JPH0623321B2 - 改良された陰極析出型電着塗料組成物 - Google Patents

改良された陰極析出型電着塗料組成物

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JPH0623321B2
JPH0623321B2 JP6692786A JP6692786A JPH0623321B2 JP H0623321 B2 JPH0623321 B2 JP H0623321B2 JP 6692786 A JP6692786 A JP 6692786A JP 6692786 A JP6692786 A JP 6692786A JP H0623321 B2 JPH0623321 B2 JP H0623321B2
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法秀 藤基
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低温硬化性で塗面の平滑性と耐蝕性に優れし
かも厚膜化できる陰極析出型電着塗料組成物に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
或る種の塩基性基を有する樹脂は、水中で陽イオン樹脂
を生じ、これを用いて電着塗装を行うときは、樹脂が陰
極に析出するこの種の陰極析出型塗料は、酸基を有する
樹脂を塩基で中和し、水溶性とした従来の、陽極析出型
電着塗料の、本質的な欠点、即ち、塗料浴への被塗物金
属の溶出およびそれに起因する各種の問題点を解決する
ことができる。
かかる陰極析出型塗料についてこれまでに種々の提案が
なされている。
近年、省エネルギー、省力化の観点から低温焼付にす
る、電着塗膜を厚膜化し中塗り工程をはぶく、電着塗膜
の表面を平滑にして水研ぎ工程をはぶくなどのことが望
まれている。
特に低温硬化性の優れた陰極析出型電着組成物としてポ
リブタジエンのような不飽和基含有高分子化合物をエポ
キシ化したものにアミノ基と反応性の高いアクリル(メ
タクリル)性二重結合を導入した型が提案されている
(特開昭56−151777)がこの酸化重合硬化型で
は電着塗膜を厚膜化した場合塗膜の内部硬化が不充分
で、実用的な防蝕性、物理性などの特性を満足させな
い。
本発明者らは種々の研究をした結果、特定の酸化重合能
を有する樹脂にエステル交換反応によって架橋硬化し得
るエステル基を含有する化合物を混合させ酸化重合硬化
とエステル交換架橋硬化を併用することにより、塗膜の
内部硬化性を改良し、低温硬化性で塗膜の平滑性と耐蝕
性に優れしかも厚膜化できる陰極析出型電着塗料が得ら
れることを見い出し本発明に到達した。
本発明の目的は低温硬化性で塗面の平滑性と耐蝕性が優
れ、しかも厚膜化できる陰極析出型電着塗料を提供する
ことにある。
〔問題を解決するための手段〕
すなわち本発明は、(A)500〜5000の分子量で5
0〜500のヨウ素価の炭素−炭素二重結合およびオキ
シラン酸素を0.5〜12重量%有する高分子化合物100
g当たり 一般式 〔式中R1およびR2はその一部がヒドロキシル基で置換
されていても良い炭素数1〜20の炭化水素を表わし、
ただしR1とR2は環構造を取ることができ、環構造中に
は不飽和基を含むことができる。〕で表わされるアミン
化合物を30〜300ミリモルおよび一般式 〔式中R3およびR4は水素原子またはメチル基を表わ
す。〕 で表わされるα、β不飽和カルボン酸0〜200ミリモ
ルの反応生成物100重量部 (B)一般式 〔式中R5、R6は水素原子または炭素数1〜10のアル
キル基、nは1ないし20好ましくは1ないし10の整
数を表わす〕 で表わされるエポキシ樹脂のエポキシ基の実質的に全て
を一般式 〔式中、R1およびR2はその一部がヒドロキシル基で置
換えされていても良い炭素数1〜20の炭化水素を表わ
し、ただしR1とR2は環構造を取ることができ、環構造
中には不飽和基を含むことができる。〕で表わされるア
ミン化合物及び/又は一般式 〔式中R3およびR4は水素原子またはメチル基を表わ
す。〕で表わされるα、β不飽和カルボン酸の反応生成
物0〜150重量部。
(C)ポリカルボン酸の非酸性ポリエステル化合物であっ
て塗膜の焼付加熱時に上記(A)(B)成分中のヒドロキシル
基とエステル交換反応によって架橋硬化し得るエステル
基を1分子中に2ヶ所以上含有する化合物5〜200重
量部を含有する陰極析出型電着塗料組成物である。
本発明の(A)成分の出発原料である500〜5,000の分子量
で50〜500のヨウ素価の炭素一炭素二重結合を有する高
分子化合物は従来公知の方法で製造される。
すなわちアルカリ金属または有機アルカリ金属化合物触
媒として炭素数4〜10の共役ジオレフィン単独、ある
いはこれらのジオレフィン同志、あるいは共役ジオレフ
ィンに対して50モル%以下の量の芳香族ビニルモノマ
ー、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エンまたはジビニルベンゼン、とを0℃〜100℃の温
度でアニオン重合または共重合させる方法が代表的な製
造方法である。この場合分子量を制御し、ゲル分などの
少ない、淡色の低重合体を得るためにはべンジルナトリ
ウムのような有機アルカリ金属化合物を触媒とし、アル
キルアリール基を有する化合物、例えばトルエンを連鎖
移動剤とする連鎖移動重合法(米国特許第378909
0号)あるいはテトラヒドロフラン溶媒中でナフタリン
のような多環芳香族化合物を活性剤とし、ナトリウムの
ようなアルカリ金属を触媒とするリビング重合法(特公
昭42−17485号、同43−27432号)あるい
はトルエン、キシレンのような芳香族炭化水素を溶媒と
し、ナトリウムのようなアルカリ金属の分散体を触媒と
し、ジオキサンのようなエーテル類を添加して分子量を
制御する重合法(特公昭32−7446号、同38−1
245号、同34−10188号)などが好適な製造方
法である。
また8族金属例えばコバルトまたはニッケルのアセチル
アセトナート化合物およびアルキルアルミニウムハロゲ
ニドを触媒とする配位アニオン重合によって製造される
(特公昭45−507号、同46−80300号)低重
合体も用いることができる。
本発明の(A)成分は前記不飽和化合物を過酸化水素、過
酢酸等の過酸化物を用いて公知の方法でエポキシ化しオ
キシラン酸素基を酸素として0.5〜12重量%導入した後
一般式 〔式中R1及びR2は前記と同じ〕 で表わされるアミン化合物を溶媒の存在下あるいは不存
在下で50〜200℃の温度で反応させた後、一般式 〔式中R3およびR4は前記と同じ〕 で示されα、β不飽和カルボン酸を100〜200℃で
反応させることによって製造される。
オキシラン酸素の含量は0.5〜12重量%好ましくは2〜
10重量%であり、これより少ない場合、アミンの付加
が不足で水溶解性が不充分で塗料として好ましくない。
またこれより多いと未反応エポキシ基が多量に残り塗料
の安定性を悪くする。
反応に用いられるアミンの例としてはジメチルアミン、
ジエチルアミンなどの脂肪族アミン類、メチルエタノー
ルアミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミ
ン類、モルホリン、ピペリジンなどの環状アミン類など
をあげることができる。
付加させるアミン量はエポキシ化高分子化合物100g
当り30〜300ミリモル好ましくは50〜200ミリ
モルである。
α、β不飽和カルボン酸の例としてはアクリル酸、メタ
クリル酸およびクロトン酸をあげることができる。
付加させるα、β不飽和カルボン酸量がエポキシ化高分
子化合物100g当りカルボン酸量として0〜200ミ
リモル好ましくは50〜150ミリモル用いることがで
きる。
本発明の(B)成分は、一般式 〔式中R5とおよびR6は前記と同じ〕 で表わされるジグリシジル化合物に温度0〜200℃、
好ましくは50〜150℃で一般式 〔式中R1およびR2は前記と同じ〕で表わされるアミン
化合物をグリシジル化合物1モルに対して実質的に2モ
ル(1.8〜2.0モル)反応させることにより得られる。
反応に用いられるアミンの例としてはジメチルアミン、
ジエチルアミン等の脂肪族アミン類、メチルエタノール
アミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン
類モルホリン、ピペリジンなどの環状アミン類などをあ
げることができる。
また、上記ジグリシジル化合物に温度0〜200℃、好
ましくは50〜150℃で一般式 〔式中、R3およびR4は水素原子またはメチル基を表わ
す〕 で示されるα、β不飽和モノカルボン酸、例えばアクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸などをジグリシジル化
合物1モルに対して実質的に2モル(1.8〜2.0モル)反応さ
せることによっても成分(B)は製造できる。
また、上記グリシジル化合物に部分的にアミン化合物を
反応させた後、残りのグリシジル基にα、β不飽和モル
カルボン酸を反応させてもよい。
α、β、不飽和モルカルボン酸の反応を行うにあたって
は副反応を防止するためハイドロキノン、メトキノン、
N−フェニル・N′−イソプロピル−P−フェニレンジ
アミン、P−ベンゾキノンなどのラジカル重合禁止剤を
0.01〜1.0重量%添加し、第三級アミン類や第四級アン
モニウム塩類などの適当な触媒を用いることが好まし
い。また、溶媒の存在下、非存在下で反応を行うことが
できるが溶媒を使用する場合には反応に対して不活性で
あり、電着塗料に使用できる溶媒、例えばエチルセロソ
ルブ、ブチルセロソルブ、酢酸エチルセロソルブ、MI
BKなどを適量使用し、反応後除去することなく、その
まま(A)成分および(C)成分と混合して電着塗料に利用す
ることが実用上有利である。
本発明において上記ジグリシジル化合物のエポキシ基 が実質的に残存しないようにカルボン酸基と反応して 基に変換されることが好ましい。
基が多量に残存するならば、この基は、後に酸を加えて
水溶化する際に成分(A)の有する塩基性基と不都合な反
応をし、ゲル化を起こす結果、粘度が高くなりすぎて水
溶化に支障をきたすたとえば水溶化ができた場合でも水
溶液が経時変化を起こし、一定の電着特性、あるいは電
着塗膜が得られないなどの欠点を生じる。
成分(B)の含有量は、成分(A)の100重量部に対し、0
〜150重量部、好ましくは30〜100重量部の範囲
である。
成分(B)の含有量がこれより多いと、水分散性を悪化さ
せる。
本発明の成分(C)はポリカルボン酸の非酸性ポリエステ
ル化合物であって、塗膜の焼付加熱時に上記(A)(B)成分
中のヒドロキシル基とエステル交換反応によって架橋硬
化し得るエステル基1分子当り2個以上含有する化合物
であり、これを含有させると塗料の流動性が改善され塗
膜の平滑性および硬化性特に塗膜の内部の硬化性が改善
され厚膜化した場合の防蝕性、物理性などの塗膜性能に
特に好ましい結果を与える。
成分(C)の含有量は5〜200重量部、好ましくは10
〜100重量部の範囲である。
成分(C)の含有量が、これより少ないと平滑性と硬化性
の改善が十分でなく、実用的な塗膜の性能が得られな
い。また、これより多いと水分散性を悪化させる。
上記成分(C)は 一般式 〔式中nは1と5の間の値をもち、R7は1個から8個
までの炭素原子をもつモノアルコール基、または1つま
たはそれ以上のカルボン酸基と反応後残存しているポリ
オール基、またはポリアミン基、またはポリエポキシ化
合物の基、またはポリイソシアネート基であり、R8
1個から8個の炭素原子をもつ直鎖または枝分れアルキ
ル基である。〕で表わされる化合物であり、上記化合物
を得るための好ましい例としては、マロン酸とメタノー
ル、エタノール、プロパノールなどのモノアルコールと
のジエステル化合物グリコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパンなどのポリオールとをジエステル化合物
1モルとポリオールのヒドロキシル基が1モルの割合で
混合しアルコールを留去しながらエステル交換反応をお
こなって得られる。
または上記ポリオールのかわりにエチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミンの如きポリアミンを使用して上記
マロン酸ジエステル化合物と混合してアルコールを留去
しながら反応を行うことによっても得られる。
また上記以外の成分(C)の化合物としてポリカルボン酸
の非酸性ポリエステル化合物であってβ−ヒドロキシル
基、β−アルコキシル基、β−エステル基、β−アミド
基、γ−ヒドロキシル基、γ−エステル基、δ−ヒドロ
キシル基およびこれらの混合からなる置換基によって置
換されたエステル基を1分子中に少なくとも2個以上有
する化合物であり、特に好ましい置換基は、β−ヒドロ
キシル基、β−アルコキシル基である。
上記化合物を得るための適当なポリカルボン酸又は酸無
水物の例としてはアジピン酸、アゼライン酸、フタール
酸、フマール酸、イタコン酸、無水コハク酸、無水フタ
ール酸、テトラヒドロ無水フタール酸、無水マレイン
酸、無水トリメリット酸などであり、また上記酸のカル
ボキシル基の一部を2又はそれ以上の官能度を有するポ
リオールと反応して得られるポリカルボン酸、例えばア
ジピン酸とトリメチロールプロパン3:1のモル比で反
応させたものなどであるβ−ヒドロキシル基で置換され
たエステルを得るためには、上記ポリカルボン酸に1−
2エポキシブタン、プロピレンオキサイド、バーサテッ
ク酸グリジルエステルなどのモノエポキシド又はエチレ
ングリコール、プロピレングリコールなどの1−2グリ
コール類をエステル化反応することによって得られる。
β−アルコキシル基で置換されたエステルを得るために
は、上記ポリカルボン酸にエチルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブフェニルセロソルブ、メチルセロソルブ、イソ
プロピルセロソルブなどの1,2−グリコールモノエー
テルをエステル化反応することによって得られる本発明
において成分(A)、成分(B)および成分(C)からなる組成
物を水溶化または水分散化するためには成分(A)、成分
(B)および成分(C)をあらかじめ混合した後、成分(A)の
アミノ基に対して0.1〜2.0好ましくは0.2〜1.0モル当量
の蟻酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸などの水溶性の有機
酸で中和し、水溶化することが好ましい。
本発明の組成物(A)、(B)および(C)を水に溶解または分散
させるにあたり、溶解または分解を容易にし、水溶液の
安定性を向上させ、樹脂の流動性を改善し、塗膜の平滑
性を改善するなどの目的で、水溶性でありしかも各樹脂
組成物を溶解しうるエチルセロソルブ、プロピルセロソ
ルブ、ブチルセロソルブ、エチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジ
アセトンアルコール、4−メトキシ−4−メチルペンタ
ノン−2、メチルエチルケトンなどの有機溶剤を各樹脂
組成物100重量部当り10〜100重量部使用するこ
とが好ましい。
本発明の陰極析出型電着塗料組成物にはさらに硬化の触
媒として金属、例えば鉛、亜鉛、鉄、錫、マンガン、コ
バルトの塩又は錯体を配合することができる。
適当な例としてはオクチル酸鉛、ナフテン酸鉛、オクチ
ル酸亜鉛、酢酸マンガン、乳酸マンガン、酢酸コバル
ト、乳酸コバルトなどがあげられる。
本発明の陰極析出型電着塗料組成物にはさらに適当な顔
料を配合することができる例えば酸化鉄、酸化鉛、スト
ロンチウムクロメート、カーボンブラック、二酸化チタ
ン、タルク、珪酸アルミニウム、硫酸バリウムの如き顔
料の一種またはそれ以上を配合することができる。
これらの顔料はそのまま本発明の組成物に添加できる
が、あらかじめ、成分(A)を中和し水に分散または水溶
液化したものの一部分に多量の顔料を加えて混合し、ペ
ースト状のマスターバツチとしたものを得、このペース
ト状の顔料を組成物に添加することができる。
〔実施例〕
次に実施例および比較例により本発明を更に具体的に説
明する。なお実施例および比較例の塗膜の物性テストは
JIS−K−5400に準じて行った。
製造例1〔成分(A)の製造〕 日石ポリブタジエンB−2000(数平均分子量200
0、1.2結合65%)を過酢酸を用いてエポキシ化し、
オキシラン酸素含有量6.4重量%のエポキシ化ポリブタ
ジエン(E1)を製造した。このエポキシ化ポリブタジ
エン(E1)2,000gおよびエチルセロソルブ711.7gを5リ
ットルオートクレーブに仕込んだ後、ジメチルアミン140.0
gを加え、150℃で5時間反応させた後、未反応アミ
ンを留去し、ポリブタジエンのアミン付加物の溶液(E
A)を製造した。
次に上記溶液(EA)1423.5g、アクリル酸79.3g、ハイ
ドロキシン7.6gおよびエチルセロソルブ26.4gの混合物
を添加し、さらに120℃で3時間45分反応させて本
発明の成分(A)の樹脂溶液(A1)を製造した。このもの
のアミン価は98.1ミリモル/100g、酸価は5.3ミリモル
/100gそして固形分濃度は75.0重量%であった。
製造例2〔成分(A)の製造〕 日石ポリブタジエンB−1800(数平均分子量180
0、1.2結合64%)を過酢酸を用いてエポキシ化し、
オキシラン酸素含有量6.5重量%のエポキシ化ポリブタ
ジエン(E2)を製造した。
このエポキシ化ポリブタジエン(E2)1,000gおよびエ
チルセロソルブ377gおよびメチルエタノールアミン131.
0gを3リットルセパラブルフラスコに仕込み、170℃で6
時間反応させた。
反応後、120℃まで冷却し、アクリル酸81.4g、ハイ
ドロキシン8.8gおよびエチルセロソルブ27.1gの混合物
を加え、120℃で4時間反応させて本発明の成分Aの
樹脂溶液(A2)を製造した。
このもののアミン価は108.1ミリモル/100g、酸価は9・9ミリモル/
100g、そして固形分濃度は75重量%であった。
製造例3〔成分(B)の製造〕 ビスフェノールAとエピクロルヒドリンをアルカリ触媒
の存在下で反応させて得た下記化合物 として、エポキシ当量950を持つビスフェノールタイ
プエポキシ樹脂〔商品名エピコート1004油化シェル
エポキシ(株)製〕1,000gをエチルセロソルブ342.3gに
溶解し、アクリル酸72g、ハイドロキノン10gおよびN、
Nジメチルアミノエタノールを5g添加し、120℃に加
熱して3時間反応させ、本発明の成分(B)の樹脂溶液
(B1)を合成した。
製造例4〔成分(B)の製造〕 ビスフェノールAとエピクロルヒドリンをアルカリ触媒
の存在の下で反応させて得た下記化合物 として、エポキシ当量450を持つビスフェノールタイ
プエポキシ樹脂〔商品名エピコート1001油化シェル
エポキシ(株)製〕1,000gをMIBK407gに溶解し、ジ
エタノールアミン211gを添加して100℃で3時間反応
させ、本発明の成分(B)の樹脂溶液(B2)を製造し
た。
このもののアミン価は129ミリモル/100gで固形分濃度は75.0
重量%であった。
製造例5〔成分(C)の製造〕 マロン酸ジエチルエステル480gとトリメチロールプロパ
ン134gを混合物し脱エタノール反応を行いながら徐々に
165℃まで昇温し、その後135gのエタノールが留出す
るまで保持する。
次に真空度を上げて揮発性成分を留出させた後110℃
まで冷却しエチルセロソルブ156gを加えて固形分濃度7
5%の本発明の成分(C)の樹脂溶液(C1)を製造し
た 製造例6〔成分(C)の製造〕 無水トリメリット酸129gとバーサテック酸グリシジルエ
ステル(カージューラE−10油化シェル(株)製〕50
0gを混合し、90℃まで加熱を行った。蒸発反応が始まり
温度は180℃まで上昇した。混合物を140℃まで冷
却し、触媒としてべンジルジメチルアミン2gを添加
し、140℃で4時間反応を行った。この時の酸価は2ミ
リモル/100gであった。この反応物を130℃まで冷却しエ
チルセロソルブ922gを添加して固形分濃度75%の本発
明の成分(C)の樹脂溶液(C2)を製造した。
製造例7〔成分(C)の製造〕 アジピン酸438gトリメチロールプロパン134gブチルセロ
ソルブ354g触媒としてジメチルベンジルアミン3gを加え
て190℃で6時間脱水を行いながら反応を行なった。
この時の酸価は2.5ミリモル/100gであった。この反応物を1
30℃まで冷却し、エチルセロソルブ269gを添加し固形
物濃度75%の本発明の成分(C)の樹脂溶液(C3
を製造した。
製造例8〔顔料ペーストの製造〕 製造例1で製造したポリブタジェンのアミン付加物の溶
液(EA)1000gに酢酸31.6gを加え中和した後脱イオン
水を加え25重量%の水溶液を調製した。この水溶液40
0g、カーボンブラック10g塩基製珪酸鉛30g、チタ
ニア110g、珪酸アルミニウム100gおよびガラスビーズ50
0gを1リットルステンレスビーカーに入れ高速回転ミキサー
で2時間激しくかきまぜた後、ガラスビーズを濾過し、
固形分濃度が53.8重量%の顔料ペースト(pp)を調製
した。
実施例1 製造例1で製造した(A1)400g、製造例3で製造した
(B1)200gと製造例5で製造した(C1)200gを60℃で
1時間混合し均一にした後、室温に冷却し20%オクチ
ル酸鉛6gと酢酸10.8gを加え中和した後、激しくかき
まぜながら脱イオン水を加え25重量%の水溶液を調製
した。
次にこの水溶液2400gに製造例8で製造した顔料ペース
ト(PP)433gおよび酢酸マンガンを1.0g含む脱イオン水13
34gを加え十分に混合し固形分濃度が20重量%の電着
塗料液を調製した。
上記電着塗料液を用いてカーボン電極を陽極とし、リン
酸亜鉛処理板(日本テストパネル社、Bt3004、0.8×70×
150mm)を陰極とし陰極析出型電着塗装を行った。テス
ト結果を表−1に示した。
実施例2 製造例1で製造した(A1)500gと製造例4で製造した
(B2)200gと製造例6で製造した(C2)100gを60℃
で1時間混合し均一にした後、室温に冷却し20%オク
チル酸亜鉛3gと酢酸10.8gを加え中和した後、激しく
かきまぜながら脱イオン水を加え25重量%の水溶液を
調製した。
この水溶液2400gを使用して実施例1と全く同じ条件で
電着塗料液を調製し実施例1と同様の条件でテストを行
い結果を表−1に示した。
比較例1 製造例1で製造した(A1)600g、製造例3で製造した
(B1)300gを60℃で1時間混合し均一にした後、室温
に冷却し酢酸12.2gを加え中和した後、激しくかきまぜ
ながら脱イオン水を加え25重量%の水溶液を調製し
た。
次にこの水溶液2400gに製造例8で製造した顔料ペース
ト(PP)433gおよび酢酸マンガンを1.0g脱イオン水1734g
を加え十分に混合し、20重量%の電着塗料液を調製し
た。
上記電着塗料液を用いてカーボン電極を陽極とし、リン
酸亜鉛処理板(日本テストパネル、Bt3004、0.8×70×15
0mm)を陰極とし陰極析出型電着塗装を行った。テスト
結果を表−1に示した。
この比較例1は実施例1のC成分(C1)がない場合の
例である。
実施例3 製造例2で製造した(A2)500gと、製造例4で製造し
た(B2)300gに製造例7で製造した(C3)200gを加え
80℃で30分混合し均一にした後、室温に冷却し20
%オクチル酸鉛6gと酢酸18gを加え中和した後、激
しくかきまぜながら脱イオン水を加え固形分濃度が25
重量%の水溶液を調製した。
次にこの水溶液2400gに製造例8で製造した顔料ペース
ト(PP)346gおよび酢酸コバルトを1.5g含む脱イオン水を
1631g加え十分に混合し固形分濃度が18重量%の電着塗
料液を調製した。
上記電着塗料液を用いてカーボン電極を陽極とし、リン
酸亜鉛処理板(日本テストパネル社、Bt3004、0.8×70×
160mm)を陰極とし陰極析出型電着塗装を行った。
テスト結果を表−2に示した。
比較例2 製造例2で製造した(A2)500gと製造例4で製造した
(B2)300gを80℃で1時間混合した後、室温に冷却
し酢酸14.4gを加え中和した後、激しくかきまぜながら
脱イオン水を加え固形分濃度が25重量%の水溶液を調
製した。
この水溶液2400gを使用し実施例2と全く同じ条件で電
着塗料液を調製し、実施例2と同様の条件でテストを行
い結果を表−2に示した。
この比較例2は実施例3のC成分(C2)がない場合の
例である。
〔発明の効果〕 本発明の組成物は従来の陰極析出型電着塗料に比して低
温硬化性で塗面の平滑性と耐食性が優れ、しかも厚膜化
できるもので、自動車工業分野その他あらゆる産業分野
において好適に利用することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)(イ)500〜5000の分子量で5
    0〜500のヨウ素価の炭素一炭素二重結合およびオキ
    シラン酸素を0.5〜12重量%有する高分子化合物。 (ロ)該高分子化合物100g当り30〜300ミリモル
    の一般式 〔式中、R1およびR2はその一部がヒドロキシル基で置
    換されていても良い炭素数1〜20の炭化水素を表わ
    し、ただしR1とR2は環構造を取ることができ、環構造
    中には不飽和基を含むことができる。〕で表わされるア
    ミン化合物および(ハ)前記(イ)の高分子化合物100
    g当たり0〜200ミリモルの一般式 〔式中R3およびR4は水素原子またはメチル基を表わ
    す。〕で表わされるα、β不飽和カルボン酸の反応成生
    物100重量部。
  2. 【請求項2】(B)一般式 〔式中R5及びR6は水素原子又は炭素数1〜10のアル
    キル基、nは0〜20の整数〕で表わされるエポキシ樹
    脂のエポキシ基の実質的に全てを一般式 〔上記(ロ)と同一〕で表わされるアミン化合物及び/
    又は一般式 〔上記(ハ)と同一〕で表わされるα、β不飽和カルボ
    ン酸と反応させた生成物0〜150重量部。
  3. 【請求項3】(C)ポリカルボン酸の非酸性ポリエステ
    ル化合物であって塗膜の焼付加熱時に上記(A)(B)成分中
    のヒドロキシル基とエステル交換反応によって架橋硬化
    し得るエステル基を1分子中に2ケ以上含有する化合物
    5〜200重量部の混合物を有機酸で部分的に中和し水
    で希釈した陰極析出型電着塗料組成物
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