JPH06128462A - 熱硬化性樹脂組成物、接着剤シート、接着剤付きポリイミドフィルム及び金属はく張りポリイミドフィルム - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物、接着剤シート、接着剤付きポリイミドフィルム及び金属はく張りポリイミドフィルム

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JPH06128462A
JPH06128462A JP4276392A JP27639292A JPH06128462A JP H06128462 A JPH06128462 A JP H06128462A JP 4276392 A JP4276392 A JP 4276392A JP 27639292 A JP27639292 A JP 27639292A JP H06128462 A JPH06128462 A JP H06128462A
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JP
Japan
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polyimide film
formula
group
adhesive
general formula
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Application number
JP4276392A
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English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
隆之 鈴木
Masashi Tanaka
正史 田中
Tatsuya Oda
達也 小田
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式(A)で表される構成単位を含むポリイミ
ド、及びエポキシ樹脂を含有する樹脂組成物。 式(A)中、Ar1は、芳香環を含む二価の基、Ar2
式(B)又は(C)、Xは−O−又は−C(=O)−O
−、式(B)が10〜90モル%、式(C)が90〜1
0モル%である。式(B)中、ZはX’と同じか、−S
−、−(CH2)m−、−C(CF32−、−C(=
O)O−又は結合を示し、mは1以上の整数であり、式
(C)中、R1〜R4は水素又は炭素数1〜4のアルキル
基若しくはアルコキシ基を示し、X’は−CH2−、−
C(CH32−、−O−、−SO2−、−C(=O)
−、−NHCO−を示す。 【効果】 180℃以下の温度で接着硬化でき、耐熱性
が良好であるフレキシブル印刷配線板基板や薄膜多層基
板、複合リードフレームを製造するときの耐熱性接着剤
として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温で接着硬化できる
ポリイミド樹脂組成物に関する。本発明の樹脂組成物
は、印刷回路基板、TAB(Tape Automat
ed Bonding)用テープ、複合リ−ドフレ−
ム、積層材料などに用いることができる耐熱性に優れた
熱硬化性接着剤として有用である。
【0002】
【従来の技術】電子材料用の絶縁性接着剤として、アク
リル系、フェノール系、エポキシ系、ポリイミド系など
の接着剤が知られている。またホットメルト接着剤もこ
のような用途に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アクリル
系、フェノール系及びエポキシ系の接着剤は、接着性に
優れているが、耐熱性が劣っている。ホットメルト接着
剤は、接着温度が300℃前後と高いため被着体および
加熱装置の制約を受け、ホットメルトであるため、接着
した後再び高温にさらすと接着剤が軟化し、強度を保て
ない。ポリイミド系接着剤は接着するために275℃、
5MPaという高温高圧を必要とする。本発明は、耐熱
性、接着性ともに優れ、かつ180℃以下の低温で接着
可能な熱硬化性樹脂組成物及びこの熱硬化性樹脂組成物
の接着剤としての応用製品を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式化4で
表される構成単位を含むポリイミド、及びエポキシ樹脂
を含有することを特徴とする熱硬化性樹脂組成物であ
る。
【0005】
【化4】 (一般式化4中、Xは−O−又は−C(=O)O−を示
し、Ar1は芳香環を含む二価の基を示し、Ar2は一般
式化5又は化6で表される基を示し、一般式化5で表さ
れる基が10〜90モル%、一般式化6で表される基が
90〜10モル%である)
【0006】
【化5】 (一般式化5中、Zは−C(=O)−、−SO2−、−
O−、−S−、−(CH2m−、−NHCO−、−C
(CH32−、−C(CF32−、−C(=O)O−又
は結合を示し、m及びkは1以上の整数であり、複数個
のZはそれぞれ同一でも異なっていてもよく、各ベンゼ
ン環の水素は置換基で適宜置換されていてもよい)
【0007】
【化6】 (一般式化6中、R1、R2、R3、及びR4は、それぞれ
独立に水素又は炭素数1〜4のアルキル基若しくはアル
コキシ基を示し、これらのうち少なくとも2個以上はア
ルキル基又はアルコキシ基であり、X’は−CH2−、
−C(CH32−、−O−、−SO2−、−C(=O)
−、−NHCO−を示す)
【0008】前記一般式化5において、ベンゼン環に結
合していてもよい置換基としては、低級アルキル基例え
ば、メチル基、エチル基、イソプロピル基など、アルコ
キシ基例えば、メトキシ基、エトキシ基など、フッ素置
換アルキル基例えば、トリフルオロメチル基、ペンタフ
ルオロエチル基、パーフルオロブチル基、パーフルオロ
ヘキシル基、パーフルオロオクチル基など及びハロゲン
元素例えば、フッ素、塩素、臭素など、があり、これら
の置換基が複数個ある場合、同一でも異なっていてもよ
い。
【0009】前記ポリイミドは、一般式化7で表される
酸二無水物と一般式化8及び一般式化9で表される化合
物を反応させて製造される。
【0010】
【化7】 (ただし、一般式化7中、Ar1は二価の芳香族基、X
は−O−又は−C(=O)O−を示す)
【0011】
【化8】 (ただし、一般式化8中、Zは−C(=O)−、−SO
2−、−O−、−S−、−CH2−、−NHCO−、−C
(CH32−、−C(CF32−、−C(=O)O−又
は結合を示し、Yはアミノ基又はイソシアナート基を示
し、nは1〜4の整数、複数個のZはそれぞれ同一でも
異なっていてもよく、各ベンゼン環の水素はアルキル基
又はハロゲンで置換されていてもよい)で表される化合
物及び一般式化9で表される化合物とを反応させて得ら
れる。
【0012】
【化9】 (ただし、式中、Yはアミノ基又はイソシアネート基を
示し、R1、R2、R3、及びR4は、それぞれ独立に炭素
数が1から4のアルキル基又はアルコキシ基を示す)
【0013】一般式化7で表される酸二無水物の具体例
としてはカテコールビストリメリテート二無水物、レゾ
ルシノールビストリメリテート二無水物、ジヒドロキシ
ベンゼンビストリメリテート二無水物、ビスフェノール
Aビストリメリテート二無水物、テトラクロロビスフェ
ノールAビストリメリテート二無水物、テトラブロモビ
スフェノールAビストリメリテート二無水物、ビフェニ
ルビストリメリテート二無水物、下記化10で表される
酸二無水物等が挙げられる。
【0014】
【化10】 (ただし、式中、Xは−O−又は−C(=O)−O−を
示し、2個のXは同一でも異なっていてもよく、Rはア
ルキル基又はフルオロアルキル基を示し、複数のRは同
一でも異なっていてもよく、pは1又は2である。)
【0015】一般式化10で表される酸二無水物の例と
しては、下記化11〜化22で表される化合物がある。
【0016】
【化11】
【0017】
【化12】
【0018】
【化13】
【0019】
【化14】
【0020】
【化15】
【0021】
【化16】
【0022】
【化17】
【0023】
【化18】
【0024】
【化19】
【0025】
【化20】
【0026】
【化21】
【0027】
【化22】
【0028】前記酸二無水物以外の酸二無水物を、本発
明の目的を損なわない範囲で併用しても良い。このよう
な酸二無水物としては、3,3’,4,4’−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’
−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、4,
4’−〔2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオ
ロメチル)エチリデン〕ビス(1,2−ベンゼンジカル
ボン酸無水物)等がある。これらは、多くとも酸二無水
物全量に対して50モル%以下で、より好ましくは30
モル%以下とする。
【0029】一般式化8で表わされる化合物としては、
一般式化8中、一つのZと一つのYの組合せ及び二つの
Zの組合せにおいて、それぞれは、同一のベンゼン環に
互いにパラ位又はメタ位に結合しているものが好まし
い。
【0030】一般式化8で表わされる化合物のうち、基
Yがアミノ基であるジアミンとしては、ビス(アニリノ
イソプロピリデン)ベンゼン、ビス(アミノフェノキ
シ)ベンゼン、ビス(アミノフェノキシフェニル)プロ
パン、ビス(アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビ
ス(アミノフェノキシフェニル)ケトン、ビス(アミノ
フェノキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、4,
4’−ビス〔3−(4−アミノ−α,α’−ジメチルベ
ンジル)フェノキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−
ビス〔3−(4−アミノα,α’−ジメチルベンジル)
フェノキシ〕ベンゾフェノン4,4’−ビス〔4−(4
−アミノ−α,α’−ジメチルベンジル)フェノキシ〕
ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔4−(4−アミ
ノ−α,α’−ジメチルベンジル)フェノキシ〕ベンゾ
フェノン、4−〔3−(4−アミノ−α,α’−ジメチ
ルベンジル)フェノキシ〕−4’−〔4−(4−アミノ
−α,α’−ジメチルベンジル)フェノキシ〕ジフェニ
ルスルホン、4−〔3−(4−アミノ−α,α’−ジメ
チルベンジル)フェノキシ〕−4’−〔4−アミノ−
α,α’−ジメチルベンジル)フェノキシ〕ベンゾフェ
ノン、4,4’−ビス〔3−(3−アミノ−α,α’−
ジメチルベンジル)フェノキシ〕ジフェニルスルホン、
4,4’−ビス〔3−(3−アミノ−α,α’−ジメチ
ルベンジル)フェノキシ〕ベンゾフェノン、4,4’−
ビス〔2−(4−アミノ−α,α’−ジメチルベンジ
ル)フェノキシ〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス
〔2−(4−アミノ−α,α’−ジメチルベンジル)フ
ェノキシ〕ベンゾフェノン、3,3’−ビス〔3−(4
−アミノ−α,α’−ジメチルベンジル)フェノキシ〕
ジフェニルスルホン、3,3’−ビス〔3−(4−アミ
ノ−α,α’−ジメチルベンジル)フェノキシ〕ベンゾ
フェノン等が挙げられる。これらを混合して用いてもよ
い。
【0031】一般式化8で表わされる化合物のうち、基
Yがイソシアナート基であるジイソシアナートとして
は、4,4’−ビス〔3−(4−イソシアナート−α,
α’−ジメチルベンジル)フェノキシ〕ジフェニルケト
ン、4,4’−ビス〔3−(4−イソシアナート−α,
α’−ジメチルベンジル)フェノキシ〕ジフェニルスル
ホン等があり、その他一般式化8で表わされる化合物の
うち、基Yがアミノ基であるジアミンにおいて、アミノ
基をイソシアナート基に代えたものがある。
【0032】前記した一般式化9で表される化合物のう
ち、Yがアミノ基であるものとしては、4,4’−ジア
ミノ−3,3’,5,5’−テトラメチルジフェニルメ
タン、4,4’−ジアミノ−3,3’,5,5’−テト
ラエチルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,
3’,5,5’−テトラn−プロピルジフェニルメタ
ン、4,4’−ジアミノ−3,3’,5,5’−テトラ
イソプロピルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−
3,3’,5,5’−テトラブチルジフェニルメタン、
4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチル−5,5’−
ジエチルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,
3’−ジメチル−5,5’−ジイソプロピルジフェニル
メタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジエチル−
5,5’−ジイソプロピルジフェニルメタン、4,4’
−ジアミノ−3,5−ジメチル−3’,5’−ジエチル
ジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,5−ジメ
チル−3’,5’−ジイソプロピルジフェニルメタン、
4,4’−ジアミノ−3,5−ジエチル−3’,5’−
ジイソプロピルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ
−3,5−ジエチル−3’,5’−ジブチルジフェニル
メタン、4,4’−ジアミノ−3,5−ジイソプロピル
−3’,5’−ジブチルジフェニルメタン、4,4’−
ジアミノ−3,3−ジイソプロピル−5,5’−ジブチ
ルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−
ジメチル−5,5’−ジブチルジフェニルメタン、4,
4’−ジアミノ−3,3’−ジエチル−5,5’−ジブ
チルジフェニルメタン等がある。
【0033】前記した一般式化9で表される化合物のう
ち、Yがイソシアネート基であるものとしては、上記に
例示したジアミンにおいて、「アミノ」を「イソシアネ
ート」と読み替えたものを例示することができる。
【0034】一般式化8で表わされる化合物と一般式化
9で表わされる化合物は、前者/後者がモル比で10/
90〜90/10になるように使用するのが好ましい。
この比が大きすぎると極性の小さな溶剤に対する溶解性
が低下する傾向にあり、大きすぎると一般式化8で表さ
れる化合物を使用することによってポリイミドの軟化点
を低下させる効果が小さくなる。上記の比は、40/6
0〜10/90であるのが特に好ましい。
【0035】酸二無水物の反応の相手としてジアミンを
使用する場合に前記したジアミンと併用してもよい他の
ジアミンとしては、ジアミノジフェニルメタン、ジアミ
ノジフェニルエーテル、ジアミノジフェニルスルホン、
ジアミノジフェニルケトン、ジアミノジフェニルプロパ
ン、フェニレンジアミン、トルエンジアミン、ジアミノ
ジフェニルスルフィド、ジアミノジフェニルヘキサフル
オロプロパン、ジアミノジアルキルジフェニルメタン等
があり、これらは二種以上併用してもよく、本発明の目
的を損なわない範囲で使用される。
【0036】また、酸二無水物の反応の相手として、ジ
イソシアナートを使用する場合、前記したようなジイソ
シアナートと併用してもよいジイソシアナートとして
は、ジフェニルメタンジイソシアナート、トルイレンジ
イソシアナート等の前記した他のジアミンのアミノ基を
イソシアナート基に変えたものがある。前記したいずれ
のジイソシアナートも、上記したジアミンを常法に従い
ホスゲンと反応させることによって製造される。
【0037】本発明において用いるポリイミドは、例え
ば、次のようにして製造される。
【0038】1. 酸二無水物の反応の相手としてジア
ミンを使用する場合、酸二無水物とジアミンを有機溶媒
中、必要に応じてトリブチルアミン,トリエチルアミ
ン,亜リン酸トリフェニル等の触媒の存在下、100℃
以上、好ましくは180℃以上に加熱して、イミド化ま
でを行わせて、直接ポリイミドを得る方法(触媒は、反
応成分の総量に対して0〜15重量%使用するのが好ま
しく、特に0.01〜15重量%使用するのが好まし
い)。
【0039】2. 酸二無水物及びジアミンを有機溶媒
中100℃未満で反応させてポリイミドの前駆体である
ポリアミドの酸のワニスをいったん製造し、この後、こ
のワニスを加熱してイミド化するか、無水酢酸、無水プ
ロピオン酸、無水安息香酸等の酸無水物、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド等のカルボジイミド化合物等の閉環
剤、必要に応じてピリジン、イソキノリン、トリメチル
アミン、アミノピリジン、イミダゾール等の閉環触媒を
添加して化学閉環(イミド化)させる方法(閉環剤及び
閉環触媒は、それぞれ、酸無水物1モルに対して1〜8
モルの範囲内で使用するのが好ましい)。
【0040】前記有機溶剤としては、N−メチル−ピロ
リドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラ
ン、ヘキサメチルリン酸トリアミド、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリドン等の非プロトン性極性溶媒、フェ
ノール、クレゾール、キシレノール、P−クロルフェノ
ール等のフェノール系溶媒が挙げられる。この他、ベン
ゼン,トルエン,キシレン,メチルエチルケトン,アセ
トン,テトラヒドロフラン,ジオキサン,モノグライ
ム,ジグライム,メチルセロソルブ,セロソルブアセテ
ート,メタノール,エタノール,イソプロパノール,塩
化メチレン,クロロホルム,トリクレン,テトラクロロ
エタン等のうち、原料モノマー及びポリイミド又はポリ
アミド酸を溶解するものを使用してもよく、これらを溶
解しないものは、溶解性をそこなわない範囲で他の溶剤
と混合して用いてもよい。
【0041】前記したポリイミド及びその前駆体である
ポリアミド酸の製造に際し、場合により、固相反応、3
00℃以下での溶融反応等を利用することができる。ま
た、酸二無水物の反応の相手としてジイソシアナートを
使用する場合は、前記した直接ポリイミドを得る方法に
準じて行うことができる。ただし、反応温度は室温以
上、特に60℃以上であれば充分である。
【0042】酸二無水物とその反応の相手は、ほぼ等モ
ルで用いるのが好ましいが、いずれか一方の過剰量が1
0モル%、特に好ましくは5モル%までは許容される。
【0043】一般式化4で表されるポリイミドに配合す
るエポキシ樹脂としては、エポキシ基を1分子あたり平
均2個以上有する次のようなエポキシ化合物があり、こ
れらは、単独又は二種以上を混合して用いられる。
【0044】ビスフェノール系エポキシ樹脂、ハロゲン
化ビスフェノール系エポキシ樹脂、フェノールノボラッ
ク系エポキシ樹脂、ハロゲン化フェノールノボラック系
エポキシ樹脂、アルキルフェノールノボラック系エポキ
シ樹脂、ポリフェノール系エポキシ樹脂、ポリグリコー
ル系エポキシ樹脂、還状脂肪族系エポキシ樹脂。
【0045】ポリイミドとエポキシ樹脂との混合割合
は、ポリイミドに対して、10〜50重量%とするのが
好ましく、さらに好ましい混合割合は25〜40重量%
である。エポキシ樹脂が10重量%より少ないと硬化が
十分でなく、接着性も小さくなる。50重量%より多い
と樹脂組成物がもろくなって成形できなくなる。
【0046】また、必要に応じて、エポキシ樹脂ととも
に熱硬化性成分として、ポリマレイミドを添加してもよ
い。上記ポリマレイミドの具体例としてはN,N’−
(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミド、N,
N’−(4,4’−ジフェニルオキシ)ビスマレイミ
ド、N,N’−p−フェニレンビスマレイミド、N,
N’−m−フェニレンビスマレイミド、N,N’−2,
4−トリレンビスマレイミド、N,N’−2,6−トリ
レンビスマレイミド、N,N’−エチレンビスマレイミ
ド、N,N’−〔4,4’−〔2,2’−ビス(4,
4’フェノキシフェニル)イソプロピリデン〕〕ビスマ
レイミド、N,N’−ヘキサメチレンビスマレイミド、
化23〜化28で表される化合物があり、これらは、単
一で又は二種以上混合して使用される。
【0047】
【化23】
【0048】
【化24】
【0049】
【化25】
【0050】
【化26】
【0051】
【化27】
【0052】
【化28】 (式中、rは1以上の整数を示す)
【0053】熱硬化性成分中のポリマレイミドとエポキ
シ樹脂の割合は、任意であるが、本発明の樹脂組成物を
180℃以下で硬化させるために、好ましくは、エポキ
シ樹脂を20重量%以上とし、さらに好ましくは、エポ
キシ樹脂を40〜80重量%とする。
【0054】ポリマレイミド及びエポキシ樹脂を180
℃以下で硬化反応させるために、必要により硬化剤及び
硬化促進剤を使用する。ポリマレイミドを硬化させるた
めの硬化剤としては、次ぎに挙げるようなジアミンがあ
る。4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’
−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフ
ェニルスルホン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−メチ
ル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパ
ン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル〕ブタン、2,2−ビス〔3−メチル−4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル〕ブタン、2,2−ビス
〔3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕ブタン、2,2−ビス〔3,5−ジブロモ−4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ブタン1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス〔3−
メチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロ
パン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕
スルホン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕エ−テル、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕スルホン、4,4’−ビス(4−アミノフェノ
キシ)ビフェニル、4,4’−カルボニルビス(p−フ
ェニレンオキシ)ジアニリン、メタフェニレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、テトラメチレンジアミ
ン。
【0055】これらのうちでは、2,2−ビス〔4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパンが好まし
い。必要ならば、上記ジアミンの混合物を用いてもよ
い。ポリマレイミドの硬化促進剤としては、次ぎに挙げ
るようなパーオキシド類がある。t−ブチルハイドロパ
−オキシド、キュメンハイドロパ−オキシド、ジイソプ
ロピルベンゼンハイドロ−オキシド、ジ−t−ブチルパ
−オキシド、t−ブチルクミルパーオキシド、ジクミル
パ−オキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパ−オキシ)ヘキシン−3,2,5−
ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパ−オキシ)ヘキサ
ン。これらのうちではジクミルパーオキシドが好まし
い。
【0056】エポキシ樹脂の硬化剤としては、ジシアン
ジアミド、ポリフェノール類及び酸無水物等一般的にエ
ポキシ樹脂の硬化剤として使用されるものであればよ
く、特に限定されない。また、硬化促進剤も2−メチル
イミダゾール、2−メチル−4−エチルイミダゾール、
2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダ
ゾール等のイミダゾール類及びそれらの誘導体やジエチ
ルアミン、トリエチルアミン、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン等のアミン類、BF3−アミン錯体
などが使用でき、特に限定されない。
【0057】本発明の樹脂組成物は、あらかじめシート
状に成形しておき、シート状接着剤として用いると便宜
である。また、本発明の樹脂組成物をガラス布、ガラス
マット芳香族ポリアミド繊維布、芳香族ポリアミド繊維
マットなどにワニスとして含浸し、樹脂を半硬化させて
繊維強化型のシート状接着剤として用いることもでき
る。
【0058】本発明の樹脂組成物をワニスとし、そのま
ま被着物に塗布、乾燥し、他の被着物と加熱加圧して接
着してもよい。温度100〜250℃、圧力0.1〜1
0MPaで20分以上で加熱加圧するのが好ましい。特
に、温度150〜200℃、圧力1〜3MPaで60〜
90分間加熱加圧するのがより好ましい。
【0059】本発明の樹脂組成物をワニスとし、このワ
ニスをポリイミドフィルムの片面または両面に塗布し乾
燥した接着剤層付ポリイミドフィルムは、これと金属は
くとを重ね合わせて加熱加圧してフレキシブル印刷回路
用基板、TAB用テープなどを製造するのに有用であ
る。また、両面接着剤層付ポリイミドフィルムを印刷回
路基板どうし又は印刷回路基板と金属はく、例えば銅は
く、アルミはく、42合金はくなどと接着し、薄膜多層
回路基板や金属複合基板などを製造できる。
【0060】本発明の接着剤ワニスを片面金属はく張り
ポリイミドフィルムの金属はくの張ってないポリイミド
フィルム面に塗布乾燥させた接着剤層付片面金属はく張
りポリイミドフィルムは、これとフレキシブル印刷回路
基板や42合金はくと加熱加圧着することにより薄膜多
層回路基板や複合リードフレームなどの製造に特に有用
である。
【0061】
【実施例】
実施例1 撹拌機、温度計、窒素ガス導入管、塩化カルシウム管を
備えた4つ口フラスコに4,4’−ジアミノ−3,
3’,5,5’−テトライソプロピルジフェニルメタン
(IPDDM)2.745g(7.5ミリモル)と2,
2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニルプロ
パン〕(BAPP)1.025g(2.5ミリモル)及
びN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)28.6g
を入れ、溶解した。
【0062】次に、5℃を越えないように冷却しながら
ビスフェノールAビストリメリテート二無水物(BAB
T)5.76g(10.0ミリモル)を少しづつ加えた
後、5℃を越えないように冷却しながら1時間、次い
で、室温で6時間反応させてポリアミド酸を合成した。
得られたポリアミド酸のワニスに、無水酢酸2.55g
及びピリジン1.98gを加え、室温で3時間反応させ
てポリイミドを合成した。
【0063】得られたポリイミドのワニスを水に注いで
得られる沈殿を分離、粉砕、乾燥してポリイミド粉末を
得た。得られたポリイミド粉末21gと臭素化ビスフェ
ノール系エポキシ樹脂9g,ジシアンジアミド0.2
g、2−エチル−4−メチルイミダゾール0.03gを
N,N−ジメチルホルムアミド90gに溶解した。
【0064】得られたワニスをガラス板上に流延し、1
00℃で10分間乾燥後、ガラス板から引きはがし、鉄
わくに固定し、150℃で20分間乾燥し、厚み25μ
mのシートを得た。得られたシート2枚の外側に厚み3
5μmの銅はくを配し、温度180℃、圧力3MPaで
60分間加熱加圧し、両面銅張りフレキシブル積層板を
得た。
【0065】実施例2 実施例1で得られたワニスを片面銅張りポリイミドフィ
ルムのフィルム面に塗布し、100℃で10分間、続い
て150℃で20分間加熱して厚み10μmの接着剤層
を設けた。得られた接着剤付片面銅張りポリイミドフィ
ルム2枚を接着剤層面を合わせて、温度180℃、圧力
3MPaで60分間加熱加圧し、両面銅張りフレキシブ
ル積層板とした。
【0066】実施例3 実施例2で得られた接着剤層付片面銅張りポリイミドフ
ィルムと片面銅張りポリイミドフィルムを温度180
℃、シリンダー圧力0.5MPa、速度1m/minの
条件でロールラミネーターにより張り合わせた。その
後、温度180℃の乾燥機中で90分間硬化させ片面銅
張りポリイミドフィルム積層体を得た。
【0067】実施例4 実施例2で得られた接着剤層付片面銅張りポリイミドフ
ィルムと42合金はくとを温度180℃、シリンダー圧
力1MPa、速度0.5m/minの条件でロールラミ
ネーターにより張り合わせた。その後、温度180℃の
乾燥機中で90分間硬化させ、片面銅張りポリイミドフ
ィルム−42合金積層板を得た。
【0068】実施例5 実施例1で得られたワニスを厚み75μmのポリイミド
フィルムの片面に塗布し、100℃で10分間、続いて
150℃で20分間加熱乾燥し、厚み20μmの接着剤
層を形成した。得られた接着剤層付ポリイミドフィルム
と厚み35μm銅はくと温度180℃、シリンダー圧力
0.5MPa、速度1m/minの条件でロールラミネ
ーターにより張り合わせた。その後、温度180℃の乾
燥機中で90分間硬化させ、片面銅張りポリイミドフィ
ルムを得た。
【0069】実施例6 実施例1で得られたポリイミド粉末21gとビスフェノ
ール系エポキシ樹脂4.5g、N,N’(4,4’−ジ
フェニルメタン)ビスマレイミド4.5g、ジシアンジ
アミド0.1g、2−エチル−4−メチルイミダゾール
0.03g、ジクミルパーオキシド0.3gをN,N−
ジメチルホルムアミド90gに溶解した。
【0070】得られたワニスをガラス板上に流延し、1
00℃で10分間乾燥後、ガラス板から引きはがし、鉄
わくに固定し、140℃で20分間乾燥し、厚み25μ
mのシートを得た。得られたシート2枚の外側に厚み3
5μmの銅はくを配し、温度180℃、圧力3MPaで
90分間加熱加圧し、両面銅張りフレキシブル積層板を
得た。
【0071】実施例7 実施例6で得られたワニスを用いて、実施例2と同様に
して接着剤層付片面銅張りポリイミドフィルムを得た。
さらに、これを用いて実施例2と同様にして、両面銅張
りフレキシブル積層板とした。
【0072】実施例8 実施例7で得られた接着剤層付片面銅張りポリイミドフ
ィルムを用いて、実施例3と同様にして、片面銅張りポ
リイミドフィルム積層体を得た。
【0073】実施例9 実施例7で得られた接着剤層付片面銅張りポリイミドフ
ィルムと42合金はくを用いて、実施例4と同様にし
て、片面銅張りポリイミドフィルム−42合金積層板を
得た。
【0074】実施例10 実施例6で得られたワニスを用いて実施例5と同様にし
て接着剤層付ポリイミドフィルムを得た。これと厚み3
5μm銅はくとを実施例5と同様にして張り合わせ、片
面銅張りポリイミドフィルムを得た。
【0075】各実施例で得られた積層板及び片面銅張り
ポリイミドフィルムについて、はんだ耐熱性(288℃
のはんだ浴に1分間浮かべた後の外観)を調べた。その
結果はいずれも良好であった。また、引きはがし強さを
表1及び表2に示す。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】比較例1 アクリル系の接着シートを用いて実施例1と同様の構成
及び同条件で加熱加圧し、両面銅張りフレキシブル積層
板を得た。このフレキシブル積層板の室温における引き
はがし強さは、2.2KN/mであったが、150℃に
おいては0.5KN/mに低下した。また、288℃の
はんだ浴に浮かべた後に、ふくれを生じた。
【0079】比較例2 エポキシ系の接着剤を用いて、片面銅張りポリイミドフ
ィルムと42合金はくとを、実施例4と同条件で張り合
わせたが、42合金と接着しなかった。
【0080】比較例3 ポリイミド系の接着シートを用いて、実施例1と同様の
構成及び条件で加熱加圧し、両面銅張りフレキシブル積
層板を得た。このフレキシブル積層板の室温における引
きはがし強さは非常に弱く測定できなかった。また、こ
の接着シートにより、片面銅張りポリイミドフィルムと
42合金はくとを、実施例4と同条件で張り合わせよう
としたが、ポリイミドフィルム及び42合金どちらにも
接着しなかった。
【0081】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂成物は、接着剤と
して使用するときに、180℃程度の温度で接着でき
る。従来の耐熱性接着剤と異なり、接着に高温を要せ
ず、ロールツ−ロ−ルでの張り合わせも可能で、取り扱
い易い。しかも、高温まで優れた接着力を有し、従来、
張り合わせの困難であった42合金とも接着する。ま
た、あらかじめ、シート状に加工しておくこともでき
る。さらに、溶剤に可溶であるので、あらかじめ被着体
に塗布して、他の被着体と接着させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 163/00 JFP 8830−4J 179/08 JGE 9285−4J H05K 3/38 7011−4E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式化1で表される構成単位を含むポ
    リイミド、及びエポキシ樹脂を含有することを特徴とす
    る熱硬化性樹脂組成物。 【化1】 (一般式化1中、Xは−O−又は−C(=O)O−を示
    し、Ar1は芳香環を含む二価の基を示し、Ar2は一般
    式化2又は化3で表される基を示し、一般式化2で表さ
    れる基が10〜90モル%、一般式化3で表される基が
    90〜10モル%である) 【化2】 (一般式化2中、Zは−C(=O)−、−SO2−、−
    O−、−S−、−(CH2m−、−NHCO−、−C
    (CH32−、−C(CF32−、−C(=O)O−又
    は結合を示し、mは1以上の整数、複数個のZはそれぞ
    れ同一でも異なっていてもよく、各ベンゼン環の水素は
    置換基で適宜置換されていてもよい) 【化3】 (一般式化3中、R1、R2、R3、及びR4は、それぞれ
    独立に水素又は炭素数1〜4のアルキル基若しくはアル
    コキシ基を示し、これらのうち少なくとも2個以上はア
    ルキル基又はアルコキシ基であり、X’は−CH2−、
    −C(CH32−、−O−、−SO2−、−C(=O)
    −、−NHCO−を示す)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物をシ
    −ト状にした接着剤シ−ト。
  3. 【請求項3】 ポリイミドフィルムの片面又は両面に請
    求項1記載の熱硬化性樹脂組成物からなる接着剤層を設
    けた接着剤付ポリイミドフィルム。
  4. 【請求項4】 ポリイミドフィルムの片面に金属はくを
    張り、他の面に請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物から
    なる接着剤層を設けた片面金属はく張りポリイミドフィ
    ルム。
  5. 【請求項5】 ポリイミドフィルムの片面又は両面に請
    求項1記載の樹脂組成物を接着剤として金属はくを張り
    合わせてなる金属はく張りポリイミドフィルム。
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