JPH06316440A - 透光性酸化亜鉛薄膜を形成するための溶液組成物 - Google Patents
透光性酸化亜鉛薄膜を形成するための溶液組成物Info
- Publication number
- JPH06316440A JPH06316440A JP40701690A JP40701690A JPH06316440A JP H06316440 A JPH06316440 A JP H06316440A JP 40701690 A JP40701690 A JP 40701690A JP 40701690 A JP40701690 A JP 40701690A JP H06316440 A JPH06316440 A JP H06316440A
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- Japan
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- thin film
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ガラスやセラミツクス等からなる基盤上に透光
性酸化亜鉛薄膜を形成するための溶液組成物を提供する
ことにある。 【構成】n−吉草酸亜鉛やn−カプロン酸亜鉛のような
炭素数3〜7の脂肪酸の亜鉛塩又は亜鉛アセチルアセト
ネートのような炭素数5〜8のジケトンの亜鉛キレート
化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の亜鉛化
合物を有機溶剤に溶解してなる溶液組成物。
性酸化亜鉛薄膜を形成するための溶液組成物を提供する
ことにある。 【構成】n−吉草酸亜鉛やn−カプロン酸亜鉛のような
炭素数3〜7の脂肪酸の亜鉛塩又は亜鉛アセチルアセト
ネートのような炭素数5〜8のジケトンの亜鉛キレート
化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の亜鉛化
合物を有機溶剤に溶解してなる溶液組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスやセラミツクス
等からなる基盤上に透光性酸化亜鉛薄膜を形成するため
の溶液組成物に関する。
等からなる基盤上に透光性酸化亜鉛薄膜を形成するため
の溶液組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】透光性酸化亜鉛薄膜は、極めて鋭敏な紫
外線遮断機能を有しているので、近年のエコロジーやバ
イオロジーの分野の技術の発展に伴つて、生物学的な見
地から照明、温室、微生物関係のガラスの表面処理等に
おいて注目されている。従来、酸化亜鉛薄膜を形成する
方法としては、予め加熱した基盤に酢酸亜鉛の水溶液を
噴霧するスプレー法(J. Material Science, 22 (1987)
1379-1384)、真空中、直接に基盤上に成膜するスパツタ
法(Jpn. J. Appl. Phys., 24, L781(1985))、亜鉛化
合物を含む有機溶媒を塗布した後、焼成する塗付法 (J.
Mate-rials Science Letters, 9 (1990) 127-129)等が
知られている。
外線遮断機能を有しているので、近年のエコロジーやバ
イオロジーの分野の技術の発展に伴つて、生物学的な見
地から照明、温室、微生物関係のガラスの表面処理等に
おいて注目されている。従来、酸化亜鉛薄膜を形成する
方法としては、予め加熱した基盤に酢酸亜鉛の水溶液を
噴霧するスプレー法(J. Material Science, 22 (1987)
1379-1384)、真空中、直接に基盤上に成膜するスパツタ
法(Jpn. J. Appl. Phys., 24, L781(1985))、亜鉛化
合物を含む有機溶媒を塗布した後、焼成する塗付法 (J.
Mate-rials Science Letters, 9 (1990) 127-129)等が
知られている。
【0003】これらのうち、第1の方法は、高温に加熱
した基盤に高温下で酢酸亜鉛の水溶液をスプレーで吹き
付けるために、均一な薄膜を得るためには、自ら基盤の
形状に制約を受ける。第2の方法は、真空下での処理を
必要とするので、適用し得る基盤の大きさに制限がある
と共に、装置が高価であり、しかも、量産性に劣る。第
3の方法は、費用が低廉で、量産性に富む方法といえ
る。しかし、この方法において用いられる2−エチルヘ
キサン酸亜鉛のブタノール溶液は、市販されている周知
の金属石ケンの一つであるが、ガラス基盤等に塗布後、
乾燥器等で溶媒を揮散させるときに、溶液の濃度とは関
係なく、その化合物自体のもつ表面張力で収縮するの
で、均一な薄膜を得るのが極めて困難である。
した基盤に高温下で酢酸亜鉛の水溶液をスプレーで吹き
付けるために、均一な薄膜を得るためには、自ら基盤の
形状に制約を受ける。第2の方法は、真空下での処理を
必要とするので、適用し得る基盤の大きさに制限がある
と共に、装置が高価であり、しかも、量産性に劣る。第
3の方法は、費用が低廉で、量産性に富む方法といえ
る。しかし、この方法において用いられる2−エチルヘ
キサン酸亜鉛のブタノール溶液は、市販されている周知
の金属石ケンの一つであるが、ガラス基盤等に塗布後、
乾燥器等で溶媒を揮散させるときに、溶液の濃度とは関
係なく、その化合物自体のもつ表面張力で収縮するの
で、均一な薄膜を得るのが極めて困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の透光
性酸化亜鉛薄膜を得るための方法における上記した問題
を解決するためになされたものであつて、上記第3の方
法である基布法の改良にかかり、透光性酸化亜鉛の均一
な薄膜を基盤上に容易に且つ低廉に形成することができ
る溶液組成物を提供することを目的とする。
性酸化亜鉛薄膜を得るための方法における上記した問題
を解決するためになされたものであつて、上記第3の方
法である基布法の改良にかかり、透光性酸化亜鉛の均一
な薄膜を基盤上に容易に且つ低廉に形成することができ
る溶液組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による透光性酸化
亜鉛薄膜を形成するための溶液組成物は、炭素数3〜7
の脂肪酸の亜鉛塩又は炭素数5〜8のジケトンの亜鉛キ
レート化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の
亜鉛化合物を有機溶剤に溶解してなることを特徴とす
る。
亜鉛薄膜を形成するための溶液組成物は、炭素数3〜7
の脂肪酸の亜鉛塩又は炭素数5〜8のジケトンの亜鉛キ
レート化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の
亜鉛化合物を有機溶剤に溶解してなることを特徴とす
る。
【0006】本発明による溶液組成物においては、亜鉛
化合物として、炭素数3〜7の脂肪酸の亜鉛塩又は炭素
数5〜8のジケトンの亜鉛キレート化合物が用いられ
る。炭素数3〜7の脂肪酸の亜鉛塩としては、例えば、
n−吉草酸亜鉛やn−カプロン酸亜鉛を好ましい例とし
て挙げることができ、また、炭素数5〜8のジケトンの
亜鉛キレート化合物としては、例えば、亜鉛アセチルア
セトネートを好ましい例として挙げることができる。こ
れら亜鉛化合物は、単独で、又は混合物として用いるこ
とができる。
化合物として、炭素数3〜7の脂肪酸の亜鉛塩又は炭素
数5〜8のジケトンの亜鉛キレート化合物が用いられ
る。炭素数3〜7の脂肪酸の亜鉛塩としては、例えば、
n−吉草酸亜鉛やn−カプロン酸亜鉛を好ましい例とし
て挙げることができ、また、炭素数5〜8のジケトンの
亜鉛キレート化合物としては、例えば、亜鉛アセチルア
セトネートを好ましい例として挙げることができる。こ
れら亜鉛化合物は、単独で、又は混合物として用いるこ
とができる。
【0007】本発明による溶液組成物は、上記亜鉛化合
物を濃度1重量%以上にて溶解含有していることが好ま
しく、特に、5重量%以上にて解含有していることが好
ましい。このような溶液組成物を得るための有機溶媒と
しては、上記亜鉛化合物を好ましくは濃度1重量%以上
の濃度にて溶解する能力があり、且つ、ガラスやセラミ
ツクス等からなる基盤への付着性があればよく、例え
ば、n−ブタノール、ジメチルホルムアミド、アセチル
アセトン、エチルセルソルブ等のような比較的沸点の高
いアルコール、エステル、ケトン等が好ましく用いられ
る。
物を濃度1重量%以上にて溶解含有していることが好ま
しく、特に、5重量%以上にて解含有していることが好
ましい。このような溶液組成物を得るための有機溶媒と
しては、上記亜鉛化合物を好ましくは濃度1重量%以上
の濃度にて溶解する能力があり、且つ、ガラスやセラミ
ツクス等からなる基盤への付着性があればよく、例え
ば、n−ブタノール、ジメチルホルムアミド、アセチル
アセトン、エチルセルソルブ等のような比較的沸点の高
いアルコール、エステル、ケトン等が好ましく用いられ
る。
【0008】本発明によれば、このような溶液組成物を
基盤上に塗布し、焼成すれば、均一な透光性酸化亜鉛薄
膜を得ることができる。焼成温度は、通常、300〜6
00℃の範囲が好適であるが、特に、これに限定される
ものではない。
基盤上に塗布し、焼成すれば、均一な透光性酸化亜鉛薄
膜を得ることができる。焼成温度は、通常、300〜6
00℃の範囲が好適であるが、特に、これに限定される
ものではない。
【0009】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。 実施例1 n−吉草酸亜鉛10重量%及びアセチルアセトン90重
量%からなる溶液を調製し、これをガラス基盤に塗付し
た後、室温で30分、更に、110℃で30分乾燥し、
次いで、550℃で30分焼成して、透明な酸化亜鉛薄
膜を得た。この薄膜の透過率を図1に示すように、すぐ
れた紫外線遮断効果を有する。 実施例2 n−カプロン酸亜鉛5重量%及びn−ブタノール95重
量%からなる溶液を調製し、これをガラス基盤に塗付し
た後、室温で30分、更に、110℃で30分乾燥し、
次いで、550℃で30分焼成して、実施例1と同様
に、すぐれた紫外線遮断効果を有する透明な酸化亜鉛薄
膜を得た。 実施例3 亜鉛アセチルアセトネート5重量%、アセチルアセトン
47.5重量%及び酢酸エチル47.5重量%からなる溶液
を調製し、これをガラス基盤に塗付した後、室温で30
分、更に、110℃で30分乾燥し、次いで、550℃
で30分焼成して、実施例1と同様に、すぐれた紫外線
遮断効果を有する透明な酸化亜鉛薄膜を得た。
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。 実施例1 n−吉草酸亜鉛10重量%及びアセチルアセトン90重
量%からなる溶液を調製し、これをガラス基盤に塗付し
た後、室温で30分、更に、110℃で30分乾燥し、
次いで、550℃で30分焼成して、透明な酸化亜鉛薄
膜を得た。この薄膜の透過率を図1に示すように、すぐ
れた紫外線遮断効果を有する。 実施例2 n−カプロン酸亜鉛5重量%及びn−ブタノール95重
量%からなる溶液を調製し、これをガラス基盤に塗付し
た後、室温で30分、更に、110℃で30分乾燥し、
次いで、550℃で30分焼成して、実施例1と同様
に、すぐれた紫外線遮断効果を有する透明な酸化亜鉛薄
膜を得た。 実施例3 亜鉛アセチルアセトネート5重量%、アセチルアセトン
47.5重量%及び酢酸エチル47.5重量%からなる溶液
を調製し、これをガラス基盤に塗付した後、室温で30
分、更に、110℃で30分乾燥し、次いで、550℃
で30分焼成して、実施例1と同様に、すぐれた紫外線
遮断効果を有する透明な酸化亜鉛薄膜を得た。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明による組成物は、
亜鉛化合物として炭素数3〜7の脂肪酸の亜鉛塩又は炭
素数5〜8のジケトンの亜鉛キレート化合物を含み、こ
れらは、その溶液をガラス基盤等に塗布した後、加熱し
て、溶媒を揮散させるときに、その化合物自体のもつ表
面張力で収縮することがないので、均一で焼成遮断性に
すぐれる透光性酸化亜鉛薄膜を得ることができる。
亜鉛化合物として炭素数3〜7の脂肪酸の亜鉛塩又は炭
素数5〜8のジケトンの亜鉛キレート化合物を含み、こ
れらは、その溶液をガラス基盤等に塗布した後、加熱し
て、溶媒を揮散させるときに、その化合物自体のもつ表
面張力で収縮することがないので、均一で焼成遮断性に
すぐれる透光性酸化亜鉛薄膜を得ることができる。
【図1】は、本発明による透光性酸化亜鉛薄膜の透過率
を示すグラフである。
を示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】炭素数3〜7の脂肪酸の亜鉛塩又は炭素数
5〜8のジケトンの亜鉛キレート化合物よりなる群から
選ばれる少なくとも1種の亜鉛化合物を有機溶剤に溶解
してなることを特徴とする透光性酸化亜鉛薄膜を形成す
るための溶液組成物。 - 【請求項2】亜鉛塩がn−吉草酸亜鉛であることを特徴
とする請求項1記載の溶液組成物。 - 【請求項3】亜鉛塩がn−カプロン酸亜鉛であることを
特徴とする請求項1記載の溶液組成物。 - 【請求項4】亜鉛キレート化合物が亜鉛アセチルアセト
ネートであることを特徴とする請求項1記載の溶液組成
物。 - 【請求項5】亜鉛化合物の濃度が1重量%以上であるこ
とを特徴とする請求項1記載の溶液組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2407016A JPH07115888B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 透光性酸化亜鉛薄膜を形成するための溶液組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2407016A JPH07115888B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 透光性酸化亜鉛薄膜を形成するための溶液組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06316440A true JPH06316440A (ja) | 1994-11-15 |
| JPH07115888B2 JPH07115888B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=18516640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2407016A Expired - Lifetime JPH07115888B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 透光性酸化亜鉛薄膜を形成するための溶液組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07115888B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004256377A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Nippon Shokubai Co Ltd | 金属酸化物膜の製造方法 |
| WO2005121401A1 (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Adeka Corporation | 薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法 |
| JP2020172479A (ja) * | 2019-04-15 | 2020-10-22 | 日油株式会社 | カルボン酸亜鉛塩組成物およびそれを含有するカルボン酸亜鉛溶液 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0248403A (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-19 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 透明セラミックス被膜形成用塗布液および透明セラミックス被膜付基材 |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP2407016A patent/JPH07115888B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0248403A (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-19 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 透明セラミックス被膜形成用塗布液および透明セラミックス被膜付基材 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004256377A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Nippon Shokubai Co Ltd | 金属酸化物膜の製造方法 |
| WO2005121401A1 (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Adeka Corporation | 薄膜形成用原料及び薄膜の製造方法 |
| US7335783B2 (en) | 2004-06-14 | 2008-02-26 | Adeka Corporation | Thin film-forming material and method for producing thin film |
| JP2020172479A (ja) * | 2019-04-15 | 2020-10-22 | 日油株式会社 | カルボン酸亜鉛塩組成物およびそれを含有するカルボン酸亜鉛溶液 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07115888B2 (ja) | 1995-12-13 |
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