JPH06184332A - ポリカーボネート樹脂製導電性フィルム及びシート - Google Patents
ポリカーボネート樹脂製導電性フィルム及びシートInfo
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- JPH06184332A JPH06184332A JP34040492A JP34040492A JPH06184332A JP H06184332 A JPH06184332 A JP H06184332A JP 34040492 A JP34040492 A JP 34040492A JP 34040492 A JP34040492 A JP 34040492A JP H06184332 A JPH06184332 A JP H06184332A
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- Japan
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- polycarbonate resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリカーボネート樹脂の優れた特性を活かし
つつ、かつ表面平滑性に優れた導電性フィルム及びシー
トを提供することを目的とする。 【構成】 (a) 芳香族ポリカーボネート樹脂98〜80
重量部と(b) ポリエチレン樹脂2〜20重量部とからな
る樹脂混合物100重量部に対して、(c) ジブチルフタ
レート(DBP)吸油量が300ml/100g以上で
ある導電性カーボンブラックを5〜20重量部配合して
なるポリカーボネート樹脂組成物を、2mm以下の厚さ
に成形してなることを特徴とするポリカーボネート樹脂
製導電性フィルム及びシート。
つつ、かつ表面平滑性に優れた導電性フィルム及びシー
トを提供することを目的とする。 【構成】 (a) 芳香族ポリカーボネート樹脂98〜80
重量部と(b) ポリエチレン樹脂2〜20重量部とからな
る樹脂混合物100重量部に対して、(c) ジブチルフタ
レート(DBP)吸油量が300ml/100g以上で
ある導電性カーボンブラックを5〜20重量部配合して
なるポリカーボネート樹脂組成物を、2mm以下の厚さ
に成形してなることを特徴とするポリカーボネート樹脂
製導電性フィルム及びシート。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性ポリカーボネー
ト樹脂フィルム及びシート、特に、表面平滑性に優れる
ポリカーボネート樹脂製導電性フィルム及びシートに関
するものである。
ト樹脂フィルム及びシート、特に、表面平滑性に優れる
ポリカーボネート樹脂製導電性フィルム及びシートに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は、その優れた耐
熱性、機械的、物理的性質より電気、電子機器部品、精
密部品をはじめとして広く利用されている。このように
優れた特性を有するポリカーボネート樹脂にカーボンブ
ラックを配合して導電性を付与することが行われてい
る。例えば、特開平4-153257号公報、特開平2-199143号
公報や特開平3-155007号公報には、ポリカーボネート樹
脂にポリエチレン樹脂とカーボンブラックを配合した系
が記載されている。しかし特開平4-153257号公報や特開
平3-155007号公報に記載の組成物には、さらにガラス繊
維及び炭素繊維を充填しているので、これらの組成物を
フィルムやシートに成形することは困難であり、また得
られる成形体の表面平滑性は著しく不良である。特開平
2-199143号公報に記載の組成物には、ポリカーボネート
樹脂に比べて耐熱性が著しく劣るスチレンブタジエン系
共重合体を配合しているので、耐熱性が要求されるフィ
ルムやシートを成形する場合に、該成形工程で樹脂の劣
化や分解が容易に起こり、また得られるフィルムやシー
トの耐熱性はポリカーボネート樹脂自体の耐熱性よりも
劣化する。
熱性、機械的、物理的性質より電気、電子機器部品、精
密部品をはじめとして広く利用されている。このように
優れた特性を有するポリカーボネート樹脂にカーボンブ
ラックを配合して導電性を付与することが行われてい
る。例えば、特開平4-153257号公報、特開平2-199143号
公報や特開平3-155007号公報には、ポリカーボネート樹
脂にポリエチレン樹脂とカーボンブラックを配合した系
が記載されている。しかし特開平4-153257号公報や特開
平3-155007号公報に記載の組成物には、さらにガラス繊
維及び炭素繊維を充填しているので、これらの組成物を
フィルムやシートに成形することは困難であり、また得
られる成形体の表面平滑性は著しく不良である。特開平
2-199143号公報に記載の組成物には、ポリカーボネート
樹脂に比べて耐熱性が著しく劣るスチレンブタジエン系
共重合体を配合しているので、耐熱性が要求されるフィ
ルムやシートを成形する場合に、該成形工程で樹脂の劣
化や分解が容易に起こり、また得られるフィルムやシー
トの耐熱性はポリカーボネート樹脂自体の耐熱性よりも
劣化する。
【0003】ポリカーボネート樹脂への導電性付与を目
的として、ポリカーボネート樹脂にDBP吸油量が30
0ml/100g以上のカーボンブラックを配合してフ
ィルム及びシートを成形すると安定した導電性は得られ
るものの、カーボンブラック自体が難分散性であるため
未分散の凝集塊によりその成形品の表面状態が不良とな
ることがわかった。つまり、表面に目視にて確認できる
突起が多数あり、表面が平滑な導電性フィルム及びシー
トを得ることは困難である。また、比較的良分散性のD
BP吸油量が300ml/100g未満のカーボンブラ
ックを配合してフィルム及びシートを成形すると、その
成形品の表面状態は改良出来るが安定した導電性を得る
ためにはカーボンブラックの添加量を多くしなければな
らない。そして、その結果として、強度が著しく低下す
る。即ち、ポリカーボネート樹脂に安定した導電性の付
与を目的にカーボンブラックを配合してフィルム及びシ
ートを成形するには、表面平滑性か樹脂強度のどちらか
を犠牲にせざるを得なかった。これらのことからポリカ
ーボネート樹脂の優れた特性を活かしつつ、表面平滑性
に優れた導電性フィルム及びシートを得ることは困難で
あった。
的として、ポリカーボネート樹脂にDBP吸油量が30
0ml/100g以上のカーボンブラックを配合してフ
ィルム及びシートを成形すると安定した導電性は得られ
るものの、カーボンブラック自体が難分散性であるため
未分散の凝集塊によりその成形品の表面状態が不良とな
ることがわかった。つまり、表面に目視にて確認できる
突起が多数あり、表面が平滑な導電性フィルム及びシー
トを得ることは困難である。また、比較的良分散性のD
BP吸油量が300ml/100g未満のカーボンブラ
ックを配合してフィルム及びシートを成形すると、その
成形品の表面状態は改良出来るが安定した導電性を得る
ためにはカーボンブラックの添加量を多くしなければな
らない。そして、その結果として、強度が著しく低下す
る。即ち、ポリカーボネート樹脂に安定した導電性の付
与を目的にカーボンブラックを配合してフィルム及びシ
ートを成形するには、表面平滑性か樹脂強度のどちらか
を犠牲にせざるを得なかった。これらのことからポリカ
ーボネート樹脂の優れた特性を活かしつつ、表面平滑性
に優れた導電性フィルム及びシートを得ることは困難で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリカーボ
ネート樹脂の優れた特性を活かしつつ、かつ表面平滑性
に優れた導電性フィルム及びシートを提供することを目
的とする。
ネート樹脂の優れた特性を活かしつつ、かつ表面平滑性
に優れた導電性フィルム及びシートを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリカーボネ
ート樹脂にカーボンブラックと共に極めて限定された量
のポリエチレン樹脂を配合してフィルム及びシートを成
形すると、ポリカーボネート樹脂の優れた特性を損なう
ことなく、表面平滑性に優れた導電性ポリカーボネート
樹脂製フィルム及びシートが得られるとの知見に基づい
てなされたのである。すなわち、本発明は、(a) 芳香族
ポリカーボネート樹脂98〜80重量部と(b) ポリエチ
レン樹脂2〜20重量部とからなる樹脂混合物100重
量部に対して、(c) ジブチルフタレート(DBP)吸油
量が300ml/100g以上である導電性カーボンブ
ラックを5〜20重量部配合してなるポリカーボネート
樹脂組成物を、2mm以下の厚さに成形してなることを
特徴とするポリカーボネート樹脂製導電性フィルム及び
シートを提供する。本発明で用いる芳香族ポリカーボネ
ート樹脂は、ビスフェノールAに代表されるジヒドロキ
シジアリール化合物をホスゲンや炭酸エステル等と反応
させることにより製造される。メルトフローレート(M
FR)が300℃、1.20kg荷重の条件下にて3〜
30g/10分のものが適している。好ましくは3〜2
5g/10分、より好ましくは6〜22g/10分であ
る。この範囲のメルトフローレートのものを用いると、
加工性及び生産性が優れ、かつ十分な強度のフィルム又
はシートを得ることができる。
ート樹脂にカーボンブラックと共に極めて限定された量
のポリエチレン樹脂を配合してフィルム及びシートを成
形すると、ポリカーボネート樹脂の優れた特性を損なう
ことなく、表面平滑性に優れた導電性ポリカーボネート
樹脂製フィルム及びシートが得られるとの知見に基づい
てなされたのである。すなわち、本発明は、(a) 芳香族
ポリカーボネート樹脂98〜80重量部と(b) ポリエチ
レン樹脂2〜20重量部とからなる樹脂混合物100重
量部に対して、(c) ジブチルフタレート(DBP)吸油
量が300ml/100g以上である導電性カーボンブ
ラックを5〜20重量部配合してなるポリカーボネート
樹脂組成物を、2mm以下の厚さに成形してなることを
特徴とするポリカーボネート樹脂製導電性フィルム及び
シートを提供する。本発明で用いる芳香族ポリカーボネ
ート樹脂は、ビスフェノールAに代表されるジヒドロキ
シジアリール化合物をホスゲンや炭酸エステル等と反応
させることにより製造される。メルトフローレート(M
FR)が300℃、1.20kg荷重の条件下にて3〜
30g/10分のものが適している。好ましくは3〜2
5g/10分、より好ましくは6〜22g/10分であ
る。この範囲のメルトフローレートのものを用いると、
加工性及び生産性が優れ、かつ十分な強度のフィルム又
はシートを得ることができる。
【0006】本発明で用いるポリエチレン樹脂は難分散
性のカーボンブラックの分散性向上を目的とするもので
あり、密度が0.91〜0.98g/cm3 でありかつ
メルトフローレート(MFR)が190℃、2.16k
g荷重の条件下にて0.02〜30g/10分のものが
好ましい。より好ましくは0.5〜25g/10分、よ
り好ましくは1〜15g/10分のものである。このも
のを用いると、加工性及び生産性が著しく向上するとと
もに、得られるフィルム及びシートの表面平滑性が向上
する。本発明で用いる導電性カーボンブラックは、ジブ
チルフタレート(DBP)吸油量が300ml/100
mg以上のものである。好ましくはDBP吸油量が35
0ml/100mg以上、より好ましくはDBP吸油量
が400ml/100mg〜600ml/100mgで
ある。300ml/100mg未満では目的とする導電
性を安定して得るためには多量のカーボンブラックを添
加しなければならず、そのために樹脂成分が減少しフィ
ルムおよびシートに成形した際に機械的強度が著しく低
下し実用上使用に耐えることができない。本発明では、
上記成分(a) 98〜80重量部、好ましくは98〜88
重量部と成分(b) 2〜20重量部、好ましくは2〜12
重量部とからなる樹脂混合物100重量部に対して、成
分(c) の導電性カーボンブラックを5〜20重量、好ま
しくは5〜16重量部配合する。ここで、成分(b) の割
合が2重量部未満では得られるフィルム及びシートの表
面平滑性が損なわれ、20重量部より多いと成分(a) の
優れた特性を十分利用できない。又、成分(c) の導電性
カーボンブラックの割合が5重量部未満では安定した導
電性が損なわれ、20重量部より上では得られるフィル
ム及びシートの機械的強度が損なわれる。
性のカーボンブラックの分散性向上を目的とするもので
あり、密度が0.91〜0.98g/cm3 でありかつ
メルトフローレート(MFR)が190℃、2.16k
g荷重の条件下にて0.02〜30g/10分のものが
好ましい。より好ましくは0.5〜25g/10分、よ
り好ましくは1〜15g/10分のものである。このも
のを用いると、加工性及び生産性が著しく向上するとと
もに、得られるフィルム及びシートの表面平滑性が向上
する。本発明で用いる導電性カーボンブラックは、ジブ
チルフタレート(DBP)吸油量が300ml/100
mg以上のものである。好ましくはDBP吸油量が35
0ml/100mg以上、より好ましくはDBP吸油量
が400ml/100mg〜600ml/100mgで
ある。300ml/100mg未満では目的とする導電
性を安定して得るためには多量のカーボンブラックを添
加しなければならず、そのために樹脂成分が減少しフィ
ルムおよびシートに成形した際に機械的強度が著しく低
下し実用上使用に耐えることができない。本発明では、
上記成分(a) 98〜80重量部、好ましくは98〜88
重量部と成分(b) 2〜20重量部、好ましくは2〜12
重量部とからなる樹脂混合物100重量部に対して、成
分(c) の導電性カーボンブラックを5〜20重量、好ま
しくは5〜16重量部配合する。ここで、成分(b) の割
合が2重量部未満では得られるフィルム及びシートの表
面平滑性が損なわれ、20重量部より多いと成分(a) の
優れた特性を十分利用できない。又、成分(c) の導電性
カーボンブラックの割合が5重量部未満では安定した導
電性が損なわれ、20重量部より上では得られるフィル
ム及びシートの機械的強度が損なわれる。
【0007】本発明では、上記成分(a) 〜(c) を必須と
するが、所望により安定剤、滑剤、無機フィラー等を配
合してもよい。本発明は、上記樹脂配合物を常法により
厚さ2mm以下に成形したフィルム及びシートである。成
形に際しては、全ての成分を均一に混合した後、押出し
機等の成形機に供給してフィルム及びシートに成形して
もよいが、生産性や作業環境を考慮して、あらかじめ混
練機を用いてコンパウンドあるいは導電性カーボンブラ
ックマスターバッチを作製し、これを成形機に供給する
のが望ましい。コンパウンド化を行うには単軸押出機や
二軸押出機等の通常の混練機を用いて製造することがで
きる。フィルムやシートを作製するにはTダイ押出機や
インフレーションフィルム成形機、二軸延伸フィルム成
形機等の通常の成形機を用いて成形することができる。
混練条件および成形条件は通常のポリカーボネート樹脂
と同じでよい。好ましくは230℃〜330℃の範囲内
で成形するのがよい。より好ましくは230℃〜280
℃の範囲内で成形するのがよい。本発明におけるポリカ
ーボネート樹脂導電性フィルムおよびシートは厚さが2
mm以下のものである。好ましくは1mm以下、より好
ましくは500μm〜20μmのものである。2mmを
越える厚さのフィルムおよびシートでは二次成形が困難
である。
するが、所望により安定剤、滑剤、無機フィラー等を配
合してもよい。本発明は、上記樹脂配合物を常法により
厚さ2mm以下に成形したフィルム及びシートである。成
形に際しては、全ての成分を均一に混合した後、押出し
機等の成形機に供給してフィルム及びシートに成形して
もよいが、生産性や作業環境を考慮して、あらかじめ混
練機を用いてコンパウンドあるいは導電性カーボンブラ
ックマスターバッチを作製し、これを成形機に供給する
のが望ましい。コンパウンド化を行うには単軸押出機や
二軸押出機等の通常の混練機を用いて製造することがで
きる。フィルムやシートを作製するにはTダイ押出機や
インフレーションフィルム成形機、二軸延伸フィルム成
形機等の通常の成形機を用いて成形することができる。
混練条件および成形条件は通常のポリカーボネート樹脂
と同じでよい。好ましくは230℃〜330℃の範囲内
で成形するのがよい。より好ましくは230℃〜280
℃の範囲内で成形するのがよい。本発明におけるポリカ
ーボネート樹脂導電性フィルムおよびシートは厚さが2
mm以下のものである。好ましくは1mm以下、より好
ましくは500μm〜20μmのものである。2mmを
越える厚さのフィルムおよびシートでは二次成形が困難
である。
【0008】
【発明の効果】本発明のポリカーボネート樹脂導電性フ
ィルムおよびシートは、表面平滑性に優れ、又方向性を
持たない導電性カーボンブラックを含有しているため安
定した導電性を発現し、さらに従来のポリカーボネート
樹脂導電性フィルムおよびシートと比べて機械的強度も
優れている。従って、本発明のポリカーボネート樹脂導
電性フィルムおよびシートは、ロール状に成形して除電
ロール等に応用でき、トレー等に成形して帯電防止容器
に応用する等、従来のポリカーボネート樹脂導電性フィ
ルムでは対応できなかったOA機器などの電気、電子機
器部品や精密部品等幅広い分野への応用が可能である。
次に実施例により本発明を説明する。
ィルムおよびシートは、表面平滑性に優れ、又方向性を
持たない導電性カーボンブラックを含有しているため安
定した導電性を発現し、さらに従来のポリカーボネート
樹脂導電性フィルムおよびシートと比べて機械的強度も
優れている。従って、本発明のポリカーボネート樹脂導
電性フィルムおよびシートは、ロール状に成形して除電
ロール等に応用でき、トレー等に成形して帯電防止容器
に応用する等、従来のポリカーボネート樹脂導電性フィ
ルムでは対応できなかったOA機器などの電気、電子機
器部品や精密部品等幅広い分野への応用が可能である。
次に実施例により本発明を説明する。
【0009】
実施例1 表−1に示す組成物を、均一に混合した後、二軸押出機
にて混練してペレットを作製した後、インフレーション
フィルム成形機にてフィルムを成形した。尚、ペレット
作製時の二軸押出機のシリンダー温度は260〜300
℃であり、フィルム作製時のインフレーションフィルム
成形機のシリンダー温度は240〜280℃であった。
使用した原料を次に示す。ポリカーボネート樹脂 : 住友ダウ社製「カリバー」(商標名) 密度1.20g/cm3 ,MFR=6,MFR=15,MFR=22,MFR=60ポリエチレン樹脂 : 出光石油化学社製「出光ポリエチレン210J」(商標
名) 密度0.968g/cm3,MFR=5 出光石油化学社製「出光ポリエチレンHF21D」(商
標名) 密度0.950g/cm3,MFR=0.04 住友化学社製「スミカセンG801」(商標名) 密度0.918g/cm3,MFR=20ポリプロピレン樹脂 : 三菱化成社製「三菱ポリプロピレンMA−4」(商標
名) 密度0.90g/cm3,MFR=5
にて混練してペレットを作製した後、インフレーション
フィルム成形機にてフィルムを成形した。尚、ペレット
作製時の二軸押出機のシリンダー温度は260〜300
℃であり、フィルム作製時のインフレーションフィルム
成形機のシリンダー温度は240〜280℃であった。
使用した原料を次に示す。ポリカーボネート樹脂 : 住友ダウ社製「カリバー」(商標名) 密度1.20g/cm3 ,MFR=6,MFR=15,MFR=22,MFR=60ポリエチレン樹脂 : 出光石油化学社製「出光ポリエチレン210J」(商標
名) 密度0.968g/cm3,MFR=5 出光石油化学社製「出光ポリエチレンHF21D」(商
標名) 密度0.950g/cm3,MFR=0.04 住友化学社製「スミカセンG801」(商標名) 密度0.918g/cm3,MFR=20ポリプロピレン樹脂 : 三菱化成社製「三菱ポリプロピレンMA−4」(商標
名) 密度0.90g/cm3,MFR=5
【0010】カーボンブラック: KBIC社製「ケッチェンブラックEC」(商標名) DBP吸油量360ml/100g KBIC社製「ケッチェンブラックEC600JD」
(商標名) DBP吸油量495ml/100g 上記の方法により成形したフィルムの性能を次のように
して調べ、下記の基準で評価した。表面平滑性 :目視にて直径10μmの突起の有無より判
定。導電性 :表面固有抵抗値(ASTM D-257準拠)にて判
定。強度 :フィルムおよびシートを繰り返し屈折して
屈折回数より判定。耐熱性 :混練・押出成形時における溶融樹脂の強
度、荷重たわみ温度(JISK7207準拠)にて判定。判定基準 ◎:非常に良好 ○:良好 ×:不良 結果をまとめて表−1に示す。尚、表中の各成分の配合
量は重量部である(以下同じ)。
(商標名) DBP吸油量495ml/100g 上記の方法により成形したフィルムの性能を次のように
して調べ、下記の基準で評価した。表面平滑性 :目視にて直径10μmの突起の有無より判
定。導電性 :表面固有抵抗値(ASTM D-257準拠)にて判
定。強度 :フィルムおよびシートを繰り返し屈折して
屈折回数より判定。耐熱性 :混練・押出成形時における溶融樹脂の強
度、荷重たわみ温度(JISK7207準拠)にて判定。判定基準 ◎:非常に良好 ○:良好 ×:不良 結果をまとめて表−1に示す。尚、表中の各成分の配合
量は重量部である(以下同じ)。
【0011】
【表1】 表−1 ──────────────────────────────────── No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ──────────────────────────────────── (a) ポリカーボネート(MFR=15) 95 − − 95 95 95 95 95 95 90 〃 (MFR=22) − 95 − − − − − − − − 〃 (MFR=6) − − 95 − − − − − − − (b) 高密度ポリエチレン(MFR=5) 5 5 5 5 5 5 5 − − 10 〃 (MFR=0.04) − − − − − − − 5 − − 低密度ポリエチレン(MFR=20) − − − − − − − − 5 − (c) ケンチェンブックEC600JD 6 6 6 6 9 9 − 7 7 7 ケンチェンブックEC − − − − − − 15 − − − ──────────────────────────────────── フィルム厚み( μm) 100 100 100 50 100 300 100 100 100 100 ──────────────────────────────────── 表面平滑性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 表面固有抵抗値(Ω) 104 104 105 104 103 103 103 103 103 103 強 度 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ 耐熱性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ────────────────────────────────────
【0012】比較例1 表−2に記載の組成物を使用した以外は実施例1と同様
にしてフィルムを成形して性能を評価した。結果も表−
2に示す。
にしてフィルムを成形して性能を評価した。結果も表−
2に示す。
【表2】 表−2 ─────────────────────────────────── No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ─────────────────────────────────── (a) ポリカーボネート(MFR=15) 100 100 − − 90 40 95 95 99 75 〃 (MFR=22) − − 100 − − − − − − − 〃 (MFR=6) − − − 100 − 40 − − − − 〃 (MFR=60) − − − − − 20 − − − − (b) 高密度ポリエチレン(MFR=5) − − − − − − 5 5 1 25 (c) ケンチェンブックEC600JD − 8 7 8 7 7 − − 7 7 ケンチェンブックEC − − − − − − 4 25 − −ポリプロピレン(MFR=5) − − − − 10 − − − − − フィルム厚み( μm) 100 100 100 100 100 100 100 100 100 10 表面平滑性 ◎ × × × × − ◎ − × ◎ 表面固有抵抗値(Ω) >1015104 105 106 103 − #1 − 105 103 強 度 ◎ ○ × ○ × − ◎ − ○ × 耐熱性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ − ◎ − ◎ × ──────────────────────────────────── 表中、#1は、109〜1015Ωを示す。
【0013】実施例2、比較例2 表−3に記載の組成物及びTダイ押出成形を使用した以
外は実施例1と同様にしてシートを成形して性能を評価
した。結果も表−3に示す。
外は実施例1と同様にしてシートを成形して性能を評価
した。結果も表−3に示す。
【表3】 表−3 ──────────────────────────────────── 実 施 例 比 較 例 ──────────────────────────────────── 11 12 13 14 11 12 13 14 15 ──────────────────────────────────── (a) ポリカーボネート(MFR=15) 95 95 90 90 100 100 − − 90 〃 (MFR=22) − − − − − − 100 − − 〃 (MFR=6) − − − − − − − 100 − (b) 高密度ポリエチレン(MFR=5) 5 5 10 10 − − − − − (c) ケンチェンブックEC600JD 8 8 − 7 − 8 7 8 7 ケンチェンブックEC − − 15 − − − − − − ポリプロピレン(MFR=5) − − − − − − − − 10 ──────────────────────────────────── シート厚み( mm) 2 1 1 1 1 1 1 1 1 ──────────────────────────────────── 表面平滑性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ × × × × 表面固有抵抗値(Ω) 103 103 103 103 >1015104 105 106 103 強 度 ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ○ × ○ × 耐熱性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ────────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23:04)
Claims (2)
- 【請求項1】 (a) 芳香族ポリカーボネート樹脂98〜
80重量部と(b) ポリエチレン樹脂2〜20重量部とか
らなる樹脂混合物100重量部に対して、(c) ジブチル
フタレート(DBP)吸油量が300ml/100g以
上である導電性カーボンブラックを5〜20重量部配合
してなるポリカーボネート樹脂組成物を、2mm以下の
厚さに成形してなることを特徴とするポリカーボネート
樹脂製導電性フィルム及びシート。 - 【請求項2】 (a) 芳香族ポリカーボネート樹脂のメル
トフローレート(MFR)が300℃、1.20kg荷
重の条件下にて3〜30g/10分であり、(b)ポリエ
チレン樹脂の密度が0.91〜0.98g/cm3 であ
りかつメルトフローレート(MFR)が190℃、2.
16kg荷重の条件下にて0.02〜30g/10分で
ある請求項1記載のフィルム及びシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34040492A JPH06184332A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | ポリカーボネート樹脂製導電性フィルム及びシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34040492A JPH06184332A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | ポリカーボネート樹脂製導電性フィルム及びシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06184332A true JPH06184332A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18336630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34040492A Pending JPH06184332A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | ポリカーボネート樹脂製導電性フィルム及びシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06184332A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008020579A1 (en) * | 2006-08-15 | 2008-02-21 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Conductive resin composition and conductive sheets comprising the same |
| WO2014108876A3 (en) * | 2013-01-11 | 2015-05-07 | Sabic Global Technologies B.V. | Broadening of percolation slope in conductive carbon black compositions with at least one non-conductive polymer |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP34040492A patent/JPH06184332A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008020579A1 (en) * | 2006-08-15 | 2008-02-21 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Conductive resin composition and conductive sheets comprising the same |
| US8148456B2 (en) | 2006-08-15 | 2012-04-03 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Conductive resin composition and conductive sheets comprising the same |
| JP5295770B2 (ja) * | 2006-08-15 | 2013-09-18 | 電気化学工業株式会社 | 導電性樹脂組成物を用いた導電性シート |
| WO2014108876A3 (en) * | 2013-01-11 | 2015-05-07 | Sabic Global Technologies B.V. | Broadening of percolation slope in conductive carbon black compositions with at least one non-conductive polymer |
| US10229767B2 (en) | 2013-01-11 | 2019-03-12 | Sabic Global Technologies B.V. | Broadening of percolation slope in conductive carbon black compositions with at least one non-conductive polymer |
| EP3575354A1 (en) * | 2013-01-11 | 2019-12-04 | SABIC Global Technologies B.V. | Broadening of percolation slope in conductive carbon black compositions with at least one non-conductive polymer |
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