JPH0573735B2 - - Google Patents
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- JPH0573735B2 JPH0573735B2 JP59040436A JP4043684A JPH0573735B2 JP H0573735 B2 JPH0573735 B2 JP H0573735B2 JP 59040436 A JP59040436 A JP 59040436A JP 4043684 A JP4043684 A JP 4043684A JP H0573735 B2 JPH0573735 B2 JP H0573735B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenylserine
- phenylalanine
- acid
- acyl
- catalyst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は、フエニルアラニンまたはそのアシル
誘導体の新規製造法に関する。フエニルアラニン
は必須アミノ酸の一種であり、アミノ酸輸液なら
びに医薬原料など種々の用途を有するアミノ酸で
ある。とくに最近では人工甘味剤アスパルテーム
の原料として注目されている化合物でもある。一
方、N−アシルフエニルアラニンは酵素アシラー
ゼにより容易に光学分割されるので、L−フエニ
ルアラニン製造の前駆体として重要な化合物であ
る。 従来、フエニルアラニンの化学的製造法として
は)フエニルアセトアルデヒドを原料として
Strecker反応またはBuchever反応を利用する方
法、)α−クロロ−β−フエニルプロピル酸を
液体アンモニア中でアミノ化する方法、)ベン
ズアルデヒドとヒダントレンを縮合して得られる
4−ベンジリデンヒダントインを還元しさらに加
水分解する方法、)N−アシルグリシンとベン
ズアルデヒドの縮合によつて得られる2−アシル
−4−ベンジリデン−5−オキサゾロンを経由す
る方法など種々の方法が開示されている。しかし
ながら、)の方法は原料のフエニルアセトアル
デヒドが高価であるばかりでなく、青酸を使用す
る関係上工業的には非常に危険を伴うなどの欠点
を有する方法である。また)の方法はα−クロ
ロ−β−フエニルプロピオン酸の製造が困難であ
り、しかもアミノ化に際して液体アンモニアを使
用しなければならず装置上の制約を伴う方法であ
る。また)の方法においても原料のヒダントイ
ンの製造に際して青酸を使用するので、)の方
法と同様の問題点がある。さらに)の方法では
アシルグリシンとベンズアルデヒドの縮合を無水
酢酸中加熱還流下に実施するので、種々の副生物
を伴い易く、一般に2−アシル−4−ベンジリデ
ン−5−オキサゾロンの収率も低く、またその後
加水分解還元、さらに加水分解という多段階の工
程を必要とし、プロセス上繁雑な方法である。 また、N−アシルフエニルアラニンの製造法に
おいても、従来は前記N−アシルグリシンとベン
ズアルデヒドを縮合して得られるN−アシル−4
−ベンジリデン−5−オキサゾロンを経由する方
法が一般的であり、前述のような問題点を含んで
いる。N−アシルフエニルアラニンの別の製造法
として、ベンズアルデヒドまたはスチレンオキシ
ドとアセトアミドとをコバルト系の触媒下に一酸
化炭素および水素と反応させて製造する方法(特
公昭48−17259、特開昭58−85845)が開示されて
いるが、この製造法は高温高圧下での反応であり
工業的には装置上の制約を伴う方法である。 このように従来のフエニルアラニンまたはN−
アシルフエニルアラニンの製造法はそれぞれに問
題点を有する方法であり工業的に必ずしも満足し
うる方法とは言い難い。 本発明者らは、上記のようなL−フエニルアラ
ニン製造技術の現状を鑑み、より工業的な製造法
について鋭意検討の結果、グリシンとベンズアル
デヒドから容易に製造することのできるβ−フエ
ニルセリンまたはそのアシル誘導体から直接1工
程でフエニルアラニンまたはN−アシルフエニル
アラニンを製造する方法を見出し、本発明に到達
するに至つた。 即ち、本発明の方法は一般式()
誘導体の新規製造法に関する。フエニルアラニン
は必須アミノ酸の一種であり、アミノ酸輸液なら
びに医薬原料など種々の用途を有するアミノ酸で
ある。とくに最近では人工甘味剤アスパルテーム
の原料として注目されている化合物でもある。一
方、N−アシルフエニルアラニンは酵素アシラー
ゼにより容易に光学分割されるので、L−フエニ
ルアラニン製造の前駆体として重要な化合物であ
る。 従来、フエニルアラニンの化学的製造法として
は)フエニルアセトアルデヒドを原料として
Strecker反応またはBuchever反応を利用する方
法、)α−クロロ−β−フエニルプロピル酸を
液体アンモニア中でアミノ化する方法、)ベン
ズアルデヒドとヒダントレンを縮合して得られる
4−ベンジリデンヒダントインを還元しさらに加
水分解する方法、)N−アシルグリシンとベン
ズアルデヒドの縮合によつて得られる2−アシル
−4−ベンジリデン−5−オキサゾロンを経由す
る方法など種々の方法が開示されている。しかし
ながら、)の方法は原料のフエニルアセトアル
デヒドが高価であるばかりでなく、青酸を使用す
る関係上工業的には非常に危険を伴うなどの欠点
を有する方法である。また)の方法はα−クロ
ロ−β−フエニルプロピオン酸の製造が困難であ
り、しかもアミノ化に際して液体アンモニアを使
用しなければならず装置上の制約を伴う方法であ
る。また)の方法においても原料のヒダントイ
ンの製造に際して青酸を使用するので、)の方
法と同様の問題点がある。さらに)の方法では
アシルグリシンとベンズアルデヒドの縮合を無水
酢酸中加熱還流下に実施するので、種々の副生物
を伴い易く、一般に2−アシル−4−ベンジリデ
ン−5−オキサゾロンの収率も低く、またその後
加水分解還元、さらに加水分解という多段階の工
程を必要とし、プロセス上繁雑な方法である。 また、N−アシルフエニルアラニンの製造法に
おいても、従来は前記N−アシルグリシンとベン
ズアルデヒドを縮合して得られるN−アシル−4
−ベンジリデン−5−オキサゾロンを経由する方
法が一般的であり、前述のような問題点を含んで
いる。N−アシルフエニルアラニンの別の製造法
として、ベンズアルデヒドまたはスチレンオキシ
ドとアセトアミドとをコバルト系の触媒下に一酸
化炭素および水素と反応させて製造する方法(特
公昭48−17259、特開昭58−85845)が開示されて
いるが、この製造法は高温高圧下での反応であり
工業的には装置上の制約を伴う方法である。 このように従来のフエニルアラニンまたはN−
アシルフエニルアラニンの製造法はそれぞれに問
題点を有する方法であり工業的に必ずしも満足し
うる方法とは言い難い。 本発明者らは、上記のようなL−フエニルアラ
ニン製造技術の現状を鑑み、より工業的な製造法
について鋭意検討の結果、グリシンとベンズアル
デヒドから容易に製造することのできるβ−フエ
ニルセリンまたはそのアシル誘導体から直接1工
程でフエニルアラニンまたはN−アシルフエニル
アラニンを製造する方法を見出し、本発明に到達
するに至つた。 即ち、本発明の方法は一般式()
【化】
(式中、Rは水素原子または
【式】基を示
し、R′はメチル基、クロルメチル基またはフエ
ニル基を示す)で表わされるβ−フエニルセリン
またはそのアシル誘導体を還元触媒の存在下に接
触還元することを特徴とするフエニルアラニンま
たはN−アシルフエニルアラニンの製造法であ
る。 本発明の方法はβ−フエニルセリンまたはその
アシル誘導体を還元して1工程でフエニルアラニ
ンまたはN−アシルフエニルアラニンを製造する
方法で、従来全く知られていない新規な製造法で
ある。本発明の方法によれば、原料として用いる
β−フエニルセリンまたはそのアシル誘導体が容
易に製造できるものであるだけでなく、反応操作
もとくに特殊な操作を必要とせず温和な条件で還
元反応が進行するなど種々の利点を有する製法で
ある。 本発明の方法で使用されるβ−フエニルセリン
またはそのアシル誘導体は、前記一般式()で
表わされる化合物である。具体的には、β−フエ
ニルセリン、N−アセチル−β−フエニルセリ
ン、N−クロルアセチル−β−フエニルセリン、
N−ベンゾイル−β−フエニルセリンである。こ
れらの化合物は、遊離形態または鉱酸塩としてい
ずれで使用しても差し支えない。 これらの化合物、例えばβ−フエニルセリンは
グリシンとベンズアルデヒドをアルカリ存在下に
反応させた後、酸処理する方法で製造することが
できる。とくに、本発明者らが先に開発した方
法、すなわち、水と疎水性有機溶媒の2層系でグ
リシンとベンズアルデヒドを反応させる方法(特
願昭58−139445)で効率良く製造することができ
る。また、N−アシル−β−フエニルセリンはβ
−フエニルセリンを公知の方法でアシル化するこ
とによつて容易に製造することができる。 本発明の方法はβ−フエニルセリンまたはN−
アシル−β−フエニルセリンを水または/および
有機溶媒中に懸濁または/および溶解させた状態
で還元触媒の存在下に常圧または加圧下で接触還
元することで達成される。原料のβ−フエニルセ
リンまたはそのアシル誘導体を懸濁ないしは溶解
させる溶媒としては、接触還元時に溶媒自身が還
元されうるものでなければ特に限定されず、通常
は、原料と親和性のある極性溶媒が多用される。
例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノールまたは第3級ブタノールなどの低級アル
コール類;ジエチルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフランまたはジエチレングリコールジア
ルキルエーテルなどのエーテル類;ギ酸、酢酸ま
たはプロピオン酸などの有機酸;酢酸エチルに代
表されるエステル酸、アセトニトリル、ピリジ
ン、N,N−ジアルキルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンな
どの含窒素系溶媒;二硫化炭素、スルホランまた
はジメチルスルホキシドなどの含硫黄系溶媒;メ
チロセロソルブ、エチルセロソルブなどのグリコ
ールエーテル溶媒である。またベンゼン、トルエ
ンなどの炭化水素類;1,2−ジクロロエタン、
クロルベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類も溶
媒として使用することができる。これらの溶媒は
2種以上を混合して用いても良い。これらの溶媒
の使用量については特に制限はなく、反応混合物
が十分に攪拌できる状態になる量であればよい。
通常は、原料のβ−フエニルセリンまたはそのア
シル誘導体1重量部に対して2重量部以上用いれ
ば差支えない。 本発明の方法に用いられる還元触媒としてはパ
ラジウム系、白金系またはロジウム系などの溶媒
に対して不均一系となる触媒である。具体的には
パラジウム/炭素、パラジウム/硫酸バリウム、
パラジウム/炭酸カルシウム、白金/炭素、酸化
白金、酸化ロジウム、ロジウム/炭素、ロジウ
ム/アルミナなどのような単体金属を各種の担体
に担持させたものや金属酸化物が多用される。こ
れらの還元触媒の使用量は原料のβ−フエニルセ
リンまたはそのアシル誘導体に対して0.3重量%
以上、好ましくは0.5重量%以上である。触媒使
用量の上限については特に制限はないが、触媒が
高価であることから、経済的見地より、通常は、
30重量%程度である。また触媒の使用量が0.3重
量%より少ないと、触媒活性が小さくなり接触還
元時間が著しく長くなり経済上好ましくない。 本発明の接触還元反応は常圧下または加圧下の
いずれでも実施できる。加圧下の反応では核水添
反応を抑制するために、通常は、30Kg/cm2までの
水素加圧下で実施するのが好ましい。また反応温
度は10〜120℃、好ましくは20〜100℃の範囲であ
り、反応温度が120℃を越えると原料および生成
物の分解等の副反応が起り好ましくない。 このようにしてβ−フエニルセリンまたはその
アシル誘導体より、効率よくフエニルアラニンま
たはN−アシル−β−フエニルアラニンを製造す
ることができる。 以下、実施例によつて本発明を詳細に説明す
る。 尚、実施例中の高速液体クロマトグラフイーで
の分析条件は以下の通りである。 カラム:YMC−Pack A−312 6mmφ×150mm
(充填剤 ODS) 移動相:0.005M/ヘプタンスルホン酸ナト
リウム水溶液:メタノール=6:4(体積比)
……リン酸にてPH=2 流 量:1.0ml/min 検出器:紫外分光光度計(波長:225nm) 実施例 1 100mlのガラス性密閉容器にβ−フエニルセリ
ン・1水和物3.98g、60%酢酸水40mlおよび5%
パラジウム/炭素0.2gを装入した。窒素置換を
し、次いで常圧下に40〜45℃で5時間接触還元を
行つた。この間30mlの水素吸収が認められた。そ
の後、窒素置換し、濃塩酸2.1gおよび水20mlを
添加して沈殿物を溶解し触媒を別した。液を
高速液体クロマトグラフイーで分析した結果、
液中に0.20gのフエニルアラニンが生成してい
た。これは仕込みのβ−フエニルセリンに対して
6.0モル%の収率に相当する。 実施例 2 100mlのガラス製密閉容器にβ−フエニルセリ
ン・1水和物3.98g、水30ml、35%塩酸2.1gを
装入しβ−フエニルセリンを溶解した。これに5
%パラジウム/硫酸バリウム0.1gを装入した。
次に窒素置換してから常圧下に50〜55℃で3時間
接触還元を行つた。この間25mlの水素吸収が認め
られた。その後窒素置換してから触媒を別し
た。液を高速液体クロマトグラフイーにて分析
の結果液中のフエニルアラニン生成量は0.16g
であり、これはβ−フエニルセリンに対して4.8
モル%の収率に相当する。 実施例 3〜4 β−フエニルセリン・1水和物3.98gを使用し
溶媒、触媒の種類及び量或いは水素圧力を変えて
接触還元を行つた結果を表−1に示す。
ニル基を示す)で表わされるβ−フエニルセリン
またはそのアシル誘導体を還元触媒の存在下に接
触還元することを特徴とするフエニルアラニンま
たはN−アシルフエニルアラニンの製造法であ
る。 本発明の方法はβ−フエニルセリンまたはその
アシル誘導体を還元して1工程でフエニルアラニ
ンまたはN−アシルフエニルアラニンを製造する
方法で、従来全く知られていない新規な製造法で
ある。本発明の方法によれば、原料として用いる
β−フエニルセリンまたはそのアシル誘導体が容
易に製造できるものであるだけでなく、反応操作
もとくに特殊な操作を必要とせず温和な条件で還
元反応が進行するなど種々の利点を有する製法で
ある。 本発明の方法で使用されるβ−フエニルセリン
またはそのアシル誘導体は、前記一般式()で
表わされる化合物である。具体的には、β−フエ
ニルセリン、N−アセチル−β−フエニルセリ
ン、N−クロルアセチル−β−フエニルセリン、
N−ベンゾイル−β−フエニルセリンである。こ
れらの化合物は、遊離形態または鉱酸塩としてい
ずれで使用しても差し支えない。 これらの化合物、例えばβ−フエニルセリンは
グリシンとベンズアルデヒドをアルカリ存在下に
反応させた後、酸処理する方法で製造することが
できる。とくに、本発明者らが先に開発した方
法、すなわち、水と疎水性有機溶媒の2層系でグ
リシンとベンズアルデヒドを反応させる方法(特
願昭58−139445)で効率良く製造することができ
る。また、N−アシル−β−フエニルセリンはβ
−フエニルセリンを公知の方法でアシル化するこ
とによつて容易に製造することができる。 本発明の方法はβ−フエニルセリンまたはN−
アシル−β−フエニルセリンを水または/および
有機溶媒中に懸濁または/および溶解させた状態
で還元触媒の存在下に常圧または加圧下で接触還
元することで達成される。原料のβ−フエニルセ
リンまたはそのアシル誘導体を懸濁ないしは溶解
させる溶媒としては、接触還元時に溶媒自身が還
元されうるものでなければ特に限定されず、通常
は、原料と親和性のある極性溶媒が多用される。
例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロ
パノールまたは第3級ブタノールなどの低級アル
コール類;ジエチルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフランまたはジエチレングリコールジア
ルキルエーテルなどのエーテル類;ギ酸、酢酸ま
たはプロピオン酸などの有機酸;酢酸エチルに代
表されるエステル酸、アセトニトリル、ピリジ
ン、N,N−ジアルキルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンな
どの含窒素系溶媒;二硫化炭素、スルホランまた
はジメチルスルホキシドなどの含硫黄系溶媒;メ
チロセロソルブ、エチルセロソルブなどのグリコ
ールエーテル溶媒である。またベンゼン、トルエ
ンなどの炭化水素類;1,2−ジクロロエタン、
クロルベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類も溶
媒として使用することができる。これらの溶媒は
2種以上を混合して用いても良い。これらの溶媒
の使用量については特に制限はなく、反応混合物
が十分に攪拌できる状態になる量であればよい。
通常は、原料のβ−フエニルセリンまたはそのア
シル誘導体1重量部に対して2重量部以上用いれ
ば差支えない。 本発明の方法に用いられる還元触媒としてはパ
ラジウム系、白金系またはロジウム系などの溶媒
に対して不均一系となる触媒である。具体的には
パラジウム/炭素、パラジウム/硫酸バリウム、
パラジウム/炭酸カルシウム、白金/炭素、酸化
白金、酸化ロジウム、ロジウム/炭素、ロジウ
ム/アルミナなどのような単体金属を各種の担体
に担持させたものや金属酸化物が多用される。こ
れらの還元触媒の使用量は原料のβ−フエニルセ
リンまたはそのアシル誘導体に対して0.3重量%
以上、好ましくは0.5重量%以上である。触媒使
用量の上限については特に制限はないが、触媒が
高価であることから、経済的見地より、通常は、
30重量%程度である。また触媒の使用量が0.3重
量%より少ないと、触媒活性が小さくなり接触還
元時間が著しく長くなり経済上好ましくない。 本発明の接触還元反応は常圧下または加圧下の
いずれでも実施できる。加圧下の反応では核水添
反応を抑制するために、通常は、30Kg/cm2までの
水素加圧下で実施するのが好ましい。また反応温
度は10〜120℃、好ましくは20〜100℃の範囲であ
り、反応温度が120℃を越えると原料および生成
物の分解等の副反応が起り好ましくない。 このようにしてβ−フエニルセリンまたはその
アシル誘導体より、効率よくフエニルアラニンま
たはN−アシル−β−フエニルアラニンを製造す
ることができる。 以下、実施例によつて本発明を詳細に説明す
る。 尚、実施例中の高速液体クロマトグラフイーで
の分析条件は以下の通りである。 カラム:YMC−Pack A−312 6mmφ×150mm
(充填剤 ODS) 移動相:0.005M/ヘプタンスルホン酸ナト
リウム水溶液:メタノール=6:4(体積比)
……リン酸にてPH=2 流 量:1.0ml/min 検出器:紫外分光光度計(波長:225nm) 実施例 1 100mlのガラス性密閉容器にβ−フエニルセリ
ン・1水和物3.98g、60%酢酸水40mlおよび5%
パラジウム/炭素0.2gを装入した。窒素置換を
し、次いで常圧下に40〜45℃で5時間接触還元を
行つた。この間30mlの水素吸収が認められた。そ
の後、窒素置換し、濃塩酸2.1gおよび水20mlを
添加して沈殿物を溶解し触媒を別した。液を
高速液体クロマトグラフイーで分析した結果、
液中に0.20gのフエニルアラニンが生成してい
た。これは仕込みのβ−フエニルセリンに対して
6.0モル%の収率に相当する。 実施例 2 100mlのガラス製密閉容器にβ−フエニルセリ
ン・1水和物3.98g、水30ml、35%塩酸2.1gを
装入しβ−フエニルセリンを溶解した。これに5
%パラジウム/硫酸バリウム0.1gを装入した。
次に窒素置換してから常圧下に50〜55℃で3時間
接触還元を行つた。この間25mlの水素吸収が認め
られた。その後窒素置換してから触媒を別し
た。液を高速液体クロマトグラフイーにて分析
の結果液中のフエニルアラニン生成量は0.16g
であり、これはβ−フエニルセリンに対して4.8
モル%の収率に相当する。 実施例 3〜4 β−フエニルセリン・1水和物3.98gを使用し
溶媒、触媒の種類及び量或いは水素圧力を変えて
接触還元を行つた結果を表−1に示す。
【表】
例No. 〓
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式() 【化】 (式中、Rは水素原子または【式】基を示 し、R′はメチル基、クロルメチル基またはフエ
ニル基を示す) で表わされるβ−フエニルセリンまたはそのアシ
ル誘導体を、パラジウム系または白金系触媒の存
在下に接触還元することを特徴とするフエニルア
ラニンまたはN−アシルフエニルアラニンの製造
方法。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59040436A JPS60185751A (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | フエニルアラニンまたはそのアシル誘導体の製造法 |
| NL8520047A NL8520047A (nl) | 1984-03-05 | 1985-03-05 | Werkwijze voor het bereiden van n-acylphenylalanines. |
| DE3590085A DE3590085C2 (ja) | 1984-03-05 | 1985-03-05 | |
| GB08525711A GB2175583B (en) | 1984-03-05 | 1985-03-05 | Process for preparing n-acylphenylalanines |
| EP85901089A EP0174375B1 (en) | 1984-03-05 | 1985-03-05 | Process for preparing n-acylphenylalanines |
| DE19853590085 DE3590085T (de) | 1984-03-05 | 1985-03-05 | Verfahren zur Herstellung von N-Acylphenylalaninen |
| AU39984/85A AU567460B2 (en) | 1984-03-05 | 1985-03-05 | Preparation process of n-acylphenylalanines |
| CH4778/85A CH667085A5 (de) | 1984-03-05 | 1985-03-05 | Verfahren zur herstellung von n-acylphenylalaninen. |
| PCT/JP1985/000109 WO1985003933A1 (fr) | 1984-03-05 | 1985-03-05 | Procede de preparation de n-acylphenylanines |
| US06/794,562 US4675439A (en) | 1984-03-05 | 1985-11-04 | Preparation process of N-acylphenylalanines |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59040436A JPS60185751A (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | フエニルアラニンまたはそのアシル誘導体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60185751A JPS60185751A (ja) | 1985-09-21 |
| JPH0573735B2 true JPH0573735B2 (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=12580586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59040436A Granted JPS60185751A (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | フエニルアラニンまたはそのアシル誘導体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60185751A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61126056A (ja) * | 1984-11-22 | 1986-06-13 | Osaka Yuki Kagaku Kogyo Kk | フエニルアラニン系アミノ酸又はそのエステルの製造方法 |
-
1984
- 1984-03-05 JP JP59040436A patent/JPS60185751A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60185751A (ja) | 1985-09-21 |
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