。その一例と
して、染料や色素を吸着して写真要素を色汚染しにく
い。また現像の速度に影響のある現像促進剤、現像抑制
剤などを吸着しにくく、感度やカブリに影響を与えにく
い。本発明のグラフトゼラチンが上記特性を有すること
は、このグラフト化するモノマーの性質が大きな影響を
与えていると考えられる。本発明はゼラチンにグラフト
化するエチレン性不飽和モノマーを鋭意検討することに
より帯電防止効果に優れ、現像処理後も保持され、写真
性能に無影響で色汚染の少ない写真要素を形成できたの
は予想もできなかったことである。
【0006】本発明の目的に合う不飽和エチレン性モノ
マーとしては下記に示すものが挙げられる。
【0007】具体的モノマー例: (1) 2-アクリルアミドー2-メチルプロパンスルホン酸 (CH2=CH-CO-NH-C(CH3)2-CH2SO3H)もしくはその塩、 (2) 2-スルホエチルメタクリレートナトリウム塩 (CH2=C(CH3)CO-OCH2CH2SO3Na) (3) 2-スルホプロピルアクリレートナトリウム塩 (CH2=CHCOOCH2CH2CH2SO3Na) (4) スチレンスルホン酸ナトリウム塩 (CH2=CH-C6H4-SO3Na) (5) (ビニルスルホン酸ナトリウム塩) (CH2=CH-SO3Na) いずれのモノマーも、通常の方法によって合成すること
ができる。または市販されているので容易に入手できる
ものである。
【0008】エチレン性不飽和モノマーをゼラチンにグ
ラフトする方法は、米国特許第3,138,564号、第2,956,8
84号、第2,831,767号、第2,794,787号、第2,548,520号
記載の方法によって合成することができる。ゼラチンに
モノマーをグラフト化する方法は、通常の重合開始剤を
用いることができる。本発明のモノマーのように水溶性
が高く、水溶液中で反応を行うには水溶性の高い重合開
始剤を用いるのが一般的であるが特に水溶性であること
にこだわる必要はない。開始剤の例を挙げておくがこれ
らに限定されるものではない。
【0009】重合開始剤例 過硫酸カリウム、1,1'-アゾビス(シクロヘキサンー1-カ
ルボニトリル)、2,2'-アゾビス(2-アミジノプロパン)2
塩酸塩、2,2'-アゾビスイソビチロニトリル、2,2'-アゾ
ビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)、2,2'-アゾビス[2-
メチルーN-(1,1'ビス(ヒドロキシメチル)エチル)プロピ
オンアミド等が挙げられる。重合の反応条件は35〜95℃
の範囲で任意に選択できる。反応温度が高いとゼラチン
の分解が起きるので低温が好ましいがグラフト化が起き
にくいときは高温で短く反応させるのが良い。
【0010】ゼラチンは、アルカリ分解して得られたも
のや酸で処理されたものいずれでも良い。また分解の程
度により分子量をコントロールしてモノマーのグラフト
反応性を良くして用いることができる。ゼラチンを用い
る場合はポリマーの100分の1から100倍の範囲で用いる
ことができるがゼラチンよりモノマー量を多くして反応
させるのが良い。
【0011】本発明のグラフトゼラチンを用いる写真要
素は、印刷感材用の他に医療用やカラー用に用いること
もできる。ここでは、印刷用の例を挙げるがこの限りで
ない。
【0012】本発明の写真要素に用いるハロゲン化銀と
しては、AgBr,AgCl,AgClBr,AgClBrI,AgBrI,AgClBrI等任
意に用いることができる。
【0013】上記ハロゲン化銀はイオウ化合物や金塩の
ごとき 貴金属塩で増感することができる。また還元増
感することもできるし、またこれらの方法を組み合わせ
て増感するこができる。
【0014】上記ハロゲン化銀を親水性コロイド媒体中
に、例えば、ゼラチン中に分散した乳剤をポリエチレン
テレフタレートあるいはトリアセテートセルロース支持
体に塗布して本発明の写真要素を得ることができる。グ
ラフトゼラチンの添加は乳剤中に添加してもよいが、写
真感光材料の最外層の保護膜に添加しても良い。帯電防
止の特性として最外層に用いるのが好ましい結果を与え
る。ゼラチンの架橋は、グリオキザルやムコクロル酸な
どのアルデヒドやシアヌル酸、アジリジンあるいはビニ
ルスルホン酸など一般のゼラチン架橋剤を用いることが
できる。
【0015】本発明用の帯電防止用のグラフトゼラチン
は、その他の帯電防止技術と併用すると一層効果を高め
ることができる。例えば、特開昭55-84658、同61-17454
2号記載の親水性コロイド層を塗布する前に支持体の表
面を予め帯電防止する方法があるがこのような処理をし
た上に本発明のグラフトゼラチンを使用したゼラチン層
を塗設すると、帯電防止効果を単独より更に上げること
ができる。
【0016】本発明の写真要素に含有するハレーション
防止染料、セーフライト向上染料、増感色素、カブリ抑
制剤、マット剤、 帯電防止剤、現像調節剤などその他
の化合物は用いる用途、性能に併せて適宜選択できる。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を例証す
る。
【0018】実施例1 (グラフトゼラチンの合成)400mlのイオン交換水をフ
ラスコに入れた。この容器に2gの過硫酸カリと0.2gの
重亜硫酸ナトリウムを加え撹拌溶解後、更に40gのゼラ
チンを投入し膨潤させ後撹拌しながら温度を70℃に上げ
ゼラチンを溶解させた。この液に本発明のモノマーを20
g、重亜流酸ナトリウムを0.4g溶解させた100mlの液を3
0分に亙って添加した後、そのまま3時間反応を続行し
た。
【0019】本発明のグラフトゼラチンを用いて、印刷
用明室感光材料を作成し、帯電特性を評価した。感光材
料の作成は、特開昭63-230035号実施例に準じた。平均
粒子径0.13μで臭化銀1モル%の塩臭化銀乳剤を用い
た。 裏側にハレーション防止をした支持体の表側に上
記乳剤と非感光性保護層を塗布した。乳剤層のゼラチン
付き量は2.0g/m2、グラフトゼラチンの付き量1.0g/m2
銀付き量は3.0g/m2、乳剤保護層のゼラチン付き量は1.0
g/m2、グラフトゼラチンの付き量は0.5g/m2、セーフラ
イト性向上用染料0.3g/m2を含むように塗布した。ゼラ
チンの架橋はシアヌル酸を用いた。
【0020】作成した感光材料を現像液CDM651K、定着
液CFL851、自動現像機GR-27(いずれもコニカ株式会社
製)を用いて現像、定着、水洗乾燥を行った。現像温度
28℃、現像時間30秒、定着温度28℃、水洗温度25℃、乾
燥温度40℃に設定した。
【0021】この試料により以下の評価を行った。
【0022】(評価)帯電特性 現像処理後の帯電特性として湿度20%下で10時間放置し
た後に表面比抵抗の測定を行った。色汚染 色汚染は、感光材料を5枚重ねて5段階目視官能評価を行
った。即ち5ランクがもっともよく、1ランクがもっと
も悪い。
【0023】 (結果) 感光材料NO. モノマー種 表面比抵抗(Ω) 色汚染 1 無添加 12.5 3 2 a 12.5 2 3 b 12.5 2 4 c 12.5 2 5 1 11.1 5 6 2 11.2 5 7 3 11.5 5 8 4 11.7 4 9 5 11.2 4 註 a:エチルアクリレート、b:ブチルアクリレート、 c:グリシジルメタアクリレート 上記結果より、本発明のポリマーを用いると表面比抵抗
が下がり帯電特性が向上することがわかる。また写真感
光材料の色汚染にも良いことがわかる。
【0024】尚、本発明のモノマーと比較するためアク
リルモノマーを試したが、帯電特性は変化がなかった。
また色汚染も向上してなかった。
【0025】実施例2 本実施例では、支持体の下引に導電性ポリマーを塗布し
たものを用いた。この導電層は、特開昭55-84658号に従
って作成したものである。実施例1と同様に乳剤層およ
び乳剤保護層をこの導電層の上に塗布し、現像処理後実
施例1と同様の方法で表面比抵抗と色汚染を評価した。
【0026】 (結果) 感光材料NO. モノマー種 表面比抵抗(Ω) 色汚染 1 無添加 12.5 3
2 a 12.5 2
3 b 12.5 2
4 c 12.5 2
5 1 10.1 5
6 2 10.2 5
7 3 10.5 5
8 4 10.7 4
9 5 10.2 4
註a:エチルアクリレート、b:ブチルアクリレート、 c:グリシジルメタアクリレート 上記結果より、本発明のグラフトゼラチンを用いると表
面比抵抗が下がり帯電特性が向上することがわかる。表
面比抵抗の下がりが大きいのは下引に導電層が塗布され
ているためその効果が向上したことによる。また写真感
光材料の色汚染は実施例1と同じように良いことがわか
る。
【0027】尚、本発明のモノマーと比較するためアク
リルモノマーを試したが帯電特性は変化がなかった。ま
た色汚染も向上してなかった。
【0028】
【発明の効果】本発明により、写真要素が静電気を帯び
ることを防止し、特に現像処理されても帯電防止効果が
消失せず、感度、カブリなどの写真特性に悪影響がない
新規な帯電防止効果を有し、さらに吸水性が少なく、乾
燥速度が早く迅速処理可能である写真要素を提供するこ
とができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と少なくともハロゲン化銀ゼラチ
    ン乳剤層からなる写真要素であって、該写真要素の少な
    くとも一層中に少なくとも一種の-SO3Na基をもつ不飽和
    エチレン性モノマーでグラフト化されたゼラチンを含む
    写真要素。
JP26070191A 1991-10-08 1991-10-08 帯電防止された写真要素 Pending JPH05100358A (ja)

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