JPH06157979A - 塗装鋼板用塗料組成物 - Google Patents

塗装鋼板用塗料組成物

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JPH06157979A
JPH06157979A JP31379092A JP31379092A JPH06157979A JP H06157979 A JPH06157979 A JP H06157979A JP 31379092 A JP31379092 A JP 31379092A JP 31379092 A JP31379092 A JP 31379092A JP H06157979 A JPH06157979 A JP H06157979A
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acid
mol
resin
coating composition
component
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JP31379092A
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Akane Narita
成田あかね
Yoko Furuta
洋子 古田
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】共重合ポリエステルアミド樹脂(A)とアミノ
樹脂(B)からなり、該共重合ポリエステルアミド樹脂
(A)がエチレングリコール10〜80モル%、その他
のグリコール20〜90モル%からなるグリコール成分
と、芳香族二塩基酸30〜100モル%、その他の二塩
基酸0〜70モル%からなる二塩基酸成分と、全酸成分
あるいは全アルコール成分に対し0.3〜10モル%の
3価以上の多塩基酸および/または3価以上のポリオー
ル成分より形成される非晶性ポリエステル単位(a)2
0〜99重量%と、ポリアミド単位(b)1〜80重量
%からなり、適正な溶液粘度を有する共重合ポリエステ
ルアミド樹脂であることを特徴とする塗装鋼板用塗料組
成物。 【効果】本発明の塗装鋼板用塗料組成物は金属への密着
性に優れ、光沢が高く、硬度と加工性のバランスが良
く、優れた耐溶剤性と耐汚染性および耐候性を有する塗
膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属への優れた密着性、
高い光沢を有し、硬度と加工性のバランスが良く、耐溶
剤性や耐汚染性に優れ、良好な耐候性を有する塗装鋼板
用塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】亜鉛メッキ鋼板、冷延鋼板、アルミニウ
ムメッキ鋼板等に加工前に塗装を施したプレコート鋼板
(以下PCMと略す)は、塗装工程が簡便であること、
均一な美しい塗膜が得られること、コストダウンができ
ることなどの利点を有することから、屋根材、外壁材、
家庭用電気製品、事務用品等に近年その使用が増えてき
ている。特に最近は、より要求性能の厳しい冷蔵庫、オ
ーブン、電子レンジ、エアコン室外機などの家電製品用
の需要の伸びが大きい。
【0003】PCMには高度の加工性が要求されるた
め、PCM塗料用樹脂としては加工性の良好な共重合ポ
リエステル樹脂が使用されるようになってきた。このよ
うな共重合ポリエステル樹脂を使用した塗料の例として
次のものが知られている。芳香族ジカルボン酸及び脂肪
族ジカルボン酸とアルキレングリコールよりなる共重合
ポリエステル樹脂に、アルキルエーテル化ホルムアルデ
ヒド樹脂を配合した塗料組成物(特公昭61−3235
1号公報)、多官能成分を共重合した芳香族共重合ポリ
エステル樹脂にアルキルエーテル化ホルムアルデヒド樹
脂を配合した塗料組成物(特公昭57−23714号公
報)などである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特公昭61−32
351号公報に開示された塗料は、メチル化メラミン樹
脂等の硬化剤の添加量が少ない場合には、加工性に優れ
たものであるが、この場合は硬度が低く耐溶剤性や耐汚
染性も不足している。硬化剤の量を増やすと硬度は上が
るが加工性の低下が大きく、硬度と加工性のバランスに
は限界がある。また前記特公昭57−23714号公報
に開示された塗料は、硬度はある程度高いもので、光沢
等も良好であるが加工性が低く、また、耐溶剤性や耐汚
染性なども不十分である。このように家電製品等の高級
品に使用できる高硬度で優れた加工性を有し、金属への
優れた密着性、高い光沢と優れた耐溶剤性と耐汚染性を
有し、総合的なバランスのとれたPCM塗料用組成物は
得られていない現状にある。
【0005】よって、本発明は金属への優れた密着性、
高い光沢を有し、硬度と加工性のバランスが良く、耐溶
剤性や耐汚染性に優れ、良好な耐候性を有する塗装鋼板
用塗料組成物に関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】その結果、上記目的は塗
料用溶剤に対する溶解性に優れ、硬化剤との反応性に良
好な共重合ポリエステルアミド樹脂(A)とアミノ樹脂
(B)を含有することを特徴とする塗装鋼板用塗料組成
物によって達成されることを見いだした。
【0007】すなわち本発明は共重合ポリエステルアミ
ド樹脂(A)とアミノ樹脂(B)からなり、該共重合ポ
リエステルアミド樹脂(A)がエチレングリコール10
〜80モル%、その他のグリコール20〜90モル%か
らなるグリコール成分と、芳香族二塩基酸30〜100
モル%、その他の二塩基酸0〜70モル%からなる二塩
基酸成分と、全酸成分あるいは全アルコール成分に対し
0.3〜10モル%の3価以上の多塩基酸および/また
は3価以上のポリオール成分より形成される非晶性ポリ
エステル単位(a)20〜99重量%と、ポリドデカン
アミドおよび/またはポリウンデカンアミドであるポリ
アミド単位(b)1〜80重量%からなり、o−ジクロ
ルベンゼン/フェノール(容量比4/6)の混合溶媒を
用い、濃度1.0%で測定した還元比粘度(ηsp/C)
が0.1〜2.0dl/gである共重合ポリエステルア
ミド樹脂であることを特徴とする塗装鋼板用塗料組成物
である。
【0008】以下、本発明の構成を詳述する。
【0009】本発明の共重合ポリエステルアミド樹脂
(A)は、非晶性ポリエステル単位(a)とポリアミド
単位(b)からなる。
【0010】非晶性ポリエステル単位(a)は、エチレ
ングリコール10〜80モル%、好ましくは20〜70
モル%、その他のグリコール20〜90モル%、好まし
くは30〜80モル%からなるグリコール成分と、芳香
族二塩基酸30〜100モル%、好ましくは40〜95
モル%、その他の二塩基酸0〜70モル%、好ましくは
5〜60モル%からなる二塩基酸成分と、全酸成分ある
いは全アルコール成分に対し0.3〜10モル%、好ま
しくは0.5〜5モル%の3価以上の多塩基酸およびま
たは3価以上のポリオール成分より合成される。エチレ
ングリコールが全グリコール成分中に占める割合が10
モル%未満である場合、あるいは80モル%を超える場
合は、いずれも塗料用溶剤に対する溶解性が不十分とな
る。
【0011】エチレングリコールと組み合わせて用いる
その他のグリコールとしては、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−
プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−
ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、2−メチル−2−エチル−1,3−プロ
パンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジ
オール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジ
オールのごとき脂肪族グリコール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノールのごとき脂環族グリコール、ビスフェ
ノールAのエチレンオキサイドあるいはプロピレンオキ
サイド付加物、ビスフェノールSのエチレンオキサイド
あるいはプロピレンオキサイド付加物のごとき芳香族グ
リコールなどを挙げることができ、これらの中から1種
または2種以上を選んで使用する。これらの中でもネオ
ペンチルグリコール、1,6ヘキサンジオール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAのエ
チレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイド付加
物、ビスフェノールSのエチレンオキサイドあるいはプ
ロピレンオキサイド付加物などが好ましい。
【0012】芳香族二塩基酸は30〜100モル%用い
る。芳香族二塩基酸が全酸成分中に占める割合が30モ
ル%より少なくなると十分な塗膜の硬度が得られなくな
るうえに、耐溶剤性や耐汚染性が不足する。
【0013】芳香族二塩基酸としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、オルトフタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸などを
挙げることができ、これらの中から1種または2種以上
を選んで使用する。低級アルキルエステルになっている
ものの使用も可能である。十分な塗膜硬度および塗膜強
度を得るために、芳香族二塩基酸成分の一つとしてテレ
フタル酸を用いることが好ましい。テレフタル酸と組み
合わせて好ましく用いられる芳香族二塩基酸としてはイ
ソフタル酸を挙げることができる。
【0014】その他の二塩基酸としては脂肪族二塩基酸
および脂環族二塩基酸を挙げることができる。具体的に
は脂肪族二塩基酸としては、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン
酸、α,ω−オクタデカンジカルボン酸、ダイマー酸な
どを挙げることができ、これらの中から1種または2種
以上を選んで使用する。低級アルキルエステルになって
いるものの使用も可能である。これらの中でもアジピン
酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸などが好ましい。
【0015】脂環族二塩基酸としては、水添テレフタル
酸、水添イソフタル酸、水添オルトフタル酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸の水添物、4,4’−ジフェニ
ルジカルボン酸の水添物などを挙げることができ、これ
らの中から1種または2種以上を選んで使用する。低級
アルキルエステルになっているものの使用も可能であ
る。これらの中でも水添テレフタル酸、水添イソフタル
酸が好ましい。また、脂肪族二塩基酸と脂環族二塩基酸
を併用することも可能である。
【0016】3価以上の多塩基酸およびまたは3価以上
のポリオール成分を全酸成分あるいは全アルコール成分
に対し0.3〜10モル%用いる。3価以上の多塩基酸
および/または3価以上のポリオールが0.5モル%未
満になると、耐溶剤性や耐汚染性及び耐候性が悪くな
る。また、10モル%を超えると減圧重合によるポリマ
合成時に反応制御が困難になり、塗料用溶剤に不溶性の
ゲル化物が生成したり、顔料分散が悪くなるなどの不都
合が生じる 3価以上の多塩基酸としてはトリメリット酸、ピロメリ
ット酸及びその酸無水物やトリメシン酸などが挙げられ
る。また3価以上のポリオールとしてはグリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げ
られる。これらの中でも、トリメリット酸及びその酸無
水物、トリメチロールプロパンが好ましい。
【0017】本発明の非晶性ポリエステル単位(a)
は、エチレングリコールと、上記したような好ましいグ
リコールと、好ましい芳香族二塩基酸と、好ましい二塩
基酸および好ましい多官能成分の成分を組み合わせた非
晶性共重合ポリエステルである。
【0018】またポリアミド単位(b)はポリドデカン
アミド及び/もしくはポリウンデカンアミドであり、1
2−アミノドデカン酸及び/もしくは11−アミノウン
デカン酸から形成されるものである。
【0019】本発明のポリエステルアミド樹脂(A)
は、非晶性ポリエステル単位(a)20〜99重量%、
好ましくは40〜97重量%と、ポリアミド単位(b)
1〜80重量%、好ましくは3〜60重量%からなる。
ポリエステル単位(a)が20重量%未満となると塗膜
の外観が悪くなったり、光沢が低下したり、さらには塗
料用溶剤に対する溶解性が低下し、塗料用樹脂として用
いることができなくなる。ポリアミド単位(b)が1重
量%未満となると、塗膜の室温および低温における折り
曲げ加工性が低下する。
【0020】本発明の共重合ポリエステルアミド樹脂中
には、非晶性ポリエステル単位(a)とポリアミド単位
(b)が共重合比に応じて統計的な分布で存在する。
【0021】本発明の共重合ポリエステルアミド樹脂
(A)は、エチレングリコール10〜80モル%、その
他のグリコール20〜90モル%からなるグリコール、
芳香族二塩基酸あるいはその低級アルキルエステル誘導
体、その他の二塩基酸あるいはその低級アルキルエステ
ル誘導体および3価以上の多塩基酸およびまたは3価以
上のポリオール成分を全酸成分あるいは全アルコール成
分に対し0.3〜10モル%と12−アミノドデカン酸
及び/もしくは11−アミノウンデカン酸を溶融重合す
ることによって製造される。具体的な方法を示すと、芳
香族二塩基酸およびその他の二塩基酸と3価以上の多塩
基酸を、それに対し1.05〜2.0倍モルのグリコー
ル及び3価以上のポリオールと12−アミノドデカン酸
及び/もしくは11−アミノウンデカン酸とともに、通
常のエステル化触媒の存在下において約150〜240
℃の温度で常圧下加熱反応させるか、あるいは触媒を使
用しないで約240〜260℃の温度で加圧下加熱反応
させる。出発原料として芳香族二塩基酸およびその他の
二塩基酸の低級アルキルエステル化合物を用いる場合
は、通常のエステル交換触媒の存在下において約150
〜240℃の温度で常圧下加熱反応させる。次いで10
mmHg以下、好ましくは1mmHg以下の減圧下に2
20〜290℃で加熱重縮合する。この際、重合触媒を
用いることが好ましい。ポリエステル単位(a)を形成
する成分のみを用いてエステル化反応あるいはエステル
交換反応を行った後、ポリアミド単位(b)を形成する
12−アミノドデカン酸及び/もしくは11−アミノウ
ンデカン酸を添加し、200〜240℃でN2 シール
下、1〜2時間予備反応を行った後、減圧下に重縮合し
てもよい。またポリアミド単位(b)の原料である12
−アミノドデカン酸はその単独使用が好ましいが、その
一部をラウロラクタムの形で用いることもできる。この
他、多官能成分を除く原料を用いてエステル化反応ある
いはエステル交換反応を行った後、多官能成分を添加
し、減圧下重合することも可能である。
【0022】エステル化触媒としてはチタン化合物、ス
ズ化合物及び鉛化合物等を、エステル交換触媒としては
亜鉛化合物、マンガン化合物、コバルト化合物などを、
重合触媒としてはアンチモン化合物、チタン化合物、亜
鉛化合物、スズ化合物、ゲルマニウム化合物などを挙げ
ることができる。
【0023】重合触媒とともに、りん化合物を用いると
更に重合反応性やポリマの色調が向上する。
【0024】このようにして還元比粘度0.1〜2.0
dl/g、好ましくは0.2〜1.0dl/gの共重合
ポリエステルアミド樹脂(A)を製造する。
【0025】本発明の共重合ポリエステルアミド樹脂は
その分子鎖中に特定の化学構造のポリエステル単位と脂
肪族ポリアミド単位を有しており、この効果によって塗
料用溶剤に対する溶解性のよい樹脂が得られ、また塗膜
の硬度と加工性のバランスに優れた塗膜を与える。ま
た、多官能成分を共重合していることによりOH末端が
増加して架橋密度が高くなり、金属基板への密着性や耐
溶剤性、耐汚染性、耐候性に優れた塗膜を与えるもので
ある。
【0026】本発明で用いられるアミノ樹脂(B)と
は、メラミン、ベンゾグアナミン、尿素等にホルムアル
デヒドあるいはパラホルムアルデヒドを付加反応して得
られる熱硬化性樹脂、及びそのメチロール基の一部もし
くは全部をアルキルエーテル化したものである。具体的
にはメチロールメラミン、メチロールベンゾグアナミ
ン、メチロール尿素、メトキシ化メチロールメラミン、
メトキシ化メチロールベンゾグアナミン、メトキシ化メ
チロール尿素、ブトキシ化メチロールメラミン、ブトキ
シ化メチロールベンゾグアナミン、ブトキシ化メチロー
ル尿素等が挙げられる。これらの中でもアルキルエーテ
ル化されたものが好ましく、特に好ましいのはメトキシ
化メチロールメラミンまたはブトキシ化メチロールメラ
ミンで、それぞれ単独、または併用して使用することが
できる。
【0027】本発明の塗料用組成物は共重合ポリエステ
ルアミド樹脂(A)50〜95重量部、特に好ましくは
60〜90重量部とアミノ樹脂(B)5〜50重量部、
特に好ましくは10〜40重量部を含有するものが好ま
しい。
【0028】本発明の塗料用組成物には必要に応じて硬
化触媒、顔料、着色剤、レベリング剤、耐候剤等を添加
してもよい。
【0029】本発明の塗料用組成物は一般には有機溶剤
に溶解して使用されるものである。有機溶剤としてはト
ルエン、キシレン、“ソルベッソ”#100、“ソルベ
ッソ”#150、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、ノルマル酢
酸ブチル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソ
ルブアセテート、イソホロン、ブタノール、オクタノー
ル、ブチルカルビトール等からその溶解性、蒸発速度、
経済性などによって任意に選ぶことができる。
【0030】本発明の塗料用組成物の製造にはボールミ
ル、インペラーディスパーサー、サンドグラインドミ
ル、ロールミル、ペイントコンディショナー等の混合機
が用いられる。塗装はロール塗り、ロールコーター、ス
プレー塗装、靜電塗装等の方法で行われる。焼付け温度
及び時間は鋼板の大きさ、厚さ、塗料の硬化性等によっ
て適宜選択する。
【0031】
【実施例】以下実施例によって本発明を説明する。な
お、実施例中の部はすべて重量基準である。また、実施
例及び比較例中に示される各測定項目は以下の方法に従
った。
【0032】・ガラス転移温度 DSCで測定した。
【0033】・還元比粘度 樹脂0.25gをο−ジクロルベンゼン/フェノール
(容量比4/6)25mlに溶解し25℃で測定した。
【0034】・OH価 滴定法により、測定した。
【0035】・鉛筆硬度 三菱ユニを用いJIS K5410に基づいて測定し
た。
【0036】・加工性 各測定温度雰囲気において、折曲げ試験機を用いて塗装
鋼板を180゜折曲げ、屈曲部に発生するクラックを3
0倍のルーペで観察した。この際、折曲げ部分に同じ板
厚のものを何枚か挟んで試験し挟んだ枚数(R)をRT
と表わした。観察結果はクラックを生じないものの中
で、もっとも挟んだ鋼板の枚数の少ないものを表わし
た。Rが少ないほど加工性が良好である。
【0037】・耐溶剤性 メチルエチルケトンをしみこませたガーゼで塗膜をこす
り、基板が艶引けするまでの回数で示した。
【0038】・密着性 塗膜上に一辺が1mmの正方形100個からなるゴバン
目状の基板に達する傷をカッターナイフを用いてつけセ
ロテープを圧着した後、勢いよくはがした時に剥離せず
に残ったゴバン目の数を測定した。
【0039】・光沢 グロスメーターを用いて60゜反射率を測定した。
【0040】・耐候性 サンシャインウェザーメーターを用い、200時間経過
後の光沢を測定した。 ・耐汚染性 赤、黒、青のマジックインキで塗面に着色し、24時間
後にn−ブタノールをしみこませたガーゼで拭き取り着
色の程度を観察した。結果は次のように表わした。 ●:極めて良好(インキ跡なし) ○:良好 △:やや不良 ×:不良(インキ跡明らかに残る)
【0041】製造例1〜9 テレフタル酸186部、イソフタル酸175部、エチレ
ングリコール140部、ネオペンチルグリコール128
部、無水トリメリット酸13部を撹拌機と精留管を備え
た反応容器に仕込み、加圧下240℃で4時間エステル
化反応を行った。次に十分に窒素置換を行ったヘリカル
リボン型撹拌翼を備えた反応容器に移し、12−アミノ
ドデカン酸27部を加え、240℃で1時間予備反応を
行ない、酢酸亜鉛0.1部、三酸化アンチモン0.05
部、りん酸0.05部を添加したのち、昇温及び減圧プ
ログラムに従って約1時間をかけて275℃、1mmH
g以下の反応条件に到達せしめた。その状態で2時間3
0分重縮合反応を行った。このようにして得られた共重
合ポリエステルアミド樹脂(A−1)のガラス転移温度
は60℃、還元比粘度は0.61dl/g であった。元素
分析により求めたポリドデカンアミドからなるポリアミ
ド単位の割合は5重量%であり、1 H−NMRスペクト
ルから求めたポリエステル単位の組成比は、酸成分がテ
レフタル酸/イソフタル酸/無水トリメリット酸=50
/47/3(モル比)、グリコール成分がエチレングリ
コール/ネオペンチルグリコール=55/45(モル
比)であった。
【0042】以下、同様にしてポリエステル単位の組成
を表1に、ポリマ組成を表2に示すような共重合ポリエ
ステルアミド樹脂(A−2)〜(A−9)を製造した。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】製造例10〜18 製造例1と同様の方法でポリエステル単位の組成を表3
に、ポリマ組成を表4に示されるような組成の樹脂(A
´−1)〜(A´−9)を製造した。
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】実施例1〜9 製造例1で得た共重合ポリエステルアミド樹脂(A−
1)100部を、シクロヘキサノン/“ソルベッソ”#
150(重量比50/50)混合溶媒150部に溶解し
た。この溶液100部、酸化チタン44部、メトキシ化
メチロールメラミン“サイメル”303(三井サイアナ
ミド社製、固形分98%以上)4.4部、上記混合溶媒
29部及びガラスビーズを加え、ペイントコンディショ
ナーを用いて顔料を分散させたのち、ガラスビーズを除
去して塗料組成物とした。共重合ポリエステルアミド樹
脂(A−1)を(A−2)〜(A−9)にかえ、メトキ
シ化メチロールメラミンとして“サイメル”303ある
いは“サイメル”325(三井サイアナミド社製、固形
分80%)を用いて、表5に示す塗料配合組成で同様に
塗料組成物を製造した。なお“サイメル”303を使用
する場合は、触媒としてρ−トルエンスルホン酸を“サ
イメル”303に対して0.8重量%使用した。得られ
た各塗料組成物を70×150×0.5mmの大きさの
電気亜鉛メッキ鋼板クロメート処理品に、膜厚約20μ
mとなるようにバーコーターで塗布したのち、230℃
で5分間焼付けを行った。得られた塗装鋼板の試験結果
を表5に示す。
【0049】
【表5】
【0050】表5より明かなように、本発明の共重合ポ
リエステルアミド樹脂を用いた塗装鋼板は、硬度と加工
性のバランスが良好で、金属への密着性に優れ、また、
耐溶剤性や耐汚染性にも優れる。この他、高い光沢も有
し、かつ、長時間経過後も光沢は低下しない。
【0051】比較例1〜9 ポリエステルアミド樹脂(A−10)〜(A−18)を
用い、表6に示す配合で実施例1と同様に塗料組成物と
し塗膜物性を評価した。結果を表6に示す。
【0052】
【表6】
【0053】表6の結果から明かなように、比較例1は
高い硬度は有しているが、加工性に劣り、比較例2は加
工性は非常によいが、硬度や耐溶剤性、耐汚染性が劣
り、比較例3に使用している樹脂の重合度が低いために
十分な加工性が得られない。また、比較例4はポリアミ
ド成分が共重合されていないため、硬度と加工のバラン
スに劣る。比較例5の樹脂は溶剤に不溶で、比較例6か
ら9の樹脂は共重合成分の組成比が適当でなかったり、
重合度が高すぎたりして、溶剤溶解性が低く、塗料化す
ることができない。
【0054】
【発明の効果】本発明の塗装用鋼板塗料組成物は、金属
への密着性に優れ、高い光沢、高い硬度と良好な折曲げ
加工性および優れた耐溶剤性と耐汚染性及び耐候性を有
する塗料を与える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共重合ポリエステルアミド樹脂(A)とア
    ミノ樹脂(B)からなり、該共重合ポリエステルアミド
    樹脂(A)がエチレングリコール10〜80モル%、そ
    の他のグリコール20〜90モル%からなるグリコール
    成分と、芳香族二塩基酸30〜100モル%、その他の
    二塩基酸0〜70モル%からなる二塩基酸成分と、全酸
    成分あるいは全アルコール成分に対し0.3〜10モル
    %の3価以上の多塩基酸および/または3価以上のポリ
    オール成分より形成される非晶性ポリエステル単位
    (a)20〜99重量%と、ポリドデカンアミドおよび
    /またはポリウンデカンアミドであるポリアミド単位分
    (b)1〜80重量%からなり、o−ジクロルベンゼン
    /フェノール(容量比4/6)の混合溶媒を用い、濃度
    1.0%で測定した還元比粘度(ηsp/C)が0.1
    〜2.0dl/gである共重合ポリエステルアミド樹脂
    であることを特徴とする塗装鋼板用塗料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018084065A1 (ja) * 2016-11-04 2018-05-11 Dic株式会社 ポリエステルポリオール樹脂及び塗料

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