JPH051672Y2 - - Google Patents
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- JPH051672Y2 JPH051672Y2 JP9605988U JP9605988U JPH051672Y2 JP H051672 Y2 JPH051672 Y2 JP H051672Y2 JP 9605988 U JP9605988 U JP 9605988U JP 9605988 U JP9605988 U JP 9605988U JP H051672 Y2 JPH051672 Y2 JP H051672Y2
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 15
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Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、車両用空調装置の冷媒圧縮機等とし
て用いられる可変容量型ベーン型圧縮機、特に圧
縮開始時期を制御して吐出容量を可変制御し得る
ものに関する。
て用いられる可変容量型ベーン型圧縮機、特に圧
縮開始時期を制御して吐出容量を可変制御し得る
ものに関する。
(従来の技術)
従来、このような可変容量型ベーン型圧縮機と
しては、第13図ないし第15図に示すように、
シリンダと、このシリンダ内に回転可能に設けら
れて圧縮室を画成するロータと、シリンダの一側
を成す一側のサイドブロツクのロータ側端面に形
成された環状凹部内に回動可能に嵌装された制御
部材100と、該制御部材100に装着される弾
性シール部材110と該シール部材110上に外
側から重ねられる不図示の樹脂シール部材とから
成るシール部材とを備え、該弾性シール部材11
0は、環状の第1シール部111と、該第1シー
ル部の外側に該第1シール部111と同心円弧状
に形成された第2シール部112と、該第2シー
ル部112の一端からコ字状に延びて第1シール
部111に連なる第3シール部113と、第2シ
ール部112の他端と第1シール部111とを結
ぶ第4シール部114とから成り、前記環状凹部
には、制御部材100の一側面に突設された受圧
部101がスライド可能に嵌装される圧力作動室
と該圧力作動室を形成するべく前記ロータ側に立
上つた段部とが設けられ、該圧力作動室は前記受
圧部101により低圧室と高圧室とに2分され、
前記制御部材100の、前記環状凹部の内側内周
面に摺接する内周面、環状凹部の外側内周面に摺
接する外周面、前記受圧部101の周縁及び前記
段部の端面に摺接する前記一側面に前記第1、第
2、第3及び第4シール部111〜114が夫々
嵌装される嵌装溝102a〜102dが形成さ
れ、前記制御部材100が一部稼動位置と全稼動
位置との間で回動して圧縮開始時期を制御するも
のが本出願人により提案されている(例えば、特
開昭63−16187号)。
しては、第13図ないし第15図に示すように、
シリンダと、このシリンダ内に回転可能に設けら
れて圧縮室を画成するロータと、シリンダの一側
を成す一側のサイドブロツクのロータ側端面に形
成された環状凹部内に回動可能に嵌装された制御
部材100と、該制御部材100に装着される弾
性シール部材110と該シール部材110上に外
側から重ねられる不図示の樹脂シール部材とから
成るシール部材とを備え、該弾性シール部材11
0は、環状の第1シール部111と、該第1シー
ル部の外側に該第1シール部111と同心円弧状
に形成された第2シール部112と、該第2シー
ル部112の一端からコ字状に延びて第1シール
部111に連なる第3シール部113と、第2シ
ール部112の他端と第1シール部111とを結
ぶ第4シール部114とから成り、前記環状凹部
には、制御部材100の一側面に突設された受圧
部101がスライド可能に嵌装される圧力作動室
と該圧力作動室を形成するべく前記ロータ側に立
上つた段部とが設けられ、該圧力作動室は前記受
圧部101により低圧室と高圧室とに2分され、
前記制御部材100の、前記環状凹部の内側内周
面に摺接する内周面、環状凹部の外側内周面に摺
接する外周面、前記受圧部101の周縁及び前記
段部の端面に摺接する前記一側面に前記第1、第
2、第3及び第4シール部111〜114が夫々
嵌装される嵌装溝102a〜102dが形成さ
れ、前記制御部材100が一部稼動位置と全稼動
位置との間で回動して圧縮開始時期を制御するも
のが本出願人により提案されている(例えば、特
開昭63−16187号)。
(考案が解決しようとする課題)
一般に上記従来技術では、各シール部111〜
114の締代を大きくし、各シール部111〜1
14を弾性変形させて各嵌装溝102a〜102
dに嵌合させ、これによつて気密性を向上させる
ようにしている。
114の締代を大きくし、各シール部111〜1
14を弾性変形させて各嵌装溝102a〜102
dに嵌合させ、これによつて気密性を向上させる
ようにしている。
しかしながら、上記従来技術では、シール部1
11,112の断面形状は第16図で示すように
円形であると共に、シール部113,114の断
面形状は第17図に示すようにきのこ状である
為、各シール部111〜114を弾性変形させて
各嵌装溝102a〜102dに嵌合させた場合
に、各シール部111〜114の弾性変形による
反撥力(各シール部のつぶし力)が大きい。従つ
て、各シール部111〜114と各シール面との
間の摺動抵抗が大きくなつて制御部材100の回
動に対する抵抗が大きくなり、この抵抗の増大が
制御性を低下させる原因となつていた。また、各
構成部品の加工誤差による寸法のばらつきを考慮
した場合には、シール性を確保する為に各シール
部111〜114の締代を大きくすることが望ま
しいが、この締代を大きくすると前記つぶし力が
増加して前記摺動抵抗がより大きくなり、制御性
がより一層低下してしまう。従つて、前記締代を
大きくせずにシール性を確保する為には各構成部
品の寸法精度を上げる必要があるので、加工コス
トが増大してしまうという問題点が生じる。
11,112の断面形状は第16図で示すように
円形であると共に、シール部113,114の断
面形状は第17図に示すようにきのこ状である
為、各シール部111〜114を弾性変形させて
各嵌装溝102a〜102dに嵌合させた場合
に、各シール部111〜114の弾性変形による
反撥力(各シール部のつぶし力)が大きい。従つ
て、各シール部111〜114と各シール面との
間の摺動抵抗が大きくなつて制御部材100の回
動に対する抵抗が大きくなり、この抵抗の増大が
制御性を低下させる原因となつていた。また、各
構成部品の加工誤差による寸法のばらつきを考慮
した場合には、シール性を確保する為に各シール
部111〜114の締代を大きくすることが望ま
しいが、この締代を大きくすると前記つぶし力が
増加して前記摺動抵抗がより大きくなり、制御性
がより一層低下してしまう。従つて、前記締代を
大きくせずにシール性を確保する為には各構成部
品の寸法精度を上げる必要があるので、加工コス
トが増大してしまうという問題点が生じる。
そこで、前記締代を大きく設定しても前記つぶ
し力が増大しないようにする為に、第18図乃至
第20図で示すように、第1及び第2シール部1
11,112の各シール面と接触するシール部1
11a,112aからずれた位置に肉抜部111
b,112bを設けると共に、第3及び第4シー
ル部113,114にも肉抜部113a,114
aを設けることが考えられる。このように肉抜部
111b,112b,113a,114aを設け
た場合には、この肉抜部の分だけ各シール部11
1〜114のつぶし力が低減されて前記摺動抵抗
が低減されるので、制御性が向上されると共に、
つぶし力を低減できるために各シール部111〜
114の締代を大きく設定できるので、その分だ
け各構成部品の寸法精度を緩和できて加工コスト
を低減できる。
し力が増大しないようにする為に、第18図乃至
第20図で示すように、第1及び第2シール部1
11,112の各シール面と接触するシール部1
11a,112aからずれた位置に肉抜部111
b,112bを設けると共に、第3及び第4シー
ル部113,114にも肉抜部113a,114
aを設けることが考えられる。このように肉抜部
111b,112b,113a,114aを設け
た場合には、この肉抜部の分だけ各シール部11
1〜114のつぶし力が低減されて前記摺動抵抗
が低減されるので、制御性が向上されると共に、
つぶし力を低減できるために各シール部111〜
114の締代を大きく設定できるので、その分だ
け各構成部品の寸法精度を緩和できて加工コスト
を低減できる。
しかしながら、このように肉抜部を設けた場合
には、弾性シール部材110及び樹脂シール部材
を制御部材100に第15図及び第21図で示す
ように装着して圧縮機を起動させると、第1シー
ル部111の一側には前記高圧室内に形成される
高圧である制御圧Pcが作用する一方、その他側
には低圧である吸入圧Ps又は中間圧が作用する
が、該第1シール部111に肉抜部111bを設
けた為に該第1シール部111の受圧面積が増え
てしまい且つ第1シール部111の両側が第21
図で示すように接する前記樹脂シール部材130
と制御部材100とでは摩擦係数が異なるので、
第1シール部111が第21図の位置から矢印で
示す方向に制御圧Pcを受けて回転する。その結
果、第22図及び第23図で示すように、第1シ
ール部111が第3シール部113と第4シール
部114を支点にして捩れ、前記肉抜部111b
が樹脂シール部材130側に向いてしまうので、
制御圧Pcが形成される前記高圧室と低圧側との
間での気密性が低下して適正な制御圧Pcが得ら
れなくなり、制御不良を起こすという不具合が生
じる。
には、弾性シール部材110及び樹脂シール部材
を制御部材100に第15図及び第21図で示す
ように装着して圧縮機を起動させると、第1シー
ル部111の一側には前記高圧室内に形成される
高圧である制御圧Pcが作用する一方、その他側
には低圧である吸入圧Ps又は中間圧が作用する
が、該第1シール部111に肉抜部111bを設
けた為に該第1シール部111の受圧面積が増え
てしまい且つ第1シール部111の両側が第21
図で示すように接する前記樹脂シール部材130
と制御部材100とでは摩擦係数が異なるので、
第1シール部111が第21図の位置から矢印で
示す方向に制御圧Pcを受けて回転する。その結
果、第22図及び第23図で示すように、第1シ
ール部111が第3シール部113と第4シール
部114を支点にして捩れ、前記肉抜部111b
が樹脂シール部材130側に向いてしまうので、
制御圧Pcが形成される前記高圧室と低圧側との
間での気密性が低下して適正な制御圧Pcが得ら
れなくなり、制御不良を起こすという不具合が生
じる。
本考案は、このような事情に鑑みて為されたも
ので、摺動抵抗を低減して制御性を向上できると
共に各構成部品の寸法精度を緩和して加工コスト
を低減でき、さらに制御不良を起こすことなく良
好な制御性を安定的に得ることのできる可変容量
型ベーン型圧縮機を提供することを目的としてい
る。
ので、摺動抵抗を低減して制御性を向上できると
共に各構成部品の寸法精度を緩和して加工コスト
を低減でき、さらに制御不良を起こすことなく良
好な制御性を安定的に得ることのできる可変容量
型ベーン型圧縮機を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段)
かかる目的を達成するために、本考案に係る可
変容量型ベーン型圧縮機は、シリンダと、このシ
リンダ内に回転可能に設けられて圧縮室を画成す
るロータと、シリンダの一側を成す一側のサイド
ブロツクのロータ側端面に形成された環状凹部内
に回動可能に嵌装された制御部材と、該制御部材
に装着される少なくとも弾性シール部材から成る
シール部材とを備え、前記制御部材が一部稼動位
置と全稼動位置との間で回動して圧縮開始時期を
制御する可変容量型ベーン型圧縮機において、前
記弾性シール部材に肉抜部を設けると共に、少な
くとも前記弾性シール部材の一部に、該一部が嵌
装される前記制御部材の嵌装溝の壁面と面接触す
る回転防止突起部を設けたものである。
変容量型ベーン型圧縮機は、シリンダと、このシ
リンダ内に回転可能に設けられて圧縮室を画成す
るロータと、シリンダの一側を成す一側のサイド
ブロツクのロータ側端面に形成された環状凹部内
に回動可能に嵌装された制御部材と、該制御部材
に装着される少なくとも弾性シール部材から成る
シール部材とを備え、前記制御部材が一部稼動位
置と全稼動位置との間で回動して圧縮開始時期を
制御する可変容量型ベーン型圧縮機において、前
記弾性シール部材に肉抜部を設けると共に、少な
くとも前記弾性シール部材の一部に、該一部が嵌
装される前記制御部材の嵌装溝の壁面と面接触す
る回転防止突起部を設けたものである。
(作用)
そして、上記可変容量型ベーン型圧縮機では、
肉抜部の分だけ弾性シール部材のつぶし力が低減
されて摺動抵抗が低減される。また、弾性シール
部材の一部に肉抜部を設けたことにより該一部の
受圧面積が増えるが、該一部に設けた回転防止用
突起部が嵌装溝の壁面と面接触するので、該一部
が高圧室内の高圧を受けることにより回転して捩
れるのが防止される。
肉抜部の分だけ弾性シール部材のつぶし力が低減
されて摺動抵抗が低減される。また、弾性シール
部材の一部に肉抜部を設けたことにより該一部の
受圧面積が増えるが、該一部に設けた回転防止用
突起部が嵌装溝の壁面と面接触するので、該一部
が高圧室内の高圧を受けることにより回転して捩
れるのが防止される。
(実施例)
以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
する。
第3図乃至第5図は一実施例の主要部を示す断
面図、第6図は一実施例に係る可変容量型ベーン
型圧縮機を示す縦断面図である。
面図、第6図は一実施例に係る可変容量型ベーン
型圧縮機を示す縦断面図である。
第6図及び第7図に示すように、可変容量型ベ
ーン型圧縮機は、略楕円形の内周面1aを有する
カムリング1と、カムリング1の両側端を閉塞す
る如くこれら両側端に夫々固定されたフロントサ
イドブロツク3及びリヤサイドブロツク4から成
るシリンダと、該シリンダ内に回転自在に収納さ
れたロータ2と、これら両サイドブロツク3,4
の外側端面に夫々固定されたフロントヘツド5、
リヤヘツド6と、ロータ2の回転軸7とを主要構
成要素としており、回転軸7は両サイドブロツク
3,4に夫々設けた軸受8,9に回転可能に支持
されている。
ーン型圧縮機は、略楕円形の内周面1aを有する
カムリング1と、カムリング1の両側端を閉塞す
る如くこれら両側端に夫々固定されたフロントサ
イドブロツク3及びリヤサイドブロツク4から成
るシリンダと、該シリンダ内に回転自在に収納さ
れたロータ2と、これら両サイドブロツク3,4
の外側端面に夫々固定されたフロントヘツド5、
リヤヘツド6と、ロータ2の回転軸7とを主要構
成要素としており、回転軸7は両サイドブロツク
3,4に夫々設けた軸受8,9に回転可能に支持
されている。
フロントヘツド5の上面には熱媒体である冷媒
ガスの吐出口5aが、リヤヘツド6の上面には冷
媒ガスの吸入口6aが夫々形成されている。吐出
口5aはフロントヘツド5とフロントサイドブロ
ツク3とにより画成される吐出室10に、吸入口
6aはリヤヘツド6とリヤサイドブロツク4とに
より画成される吸入室11に夫々連通している。
ガスの吐出口5aが、リヤヘツド6の上面には冷
媒ガスの吸入口6aが夫々形成されている。吐出
口5aはフロントヘツド5とフロントサイドブロ
ツク3とにより画成される吐出室10に、吸入口
6aはリヤヘツド6とリヤサイドブロツク4とに
より画成される吸入室11に夫々連通している。
前記シリンダの内面とロータ2の外周面との間
に、周方向に180度偏位して対称的に2つの圧縮
室12,12が画成されている。前記ロータ10
にはその径方向に沿うベーン溝13が周方向に等
間隔を存して複数設けており、これらのベーン溝
13内にベーン14がそれぞれ放射方向に沿つて
出没自在に嵌装されている。
に、周方向に180度偏位して対称的に2つの圧縮
室12,12が画成されている。前記ロータ10
にはその径方向に沿うベーン溝13が周方向に等
間隔を存して複数設けており、これらのベーン溝
13内にベーン14がそれぞれ放射方向に沿つて
出没自在に嵌装されている。
前記リヤサイドブロツク4には、第6図及び第
9図に示す吸入ポート15が周方向に180度偏位
して対称的に設けてある(第6図は軸芯を通る略
90度の角度で切つた縦断面図であるので、同図中
には片方の吸入ポート15のみが見えている)。
各吸入ポート15はリヤサイドブロツク4の厚さ
方向に貫通しており、各吸入ポート15を介して
吸入室11と圧縮室12,12とが夫々連通され
ている。
9図に示す吸入ポート15が周方向に180度偏位
して対称的に設けてある(第6図は軸芯を通る略
90度の角度で切つた縦断面図であるので、同図中
には片方の吸入ポート15のみが見えている)。
各吸入ポート15はリヤサイドブロツク4の厚さ
方向に貫通しており、各吸入ポート15を介して
吸入室11と圧縮室12,12とが夫々連通され
ている。
カムリング1の外周壁には、第6図及び第7図
に示すように、周方向に180度偏位して対称的に
吐出ポート16,16が設けてある(第6図で
は、上記吸入ポート15と同様の理由により片方
の吐出ポート16のみが見えている)。また、各
吐出ポート16のあるカムリング1の外周壁に
は、弁止め部17aを有する吐出弁カバー17が
ボルト18により夫々固定されている。カムリン
グ1の外周壁と弁止め部17aとの間には、吐出
弁カバー17側に保持された吐出弁19が介装さ
れている。各吐出弁19は吐出圧を受けたときに
開弁して各吐出ポート16を夫々開口するように
成つている。さらに、カムリング1には各吐出弁
19の開弁時に各吐出ポート16に夫々連通する
連通路20がカムリング1と吐出弁カバー17と
により画成され、フロントサイドブロツク3には
各連通路20に夫々連通する連通路21が夫々周
方向の略対称な位置に形成してある。そして、各
吐出ポート16が開口したとき、圧縮室12内の
圧縮された冷媒ガスが吐出ポート16、連通路2
0,21、吐出室10及び吐出口5aを順次介し
て吐出されるように成つている。
に示すように、周方向に180度偏位して対称的に
吐出ポート16,16が設けてある(第6図で
は、上記吸入ポート15と同様の理由により片方
の吐出ポート16のみが見えている)。また、各
吐出ポート16のあるカムリング1の外周壁に
は、弁止め部17aを有する吐出弁カバー17が
ボルト18により夫々固定されている。カムリン
グ1の外周壁と弁止め部17aとの間には、吐出
弁カバー17側に保持された吐出弁19が介装さ
れている。各吐出弁19は吐出圧を受けたときに
開弁して各吐出ポート16を夫々開口するように
成つている。さらに、カムリング1には各吐出弁
19の開弁時に各吐出ポート16に夫々連通する
連通路20がカムリング1と吐出弁カバー17と
により画成され、フロントサイドブロツク3には
各連通路20に夫々連通する連通路21が夫々周
方向の略対称な位置に形成してある。そして、各
吐出ポート16が開口したとき、圧縮室12内の
圧縮された冷媒ガスが吐出ポート16、連通路2
0,21、吐出室10及び吐出口5aを順次介し
て吐出されるように成つている。
第8図及び第9図に示すように、リヤサイドブ
ロツク4には、そのロータ2側表面に環状凹部2
2が設けられており、該環状凹部22内には2つ
の圧力作動室23,23と該圧力作動室23を形
成するべくロータ2側に立上つた段部24,24
とが夫々周方向に180度偏位して対称的に設けら
れている。環状凹部22内には、リング状の制御
部材25が第10図に示すように正逆回転可能に
嵌装されている。該制御部材25は各圧縮室12
での圧縮開始時期を制御するためのもので、第1
1図に示すように、その外周縁には周方向に180
度偏位した略対称な位置に円弧状の切欠部26,
26が設けられていると共にその一側面には周方
向に180度偏位した対称な位置に突片状の受圧部
27,27が一体的に突設されている。これら受
圧部27,27は、圧力作動室23,23内に
夫々スライド可能に嵌装されている。各圧力作動
室23内は各受圧部27により低圧室231と高
圧室232とに2分されている。各低圧室231は
各吸入ポート15を介して吸入室11と連通し、
該各低圧室231内には低圧である吸入圧Psが導
入される。一方、高圧室232,232の一方は、
不図示のオリフイス、リヤヘツド6のリヤサイド
ブロツク4側端面に形成された連通溝(図示省
略)とリヤサイドブロツク4を貫通する連通路
(図示省略)とにより画成される不図示の制御圧
供給用高圧室及びカムリング1の制御圧供給ポー
ト28(第7図を参照)を介して前記連通路20
に連通している。各高圧室232,232はリヤヘ
ツド6に設けられた不図示の連通路を介して互い
に連通し、各高圧室232内には高圧である吐出
圧Pdが前記オリフイスで絞られて導入されて制
御圧Pcが形成される。
ロツク4には、そのロータ2側表面に環状凹部2
2が設けられており、該環状凹部22内には2つ
の圧力作動室23,23と該圧力作動室23を形
成するべくロータ2側に立上つた段部24,24
とが夫々周方向に180度偏位して対称的に設けら
れている。環状凹部22内には、リング状の制御
部材25が第10図に示すように正逆回転可能に
嵌装されている。該制御部材25は各圧縮室12
での圧縮開始時期を制御するためのもので、第1
1図に示すように、その外周縁には周方向に180
度偏位した略対称な位置に円弧状の切欠部26,
26が設けられていると共にその一側面には周方
向に180度偏位した対称な位置に突片状の受圧部
27,27が一体的に突設されている。これら受
圧部27,27は、圧力作動室23,23内に
夫々スライド可能に嵌装されている。各圧力作動
室23内は各受圧部27により低圧室231と高
圧室232とに2分されている。各低圧室231は
各吸入ポート15を介して吸入室11と連通し、
該各低圧室231内には低圧である吸入圧Psが導
入される。一方、高圧室232,232の一方は、
不図示のオリフイス、リヤヘツド6のリヤサイド
ブロツク4側端面に形成された連通溝(図示省
略)とリヤサイドブロツク4を貫通する連通路
(図示省略)とにより画成される不図示の制御圧
供給用高圧室及びカムリング1の制御圧供給ポー
ト28(第7図を参照)を介して前記連通路20
に連通している。各高圧室232,232はリヤヘ
ツド6に設けられた不図示の連通路を介して互い
に連通し、各高圧室232内には高圧である吐出
圧Pdが前記オリフイスで絞られて導入されて制
御圧Pcが形成される。
第6図に示すように、高圧室232,232の一
方は、リヤサイドブロツク4の内部に設けられた
連通路29及び開閉弁機構30を介して吸入室1
1と連通可能である。該開閉弁機構30は、熱負
荷の変化に応じた吸入圧Psの変化に応動して開
閉作動し、高圧室232に連通する連通路29と
吸入室11との連通を開閉制御して高圧室232
内の制御圧Pcを制御するものである。
方は、リヤサイドブロツク4の内部に設けられた
連通路29及び開閉弁機構30を介して吸入室1
1と連通可能である。該開閉弁機構30は、熱負
荷の変化に応じた吸入圧Psの変化に応動して開
閉作動し、高圧室232に連通する連通路29と
吸入室11との連通を開閉制御して高圧室232
内の制御圧Pcを制御するものである。
第6図に示すように、制御部材25はねじりコ
イルばね31により第10図の鎖線で示す一部稼
動位置側に付勢されている。そして、制御部材2
5は、低圧室231内に導入された吸入圧Psとね
じりコイルばね31の付勢力との合力と、高圧室
232内の制御圧Pcとの差により正逆回転する。
すなわち、吸入圧Psが所定値となるように高圧
室232内の制御圧Pcが開閉弁機構30により制
御されることにより、制御部材25が第7図及び
第10図の破線で示す最大の吐出容量が得られる
全稼働位置と、最小の吐出容量が得られる前記一
部稼働位置との間で正逆回転するように成つてい
る。
イルばね31により第10図の鎖線で示す一部稼
動位置側に付勢されている。そして、制御部材2
5は、低圧室231内に導入された吸入圧Psとね
じりコイルばね31の付勢力との合力と、高圧室
232内の制御圧Pcとの差により正逆回転する。
すなわち、吸入圧Psが所定値となるように高圧
室232内の制御圧Pcが開閉弁機構30により制
御されることにより、制御部材25が第7図及び
第10図の破線で示す最大の吐出容量が得られる
全稼働位置と、最小の吐出容量が得られる前記一
部稼働位置との間で正逆回転するように成つてい
る。
第8図及び第11図に示すように、前記制御部
材25には弾性シール部材40が装着されてい
る。この弾性シール部材40は、その外側に第6
図で示すように重ねて装着される樹脂シール部材
50とシール部材を構成している。
材25には弾性シール部材40が装着されてい
る。この弾性シール部材40は、その外側に第6
図で示すように重ねて装着される樹脂シール部材
50とシール部材を構成している。
この弾性シール部材40は、第1図及び第2図
に示すように、環状の第1シール部41と、該第
1シール部41の外側に該第1シール部41と同
心円弧状に形成された第2シール部42,42
と、各第2シール部42の一端からコ字状に延び
て第1シール部41に連なる第3シール部43,
43と、各第2シール部42の他端と第1シール
部41とを結ぶ第4シール部44,44とから成
る。一方、前記制御部材25には、第8図及び第
11図に示すように、環状凹部22の内側内周面
22aに摺接する内周面25a、環状凹部22の
外側内周面22bに摺接する外周面25b、受圧
部27の周縁及び前記段部24の端面24aに摺
接する一側面25cに、弾性シール部材40の第
1、第2、第3及び第4シール部41,42,4
3及び44が夫々嵌装される嵌装溝61,62,
63及び64が形成されている。
に示すように、環状の第1シール部41と、該第
1シール部41の外側に該第1シール部41と同
心円弧状に形成された第2シール部42,42
と、各第2シール部42の一端からコ字状に延び
て第1シール部41に連なる第3シール部43,
43と、各第2シール部42の他端と第1シール
部41とを結ぶ第4シール部44,44とから成
る。一方、前記制御部材25には、第8図及び第
11図に示すように、環状凹部22の内側内周面
22aに摺接する内周面25a、環状凹部22の
外側内周面22bに摺接する外周面25b、受圧
部27の周縁及び前記段部24の端面24aに摺
接する一側面25cに、弾性シール部材40の第
1、第2、第3及び第4シール部41,42,4
3及び44が夫々嵌装される嵌装溝61,62,
63及び64が形成されている。
前記嵌装溝61に嵌装される前記第1シール部
41は、前記内側内周面22aと外側内周面22
bとで形成される環状凹部22と、前記軸受9が
収容され、中間圧が作用しているベアリング室9
aとの間を気密にシールする。具体的には、第1
シール部41の、各第2シール部42に対向する
各第1部分41aは、前記高圧室232とベアリ
ング室9aとの間をシールし、一方、第1シール
部41の、第1部分41a以外の各第2部分41
bは前記低圧室231とベアリング室9aとの間
をシールする。嵌装溝62に嵌装される各第2シ
ール部42は、高圧室232と前記圧縮室12と
の間を気密にシールする。嵌装溝63に嵌装され
る各第3シール部43は、受圧部27の両側に形
成される低圧室231と高圧室232との間を気密
にシールする。そして、嵌装溝64に嵌装される
各第4シール部44は、一方の圧力作動室23内
の高圧室232と他方の圧力作動室23内の低圧
室231との間及び一方の圧力作動室23内の低
圧室231と他方の圧力作動室23内の高圧室2
32との間を夫々気密にシールする。
41は、前記内側内周面22aと外側内周面22
bとで形成される環状凹部22と、前記軸受9が
収容され、中間圧が作用しているベアリング室9
aとの間を気密にシールする。具体的には、第1
シール部41の、各第2シール部42に対向する
各第1部分41aは、前記高圧室232とベアリ
ング室9aとの間をシールし、一方、第1シール
部41の、第1部分41a以外の各第2部分41
bは前記低圧室231とベアリング室9aとの間
をシールする。嵌装溝62に嵌装される各第2シ
ール部42は、高圧室232と前記圧縮室12と
の間を気密にシールする。嵌装溝63に嵌装され
る各第3シール部43は、受圧部27の両側に形
成される低圧室231と高圧室232との間を気密
にシールする。そして、嵌装溝64に嵌装される
各第4シール部44は、一方の圧力作動室23内
の高圧室232と他方の圧力作動室23内の低圧
室231との間及び一方の圧力作動室23内の低
圧室231と他方の圧力作動室23内の高圧室2
32との間を夫々気密にシールする。
第1図及び第2図に示すように、前記各シール
部41〜44には、上述したように締代大きく設
定しても前記つぶし力が増大しないようにする為
に、肉抜部41A〜44Aが夫々設けられてい
る。
部41〜44には、上述したように締代大きく設
定しても前記つぶし力が増大しないようにする為
に、肉抜部41A〜44Aが夫々設けられてい
る。
前記第2シール部42には、第3図に示すよう
に、前記樹脂シール部材50のシール面と接触す
るシール部42′から周方向にずれた位置で周方
向の略対称な位置に肉抜部42A,42Aが設け
られていると共に、前記嵌装溝62の壁面と面接
触する平坦面42B′を有する回転防止用突起部
42Bが数箇所に又は連続して前記シール部4
2′と周方向の略対称な位置に設けられている。
に、前記樹脂シール部材50のシール面と接触す
るシール部42′から周方向にずれた位置で周方
向の略対称な位置に肉抜部42A,42Aが設け
られていると共に、前記嵌装溝62の壁面と面接
触する平坦面42B′を有する回転防止用突起部
42Bが数箇所に又は連続して前記シール部4
2′と周方向の略対称な位置に設けられている。
前記第1シール部41には、第4図に示すよう
に、樹脂シール部材50のシール面と接触するシ
ール部41′から周方向にずれた位置で周方向の
略対称な位置に肉抜部41A,41Aが設けられ
ていると共に、嵌装溝61の壁面と接触する平坦
面41B′を有する回転防止用突起部41Bが数
箇所に又は連続してシール部41′と周方向の略
対称な位置に設けられている。
に、樹脂シール部材50のシール面と接触するシ
ール部41′から周方向にずれた位置で周方向の
略対称な位置に肉抜部41A,41Aが設けられ
ていると共に、嵌装溝61の壁面と接触する平坦
面41B′を有する回転防止用突起部41Bが数
箇所に又は連続してシール部41′と周方向の略
対称な位置に設けられている。
また、第2図及び第5図に示すように、第3シ
ール部43の上部周縁には肉抜部43Aが、第4
シール部44の上部には肉抜部44Aが設けられ
ている。第3、第4シール部43,44の下部に
は、嵌装溝63,64内に形成された不図示の係
止溝に嵌合する段部43B,44Bが夫々形成さ
れている。
ール部43の上部周縁には肉抜部43Aが、第4
シール部44の上部には肉抜部44Aが設けられ
ている。第3、第4シール部43,44の下部に
は、嵌装溝63,64内に形成された不図示の係
止溝に嵌合する段部43B,44Bが夫々形成さ
れている。
以下、作用を説明する。
熱負荷の変化に応じた吸入圧Psの変化に応動
して開閉弁機構30が開閉作動し、この作動によ
り高圧室232に連通する連通路29と吸入室1
1との連通が開閉制御されて高圧室232内の制
御圧Pcが制御される。これによつて、制御部材
25は第10図の鎖線で示す一部稼動位置と第1
0図の破線及び第7図で示す全稼動位置との間で
回動する。この回動により圧縮開始時期が制御さ
れて吐出容量が可変制御される。
して開閉弁機構30が開閉作動し、この作動によ
り高圧室232に連通する連通路29と吸入室1
1との連通が開閉制御されて高圧室232内の制
御圧Pcが制御される。これによつて、制御部材
25は第10図の鎖線で示す一部稼動位置と第1
0図の破線及び第7図で示す全稼動位置との間で
回動する。この回動により圧縮開始時期が制御さ
れて吐出容量が可変制御される。
弾性シール部材40の各シール部41〜44に
は肉抜部41A〜44Aが夫々設けられているの
で、第12図で示すように押圧されて弾性変形し
た状態で各嵌装溝61〜64に嵌装されている各
シール部41〜44のつぶし力(弾性変形による
反撥力)が肉抜部41A〜44Aの分だけ低減さ
れる。従つて、樹脂シール部材50とその相手側
接触面との間の摺動抵抗が低減され、これによつ
て制御部材25の回動抵抗が低減されて制御部材
25がスムーズに回動する。
は肉抜部41A〜44Aが夫々設けられているの
で、第12図で示すように押圧されて弾性変形し
た状態で各嵌装溝61〜64に嵌装されている各
シール部41〜44のつぶし力(弾性変形による
反撥力)が肉抜部41A〜44Aの分だけ低減さ
れる。従つて、樹脂シール部材50とその相手側
接触面との間の摺動抵抗が低減され、これによつ
て制御部材25の回動抵抗が低減されて制御部材
25がスムーズに回動する。
そして、上述したように第1シール部41の各
第1部分41aは中間圧が作用しているベアリン
グ室9aと高圧室232との間を気密にシールし
ているので、この第1部分41aの一側には高圧
室232内に形成される高圧である制御圧Pcが、
その他側にはベアリング室9a内の中間圧が夫々
第12図で示すように作用している。しかしなが
ら、第1シール部41の第1部分41aに設けら
れた回転防止用突起部41Bの平坦面41B′が
嵌装溝61の壁面と面接触しているので、この第
1部分41aは制御圧Pcを受けて第22図で示
すように回転せず、従つてこの第1部分41aは
第23図で示すように第3シール部43と第4シ
ール部44を支点にして捩れたりしない。
第1部分41aは中間圧が作用しているベアリン
グ室9aと高圧室232との間を気密にシールし
ているので、この第1部分41aの一側には高圧
室232内に形成される高圧である制御圧Pcが、
その他側にはベアリング室9a内の中間圧が夫々
第12図で示すように作用している。しかしなが
ら、第1シール部41の第1部分41aに設けら
れた回転防止用突起部41Bの平坦面41B′が
嵌装溝61の壁面と面接触しているので、この第
1部分41aは制御圧Pcを受けて第22図で示
すように回転せず、従つてこの第1部分41aは
第23図で示すように第3シール部43と第4シ
ール部44を支点にして捩れたりしない。
このように、第1シール部41の第1部分41
aに肉抜部41Aを設けたことにより該第1部分
41aの受圧面積が増えても、回転防止用突起部
41Bがある為に第1部分41aは制御圧Pcを
受けて回転せず、これによつて第1部分41aで
の気密性が確保される。
aに肉抜部41Aを設けたことにより該第1部分
41aの受圧面積が増えても、回転防止用突起部
41Bがある為に第1部分41aは制御圧Pcを
受けて回転せず、これによつて第1部分41aで
の気密性が確保される。
また、上述したように高圧室232と圧縮室1
2との間を気密にシールする第2シール部42に
も回転防止用突起部42Bを設けてあるので、該
第2シール部42の一側に作用する高圧室232
内の制御圧Pcと圧縮室12内の圧力との差によ
り該第2シール部42は回転したりせず、この第
2シール部42での気密性が確保される。
2との間を気密にシールする第2シール部42に
も回転防止用突起部42Bを設けてあるので、該
第2シール部42の一側に作用する高圧室232
内の制御圧Pcと圧縮室12内の圧力との差によ
り該第2シール部42は回転したりせず、この第
2シール部42での気密性が確保される。
なお、上記実施例では、回転防止用突起部を第
1シール部41及び第2シール部42の両方に設
けたが、第1シール部41のみに回転防止用突起
部を設けるようにしてもよい。
1シール部41及び第2シール部42の両方に設
けたが、第1シール部41のみに回転防止用突起
部を設けるようにしてもよい。
(考案の効果)
以上詳述したように、本考案に係る可変容量型
ベーン型圧縮機によれば、シリンダと、このシリ
ンダ内に回転可能に設けられて圧縮室を画成する
ロータと、シリンダの一側を成す一側のサイドブ
ロツクのロータ側端面に形成された環状凹部内に
回動可能に嵌装された制御部材と、該制御部材に
装着される少なくとも弾性シール部材から成るシ
ール部材とを備え、前記制御部材が一部稼動位置
と全稼動位置との間で回動して圧縮開始時期を制
御する可変容量型ベーン型圧縮機において、前記
弾性シール部材に肉抜部を設けると共に、少なく
とも前記弾性シール部材の一部に、該一部が嵌装
される前記制御部材の嵌装溝の壁面と面接触する
回転防止用突起部を設けた構成により、肉抜部の
分だけ弾性シール部材のつぶし力が低減されて摺
動抵抗が低減されるので、制御部材の回動抵抗を
低減して制御性を向上することができると共に、
つぶし力を低減できるために弾性シール部材の締
代を大きく設定できるので、その分だけ各構成部
品の寸法精度を緩和することができ、これによつ
て加工コストを低減することができる。
ベーン型圧縮機によれば、シリンダと、このシリ
ンダ内に回転可能に設けられて圧縮室を画成する
ロータと、シリンダの一側を成す一側のサイドブ
ロツクのロータ側端面に形成された環状凹部内に
回動可能に嵌装された制御部材と、該制御部材に
装着される少なくとも弾性シール部材から成るシ
ール部材とを備え、前記制御部材が一部稼動位置
と全稼動位置との間で回動して圧縮開始時期を制
御する可変容量型ベーン型圧縮機において、前記
弾性シール部材に肉抜部を設けると共に、少なく
とも前記弾性シール部材の一部に、該一部が嵌装
される前記制御部材の嵌装溝の壁面と面接触する
回転防止用突起部を設けた構成により、肉抜部の
分だけ弾性シール部材のつぶし力が低減されて摺
動抵抗が低減されるので、制御部材の回動抵抗を
低減して制御性を向上することができると共に、
つぶし力を低減できるために弾性シール部材の締
代を大きく設定できるので、その分だけ各構成部
品の寸法精度を緩和することができ、これによつ
て加工コストを低減することができる。
また、弾性シール部材の一部に肉抜部を設けた
ことにより該一部の受圧面積が増えるが、該一部
に設けた回転防止用突起部が嵌装溝の壁面と面接
触するので、該一部が高圧室内の高圧を受けるこ
とにより回転して捩れるのが防止され、これによ
つて該一部での気密性が確保され、制御不良を起
こすことなく良好な制御性を安定的に得ることが
できる。
ことにより該一部の受圧面積が増えるが、該一部
に設けた回転防止用突起部が嵌装溝の壁面と面接
触するので、該一部が高圧室内の高圧を受けるこ
とにより回転して捩れるのが防止され、これによ
つて該一部での気密性が確保され、制御不良を起
こすことなく良好な制御性を安定的に得ることが
できる。
第1図乃至第12図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は弾性シール部材を示す平面図、第2
図は同シール部材を示す斜視図、第3図は第1図
の−線に沿う断面図、第4図は第1図の−
線に沿う断面図、第5図は第1図の−線に
沿う断面図、第6図は可変容量型ベーン型圧縮機
を示す縦断面図、第7図は第6図の−線に沿
う断面図、第8図は制御部材とリヤサイドブツク
との分解斜視図、第9図は同サイドブロツクの平
面図、第10図は制御部材がリヤサイドブロツク
に装着された状態を示す平面図、第11図は弾性
シール部材が装着された制御部材を示す平面図、
第12図は作用説明図、第13図乃至第17図は
従来例を示し、第13図は弾性シール部材を示す
平面図、第14図は同シール部を示す斜視図、第
15図は制御部材を示す平面図、第16図は第1
3図の−線に沿う断面図、第17図は第
13図の−線に沿う断面図、第18図乃
至第23図は上記従来例の改良例を示し、第18
図は弾性シール部材を示す平面図、第19図は第
18図の−線に沿う断面図、第20図は
第18図の−線に沿う断面図、第21図
及び第22図は夫々作用説明図、第23図は第1
8図の矢視図で、シール部材が捩れた状態
を示す図である。 2……ロータ、4……リヤサイドブロツク(一
側のサイドブロツク)、12……圧縮室、22…
…環状凹部、41……第1シール部(一部)、4
2……第2シール部(一部)、41A〜44A…
…肉抜部、41B……回転防止用突起部、61〜
64……嵌装溝。
し、第1図は弾性シール部材を示す平面図、第2
図は同シール部材を示す斜視図、第3図は第1図
の−線に沿う断面図、第4図は第1図の−
線に沿う断面図、第5図は第1図の−線に
沿う断面図、第6図は可変容量型ベーン型圧縮機
を示す縦断面図、第7図は第6図の−線に沿
う断面図、第8図は制御部材とリヤサイドブツク
との分解斜視図、第9図は同サイドブロツクの平
面図、第10図は制御部材がリヤサイドブロツク
に装着された状態を示す平面図、第11図は弾性
シール部材が装着された制御部材を示す平面図、
第12図は作用説明図、第13図乃至第17図は
従来例を示し、第13図は弾性シール部材を示す
平面図、第14図は同シール部を示す斜視図、第
15図は制御部材を示す平面図、第16図は第1
3図の−線に沿う断面図、第17図は第
13図の−線に沿う断面図、第18図乃
至第23図は上記従来例の改良例を示し、第18
図は弾性シール部材を示す平面図、第19図は第
18図の−線に沿う断面図、第20図は
第18図の−線に沿う断面図、第21図
及び第22図は夫々作用説明図、第23図は第1
8図の矢視図で、シール部材が捩れた状態
を示す図である。 2……ロータ、4……リヤサイドブロツク(一
側のサイドブロツク)、12……圧縮室、22…
…環状凹部、41……第1シール部(一部)、4
2……第2シール部(一部)、41A〜44A…
…肉抜部、41B……回転防止用突起部、61〜
64……嵌装溝。
Claims (1)
- シリンダと、このシリンダ内に回転可能に設け
られて圧縮室を画成するロータと、シリンダの一
側を成す一側のサイドブロツクのロータ側端面に
形成された環状凹部内に回動可能に嵌装された制
御部材と、該制御部材に装着される少なくとも弾
性シール部材から成るシール部材とを備え、前記
制御部材が一部稼動位置と全稼動位置との間で回
動して圧縮開始時期を制御する可変容量型ベーン
型圧縮機において、前記弾性シール部材に肉抜部
を設けると共に、少なくとも前記弾性シール部材
の一部に、該一部が嵌装される前記制御部材の嵌
装溝の壁面と面接触する回転防止用突起部を設け
たことを特徴とする可変容量型ベーン型圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9605988U JPH051672Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9605988U JPH051672Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0218687U JPH0218687U (ja) | 1990-02-07 |
| JPH051672Y2 true JPH051672Y2 (ja) | 1993-01-18 |
Family
ID=31320861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9605988U Expired - Lifetime JPH051672Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051672Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-20 JP JP9605988U patent/JPH051672Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0218687U (ja) | 1990-02-07 |
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