JPH0531536B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0531536B2 JPH0531536B2 JP61266641A JP26664186A JPH0531536B2 JP H0531536 B2 JPH0531536 B2 JP H0531536B2 JP 61266641 A JP61266641 A JP 61266641A JP 26664186 A JP26664186 A JP 26664186A JP H0531536 B2 JPH0531536 B2 JP H0531536B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- biphenyl
- diisopropylbiphenyl
- solvent
- oxidation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/16—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
- C07C51/21—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
- C07C51/255—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting
- C07C51/265—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting having alkyl side chains which are oxidised to carboxyl groups
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、4,4′−ジイソプロピルビフエニル
またはその酸化中間体を分子状酸素により酸化し
てビフエニル−4,4′−ジカルボン酸を製造する
方法に関する。ビフエニル−4,4′−ジカルボン
酸は、耐熱性、高強度の高性能ポリエステムやア
ラミド樹脂の製造用原料として有用である。 従来の技術 従来、ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸の製
造法として、以下の方法が知られている。 (1) ビフエニルをアセチル化して得た4,4′ジア
セチルビフエニルを次亜塩素酸塩で酸化する方
法。(Ukr,Khim,Zh.,30巻,938〜940頁
(1964)) (2) p−ブロムトルエンをエーテル中マグネシウ
ムを用いて4,4′−ジメチルビフエニルとし、
これを酢酸中、コバルトおよび臭素触媒で酸化
する方法。(Zr,Prikl,Khim,40巻,935頁
(1967)) (3) ビフエニルをニトロベンゼンあるいは二硫化
炭素溶媒中、塩化鉄や塩化アルミニウムなどを
触媒としてハロゲン化シクロヘキサンと反応さ
せ、4,4′−ジシクロヘキシルビフエニルと
し、これを酢酸中、コバルト、マンガン、臭素
触媒の存在下で酸化する方法。(特開昭57−
16831号公報) (4) 4−アルキルビフエニルを、弗化水素溶媒
中、BF3を触媒として一酸化炭素と反応させ、
4−アルキル−4′−ホルミルビフエニルとし、
次いで、これを酢酸中、コバルト、マンガン、
臭素触媒の存在下で酸化する方法。(特開昭60
−174745号公報) しかしながら、これら従来法には以下のような
問題点がある。すなわち、 (1)法は、アセチル化の触媒として、再生が困難
で腐食性の強い塩化アルミニウムを多量に必要と
する反応であり、また、次亜塩素酸塩による酸化
も腐食が大きく、工業的には実施しがたい。 (2)法は、高価なマグネシウムを消費するグリニ
ヤール反応により原料4,4′−ジアセチルビフエ
ニルを得るものであり、実用的でない。 (3)法は(1)法と同様、再生困難でかつ腐食性の強
い塩化鉄、塩化アルミニウム等を触媒とし、しか
も可燃性、毒性の危険が大きいニトロベンゼンあ
るいは二硫化炭素を溶媒とし、原料の4,4′−ジ
シクロヘキシルビフエニルを得るものであり、工
業的実施には問題が大きい。更に、この原料を酸
化した場合、高価なシクロヘキシル基が酸化損失
するので工業的には実施しがたい。 (4)法は、原料の4アルキル−4′−ホルミルビフ
エニルを得るために、腐食性が大きい弗化水素お
よびBF3を使用しており、そのために反応装置を
高価な耐腐食性のものとする必要があり、しかも
4,4′一体以外のジ置換体が生成するので、精製
が煩雑となる欠点がある。ビフエニル−4,4′−
ジカルボン酸の製造方法として従来提案された上
記の方法はそれぞれ欠点をもち、そのために改良
努力が重ねられているが、未だ充分な高価をあげ
るには到つていない。そのためビフエニル−4,
4′−ジカルボン酸の価格の高いことが用途拡大の
障害となつている。 発明が解決しようとする問題点 本発明者らは、ビフエニル誘導体を分子状酸素
で酸化してビフエニル−4,4′−ジカルボン酸を
製造する方法を検討するにあたり、上記従来技術
の欠点を克服して、原料のビフエニル誘導体が容
易に入手でき、しかも高収率で、精製溶易なビフ
エニル−4,4′−ジカルボン酸を製造する方法を
開発すべく鋭意研究を行なつた。その結果、原料
のビフエニル誘導体として4,4−ジイソプロピ
ルビフエニルおよびその酸化中間体が容易に入手
することができ、しかもこれらの原料を使用して
特定の反応条件下、分子状酸素で酸化することに
より、副生物が少なくかつ高収率でビフエニル−
4,4′ジカルボン酸を得ることができることを見
出し、本発明を完成するに至つた。 問題点を解決するための手段 本発明の要旨は、4,4′−ジイソプロピルビフ
エニルまたはその酸化中間体を、炭素数3以下の
脂肪族モノカルボン酸を少なくとも50重量%含有
溶媒中で、コバルト触媒および/またはマンガン
触媒からなる酸化触媒の存在下、分子状酸素によ
り酸化することを特徴とするビフエニル−4,
4′−ジカルボン酸の製造方法にある。 酸化触媒として、上記重金属触媒と臭素化合物
を併用すれば、酸化反応をさらに活性にすること
ができる。 以下、本発明の構成要素について詳述する。
(4,4′−ジイソプロピルビフエニルおよびその
酸化中間体) 本発明で使用する原料の4,4′−ジイソプロピ
ルビフエニルは、ビフエニルを公知の方法でプロ
ピル化およびトランスアルキル化して得られるジ
イソプロピルビフエニル類の含有率が高い反応混
合物から、ジイソプロピルビフエニル類を蒸留に
よつて分離し、次いで該ジイソプロピルビフエニ
ル類から結晶性の相違を利用して4,4′−ジイソ
プロピルビフエニルのみを晶析分離することによ
り、99.8%以上の高純度のものとして容易に得る
ことができる。 ところで、本発明者らは、先に、ビフエニルか
ら安価に誘導することができ、かつ副生する他の
異性体との分離が容易な4,4′−ジアルキル置換
ビフエニルを製造する研究の過程で、ビフエニル
とプロピレンをシリカーアルミナ触媒の存在下で
反応させることにより4,4′−ジイソプロピルビ
フエニルが得られることを見出した。 従来、ビフエニルにメチル基、エチル基などの
低級アルキル基を、アルキル化反応によつて導入
してジアルキルビフエニル類とし、これから4,
4′−ジアルキルビフエニルのみを分離すること
は、異性体の沸点がたがいに近接しているため蒸
留分離が不可能であり、また、結晶性にも大巾な
差がないので結晶化分離することも困難であつ
た。 ところが、ビフエニルに、分岐構造を有するア
ルキル基であるイソプロピル基を導入した場合、
4,4′−ジ置換体以外の置換体はいずれも立体障
害により結晶性が悪く、油状あるいは低融点のも
のであるのに対し、4,4′−ジイソプロピルビフ
エニルは立体障害が少ないので結晶性が良く、融
点64〜65℃と高融点のものであつて、反応混合物
から容易に分離することができる。 前記特開昭57−16831号公報には、4,4′−ジ
シクロヘキシルビフエニルは結晶性が良く、分離
に好都合であることが記載されているが、この
4,4′−ジシクロヘキシルビフエニルを酸化して
ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸を製造する場
合、酸化反応の過程で4,4′−ジシクロビフエニ
ル1分子当り10個の炭素が有効に使われずに損失
する。これに対し、本発明では4,4−ジイソプ
ロピルビフエニルを原料として使用するので、酸
化反応において4,4′−ジイソプロピルビフエニ
ル1分子当り4個の炭素の損失ですむ利点があ
る。 4,4−ジイソプロピルビフエニルの酸化中間
体とは、4,4′−ジイソプロピルビフエニルの酸
化によつて生成する誘導体であつて、反応系中に
おいてさらに酸化させることによつてビフエニル
−4,4′−ジカルボン酸を与える酸化誘導体であ
る。その好ましい例として、4′−イソプロピルビ
フエニル−4−カルボン酸を挙げることができ
る。4′−イソプロピルビフエニル−4−カルボン
酸は、分子量240.3,融点234.5〜235.2℃の化合物
であり、4,4′−ジイソプロピルビフエニルを炭
素数3以下の脂肪族モノカルボン酸溶媒中で、コ
バルト触媒および/またはマンガン触媒の存在
下、分子状酸素で酸化して得られる。 なお、これら4,4−ジイソプロピルビフエニ
ルおよびその酸化中間体を分子状酸素で酸化して
ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸を製造するこ
とが、未だ知られていないことはいうまでもな
い。 (溶媒) 本発明で使用する溶媒は、炭素数3以下の脂肪
族モノカルボン酸を少なくとも50重量%含有する
溶媒である。 炭素数3以下の脂肪族モノカルボン酸として
は、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等が挙げ
られるが、特に酢酸が好ましい。 使用する溶媒は、必要に応じて水あるいはパラ
ホルムアルデヒド等のアルデヒド類、メチルエチ
ルケトン類のケトン類を混合してもよく、水を用
いる場合には、その割合は30重量%以下が好まし
く、また、アルデヒド類やケトン類を用いる場合
は、10重量%以下が好ましい。 溶媒の使用量は、原料の4,4′−ジイソプロピ
ルビフエニルまたはその酸化中間体および生成す
る目的化合物のビフエニル−4,4′−ジカルボン
酸の合計量に対し、重量比で2〜20倍程度が好ま
しい。溶媒の使用量が過度に少ないと反応系の流
動性が低下し、円滑な反応が妨げられ、逆に、上
記使用割合を越える多量の溶媒を使用しても、反
応自体促進されないので得策ではない。 (酸化触媒) 本発明で使用するコバルト触媒およびマンガン
触媒は、酸化反応系で溶解しうる形態ものもであ
れば金属あるいは化合物のいずれでもよく、特に
限定されない。具体例として、コバルトあるいは
マンガンの酸化物;水酸化物;炭素塩、塩基性炭
素塩、ハロゲン化物等の無機塩;ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸、ナフテン酸、芳香族カルボン酸等の
有機カルボン酸との塩が挙げられ、これらのうち
臭化物および脂肪酸塩が好ましく、特に酢酸塩が
好ましい。 コバルト触媒およびマンガン触媒は、それぞれ
単独で使用できるが、両者を併用してもよい。 コバルト触媒および/またはマンガン触媒の使
用量は、前記溶媒100グラム当り、金属元素とし
て、0.001グラム原子以上であることが好ましい。
これらの酸化触媒の使用量を増やすほど、ビフエ
ニル−4,4′−ジカルボン酸およびその酸化中間
体の選択率が向上する。 コバルト触媒および/またはマンガン触媒の使
用量は上限は、使用する触媒の溶媒に対する溶解
度によるが、金属元素として溶媒100グラム当り
0.2グラム原子を越える量を使用しても選択率の
大幅な向上はみられず、経済的に得策ではない。 ところで、前記したとおりコバルト触媒およ
び/またはマンガン触媒の使用量したがつて濃度
が増えると、酸化中間体とビフエニル−4,4′−
ジカルボン酸の合計選択率が、例えば95%以上に
向上するが、その反面ビフエニル−4,4′−ジカ
ルボン酸の生成速度が遅くなる現象がみられる。 そこで、本発明者らは、検討を重ねた結果、酸
化触媒として、コバルト触媒および/またはマン
ガン触媒とともに臭素イオンを生じる化合物を併
用すれば、高い選択率で、かつビフエニル−4,
4′−ジカルボン酸の生成速度が早くなることを見
出した。 酸化触媒として用いる臭素イオンを生じる化合
物としては、例えば分子状臭素、臭化水素、臭化
水素酸塩等の無機物、臭化エチル、プロモ酢酸等
の有機化合物があり、酸化反応系に溶解して臭素
イオンを生じるものであれば特に限定されない
が、臭化水、臭化カリウム、臭化アンモニウムが
好ましい。 この臭素化合物は、最初から反応系に添加して
もよく、あるいは原料として4,4′−ジイソプロ
ピルビフエニルを用いるときは、反応系に酸化中
間体が生成してから一度に、または徐々に添加し
てもよい。 添加する臭素化合物の量は、前記溶媒100グラ
ム当り臭素元素として1×10-4グラム原子以上〜
4×10-2グラム原子以下である。臭素化合物の添
加量が臭素元素として1×10-4グラム原子以下で
は、酸化反応によるビフエニル−4,4′−ジカル
ボン酸の生成速度が遅く、逆に、4×10-2グラム
原子以上であると、ビフエニル環に臭素が結合し
た副生物の生成量が増大するので、反応混合物か
らのビフエニル−4,4′−ジカルボン酸の精製が
困難となる。 (反応条件) 前記溶媒および酸化触媒を含む酸化反応系に、
原料の4,4′−ジイソプロピルビフエニルを一度
に加えてもよいが、一定の供給速度で徐々に添加
すればさらによい結果を得ることができる。 4,4′−ジイソプロピルビフエニルにおける2
個のイソプロピル基の三級水素は活性であるた
め、酸化反応の第1階段の水素引抜き反応は容易
に進行する。そこで、酸化反応系への4,4′−ジ
イソプロピルビフエニルの供給速度が大きすぎる
と、目的化合物のビフエニル−4,4′−ジカルボ
ン酸の生成速度よりも、4,4′−ジイソプロピル
ビフエニルの2個のイソプロピル基の三級水素引
抜き反応速度の方が速いため、ある種の酸化中間
段階にある反応生成物の濃度が増加し、これがあ
る濃度以上になると重縮合物を生成する副反応を
引き起こし、その結果、目的化合物の収率を低下
させるものと推定される。 したがつて、酸化反応系への4,4′−ジイソプ
ロピルビフエニルの供給速度とビフエニル−4,
4′−ジカルボン酸の収率との間には、重要な因果
関係のなうことが認められる。 酸化反応系への4,4′−ジイソプロピルビフエ
ニルの供給速度は、反応器内の触媒および溶媒の
合計量1Kg当り、毎時0.01グラムモルないし1.5
グラムモルの範囲であることが好ましい。毎時
0.01グラムモルより供給速度が小さいと、大きな
反応器を要し実用的ではない。逆に、毎時1.5グ
ラムモルより供給速度が大きいと、副反応による
生成物が増大し、目的化合物の収率が低下する。 反応温度は、100℃〜240℃の範囲が好ましい。
これより低温では、反応速度が遅くなり、また、
240℃以上では、溶媒の酸化分解が増えるので好
ましくはない。 酸化反応系の圧力は、反応温度条件下で溶媒が
液相を保つに必要な圧力以上であればよく、また
酸素分圧の高い方がよい。酸素分圧は、0.1〜8
Kg/cm2−abs.で充分である。不活性ガス希釈され
た分子状酸素、例えば空気の場合、全圧は、ゲー
ジ圧で0〜30Kg/cm2の範囲で充分である。 以下、実施例により本発明を詳述するが、本発
明は、これら実施例にのみ限定されるものではな
い。 実施例 1 200c.c.チタン製のオートクレーブに、4,4′−
ジイソプロピルビフエニル10g、氷酢酸100g、
および表−1に示す触媒を入れ180℃で15Kg/cm2
−Gの圧力を保ちながら激しく撹拌し、空気を毎
時24(標準状態換算)の割合で流した。 所定時間反応後、冷却し、析出したビフエニル
4,4′−ジカルボン酸をろ別、熱酢酸で洗浄、水
洗して分けるとともに、ろ別ケーキおよびろ液を
分析し、表−1の結果を得た。 表−1から、コバルト、およびマンガンの触媒
量が多い場合、酸化中間体の4′−イソプロピル−
ビフエニル−4−カルボン酸とビフエニル−4,
4′−ジカルボン酸の合計選択率が、95%以上の高
選択率になることがわかる。また、臭素化合物を
添加することで、短時間に未反応物および酸化中
間体が消滅し、ビフエニル−4,4′−ジカルボン
酸になることがわかる。
またはその酸化中間体を分子状酸素により酸化し
てビフエニル−4,4′−ジカルボン酸を製造する
方法に関する。ビフエニル−4,4′−ジカルボン
酸は、耐熱性、高強度の高性能ポリエステムやア
ラミド樹脂の製造用原料として有用である。 従来の技術 従来、ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸の製
造法として、以下の方法が知られている。 (1) ビフエニルをアセチル化して得た4,4′ジア
セチルビフエニルを次亜塩素酸塩で酸化する方
法。(Ukr,Khim,Zh.,30巻,938〜940頁
(1964)) (2) p−ブロムトルエンをエーテル中マグネシウ
ムを用いて4,4′−ジメチルビフエニルとし、
これを酢酸中、コバルトおよび臭素触媒で酸化
する方法。(Zr,Prikl,Khim,40巻,935頁
(1967)) (3) ビフエニルをニトロベンゼンあるいは二硫化
炭素溶媒中、塩化鉄や塩化アルミニウムなどを
触媒としてハロゲン化シクロヘキサンと反応さ
せ、4,4′−ジシクロヘキシルビフエニルと
し、これを酢酸中、コバルト、マンガン、臭素
触媒の存在下で酸化する方法。(特開昭57−
16831号公報) (4) 4−アルキルビフエニルを、弗化水素溶媒
中、BF3を触媒として一酸化炭素と反応させ、
4−アルキル−4′−ホルミルビフエニルとし、
次いで、これを酢酸中、コバルト、マンガン、
臭素触媒の存在下で酸化する方法。(特開昭60
−174745号公報) しかしながら、これら従来法には以下のような
問題点がある。すなわち、 (1)法は、アセチル化の触媒として、再生が困難
で腐食性の強い塩化アルミニウムを多量に必要と
する反応であり、また、次亜塩素酸塩による酸化
も腐食が大きく、工業的には実施しがたい。 (2)法は、高価なマグネシウムを消費するグリニ
ヤール反応により原料4,4′−ジアセチルビフエ
ニルを得るものであり、実用的でない。 (3)法は(1)法と同様、再生困難でかつ腐食性の強
い塩化鉄、塩化アルミニウム等を触媒とし、しか
も可燃性、毒性の危険が大きいニトロベンゼンあ
るいは二硫化炭素を溶媒とし、原料の4,4′−ジ
シクロヘキシルビフエニルを得るものであり、工
業的実施には問題が大きい。更に、この原料を酸
化した場合、高価なシクロヘキシル基が酸化損失
するので工業的には実施しがたい。 (4)法は、原料の4アルキル−4′−ホルミルビフ
エニルを得るために、腐食性が大きい弗化水素お
よびBF3を使用しており、そのために反応装置を
高価な耐腐食性のものとする必要があり、しかも
4,4′一体以外のジ置換体が生成するので、精製
が煩雑となる欠点がある。ビフエニル−4,4′−
ジカルボン酸の製造方法として従来提案された上
記の方法はそれぞれ欠点をもち、そのために改良
努力が重ねられているが、未だ充分な高価をあげ
るには到つていない。そのためビフエニル−4,
4′−ジカルボン酸の価格の高いことが用途拡大の
障害となつている。 発明が解決しようとする問題点 本発明者らは、ビフエニル誘導体を分子状酸素
で酸化してビフエニル−4,4′−ジカルボン酸を
製造する方法を検討するにあたり、上記従来技術
の欠点を克服して、原料のビフエニル誘導体が容
易に入手でき、しかも高収率で、精製溶易なビフ
エニル−4,4′−ジカルボン酸を製造する方法を
開発すべく鋭意研究を行なつた。その結果、原料
のビフエニル誘導体として4,4−ジイソプロピ
ルビフエニルおよびその酸化中間体が容易に入手
することができ、しかもこれらの原料を使用して
特定の反応条件下、分子状酸素で酸化することに
より、副生物が少なくかつ高収率でビフエニル−
4,4′ジカルボン酸を得ることができることを見
出し、本発明を完成するに至つた。 問題点を解決するための手段 本発明の要旨は、4,4′−ジイソプロピルビフ
エニルまたはその酸化中間体を、炭素数3以下の
脂肪族モノカルボン酸を少なくとも50重量%含有
溶媒中で、コバルト触媒および/またはマンガン
触媒からなる酸化触媒の存在下、分子状酸素によ
り酸化することを特徴とするビフエニル−4,
4′−ジカルボン酸の製造方法にある。 酸化触媒として、上記重金属触媒と臭素化合物
を併用すれば、酸化反応をさらに活性にすること
ができる。 以下、本発明の構成要素について詳述する。
(4,4′−ジイソプロピルビフエニルおよびその
酸化中間体) 本発明で使用する原料の4,4′−ジイソプロピ
ルビフエニルは、ビフエニルを公知の方法でプロ
ピル化およびトランスアルキル化して得られるジ
イソプロピルビフエニル類の含有率が高い反応混
合物から、ジイソプロピルビフエニル類を蒸留に
よつて分離し、次いで該ジイソプロピルビフエニ
ル類から結晶性の相違を利用して4,4′−ジイソ
プロピルビフエニルのみを晶析分離することによ
り、99.8%以上の高純度のものとして容易に得る
ことができる。 ところで、本発明者らは、先に、ビフエニルか
ら安価に誘導することができ、かつ副生する他の
異性体との分離が容易な4,4′−ジアルキル置換
ビフエニルを製造する研究の過程で、ビフエニル
とプロピレンをシリカーアルミナ触媒の存在下で
反応させることにより4,4′−ジイソプロピルビ
フエニルが得られることを見出した。 従来、ビフエニルにメチル基、エチル基などの
低級アルキル基を、アルキル化反応によつて導入
してジアルキルビフエニル類とし、これから4,
4′−ジアルキルビフエニルのみを分離すること
は、異性体の沸点がたがいに近接しているため蒸
留分離が不可能であり、また、結晶性にも大巾な
差がないので結晶化分離することも困難であつ
た。 ところが、ビフエニルに、分岐構造を有するア
ルキル基であるイソプロピル基を導入した場合、
4,4′−ジ置換体以外の置換体はいずれも立体障
害により結晶性が悪く、油状あるいは低融点のも
のであるのに対し、4,4′−ジイソプロピルビフ
エニルは立体障害が少ないので結晶性が良く、融
点64〜65℃と高融点のものであつて、反応混合物
から容易に分離することができる。 前記特開昭57−16831号公報には、4,4′−ジ
シクロヘキシルビフエニルは結晶性が良く、分離
に好都合であることが記載されているが、この
4,4′−ジシクロヘキシルビフエニルを酸化して
ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸を製造する場
合、酸化反応の過程で4,4′−ジシクロビフエニ
ル1分子当り10個の炭素が有効に使われずに損失
する。これに対し、本発明では4,4−ジイソプ
ロピルビフエニルを原料として使用するので、酸
化反応において4,4′−ジイソプロピルビフエニ
ル1分子当り4個の炭素の損失ですむ利点があ
る。 4,4−ジイソプロピルビフエニルの酸化中間
体とは、4,4′−ジイソプロピルビフエニルの酸
化によつて生成する誘導体であつて、反応系中に
おいてさらに酸化させることによつてビフエニル
−4,4′−ジカルボン酸を与える酸化誘導体であ
る。その好ましい例として、4′−イソプロピルビ
フエニル−4−カルボン酸を挙げることができ
る。4′−イソプロピルビフエニル−4−カルボン
酸は、分子量240.3,融点234.5〜235.2℃の化合物
であり、4,4′−ジイソプロピルビフエニルを炭
素数3以下の脂肪族モノカルボン酸溶媒中で、コ
バルト触媒および/またはマンガン触媒の存在
下、分子状酸素で酸化して得られる。 なお、これら4,4−ジイソプロピルビフエニ
ルおよびその酸化中間体を分子状酸素で酸化して
ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸を製造するこ
とが、未だ知られていないことはいうまでもな
い。 (溶媒) 本発明で使用する溶媒は、炭素数3以下の脂肪
族モノカルボン酸を少なくとも50重量%含有する
溶媒である。 炭素数3以下の脂肪族モノカルボン酸として
は、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等が挙げ
られるが、特に酢酸が好ましい。 使用する溶媒は、必要に応じて水あるいはパラ
ホルムアルデヒド等のアルデヒド類、メチルエチ
ルケトン類のケトン類を混合してもよく、水を用
いる場合には、その割合は30重量%以下が好まし
く、また、アルデヒド類やケトン類を用いる場合
は、10重量%以下が好ましい。 溶媒の使用量は、原料の4,4′−ジイソプロピ
ルビフエニルまたはその酸化中間体および生成す
る目的化合物のビフエニル−4,4′−ジカルボン
酸の合計量に対し、重量比で2〜20倍程度が好ま
しい。溶媒の使用量が過度に少ないと反応系の流
動性が低下し、円滑な反応が妨げられ、逆に、上
記使用割合を越える多量の溶媒を使用しても、反
応自体促進されないので得策ではない。 (酸化触媒) 本発明で使用するコバルト触媒およびマンガン
触媒は、酸化反応系で溶解しうる形態ものもであ
れば金属あるいは化合物のいずれでもよく、特に
限定されない。具体例として、コバルトあるいは
マンガンの酸化物;水酸化物;炭素塩、塩基性炭
素塩、ハロゲン化物等の無機塩;ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸、ナフテン酸、芳香族カルボン酸等の
有機カルボン酸との塩が挙げられ、これらのうち
臭化物および脂肪酸塩が好ましく、特に酢酸塩が
好ましい。 コバルト触媒およびマンガン触媒は、それぞれ
単独で使用できるが、両者を併用してもよい。 コバルト触媒および/またはマンガン触媒の使
用量は、前記溶媒100グラム当り、金属元素とし
て、0.001グラム原子以上であることが好ましい。
これらの酸化触媒の使用量を増やすほど、ビフエ
ニル−4,4′−ジカルボン酸およびその酸化中間
体の選択率が向上する。 コバルト触媒および/またはマンガン触媒の使
用量は上限は、使用する触媒の溶媒に対する溶解
度によるが、金属元素として溶媒100グラム当り
0.2グラム原子を越える量を使用しても選択率の
大幅な向上はみられず、経済的に得策ではない。 ところで、前記したとおりコバルト触媒およ
び/またはマンガン触媒の使用量したがつて濃度
が増えると、酸化中間体とビフエニル−4,4′−
ジカルボン酸の合計選択率が、例えば95%以上に
向上するが、その反面ビフエニル−4,4′−ジカ
ルボン酸の生成速度が遅くなる現象がみられる。 そこで、本発明者らは、検討を重ねた結果、酸
化触媒として、コバルト触媒および/またはマン
ガン触媒とともに臭素イオンを生じる化合物を併
用すれば、高い選択率で、かつビフエニル−4,
4′−ジカルボン酸の生成速度が早くなることを見
出した。 酸化触媒として用いる臭素イオンを生じる化合
物としては、例えば分子状臭素、臭化水素、臭化
水素酸塩等の無機物、臭化エチル、プロモ酢酸等
の有機化合物があり、酸化反応系に溶解して臭素
イオンを生じるものであれば特に限定されない
が、臭化水、臭化カリウム、臭化アンモニウムが
好ましい。 この臭素化合物は、最初から反応系に添加して
もよく、あるいは原料として4,4′−ジイソプロ
ピルビフエニルを用いるときは、反応系に酸化中
間体が生成してから一度に、または徐々に添加し
てもよい。 添加する臭素化合物の量は、前記溶媒100グラ
ム当り臭素元素として1×10-4グラム原子以上〜
4×10-2グラム原子以下である。臭素化合物の添
加量が臭素元素として1×10-4グラム原子以下で
は、酸化反応によるビフエニル−4,4′−ジカル
ボン酸の生成速度が遅く、逆に、4×10-2グラム
原子以上であると、ビフエニル環に臭素が結合し
た副生物の生成量が増大するので、反応混合物か
らのビフエニル−4,4′−ジカルボン酸の精製が
困難となる。 (反応条件) 前記溶媒および酸化触媒を含む酸化反応系に、
原料の4,4′−ジイソプロピルビフエニルを一度
に加えてもよいが、一定の供給速度で徐々に添加
すればさらによい結果を得ることができる。 4,4′−ジイソプロピルビフエニルにおける2
個のイソプロピル基の三級水素は活性であるた
め、酸化反応の第1階段の水素引抜き反応は容易
に進行する。そこで、酸化反応系への4,4′−ジ
イソプロピルビフエニルの供給速度が大きすぎる
と、目的化合物のビフエニル−4,4′−ジカルボ
ン酸の生成速度よりも、4,4′−ジイソプロピル
ビフエニルの2個のイソプロピル基の三級水素引
抜き反応速度の方が速いため、ある種の酸化中間
段階にある反応生成物の濃度が増加し、これがあ
る濃度以上になると重縮合物を生成する副反応を
引き起こし、その結果、目的化合物の収率を低下
させるものと推定される。 したがつて、酸化反応系への4,4′−ジイソプ
ロピルビフエニルの供給速度とビフエニル−4,
4′−ジカルボン酸の収率との間には、重要な因果
関係のなうことが認められる。 酸化反応系への4,4′−ジイソプロピルビフエ
ニルの供給速度は、反応器内の触媒および溶媒の
合計量1Kg当り、毎時0.01グラムモルないし1.5
グラムモルの範囲であることが好ましい。毎時
0.01グラムモルより供給速度が小さいと、大きな
反応器を要し実用的ではない。逆に、毎時1.5グ
ラムモルより供給速度が大きいと、副反応による
生成物が増大し、目的化合物の収率が低下する。 反応温度は、100℃〜240℃の範囲が好ましい。
これより低温では、反応速度が遅くなり、また、
240℃以上では、溶媒の酸化分解が増えるので好
ましくはない。 酸化反応系の圧力は、反応温度条件下で溶媒が
液相を保つに必要な圧力以上であればよく、また
酸素分圧の高い方がよい。酸素分圧は、0.1〜8
Kg/cm2−abs.で充分である。不活性ガス希釈され
た分子状酸素、例えば空気の場合、全圧は、ゲー
ジ圧で0〜30Kg/cm2の範囲で充分である。 以下、実施例により本発明を詳述するが、本発
明は、これら実施例にのみ限定されるものではな
い。 実施例 1 200c.c.チタン製のオートクレーブに、4,4′−
ジイソプロピルビフエニル10g、氷酢酸100g、
および表−1に示す触媒を入れ180℃で15Kg/cm2
−Gの圧力を保ちながら激しく撹拌し、空気を毎
時24(標準状態換算)の割合で流した。 所定時間反応後、冷却し、析出したビフエニル
4,4′−ジカルボン酸をろ別、熱酢酸で洗浄、水
洗して分けるとともに、ろ別ケーキおよびろ液を
分析し、表−1の結果を得た。 表−1から、コバルト、およびマンガンの触媒
量が多い場合、酸化中間体の4′−イソプロピル−
ビフエニル−4−カルボン酸とビフエニル−4,
4′−ジカルボン酸の合計選択率が、95%以上の高
選択率になることがわかる。また、臭素化合物を
添加することで、短時間に未反応物および酸化中
間体が消滅し、ビフエニル−4,4′−ジカルボン
酸になることがわかる。
【表】
実施例 2
5チタン製オートクレーブに氷酢酸2,380
g、酢酸コバルト・4水塩12g、酢酸マンガン・
4水塩24gを入れ、激しく撹拌しながら190℃、
15Kg/cm2Gで、空気を毎時600(標準状態換算)
通した。この中に、4,4′−ジイソプロピルビフ
エニル238gを3時間を要して供給し、供給後更
に2時間、この温度、圧力で空気を導入した。こ
の時、反応器内の触媒と酢酸の合計量1Kgに対す
る4,4′−ジイソプロピルビフエニルの供給速度
は、0.14グラムモル/hrであつた。反応後、100
℃まで冷却し、ろ過、熱酢酸洗浄、水洗し、純度
96、6%の粗ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸
190gを得た。収率は73.5%であつた。またこの
時、ろ液および洗液中には、36gの4′−イソプロ
ピルビフエニル−4−カルボン酸が含まれてい
た。 実施例 3 5チタン製オートクレーブに、氷酢酸1,
190g、酢酸コバルト・4水塩76g、酢酸マンガ
ン・4水塩225g、臭化アンモニウム12gを入れ、
激しく撹拌しながら180℃、9Kg/cm2Gで、空気
を毎時1,200(標準状態換算)導入した。 この中に、4,4′−ジイソプロピルビフエニル
238gを1時間を要して供給し、供給後、更に、
2時間、この温度、圧力で空気を導入した。この
時、反応器内の触媒と酢酸の合計量1Kg当り対す
る4,4′−ジイソプロピルビフエニルの供給速度
は0.67グラムモル/hrであつた。反応後100℃ま
で冷却し、ろ過、熱酢酸洗浄、水洗し、純度95%
の粗ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸、230g
を得た。収率は90.3%であつた。 発明の効果 本発明のビフエニル−4,4′−ジカルボン酸の
製造方法は、 (1) 原料となる4,4′−ジイソプロピルビフエニ
ルおよびその酸化中間体の製造が容易であり、 (2) 4,4′一体以外のビフエニルジカルボン酸を
実質的に含有せず、目的化合物の精製が容易で
あるという長所を同時に満たす点ですぐれてお
り、産業上有用である。
g、酢酸コバルト・4水塩12g、酢酸マンガン・
4水塩24gを入れ、激しく撹拌しながら190℃、
15Kg/cm2Gで、空気を毎時600(標準状態換算)
通した。この中に、4,4′−ジイソプロピルビフ
エニル238gを3時間を要して供給し、供給後更
に2時間、この温度、圧力で空気を導入した。こ
の時、反応器内の触媒と酢酸の合計量1Kgに対す
る4,4′−ジイソプロピルビフエニルの供給速度
は、0.14グラムモル/hrであつた。反応後、100
℃まで冷却し、ろ過、熱酢酸洗浄、水洗し、純度
96、6%の粗ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸
190gを得た。収率は73.5%であつた。またこの
時、ろ液および洗液中には、36gの4′−イソプロ
ピルビフエニル−4−カルボン酸が含まれてい
た。 実施例 3 5チタン製オートクレーブに、氷酢酸1,
190g、酢酸コバルト・4水塩76g、酢酸マンガ
ン・4水塩225g、臭化アンモニウム12gを入れ、
激しく撹拌しながら180℃、9Kg/cm2Gで、空気
を毎時1,200(標準状態換算)導入した。 この中に、4,4′−ジイソプロピルビフエニル
238gを1時間を要して供給し、供給後、更に、
2時間、この温度、圧力で空気を導入した。この
時、反応器内の触媒と酢酸の合計量1Kg当り対す
る4,4′−ジイソプロピルビフエニルの供給速度
は0.67グラムモル/hrであつた。反応後100℃ま
で冷却し、ろ過、熱酢酸洗浄、水洗し、純度95%
の粗ビフエニル−4,4′−ジカルボン酸、230g
を得た。収率は90.3%であつた。 発明の効果 本発明のビフエニル−4,4′−ジカルボン酸の
製造方法は、 (1) 原料となる4,4′−ジイソプロピルビフエニ
ルおよびその酸化中間体の製造が容易であり、 (2) 4,4′一体以外のビフエニルジカルボン酸を
実質的に含有せず、目的化合物の精製が容易で
あるという長所を同時に満たす点ですぐれてお
り、産業上有用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 4,4′−ジイソプロピルビフエニルまたはそ
の酸化中間体を、炭素数3以下の脂肪族モノカル
ボン酸を少なくとも50重量%含有する溶媒中で、
コバルト触媒および/またはマンガン触媒からな
る酸化触媒の存在下、分子状酸素により酸化する
ことを特徴とするビフエニル−4,4′−ジカルボ
ン酸の製造方法。 2 コバルト触媒および/またはマンガン触媒
を、前記溶媒100g当り、金属元素として0.001グ
ラム原子以上存在せしめる特許請求の範囲第1項
に記載の製造方法。 3 酸化触媒が、コバルト触媒および/またはマ
ンガン触媒と臭素化合物触媒からなるものである
特許請求の範囲第1項に記載の製造方法。 4 臭素化合物触媒を、前記溶媒100g当り、臭
素元素として1×10-4〜4×10-2グラム原子の範
囲で存在せしめる特許請求の範囲第3項に記載の
製造方法。 5 4,4′−ジイソプロピルビフエニルの酸化反
応系への供給速度が、酸化反応器内の触媒と溶媒
の合計量1Kg当り、毎時0.01〜1.5グラムモルで
ある特許請求の範囲第1項に記載の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61266641A JPS63122645A (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | ビフエニル−4,4’−ジカルボン酸の製造方法 |
| DE8787309918T DE3768426D1 (de) | 1986-11-11 | 1987-11-10 | Verfahren zur herstellung von 4,4'-biphenyldicarbonsaeure. |
| EP87309918A EP0267774B1 (en) | 1986-11-11 | 1987-11-10 | Preparation process of biphenyl-4,4'-dicarboxylic acid |
| US07/307,187 US4970338A (en) | 1986-11-11 | 1988-11-30 | Preparation process of biphenyl-4,4'-dicarboxylic acid |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61266641A JPS63122645A (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | ビフエニル−4,4’−ジカルボン酸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63122645A JPS63122645A (ja) | 1988-05-26 |
| JPH0531536B2 true JPH0531536B2 (ja) | 1993-05-12 |
Family
ID=17433647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61266641A Granted JPS63122645A (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | ビフエニル−4,4’−ジカルボン酸の製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4970338A (ja) |
| EP (1) | EP0267774B1 (ja) |
| JP (1) | JPS63122645A (ja) |
| DE (1) | DE3768426D1 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0768247B2 (ja) * | 1987-06-11 | 1995-07-26 | 新日本理化株式会社 | ジアリ−ルジカルボン酸の製造方法 |
| US4996353A (en) * | 1989-05-16 | 1991-02-26 | The Dow Chemical Company | Process for the preparation of para,para'-polyphenyldicarboxylic acid |
| US5068407A (en) * | 1990-01-31 | 1991-11-26 | Monsanto Company | Oxidation of tertiary-alkyl substituted aromatics |
| US5144066A (en) * | 1990-06-26 | 1992-09-01 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method of producing naphthalenedicarboxylic acids and diaryldicarboxylic acids |
| CA2050866A1 (en) * | 1990-09-10 | 1992-03-11 | George F. Schaefer | Oxidation of dialkyl polyaromatics to dicarboxypolyaromatics |
| ATE168671T1 (de) * | 1991-03-21 | 1998-08-15 | Solutia Europ Nv Sa | Verbessertes katalytisches verfahren zur selektiven alkylierung von aromatischen kohlenwasserstoffen |
| ATE166638T1 (de) * | 1991-08-21 | 1998-06-15 | Solutia Europ Nv Sa | Katalytischer prozess zur selektiven alkylierung polyzyklischer, aromatischer verbindungen |
| US5523473A (en) * | 1992-12-30 | 1996-06-04 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method of producing naphthalenedicarboxylic acids and diaryldicarboxylic acids |
| EP1795520A1 (de) * | 2005-12-08 | 2007-06-13 | Rütgers Chemicals GmbH | Verfahren zur Herstellung einer aromatischen Carbonsäure |
| CN101927159B (zh) * | 2010-07-09 | 2011-12-07 | 广西工业职业技术学院 | 菲氧化催化剂的制备方法 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3281459A (en) * | 1962-08-06 | 1966-10-25 | Standard Oil Co | Preparation of aromatic polycarboxylic acids from 2, 2-ditolyl-alkanes |
| JPS563337B2 (ja) * | 1971-09-03 | 1981-01-24 | ||
| JPS5315681B2 (ja) * | 1973-06-04 | 1978-05-26 | ||
| JPS56156222A (en) * | 1980-05-07 | 1981-12-02 | Nippon Mining Co Ltd | Preparation of alkylbiphenyl rich in m- and p- substitution product |
| JPS5716831A (en) * | 1980-07-04 | 1982-01-28 | Toray Ind Inc | Preparation of biphenyldicarboxylic acid |
| JPS57203032A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-13 | Toray Ind Inc | Preparation of naphthalenedicarboxylic acid |
| JPS6089445A (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-20 | Teijin Yuka Kk | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法 |
| JPS6089446A (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-20 | Teijin Yuka Kk | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 |
| JPS60174745A (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-09 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 4,4’−ビフェニルジカルボン酸の製造法 |
| JPS63119432A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-24 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 4,4′−ジヒドロキシビフエニルの製造方法 |
-
1986
- 1986-11-11 JP JP61266641A patent/JPS63122645A/ja active Granted
-
1987
- 1987-11-10 EP EP87309918A patent/EP0267774B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-11-10 DE DE8787309918T patent/DE3768426D1/de not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-11-30 US US07/307,187 patent/US4970338A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63122645A (ja) | 1988-05-26 |
| US4970338A (en) | 1990-11-13 |
| EP0267774A1 (en) | 1988-05-18 |
| DE3768426D1 (de) | 1991-04-11 |
| EP0267774B1 (en) | 1991-03-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0531536B2 (ja) | ||
| JP3715492B2 (ja) | トルエンの触媒液相空気酸化によるベンズアルデヒドの改良された製造方法 | |
| US3760009A (en) | Hydroquinone process | |
| JP3520967B2 (ja) | ポリエステル及びソルビン酸の製造法 | |
| KR100965633B1 (ko) | 물에서 p-크실렌의 액상 산화에 의한 p-톨루엔산의제조방법 | |
| HU177337B (en) | Process for producing terephtaloic acid | |
| JP3027162B2 (ja) | ビフェニルカルボン酸の製造方法 | |
| US5700944A (en) | Process for the production of pyridinecarboxylic acids | |
| WO2021255671A1 (en) | Method for producing aromatic dicarboxylic acid using iron co‑catalyst | |
| JPH06157403A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
| JPS60174745A (ja) | 4,4’−ビフェニルジカルボン酸の製造法 | |
| JPS6293254A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法 | |
| JP3187212B2 (ja) | ナフタレンジカルボン酸の連続製造法 | |
| EP0041778B2 (en) | Oxidation of meta- or para-xylene to iso- or tere-phthalic acid | |
| JPH0748314A (ja) | ナフタレンジカルボン酸の連続製造法 | |
| JP2711517B2 (ja) | 6−アルキル−2−ナフタレンカルボン酸及び6−イソプロピル−2−ナフタレンカルボン酸の製造方法 | |
| JPH082836B2 (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法 | |
| JPS6412257B2 (ja) | ||
| JPH04266846A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
| JPH06279356A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
| US3903176A (en) | Hydroquinone process | |
| JP3264733B2 (ja) | 4−ビフェニルカルボン酸の製造方法 | |
| JPH06293698A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法 | |
| JPH06263690A (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 | |
| JPH0639444B2 (ja) | 2.3−ナフタレンジカルボン酸の製造方法 |