JPH0569406A - 横型多段プレスの熱板 - Google Patents

横型多段プレスの熱板

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JPH0569406A
JPH0569406A JP3135975A JP13597591A JPH0569406A JP H0569406 A JPH0569406 A JP H0569406A JP 3135975 A JP3135975 A JP 3135975A JP 13597591 A JP13597591 A JP 13597591A JP H0569406 A JPH0569406 A JP H0569406A
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礼己郎 石田
Shoichi Inoue
章一 井上
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政雄 有我
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加熱加圧工程において、合板、化粧板、ベニヤ
単板等の被処理板体に対して均一な加圧力を享受させ、
接着不良を防止する横型多段プレスの熱板に関する。 【構成】左右のフレーム間に設置された一対の上横梁に
軌条を敷設し、この軌条に複数段吊持される熱板を、下
部に任意間隔を置いて一対の切欠溝を穿設し、プレス閉
鎖時に熱板間にほぼ垂直状に介挿された被処理板体を加
熱加圧させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合板、化粧板、或いは
ベニヤ単板等の被処理板体を、その上部両側で吊持さ
れ、プレス開放時に等間隔を置いて並設される、複数段
の熱板間で加熱加圧する横型多段プレスの熱板に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】通常、合板製造過程において主として採
用される多段プレスとは、下フレームに配設されたラム
シリンダによって可動盤を昇降自在とし、上下フレーム
間に熱板を複数段装備したものであり、これら熱板間に
被処理板体を挿入載置した後、可動盤を上昇させて最下
部に位置する熱板から、その上の熱板を順次押し上げて
プレス閉鎖し、所要時間加熱加圧して処理済板体を得て
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、この
種、上下に複数段の熱板を有する多段プレスにおいて
は、各段の熱板を支持するのに際し、その四隅部に支持
爪を取り付け、この支持爪を支柱に取り付けた梯子段状
の支持具に順に載置する方法を採用している。従って、
各段の熱板の厚みを決定するのに際しては、主目的であ
る被処理板体の加熱加圧に要する強度に加えて、その支
点間距離により生じる撓み、曲げに対応した強度をも考
慮して、剛性を持たせるため、必要以上の厚みになる。
さらに、必要以上の厚みを有し、且つ重量増となった熱
板を多段に配設していくことは、熱板上に載置された被
処理板体に対し、その上段部、下段部における加圧力の
バラツキが増大して、処理済板体に接着不良、厚み減り
等が発生するばかりか、各段の熱板を昇降させる手段で
あるラムシリンダ径、並びにシリンダへ流体を供給する
容量、流体圧ユニットの負担増の原因となり、多段プレ
スの大型化を余儀なくされていた。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は叙上に鑑み、
一対の上横梁を介して左右に対設されたフレーム間に、
複数段の熱板、並びに可動盤を吊持させるに際し、その
上部両側から突出取着した移動部材を、上横梁に敷設さ
れ、少なくとも一方に定規を有する軌条に載架すると共
に、プレス開放時の熱板間隔が均等となるように、隣接
する熱板の四隅部近傍に規制具を設置し、さらに被処理
板体を搬送し、支持する搬送コンベヤを熱板の下方に配
設したものであり、以下にその実施例を添付図面に基づ
き、まず構成より説明する。
【0005】
【実施例】上下方向、並びに前後方向に各々任意間隔を
置いて配置された一対の上下横梁1,2を介して、左右
にフレーム3,4を対設し、またこの上横梁1に敷設さ
れた軌条5のうち、その何れか一方に定規6を取着す
る。前記軌条5間には、定規6に係合する係合部7をそ
の何れか一方に配設した移動部材8を、上部両側から突
出取着した複数段の熱板9、並びに可動盤10が吊持さ
れている。前記一方のフレーム4には、複数個の流体シ
リンダ11を設置し、そのラム12の先端を前記可動盤
10に取着し、熱板9、可動盤10を左右方向に移動自
在としている。また1台のプレスにより寸法を異にする
複数種の被処理板体13を、兼用して加熱加圧する場合
には、前記フレーム4の上下方向に亘って設置された一
対の摺動ガイド14間に摺動板15を嵌合し、この摺動
板15に前記流体シリンダ11を嵌挿すると共に、流体
圧、ラックピニオン動、或いは図示の如き、歩送り軸1
6を螺挿し、摺動板15を摺動ガイド14に沿って上下
動自在とする。またこの場合、ラム12も摺動板15に
嵌合させ、摺動板15を可動盤10の上下方向に亘って
設置された一対の摺動ガイド17内に沿って、流体シリ
ンダ11の上下動に同期させる。
【0006】前記軌条5と移動部材8は、図3、図5に
示すようなレールとコロの転動状態とするか、若しくは
図4に示す面接触による摺動状態とするものであり、ま
た定規6と係合部7の関係は、前者においてはV型レー
ルとV型車、後者においては凹部と凸部の嵌合によるも
のとし、本実施例では、定規6に対する係合部7との係
合動によって被処理板体13搬入側に位置する軌条5と
移動部材8の平行度を規制するものである。
【0007】次いで前記熱板9は、その内部に形成され
た通路に熱油、蒸気等の加熱媒体を給排すべく、上部に
供給口18、下部に排出口19が各々設置されており、
また被処理板体13の搬入側に位置する側面には、先端
を尖鋭とした横断面がほぼ三角形状となる挿入ガイド2
0を形成している。尚、この挿入ガイド20を形成する
に際しては、剛板からの切削加工、若しくは溶接加工等
によって、熱板9と一体構造とすると共に、その内部に
も通路を形成して熱板の通路と連通させ、加熱媒体を給
排させて熱板9温度と同一に維持することが好ましい。
【0008】また、熱板6並びに可動盤10の左右上下
部、或いは図示の如き上下部両側、即ち被処理板体13
の搬入、搬出に支障とならない四隅部近傍に、ブラケッ
ト21を各々取着し、これら隣接するブラケット21間
に門型の規制具22を相互に架橋し、その一端をブラケ
ット21に取着すると共に、他端を自由端とし、プレス
開放時に規制具22の自由端をブラケット21に係止さ
せ、熱板9並びに可動盤10の左右間隔を均等に保持し
ている。
【0009】図6乃至図7には、上記規制具22の他の
実施例が示されており、図6のものにおいては熱板9に
ピン23を植設し、このピン23間に熱板9の最大開き
を許容するリング24を掛け渡したものであり、また図
7のものにおいては、熱板9に各々取着されたブラケッ
ト25を穿孔し、この穿孔部分に丸棒26を挿通してそ
の一端を固着し、他端に取着されたロックナット27間
を摺動自在として、熱板9の最大開きを規制したもので
ある。
【0010】次に、前記熱板9の下部に任意間隔を置い
て一対の切欠溝28を穿ち、またその下方には、被処理
板体13を搬入し、支持し、且つ搬出する複数本のロー
ルから成る搬送コンベヤ29を、下横梁2上の機枠30
間に配設する。
【0011】さらに、前記一対の切欠溝28に介入し、
プレス開放時の全段の熱板9長さにほぼ相当する一対の
押上体31を、前記搬送コンベヤ29の搬送面に対して
出没自在とすべく、螺動、ラックピニオン動、或いは図
示の如き流体動による昇降を付与する。具体的には、下
横梁2間に横架した支持枠32に押上用流体シリンダ3
3を逆向きに固定し、そのピストンロッド34の先端に
吊持された連結梁35の両端に、前記押上体31を支持
する案内棒36を連結したものであり、またこの案内棒
36を支持枠32上の案内環37に挿通し、その平衡昇
降を規制している。
【0012】尚、図示のように、前記連結梁35の下端
に流体シリンダ38を取着して、そのピストンロッド3
9の伸縮動により、押上体31に熱板9間隔を置いて嵌
合され、熱板9間隔とほぼ同一厚とした作動片40を押
上体31を支点として回転させる場合もある。
【0013】次に作用を説明する。まず、流体シリンダ
11を作動させてラム12を縮小させると、可動盤1
0、各段の熱板9は移動部材8によって上横梁1に吊持
されたまま、定規6と係合部7の係合動によって一側が
平行状態を保持されながら、軌条5に沿って図中右方向
に移動する。この移動途上、左端に位置する熱板9か
ら、その四隅部において規制具22の自由端が、隣接す
る熱板9のブラケット21に当接して、その最大開きを
順次規制することにより、各段の熱板9の左右間隔を均
等に保持し、プレス開放状態となる。
【0014】次いで、加熱媒体が供給されて所要温度に
維持された各段の熱板9間へ、搬入側に位置するローダ
から被処理板体13を一斉に搬入する。搬入される被処
理板体13は、搬送コンベヤ29の駆動によってその下
端を支持され、各段の熱板9の前後方向における中央位
置まで搬送され、その位置で停止される。
【0015】この時、押上用流体シリンダ33の作動に
よりピストンロッド34を縮小させて連結梁35を引き
上げれば、搬送コンベヤ29の搬送面下に没入していた
押上体31は、案内棒36と案内環37の摺動を介して
突出し、搬送コンベヤ29上に並列状態で支持されてい
る被処理板体13の下端を持ち上げて、熱板9の一対の
切欠溝28間へ介入する。(図9参照)
【0016】従って、被処理板体13は上下方向におい
ても熱板9内に至り、この状態のまま、流体シリンダ1
1の作動によりラム12を伸長させると、上部両側の移
動部材8が軌条5に沿って移動することにより、可動盤
10は、被処理板体13を各々介挿する各段の熱板9
を、順次左方向に押圧することになり、プレス閉鎖状態
となる。
【0017】プレス閉鎖後、各被処理板体13は、熱板
9の加熱作用と流体シリンダ11の加圧作用で、加熱加
圧されるのであるが、各段の熱板9は上部両側で吊持さ
れているので、被処理板体13に加わる圧力は、各段共
均一となる。
【0018】加熱加圧終了後、再び流体シリンダ11を
作動させてラム12を縮小させることにより、プレス開
放状態とし、また押上用流体シリンダ33を作動させ、
押上体31を搬送コンベヤ29面へ没入させることによ
り、被処理板体13を搬送コンベヤ29上へ移乗させて
アンローダへ搬出させるのであるが、仮に加熱加圧中
に、被処理板体13に塗布されていた接着剤、木材樹脂
分等が熱板9面に漏出付着して、被処理板体13が熱板
9面に密着した場合には、図10に示すように、流体シ
リンダ38を作動させて、熱板9間隔とほぼ同一厚みに
設定された作動片40を、押上体31を支点として回転
させれば、作動片40は被処理板体13を持ち上げなが
ら、熱板9間隔内において円軌跡を描いて、その密着状
態を容易に解除するものである。
【0019】尚、作業継続途上、被処理板体13の寸法
が相異した場合、例えば図8の左半分に示すものから、
右半分に示すようにその寸法が小となった場合には、歩
送り螺子16を螺動させることにより摺動ガイド14に
沿って摺動板15を下降させ、流体シリンダ11を寸法
が小となった被処理板体13の上下方向に位置するよう
に、その位置を変更させる。この時、ラム12も流体シ
リンダ11の下降に同調し、摺動ガイド17に沿って摺
動板15が下降してその位置を変更させるものである。
【0020】
【効果】以上のように本発明装置によれば、各々任意間
隔を置いて配置された一対の上下横梁を介して左右にフ
レームを対設し、前記上横梁に各々敷設した軌条の何れ
か一方には定規を取着し、前記定規に係合する係合部が
何れか一方に配設された移動部材を、被処理板体の搬入
側に挿入ガイドを有する複数段の熱板、並びに可動盤の
上部両側から突出取着して前記軌条に吊持させ、前記フ
レームに設置された流体シリンダによって左右方向に移
動自在とすると共に、隣接する前記熱板並びに可動盤の
四隅部近傍には、プレス開放時の熱板間隔を均等に保持
する規制具を設置し、さらに前記熱板の下方に被処理板
体を搬送支持する搬送コンベヤを配設しているので、前
記従来装置に比して、各段の熱板は、保守、取替が簡便
となるのは勿論、その自重による撓み、曲げ等がなく、
耐圧強度に基づいた適正な、薄い熱板厚み、且つ軽量と
し得、またこれによって熱板間隔を狭小とすることがで
き、装置全体を小型化とすることができる。同時に、被
処理板体は均一な加圧力を享受でき、従来装置のような
加圧力のバラツキを生ぜず、接着不良、厚み減り等を解
消することができる。さらに横方向の移動に際しては、
上部両側の何れか一側を定規と係合部の係合動によって
規制して平行度を保持していると共に、他側を移動に支
障とならない自由係合とすることによって、熱板の加工
誤差、或いは熱膨張による歪み等を吸収しているので、
従来装置のように熱板の四隅部の全てに移動部材を係合
させていたものにおいて、これらの誤差、歪みに起因し
た移動時の”ビビリ””カジリ”による支障、傾斜移
動、移動不能等の不都合を払拭できるものである。
【0021】また上記装置において、熱板の下部に任意
間隔を置いて一対の切欠溝を設け、さらに前記切欠溝に
介入する一対の押上体を、搬送コンベヤの搬送面に対し
て出没自在とすれば、被処理板体はその上下方向におい
ても、熱板内に完全に介挿されることになり、その下端
部に対する加圧力不足が解消され、接着不良を防止でき
ると共に、押上げ時に生じる下端の折れ曲がり、剥離等
を防止できるものである。
【0022】さらにまた、流体シリンダ並びにラムを、
フレーム並びに可動盤に取着された摺動ガイドに沿って
一体的に上下動可能とすれば、熱板間に搬入される被処
理板体の寸法に応じて、流体シリンダ並びにラムの高さ
を調整し、加圧点を常にその上下方向の中央位置として
加熱加圧することによって均等な接着効果が期待でき、
1台の横型多段プレスにおいて、寸法を異にする複数種
の被処理板体を兼用して加熱加圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体を示す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】移動部材の他の実施例を示す正面図である。
【図5】要部斜視図である。
【図6】規制具の他の実施例を示す正面図である。
【図7】規制具の他の実施例を示す正面図である。
【図8】流体シリンダ並びにラムの上下動を示す説明図
である。
【図9】押上体の作動説明図である。
【図10】押上体の作動説明図である。
【符号の説明】
1…上横梁、2…下横梁、3、4…フレーム、5…軌
条、6…定規、7…係合部、8…移動部材、9…熱板、
10…可動盤、11…流体シリンダ、12…ラム、13
…被処理板体、14、17…摺動ガイド、20…挿入ガ
イド、22…規制具、28…切欠溝、29…搬送コンベ
ヤ、31…押上体、40…作動片。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 横型多段プレスの熱板
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合板、化粧板、或いは
ベニヤ単板等の被処理板体を加熱加圧する横型多段プレ
スの熱板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、合板製造過程において主として採
用される多段プレスとは、下フレームに配設されたラム
シリンダによって可動盤を昇降自在とし、上下フレーム
間に熱板を複数段装備したものであり、これら熱板間に
被処理板体を挿入載置した後、可動盤を上昇させて最下
部に位置する熱板から、その上の熱板を順次押し上げて
プレス閉鎖し、所要時間加熱加圧して処理済板体を得て
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、この
種、上下に複数段の熱板を有する多段プレスにおいて
は、各段の熱板を支持するのに際し、その四隅部に支持
爪を取り付け、この支持爪を支柱に取り付けた梯子段状
の支持具に順に載置する方式を採用している。従って、
各段の熱板の厚みを決定するのに際しては、主目的であ
る被処理板体の加熱加圧に要する強度に加えて、その支
点間距離により生じる撓み、曲げに対応した強度をも考
慮して、剛性を持たせるため、必要以上の厚みになる。
さらに、必要以上の厚みを有し、且つ重量増となった熱
板を多段に配設していくことは、熱板上に載置された被
処理板体に対し、その上段部、下段部における加圧力の
バラツキが増大して、処理済み板体に接着不良、厚み減
り等が発生するばかりか、各段の熱板を昇降させる手段
であるラムシリンダ径、並びにシリンダへ流体を供給す
るポンプ容量、流体圧ユニットの負担増の原因となり、
多段プレスの大型化を余儀なくされていた。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は叙上に鑑み、
下部に任意間隔を置いて一対の切欠溝を穿設した熱板
を、上横梁から移動自在に吊持させることによって、被
処理板体に対する接着不良、厚み減り等を解消させるも
のである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づい
て、まず構成より説明する。
【0006】上下方向、並びに前後方向に各々任意間隔
を置いて配置された一対の上下横梁1,2を介して、左
右にフレーム3,4を対設し、またこの上横梁1に敷設
された軌条5のうち、その何れか一方に定規6を取着す
る。前記軌条5間には、定規6に係合する係合部7をそ
の何れか一方に配設した移動部材8を、上部両側から突
出取着した複数段の熱板9、並びに可動盤10が吊持さ
れている。前記一方のフレーム4には、複数個の流体シ
リンダ11を設置し、そのラム12の先端を前記可動盤
10に取着し、熱板9、可動盤10を左右方向に移動自
在としている。また1台のプレスにより寸法を異にする
複数種の被処理板体13を、兼用して加熱加圧する場合
には、前記フレーム4の上下方向に亘って設置された一
対の摺動ガイド14間に摺動板15を嵌合し、この摺動
板15に前記流体シリンダ11を嵌挿すると共に、流体
圧、ラックピニオン動、或いは図示の如き、歩送り軸1
6を螺挿し、摺動板15を摺動ガイド14に沿って上下
動自在とする。
【0007】またこの場合、ラム12も摺動板15に嵌
合させ、摺動板15を可動盤10の上下方向に亘って設
置された一対の摺動ガイド17内に沿って、流体シリン
ダ11の上下動に同期させる。
【0008】前記軌条5と移動部材8は、図3、図5に
示すようなレールとコロの転動状態とするか、若しくは
図4に示す面接触による摺動状態とするものであり、ま
た定規6と係合部7の関係は、前者においてはV型レー
ルとV型車、後者においては凹部と凸部の嵌合によるも
のとし、本実施例では、定規6に対する係合部7との係
合動によって被処理板体13搬入側に位置する軌条5と
移動部材8の平行度を規制するものである。
【0009】次いで前記熱板9は、その内部に形成され
た通路に熱油、蒸気等の加熱媒体を給排すべく、上部に
供給口18、下部に排出口19が各々設置されており、
また被処理板体13の搬入側に位置する側面には、先端
を尖鋭とした横断面がほぼ三角形状となる挿入ガイド2
0を形成している。尚、この挿入ガイド20を形成する
に際しては、鋼板からの切削加工、若しくは溶接加工等
によって、熱板9と一体構造とすると共に、その内部に
も通路を形成して熱板の通路と連通させ、加熱媒体を給
排させて熱板9温度と同一に維持することが好ましい。
【0010】また、熱板6並びに可動盤10の左右上下
部、或いは図示の如き上下部両側、即ち被処理板体13
の搬入、搬出に支障とならない四隅部近傍に、ブラケッ
ト21を各々取着し、これら隣接するブラケット21間
に門型の規制具22を相互に架橋し、その一端をブラケ
ット21に取着すると共に、他端を自由端とし、プレス
開放時に規制具22の自由端をブラケット21に係止さ
せ、熱板9並びに可動盤10の左右間隔を均等に保持し
ている。
【0011】図6乃至図7には、上記規制具22の他の
実施例が示されており、図6のものにおいては熱板9に
ピンを植設し、このピン23間に熱板9の最大開きを許
容するリング24を掛け渡したものであり、また図7の
ものにおいては、熱板9に各々取着されたブラケット2
5を穿孔し、この穿孔部分に丸棒26を挿通してその一
端を固着し、他端に取着されたロックナット27間を摺
動自在として、熱板9の最大開きを規制したものであ
る。
【0012】次に、前記熱板9の下部に任意間隔を置い
て一対の切欠溝28を穿ち、またその下方には、被処理
板体13を搬入し、支持し、且つ搬出する複数本のロー
ルから成る搬送コンベヤ29を、下横梁2上の機枠30
間に配設する。さらに、前記一対のの切欠溝28に介入
し、プレス開放時の全段の熱板長さにほぼ相当する一対
の押上体31を、前記搬送コンベヤ29の搬送面に対し
て出没自在とすべく、螺動、ラックピニオン動、或いは
図示の如き流体動による昇降を付与する。具体的には、
下横梁2間に横架した支持枠32に押上用流体シリンダ
33を逆向きに固定し、そのピストンロッド34の先端
に吊持された連結梁35の両端に、前記押上体31を支
持する案内棒36を連結したものであり、またこの案内
棒36を支持枠32上の案内環37に挿通し、その平衡
昇降を規制している。
【0013】尚、図示のように、前記連結梁35の下端
に流体シリンダ38を取着して、そのピストンロッド3
9の伸縮動により、押上体31に熱板9間隔を置いて嵌
合され、熱板9間隔とほぼ同一厚とした作動片40を押
上体31を支点として回転させる場合もある。
【0014】次に作用を説明する。
【0015】まず、流体シリンダ11を作動させてラム
12を縮小させると、可動盤10、各段の熱板9は移動
部材8によって上横梁1に吊持されたまま、定規6と係
合部7の係合動によって一側が平行状態を保持されなが
ら、軌条5に沿って図中右方向に移動する。この移動途
上、左端に位置する熱板9からその四隅部において規制
具22の自由端が、隣接する熱板9のブラケット21に
当接して、その最大開きを順次規制することにより、各
段の熱板9の左右間隔を均等に保持し、プレス開放状態
となる。
【0016】次いで、加熱媒体が供給されて所要温度に
維持された各段の熱板間へ、搬入側に位置するローダか
ら被処理板体13を一斉に搬入する。搬入される被処理
板体13は、搬送コンベヤ29の駆動によってその下端
を支持され、各段の熱板9の前後方向における中央位置
まで搬送され、その位置で停止される。
【0017】この時、押上用流体シリンダ33の作動に
よりピストンロッド34を縮小させて連結梁35を引き
上げれば、搬送コンベヤ29の搬送面下に没入していた
押上体31は、案内棒36と案内環37の摺動を介して
突出し、搬送コンベヤ29上に並列状態で支持されてい
る被処理板体13の下端を持ち上げて、熱板9の一対の
切欠溝28間へ介入する。(図9参照)
【0018】従って、被処理板体13は上下方向におい
ても熱板9内に至り、この状態のまま、流体シリンダ1
1の作動によりラム12を伸長させると、上部両側の移
動部材8が軌条5に沿って移動することにより、可動盤
10は、被処理板体13を各々介挿する各段の熱板9
を、順次左方向に押圧することになり、プレス閉鎖状態
となる。
【0019】プレス閉鎖後、各被処理板体13は、熱板
9の加熱作用と流体シリンダ11の加圧作用で、加熱加
圧されるのであるが、各段の熱板9は上部両側で吊持さ
れているので、被処理板体13に加わる圧力は、各段共
均一となる。
【0020】加熱加圧終了後、再び流体シリンダ11を
作動させてラム12を縮小させることにより、プレス開
放状態とし、また押上用流体シリンダ33を作動させ、
押上体31を搬送コンベヤ29面へ没入させることによ
り、被処理板体13を搬送コンベヤ29上へ移乗させて
アンローダへ搬出させるのであるが、仮に加熱加圧中
に、被処理板体13に塗布されていた接着剤、木材樹脂
分等が熱板9面に漏出付着して、被処理板体13が熱板
9面に密着した場合には、図10に示すように、流体シ
リンダ38を作動させて、熱板9間隔とほぼ同一厚みに
設定された作動片40を、押上体31を支点として回転
させれば、作動片40は被処理板体13を持ち上げなが
ら、熱板9間隔内において円奇跡を描いて、その密着状
態を容易に解除するものである。
【0021】尚、作業継続途上、被処理板体13の寸法
が相異した場合、例えば図8の左半分に示すものから、
右半分に示すようにその寸法が小となった場合には、歩
送り螺子16を螺動させることにより摺動ガイド14に
沿って摺動板15を下降させ、流体シリンダ11を寸法
が小となった被処理板体13の上下方向に位置するよう
に、その位置を変更させる。この時、ラム12も流体シ
リンダ11の下降に同調し、摺動ガイド17に沿って摺
動板15が下降してその位置を変更させるものである。
【0022】
【効果】以上のように本発明の横型多段プレスの熱板に
よれば、下部に任意間隔を置いて一対の切欠溝を穿設し
ているので、前記従来装置に比して、各段の熱板は、保
守、取り替えが簡便となるのは勿論、その自重による撓
み、曲げ等がなく、耐圧強度に基づいた適正な、薄い熱
板厚み、且つ軽量とし得、またこれによって熱板間隔を
狭小とすることができ、装置全体を小型化とすることが
できる。同時に、被処理板体は均一な加圧力を享受で
き、従来装置のような加圧力のバラツキを生ぜず、接着
不良、厚み減り等を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱板を使用した一実施例の全体を示す
平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】移動部材の他の実施例を示す正面図である。
【図5】本発明の熱板の要部斜視図である。
【図6】規制具の他の実施例を示す正面図である。
【図7】規制具の他の実施例を示す正面図である。
【図8】流体シリンダ並びにラムの上下動を示す説明図
である。
【図9】押上体の作動説明図である。
【図10】押上体の作動説明図である。
【符号の説明】 1…上横梁、2…下横梁、3、4…フレーム、5…軌
条、6…定規、7…係合部、8…移動部材、9…熱板、
10…可動盤、11…流体シリンダ、12…ラム、13
…被処理板体、14、17…摺動ガイド、20…挿入ガ
イド、22…規制具、28…切欠溝、29…搬送コンベ
ヤ、31…押上体、40…作動片。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々任意間隔を置いて配置された一対の上
    下横梁を介して左右にフレームを対設し、前記上横梁に
    各々敷設した軌条の何れか一方には定規を取着し、前記
    定規に係合する係合部が何れか一方に配設された移動部
    材を、被処理板体の搬入側に挿入ガイドを有する複数段
    の熱板、並びに可動盤の上部両側から突出取着して前記
    軌条に吊持させ、前記フレームに設置された流体シリン
    ダによって左右方向に移動自在とすると共に、隣接する
    前記熱板並びに可動盤の四隅部近傍には、プレス開放時
    の熱板間隔を均等に保持する規制具を設置し、さらに前
    記熱板の下方に被処理板体を搬送支持する搬送コンベヤ
    を配設したことを特徴とする横型多段プレス。
  2. 【請求項2】各々任意間隔を置いて配置された一対の上
    下横梁を介して左右にフレームを対設し、前記上横梁に
    各々敷設した軌条の何れか一方には定規を取着し、前記
    定規に係合する係合部が何れか一方に配設された移動部
    材を、被処理板体の搬入側に挿入ガイドを有する複数段
    の熱板、並びに可動盤の上部両側から突出取着して前記
    軌条に吊持させ、前記フレームに設置された流体シリン
    ダによって左右方向に移動自在とすると共に、隣接する
    前記熱板並びに可動盤の四隅部近傍には、プレス開放時
    の熱板間隔を均等に保持する規制具を設置し、且つ前記
    熱板の下部に任意間隔を置いて一対の切欠溝を設け、さ
    らに前記切欠溝に介入する一対の押上体を、前記熱板の
    下方に配設した被処理板体を搬送支持する搬送コンベヤ
    の搬送面に対して、出没自在としたことを特徴とする横
    型多段プレス。
  3. 【請求項3】各々任意間隔を置いて配置された一対の上
    下横梁を介して左右にフレームを対設し、前記上横梁に
    各々敷設した軌条の何れか一方には定規を取着し、前記
    定規に係合する係合部が何れか一方に配設された移動部
    材を、被処理板体の搬入側に挿入ガイドを有する複数段
    の熱板、並びに可動盤の上部両側から突出取着して前記
    軌条に吊持させ、前記フレーム並びに可動盤に取着され
    た摺動ガイドに沿って一体的に上下動可能な流体シリン
    ダ並びにラムにより左右方向に移動自在とすると共に、
    隣接する前記熱板並びに可動盤の四隅部近傍には、プレ
    ス開放時の熱板間隔を均等に保持する規制具を設置し、
    且つ前記熱板の下部に任意間隔を置いて一対の切欠溝を
    設け、さらに前記切欠溝に介入する一対の押上体を、前
    記熱板の下方に配設した被処理板体を搬送支持する搬送
    コンベヤの搬送面に対して、出没自在としたことを特徴
    とする横型多段プレス。
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JP2011201016A (ja) * 2010-03-04 2011-10-13 Meinan Mach Works Inc 横型多段プレスを用いたベニヤ単板の処理方法及び横型多段プレス
TWI480151B (zh) * 2008-07-16 2015-04-11 Taihei Seisakusho Kk Horizontal multi - stage stamping device

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JPS5314390U (ja) * 1976-07-19 1978-02-06

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