JPH0517172B2 - - Google Patents
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- JPH0517172B2 JPH0517172B2 JP61312770A JP31277086A JPH0517172B2 JP H0517172 B2 JPH0517172 B2 JP H0517172B2 JP 61312770 A JP61312770 A JP 61312770A JP 31277086 A JP31277086 A JP 31277086A JP H0517172 B2 JPH0517172 B2 JP H0517172B2
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- quartz glass
- powder
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/06—Glass compositions containing silica with more than 90% silica by weight, e.g. quartz
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C2201/00—Glass compositions
- C03C2201/02—Pure silica glass, e.g. pure fused quartz
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C2203/00—Production processes
- C03C2203/10—Melting processes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C2203/00—Production processes
- C03C2203/20—Wet processes, e.g. sol-gel process
- C03C2203/24—Wet processes, e.g. sol-gel process using alkali silicate solutions
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C2203/00—Production processes
- C03C2203/20—Wet processes, e.g. sol-gel process
- C03C2203/26—Wet processes, e.g. sol-gel process using alkoxides
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Melting And Manufacturing (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は石英ガラスの製造方法、特には高純度
で天然石英ガラスと同等の耐熱性を有する、した
がつて半導体工業における熱処理用治具として有
用とされる石英ガラスの製造方法に関するもので
ある。 (従来の技術) 高純度石英ガラスの製造については天然水晶を
洗浄選別で精製するか、得られた天然石英ガラス
を電気分解する方法(国際公開特許W086/02919
参照)、あるいは四塩化けい素などのけい素化合
物を酸水素炎やプラズマ炎で加水分解や熱分解さ
せてシリカを作り、これを溶融ガラス化する方法
が知られている。 しかし、この天然水晶を始発材とするものはま
すます集積度が増加してきている半導体工業用と
しては純度がわるく、けい素化合物を始発材とす
る合成石英ガラスは多量のOH基を含有するため
に高温での寸法安定性に問題があるし、非常に高
価であるという不利がある。 そのため、この高純度石英ガラスの製造方法に
ついては金属アルコキシドのアルコール溶液ある
いは水ガラスのような無機けい酸塩からゲルを作
り、ついでこれを焼成して透明なシリカガラスを
作るという、いわゆるゾルーゲル法が提案されて
おり、これによれば不純物量が天然石英ガラスに
くらべて1/10〜1/100でガラスとしての均質性も
よく、さらには合成石英ガラスにくらべてエネル
ギーコストが著しく小さいので安価に石英ガラス
を得ることができるという利便性が与えられるけ
れども、これには製造工程での温度コントロール
を精密に行なわないと得られる石英ガラスにクラ
ツクが生じるほか焼成温度以上で使用すると発泡
するという不利な点があり、この対策が問題視さ
れている。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した石英ガラス
の製造方法に関するものであり、これは金属アル
コキシドまたは無機けい酸塩を原料としてゾルー
ゲル法で製造した非晶質二酸化けい素を加熱して
β−クリストバライトとし、ついでこのものを冷
却してα−クリストバライト粉末に転移させたの
ち、溶融ガラス化して石英ガラスとすることを特
徴とするものである。 すなわち、本発明者らは公知のゾルーゲル法に
おける不利を解決する方法について種々検討した
結果、従来公知のゾルーゲル法にしたがつて金属
アルコキシドのアルコール溶液または水ガラスの
ような無機けい酸塩の水溶液から非晶質二酸化け
い素を製造したのち、これを加熱してβ−クリス
トバライトとし、ついで冷却するとこれがα−ク
リストバライト粉末となるので、これを溶融して
ガラス化すれば高純度で耐熱性のよい石英ガラス
が電気分解のような後処理を必要とせずに容易に
得られることを見出すと共に、こゝに得られるβ
−クリストバライトを得るための加熱方法、α−
クリストバライト粉末の純化方法などについての
研究を進めて本発明を完成した。 本発明の方法はまず、金属アルコキシドまたは
無機けい酸塩から非晶質二酸化けい素を製造する
のであるが、これは公知のゾルーゲル法で行えば
よい。このゾルーゲル法は例えばテトラエトキシ
シラン〔Si(OC2H5)4〕のような金属アルコキシ
ドの水とエチルアルコールとの混合液または水ガ
ラスのような無機けい酸塩の水溶液を加温下で寒
天状にゾル化したのち、これを加熱してアルコー
ル、水を追い出して乾燥ゲルとして二酸化けい素
を得るものであるが、この方法によれば二酸化け
い素は非晶質のものとして取得される。 本発明の方法はついでこの公知のゾルーゲル法
で得た非晶質二酸化けい素を加熱処理してβ−ク
リストバライトとするものであり、この加熱はβ
−クリストバライトの融点である1723℃以下で行
われる必要があるが、特にはβ−クリストバライ
トへの転移速度が最大となる1630℃で行なうこと
が好ましい。例えばこの非晶質二酸化けい素はこ
れを1630℃で30時間加熱すると完全にβ−クリス
トバライトとなる。さらにこのβ−クリストバラ
イトへの転移はこれをナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属の水酸化物などのようなアルカリ
成分の存在下で行なうと上述のアルカリ成分無添
加の場合にくらべて10〜100倍の転移速度が1000
〜1200℃のような低温で達成される。例えば
NaOHの存在下に1200℃に加熱すれば非晶質二
酸化けい素を3時間でβ−クリストバライトとす
ることができる。 本発明の方法ではこのようにして得たβ−クリ
ストバライトはついでα−クリストバライト粉末
とされるのであるが、このクリストバライトが高
温ではβ−クリストバライトとして存在するが低
温ではα−クリストバライトとなるので、このα
−クリストバライトへの転移は上記のように加熱
によつて得られたβ−クリストバライトを単に常
温まで冷却するだけで達成される。この冷却によ
つてα−クリストバライトに転移するときに急激
に体積収縮を起し、クラツクが発生するので粉末
状のα−クリストバライトが容易に取得される。
この場合に始発材としての非晶質二酸化けい素が
ある粒度以下のものであるとクラツクが発生する
ことなく単に粒子が収縮するのみでより細かく粉
砕されることがない。このため得られるα−クリ
ストバライト粉末は後の溶融ガラス化にとつて不
都合な微粉末を含まない適度な粒度分布をもつた
ものとして得られる。具体的には325メツシユ上
であることが好ましい。上述のβ−クリストバラ
イトからα−クリストバライトへの転移により生
じるクラツク発生のために通常得られるα−クリ
ストバライト粉末は9メツシユ下のものとなる。
このものはすべて真空溶融や酸水素炎溶融によつ
て石英ガラスとすることができるが、高純度石英
ガラスを得るためには粗すぎると好ましくない。
すなわち、アルカリを添加してクリストバライト
化し、後に純化する場合粗い粒子に対しては純化
効果が不充分となるからである。具体的には32メ
ツシユ下であると純化効果が良好である。 要するに泡を含まず高純度の石英ガラスの製造
には32メツシユ下325メツシユ上のα−クリスト
バライト粉末が最も好ましいものである。 本発明の方法による石英ガラスの製造はこのよ
うにして得たα−クリストバライト粉末を溶融ガ
ラス化することによつて行われるが、β−クリス
トバライトを製造するときにアルカリ成分の存在
下に行われるとこのアルカリ成分が残存している
ので、このようなものは予めこれを純化処理して
おくことがよく、したがつてこのものは溶融ガラ
ス化に先立つて、フツ酸、塩酸、硝酸などのよう
な酸でその表面を洗浄するか、大気中で1500℃程
度にに加熱するかハロゲンガス雰囲気中で1300℃
程度に加熱処理しておくことがよい。 このように純化処理されたα−クリストバライ
ト粉末の溶融ガラス化はこのα−クリストバライ
ト粉末をその融点である1723℃以上の温度に加熱
すればよいが、これは酸水素炎溶融とするか電気
溶融とすればよい。なお、上記で得た非晶質二酸
化けい素をクリストバライトとせずに直接酸水素
炎溶融するとこの粒子は非晶質であるので含まれ
る吸蔵ガスが多く泡のある石英ガラスしか得られ
ない。特に電気溶融の場合には吸蔵ガスに起因す
る泡の発生が問題となる。酸水素炎溶融の場合に
は堆積速度(成長速度)を遅くすれば泡の少ない
石英ガラスを得ることができるが、火炎より導入
されるOH基が増大するため得られる石英ガラス
は十分な耐熱性を持つものとならない。 しかし、本発明の方法によればOH基含有量が
少なく、しかも泡の少ないシリカガラスを容易に
得ることができるという工業的な有利性が与えら
れる。 本発明の方法は上記したように金属アルコキシ
ドまたは水ガラスのような無機けい酸塩からゾル
ーゲル法で非晶質二酸化けい素を作り、ついでこ
れをβ−クリストバライトとしたのち、α−クリ
ストバライト粉末としてから溶融ガラス化して石
英ガラスを得るものであるが、これによれば非晶
質二酸化けい素が溶融に先立つて、結晶欠陥や吸
蔵ガスや水分のないほとんど化学量論組成の結晶
とされるので高粘度で泡のない石英ガラスを得る
ことができる。 同時に化学量論組成の結晶は不純物を含有し難
いためクリストバライト化により純化効果も期待
できる。 つぎに本発明の実施例をあげる。 実施例 1 テトラエトキシシラン(Si(OC2H5)4)1モル
に対して、0.01規定のアンモニア水を3モル、メ
タノール4モルの比率で混合撹拌してゾル液を作
り、このゾルをプラスチツクビーカーに注入し恒
温槽にて60℃の条件で100時間放置したのち、電
気炉中で昇温スピード200℃/hで1100℃まで昇
温し同温度で2時間加熱保持したところ、粉末状
の非晶質二酸化けい素が得られた。これを合成石
英ガラス製のボールミルで粉砕した後、ナイロン
製のフルイで分級し325メツシユ上32メツシユ下
の粉末(サンプル1)を得た。 ついで、この粉末を0.5%NaOH水溶液に浸漬
後瀘過し、100℃で乾燥することにより微量のNa
が均一に残存している粉末を得た。この粉末を電
気炉中で1200℃10時間加熱してβ−クリストバラ
イト化させ、ついで室温まで冷却してα−クリス
トバライト粉末とした。これを分級して325メツ
シユ上32メツシユ下の粉末(サンプル2)を得
た。この粉末を0.1規定のHNO3で浸漬洗浄した
後、塩素ガスと塩化水素との1:2モル比の混合
ガス気流中で1150℃において10時間加熱して脱ア
ルカリを行つたのち、再び分級して325メツシユ
上32メツシユ下の粉末(サンプル3)を得た。 つぎにこのようにして得たサンプル1〜3およ
び比較のため粒度が32メツシユ下325メツシユ上
の天然水晶粉(サンプル4)、合成石英ガラス粉
(サンプル5)を真空雰囲気の電気炉で1750℃で
1時間溶融してガラス塊を作り、このガラスの気
泡の状態とNa含有量をしらべたところ、第1表
に示したとおりの結果が得られた。
で天然石英ガラスと同等の耐熱性を有する、した
がつて半導体工業における熱処理用治具として有
用とされる石英ガラスの製造方法に関するもので
ある。 (従来の技術) 高純度石英ガラスの製造については天然水晶を
洗浄選別で精製するか、得られた天然石英ガラス
を電気分解する方法(国際公開特許W086/02919
参照)、あるいは四塩化けい素などのけい素化合
物を酸水素炎やプラズマ炎で加水分解や熱分解さ
せてシリカを作り、これを溶融ガラス化する方法
が知られている。 しかし、この天然水晶を始発材とするものはま
すます集積度が増加してきている半導体工業用と
しては純度がわるく、けい素化合物を始発材とす
る合成石英ガラスは多量のOH基を含有するため
に高温での寸法安定性に問題があるし、非常に高
価であるという不利がある。 そのため、この高純度石英ガラスの製造方法に
ついては金属アルコキシドのアルコール溶液ある
いは水ガラスのような無機けい酸塩からゲルを作
り、ついでこれを焼成して透明なシリカガラスを
作るという、いわゆるゾルーゲル法が提案されて
おり、これによれば不純物量が天然石英ガラスに
くらべて1/10〜1/100でガラスとしての均質性も
よく、さらには合成石英ガラスにくらべてエネル
ギーコストが著しく小さいので安価に石英ガラス
を得ることができるという利便性が与えられるけ
れども、これには製造工程での温度コントロール
を精密に行なわないと得られる石英ガラスにクラ
ツクが生じるほか焼成温度以上で使用すると発泡
するという不利な点があり、この対策が問題視さ
れている。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した石英ガラス
の製造方法に関するものであり、これは金属アル
コキシドまたは無機けい酸塩を原料としてゾルー
ゲル法で製造した非晶質二酸化けい素を加熱して
β−クリストバライトとし、ついでこのものを冷
却してα−クリストバライト粉末に転移させたの
ち、溶融ガラス化して石英ガラスとすることを特
徴とするものである。 すなわち、本発明者らは公知のゾルーゲル法に
おける不利を解決する方法について種々検討した
結果、従来公知のゾルーゲル法にしたがつて金属
アルコキシドのアルコール溶液または水ガラスの
ような無機けい酸塩の水溶液から非晶質二酸化け
い素を製造したのち、これを加熱してβ−クリス
トバライトとし、ついで冷却するとこれがα−ク
リストバライト粉末となるので、これを溶融して
ガラス化すれば高純度で耐熱性のよい石英ガラス
が電気分解のような後処理を必要とせずに容易に
得られることを見出すと共に、こゝに得られるβ
−クリストバライトを得るための加熱方法、α−
クリストバライト粉末の純化方法などについての
研究を進めて本発明を完成した。 本発明の方法はまず、金属アルコキシドまたは
無機けい酸塩から非晶質二酸化けい素を製造する
のであるが、これは公知のゾルーゲル法で行えば
よい。このゾルーゲル法は例えばテトラエトキシ
シラン〔Si(OC2H5)4〕のような金属アルコキシ
ドの水とエチルアルコールとの混合液または水ガ
ラスのような無機けい酸塩の水溶液を加温下で寒
天状にゾル化したのち、これを加熱してアルコー
ル、水を追い出して乾燥ゲルとして二酸化けい素
を得るものであるが、この方法によれば二酸化け
い素は非晶質のものとして取得される。 本発明の方法はついでこの公知のゾルーゲル法
で得た非晶質二酸化けい素を加熱処理してβ−ク
リストバライトとするものであり、この加熱はβ
−クリストバライトの融点である1723℃以下で行
われる必要があるが、特にはβ−クリストバライ
トへの転移速度が最大となる1630℃で行なうこと
が好ましい。例えばこの非晶質二酸化けい素はこ
れを1630℃で30時間加熱すると完全にβ−クリス
トバライトとなる。さらにこのβ−クリストバラ
イトへの転移はこれをナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属の水酸化物などのようなアルカリ
成分の存在下で行なうと上述のアルカリ成分無添
加の場合にくらべて10〜100倍の転移速度が1000
〜1200℃のような低温で達成される。例えば
NaOHの存在下に1200℃に加熱すれば非晶質二
酸化けい素を3時間でβ−クリストバライトとす
ることができる。 本発明の方法ではこのようにして得たβ−クリ
ストバライトはついでα−クリストバライト粉末
とされるのであるが、このクリストバライトが高
温ではβ−クリストバライトとして存在するが低
温ではα−クリストバライトとなるので、このα
−クリストバライトへの転移は上記のように加熱
によつて得られたβ−クリストバライトを単に常
温まで冷却するだけで達成される。この冷却によ
つてα−クリストバライトに転移するときに急激
に体積収縮を起し、クラツクが発生するので粉末
状のα−クリストバライトが容易に取得される。
この場合に始発材としての非晶質二酸化けい素が
ある粒度以下のものであるとクラツクが発生する
ことなく単に粒子が収縮するのみでより細かく粉
砕されることがない。このため得られるα−クリ
ストバライト粉末は後の溶融ガラス化にとつて不
都合な微粉末を含まない適度な粒度分布をもつた
ものとして得られる。具体的には325メツシユ上
であることが好ましい。上述のβ−クリストバラ
イトからα−クリストバライトへの転移により生
じるクラツク発生のために通常得られるα−クリ
ストバライト粉末は9メツシユ下のものとなる。
このものはすべて真空溶融や酸水素炎溶融によつ
て石英ガラスとすることができるが、高純度石英
ガラスを得るためには粗すぎると好ましくない。
すなわち、アルカリを添加してクリストバライト
化し、後に純化する場合粗い粒子に対しては純化
効果が不充分となるからである。具体的には32メ
ツシユ下であると純化効果が良好である。 要するに泡を含まず高純度の石英ガラスの製造
には32メツシユ下325メツシユ上のα−クリスト
バライト粉末が最も好ましいものである。 本発明の方法による石英ガラスの製造はこのよ
うにして得たα−クリストバライト粉末を溶融ガ
ラス化することによつて行われるが、β−クリス
トバライトを製造するときにアルカリ成分の存在
下に行われるとこのアルカリ成分が残存している
ので、このようなものは予めこれを純化処理して
おくことがよく、したがつてこのものは溶融ガラ
ス化に先立つて、フツ酸、塩酸、硝酸などのよう
な酸でその表面を洗浄するか、大気中で1500℃程
度にに加熱するかハロゲンガス雰囲気中で1300℃
程度に加熱処理しておくことがよい。 このように純化処理されたα−クリストバライ
ト粉末の溶融ガラス化はこのα−クリストバライ
ト粉末をその融点である1723℃以上の温度に加熱
すればよいが、これは酸水素炎溶融とするか電気
溶融とすればよい。なお、上記で得た非晶質二酸
化けい素をクリストバライトとせずに直接酸水素
炎溶融するとこの粒子は非晶質であるので含まれ
る吸蔵ガスが多く泡のある石英ガラスしか得られ
ない。特に電気溶融の場合には吸蔵ガスに起因す
る泡の発生が問題となる。酸水素炎溶融の場合に
は堆積速度(成長速度)を遅くすれば泡の少ない
石英ガラスを得ることができるが、火炎より導入
されるOH基が増大するため得られる石英ガラス
は十分な耐熱性を持つものとならない。 しかし、本発明の方法によればOH基含有量が
少なく、しかも泡の少ないシリカガラスを容易に
得ることができるという工業的な有利性が与えら
れる。 本発明の方法は上記したように金属アルコキシ
ドまたは水ガラスのような無機けい酸塩からゾル
ーゲル法で非晶質二酸化けい素を作り、ついでこ
れをβ−クリストバライトとしたのち、α−クリ
ストバライト粉末としてから溶融ガラス化して石
英ガラスを得るものであるが、これによれば非晶
質二酸化けい素が溶融に先立つて、結晶欠陥や吸
蔵ガスや水分のないほとんど化学量論組成の結晶
とされるので高粘度で泡のない石英ガラスを得る
ことができる。 同時に化学量論組成の結晶は不純物を含有し難
いためクリストバライト化により純化効果も期待
できる。 つぎに本発明の実施例をあげる。 実施例 1 テトラエトキシシラン(Si(OC2H5)4)1モル
に対して、0.01規定のアンモニア水を3モル、メ
タノール4モルの比率で混合撹拌してゾル液を作
り、このゾルをプラスチツクビーカーに注入し恒
温槽にて60℃の条件で100時間放置したのち、電
気炉中で昇温スピード200℃/hで1100℃まで昇
温し同温度で2時間加熱保持したところ、粉末状
の非晶質二酸化けい素が得られた。これを合成石
英ガラス製のボールミルで粉砕した後、ナイロン
製のフルイで分級し325メツシユ上32メツシユ下
の粉末(サンプル1)を得た。 ついで、この粉末を0.5%NaOH水溶液に浸漬
後瀘過し、100℃で乾燥することにより微量のNa
が均一に残存している粉末を得た。この粉末を電
気炉中で1200℃10時間加熱してβ−クリストバラ
イト化させ、ついで室温まで冷却してα−クリス
トバライト粉末とした。これを分級して325メツ
シユ上32メツシユ下の粉末(サンプル2)を得
た。この粉末を0.1規定のHNO3で浸漬洗浄した
後、塩素ガスと塩化水素との1:2モル比の混合
ガス気流中で1150℃において10時間加熱して脱ア
ルカリを行つたのち、再び分級して325メツシユ
上32メツシユ下の粉末(サンプル3)を得た。 つぎにこのようにして得たサンプル1〜3およ
び比較のため粒度が32メツシユ下325メツシユ上
の天然水晶粉(サンプル4)、合成石英ガラス粉
(サンプル5)を真空雰囲気の電気炉で1750℃で
1時間溶融してガラス塊を作り、このガラスの気
泡の状態とNa含有量をしらべたところ、第1表
に示したとおりの結果が得られた。
【表】
分析した。
また、このサンプル1〜5についてはこれを酸
水素炎溶融法で溶融してガラス化し、このものに
ついての気泡の状態のOH基含有量および1150℃
での粘度をしらべたところ、第2表に示したとお
りの結果が得られた。
また、このサンプル1〜5についてはこれを酸
水素炎溶融法で溶融してガラス化し、このものに
ついての気泡の状態のOH基含有量および1150℃
での粘度をしらべたところ、第2表に示したとお
りの結果が得られた。
【表】
実施例 2
組成成分がNa2O 10重量%、SiO2 29重量%、
H2O 61重量%であるJIS3号の水ガラスを蒸留水
で希釈しSiO2含有量が15重量%の水溶液500gを
用意し、これに1規定の塩酸を撹拌しながら添加
してゲル化させ、このゲルを100℃で50時間乾燥
したのち、不活性ガス雰囲気の電気炉で昇温スピ
ード200℃/hで1000℃まで昇温し同温で3時間
加熱して粉末状の非晶質二酸化けい素を作り、こ
の粉末をサンプル1と同様に粉砕分級して325メ
ツシユ上32メツシユ下の粉末(サンプル6)を得
た。 この粉末をサンプル2と同様にβ−クリストバ
ライト化させてから分級し、325メツシユ上32メ
ツシユ下のα−クリストバライト粉末(サンプル
7)を作り、このα−クリストバライト粉末をサ
ンプル3と同様に脱アルカリし、分級して325メ
ツシユ上32メツシユ下の粉末(サンプル8)を得
た。 また、この粉末を更に粉砕分級して、325メツ
シユ下の微粉末(サンプル9)を作つた。サンプ
ル8と同様であるが分級範囲が32メツシユ上9メ
ツシユ下の粉末(サンプル10)を作つた。 ついで上記したサンプル4にNaOH水溶液を
添加しないで、1600℃30時間加熱し冷却して、α
−クリストバライト化させたが、これは多孔質の
弱い焼結体であるので軽く粉砕した後325メツシ
ユ上32メツシユ下の粉末(サンプル11)を得た。 つぎにこのようにして得たサンプル6〜11を真
空雰囲気の電気炉で1750℃で1時間溶融してガラ
ス塊を作り、このガラスの泡の状態とNa含有量
をしらべたところ、第3表に示したとおりの結果
が得られた。
H2O 61重量%であるJIS3号の水ガラスを蒸留水
で希釈しSiO2含有量が15重量%の水溶液500gを
用意し、これに1規定の塩酸を撹拌しながら添加
してゲル化させ、このゲルを100℃で50時間乾燥
したのち、不活性ガス雰囲気の電気炉で昇温スピ
ード200℃/hで1000℃まで昇温し同温で3時間
加熱して粉末状の非晶質二酸化けい素を作り、こ
の粉末をサンプル1と同様に粉砕分級して325メ
ツシユ上32メツシユ下の粉末(サンプル6)を得
た。 この粉末をサンプル2と同様にβ−クリストバ
ライト化させてから分級し、325メツシユ上32メ
ツシユ下のα−クリストバライト粉末(サンプル
7)を作り、このα−クリストバライト粉末をサ
ンプル3と同様に脱アルカリし、分級して325メ
ツシユ上32メツシユ下の粉末(サンプル8)を得
た。 また、この粉末を更に粉砕分級して、325メツ
シユ下の微粉末(サンプル9)を作つた。サンプ
ル8と同様であるが分級範囲が32メツシユ上9メ
ツシユ下の粉末(サンプル10)を作つた。 ついで上記したサンプル4にNaOH水溶液を
添加しないで、1600℃30時間加熱し冷却して、α
−クリストバライト化させたが、これは多孔質の
弱い焼結体であるので軽く粉砕した後325メツシ
ユ上32メツシユ下の粉末(サンプル11)を得た。 つぎにこのようにして得たサンプル6〜11を真
空雰囲気の電気炉で1750℃で1時間溶融してガラ
ス塊を作り、このガラスの泡の状態とNa含有量
をしらべたところ、第3表に示したとおりの結果
が得られた。
【表】
また、このサンプル6〜11についてはこれを酸
水素炎で溶融してガラス化し、このものについて
の泡の状態とOH基含有量および1150℃での粘度
をしらべたところ、第4表に示したとおりの結果
が得られた。
水素炎で溶融してガラス化し、このものについて
の泡の状態とOH基含有量および1150℃での粘度
をしらべたところ、第4表に示したとおりの結果
が得られた。
【表】
以上詳細に説明したように、第一に第1表と第
3表のサンプル3、8、10および11で示したよう
に高純度のα−クリストバライト粉末から真空溶
融によつて泡のない良好な石英ガラスが得られる
ことが明らかである。 第二に第2表、第4表のサンプル3、8、10お
よび11に示したように、α−クリストバライト粉
末から泡もなく耐熱性の良好な石英ガラスを得る
ことができる。サンプル2および7に示したよう
にアルカリの残存があつたり、サンプル9のよう
に微粉末であつたりすると成長速度が遅くなるが
ほぼ同様の良好な石英ガラスが得られる。 以上綜合的に評価して純度、泡および耐熱性す
べてにすぐれた石英ガラスは従来の天然石英ガラ
スおよび合成石英ガラスからは得られず、本発明
の最適例サンプル3、8からのみ得られることが
明らかである。
3表のサンプル3、8、10および11で示したよう
に高純度のα−クリストバライト粉末から真空溶
融によつて泡のない良好な石英ガラスが得られる
ことが明らかである。 第二に第2表、第4表のサンプル3、8、10お
よび11に示したように、α−クリストバライト粉
末から泡もなく耐熱性の良好な石英ガラスを得る
ことができる。サンプル2および7に示したよう
にアルカリの残存があつたり、サンプル9のよう
に微粉末であつたりすると成長速度が遅くなるが
ほぼ同様の良好な石英ガラスが得られる。 以上綜合的に評価して純度、泡および耐熱性す
べてにすぐれた石英ガラスは従来の天然石英ガラ
スおよび合成石英ガラスからは得られず、本発明
の最適例サンプル3、8からのみ得られることが
明らかである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属アルコキシドまたは無機けい酸塩を原料
としてゾルーゲル法で製造した非晶質二酸化けい
素を加熱してβ−クリストバライトとし、ついで
このものを冷却してα−クリストバライト粉末に
転移させたのち、溶融ガラス化することを特徴と
する石英ガラスの製造方法。 2 非晶質二酸化けい素の加熱によるβ−クリス
トバライト化をアルカリ成分の存在下で行う特許
請求の範囲第1項記載の石英ガラスの製造方法。 3 α−クリストバライト粉末が9メツシユ下で
ある特許請求の範囲第1項記載の石英ガラスの製
造方法。 4 α−クリストバライト粉末が32メツシユ下、
325メツシユ上のものである特許請求の範囲第1
項記載の石英ガラスの製造方法。 5 溶融ガラス化がα−クリストバライト粉末を
純化処理したのちに行われる特許請求の範囲第1
項記載の石英ガラスの製造方法。 6 α−クリストバライト粉末の純化処理が加熱
処理、ハロゲン成分存在下での加熱処理または酸
洗浄処理のいずれかまたはそれらの組合せである
特許請求の範囲第5項記載の石英ガラスの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31277086A JPS63166730A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 石英ガラスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31277086A JPS63166730A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 石英ガラスの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63166730A JPS63166730A (ja) | 1988-07-09 |
| JPH0517172B2 true JPH0517172B2 (ja) | 1993-03-08 |
Family
ID=18033206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31277086A Granted JPS63166730A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 石英ガラスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63166730A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02229735A (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-12 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 石英ガラス部材 |
| JPH0751452B2 (ja) * | 1989-07-25 | 1995-06-05 | 信越石英株式会社 | シリカガラス粉粒体の製造装置 |
| JP3751326B2 (ja) * | 1994-10-14 | 2006-03-01 | 三菱レイヨン株式会社 | 高純度透明石英ガラスの製造方法 |
| CN1043637C (zh) * | 1996-10-03 | 1999-06-16 | 李勇彪 | 不透明石英玻璃管生产用的硅石粉料坨的生产方法 |
| JP4985553B2 (ja) * | 2008-06-16 | 2012-07-25 | 三菱マテリアル株式会社 | シリコン溶融用ルツボ及びシリコン単結晶引上装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54120614A (en) * | 1978-03-11 | 1979-09-19 | Toshiba Ceramics Co | Purification of silica glass raw powder |
| JPS57156342A (en) * | 1981-03-20 | 1982-09-27 | Hoya Corp | Purification of raw material powder for quartz glass |
| JPS60186412A (ja) * | 1984-03-05 | 1985-09-21 | Onoda Cement Co Ltd | クリストバライトの製造方法 |
| JPS60131834A (ja) * | 1984-07-09 | 1985-07-13 | Seiko Epson Corp | 石英ガラスの製造方法 |
| JPS6158823A (ja) * | 1984-08-30 | 1986-03-26 | Nippon Sanso Kk | 透明石英ガラスの製造法 |
-
1986
- 1986-12-27 JP JP31277086A patent/JPS63166730A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63166730A (ja) | 1988-07-09 |
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Legal Events
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