JPH051791B2 - - Google Patents
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- JPH051791B2 JPH051791B2 JP61048260A JP4826086A JPH051791B2 JP H051791 B2 JPH051791 B2 JP H051791B2 JP 61048260 A JP61048260 A JP 61048260A JP 4826086 A JP4826086 A JP 4826086A JP H051791 B2 JPH051791 B2 JP H051791B2
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- JP
- Japan
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- compound
- cyclopropylmethyloxybenzimidazole
- atpase
- mol
- gastric
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は新規なベンズイミダゾール誘導体に関
する。更に詳しくは、ベンゼン環にシクロプロピ
ルメチルオキシ基を、イミダゾール環にジメチル
アミノベンジルスルフイニル基をそれぞれ置換し
てなるベンズイミダゾール誘導体に関する。本発
明のベンズイミダゾール誘導体は、胃又は十二指
腸潰瘍の治療薬として利用できるものである。 従来の技術 近年、胃又は十二指腸潰瘍の病態生理学におい
て、胃小胞体ベシクル内での塩酸産生に関与する
カリウムイオン依存性アデノシントリホスフアタ
ーゼ[以下(H++K+)ATPアーゼと略す。]の
挙動が注目され、この酵素の活性阻害の有無が、
抗潰瘍剤の一つの指標とされるに至つて来た[ガ
ストロエンテロロジイー(Gastroenterology)
1巻420頁 1943年;同73巻 921頁 1977年]。
かかる観点から、現在、抗潰瘍剤として開発が進
められているベンズイミダゾール誘導体として
は、例えばブリテイツシユ・メデイカル・ジヤー
ナル(British Medical Journal)287巻 12頁
1983年に、5−メトキシ−2−[2−(4−メトキ
シ−3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフイ
ニル]ベンズイミダゾール(以下「オメプラゾー
ル」と略す。)が、また、第14回薬物活性シンポ
ジウム講演要旨集(日本薬学会・日本薬理学会共
催)97頁 昭和60年10月1日発行に、2−[(2−
ジメチルアミノベンジル)スルフイニル]ベンズ
イミダゾール(以下「NC−1300」と略す。)が
それぞれ報告されている。当該講演要旨集によれ
ば、NC−1300はオメプラゾールに四敵又はそれ
以上の(H++K+)ATPアーゼ阻害活性及び胃
酸分泌抑制作用を有することが説示されている。 発明が解決しようとする問題点 本発明者らは、NC−1300を比較化合物とし、
種々のベンズイミダゾール誘導体を探索した結
果、NC−1300のベンズイミダゾール環にシクロ
プロピルメチルオキシ基を導入した化合物が、
(H++K+)ATPアーゼ活性の阻害に起因する良
好な胃酸分泌抑制作用を持ち、しかもその作用が
NC−1300よりも優れていることを知り、本発明
に到達した。 問題点を解決するための手段 本発明によれば、下記一般式[] で示されるベンズイミダゾール誘導体が提供され
る。 この一般式[]で示されるベンズイミダゾー
ル誘導体(以下単に「本発明化合物[]」とい
う。)の好ましい具体例としては、以下のものが
挙げられる。 1 2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフイ
ニル)−5−シクロプロピルメチルオキシベン
ズイミダゾール(以下「化合物1」という。)。 2 2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフイ
ニル)−4−シクロプロピルメチルオキシベン
ズイミダゾール(以下」化合物2」という。) 3 2−(4−ジメチルアミノベンジルスルフイ
ニル)−5−シクロプロピルメチルオキシベン
ズイミダゾール(以下」化合物3」という。) 本発明化合物[]は、下記一般式[] で示されるスルフイド化合物を、反応溶媒の存在
下に酸化剤を用いて酸化させることにより製造す
ることができる。反応溶媒としては、例えばクロ
ロホルムもしくはジクロロメタンなどのハロゲン
化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパ
ノールもしくはブタノールなどのアルコール類又
はこれらの二種以上からなる混合液が挙げられる
が、収率の点において、特にクロロホルムが好ま
しい。酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息
香酸、過安息香酸又は過酢酸などの過酸化物が挙
げられるが、安定性が高いという点において、m
−クロロ過安息香酸が好ましい。反応割合は、ス
ルフイド化合物[]に対して酸化剤を1.0〜1.3
倍モル量とする。反応温度は−70〜30℃、好まし
くは−20〜10℃の範囲内とし、反応時間は1分間
〜24時間、好ましくは5分間〜1時間程度とす
る。 上述するスルフイド化合物[]は、下記一般
式[] で示されるチオール化合物と、下記一般式[] で示されるアニリン化合物とを、反応溶媒中で塩
基の存在下に縮合させることにより製造すること
ができる。反応溶媒としては、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノールもしくはブタノー
ルなどのアルコール類、ジメチルホルムアミドも
しくはジメチルスルホキシドなどの非プロトン性
極性溶媒もしくは水又はこれらの二種以上からな
る混合液が挙げられる。使用する塩基としては、
例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウ
ムなどが挙げられる。反応割合は、チオール化合
物[]に対して、アニリン化合物[]を等モ
ル量、塩基を2.0〜3.0倍モル量とする。反応温度
は10〜200℃、好ましくは60〜80℃の範囲内とし、
反応時間は5分間〜12時間、好ましくは40分間〜
7時間程度とする。 出発原料となるチオール化合物[]は3又は
4−シクロプロピルメチルオキシ−0−フエニレ
ンジアミンとキサントゲン酸カリウムとを、オル
ガニツク・シンセシーズ・コレクテイブ
(Organic Syntheses Collective)4巻 569頁
1963年に記載された方法に準じた方法に従って反
応させることにより製造することができる。 作用及び発明の効果 本発明化合物[]の(H++K+)ATPアー
ゼに対する阻害活性及び胃酸分泌抑制作用を以下
に詳述する。各試験は本発明化合物[]の代表
例でもつて行い、その代表例として化合物1を採
用した。 (i) (H++K+)ATPアーゼ阻害活性 本発明化合物[]の(H++K+)ATPアー
ゼ阻害活性の試験は、蛋白質量に換算して300〜
500μgの該酵素を含有する溶液に化合物1を1
×10-2モル濃度から1×10-4モル濃度の間で適宜
添加し、これを35〜37℃で5〜30分間反応させた
のち、反応液中の(H++K+)ATPアーゼの残
存活性を測定することにより行つた。化合物1は
予めメタノールに溶解し、これを試験に供した。 (H++K+)ATPアーゼは食用豚(Hog)の
新鮮な胃底腺部よりサツコマニ(Saccomani)
らの方法[ザ・ジヤーナル・オブ・バイオロジカ
ル・ケミストリー(The Journal of Biological
Chemistry)251巻 23号 7690頁 1976年]に
従って調製したものを使用した。(H++K+)
ATPアーゼの残存活性は得られた反応液に塩化
マグネシウム及び塩化カリウムを混和し、これに
アデノシン三燐酸を添加して37℃で5〜15分間酵
素反応を行い、ついで遊離してくる無機リン酸を
モリブデン酸アンモニウム試薬を用いて比色定量
することにより求めた。塩化マグネシウム、塩化
カリウム及びアデノシン三燐酸の初発濃度はそれ
ぞれ2ミリモル濃度、20ミリモル濃度及び2ミリ
モル濃度とした。比色は360〜400nmの波長で行
つた。また、化合物1を添加しなかつた場合の
(H++K+)ATPアーゼの残存活性も上述と同様
な操作をして測定し、これを対照実験とした。阻
害効果は、(H++K+)ATPアーゼの活性を50%
阻害するのに要する化合物1の添加モル濃度(以
下C50と略す。)により評価した。具体的には、
対照実験で得られた測定値と化合物1を添加した
場合における各モル濃度ごとの測定値との差を求
め、これを対照実験の測定値で除して各添加モル
濃度ごとに阻害率を算出する。ついで、この阻害
率に基づいて作図した濃度阻害曲線からC50値
を求めることとした。結果を第1表に示す。な
お、同表には上述と同様な方法で測定したNC−
1300の(H++K+)ATPアーゼ阻害活性を比較
のため併記した。
する。更に詳しくは、ベンゼン環にシクロプロピ
ルメチルオキシ基を、イミダゾール環にジメチル
アミノベンジルスルフイニル基をそれぞれ置換し
てなるベンズイミダゾール誘導体に関する。本発
明のベンズイミダゾール誘導体は、胃又は十二指
腸潰瘍の治療薬として利用できるものである。 従来の技術 近年、胃又は十二指腸潰瘍の病態生理学におい
て、胃小胞体ベシクル内での塩酸産生に関与する
カリウムイオン依存性アデノシントリホスフアタ
ーゼ[以下(H++K+)ATPアーゼと略す。]の
挙動が注目され、この酵素の活性阻害の有無が、
抗潰瘍剤の一つの指標とされるに至つて来た[ガ
ストロエンテロロジイー(Gastroenterology)
1巻420頁 1943年;同73巻 921頁 1977年]。
かかる観点から、現在、抗潰瘍剤として開発が進
められているベンズイミダゾール誘導体として
は、例えばブリテイツシユ・メデイカル・ジヤー
ナル(British Medical Journal)287巻 12頁
1983年に、5−メトキシ−2−[2−(4−メトキ
シ−3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフイ
ニル]ベンズイミダゾール(以下「オメプラゾー
ル」と略す。)が、また、第14回薬物活性シンポ
ジウム講演要旨集(日本薬学会・日本薬理学会共
催)97頁 昭和60年10月1日発行に、2−[(2−
ジメチルアミノベンジル)スルフイニル]ベンズ
イミダゾール(以下「NC−1300」と略す。)が
それぞれ報告されている。当該講演要旨集によれ
ば、NC−1300はオメプラゾールに四敵又はそれ
以上の(H++K+)ATPアーゼ阻害活性及び胃
酸分泌抑制作用を有することが説示されている。 発明が解決しようとする問題点 本発明者らは、NC−1300を比較化合物とし、
種々のベンズイミダゾール誘導体を探索した結
果、NC−1300のベンズイミダゾール環にシクロ
プロピルメチルオキシ基を導入した化合物が、
(H++K+)ATPアーゼ活性の阻害に起因する良
好な胃酸分泌抑制作用を持ち、しかもその作用が
NC−1300よりも優れていることを知り、本発明
に到達した。 問題点を解決するための手段 本発明によれば、下記一般式[] で示されるベンズイミダゾール誘導体が提供され
る。 この一般式[]で示されるベンズイミダゾー
ル誘導体(以下単に「本発明化合物[]」とい
う。)の好ましい具体例としては、以下のものが
挙げられる。 1 2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフイ
ニル)−5−シクロプロピルメチルオキシベン
ズイミダゾール(以下「化合物1」という。)。 2 2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフイ
ニル)−4−シクロプロピルメチルオキシベン
ズイミダゾール(以下」化合物2」という。) 3 2−(4−ジメチルアミノベンジルスルフイ
ニル)−5−シクロプロピルメチルオキシベン
ズイミダゾール(以下」化合物3」という。) 本発明化合物[]は、下記一般式[] で示されるスルフイド化合物を、反応溶媒の存在
下に酸化剤を用いて酸化させることにより製造す
ることができる。反応溶媒としては、例えばクロ
ロホルムもしくはジクロロメタンなどのハロゲン
化炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパ
ノールもしくはブタノールなどのアルコール類又
はこれらの二種以上からなる混合液が挙げられる
が、収率の点において、特にクロロホルムが好ま
しい。酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息
香酸、過安息香酸又は過酢酸などの過酸化物が挙
げられるが、安定性が高いという点において、m
−クロロ過安息香酸が好ましい。反応割合は、ス
ルフイド化合物[]に対して酸化剤を1.0〜1.3
倍モル量とする。反応温度は−70〜30℃、好まし
くは−20〜10℃の範囲内とし、反応時間は1分間
〜24時間、好ましくは5分間〜1時間程度とす
る。 上述するスルフイド化合物[]は、下記一般
式[] で示されるチオール化合物と、下記一般式[] で示されるアニリン化合物とを、反応溶媒中で塩
基の存在下に縮合させることにより製造すること
ができる。反応溶媒としては、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノールもしくはブタノー
ルなどのアルコール類、ジメチルホルムアミドも
しくはジメチルスルホキシドなどの非プロトン性
極性溶媒もしくは水又はこれらの二種以上からな
る混合液が挙げられる。使用する塩基としては、
例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウ
ムなどが挙げられる。反応割合は、チオール化合
物[]に対して、アニリン化合物[]を等モ
ル量、塩基を2.0〜3.0倍モル量とする。反応温度
は10〜200℃、好ましくは60〜80℃の範囲内とし、
反応時間は5分間〜12時間、好ましくは40分間〜
7時間程度とする。 出発原料となるチオール化合物[]は3又は
4−シクロプロピルメチルオキシ−0−フエニレ
ンジアミンとキサントゲン酸カリウムとを、オル
ガニツク・シンセシーズ・コレクテイブ
(Organic Syntheses Collective)4巻 569頁
1963年に記載された方法に準じた方法に従って反
応させることにより製造することができる。 作用及び発明の効果 本発明化合物[]の(H++K+)ATPアー
ゼに対する阻害活性及び胃酸分泌抑制作用を以下
に詳述する。各試験は本発明化合物[]の代表
例でもつて行い、その代表例として化合物1を採
用した。 (i) (H++K+)ATPアーゼ阻害活性 本発明化合物[]の(H++K+)ATPアー
ゼ阻害活性の試験は、蛋白質量に換算して300〜
500μgの該酵素を含有する溶液に化合物1を1
×10-2モル濃度から1×10-4モル濃度の間で適宜
添加し、これを35〜37℃で5〜30分間反応させた
のち、反応液中の(H++K+)ATPアーゼの残
存活性を測定することにより行つた。化合物1は
予めメタノールに溶解し、これを試験に供した。 (H++K+)ATPアーゼは食用豚(Hog)の
新鮮な胃底腺部よりサツコマニ(Saccomani)
らの方法[ザ・ジヤーナル・オブ・バイオロジカ
ル・ケミストリー(The Journal of Biological
Chemistry)251巻 23号 7690頁 1976年]に
従って調製したものを使用した。(H++K+)
ATPアーゼの残存活性は得られた反応液に塩化
マグネシウム及び塩化カリウムを混和し、これに
アデノシン三燐酸を添加して37℃で5〜15分間酵
素反応を行い、ついで遊離してくる無機リン酸を
モリブデン酸アンモニウム試薬を用いて比色定量
することにより求めた。塩化マグネシウム、塩化
カリウム及びアデノシン三燐酸の初発濃度はそれ
ぞれ2ミリモル濃度、20ミリモル濃度及び2ミリ
モル濃度とした。比色は360〜400nmの波長で行
つた。また、化合物1を添加しなかつた場合の
(H++K+)ATPアーゼの残存活性も上述と同様
な操作をして測定し、これを対照実験とした。阻
害効果は、(H++K+)ATPアーゼの活性を50%
阻害するのに要する化合物1の添加モル濃度(以
下C50と略す。)により評価した。具体的には、
対照実験で得られた測定値と化合物1を添加した
場合における各モル濃度ごとの測定値との差を求
め、これを対照実験の測定値で除して各添加モル
濃度ごとに阻害率を算出する。ついで、この阻害
率に基づいて作図した濃度阻害曲線からC50値
を求めることとした。結果を第1表に示す。な
お、同表には上述と同様な方法で測定したNC−
1300の(H++K+)ATPアーゼ阻害活性を比較
のため併記した。
【表】
(ii) 胃酸分泌抑制作用
本発明化合物[]による胃酸分泌抑制作用の
試験は、一夜絶食後、幽門部を結紮させたウイス
ター系雄性ラツト(1群5匹;体重200g前後)
を用い、33マイクロモル/Kgの化合物1を十二指
腸内に投与し、4時間経過したのちに各ラツトに
おける胃液の総酸度(マイクロ当量)を測定する
ことにより行つた。化合物1の投与は0.5%カル
ボキシメチルセルロースナトリウム水溶液に懸濁
したものを用いた。胃液の各ラツトを屠殺し、開
腹して採取した。胃液の総酸度は0.1規定水酸化
ナトリウム水溶液を用い、胃液のPH値が7.0にな
るまで滴定することにより求めた。対照実験とし
て、無投与群の胃液総酸度も上述と同様に操作し
て測定した。結果を第2表に示す。なお、同表に
は上述と同様にして求めたNC−1300の胃酸分泌
抑制作用の結果を比較の為併記した。
試験は、一夜絶食後、幽門部を結紮させたウイス
ター系雄性ラツト(1群5匹;体重200g前後)
を用い、33マイクロモル/Kgの化合物1を十二指
腸内に投与し、4時間経過したのちに各ラツトに
おける胃液の総酸度(マイクロ当量)を測定する
ことにより行つた。化合物1の投与は0.5%カル
ボキシメチルセルロースナトリウム水溶液に懸濁
したものを用いた。胃液の各ラツトを屠殺し、開
腹して採取した。胃液の総酸度は0.1規定水酸化
ナトリウム水溶液を用い、胃液のPH値が7.0にな
るまで滴定することにより求めた。対照実験とし
て、無投与群の胃液総酸度も上述と同様に操作し
て測定した。結果を第2表に示す。なお、同表に
は上述と同様にして求めたNC−1300の胃酸分泌
抑制作用の結果を比較の為併記した。
【表】
第1表及び第2表から明白なように、本発明化
合物[]は良好な(H++K+)ATPアーゼ阻
害活性を有し、しかもNC−1300に比べて優れた
胃酸分泌抑制作用を発揮することが認められる。 従って、本発明化合物[]は胃又は十二指腸
潰瘍の治療薬として期待できるものである。 本発明を参考例及び実施例をもつて更に説明す
る。 参考例(スルフイド化合物[]の製造) 水酸化ナトリウム0.80g(0.02モル)を含有す
るエタノール100mlに、2−メルカプト−5−シ
クロプロピルメチルオキシベンズイミダゾール
2.20g(0.01モル)及び2−ジメチルアミノベン
ジルクロライド塩酸塩2.06g(0.01モル)を添加
し、5時間加熱還流した。室温で放冷後、この反
応液中の不溶物を濾別し、濾液を減圧濃縮した。
得られた残留物をクロロホルム100mlに溶解し、
5%水酸化ナトリウム水溶液100mlで洗浄したの
ち、クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、ついでこれを減圧乾固した。得られた残渣を
クロロホルムを展開溶媒とするシリカゲルカラム
クロマトグラフイーに付して精製したところ、2
−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−5−シク
ロプロピルメチルオキシベンズイミダゾールの油
状物質1.82g(収率51.5%)を得た。 2−メルカプト−5−シクロプロピルメチルオ
キシベンズイミダゾール(0.01モル)及び2−ジ
メチルアミノベンジルクロライド塩酸塩(0.01モ
ル)を、各々対応するチオール化合物[]
(0.01モル)又はアニリン化合物[](0.01モ
ル)にそれぞれ変更した以外は、上述とほぼ同様
に処理して以下の二化合物を製造した。 2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−4−
シクロプロピルメチルオキシベンズイミダゾー
ル;融点132〜134℃の結晶(酢酸エチル−ヘキサ
ン混合液で再結晶)。 2−(4−ジメチルアミノベンジルチオ)−5−
シクロプロピルメチルオキシベンズイミダゾー
ル;油状物質。 実施例 1(化合物1) 2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−5−
シクロプロピルメチルオキシベンズイミダゾール
1.77g(0.005モル)をクロロホルム100mlに溶解
し、これにm−クロロ過安息香酸0.86g(0.005
モル)を15分間かけて−5〜0℃の温度で徐々に
加えた。添加後、同温度で更に15分間攪拌したの
ち、この反応液に10%炭酸ナトリウム水溶液100
mlを注入して洗浄し、クロロホルム層を分取し
た。分取液を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち
減圧乾固した。得られた残渣をクロロホルムを展
開溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーに付し、目的物を含む分画を採取した。この分
画液を減圧乾固し、得られた残渣をエチルエーテ
ル−石油エーテル混合液で再結晶したところ、2
−(2−ジメチルアミノベンジルスルフイニル)−
5−シクロプロピルメチルオキシベンズイミダゾ
ールの無色結晶1.15g(収率62.2%)を得た。融
点は133〜134℃であつた。 赤外線吸収スペクトル(KBr,cm-1): 1030(S=O) 元素分析値(C20H23N3O2Sとして): 理論値(%);C,65.01H,6.27N,11.38 実測値(%);C,65.13H,6.18N,11.25 2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−5−
シクロプロピルメチルオキシベンズイミダゾール
(0.005モル)を、対応するスルフイド化合物
[](0.005モル)に変更し、温度、時間等の条
件を若干変更した以外は上述とほぼ同様に処理
し、以下実施例2及び3の化合物を製造した。 実施例 2(化合物2) 2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフイニ
ル)−4−シクロプロピルメチルオキシベンズイ
ミダゾール。 無色結晶;収量1.32g(収率71.4%) 融点;155〜157℃(エチルエーテルで再結晶) 赤外線吸収スペクトル(KBr,cm-1): 1050(S=O) 元素分析値(C20H23N3O2Sとして): 理論値(%);C,65.01H,6.27N,11.38 実測値(%);C,65.07H,6.32N,11.34 実施例 3 2−(4−ジメチルアミノベンジルスルフイニ
ル)−5−シクロプロピルメチルオキシベンズイ
ミダゾール。 無色結晶;収量0.98g(収率53.0%) 融点;128〜133℃(エチルエーテルで再結晶) 赤外線吸収スペクトル(KBr,cm-1): 1040(S=O) 元素分析値(C20H23N3O2Sとして): 理論値(%);C,65.01H,6.27N,11.38 実測値(%);C,65.25H,6.18N,11.17
合物[]は良好な(H++K+)ATPアーゼ阻
害活性を有し、しかもNC−1300に比べて優れた
胃酸分泌抑制作用を発揮することが認められる。 従って、本発明化合物[]は胃又は十二指腸
潰瘍の治療薬として期待できるものである。 本発明を参考例及び実施例をもつて更に説明す
る。 参考例(スルフイド化合物[]の製造) 水酸化ナトリウム0.80g(0.02モル)を含有す
るエタノール100mlに、2−メルカプト−5−シ
クロプロピルメチルオキシベンズイミダゾール
2.20g(0.01モル)及び2−ジメチルアミノベン
ジルクロライド塩酸塩2.06g(0.01モル)を添加
し、5時間加熱還流した。室温で放冷後、この反
応液中の不溶物を濾別し、濾液を減圧濃縮した。
得られた残留物をクロロホルム100mlに溶解し、
5%水酸化ナトリウム水溶液100mlで洗浄したの
ち、クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、ついでこれを減圧乾固した。得られた残渣を
クロロホルムを展開溶媒とするシリカゲルカラム
クロマトグラフイーに付して精製したところ、2
−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−5−シク
ロプロピルメチルオキシベンズイミダゾールの油
状物質1.82g(収率51.5%)を得た。 2−メルカプト−5−シクロプロピルメチルオ
キシベンズイミダゾール(0.01モル)及び2−ジ
メチルアミノベンジルクロライド塩酸塩(0.01モ
ル)を、各々対応するチオール化合物[]
(0.01モル)又はアニリン化合物[](0.01モ
ル)にそれぞれ変更した以外は、上述とほぼ同様
に処理して以下の二化合物を製造した。 2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−4−
シクロプロピルメチルオキシベンズイミダゾー
ル;融点132〜134℃の結晶(酢酸エチル−ヘキサ
ン混合液で再結晶)。 2−(4−ジメチルアミノベンジルチオ)−5−
シクロプロピルメチルオキシベンズイミダゾー
ル;油状物質。 実施例 1(化合物1) 2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−5−
シクロプロピルメチルオキシベンズイミダゾール
1.77g(0.005モル)をクロロホルム100mlに溶解
し、これにm−クロロ過安息香酸0.86g(0.005
モル)を15分間かけて−5〜0℃の温度で徐々に
加えた。添加後、同温度で更に15分間攪拌したの
ち、この反応液に10%炭酸ナトリウム水溶液100
mlを注入して洗浄し、クロロホルム層を分取し
た。分取液を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち
減圧乾固した。得られた残渣をクロロホルムを展
開溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーに付し、目的物を含む分画を採取した。この分
画液を減圧乾固し、得られた残渣をエチルエーテ
ル−石油エーテル混合液で再結晶したところ、2
−(2−ジメチルアミノベンジルスルフイニル)−
5−シクロプロピルメチルオキシベンズイミダゾ
ールの無色結晶1.15g(収率62.2%)を得た。融
点は133〜134℃であつた。 赤外線吸収スペクトル(KBr,cm-1): 1030(S=O) 元素分析値(C20H23N3O2Sとして): 理論値(%);C,65.01H,6.27N,11.38 実測値(%);C,65.13H,6.18N,11.25 2−(2−ジメチルアミノベンジルチオ)−5−
シクロプロピルメチルオキシベンズイミダゾール
(0.005モル)を、対応するスルフイド化合物
[](0.005モル)に変更し、温度、時間等の条
件を若干変更した以外は上述とほぼ同様に処理
し、以下実施例2及び3の化合物を製造した。 実施例 2(化合物2) 2−(2−ジメチルアミノベンジルスルフイニ
ル)−4−シクロプロピルメチルオキシベンズイ
ミダゾール。 無色結晶;収量1.32g(収率71.4%) 融点;155〜157℃(エチルエーテルで再結晶) 赤外線吸収スペクトル(KBr,cm-1): 1050(S=O) 元素分析値(C20H23N3O2Sとして): 理論値(%);C,65.01H,6.27N,11.38 実測値(%);C,65.07H,6.32N,11.34 実施例 3 2−(4−ジメチルアミノベンジルスルフイニ
ル)−5−シクロプロピルメチルオキシベンズイ
ミダゾール。 無色結晶;収量0.98g(収率53.0%) 融点;128〜133℃(エチルエーテルで再結晶) 赤外線吸収スペクトル(KBr,cm-1): 1040(S=O) 元素分析値(C20H23N3O2Sとして): 理論値(%);C,65.01H,6.27N,11.38 実測値(%);C,65.25H,6.18N,11.17
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 で示されるベンズイミダゾール誘導体。 2 一般式 で示されるスルフイド化合物を、反応溶媒の存在
下に酸化剤を用いて酸化させることを特徴とする
一般式 で示されるベンズイミダゾール誘導体の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4826086A JPS62207261A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 新規なベンズイミダゾール誘導体及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4826086A JPS62207261A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 新規なベンズイミダゾール誘導体及びその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62207261A JPS62207261A (ja) | 1987-09-11 |
| JPH051791B2 true JPH051791B2 (ja) | 1993-01-11 |
Family
ID=12798468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4826086A Granted JPS62207261A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 新規なベンズイミダゾール誘導体及びその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62207261A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2161160B (en) * | 1984-07-06 | 1989-05-24 | Fisons Plc | Heterocyclic sulphinyl compounds |
| JPS62145069A (ja) * | 1985-12-19 | 1987-06-29 | Taisho Pharmaceut Co Ltd | ベンズイミダゾ−ル誘導体 |
-
1986
- 1986-03-07 JP JP4826086A patent/JPS62207261A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62207261A (ja) | 1987-09-11 |
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