JPH0619309Y2 - 電子時計用ロータの形状 - Google Patents
電子時計用ロータの形状Info
- Publication number
- JPH0619309Y2 JPH0619309Y2 JP13448087U JP13448087U JPH0619309Y2 JP H0619309 Y2 JPH0619309 Y2 JP H0619309Y2 JP 13448087 U JP13448087 U JP 13448087U JP 13448087 U JP13448087 U JP 13448087U JP H0619309 Y2 JPH0619309 Y2 JP H0619309Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- straight line
- holding member
- permanent magnet
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子時計用ロータの形状に関するものである。
一般の電子時計のモータに於ては、第5図に示す様にロ
ータ10は、ステータ11と電磁コイル13と共にステ
ップモータを構成し、電磁コイル13に交互の反転電流
が流れる度に180°ずつ一方向に回転する様になって
いる。第5図に於て、直線aは静的安定位置を示し、電
磁コイル13に電流が流れない時にロータ10の磁極
N、Sがこの直線a方向に向いて停止する。直線bは電
磁的安定位置を示し、電磁コイル13に電流を流し続け
た時にロータ10の磁極N、Sがこの直線b方向を向い
て停止する。直線cは磁気ポテンシャルの山を示す。θ
0は直線aと直線bのなす角度、θ1、θ2は直線bと
直線cのなす角度を示し、θ1<θ2と設定している。
ータ10は、ステータ11と電磁コイル13と共にステ
ップモータを構成し、電磁コイル13に交互の反転電流
が流れる度に180°ずつ一方向に回転する様になって
いる。第5図に於て、直線aは静的安定位置を示し、電
磁コイル13に電流が流れない時にロータ10の磁極
N、Sがこの直線a方向に向いて停止する。直線bは電
磁的安定位置を示し、電磁コイル13に電流を流し続け
た時にロータ10の磁極N、Sがこの直線b方向を向い
て停止する。直線cは磁気ポテンシャルの山を示す。θ
0は直線aと直線bのなす角度、θ1、θ2は直線bと
直線cのなす角度を示し、θ1<θ2と設定している。
この様なステップモータでは、電磁コイル13に流れる
電流の遮断されるタイミング、即ちパルス幅の選択の仕
方によっては、一度180°回転したロータ10が元位
置に戻って来てしまう場合がある。
電流の遮断されるタイミング、即ちパルス幅の選択の仕
方によっては、一度180°回転したロータ10が元位
置に戻って来てしまう場合がある。
第6図はこの現象を説明するための図で、横軸にパルス
幅、縦軸にロータ10の回転角を取ってある。電磁コイ
ル13に印加されるパルス幅がT1であったとすると、
ロータ10は一度180°回転してオーバランした後、
オーバランの反力により点線で示す様に元位置に戻って
来てしまう。これはθ1<θ2の関係が主要因となって
いる。
幅、縦軸にロータ10の回転角を取ってある。電磁コイ
ル13に印加されるパルス幅がT1であったとすると、
ロータ10は一度180°回転してオーバランした後、
オーバランの反力により点線で示す様に元位置に戻って
来てしまう。これはθ1<θ2の関係が主要因となって
いる。
この現象を解決するため、第7図に示す様にパルス幅を
T2又はT3としている。しかしながらこの様なパルス
幅に設定しても、ロータ回転時に負荷が加わったり、磁
界中に置かれたりすると、ロータ10の回転角と電流の
切れるタイミングが第6図に示す様な関係になる場合が
あり、その時にはロータ10が元位置に戻って来てしま
う。この現象が起こる理由はθ1<θ2の他にロータ1
0の形状にも起因することが知られている。
T2又はT3としている。しかしながらこの様なパルス
幅に設定しても、ロータ回転時に負荷が加わったり、磁
界中に置かれたりすると、ロータ10の回転角と電流の
切れるタイミングが第6図に示す様な関係になる場合が
あり、その時にはロータ10が元位置に戻って来てしま
う。この現象が起こる理由はθ1<θ2の他にロータ1
0の形状にも起因することが知られている。
第8図、第9図は従来のロータの構造を示し、第8図は
平面図、第9図は第8図のh−i線に沿った一部断面を
示す側面図である。
平面図、第9図は第8図のh−i線に沿った一部断面を
示す側面図である。
第8図、第9図に於て、14は永久磁石で外周部14a
は円形をなしている。15は保持部材で、プラスチック
から成り、永久磁石14をモールドすることにより永久
磁石14の外周部14a及び上下両面部14bと結合し
ている。16はロータカナ、17、18は回転軸で、い
ずれもプラスチック材から成り、保持部材15、ロータ
カナ16及び回転軸17、18は共に一体成形されてい
る。
は円形をなしている。15は保持部材で、プラスチック
から成り、永久磁石14をモールドすることにより永久
磁石14の外周部14a及び上下両面部14bと結合し
ている。16はロータカナ、17、18は回転軸で、い
ずれもプラスチック材から成り、保持部材15、ロータ
カナ16及び回転軸17、18は共に一体成形されてい
る。
この様な構造に於て、保持部材15は両回転軸17、1
8を通る直線と直交する平面上で、且つ回転軸17、1
8を通る直線h又はi又はjと両回転軸17、18を通
る直線を含む面に対して対称な突出部15h、15i、
15jを有している。この様に従来のロータは突出部1
5h、15i、15jが対称形状となっているため、ロ
ータが一度180°回転した後の反転動作時に空気抵抗
を受けにくく、元位置に戻りやすい形状となっている。
8を通る直線と直交する平面上で、且つ回転軸17、1
8を通る直線h又はi又はjと両回転軸17、18を通
る直線を含む面に対して対称な突出部15h、15i、
15jを有している。この様に従来のロータは突出部1
5h、15i、15jが対称形状となっているため、ロ
ータが一度180°回転した後の反転動作時に空気抵抗
を受けにくく、元位置に戻りやすい形状となっている。
本考案の目的は、上記した従来の欠点を除去し、負荷が
加わったり、磁界中に置かれても、一度180°回転し
た後の反転動作時に元位置に戻りにくい電子時計用ロー
タの構造を得ることにある。
加わったり、磁界中に置かれても、一度180°回転し
た後の反転動作時に元位置に戻りにくい電子時計用ロー
タの構造を得ることにある。
本考案による電子時計用ロータは、永久磁石を保持する
保持部材が突出部を有し、この突出部がロータの回転軸
と直行する平面上で且つ前記ロータ軸を通る直線と両回
転軸を結ぶ直線を含む面に対して非対称とし、前記ロー
タの一方向の回転に対して空気抵抗を受けやすい面と他
方向の回転に対しては空気抵抗を受けにくい面とを有す
ることを特徴とする。
保持部材が突出部を有し、この突出部がロータの回転軸
と直行する平面上で且つ前記ロータ軸を通る直線と両回
転軸を結ぶ直線を含む面に対して非対称とし、前記ロー
タの一方向の回転に対して空気抵抗を受けやすい面と他
方向の回転に対しては空気抵抗を受けにくい面とを有す
ることを特徴とする。
〔実施例〕 以下図面に沿って本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案によるロータの平面図で、第2図は一部
断面を示す側面図である。
断面を示す側面図である。
第1図、第2図に於て、1は永久磁石であり、外周部1
aは円形をなしている。2は保持部材でプラスチックか
らなり、永久磁石1をモールドすることにより永久磁石
1の外周部1a、上下両端面部1bと結合している。3
はロータカナでプラスチックからなり、保持部材2と一
体成形されている。4、5は回転軸でプラスチックから
なり、保持部材2、ロータカナ3と共に一体成形されて
いる。
aは円形をなしている。2は保持部材でプラスチックか
らなり、永久磁石1をモールドすることにより永久磁石
1の外周部1a、上下両端面部1bと結合している。3
はロータカナでプラスチックからなり、保持部材2と一
体成形されている。4、5は回転軸でプラスチックから
なり、保持部材2、ロータカナ3と共に一体成形されて
いる。
上記の構成に於て、保持部材2は回転軸4、5と直行す
る平面上で且つ回転軸4、5を通る直線e又はf又はg
と両回転軸を結ぶ直線を含む面に対して非対称な形状を
持つ突出部2e、2f、2gを有し、且つこの突出部2
e、2f、2gが一方向の回転に対しては空気抵抗を受
けやすい面イと他方向の回転に対しては空気抵抗を受け
にくい面ロを有している。そのため正方向回転に対して
空気抵抗を受けにくい面ロを対応させ、逆方向回転に対
して空気抵抗を受けやすい面イを対応させておくと、一
度180°回転した後の反転動作時の回転力が空気抵抗
を受けて弱くなり元位置に戻りにくくなる。
る平面上で且つ回転軸4、5を通る直線e又はf又はg
と両回転軸を結ぶ直線を含む面に対して非対称な形状を
持つ突出部2e、2f、2gを有し、且つこの突出部2
e、2f、2gが一方向の回転に対しては空気抵抗を受
けやすい面イと他方向の回転に対しては空気抵抗を受け
にくい面ロを有している。そのため正方向回転に対して
空気抵抗を受けにくい面ロを対応させ、逆方向回転に対
して空気抵抗を受けやすい面イを対応させておくと、一
度180°回転した後の反転動作時の回転力が空気抵抗
を受けて弱くなり元位置に戻りにくくなる。
第3図、第4図は本考案の他の実施例を示し、第3図は
側断面図、第4図は保持部材の斜視図である。
側断面図、第4図は保持部材の斜視図である。
第3図に於て、6は永久磁石で円形の外周部6aを有し
ている。7は非磁性の金属からなる保持部材で、永久磁
石6の外周部6aと結合して永久磁石6を保持してい
る。この保持部材7はその外周部に折り曲げによって形
成した複数個の突出部7aを有している。8は金属性の
ロータカナで、回転軸8a、8bを有し、保持部材7に
結合されている。
ている。7は非磁性の金属からなる保持部材で、永久磁
石6の外周部6aと結合して永久磁石6を保持してい
る。この保持部材7はその外周部に折り曲げによって形
成した複数個の突出部7aを有している。8は金属性の
ロータカナで、回転軸8a、8bを有し、保持部材7に
結合されている。
上記の構成に於て、保持部材7に設けられた突出部7a
は回転軸8a、8bと直交する平面上で突出部7a上の
点7bを通り且つ回転軸8a、8bを結ぶ直線を横切る
直線k(第4図参照)と両回転軸を結ぶ直線yを含む面
に対して非対称な形状となっており、且つ一方向の回転
に対しては空気抵抗を受けやすい面ハと他方向の回転に
対しては空気抵抗を受けにくい面ニを有している。その
ため第1図、第2図について説明したと同様に、一度1
80°回転して反転動作に移った時に回転力が弱くなり
元位置に戻りにくくなる。
は回転軸8a、8bと直交する平面上で突出部7a上の
点7bを通り且つ回転軸8a、8bを結ぶ直線を横切る
直線k(第4図参照)と両回転軸を結ぶ直線yを含む面
に対して非対称な形状となっており、且つ一方向の回転
に対しては空気抵抗を受けやすい面ハと他方向の回転に
対しては空気抵抗を受けにくい面ニを有している。その
ため第1図、第2図について説明したと同様に、一度1
80°回転して反転動作に移った時に回転力が弱くなり
元位置に戻りにくくなる。
尚上記実施例ではロータ周囲の雰囲気を普通の空気とし
たが、他の流体、例えば空気より比重又は粘性の大きい
ガス(例えばN2又はCO2)では一層効果的な一方向制
動効果が得られる。また逆に密度の小さいガスが雰囲気
となる場合(例えば長期潜水作業従事者が使用する時計
は内部気体が潜水前の空気から潜水居室内のH2とO2の
混合ガスに徐々に置換されることがある)でも必要な制
動効果を維持させることも回転の双方向に対してロータ
が同形状であるより本考案形状の方が容易である。
たが、他の流体、例えば空気より比重又は粘性の大きい
ガス(例えばN2又はCO2)では一層効果的な一方向制
動効果が得られる。また逆に密度の小さいガスが雰囲気
となる場合(例えば長期潜水作業従事者が使用する時計
は内部気体が潜水前の空気から潜水居室内のH2とO2の
混合ガスに徐々に置換されることがある)でも必要な制
動効果を維持させることも回転の双方向に対してロータ
が同形状であるより本考案形状の方が容易である。
また場合によってはモジュールを輪列ごと液体に浸漬
(例えば無給油永久潤滑やゴミ侵入防止のために)した
時計とすることもありうるが、その場合も正転方向に抵
抗の少ないロータ形状は有利となる。
(例えば無給油永久潤滑やゴミ侵入防止のために)した
時計とすることもありうるが、その場合も正転方向に抵
抗の少ないロータ形状は有利となる。
以上の説明で明らかなように、本考案によれば正方向の
回転に対しては流体抵抗を受けにくくし、逆方向への回
転に対しては流体抵抗を受け易くする構造としたので、
逆方向への回転が規制されるため、ロータ回転時に負荷
がかかったり、磁界中に置かれても安定して動作する電
子時計用モータのロータを得ることができ、その効果は
大なるものがある。
回転に対しては流体抵抗を受けにくくし、逆方向への回
転に対しては流体抵抗を受け易くする構造としたので、
逆方向への回転が規制されるため、ロータ回転時に負荷
がかかったり、磁界中に置かれても安定して動作する電
子時計用モータのロータを得ることができ、その効果は
大なるものがある。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第4図は本考案による実施例を示し、第1
図は第1の実施例の平面図、第2図は第1図の一部断面
を示す側面図、第3図は他の実施例の断面図、第4図は
保持部材の斜視図であり、第5図は一般的ステップモー
タの平面図、第6図ないし第9図は従来例を示し、第6
図、第7図は動作説明図、第8図は平面図、第9図は第
8図の一部断面を示す側面図である。 1、6……永久磁石、2、7……保持部材、 2e、2f、2g、7a……突出部、3、8、16……
ロータカナ、4、5、8a、8b、17、18……回転
軸、イ、ハ……空気抵抗を受けやすい面、ロ、ニ……空
気抵抗を受けにくい面。
図は第1の実施例の平面図、第2図は第1図の一部断面
を示す側面図、第3図は他の実施例の断面図、第4図は
保持部材の斜視図であり、第5図は一般的ステップモー
タの平面図、第6図ないし第9図は従来例を示し、第6
図、第7図は動作説明図、第8図は平面図、第9図は第
8図の一部断面を示す側面図である。 1、6……永久磁石、2、7……保持部材、 2e、2f、2g、7a……突出部、3、8、16……
ロータカナ、4、5、8a、8b、17、18……回転
軸、イ、ハ……空気抵抗を受けやすい面、ロ、ニ……空
気抵抗を受けにくい面。
Claims (1)
- 【請求項1】円形の外周部を有する永久磁石と、この永
久磁石の少なくとも外周部を包囲して前記永久磁石を保
持する保持部材と、この保持部材に結合又は一体成形さ
れたロータカナ及び回転軸とから構成された電子時計用
ロータに於て、前記保持部材は、前記ロータの回転軸を
通る直線と直交する平面上で且つ前記回転軸を通る直線
を横切る直線と前記回転軸を結ぶ直線を含む面に対して
非対称な突出部を有し、この突出部は、前記ロータの一
方向の回転に対して流体抵抗を受けやすい面と他方向の
回転に対して流体抵抗を受けにくい面を有することを特
徴とする電子時計用ロータの形状。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13448087U JPH0619309Y2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | 電子時計用ロータの形状 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13448087U JPH0619309Y2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | 電子時計用ロータの形状 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6440279U JPS6440279U (ja) | 1989-03-10 |
| JPH0619309Y2 true JPH0619309Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31393272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13448087U Expired - Lifetime JPH0619309Y2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | 電子時計用ロータの形状 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619309Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-09-04 JP JP13448087U patent/JPH0619309Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6440279U (ja) | 1989-03-10 |
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